中 学 校
平 成12年 度
教 育 研 究 員 研 究 報 告 書
‑
東 京 都 教 育 委 員 会
平 成12年 度
教 育 研 究 員 名 簿(社 会)
〈地理的分野〉
区市町村名 学 校 名 氏 名
江 東 辰 巳 中 学 校 桐 野 和 之
目 黒 東 山 中 学 校 中 島 由美子
世 田 谷 砧 中 学 校 ○ 苅 込 希 八 王 子 四 谷 中 学 校 長 井 忍 青 梅 第 二 中 学 校 板 山 寛 久 調 布 第 四 中 学 校 高 岡 麻 美 多 摩 多 摩 永 山 中 学 校 立 川 裕
〈歴史的分野〉
区市町村名 学 校 名 氏 名
文 京 本 郷 台 中 学 校 入 子 彰 子 杉 並 東 田 中 学 校 池 本 り ゑ 板 橋 高 島 第 三 中 学 校 野 田 博 之 足 立 第 十 中 学 校 ◎ 菅 野 光 治 葛 飾 中 川 中 学 校 小 嶋 研 一 東 村 山 東 村 山 第 六 中 学 校 北 見 朱 美
◎ 世話人0副 世話人 担当 東 京都立教育研究所教科教育部指導主事 赤 坂 寅 夫
目 次
目 次
1234567812IH皿
全体 の研究構想図
研 究 主 題 及 び 主 題 設 定 の 理 由 地 理 的 分 野 の 研 究 内 容
地 理 的 分 野 の 研 究 副 主 題 及 び 副 主 題 設 定 の 理 由 検 証 授 業A・ 単 元 名 「中 華 人 民 共 和 国 」
単元名
単 元 設 定 の 理 由 単 元 の 目 標 学習指導計画 指導上 の留意点 本 時 の 展 開 授 業 の 概 要 授 業 の 考 察
3検 証 授 業B・ 単 元 名 「 ド イ ツ 連 邦 共 和 国 」
1■2004民URU
単元名
単 元 設 定 の 理 由 単 元 の 目標 学習指導計 画 本 時 の 展 開 授 業 の 考 察
4地 理 的 分 野 の 研 究 の ま と め と 今 後 の 課 題 IV歴 史 的 分 野 の 研 究 内 容
1歴 史 的 分 野 の 研 究 副 主 題 及 び 副 主 題 設 定 の 理 由 2検 証 授 業C・ 単 元 名 「葛 飾 の 近 代 化 の 歩 み 」
‑り自004に﹂農U7
単 元 名
単 元 設 定 の 理 由 単 元 の 目 標 学習指導 計画 本 時 の 展 開 授 業 の 概 要 授 業 の 考 察
3検 証 授 業D・ 単 元 名 「身 近 な 地 域 の 歴 史 一 本 郷 ・湯 島 界 隈 一 」 (1)単 元 名
(2) (3) (4) (51 (6)資 料 (7)
単 元 設 定 の 理 由 単 元 の 目 標 学 習 指 導 計 画 本 単 元 の 指 導 の 流 れ
単 元 の 評 価
4歴 史 的 分 野 の 研 究 の ま と め と 今 後 の 課 題
一1一
12333444445678101010101011141516161717171717191921222222222223232324
1全 体 の研 究 構 想 図
〈研 究 の 背 景 〉
○ 今後 の学 校 の あ るべ き姿(中 教 審 答 申等) ○新 しい社 会 科学 習 の 在 り方
・ 「生 き る力 」 の 育 成 ・内 容 の 厳 選
・ 「総 合 的 な学 習 の 時 間」 の導 入 ・基礎 基 本 の定 着
・生 涯 学 習 の基 礎 の 育成 ・調 べ 方 ・学 び 方 の 重 視
・完 全 学 校 週5日 制 の実 施 等 ・問題 解 決 的学 習等 、 主体的 な学習
〈そ れ ぞ れ の 立 場 に お け る課 題 〉
○ 生 徒 へ の期 待 ○教 師 の指 導 上 の課 題
・社 会 科 へ の 関 心 ・意 欲 ・分 か る授 業 の実 践
・自 ら課 題 を 見 付 け 、 追 究 ・考 察 す る力 ・多様 な学 習 方 法 の工 夫
・情 報 を 収 集 し、 選 択 ・活 用 す る力 ・内容 の精 選 及 び主 体 的 な学 習 に対
・公 正 に判 断 す る多 面 的 ・多 角 的見 方 ・考 応 す る指 導 計 画 の作 成
え方 ・新 しい教 材 の 開発 及 び指 導 法 の 開
・人 と か か わ る力、 か か わ ろ う と す る態 度 発
・自分 の考 え を適 切 に表 現 す る力 ・問題 解 決 的学 習等 、 主体的 な学 習 の評 価 の在 り方
《研 究 主 題 》
主 体 的 な学 習 を通 して、 調 べ方 ・学 び 方 を 身 に付 け る社 会 科 学 習 の工 夫
〈各 分 科 会 の 副 主 題 及 び ね ら い 〉
《地 理 的 分 野 副 主 題 》 《歴 史 的 分 野 副 主 題 》
具 体 的 な活 動 を通 して 、 地 理 的 事 象 を多 面 身 近 な地 域 の歴 史 を調 べ る学 習 を通 的 ・多 角 的 に 追 究 し、 適 切 に 表 現 す る 能 力 ・ して、 歴 史 の学 び方 を身 に付 け る学 習 態 度 を 育 て る学 習 指 導 の工 夫 指 導 の工 夫
○ 国 家 的 規 模 の 調 べ 学 習 にお いて 、 様 々 な方 ○ 地 域 の歴 史 的 事 象 を通 して、 歴 史 へ 法 で 情 報 を 収 集 し、 多 面 的 ・多 角 的 に追 究 の 関 心 を 高 め る 。
す る 方 法 を 身 に 付 け さ せ る。 ○ 身 近 な 事 柄 を 調 べ る こ と に よ り、 歴
○追 究 した結 果 を 自分 な りの 方 法 、 地 理 的 な 史 を学 ぶ 意 欲 を高 め、 歴 史 の学 び方 方 法 で 表現 す る能 力 を 身 に付 け させ る。 を 身 に 付 け さ せ る 。
一2一
皿 研究主題及 び主題設 定の理 由
研 究 主 題
主 体 的 な 学 習 を 通 して 、 調 べ 方 ・学 び 方 を 身 に 付 け る 社 会 科 学 習 の 工 夫
こ の 度 改 訂 さ れ た 新 学 習 指 導 要 領 に お け る 中 学 校 社 会 科 の 基 本 方 針 の 一 つ と して 「学 び 方 を 学 ぶ 学 習 」 の 充 実 が あ げ られ て い る 。 「学 び 方 を 学 ぶ 」 と は 、 学 習 の 過 程 を 重 視 し、 学 習 の 過 程 に お い て 調 べ 方 や 学 び 方 、 社 会 的 事 象 の 見 方 や 考 え 方 を 身 に 付 け る こ と を 意 味 す る 。
こ れ ま で の 社 会 科 教 育 で は 、 「知 識 偏 重 」 と か 「詰 め 込 み 教 育 」 と い う 語 句 に 代 表 さ れ る よ う に 、 学 習 の 経 過 よ り学 習 の 結 果 に 重 点 を 置 く指 導 が な さ れ が ち で あ っ た 。 い か に 多 く の 知 識 を 正 確 に 記 憶 して い る か が 社 会 科 の 学 力 を 測 る基 準 と して 重 視 さ れ 、 ペ ー パ ー テ ス トに よ る 評 価 が 中 心 と さ れ て き た 。 そ の 結 果 、 生 徒 た ち の 学 習 は受 け 身 が ち に な り 、 応 用 力 や 発 展 性 の 乏 し い 知 識 を 定 着 さ せ る た め に 苦 労 し、 社 会 科 が 嫌 い に な る生 徒 も 少 な くな か っ た 。 ま た 、 そ の よ う に して 苦 労 して 身 に 付 け た 知 識 の 中 に は 、 変 化 の 激 しい 現 代 社 会 に お い て は 陳 腐 化 し、 役 に立 た な く な る もの も 出 て き て 、 知 識 中 心 の 学 習 の 限 界 が 見 え て き た。
こ の 変 化 の 激 し い社 会 に 主 体 的 に 生 きて い くた あ に は 、 常 に新 しい もの を学 び 続 けて い く資 質 ・ 能 力 ・態 度 が 不 可 欠 で あ る 。 そ の た め に は、 基 礎 ・基 本 を し っか り と身 に 付 け た 上 で 、 自分 に 必 要 な 知 識 や 技 能 を 獲 得 して い く生 涯 学 習 の 基 礎 と して の 技 術 を 身 に 付 け て い く こ とが 重 要 で あ る。
主 題 と して 設 定 し た 「調 べ 方 ・学 び 方 を 身 に 付 け る社 会 科 学 習 」 と は 、 そ の よ う な 技 術 を 身 に 付 け る こ と を 目 的 と し た 学 習 を 意 味 して い る。 ゆ と り あ る 学 習 環 境 の 下 、 課 題 を 自 分 で 設 定 し、 そ の 課 題 を 解 決 す る た め に 、 様 々 な 資 料 ・情 報 を 様 々 な 方 法 で 収 集 し、 そ こ で 得 た 情 報 を 多 面 的 ・多 角 的 に 考 察 し、 そ の 結 果 を ま と あ た り 、 発 表 した り 、 互 い の 意 見 を 交 換 し合 っ た り と い う 過 程 を 重 視 し た 学 習 に よ っ て 公 正 な 判 断 力 を 育 成 し、 公 民 と して の 基 礎 的 資 質 を 培 う と と も に 、 社 会 科 学 習 の 「学 び 方 を 学 ぶ 」 こ と が で き る と考 え 、 こ の 課 題 を 設 定 し た 。
皿 地理 的分野 の研究 内容
1地 理 的 分 野 研 究 副 主 題 及 び 副 主 題 設 定 の 理 由
具 体 的 な 活 動 を 通 し て 、 地 理 的 事 象 を 多 面 的 ・多 角 的 に 追 究 し 適 切 に 表 現 す る能 力 ・態 度 を 育 て る 学 習 指 導 の 工 夫
従 来 の 地 理 的 分 野 の 学 習 で は 、 時 間 的 な 制 約 や 指 導 の マ ン ネ リ化 、 ま た 地 誌 学 習 が 中 心 で あ っ た こ と も あ り 、 学 習 の 過 程 よ り も 学 習 し た 結 果 を 優 先 し た 指 導 に 偏 り が ち で あ っ た 。 本 来 、 地 誌 学 習 に お い て も 「調 べ 方 ・学 び 方 を 身 に 付 け る 」 た め の 過 程 を 重 視 す べ き で あ っ た が 、 知 識 や 語 句 に つ い て の 調 べ 学 習 に 終 始 し て し ま っ た り 、 調 査 の 時 間 を あ ま り 確 保 せ ず に 不 十 分 な ま ま で 発 表 さ せ て 、 ま と め の プ リ ン トで 内 容 の 補 足 を す る と い っ た 指 導 に な り が ち な 傾 向 が あ っ た 。
し か し 、 今 回 の 学 習 指 導 要 領 の 改 訂 に お い て 、 従 来 の 項 目 を 再 編 成 し、 「地 域 の 規 模 に 応 じ た
一3一
調 査 」 と い う項 目 が 新 設 さ れ 、 「調 べ 方 ・学 び方 を 身 に付 け る」 過 程 を 重 視 し た 学 習 が 展 開 さ れ る こ と に な っ た。 新 しい 地 理 的 分 野 の 目 標 の 一 つ に 「地 域 調 査 な ど具 体 的 な 活 動 を 通 して 地 理 的 事 象 に 関 す る関 心 を 高 あ、 様 々 な 資 料 を 適 切 に 選 択 、 活 用 して 地 理 的 事 象 を 多 面 的 、 多 角 的 に 考 察 し、 公 正 に 判 断 す る と と も に 適 切 に 表 現 す る 能 力 ・態 度 を 育 て る」 こ と が あ げ られ て い る。
こ れ か らの 地 理 的 分 野 に お け る 学 習 は 、 生 徒 の 興 味 ・関 心 を 生 か し、 自 ら課 題 を 設 定 し、 様 々 な 資 料 や 情 報 を 収 集 し、 整 理 して 多 面 的 ・多 角 的 に 追 究 して 地 域 的 特 色 を と ら え 、 自 分 な り の 方 法 、 地 理 的 な 方 法 で 表 現 す る 学 習 が 求 め られ て い る 。
そ こ で 今 年 度 は 、 「地 理 的 分 野 に お け る学 び 方 」 を 学 ぶ た あ に 、 学 習 過 程 を 重 視 し、 上 記 の よ う な 副 主 題 を 設 定 し た。 副 主 題 の 内 容 を 整 理 す る と 、 私 た ち が 特 に 大 切 だ と 考 え た 能 力 ・態 度 は以 下 の3点 に集 約 さ れ る。
① 様 々 な 方 法 で 主 体 的 に 情 報 を 収 集 し、 活 用 ・整 理 す る 能 力
② 追 究 した 結 果 に つ い て 自 分 な り の 方 法 、 地 理 的 な 方 法 で 表 現 す る 能 力
③ 情 報 を 収 集 した り 表 現 し た りす る 過 程 で 、 人 と 積 極 的 に 関 わ り、 人 と の 関 わ り を 通 して 自 らの 考 え を 工 夫 ・発 展 さ せ て い こ う と す る 態 度
2検 証 授 業A
(1)単 元 名 「中 華 人 民 共 和 国 」
(新 学 習 指 導 要 領 ② 地 域 の 規 模 に 応 じ た 調 査 ウ 世 界 の 国 々) (2)単 元 設 定 の 理 由
中 国 に つ い て の 生 徒 の 興 味 ・関 心 は 、 人 口 や 食 文 化 、 我 が 国 に っ な が る 歴 史 ・文 化 な ど 、 多 種 多 様 で あ る 。 そ こ で 、 本 単 元 で は 生 徒 自 ら が 様 々 な 情 報 を 収 集 し 、 そ れ を 整 理 し 、 多 面 的 ・多 角 的 に 追 究 す る こ と か ら 地 域 的 特 色 を と ら え さ せ る 方 法 を 考 え た 。
(3)単 元 の 目 標
ア 中 国 に っ い て の 学 習 課 題 を 自 ら 設 定 し 、 追 究 す る こ と で 、 中 国 に 関 す る 関 心 を 高 め 、 生 徒 が 主 体 的 に 学 習 す る 態 度 を 育 て る 。
イ 中 国 に っ い て の 調 べ 学 習 を 通 し て 、 地 図 ・統 計 ・書 籍 ・ ネ ッ ト ワ ー ク な ど か ら の 情 報 を 適 切 に 選 択 し、 活 用 す る 能 力 を 身 に 付 け さ せ る 。
ウ 地 図 や 図 表 ・ グ ラ フ な ど の 資 料 を 利 用 し て 発 表 す る こ と で 、 地 理 的 な 表 現 力 を 身 に 付 け さ せ る 。
工 班 や 学 級 で 学 習 の 成 果 を 発 表 す る 活 動 を 通 し て 、 ま と め 方 や 発 表 の 方 法 の 基 礎 を 身 に 付 け さ せ る 。
オ 中 国 に っ い て の 学 習 課 題 を 自 ら設 定 し 、 追 究 す る 学 習 を 通 し て 、 中 国 の 国 家 的 規 模 の 地 域 的 特 色 を と ら え さ せ る 。
(4>学 習 指 導 計 画(8時 間 扱 い)
時 学 習 内 容 学 習 活 動 支 援 ・表 現 活 動 の工 夫 資 料 等 第
1 時
イ メ ー ジ づ く り ・身 近 な 中 国 に 関 係 す る も を 発 表 す る。(実 物)
・ 日本 と 中 国 と の 貿 易
・身 近 な もの の 中 に、 中 国 製 の もの が あ る こ と を 気 付 か せ る 。
中 国 に 関 係 あ る も の ワ ー ク シ ー ト
ー
一4一
時 学 習 内 容 学 習 活 動 支援 ・表現 活 動 の工 夫 資 料 等 第
2 時
中 国 につ いて の 基 礎 理 解
・人 口 、 面 積 、 都 市 、 自 然 な ど を 、 ビ デ オ 教 材 を 利 用 し て 、 学 習 す る 。
・人 口 、 面 積 、 都 市 、 自 然 な ど基 礎 的 な 資 料 を 読 み と らせ る。
地 図 帳 ・資 料 集 ・ ビ デ オ ・
ワ ー ク シ ー ト
第 3 時
調 べ 学 習 の 説 明 学 習 課 題 の 設 定
・6つ の 学 習 項 目 の 中 か ら1っ 選 択 し、 学 習 班 を 編 成 す る。
・自分 の 学 習 課 題 を 設 定 し、 カ ー ドに 記 入 す る 。
・教 科 書 や 資 料 集 ・地 図 帳 な ど 身 近 な 資 料 で 調 査 す る。
・今 後 の 調 査 方 法 や 内 容 を 検 討 す る。
・学 習 班 で 、 各 自 の 学 習 課 題 が 重 複 し な い よ う
に調 整 す る 。
・学 習 課 題 設 定 の 理 由 を 明 確 に さ せ 、 結 果 を 予 想 さ せ る 。
・課 題 解 決 で き る よ う に 図 書 の整 備 な ど を 行 う。
地 図 帳 資 料 集
ワ ー ク シ ー ト 学 習 課 題 の 掲 示 用 カ ー ド
第 4
・
5 時
調 べ 学 習 ・図 書 室 の 書 籍 な ど で、 学 習 課 題 に っ い て 調 べ る 。
・わ か ら な い 点 を 質 問 カ ー ドに ま と め る。
・調 べ 学 習 が 適 切 に進 む よ うに、 図 書 館 司書 や 公 立 図 書 館 の協 力 を 得
なが ら支援 す る。
図 書 室 質 問 カ ー ド
第 6 時
調 べ 学 習 「中 国 の方 に 直接 聞 い て み よ う。」(本 時)
・中 国 の 方 に 来 校 して い た だ き、
質 問 に 答 え て も ら う。
・学 習 課 題 に っ い て 調 べ る 。
・中 国 の 方 に 質 問 す る 。
・市 国 際 交 流 セ ン タ ー の 協 力 を 得 て 、 中 国 の 方
か ら話 を う か が う。
図書室
第 7 時
調 べ学 習 の ま と め
発 表 準 備
・画 用 紙 パ ネ ル3〜5枚 で 、 調 べ た こ と を ま と め る 。(3分 程 度 の 内 容)
・学 習 班 で 発 表 の 練 習 を 行 う
・図 表 ・地 図 や ク イ ズ な ど を 利 用 して 、 調 べ た こ と の ま と め や 発 表 を 工 夫 さ せ る。
図書室
第 8 時
発 表 相互 評 価
自 己評 価 ま とめ
・学 習 班 を い く っ か の グ ル ー プ に 分 け て 、 学 級 で 発 表 す る。
・ 自 己 評 価 を さ せ る。
・学 級 の 中 で、 発 表 の 相
互 評 価 を さ せ る 。 評価用紙
(5)指 導 上 の 留 意 点
ア 学 習 課 題 の 設 定 と 学 習 班 の 編 成(興 味 や 関 心 を ど の よ う に 引 き 出 す か)
。右 の6っ の 学 習 項 目 の 中 か ら1っ を 選 択 さ せ て 、 学 習 班 を 編 成 す る 。
・各 自 の 学 習 課 題 は 学 習 項 目 の 内 容 に そ っ て 自 由 に 設 定 す る 。 た だ し、 学 習 班 の 中 で は 、 重 複 し な い よ う に 調 整 さ せ る 。
・8人 以 上 の 学 習 班 が で き た 場 合 は 、 学 習 項 目 を 分 割 し、 学 習 班 を 再 編 成 す る 。
○ 生 活 ・習 慣 ・文 化 を 調 べ よ う。
○ 自 然 ・地 形 ・気 候 を 調 べ よ う。
○ 農 業 ・工 業 ・資 源 を 調 べ よ う。
○ 人 口 問 題 ・民 族 ・地 域 を 調 べ よ う 。
○ 政 治 ・経 済 ・貿 易 を 調 べ よ う。
019〜20世 紀 の 中 国 の 歴 史 を 調 べ よ う。
・学 習 班 で は 、 資 料 の 収 集 ・ ま と あ や 発 表 の 準 備 に あ た っ て 、 お 互 い に 協 力 す る よ う に 指 導 す る 。
一5一
イ 調 べ 学 習 に つ い て(調 べ る 内 容 を ど の よ う に 深 め て い く か)
・学 習 課 題 が 設 定 で き た 段 階 で、 は じ め に 教 科 書 ・地 図 帳 ・資 料 集 な ど 最 も 身 近 な 教 材 で 調 査 活 動 を 行 い 、 学 習 課 題 の 結 果 を 予 想 さ せ る 。
・図 書 館 司 書 や 公 立 図 書 館 の 協 力 を 得 て、 図 書 館 内 の 図 書 の 整 備 を す す め る 。
・市 国 際 交 流 セ ン タ ー の 協 力 を 得 て、 中 国 の 方 か ら 直 接 話 を 聞 い た り 、 質 問 す る 機 会 を つ く る 。
ウ ま と め ・発 表 に っ い て(地 理 的 な 資 料 を 活 用 し 、 発 表 を 工 夫 で き る か)
・各 自 、 画 用 紙3〜5枚 程 度 に 内 容 を ま と め る。 ま と あ は 図 表 ・統 計 資 料 ・地 図 な ど を う ま く 活 用 さ せ る 。 ク イ ズ を 入 れ る な ど 、 発 表 内 容 を 工 夫 さ せ る 。
・発 表 に っ い て は 、 班 を い くつ か の グ ル ー プ に 分 け た ポ ス タ ー セ ッ シ ョ ン 形 式 で 行 い 、 相 互 に 発 表 内 容 の 評 価 を さ せ る 。
(6)本 時 の 展 開
学 習 内 容 ・学 習 活 動 教 師 の支 援 ・表 現 活 動 の工 夫 資 料
・歓 迎 の 言 葉(社 会 科 係) ・外 国 人 の 方 と 適 切 な コ ミュ ニ ・中 国 人 ゲ ス ト
全 ・中 国 人 ゲ ス ト テ ィ ー チ ャ ー の 紹 介 と ケ ー シ ョ ン が と れ る よ う 促 す 。 テ ィ ー チ ャ ー
体 あ い さ つ ・前 時 に 『質 問 カ ー ド』 を 書 か の 自 己紹 介 文
z ・い くっ か の 質 問 に 答 え て も ら う。 せ て お き 、 全 体 の 場 で 、 い く ・地 図 帳
活
動
〔 轡 聖 繍鰯 £ 制
っ か の 質 問 を 取 り 上 げ る 。・学 習 班 ご と の 活 動 が 行 え る よ
・質 問 カ ー ド
・今 日の授 業 の進 あ方 の 説 明 よ う に 指 導 す る 。
・学 習 班 ご と(10名 程 度)に 、 各 個 人 が ・自 分 で 調 べ た 内 容 を、 自 分 の ・画 用 紙 パ ネ ル 設 定 した学 習 課 題 の 中間発 表 を行 う。 言 葉 で わ か りや す く発 表 す る ・ ワ ー ク シ ー ト
(図 書 室 の カ ウ ン タ ー 内) よ う に 指 導 す る。 ・参 考 資 料 画 用 紙 パ ネ ル2〜4枚 を使 用 す る ・画 用 紙 パ ネ ル で は 、 文 字 情 報
画 用 紙 パ ネ ル で は 、 地 図 ・統 計 ・ を 少 な く して 、視 覚 的 に ア ピー
学 写 真 ・イ ラ ス トな ど を 利 用 す る。 ル さ せ る よ う に 工 夫 さ せ る。
習 班
・学 習 課 題 設 定 の理 由 ・調 べ学 習 を通 ・学 習 課 題 に つ い て 整 理 さ せ る で し て わ か っ た こ と も発 表 す る。 ま た、 と と もに 、課 題 設定 や 調 査 方
の
活 調 べ て も わ か ら な か っ た こ と、 理 解 法 ・ま とめ方 の 問題 点 を指 摘 動 で き な か っ た こ と も発 表 す る 。 す る 。
・外 国 人 ゲ ス トテ ィ ー チ ャ ー に 発 表 を ・外 国 の 方 と の コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ 聞 い て も ら い 、 ア ドバ イ ス を受 け る。 ン の 取 り方 に つ い て 学 ば せ る。
・発 表 を 行 って い な い 班 は、 班 の 中 で ・他 の生 徒 の発 表 を見 聞 す る こ ・画 用 紙 パ ネ ル の 発 表 の 練 習 や 個 人 の 調 査 活 動 ・ま とで、 内容 や表 現 方 法 を工 夫 ・ ワ ー ク シ ー ト
と め 作 業 を 行 う。 さ せ る 態 度 を っ く ら せ る。 ・参 考 資料
・キ ャ ッ チ フ レ ー ズ(見 出 し ・ タ イ ト ・発 表 内 容 の 中 で 、 自分 が一 番 ・画 用 紙 パ ネ ル
ま ル)を 作 成 す る。 中 国 の特 色 だ と考 え る こ とが
と ・外 国 人 ゲ ス ト テ ィ ー チ ャ ー(2名) ら を キ ャ ッ チ フ レ ー ズ と し て 、
あ に 直 接 話 を 聞 く。 自分 の言 葉 で 適 切 に ま とめ さ
・お礼 の言 葉(社 会科 係) せ る 。
一6一
◇ 評 価 の 観 点
ア 地 図 ・統 計 資 料 な ど を 活 用 し て 、 地 理 的 に 、 視 覚 的 に 表 現 す る こ と が で き た か 。 イ 発 表 内 容 を 自 分 の 言 葉 で 表 現 す る こ と が で き た か 。
ウ 外 国 人 と コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン を と ろ う と す る 態 度 が で き た か 。
工 他 の 生 徒 の 発 表 を 見 聞 し た り 、 キ ャ ッ チ フ レ ー ズ づ く り を 通 し て 、 自 分 の 発 表 内 容 や 調 べ 方 を 工 夫 し よ う と す る 態 度 が で き た か 。
オ 調 べ た 内 容 か ら 、 中 国 の 地 域 的 特 色 を キ ャ ッ チ フ レ ー ズ と し て ま と あ る こ と が で き た か 。
(7)授 業 の 概 要
ア 各 生 徒 の 興 味 ・ 関 心 に 応 じ て 学 習 項 目 を 選 択 さ せ た た め 、 人 数 に か た よ り が 生 じ た 。 こ の た め 、 下 記 の 通 り 、 一 部 の 班 は 分 割 し、 一 部 の 班 は 統 合 し 、8班 と し た 。
① 生 活 ・文 化 ・習 慣 を 調 べ よ う(11名)→ 食 文 化 と そ の 他 の2班 に 分 割 し た 。
② 自 然 ・地 形 ・気 候 を 調 べ よ う(11名)→ 気 候 と 自 然 ・地 形 の2班 に 分 割 し た 。
③ 農 業 ・産 業 ・地 域 を 調 べ よ う(1名)→ ⑤ と 統 合 し た 。
④ 人 口 問 題 ・民 族 ・地 域 を 調 べ よ う(8名)→ 人 口 問 題 と 民 族 ・地 域 の2班 に 分 割 し た 。
⑤ 政 治 ・経 済 ・貿 易 を 調 べ よ う(4名)→ ③ と 統 合 し た 。
⑥19世 紀 〜20世 紀 の 歴 史 を 調 べ よ う(4名)
イT市 国 際 交 流 セ ン タ ー よ り 紹 介 を う け た 市 内 在 住 の 中 国 人 ゲ ス ト テ ィ ー チ ャ ー2名 を お 迎 え し 、 生 徒 の 発 表 を 聞 い て も ら い 、 感 想 や 意 見 を 伺 っ た 。
ウ 中 間 発 表 を 行 っ て い な い 班 は 、 各 自 の 調 査 活 動 ・ ま と あ ・キ ャ ッ チ フ レ ー ズ づ く り な ど の 作 業 を 行 う 時 間 に し た 。
工 授 業 全 体 を 図 書 室 で の 活 動 を 中 心 に 行 い 、 図 書 の 検 索 や 調 べ 学 習 に つ い て は 図 書 館 司 書(1名)の 協 力 を 得 た 。 ま た 、 校 内 の 中 国 関 係 の 蔵 書 が 少 な い の で 、T市 の 公 立 図 書 館 か ら 中 国 に 関 係 す る 図 書(約50冊)を 借 り 受 け て 、 調 べ 学 習 で 利 用 し た 。
一7一
学習班の図書室配置
入 口
中間 発 表 の会 場
1、 食 文 化 ・料 理(5名) 1、 生 活 ・文 化 ・習 慣(6名)
2、 気 候(5名) 2、 自然 ・地 形(6名)
白板
4、 人 口 問 題(4名)
3、 農 業 ・産 業 ・自 然(1名) 5、 政 治 ・経 済 ・貿 易(4名)
4、 民 族 ・地 域(4名)
6、19世 紀 〜20世 紀 の 歴 史(4名)
書架書架
書 架
(8)授 業 の 考 察
今 年 度 の 研 究 課 題 は の 一 つ は 、 「調 べ 方 ・学 び 方 を 身 に 付 け る 」 た め の 方 法 論 的 過 程 を 重 視 し て い る こ と で あ る 。 そ こ で 、 本 検 証 授 業 で は 以 下 の2点 の 実 施 を 主 眼 と し た 。 第 一 は 、 中 間 発 表 を 取 り 入 れ 、 「他 者 の 調 べ 方 を 知 る 」 と い う こ と が 、 自 ら の 「調 べ 方 」 に フ ィ ー
ド バ ッ ク で き る か ど う か 。 第 二 は 、 「自 ら の 言 葉 で 表 現 し、 発 表 す る 」 こ と で あ る 。
一g一
ア 「調 べ 方 」 に っ い て の 考 察
現 在 、 「調 べ る 」 こ と を 主 眼 に 置 い た 授 業 形 態 は 、 多 く の 教 師 に と っ て 暗 中 模 索 状 態 で あ る 。 実 際 に は 「調 べ る 」 こ と に 何 時 間 か か る か 、 ど の 国 、 地 域 を 調 べ る べ き か な ど 、 考 え な け れ ば な ら な い 点 が 多 い 。 学 年 、 学 校 事 情 な ど 、 ケ ー ス バ イ ケ ー ス で あ ろ う 。 検 証 授 業 を 行 っ た 学 校 は 、 司 書 教 諭 が 配 置 さ れ 、 図 書 館 も 整 備 さ れ 、 ま た 公 立 図 書 館 の 協 力 も 得 ら れ て 、 調 べ 学 習 に は 好 条 件 が 整 っ て い た 。 従 っ て 、 図 書 室 や 図 書 館 は じ め 、 イ ン タ ー ネ ッ トや 家 族 に 取 材 し た り な ど 、 様 々 な 方 法 で 多 様 な 情 報 ・資 料 を 収 集 し、 活 用 が さ れ て い た 。 ま た 、 本 実 践 の ね ら い で あ る 地 図 や グ ラ フ を 活 用 し た ま と め に っ い て も 、 発 表 の た め に 分 か り や す く と い う ね ら い が 明 確 で あ っ た の で 、 調 べ 学 習 の 目 当 て と し て 有 効 で あ っ た 。
し か し 、 本 時 の 授 業 で は 、 発 表 と 調 べ 学 習 と い う 形 で グ ル ー プ を 二 っ に 分 け 、 発 表 は こ れ ま で 調 べ て き た こ と を 中 間 発 表 と し て ゲ ス ト テ ィ チ ャ ー で あ る 中 国 の 方 に 聞 い て い た だ き 、 更 に 調 べ て 分 か ら な か っ た こ と を 質 問 す る と い う 形 式 で 行 っ た た め 、 調 べ 学 習 を 続 け る 生 徒 と 中 間 発 表 を 行 う 生 徒 を 分 け た こ と で 、 本 時 の 授 業 の ポ イ ン ト が ぼ や け 、 散 漫 に な っ た の は 残 念 で あ っ た 。
イ 「発 表 の 仕 方 」 に っ い て の 考 察
「発 表 の 仕 方 」 と い う 点 で 、 文 献 な ど の 既 存 の 情 報 を 単 純 に 引 き 写 し 、 そ の 棒 読 み で 終 え る 「従 来 の 発 表 」 か ら い か に 脱 却 す る か も 、 検 証 の ポ イ ン トで あ っ た 。 本 実 践 で は 、
あ く ま で 中 間 点 で は あ る が 、 副 主 題 に 則 っ た 「こ だ わ り 」 を も て た の で は な い か 。 発 表 の た め の 資 料 を 作 成 す る 際 、 自 分 が 調 べ た も の を 「地 図 化 す る 」、 「グ ラ フ 化 す る 」、 「イ ラ ス ト化 す る 」 作 業 は 、 自 分 の 中 で 内 容 を 咀 囑 し な け れ ば で き な い こ と で あ る 。 そ の 意 味 に お い て 「自 分 の 考 え を 自 分 の 言 葉 で 表 現 す る 」 と い う 本 研 究 の ね ら い が あ る 程 度 達 成 さ れ た と 考 え る 。
同 時 に 課 題 も 残 っ た 。 仮 に 自 分 と は 異 な る 他 者 の 調 べ 方 を 学 ん だ こ と で 、 自 分 の 学 び 方 を 軌 道 修 正 し よ う と し た 場 合 、 途 中 ま で 作 成 し ま と め た も の を 、 ど の よ う に 替 え て い
け ば よ い の か と い う 点 で あ る 。
本 実 践 に お い て は 、 「調 べ 方 」、 「発 表 の 仕 方 」、 そ し て 「他 者 の 調 べ 方 か ら 自 分 の 調 べ 方 を 学 ぶ 」 と い う 、 教 師 側 の 求 め る も の が 多 か っ た こ と か ら 、 特 に 、 「他 者 の 調 べ 方 か ら 自 分 の 調 べ 方 を 学 ぶ 」 と い う 点 に 関 し て は 、50分 と い う 時 間 的 な 制 約 も あ り 、 「何 を 調 べ て い る か 」 と い う 途 中 の 段 階 を 発 表 す る に 留 ま り 、 当 初 の 目 的 の 一 つ で あ っ た 「自 分 の 調 べ 方 を 他 者 に 伝 え る 」 を 果 た し た と は い え な い 。 生 徒 へ の 指 示 が 十 分 に と れ ず 、
曖 昧 に な っ た 点 も 反 省 点 と し て 挙 げ ら れ た 。
し か し 、 今 回 の 検 証 授 業 は 、 あ く ま で も 中 間 点 、 途 中 経 過 を 確 認 し た も の で あ る 。
「発 表 す る こ と を 前 提 と し た 調 べ 学 習 」 を 実 現 す る た め の プ ロ セ ス を 示 し た も の と い え る 。 今 後 の 調 べ 学 習 に お い て は 、 自 分 が 調 べ た 内 容 を ビ ジ ュ ア ル 化 し た デ ー タ で ど の よ う に ア ピ ー ル で き る か 、 発 表 の 仕 方 、 ま と め 方 に こ だ わ り た い 。
一g一
3検 証 授 業B
(1)単 元 名 「ド イ ッ 連 邦 共 和 国 」
(新 学 習 指 導 要 領(2)地 域 の 規 模 に 応 じ た 調 査 ウ 世 界 の 国 々)
② 単 元 設 定 の 理 由
「ド イ ッ 」 は1990年 、 世 界 が 注 目 す る 中 、 「東 西 統 一 」 を 成 し 遂 げ 、 国 の 面 積 も ほ ぼ 日 本 と 同 じ く ら い に な っ た 。 ま た 、 近 年 のEU諸 国 統 合 の 動 き の 中 で も そ の 中 心 的 役 割 を 果 た し 周 辺 の 国 々 と の 結 び っ き が 強 い 。 鉱 工 業 の 面 で は 古 く か ら ル ー ル 工 業 地 帯 の あ る 国 と し て 栄 え て 来 た 。 反 面 、 「環 境 問 題 」 も 深 刻 で 、 真 剣 に 取 り 組 ん で い る 。 そ う い う 点 で は 日 本 も 同 じ 工 業 国 と し て 学 ぶ べ き 点 が 多 い 。 日 本 と の っ な が り も 深 い の で 情 報 も 多 く 、 生 徒 の 関 心 も 高 い こ と か ら 、 「主 体 的 な 学 習 を 通 し て 調 べ 方 ・学 び 方 を 身 に 付 け る 学 習 」 と し て 適 切 で あ り 、 生 徒 の 興 味 ・関 心 を 生 か し た 課 題 を 設 定 し、 追 究 す る 学 習 方 法 を 考 え た 。 (3)単 元 の 目 標
ア.各 自 が ド イ ツ に 対 し て 抱 い た 興 味 ・関 心 か ら 適 切 な 学 習 課 題 を 設 定 し、 地 理 の 学 習 と し て 発 展 す る こ と が で き る よ う に す る 。
イ.調 べ 学 習 を 進 め る に 当 た っ て 、 地 図 帳 や 資 料 を 有 効 に 活 用 す る こ と が で き る よ う に す る 。 ウ.各 自 が 調 べ た 内 容 に っ い て 、 一 枚 の 地 図 に ま と め て 表 現 す る 力 を 身 に 付 け さ せ る 。 エ.各 自 が ま と あ た 内 容 に つ い て 、 自 分 の こ と ば で 表 現 で き る よ う に す る 。
オ.グ ル ー プ 発 表 で 他 の 人 の 話 に 耳 を 傾 け 、 自 分 の も の に し よ う と す る 態 度 を 身 に 付 け る 。 カ.ド イ ッ に っ い て 、 自 ら 課 題 を 設 定 し 、 追 究 す る 学 習 を 通 し て 、 ド イ ッ の 国 家 的 規 模 の
地 域 的 特 色 を と ら え さ せ る 。 (4>学 習 指 導 計 画(8時 間 扱 い)
時 学習内容 学 習 活 動 表現活動の工夫 資 料
第 ・EU諸 国 の 概 観 ・EU諸 国 の 特 徴 を っ か む。 ・ ヨ ー ロ ッ パ 諸 国 に っ い て ・ プ リ ン ト
1 (基礎 理 解) 知 って い る こ と を あ げ る。 Na1
時 ・ ビ デ オ
第 ・ イ メ ー ジ づ く り ・ ド イ ツ に 関 す る イ メ ー ジ ・各 自、 ド イ ツ に つ い て の ・ プ リ ン ト 2 ・学 習 課 題 の 設 定 づ く り イ メ ー ジ や 知 っ て い る こ No.2
時 ・学 習 課 題 の 設 定 と を 発 表 す る。
・ グ ル ー プ 分 け ・興 味 ・関 已・に 基 づ く グ ル ー ・グ ル ー プ 内 で 自 分 の 学 習 ・ プ リ ン ト
第 ・学 習 の 進 め 方 プ 分 け 。 課 題 を説 明 す る。 Na3
3 ・調 べ 学 習 ・自 分 の 設 定 し た 課 題 に っ ・地 図 に ま と め る 時 、 絵 や 地図帳 時 い て 地 図 に ま と め る 。 グ ラ フ を 使 っ て 見 や す く 資料集
ま と め る 。
第 ・調 べ 学 習 ・地 図 を 作 っ て み て わ か っ ・自 分 で 考 え た こ と を ま と ・ プ リ ン ト
4 ・地 図 の 完 成 た こ と 、 気 付 い た こ と な め る 。 Na3
時 ど を ま と め る 。
第 ・グ ル ー プ 内 の 小 ・自 分 の 作 り あ げ た 地 図 を ・自 分 の こ と ば で 表 現 す る。 ・ プ リ ン ト
5 発表 も と に わ か っ た こ と を 小 Na3
時 グ ル ー プ 内 で 発 表 す る 。
一10一
時 学習内容 学 習 活 動 表現活動の工夫 資 料
・再 構 成 ・グ ル ー プ 内 の 小 発 表 の 結 ・ま と め 方 が 文 字 ば か り に ・ プ リ ン ト
果 、 共 通 点 ・相 違 点 を話 な らな い よ う に 注 意 す る。 Na3
第 し合 う 。 ・ 自 分 た ち の 内 容 に 合 う ・ プ リ ン ト
6 ・本 発 表 に 向 け て 、 プ リ ン 「題 」 を っ け る 。 Na4
時 トNa4の 手 順 で グ ル ー プ
と し て の 発 表 に ま と あ あ げ る 。
(本時) ・ グ ル ー プ ご と に ま と あ た ・他 の グ ル ー プ の 人 た ち に ・ プ リ ン ト
第 7
・発 表 も の を 発 表 す る。 わ か る よ う に 工 夫 す る 。 Na5
時 ・ グ ル ー プ ご と の 発 表 を 聞 ・自 分 た ち の こ と ば で 表 現
き評 価 す る。 す る 。
・ ま と め ・新 た な 疑 問 点 の 整 理。 ・自 分 で も う 一 度 ドイ ッ の ・ プ リ ン ト
第 8
・新 た な 課 題 の 発 ・ 自分 の 中 で ドイ ッ に っ い キ ャ ッ チ フ レ ー ズ を っ け Na6
時 見 て わ か っ た こ と を ま と め る 。
る 。
◇ 単 元 の 評 価
ア.各 自 が ド イ ツ に 対 し て 抱 い た 興 味 ・関 心 か ら、 地 理 的 な 見 方 ・考 え 方 の 学 習 に 発 展 さ せ る こ と が で き た か 。
イ.調 べ る 学 習 を 進 あ る に 当 た っ て 適 切 な 資 料 を 選 択 す る こ と が で き た か 。 ウ.調 べ た 内 容 に っ い て 上 手 に 地 図 に 表 現 す る こ と が で き た か 。
エ.各 自 が ま と め た 内 容 に っ い て 自 分 の こ と ば で 表 現 し よ う と し た か 。 オ.グ ル ー プ 発 表 で 、 他 の 人 の 話 に 耳 を 傾 け 、 自 分 の も の に し よ う と し た か 。
カ.ド イ ッ に つ い て 自 分 で 調 べ る こ と と 他 の グ ル ー プ の 発 表 を 聞 く こ と に よ っ て 、 ド イ ツ の 地 域 的 特 色 を と ら え た か 。
(5)本 時 の 展 開
◇ 検 証 授 業 の ポ イ ン ト
① 自 分 た ち の 選 ん だ 学 習 課 題 に っ い て 地 図 や 資 料 を も と に 調 べ 、 考 え て 、 自 分 な り の 地 図 に 表 現 す る こ と が で き た か 。
② 発 表 活 動 を 通 じ 、 自 分 の こ と ば で 表 現 す る こ と が で き た か 。
③ 発 表 を 聞 く 活 動 を 通 じ 、 疑 問 点 を 質 問 す る な ど コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 能 力 が 育 っ た か 。
④ 自 分 た ち の 調 べ た 内 容 に っ い て 的 確 に 表 す 「題=キ ャ ッ チ フ レ ー ズ 」 を 付 け る こ と が で き た か 。
一11一
学 習 活 動 教 師 の 支 援 ・表 現 活 動 の工 夫 資料等
準 備
・各 グ ル ー プ ご と に テ ー マ に 沿 っ て 調 べ 、 ま と め て き た こ と を 発 表 す る準 備 を す る。(各 グ ル ー プ 、 前 半 ・後 半 で 発 表 ・説 明 す る 側 と 聞 く側 と に 分 か れ る)
・各 グ ル ー プ ご と に 発 表 活 動 を す る場 所 を 十 分 確 保 で き る よ う に 配 慮 す る。
・発 表 は5分 以 内 と す る。
・掲 示 用 パ ネ ル
・各 班 の発 表 用 模 造 紙
・現 物 資 料
・写 真 資 料
・ パ ン フ レ ッ ト
・ ワ ー ク シ ー ト
グ ル ー プ ご と の 発 表 活 動
・掲 示 用 パ ネ ル や 机 上 を 使 っ て、 各 グ ル ー プ ご と に ま と め た も の や 用 意 し た も の を 示 して 発 表 す る。
・時 間 を 区 切 っ て 発 表 す る人 を 決 め る。 そ れ 以 外 の 時 間 は他 の グ ル ー プ の 発 表 を 聞 き に 行 く 時 間 と す る。
〈主 な 発 表 グ ル ー プ 〉
・自然 ・環 境 ・観 光
・交 通 ・農 業
・工 業 ・暮 ら し
く予 想 さ れ る 発 表 活 動 〉
・模 造 紙 に ま と め て 発 表 す る。
・現 物 を 持 ち 寄 っ て 説 明 す る。
・観 光 パ ン フ レ ッ トな ど を 並 べ て 説 明 す る。
・ク イ ズ 等 を 入 れ て、 分 か り や す く楽 しめ る 発 表 に さ せ る。
・TTを 活 用 し、 半 々 に 分 か れ て そ れ ぞ れ の グ ル ー プ の 発 表 が ス ム ー ズ に行 わ れ る よ う 、 支 援 す る。
・時 間 内 で 全 て の 生 徒 が 自 分 た ち の 発 表 活 動 を 行 い、 ま た 、 他 の グ ル ー プ の 発 表 を 聞 い て 回 れ る よ う に 配 慮 す る。
・ワ ー ク シ ー トを 準 備 す る。
・記 入 しや す い よ う に 、 記 入 の た め の コ ー ナ ー を 作 る 。
ま と め
・各 グ ル ー プ の 発 表 に っ い て 、 ワー ク シ ー トに 自 己 評 価 ・相 互 評 価 を 記 入 す る。
・各 グ ル ー プ に 対 す る 質 問 が な い か 確 認 す る。
◇ 本 時 の 評 価
① 発 表 活 動 を 通 じ て 、 自 分 の こ と ば で 的 確 に 表 現 す る
こ と が で き た か 。
② 他 の グ ル ー プ の 発 表 を 聞 く 活 動 を 通 じ て 、 ワ ー ク シ ー ト に 要 点 な ど を 記 入 し、 自 分 の も の と し て 吸 収 す る こ
と が で き た か 。
攣欝 鍵纒難懸鍵1難
〈交 通 グ ル ー プ の 発 表 〉
一12一
◇会場 図
黒 板 自然 ・環 境(5名)
︹︹︹︹︹
ココココココ
凹 倒 ] 創 [ 閣 園
︹︹︹ー︹︹︹ 記入用机 ︺︺︺︺︺
工 業(7名)
観 光(10名)
机資料 模造紙
農 業(4名)
机資料
1机 資 料
UUU
l模.造 紙
暮 ら し(5名)
机 資 料1
模造紙
UUU
模 造 紙1
出 入 り 口
ク ル ー プ の 発 表 〉
一13一
(6)授 業 の 考 察
ア 自 分 た ち が 選 ん だ 学 習 課 題 に っ い て 、 地 図 や 資 料 を も と に 調 べ 、 考 え 、 自 分 な り に 地 図 に 表 現 す る こ と が で き た か 。
今 回 の 検 証 授 業 で は 、 最 初 に 学 習 テ ー マ を 設 定 す る 際 に 、 教 科 書 ・地 図 帳 ・ 資 料 集 か ら 読 み 取 れ る も の に 限 定 し て み た(第1時 参 照)。 間 口 を 最 初 か ら 「地 図 」 と い う こ と に 限 定 し た 結 果 、 生 徒 自 身 が 身 近 な 生 活 環 境 の 中 か ら 適 切 な 資 料 を 収 集 ・選 択 す る こ と が で き 、 自 ら 資 料 を 集 め よ う と し た 意 欲 が 見 ら れ た 。 ま た 、 全 体 指 導 計 画 そ の も の も 間 延 び を せ ず に 、 メ リ ハ リ に あ る も の と な っ た 。 さ ら に 、 発 表 内 容 を 地 図 に ま と め る と い
う 作 業 を 行 っ た た め 、 ど の 生 徒 も 地 理 的 な 表 現 の 仕 方 を 学 ぶ こ と が で き た 。 イ 発 表 活 動 を 通 じ 、 自 分 の 言 葉 で 表 現 す る こ と が で き た か 。
ポ ス タ ー セ ッ シ ョ ン 形 式 を 参 考 に し た 発 表 形 態 で あ っ た た め 、 全 員 自 分 た ち で 調 べ た 内 容 を 発 表 す る 時 間 と 機 会 が 与 え ら れ 、 調 べ た 内 容 に つ い て よ り 自 分 の 言 葉 で 話 そ う と 努 力 を し て い た 。 ま た 、 地 図 以 外 の 展 示 物 を 自 分 の 家 な ど か ら 持 参 し 、 聞 き 手 を 引 き っ け る 努 力 を 行 っ て い た 。 話 す だ け で な く 、 展 示 物 を 通 し て 表 現 す る 方 法 も あ り 、 生 徒 の プ レ ゼ ン テ ー シ ョ ン 能 力 は 高 ま っ た と 考 え ら れ る 。
ま た 、 発 表 者 は 、 同 じ説 明 を 数 回 、 違 う聞 き 手 に す る た あ 、 前 の 発 表 で わ か り づ ら か っ た 表 現 を 変 え た り し て 、 次 第 に 発 表 内 容 に 工 夫 を す る 班 も 多 く 見 ら れ た 。 こ う し た 表 現 方 法 の 工 夫 は 、 自 分 の こ と ば で 表 現 し よ う と す る 現 れ と 考 え ら れ る 。
ま た 、 ク イ ズ 形 式 を 取 り 入 れ た 発 表 が 多 か っ た 。 こ の こ と は 、 ク イ ズ を 考 え る こ と 自 体 が 調 べ て 得 た 知 識 を 自 分 の 言 葉 で 表 現 し よ う と し た 表 れ と 思 わ れ る 。 た だ 、 ク イ ズ の 質 問 内 容 や 選 択 肢 に 教 師 の 指 導 助 言 が 必 要 で あ る 。
ウ 発 表 を 聞 く活 動 を 通 じ 、 疑 問 点 を 質 問 す る コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 能 力 が 育 っ た か 。 ポ ス タ ー セ ッ シ ョ ン を 参 考 に し た 発 表 形 式 の 良 さ は 、 発 表 者 と 聞 き 手 と の 距 離 の 近 さ で あ る 。 実 際 、 生 徒 た ち は 、 積 極 的 に 意 見 交 換 や 質 問 を 行 っ て い た 。 こ う し た 相 互 の 交 流 は 、 楽 し い 雰 囲 気 を 生 み 、 生 き 生 き と 個 性 を 生 か し な が ら活 動 す る 場 面 を 作 る 。 こ の よ う な 場 面 を 数 多 く 設 定 す る こ と に よ っ て 、 主 体 的 な 学 習 の 深 化 が 生 ま れ る と 考 え ら れ る 。
し か し 、 今 回 の よ う な ポ ス タ ー セ ッ シ ョ ン を 参 考 に し た 発 表 形 式 は 、 教 室 よ り も 広 い 空 間 と50分 の 授 業 時 間 に 制 約 さ れ な い 時 間 を 必 要 と す る 。 ま た 、 生 徒 の 言 葉 に よ る 発 表 に 対 す る 評 価 の 在 り 方 も 課 題 で あ る 。
工 自 分 た ち の 調 べ た 内 容 に っ い て 、 的 確 に 表 す 「題 」 を っ け る こ と が で き た か 。
こ の 発 表 を 通 し て 、 自 分 た ち が 調 べ た ド イ ッ 像 と 、 聞 き 手 か ら 質 問 さ れ た こ と に 答 え る こ と に よ り さ ら に 深 く知 る こ と が で き た ド イ ッ 像 と が う ま く 組 合 わ さ れ ば 、 学 習 課 題 に 的 確 な 「題 」 を っ け る こ と が で き る と 思 わ れ る 。 ま た 、 聞 き 手 に 回 っ た と き に 得 た ド イ ッ 像 と が ミ ッ ク ス さ れ た こ と に よ る 再 構 築 に よ り 多 面 的 ・多 角 的 な 理 解 が で き る と 思 わ れ る 。
〈生 徒 が 考 え た 「題 」 の 例 〉
○ 進 歩 す る 国 ド イ ツ ○ 技 術 先 端 の 国 ド イ ツ
○ 自 然 と と も に 生 き る 国 ド イ ッ ○ 地 道 な 国 ド イ ツ
一14一
OEUの 一 番 星 ド イ ッ ○ 光 と 闇 の 国 ド イ ツ
4地 理 的 分 野 の 研 究 の ま と め と 今 後 の 課 題 (1)研 究 の ま と め
調 べ 学 習 の 実 践 は 、 以 前 よ り 行 わ れ て き た 。 し か し 、 た だ 調 べ て 終 わ り で あ っ た り 、 発 表 し て 終 わ り で あ っ た り し た 。 そ の 中 で は 、 生 徒 自 身 が 調 べ た こ と や 学 ん だ こ と を 十 分 に 理 解 ・活 用 す る こ と が 少 な か っ た 。 ま た 、 調 べ 学 習 の 結 果 の み を 重 視 し 、 経 過 を 軽 視 し が ち な 学 習 指 導 が 多 か っ た 。 そ の た め に 、 し っ か り と し た 調 べ 方 や 学 び 方 が 生 徒 自 身 の 力 (能 力)と し て な か な か 身 に 付 い て い か な い 傾 向 が み ら れ た 。 だ か ら こ そ 本 研 究 で は 、 学 び 方 や 調 べ 方 を し っ か り と 身 に 付 け さ せ る こ と を 重 視 し た 。
① 課 題 設 定 の 仕 方
生 徒 に 自 ら 課 題 を 設 定 さ せ る た め に 、 他 の 生 徒 の 課 題 も 参 考 に す る と い う 方 法 を 用 い た 。 こ れ は 、 他 と の か か わ り に よ り 自 分 の 学 び を 振 り 返 り 、 学 習 を 深 化 さ せ る こ と で よ
り 良 く学 ぶ こ と が で き る と 考 え た も の で あ る 。
② 適 切 な 表 現 活 動
た だ 単 に 調 べ た と い う 形 だ け で 終 わ ら せ ず 、 理 解 を 深 あ さ せ る た め に 、 調 べ る 途 中 段 階 で も 表 現 活 動 を す る と い う 方 法 を 用 い た 。 自 ら の 課 題 の テ ー マ の 適 切 な 表 現 や 学 習 し た こ と の キ ャ ッ チ フ レ ー ズ 化 な ど に よ り 、 自 分 の 考 え や 思 い を 表 現 す る 力 が 深 ま っ た 。
ま た 、 ま と め の 段 階 で 地 図 、 グ ラ フ 、 絵 な ど ビ ジ ュ ア ル 化 す る こ と も 重 視 し た 。 こ れ ら に よ っ て 、 自 分 で 調 べ た こ と を 地 理 的 に 表 現 し、 多 面 的 ・多 角 的 に 追 究 す る 調 べ 方 、 学 び 方 が 身 に 付 い た と 考 え る 。
③ 発 表 と 新 し い 課 題 の 発 見
で き る だ け 自 分 の 言 葉 で 表 現 し 、 発 表 す る こ と を 心 掛 け さ せ た 。 さ ら に 、 他 の 生 徒 か ら の 質 問 を 受 け る こ と で 学 習 を 深 め さ せ る こ と を 考 え た 。 ま た 、 発 表 や 質 問 を 受 け る こ と 、 他 の 生 徒 の 発 表 を 聞 く と い う 相 互 交 流 に よ り 、 新 た な 興 味 ・関 心 が 生 ま れ 、 さ ら に は 新 た な 課 題 を 見 付 け る こ と が で き た 。
② 今 後 の 課 題
調 べ 方 ・学 び 方 を 身 に 付 け る た め に 、 地 理 的 現 象 を 多 面 的 ・多 角 的 に 追 究 し、 そ れ を 具 体 的 な 活 動 を 通 し て 適 切 に 表 現 す る 能 力 ・態 度 を 育 て る 学 習 指 導 を 行 う に 当 た り 、 そ の 課 題 と し て 、1時 間 の 授 業 に 多 く の ね ら い を も っ た 授 業 は 困 難 で あ る こ と が 挙 げ ら れ る 。 ね ら い が 課 題 設 定 な の か 、 自 分 の 言 葉 で 適 切 に 表 現 す る こ と な の か 、 ビ ジ ュ ア ル 化 す る こ と な の か 等 を は っ き り さ せ る こ と が 必 要 で あ る 。 多 く の ね ら い を も っ た た め に 、 授 業 全 体 を 通 し て ポ イ ン ト が 定 ま ら な か っ た 。 二 っ 目 の 課 題 と し て 、 調 べ る 途 中 段 階 で の 表 現 活 動 を さ せ る こ と で 、 授 業 の 進 度 が 遅 れ て し ま う と い う こ と で あ る 。 計 画 の み に と ら わ れ ず 時 間 を か け る こ と も 必 要 で あ ろ う が 、 限 ら れ た 時 間 の 活 用 を 工 夫 し な け れ ば な ら な い 。 ま た 、 図 書 室 利 用 や 地 域 の 施 設 等 の 活 用 に お い て 、 学 校 間 に 条 件 の 格 差 が あ り 、 そ の た め の 工 夫 が 必 要 で あ る こ と も 課 題 で あ る 。
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