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教 育 研 究 員 研 究 報 告 書

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(1)

小 学 校

成14年

教 育 研 究 員 研 究 報 告 書

東 京 都 教 職 員 研 修 セ ン タ ー

(2)

平 成14年

〈第3学 年 分 科 会 〉

簿

〈第4学 年 分科会 〉

No. Na 学 校

1 宿 戸塚第二小 酒 井 和広 0 1 江戸川

第六葛西小 田原 千雪 0

2 村上 裕 子 2 小 山田南小 島田 淳子

3 元 加 賀 小 八巻 貴義 3 国分寺 永見

4 杉本 智加子 4 狛江第五小 沼本 成泰

5 西 河野 芳浩

6 佐藤 みよ子

〈第5学 年 分 科 会 〉 〈 第6学 年 分 科 会 〉

No. No.

1 八 潮 北 小 山根 1 中野神 明小 畠山 桐子

2 よ つ ぎ 小 及川 明文 2 杉並第八小 大島

3 東久留米 黒木 智道 0 3 第三 日暮里小 平間 照二 O

4 多 摩 竜 ケ 峰 小 井上 康子 4 石神井東小 弘 あかね

5 あ き る 野 畑中 利之 O 5 金 子 一 芳

◎総世話人 ○分科会世話人 担 当 東京都教職員研 修セ ンター 指導主事 五十嵐 俊子

(3)

理科部会研究主題

「問 題 解 決 能 力 を育 てるた め の 評 価 と指 導 」

0研 究主題 について

第3学 年 分科会

第4学 年分科会

第5学 年分科会

第6学 年分科会

「比 較 す る カ を 育 て る た め の 評 価 と指 導 」

「変 化 と要 因 を 関 係 付 け る 力 を 育 て る た め の 評 価 と指 導 」

「条 件 に 着 目 し、 計 画 的 に 追 究 す る 力 を 育 て る た め の 評 価 と指 導 」

2505

1

「多 面 的 に 追 究 す る 力 を 育 て る た め の 評 価 と指 導 」 … …‑20

6年

客観性 を 高め る

指導計画

5年 思考 の

プ ロセ ス

評堕 法

緯.

比較の揚面の 明確化

(4)

研 究 主題 につ いて

1主 題 設 定 の 理 由

(1)評 価 を 取 り上 げた 理 由

新 学 習 指 導 要 領 が 完 全 実 施 と な る 平 成14年 度 は,子 ど も の 学 習 の 実 現 状 況 を 適 切 に 評 価 す る こ とが 重 要 と な る。国 立 教 育 政 策 研 究 所 は,評 価 規 準,評 価 方 法 等 の 参 考 資 料 を 示 し,平 成13 年 度 の 東 京 の 教 育21研 究 開 発 委 員 会 は,評 価 の 在 り方 に つ い て の 研 究 開 発 を行 っ た 。 そ の 成 果 を 受 け,平 成14年 度 の 研 究 員 で は 「評 価 」 を 取 り 上 げ,本 研 究 主 題 を 設 定 した 。

(2)「 問 題 解 決 能 力 」の 育 成 に 焦 点 を絞 った 理 由

生 き るカ 」 の 重 要 な 要 素 で あ る 問 題 解 決 能 力 は ,自 然 を対象 と した理科 教 育 にお い て特 に 重 視 され て お り,育 成 す べ き 問 題 解 決 能 力 が 学 習 指 導 要 領 の 各 学 年 の 目標 の 中 に 明 確 に 位 置 付 け られ て い る 。 こ の 問 題 解 決 能 力 の 育 成 に 焦 点 を 絞 り,そ の 実 現 状 況 を 評 価 す る 具 体 的 な 方 法 を 明 らか に し,指 導 に 生 か して い こ う と考 え,本 研 究 主 題 を設 定 した 。

2研 究 の 目 的

本 研 究 の 目 的 は,学 習 指 導 要 領 の 各 学 年 で 示 され て い る身 に 付 け る べ き 問 題 解 決 能 力 を 具 体 的 な 単 元 レベ ル に 当 て は め て 記 述 し,図 式 化 して そ の 構 造 を 明 らか に す る こ と,そ れ に 基 づ い て 評 価 規 準 を 設 定 す る こ とで あ る 。 ま た,評 価 が 次 の 指 導 へ の 出 発 点 に な る よ うに,評 価 した 姿 か ら期 待 す る姿 へ の 具 体 的 な 支 援 の 手 立 て も検 討 した 。

3研 究 の 方 法

本 研 究 は,次 の よ うな 方 法 で 研 究 主 題 に 迫 っ た 。

(1)「 科 学 的 な 思 考 」 に か か わ る 表 記 や 記 述 内 容 に 着 目 し な が ら,学 習 指 導 要 領 を 忠 実 に 読 み 取 っ て 分 析,整 理 した 。

(2)「 科 学 的 な 思 考 」 を評 価 す る た め に 作 成 した 評 価 規 準 が 妥 当 か,判 断 可 能 か ど うか を 計8 回 の 検 証 授 業 を通 して 協 議 した 。 ま た,評 価 結 果 を ど の よ う に 指 導 に 生 か す か を 協 議 したD 構 想 図 は4ペ ー ジ 参 照 。

4研 究 を進 め る上 で 明 らか にな った こと (1)問 題 解 決 能 力 と「科 学 的 な 思 考 」

《学 習 指 導 要 領,指 導 要 録 か ら 明 ら か に な っ た こ と》

学 習 指 導 要 領 の 理 科 の 目標 を 分 析 ・整 理 す る と,次 ペ ー ジ の 表 の よ うに,学 年 に 応 じた 育 て る べ き 資 質 ・能 力 が,構 造 的 に 示 され て い る こ とが 明 ら か に な っ た 。 育 成 す べ き 問 題 解 決 能 力 は,次 の よ う に 新 学 習 指 導 要 領 に 学 年 ご とに 系 統 的 に 明 確 に 示 され て い る。第3学 年 「 象 の 比 較 」,第4学 年 「事 象 の 関 係 付 け 」,第5学 年 「条 件 へ の 着 目」,第6学 年 「多 面 的 な 追 究 」 で あ る。 こ の 表 の 「科 学 の 方 法 」 の 部 分 に 注 目す る と,指 導 要 録 に 記 載 す る 事 項 等 の

科 学 的 な 思 考 」 と対 応 して い る こ とが 明 らか に な っ た 。

そ こ で,本 研 究 は 問 題 解 決 能 力 の 一 部 で あ る 「科 学 的 な 思 考 」 の 観 点 に 焦 点 を 当 て て 分 析 して い く こ と に し,学 年 に応 じた 問 題 解 決 能 力 の 育 成 を 目 指 す こ と と した 。

一2一

(5)

自然の事物 ・現象

科学の方法

【学 習 指 導 要 領 の 理 科 の 「目 標2」の ポ イン トを 整 理 した もの 】

(理科における問題解決活動 :観察 ・実験)

科学の基本概念・知識

見旅 考肪

3年 光,電気及び磁石を働かせたときの現象を

4年 空気や水,物の状態の変化及び電気による現象を力,熱,電気の働きと 5年 物の溶け方,てこ及び物の動きの変化をそれらにかかわる

6年 水溶液,物の燃焼,電磁石の変化や働きをその

3年 比較しながら調べ,見いだした問題を 興味 ・関心をもって追究する活動を通して 4年 関 、付けながら調べ,見いだした問題を 興味 ・関心をもって追究する活動を通して 5年 条件に目を向けながら調べ}晃いだした問題を計画的に追究する活動を通して

6年 要因と関係付けながら調べ,見いだした問題を多醜 三追究する活動を通して 3年 光,電気及び磁石の性質についての

4年 物の性質や働きについての 5年 物の変化の規則性についての 6年 物の性質や働きにっいての

見方や考え方を養う,〕

(2)評 価 と指 導

子 ど も の 自然 認 識,学 習 状 況 を 的 確 に と らえ,一 人 一 人 の カ を 十 分 発 揮 で き る 方 向 へ 導 く こ と が 教 師 の 使 命 で あ る。 子 ど も を 見 る 目 を 磨 き,具 体 的 な 子 ど も の 学 習 の 姿 を 想 定 して 客 観 性 の 高 い 評 価 規 準 を 示 す こ と に よ り,そ れ に 続 く次 の 指 導 へ の 明 確 な 示 唆 が 得 られ る よ う

に した 。 具 体 的 に は 次 の3っ の 視 点 を 取 り入 れ て,研 究 を 進 め て い く こ と と した 。

① 評 価 場 面 の 工 夫 … 各 学 年 の そ れ ぞ れ の 単 元 に お い て,「 科 学 的 な 思 考 」 が 表 れ や す い 場 面 を選 ん で 評 価 を行 う。

② 明 確 な 評 価 規 準 の 設 定 … 誰 が 評 価 して も 同 じ結 果 が 得 られ る よ うに,子 ど も の 行 動 を 思 考 の プ ロセ ス に 応 じて レベ ル 化 した り,数 値 化 す る た め の 規 準 を 明 確 に した りす る な ど の 工 夫 を した 。

③ 評 価 方 法 の 工 夫 … ワ ー ク シ ー トの 構 成 や 記 入 欄 を 工 夫 し て,そ の 記 述 か ら子 ど も の 科 学 的 な 思 考 の 過 程 を推 測 で き る よ うに した 。

(6)

研 究 の構 想

新 学 習 指 導 要 領 実 施

・基礎 的 ・基 本 的 な 内 容 の 確 実 な 定 着

・自 ら学 び 自 ら考 え る力 な どの 「生 き るカ 」 の 育 成

学 習 指 導 要 領 に 示 す 目標 に 照 ら して 児 童 生 徒 の 学 習 の 実 現 状 況 を適 切 に 評 価

(目標 に準 拠 した 評 価)

これ か ら の 理 科 問題 解決能力 の育成 の重視

評 価 の 在 り 方 に つ い て の 研 究 ・開 発

・平 成14年2月

国 立 教 育 政 策 研 究 所 教 育 課 程 研 究 セ ン タ ー 『評 価 規 準 の 作 成 、 評 価 方 法 の 工 夫 改 善 の た め の 参 考 資 料 』

・平 成13年 度 「東 京 の 教 育21」 研 究 開 発 委 員 会

『新 教 育 課 程 に お け る評 価 の 在 り方 』

・平 成14年9月

教 育 庁 指 導 部 『これ か らの 評 価 の 考 え 方 とそ の 方 法 』

研究主題 問題解決能 力 を育 てるため の評価 と指導

第3学 第4学 第5学 第6学

比 較 す る 力 を 育 て る た め の評 価 と指 導

変 化 と 要 因 を 関 係 付 け る 力 を 育 て る た め の 評 価 と指 導

条 件 に 着 目 し、計 画 的 に 追 究 す る 力 を 育 て る た め の 評 価 と指 導

多 面 的 に 追 究 す る 力 を 育 て る た め の 評 価 と指 導

学 習 指 導 要 領 と 指 導 要 録 の 分 析

・各 学 年 で 育 成 す べ き 問 題 解 決 能 力 の 分 析

・「科 学 的 な 思 考 」 に か か わ る部 分 の 分 析

問 題 解 決 能 力 を 、

科 学 的 な 思 考 」 とい う観 点 に 焦 点 を 当 て て 分 析 し、研 究 を進 め て い く。

研 究 の 方 法 ・内 容

「科 学 的 な 思 考 」 の 評 価

月 例 会 で の 検 証 授 業 を 通 して(各 学 年2回 、 計8回)実 施 。

・子 ど も を 見 る 目、評 価す る 目を磨 く。

・一 人 一 人 の 子 ど も を し っか り と らえ て 指 導 し、方向性 を導 く。

→ 評 価 か ら指 導 ヘ フ ィー ドバ ック し、授 業改善 を図 る。

(発 展 的 な 学 習 と補 充 的 な 学 習)

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一4

(7)

第3学 年分科会主題

比較する力を育てるための評価 と指導

1第3学 年 で 育 て る 問 題 解 決 能 力 (1)「 比 較 す る 力 」 と は

第3学 年 の 問 題 解 決 能 力 で あ る 「比 較 す る カ 」 を 育 て る に は 、 ど の よ うな 「比 較 」 が あ る か 明 確 す る こ とが 大 切 で あ る。 そ こ で 下 記 の よ うな 「比 較 」 の 分 析 を 行 っ た 。 例 え ば 、 植 物 の 単 元 で の ホ ウセ ン カ の 成 長 で は 、 「芽 生 え か ら結 実 ま で 観 察 す る 」 と い う時 間 の 変 化 に 着 目 した 比 較 の と ら え 方 と 、 ホ ウセ ン カ と ヒ ャ ク ニ チ ソ ウの 成 長 を 比 較 しな が ら観 察 して い く と い う2 種 類 の 違 い で 比 較 を と ら え る な ど 、 多 く の 「比 較 」 の 場 面 が 見 え て く る。

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・場 所

・)・温 度・明 る さ … ◇

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比較 す る

a

1つ の 中 で 比 べ る

・今 と 前

・つ く り ・形

・育 ち(変 化)

・数 ・動 き

複 数 と比 べ る

・仲 間 作 り

・一 般 化

・総 称 名 称

・ま と め

2つ を 比 べ る

・あ る な い

・同 じ 遅 つ

・数 ・形 ・色

・大 き さ ・状 態

① 〜 ③ は 比 較 す る対 象 物 の 数 に よ り分 類 した 。A〜Cは,比 較 の 着 眼 点 の 違 い で あ る 。

①1つ の 物 の 「変 化 して い く様 子 」 や 「部 位 に よ る差 異 点 や 共 通 点 」 を と ら え る。

②2つ の 物 ま た は2つ の 種 類 の 物 の 差 違 点 や 共 通 点 を と ら え る。

複 数 の 物 を 比 較 す る こ と に よ り、 一 般 化 した りま と め た り して い く。

A1つ の 物 の 中 で 相 反 す る が 切 り離 せ な い 性 質 を と ら え る 。 B連 続 した 変 化 に つ い て 比 較 し差 違 点 や 共 通 点 を と ら え る 。 C時 間 な どで 連 続 して 変 化 して い く様 子 を と らえ る。

(8)

(2)「 比 較 」 す る力 と問 題 解 決 の 流 れ に つ い て

下 の 図 で 示 す よ うに 「比 較 」 す る場 面 は 、 問 題 解 決 活 動 の過 程 全般 に 存 在 す る。 つ ま り児 童 が と ら え た 問 題 を 明 らか に して い く活 動 に 「比 較 す るカ 」 は 必 要 な力 で あ り、 問題 解 決 能 力 の 基 本 とな っ て い る 。

比 較 」 を 意 識 して 観 察 、 実 験 す る こ と に よ り の 見 方 が 育 つ と考 え る 。

差 異 点 や 共 通 点 が よ り明 らか に な り科 学 的 な も の

問題 を見 い出 し 予想 を立 て る

自然 の も つ不 思 議 さ 、面 白さ に改 め て触 れ 、自然 に 対 す る 見 方 考 え 方 を く差 異 点 や 共通 点 》と い う 視点 で 比 較 す る こ と で 生Lた 疑 問 を 問題 と して 取 り上 げ る。

購 讐

盤 灘i

予想 を振 り返 り 結 果 を考察 す る

差 異点 や 共通 点 をと らえ て 、 問題 を 明6か に して い く。

く単元:磁 石での例 》 磁 石 に 付 く 、 付 か な い。

異 極 は 引 き 合 い 、 同極 は反 発 す る 。 鉄 を 磁 石 に 付 ける と磁 石 に な る 。

̀F,ド

差 異 点 や共通 点 を と らえた科 学的 な見方 を 身 に付 けて い く 。

羅灘灘 鑛

1羅

n

灘 鑛

﹁比

灘 羅蝉 鎌 携罫

科 学 的 な 思 考 「比 較 す る 力 」 が 高 ま る

纒.

新 たに 生 じ た疑 問 は、 次 の課 題 へ

一6一

(9)

2「 比 較 す る 力 」 を 育 て る た め の 評 価 と指 導

《「比 較 す る カ 」 を育 て る ポ イ ン ト》

科 学 的 な 思 考 「比 軟 す る 力 」

第3学 年 で の 「科 学 的 な 思 考 」 と は 単 純 に 「明 る い 、 暗 い 」 「つ く、つ か な い 」 と い う よ う に 「同 じ ・違 う」 に 気 づ く と い う こ と で は な い 。 「比 較 す る 力 」 を使 っ た 結 果 得 られ る 「考 え る力 」、 ま た は 、 「考 え を ま と め る 力 」 で あ る。 何 を 比 べ 何 を 学 ぶ の か 。比 較 す る 対 象 物 を 明 確 に して 、問 題 解 決 を す る こ とが 大 切 で あ る 。

姿

B

姿

A

評 価 育 怯 の 工 夫

授 業 時 間 内 に 、 多 く の 児 童 を 見 取 る こ と は 難 し い 。 そ こ で ワ ー ク シ ー トを 、 児 童 の 活 動 や 思 考 の 流 れ が 記 録 で き る よ う に 工 夫 し 、 評 価 に 生 か せ る よ うに し た 。

評 価 場 面

単 元 の 中 で 「比 較 す る 力 」 を 育 て る の に 最 適 な 活 動 場 面 を 設 定 し 、 指 導 ・評 価 計 画 を た て た 。 問 題 を 考 え る 時 や 観 察 し て い る 時 、 実 験 の 結 果 を 考 え て い る 時 を 重 点 化 し て 評 価 した 。

支 授 の 場 面

評 価 を 指 導 に 生 か す た め に は 、 タ イ ミ ン グ 良 い 支 援 が 効 果 的 で あ る 。 指 導 ・評 価 計 画 を も と に 、 ワ ー ク シ ー トを 活 用 し

て 評 価 を そ の 場 で 生 か せ る よ うに した 。

指 導 方 按 の 工 表 〔「7・‑」7シー ト 〕

① 黒 板 信∂県ん なの!一 ト

黒 板 を 全 員 の ワ ー ク シ ー トと位 置 付 けた 。 色 別 掲 示 シ ー トや 児 童 の 考 え を掲 示 で き る 児 童 の名 前 入 りシ ー トを 準 備 した。

② 一 目Z分 か る色 別 シート

考 え を整 理 す る た め に 色 シ ー ル や 色 カー ドを 作 成 した。

③ 書 き や すい 『7‑7i一

文 字 を 書 く こ とが 苦 手 な 児童 に も抵 抗 な く 記 入 で き る よ うに 、 絵 や 図 を 自 由 に 記 入 で き る欄 を多 く取 り入 れ た。

④ ウリア シー ト型17一 ケシ ート

課 題 が 終 了す る と次 の 課 題 シ ー トに 進 め る よ うな ク リア型 課 題 進 行 シ ー トを作 成 した 。

(10)

3実 践 事 例 「じ し ゃ くで し らべ よ う」

(1)磁 石 の 学 習 に お け る 育 て た い 「科 学 的 思 考 」

○ 磁 石 に 引 き 付 け られ る物 と引 き 付 け られ な い 物 と を 比 較 して 、 そ れ ら の 違 い を 考 え る こ と が で き る 。

○ 磁 石 同 士 や 磁 石 に 引 き付 け られ る物 との 問 を 空 け て も 、 引 き付 け られ る カ が 働 い て い る と 考 え る こ とが で き る。

O異 極 同 士 は 引 き 合 い 同 極 は 反 発 す る 力 が 働 い て い る と考 え る こ とが で き る 。 (2)単 元 に お け る 「科 学 的 な 思 考 」 の 評 価 の 場 面 と評 価 規 準

C石 で調べよう1

i

磁 石 に 付 く 物 、 付 か な い 物 が 問 を 空 け て も付 く だ ろ うか 2つ の 磁 石 の 付 き 方 を 調 べ

あ る か よ う

比 較 付 く か 付 か な い か を 比 較 間 が な い と き と 、 あ 比 較 異 極 ・同 極 に つ い

比 較 す る 。 る と き を 比 較 す る 。 て 比 較 す る。

評 価 に つ い て 評価 について 評 価 につ い て

付 く か 付 か な い か を 見 つ け る 間 を 空 け て も磁 石 の カ が 働 く 引 き 合 う ・反 発 す る 力 両 方 だ け で は な く 、 付 く 仲 間 ・付 こ と を 、 例 を 挙 げ て 考 え る こ が あ る と 考 え る こ と が で き か な い 仲 間 が あ る と 考 え る こ と が で き る 。 る 。

と が で き る 。 例 ○間 例 ○ 異 極 ・同 極

例 ○ 付 く も の ・紙 を入 れ て も付 く ・同 じ印 同 士 は 逃 げ る

・ ピ カ ピ カ し た 物 が 付 く ・ノ ー トを 入 れ て も 付 く ・違 う印 同 士 は く っ 付 く

・ ク リ ッ プ が 付 く ・下 敷 き を 入 れ て も 付 く ・同 じ色 同 士 は 逃 げ る

・釘 が 付 く ○距離 ・違 う 色 同 士 は く っ 付 き

・は さ み の 刃 が 付 く ・磁 石 の 強 さ に よ っ て 引 合 う

・机 や 椅 子 の 脚 が 付 く き っ け る 力 が 違 う O極 性

○ 付 か な い 物 ・強 い 磁 石 ほ ど た く さ ん ・磁 石 に は よ く 付 く場 所

・木 は 付 か な い

引 きつ け る と あ ま り付 か な い 場 所

・紙 は 付 か な い ・間 を た く さ ん 空 け て も が あ る

・服 は 付 か な い 付 く の は 強 い 磁 石 だ 。 ・磁 石 の 形 は 違 っ て も 引

・は さ み の も つ と こ ろ は 付 ・間 が 空 き す ぎ る と 付 か き 合 う と こ ろ と逃 げ る

か な い な い と こ ろ が あ る

評価規準 評価規準 評価規準

B付 く物 付 か な い 物 を 見 つ け B間 を 空 け て も磁 石 の 力 が B引 き 合 う力 ・反 発 し 合 う 区 別 して 考 え る こ とが で き 働 く こ と を、 例 を挙 げ て カ を1組 の 例 を 挙 げ て 考

る 。 考 え る こ と が で き る 。 え る こ と が で き る。

A外 見 で 区 別 しに く い 物 も 、 ABに 加 え て 、 磁 力 の 強 弱 ABに 加 え て 極 性 に か か わ 付 くか 付 か な い か 区 別 で き を 見 つ け る こ と が で き る 。 る こ とを1つ 以 上 見 っ け

す る こ と が で き る 。 る こ と が で き る 。

一g一

(11)

(3)本 時 の 活 動(目 標 … 磁 石 に 付 く 物 ・付 か な い 物 を 区 別 す る こ と が で き る 。)

〈展 開 〉

主な学習活動 評価 の観点と規準

じ し やく に 付 く 物 、 付 か な い物 を 調 べ よ う

次 の 物 を 付 く 物 、 付 か な い物 に 分 け よ う

ア ル ミ缶 ・ スチ ー ル 缶 輪 ゴ ム ・鉄 棒 プ ラ スチ ツ ク コ ツプ ガ ラ スコ ツ プ ・紙 コ ツプ

ア ル ミ ホ イ ル ・は さ み ビニルコーテ イングの針金ハンガー くぎ ・ ゼ ム ク リ ップ

1予 想 を ワ ー ク シ ー トに記 入

Q評 価 方法は 、行 動や発言 を観 察 しなが ら座席 表 にチ エ ツク してい く方 法とワーク シー トか6読 み取 る方 法 と両方であ る。

・付 ・ も の 、付か な い も の を見 つ け 区男り し て 考 え る こ と が で き る 。

例 ・金属 で も付 く物 と付か な い物が ある

・缶 でも付 く物 と付 かな い物 がある

・机 やノー トは付 かな い

・早・終わ ・た躯

→こ の ほ か に も 身 の 回 り の 物 を 分 け る よ う に助 言 す る 。

留 意 点 ・備 考

付 く 物

スチール缶

バ ン カ ー

付 か な い物

輪ゴム

アルミ缶 2調 べ た結 果 を魯 く。

(絵 や 図 で 書 き 表わ し ても よ い。) 3わ か つた こと 、考 え た こと を 書 く 。 4結 果 に つ い て全 体 で ま とめ る 。

O調 べ る 物 に つ い て は 内 容 や 数 をよ く 吟 味 して お くO Oワ ー ク シー トを用 意 す る。

① 予 想 し、 書 き 入 れ る 。

② 違 っ て い た ら 二 重 線 で 消 し、 新 た に 正 しい方 に 書 き 入 れ る 。(思 考 が 分 か る 。)

③ 結 果 か ら 分 か っ た こ と や 考 え た こ と を 書 く 。 c内 容 に よ つ て 評 価 規 準 を は

つき りさ せ て お く 。 oワ ー ク シ ー トの 記 入 に あ た

つ て は 絵 や 図 で 書 き 表 わ し て もよ い と伝 え て お く。

見で区別しに・・物 も付 ・か、付 かないか判断できる.

例 ・電気 を通 さな い物 でも 付く。

・ ビニ ール やプラ スチ ツクコ ーテ イングさ れて いて も中に付 く物が ある ので付 く

・本時 に調べ た物以外 にも身 の回コ)の 物を付 く

、付 かな いの分類 に加え る ことが でき た。

,B評 価 に加 え このような こ とが いず れか ひと つで も魯けて いればAと す る

・正 し く分 け・ れ て い な ・・

→も う 一度 、調 べ る よ う に助 言 す る 。 oわ か つた こと が 書 け て い な い。

→付 く物 の 同 じ よ うな と こ ろ つ て何 だ ろ う。

付 く物 、 付 かな い物 の 趣 う と こ ろ つて どん な と ころ だ ろ う。

付 か な い 物 の 中 で似 て い る 物 が あ る ね 。

4成 果 と課 題

○ 成 果 ・「比 較 」 を 分 析 す る こ とで 、 「比 較 」 の 対 象 と内 容 が 分 か り 、 「比 較 」 した 結 果 身 に 付 け させ た い 「科 学 的 な 思 考 」 や ね らい を は っ き りさせ る こ とが で きた 。 そ れ を 基 に評 価 規 準 を よ り明 確 に す る こ とが で き 、 具 体 的 な指 導(支 援)を 工 夫 す る の に 役 立 っ た。

・指 導 の 工 夫 の 一 つ と して 考 え た 色 別 シー トや ワー ク シ ー トは 、 児童 の学 習活 動 に役立 つ と 同 時 に 、 児 童 の 学 習 状 況 を的 確 に 把 握 で き る の で 、 支 援 に 有 効 で あ っ た。

○ 課 題 ・発 展 した 内容 に 踏 み 込 ん だ 児 童 の 姿 をAと し、Bと の 違 い を 考 え た が 、 数 値 化 な ど評 価 規 準 を よ り客 観 化 す る方 向 を 考 え な が ら、Aの 指 導 を 今 後 研 究 して い き た い 。

(12)

第4学 年分科会

分 科 会 主 題

変 化 と要 因 を 関係 付 け る力 を育 て る た め の評 価 と指 導

1第4学 年 で 学 習 す る 「変 化 」 とそ の 「要 因 」

第4学 年 で 身 に 付 け た い 問 題 解 決 能 力 は 「自然 の 事 物 ・現 象 の 変 化 と関係 す る要 因 を抽 出 す る 力 」 で あ る。

《第4学 年 で 学 習 す る 「変 化 」 とそ の 「要 因 」 の 関 係 図(矢 印 は 「関 係 付 け る 力 」)》

関係付ける力

豆電 球の 明 るさや モ ・一ターの回 転

動槻)活 鈎・

の戯長と到 ヒ

変化

水と空気

圧苞肛朗 時の 押し返す力

蘭 係 付 け る力 とは1

自然 の 事 物 ・現 象 を観 察 し 「な ぜ だ ろ う?」rど う して だ ろ う?」 とい う疑 問 を も ち 、 自分 な りの 予 想 を もっ て 観 察 、 実 験 に 臨 む 力 。 観 察 、 実 験 の 結 果 を 「な ぜ?」 「ど う して?」 に 結 び 付 け て 要 因 を 見 つ け 出 そ う とす る 力 で あ る 。 つ ま り変 化 の 前 と変 化 した 後 の 姿 を 比 べ 、 「変 化 させ た も の(要 因)は 何 か?」 を 見 つ け 出 す 力 で あ る。

具 体 的 に は 、A区 分 で は 動 物 の 活 動 や 植 物 の成 長 と環 境 と の か か わ り、B区 分 で は 空 気 や 水 、 物 の 状 態 変 化 及 び 電 気 に よ る諸 現 象 と力 、 熱 、 電気 の働 き 、C区 分 で は 月 や 星 の位 置 の 変 化 、 空 気 中 の 水 の変 化 と 時 間 、 水 の性 質 の か か わ りに っ い て 見 つ け 出 す カ で あ る。

一10一

(13)

2科 学的な思考 を評価す る場面 と方法

変 化 と要 因 を 関 係 付 け る 思 考 の 評 価 場 面 は 、 問題 解 決 活 動 の 予 想 と考 察 を す る場 面 と した 。 ま た 、 一 人 一 人 の 思 考 を 的 確 に 見 取 る た め の 手 だ て の 一 つ と して 、 ワー ク シ ー トを 活 用 した 。 ワー ク シ ー トは 、 一 人 一 人 の 思 考 の 流 れ を 把 握 で き る よ うに 工 夫 した 。

評 価 方 法 】

学 習 の 流 れ に 沿 っ た ワー ク シ ー トを用 意 し、 児 童 の 考 え を 知 る。

ワ ー ク シー トに一 人 用 カ ー ド(色 画 用 紙 を学 習 カ ー ドに あ わ せ て 切 っ た も の)を 使 用 す る。

一 人 用 カ ー ド とは 自分 の 力 で じっ く り考 え た こ とを 表 す カ ー ドで あ り、後 で ワー ク シー トに 貼 り付 け る も の で あ る。 こ の カ ー ドで 一 人 一 人 の 児 童 の 思 考 を 的 確 に把 握 す る こ とが で き る。

【考 察 場 面 を 評 価 す る ワー ク シ ー ト例 】

「もの の 温 度 とか さ」(3、4時 間 目)

自分 の 考 え た 実 験 後 に 、結 果 を 自 分 の 予 想 や 友 達 の 実 験 結 果 と比 較 す る こ と に よ り、 空 気 の か さ が 増 え る こ と(変 化)と 温 度 が 上 が っ た こ と(要 因)を 関係 付 け て 考 え る場 面 。

も の の 温度 とか さ②

実 験 の 方 法(道 具 ・や り方)

4年 名前

比較 し関係付ける

オ レ ン ジ カ ー ド(一 人 用 カー ド)や グ リー ン カ ー ド(つ け 二しカ ー ド) ね 。

評 価 場 面

(一 人 用 カ ー ド)

ワー ク シ ー トと は別 に用 意 し、

この カ ー ドに 書 く時 は 、 まず 自分 の 力 で しっ か り考 え る とい うパ タ ー ン を授 業 の 中 で 作 り出 した

一 人 用 泊 繍i;・ド;

魏 灘:ll矛想嘩 蝶 騨 比べて

5h灘 …i獣1

・:'黙i;i、

評 価 場 面

(学 び 合 い の 結 果 を 書 くカ ー ド) 一 人 用 カ ー ドに慣 れ て か ら、付 け 足 し を した い 時 に 使 用 した 。

つ け た しカ ー ド

友 達 の意 見 や 、話 し合 いか ら わ か った こ とや つ けた した い こ と

(14)

3実 践事例 「水 のすがた」

(1)予 想す る場 面で科学的 な思考 を見取 る事例

予想場面の思考

・生 活 経 験

・既 習 事 項

・観 察 した 事 実

・友 達 の 意 見

お おむ ね 満 足 (B)

騰搬 螺睡 騰

要因を考 える 表現す る

   

饗灘

欝灘灘 鑛 灘

,

1生 活 経 験 や 既 習事 項 を思 い 出す 。 2観 察 した 場 面 を思 い起 こす 。 3出 され た 候補 の 中 か ら選 択 す る 。 4予 想 の根 拠 を 聞 い て選 ぶ 。

理 由 や 根 拠 の 文 章 化 ・図 式 化

十 分 満 足

!A1

1,文 章 化 ・図 式化 の 両 方 で 理 由 を 説 明 で き る 。

2.根 拠 を 友達 に説 明 し、 客 観性 を考 え る。

3.別 の 視 点 か らの 見 方 が あ る か考 え る。

【発 展 的 支 援 に よ り(B→A)に な っ た 例 一 人 用 カ ー ドと発 言 に よ り評 価 】 変 化 「水 の 状 態 」 要 因 「温 度 」

「フ ラ ス コの 中に は 何 も見 え な い の に 、フ ラ ス コの 内 側 に 水 滴 が つ い た りロ の 上 か ら湯 気 が 出 た り して い る の は な ぜ だ ろ う。 見 え な い と こ ろ は ど うな っ て い る の か な?」

(10時 間 扱 い4時 間 目)

評 価 規 準B:既 習 事 項(な べ の 湯 を 沸 か す ・水 の 温 魔 を 計 る ・フ ラス コ の水 を 沸 騰 させ る) 生 活 体 験 、観 察 した 事 実 な どか ら要 因 とな る候 補 を 挙 げ 、フ ラス コの 中 に 水 滴 が 付 い た り口 の 上 か ら湯 気 が 出 た り と い う 「変 化 」は なぜ 起 こ っ た の か 関 係 付 け な が ら予 想 して い る。

A:予 想 す る根 拠 を要 因 と関 係 付 け な が ら文 章 化 ・図 式 化 して表 現 して い る。

.奪

根 拠 とな る要 因 を関係 付 け る支援

Sri¥

一 人 用 カー ドの 内 容

フ ラ ス コの 中 と外 の 温 度 差(要 因)に 着 目 して 湯 気 や 水 滴 の で き た わ け を 予 想 し て い る。 見 え な い け れ ど 水 が あ る と い うこ と は 絵 で 表 現 して い る。

発 展 的 支 援 の 内 容

ワ ー ク シー トに 「っ め た い 」 「あ た た か い 」 とい う記 述 につ い て 、 「冷 え る とな ぜ 湯 気 に な る と書 い た の か。」 と理 由 を 尋 ね た 。 す る と、 寒 い 時 に 息 を 吐 く と 白 く な る こ とや 家 の 窓 ガ ラス が 曇

る こ と を 思 い つ き発 言 した 。(予 想 の 根 拠 を表 現 ・A)続 い て ワ ー ク シー トに 上 の よ うに 付 け 加 え た。 空 気 中 の 水 蒸 気 や 雲 に つ い て 知 っ て い る こ と と合 わ せ 、 関係 付 けて 書 き加 え た 。

一12一

(15)

(2)考 察 す る場 面で科学的な思考 を見取る事例

考察場面の思考 お おむ ね 満 足 (B) 予 想 ・友達 の 結 果

比較 自分 の結 果

購縷 灘懇轍 ,,、鰍i繹 比 較 しな が ら 要因 を抽出

比較 影 鰐

既 習事項

要 因 とな る も の を 明 らか に した 状 態 で 学 習 の 過程 を 振 り返 るn

噛ll購1灘:

12

目的 ・結 果 を 再 確 認 。 比 較 す る も の の 差 異 点 や 共 通 点 を確 認 。

十分 満 足 薪たな発 見や 問い(A)

要因となるものを1

抽出できない場合 可 能 な 場 合 は 、 別 の 実 験 を す る 。

1.新 た な 問 い に 対 して の 予 想 をす る 。 (考 え を 確 か め る 学 習 の 流 れ を 検 討 。)

2.検 証 す る観 察 、 実 験 が で きな い 場 合 、 ワ ー ク シ ー トの 中 で の 指 導 者 の 助 言 を通 して さ らに 深 ま る よ うに す る。

補 充 的 支 援 に よ り(支 援 →B)に な っ た 例 一 人 用 カ ー ドと ワ ー ク シー トに よ り評 価 】 変 化 「水 の 状 態 」 要 因 「温 度 」

「水 を 熱 す る と 出 て く る あ わ は 水 蒸 気 と空 気 の ど ち らだ ろ う。」(10時 間 扱 い6時 間 目) (ろ う と と ビニ ル 袋 で 集 め た 水 蒸 気 を 、空 気 を 入 れ た ビニ ル 袋 と比 べ て 観 察 した 後 の 考 察) 評 価 規 準B:比 較(水 蒸 気 の 入 っ た 袋 ・空 気 の 入 っ た 袋)す る 中 か ら 、水 の 状 態 変 化 と要 因(温 度)の 関係 付 け を し、 集 め た 泡 は 冷 え る と水 に な る こ とか ら水 蒸 気 で あ る

こ と を 考 察 で き る。

A:観 察 、 実 験 を しな が ら感 じた り考 え た り した こ とか ら新 た な 発 見 や 問 い を見 い だ す 。 既 習 事 項 や 生 活 体 験 と結 び 付 け、 新 た な 発 見 や 問 い を 見 い だ す 。

要 因 を と ら え る支 援

・声 か け

・友 達 の 鑓 魯 ロス で の

一 人 用 カー ドの 内容

袋 が しぼ ん だ と い う事 実 だ け を 記 し て い る 。 空 気 と比 較 して袋 の 中 を 観 察 す る こ と で 、 「温 度 」 とい う要 因 と水 の 状 態 変 化 を 関係 付 け て と ら え る こ とが で き る よ うに す る 支 援 が 必 要 で あ る。

謎 簗

補 充 的 支援 の 内 容

ま ず 実 験 の 目的 を 再 確 認 した。次 に2つ の袋 を も う一 度 比 較 して 「水 滴 」に 注 目す る よ うに助 言 した。

他 の 班 の結 果 を ク ラス 全 体 で 発 表 し合 い 、上 の 図 を 一 っ 一 っ 確 認 しな が らカ ー ドに 書 い た

。水 蒸 気 で あ る べ き と こ ろ が 「水 」 とな っ て い る が 、授 業 の 中で は 見 えな い 部 分 を 表 して い る の で 「お お む ね 満 足 」

と した 。 しか し、一 人 用 カ ー ドの書 き方 か ら 、 引 き 続 き 補 充 的 支 援 が 必 要 で あ る と思 わ れ る。

(16)

4そ の 他 の 実 践 事 例

「電 気 の は た ら き 」(12時 間 扱 い4時 間 目)

(つ な ぎ方 の ちが い に よ りモ ー ター の 回 転 の違 い を予 想 して 実験 し、 考 察 す る場 面。 支 援 か らBに な った 例) 1直列 つ な ぎ と並 列 つ なぎ の モ ー ター の 回 り方 は ち が うの か な?1

予想の場面(支 援)[r=)〉 の場面(B)1

評価規準

B:生 活 体 験 や 既 習 事 項 か ら予 想 す る こ と が で き る。

A:予 想 の根 拠 を明 らか に して 文章 化 で き る。

◎ 支 援:予 想 す る こ とが 出 来 な い 児 童 に は 、 っ な ぎ方 の再 確 認 を して 前 時 の 既 習 事 項 を思 い 出 す よ うに助 言 す る。

評価規準

B=実 験 の 結 果 か ら直 列 の 方 が 強 い こ とが 分 か る。

A=電 気 の 強 さや 流 れ(要 因)に 着 目 して 考 え られ る。

◎ 支 援:結 果 は 分 か った が 、そ こか ら理 由 を考 え ら れ な い児 童 に は 、数 値 化 した 結 果 とつ な ぎ方 を振

り返 らせ な が ら考 え る よ うに助 言 す る。

実 験 の 工 夫 と結 果 を 数 値 化 す る 支 援 に よ り結果 が は っ き りした。

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並 列 カミ、:・な ぜ 風 が一来 な い め 渉 と い う 要 因'に 臼 を 向 け で い る。

5成 果 と 課 題

○ 成 果

・ 評 価 規 準 を明 確 にす ることで 指 導 目標 が より明 らか で 具 体 的 に なった。

学 習 の 結 果 一 人 一 人 の児 童 が どう行 動 しどう考 え るか 、それ をどう支援 したらいいか 見通し、追究 す ることが できた。

・ 科 学 的 な 思 考 の 評 価 場 面 を予 想 す る場 面 と考 察 す る場 面 に お くことで 、変 化 と要 因 を 関 係 付 ける 力 を育 てるため の 支 援 の 方 法 を提 示 す ることがで きた 。

・ ワー クシー トと一 人 用 カ ー ドの 活 用 に より、児 童一 人 一人 の学 習 状況 を把握 す ることができ、科 学 的 な思 考 を深 める支 援 に つ な げ ることがで きた。

○ 課 題

そ れ ぞれ の 単 元 に お け る 科 学 的 な 思 考 の 見 取 り方 を さ ら に 分 析 し、明確 にす る。

自 己評 価 を ワー ク シ ー トに どの よ うに 取 り入 れ て い くか を 検 討 す る 。

一14一

(17)

第5学 年分科会

条 件 に 着 目 し、 計 画 的 に 追 究 す る 力 を 育 て る た め の 評 価 と 指 導

1主 題 に 迫 る た め の 手 だ て (1)思 考 の プ ロ セ ス

思 考 の プ ロセ ス

0

.

自 然 事 象 か ら 、 気 付 き や 疑 問 を も

つ 。 1

条 件 に 着 目 す る 。 2

条件か ら問題を見 い だ し、 理 由 を 挙 げ て 予 想 を考 え

る 。 3

条 件 を 制 御 す る 。

4

1

, 実 験 方 法 を考 え 、

; 見 通 し を も って 実

i 験 計 画 を立 て る 。

iI

:,

5 実 験 結 果 を 、 条 件 と関係付 けて考察

す る 。 1 評 価 規 準B}

6 新たな問題 を見 い だ し、 条 件 を制 御

した実験計画 を立

て る 。(そ の 結 果 に つ い て 条 件 と関 係 付 けて 考 察 す る 。H評価 規 準A)

姿姿

学 習 指 導 要 領 で 第5学 年 に 位 置 付 け られ て い る 問 題 解 決 能 力 は 、 「条 件 に 着 目 し、 計 画 的 に 追 究 す る カ 」 で あ る 。 こ の カ は 、 た だ 漠 然 と観 察 、 実 験 を 行 っ て い る だ け で は 育 ち に く い 。 児 童 が 問 題 解 決 に 向 か う姿 を 教 師 が 的 確 に 把 握 し 、 個 に 応 じた 支 援 を し て い く こ と が 必 要 で あ る 。 そ の た め に は 、 児 童 の 問 題 解 決 能 力 を 客 観 的 に 見 取 る た め の 手 だ て が 重 要 と な

る 。

そ こ で 、 児 童 の 「条 件 に 着 目 し、 計 画 的 に 追 究 す る 」 姿 を 分 析 し、こ の カ を 児 童 が 身 に 付 け て い く過 程 を 明 らか に した 。 そ の 結 果 、 評 価 規 準 の 科 学 的 な 思 考 が 表 れ る 場 面 が よ り具 体 化 され 、 児 童 が 問 題 解 決 して い く思 考 の 過 程 が 明 ら か と な っ た 。 これ を プ ロ セ ス0か ら6と し、 プ ロ セ ス5を 評 価 規 準 の

「お お む ね 満 足 で き る 状 況 」、 プ ロ セ ス6を 十 分 満 足 で き る 状 況 」 と した。 これ を 問 題 解 決 に 向 か う 『思 考 の プ ロ セ ス 』 と し、 条 件 に 着 目 し 、 計 画 的 に 追 究 す る 児 童 の 姿 を 見 取 る た め の 手 だ て と し た 。 こ の 『思 考 の プ ロセ ス 』 を 活 用 す る こ と で 、 単 元 の 終 わ り に 評 価 す る の で は な く、 観 察 、 実 験 を 計 画 す る 場 面 や 結 果 を 考 察 す る 場 面 で 、 今 児 童 は ど の プ ロセ ス に あ る の か を短 時 間 で 評 価 し、 次 の 活 動 に っ な が る 適 切 な 支 援 を す る こ とが で き る と考 え た 。

ま た 、 こ の 思 考 の プ ロセ ス は 、 問 題 解 決 能 力 を 育 て る た め の 一 連 の 学 習 活 動 の 流 れ で も あ り、 こ の プ ロ セ ス を 追 っ た 指 導 を 単 元 ご と に 繰 り返 す こ と で 、 第5学 年 の 問 題 解 決 能 力 で あ る 「条 件 に 着 目 し 、 計 画 的 に 追 究 す る力 」 を 育 て る こ と が で き る と考 え た 。

(2)学 習 カ ー ドの 工 夫

『思 考 の プ ロ セ ス 』 に 沿 っ て 具 体 的 な 児 童 の 姿 を 見 取 っ て い く 方 法 と し て 、 『思 考 の プ ロセ ス 』 に 対 応 した 学 習 カ ー ドを 考 え た 。 プ ロセ ス ご と に 児 童 の 思 考 が 見 え る 学 習 カ ー ドを 作 り、 プ ロ セ ス と学 習 カ ー ドの 番 号 を 対 応 させ 、 児 童 が 今 どの プ ロセ ス ま で 実 現 で き て い る か 、 学 習 カ ー ドの 記 述 内 容 を 見 る こ と に よ っ て 短 時 間 で 的 確 に 把 握 す る こ とが で き る よ うに した 。 ま た 、 学 習 カ ー ドを1枚 の 用 紙 に ま と め る こ とに よ り、 学 習 の 流 れ を児 童 が 振 り返 る こ とが で き る よ うに し、結 果 を 条 件 と 関 係 付 け て 考 察 で き る よ うに した。

(18)

2研 究の構想

・ 経

評 価 ・指 導 ・学 習 活 動 の な が れ ・学 習 カー ドの 一 体 化

評 価 と 指 導 の 一 体 化 思 考 の プ ロ セ ス に 対 応 した 思 考 の プ ロ セ ス 教 師 の 指 導 等 学 習 活 動 ・学 習 カ ー ド

問題解決を進める児童 の 姿

自然 事 象 か ら 、 気 付 きや 疑 問 を も つ 。

条 件 に 着 目す る。

条 件 か ら問 題 を 見 い だ し 理 由 を 挙 げ て 予 想 を考 え

る 。

条 件 を 制 御 す る。

実 験 方 法 を 考 え 、 見 通 し を も っ て 実 験 計 画 を立 て

る。

実 験 結 果 を 、 条件 と 関 係 付 け て 考 察 す る 。

新 た な 問 題 を 見 い だ し 、 条 件 を 制 御 した 実 験 計 画 を 立 て る 。(そ の 結 果 に つ い て 条 件 と関 係 付 け て

考察する.)薩

〈ト{〉 指 導等 と評価

→ レ 指 導等

調

指導

支援

児童 の考 えを生 か す助言

意図的な グループ

編成

評価

観 察 ・実 験 の 技 能 ・表 現 を 育 て る指 導

児童の学習 活動のながれ

気 付 き ・疑 問

条件に着 目

問 題 をもつ

条件を制御

計画的 に追究

問題解決

発展的な追究

学 習 カー ド 厘童が記入する項 目1

自然 事 象 に っ い て 気 が 付 い た こ とや 疑 問 に 思 った こ と は な ん だ ろ う。

自然事 象 の 変 化 自然 事 象 が 変 化 す る の は 何 が 原 因だ ろ うか 。

→ これ を 「条 件 」 とい う。

問 題 を つ く っ て み よ う 。 予 想 と そ の 理 由 も 考 え よ う。

固璽 匡鋼序惹τ雇 圃

実 験 を す る とき に 、 変 え て み る条 件 と変 え な い 条 件 を 確 認 し よ う。

'え る 条 丁 陵 え な い 条 帽 実 験 計 画 を立 て よ う。

團 睡到睡画

実 験 の 結 果 か ら わ か っ た こ とを ま とめ よ う。

陵 化 を も た らす 条 件1 新 た な 課 題 に つ い て 問 題 を

つ く り、 実 験 計 画 を 立 て よ う。

、 計

/

一16一

参照

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