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トレイルランニングを活用した ツアーと地域活性化

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Academic year: 2021

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トレイルランニングを活用した

ツアーと地域活性化

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も く じ

1.トレイルランニングとは?

2.トレイルランニグの魅力とは?

3.八幡平市における

トレイルランニングプロジェクトの経緯

4.現在のプロジェクトの進捗状況

5.ニューツーリスムとしての今後の展開

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トレイルランニングとは

登山道や林道(トレイル)を走るランニングス

ポーツ

日本では古くから山岳マラソンや山岳耐久レース

と称されていた

近年のランニングブームや環境への関心の高まり

の中、

“自然の中を楽しく走る”アウトドアス

ポーツ

として、市民権を得ようとしている

国内でのレース数は増加

しており、小さいものも

入れると年間70~80のレースが開催されている

(5)

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提案の背景

七時雨エリアの

優れた自然環境

や、

山麓を通る鹿

角街道の歴史

を、滞在型観光振興に活かせない

か?

現状では、七時雨エリアは認知度が低く、魅力の発信

が十分とは言えない状況

自然を売りにした観光地(斑尾高原等)では、ト

レイルランニングのレース開催を通し、観光振興

の成果を挙げている

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当初のプロジェクト(案)

七時雨エリアで、トレイルランニングを中心とし

たイベントを開催

スキーと合宿シーズンを除く時期(6月など)の

開催により、

閑散期の宿泊客の需要喚起

を狙う

ファミリーで楽しめるイベント

(ジュニア向け

コースの設定、マルシェ開催、ウォーキングツ

アー開催等)とする

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当初プロジェクトの目標(案)

来年度:2013年6月8日(土)9日(日)実施

次年度以降:年1回の大会を継続的に開催

大会だけでなく、練習や講習のフィールドとして

の活用⇒新しいツアー造成、滞在型観光の新機軸

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当初期待していた効果

七時雨エリアの

フィールド活用

と、

自然や鹿角街

道の歴史の魅力発信

アウトドアレクリエーションのフィールド・ス

ポーツの聖地としての、八幡平市の

知名度向上、

ブランドイメージの浸透

宿泊を前提としたスケジュール設定、閑散期の大

会開催等による、

地域経済への貢献

トレランに興味のある

若者、ファミリー層

など

たな顧客開拓

と、

リピーターの増加

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当初実施体制(案)

参加費 宿泊費 七時雨ロマンの会 等 ・全体統括 ・大会の企画立案 ・関係機関との調整 等

主催:実行委員会

七時雨ロマンの会、 地元の婦人会 等 ・事前のコース刈払い ・鹿角街道のガイド ・エイドステーション運営 ・ウェルカムパーティーの準備・運営 ・救護 等 運営ボランティア 連携 宿泊事業者 ・宿泊者受け入れ 観光協会 ・宿泊客の分配 協力金 受入れ スポーツメーカー 八幡平市 等 農家 ・マルシェ出品 ・農作業体験受入れ 等 地元関係者 後援※ 連携 協力金 宿泊者リスト ※実行委員会を通じ、 今後要調整

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参考)他地域の大会の例

大会名 主催 後援(行政のみ抜粋) 距離 定員 参加費 参加費収入 斑尾高原 トレイルランニング レース 斑尾高原 観光協会 妙高市、飯山市 中野市、信濃町 飯綱町 50km 400名 8,000円 420万円 16km 200名 5,000円 信越五岳 トレイルランニング レース 実行委員会 妙高市、飯山市 信越高原連絡協議会 (妙高市、長野市、信 濃町、飯綱町) 110km 500名 18,000円 900万円 泉ヶ岳 アウトドアスポーツ (公財)仙台市ス ポーツ振興事業団、 仙台市、河北新報社 ※実行委員会が主管 ― ※行政が主催 40km 200名 6,500円 320万円 28km 200名 5,000円 9km 300名 3,000円 中学生2,000円 北九州平尾台 トレイルランニング レース 実行委員会 ― 40km 400名 8,500円 460万円 17km 200名 6,000円 ※いずれも参加者数を制限、開催後のトレイルのメンテナンス等、自然環境に配慮

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3.他地域の事例

• 今年で第6回を迎える人気の大会

• 観光協会が主催、石川弘樹選手プロデュース

• 約140名で運営

– 観光協会職員 : 6名

– 観光協会員 :50名

– 一般ボランティア :60名

– 地元学生ボランティア :20名

• 参加費と協賛金により運営(黒字)

◆斑尾高原トレイルランニングレース

<参加費収入>8,000円×400名+5,000円×200名=420万円

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セルフガイドで走るためのマップ→

日常的にトレイルランニングを楽しめる環境

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• 宿泊客増加

• 閑散期の集客アップ

• 周辺産業への経済波及効果

• 新たな顧客開拓、リピーター確保

• 地元の活性化

• 七時雨の知名度アップ

• 市民ガイドの活躍の場の増加 など

◆トレイルランニングによる観光まちづくり

への効果(まとめ)

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3.八幡平市における

トレイルランニグプロジェクト

の経緯

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平成24年度

八幡平市滞在型観光振興計画策定

鹿角街道を軸とした八幡平市文化遺産を活かした

観光振興・地域活性化事業【文化庁】

 今後5年間の市の観光方針や取組みを定める計画  地域の観光の担い手が参加する検討会議を経て目標や取組みを整理  地元の意欲が高い取組を重点プロジェクトと位置づけ、実行体制やス ケジュールを定めたアクションプランを策定  プロジェクト推進に向け、民間の補助金・国の補助金など、外部から 資金を獲得する方策を提案・支援(文化庁補助、観光庁補助、日本山 岳遺産基金等)  平成24年度文化遺産を活かした観光振興・地域活性化事業重点プロ ジェクトの一つ「文化遺産データベース作成」を含め、地域の文化遺 産を活かした地域活性化に向けた取組みとして実施  データベース作成のほか、郷土料理講習会、鹿角街道ツアー、シンポ ジウムを実施

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平成25年度

八幡平・七時雨マウンテントレイルフェス開催(6月)

七時雨トレイルRun&Ownシステムによる地域活性化

【観光庁】

鹿角街道を軸とした八幡平市文化遺産を活かした

観光振興・地域活性化事業【文化庁】

 地元有志が、七時雨山を舞台にトレイルランニングを中心としたアウトドアイベ ントを開催  200名の定員を上回る誘客を実現  未活用資源の発掘、新たな客層の誘客、閑散期の需要喚起、宿泊客の増加の効果 への期待  これまで交流のなかった旧3町の住民が連携し、地域が主体的に行動して作り上 げた初のイベントとして、地域内外から高評価を得ている  官民協働した魅力ある観光地の再建・強化事業(観光庁)  七時雨トレイルのさらなる活用により、七時雨の魅力発信、地域活性 化を目指すもの  多様な主体により七時雨の自然環境を支える仕組み構築を目指す  平成25年度文化遺産地域活性化推進事業

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七時雨山の紹介

 七時雨山(1,063m)は、岩手県八幡平市、 北上川水系の最北端に位置する  「一日に七回もしぐれるほど天気が変わりや すい」ことに、その名の由来がある  2つのピークをもつ双耳峰(そうじほう)の 美しい山容は、地域のシンボルとして親しま れ、本イベントのロゴマークのモチーフにも なっている  山麓一帯は古くから牛馬の放牧に利用  牧草地の中で牛や馬が群れる牧歌的な雰囲気 をみることができる  七時雨山とその周辺に広がる田代平高原はカ ルデラ地形をなし、北東に位置する田代山 (945m)はその外輪山となっている  田代平高原には、一軒の山荘のほか民家がな く、広大なカルデラ地形を見てとることがで きる  七時雨山の北西麓には、先人が往来した鹿角 街道(流霞道)が面影を今にとどめる  歴史と自然が調和したロマンあふれるこの地 域を愛する「七時雨ロマンの会」により、街 道の整備などが行われている ■ 2007年 岩崎元郎 新日本百名山 選定 ■ 2013年 日本山岳遺産基金 日本山岳遺産 認定

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タビカレHP

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「第1回八幡平・七時雨マウンテントレイルフェス」を開催

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29 実施したプログラム

グランマルシェ

引き馬体験

鹿角街道散策

トレッキング

送迎バス

 千年も前に拓 かれた由所あ る古道  保全活動を続 けてきた「七 時雨ロマンの 会」が案内  杜仲茶ポーク、自家製フランクフ ルト、八幡平市名産の山ぶどうを 使ったカレーなどなど、地元の食 が勢ぞろい  自然栽培の野菜の販売や乗馬ファ ッショングッズ、岩手のてしごと グッズの販売など 盛りだくさんの 企画が楽しめる  大パノラマを楽しむカルデラト レッキング  新日本百名山・日本山岳遺産で もある七時雨山、その外輪山を なす田代山の2コースを用意  地元案内人と一緒に歩く  手綱を引いて 歩くので、小 さな子どもで も気軽に乗馬 気分を味わう ことができる  石井スポーツグループ主催  講師はテクニカトレランチームの選手  初心者から経験者までレベル別の3コ ースを用意

トレイルランニング

講習会

 石井スポーツグループ主催  講師はテクニカトレランチームの 選手たち  初心者から経験者までレベル別の 3コースを用意  盛岡駅と本部間を運行  往復1,000円/片道500円  ランネットから申込み

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七時雨マウンテントレイルフェス“CALDERA TRAIL”

アンケート結果

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七時雨マウンテントレイルフェス“CALDERA TRAIL”

アンケート結果

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七時雨マウンテントレイルフェス“CALDERA TRAIL”

アンケート結果

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5.ニューツーリズムとしての

今後の展開

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今後の展開に向けて

参加者は30~40歳代が多く、マラソン年齢より若い層が集まる(ブーム

の中高年登山よりも若い層)

講習・練習でリピート率が高まる

環境意識が高く、自然環境保全への理解がある

保全された自然環境・景観が売り物となる(そこにしかない、その日だけ走

ることができることに価値が生まれる)

地元農家や林家、畜産家等とのふれあいが高まる

家族参加型のツアー造成が可能

開催場所の関係で自家用車利用が多く、公共交通利用やバスツアー利用の促

進が課題(遠方からは公共交通利用度が高まる)

キャンプツアーなど、ホテル等の宿泊施設を利用しない自然派のツアー造成

も可能

比較的、小規模・小額の費用負担で大会運営が可能、ランネットによりP

R・告知・募集も負担が少ない

⇒トレイルランニングを利用したニューツーリズムは、比較的計便で参画しや

すく、地元への波及効果も高いものが期待される。

⇒ただし、地元と結びついた活性化や環境負荷を増大させないような工夫が必

要。

参照

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