2 開発を一時停止
ロシア:Norilsk Nickel 社、Oktyabrskoe 及び Talnakh 鉱床の銅・ニッケル鉱石採掘ライセンス延長
ロシア:Udokan 鉱床開発に国民福祉基金利用の可能性 ロシア:Metalloinvest 社、Baikal Mining
Company(Udokan 銅鉱床オペレーター)を分離し、新たな 持株会社へ ロシア:VSMPO-AVISMA 社、2015 年は設備改修に 9 億 7,800 万ルーブル支出 ロシア:Usinskoe 鉱床のマンガン鉱石試料、中国で分 析へ カザフスタン:投資・発展省、地下資源利用権供与の オークションを公告 カザフスタン:Rio Tinto 社、投資・発展省大臣に共同 プロジェクトの進捗状況等を報告 カザフスタン:金含有原料の輸出禁止を延長 キルギス:Kyrgyzaltyn 社、金枯渇により石炭開発も [オセアニア] 豪:Rio Tinto、Weipa ボーキサイト鉱山で商用太陽光 発電施設の運用が開始 豪:Newcrest 社、Telfer 金銅鉱山における採掘業務の 外注を検討 豪:MMG Limited 社、QLD 州 Century 亜鉛鉱山における 採鉱を終了 豪:豪州証券取引所にも Glencore の株価下落の影響及 ぶ 豪:BHP Billiton は 2014/15 年度に 17,000 人の人員削 減
豪:Newcrest Mining 社、Evolution Mining 社からの 投資資金の引き揚げを完了
豪:WA 州初となる Wiluna ウラン鉱山の生産開始は遅延 豪:PE 投資の KKR 社が銅生産の OZ Minerals 社の 10 %
分の株式取得
豪:Barrick Gold 社、WA 州の Super Pit 金鉱山の格安 での売却を否定 [アジア] インドネシア:錫輸出業協会が規則の修正を呼びかけ インドネシア:Newmont 及び Freeport が製錬所建設プ ロジェクトで新 MOU を締結 インドネシア:新規則適用により、鉱物及び石炭セク ターからの所得税を徴収 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― チリ:Zaldivar 銅鉱山、廃滓ダム拡張プロジェクトの環境影響評価書を提出 メディア報道によると、Zaldivar 銅鉱山は、廃滓ダム拡張プロジェクトに係る環境影響評価書を 提出した。現在利用している廃滓ダムの堤体の嵩上げを主要な内容とするこのプロジェクトの実施 により、操業年数を 2023 年まで延長することが可能となる。投資額は 40 百万 US$とされ、承認が 順調に行けば、2016 年 10 月に建設工事(工期 1 年)に着手する予定。生産量に変更はない。Zaldivar 銅鉱山の 2014 年の生産銅量は 10.1 万 t であった。 (2015.9.29 サンティアゴ 山本邦仁) チリ:Collahuasi 銅鉱山、年間生産量 3 万 t の減産計画を発表
メディア報道によると、Collahuasi 銅鉱山(Anglo American と Glencore が共同オペレーター)は、 年間生産量 3 万 t の減産計画を発表した。
減産は、リーチングプラントの操業縮小を通じて実施されるものであり、会社側は労働組合に対 して、110 名程度が解雇されると説明したとされるが、労働組合側は失業者数は 200 名程度になる ものと予想しており、抗議する構え。Collahuasi 鉱山の 2014 年の銅生産量は、47 万 t であった。
銅価格の下落などを考慮して減産計画を発表した大手銅鉱山としては、El Abra 銅鉱山(Freeport McMoRan がオペレーター)に次いで 2 つ目となる。
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チリ:Cerro Colorado 銅鉱山拡張プロジェクト、環境認可を取得
メディア報道によると、2015 年 9 月 29 日、Tarapaca 州環境評価局は、Cerro Colorado 銅鉱山拡 張プロジェクトに関する環境影響評価書を承認した。 投資額 4.68 億 US$のこのプロジェクトでは、露天採掘ピットの拡張、ズリ堆積場の拡張整備、用 水路の付け替え、送電線や鉱山施設の再配置などが実施される。これにより、Cerro Colorado 銅鉱 山の操業期間は 2023 年まで延長することが可能となる。 環境影響評価書は 2013 年 7 月に提出されたが、その後、主に周辺地域住民との水利問題からた びたび計画修正がなされ、環境認可取得に 2 年を要することとなった。2015 年 6 月の修正では、住 民への水供給のための海水淡水化プラントの建設を事業計画に盛り込んだ。プロジェクトの 100 % 権益を保有する BHP Billiton は、環境認可が得られなかった場合、閉山するとしていた。 (2015.9.30 サンティアゴ 山本邦仁) ブラジル:S11D 鉄鉱石プロジェクト、操業開始が早まる見通し
メディア報道によると、Vale の Luciano Siani CFO は、2016 年 12 月と予定されていた S11D 鉄 鉱石プロジェクト(Pará 州)の操業開始が早まる可能性について言及した。
S11D 鉄鉱石プロジェクトは、初期投資額 80.4 億 US$の Carajás Serra Sul 鉱山・処理施設建設(生 産能力 90 百万 t/年)と、同 114 億 US$の Carajás 鉄道・Ponta da Madeira 港増強等インフラ開発(増 強後輸送量 230 百万 t/年)を含む事業であり、2013 年 10 月に建設工事が着手された。この事業は、 Vale にとってのみならず、ブラジル鉄鉱石産業の歴史の中でも最大規模の開発事業となる。Carajás Serra Sul 鉄鉱床の埋蔵鉱量は 42.4 億 t、平均 Fe 品位は 66.7 %。 (2015.10.1 サンティアゴ 山本邦仁) ペルー:MMG 社、Las Bambas プロジェクトで新たなボーリング調査を計画 2015 年 9 月 24 日付け地元紙によると、MMG 社(本社:豪州、中国資本)の Rivera 操業副社長は、 Las Bambas 銅鉱床において 2016 年に重要なボーリング調査の実施が計画されていることを明らか にした。本ボーリング調査は総延長 10 万メートルで 20 百万 US$が投資される見通し。なお 2014~ 2015 年には 35 万メートルのボーリング調査が実施された。また Rivera 氏は、現在までに鉱山建設 は 95 %の進行状況となっている一方、探鉱が実施されたのは鉱区の 10 %のみであること、本プ ロジェクトは埋蔵量 7 百万 t と世界的にも大規模な案件であること等説明した。 Las Bambas プロジェクトは 2016 年第 1 四半期に商業生産が開始され、投資総額は 10,000 百万 US$に達する見通しとなっている。 (2015.10.2 リマ 迫田昌敏) ペルー:Cajamarca 州 Santos 知事、汚職疑惑による拘留期間 2016 年 7 月まで延長へ 2015 年 9 月 9 日付け地元紙によると、国家刑事裁判所は、Cajamarca 州 Santos 知事の拘留期間 を 2016 年 7 月 24 日まで延長した。同知事には、2014 年 6 月から 14 カ月間にわたる拘留が科され たが、同期間は 11 カ月間延長されることになった。今後、検察は拘留期間の期限内に捜査を終了 し、起訴しなければならない。さらに、起訴が行われた場合、Santos 知事の処遇を決定するための 裁判が行われることになる。
4 指導者とも言える人物で、2014 年 6 月、公共事業の入札に絡む収賄の容疑で逮捕され、逃亡の恐れ があるとして 14 か月の予防拘禁が命じられ、リマ市内の刑務所に収監されていた。収監中である にも関わらず、2014 年 10 月に行われた統一地方選挙では有効票の 44.2 %を獲得して再選し、2015 年 1 月から新知事の任期が始まったが、知事業務は副知事の代行となり、また有罪が確定した場合 は、解任の可能性があると伝えられている。 (2015.10.2 リマ 迫田昌敏) ペルー:Cañariaco 銅プロジェクトの進捗状況
2015 年 9 月 23 日付け地元紙によると、Candente Copper 社(本社:カナダ)の Retiz 代表は、 Cañariaco 銅プロジェクト(Lambayeque 州)の環境影響評価は 70 %、FS は 50 %の進捗状況にある ことを明らかにした。 Cañariaco 銅プロジェクトには 1,600 百万 US$の投資が計画され、2018 年を目標に開発が進めら れている。操業時の 1 日あたりの粗鉱処理量は 9,500~120,000t、銅年産 119 千 t となる見通し。 (2015.10.2 リマ 迫田昌敏) ペルー:Zafranal 銅・金プロジェクトの進捗状況
2015 年 9 月 23 日付け地元紙によると、AQM Copper 社(本社:カナダ)は、Zafranal 銅・金プロジ ェクト(Arequipa 州)ではプレ FS を修正中であるほか、同プロジェクトの生産開始が 2020~2021 年 ごろとなる見通しを示した。また、これまでに 159,000 メートルのボーリング調査を実施した旨明ら かにしたほか、今後も同案件のポテンシャルを確かめるための探鉱を継続していく方針を示した。 同プロジェクトは、鉱量 353 百万トン(銅品位 0.41 %、金品位 0.09 g/t)のポーフィリータイプ、 露天掘りで、年産銅 103 千 t、金 30 千 oz(0.9 t)を目標としている。 (2015.10.2 リマ 迫田昌敏) ペルー:Volcan 社、コスト削減に取り組む 2015 年 9 月 28 日付け地元紙によると、国内最大の亜鉛・銀生産企業である Volcan 社の Picasso 社長は、金属市況の低迷が続く中、注意深く投資を行うと共にコスト削減を実施している旨明らか にした。同社長はロイターによるインタビューに対し、金属価格の下落が続く間は大きな投資を必 要とする大規模プロジェクトを行うことは不可能だとする一方、コスト削減による緊縮策を実施し ていく方針を示した。 さらに、亜鉛と鉛の価格が段階的に低下したことにより、同社はこの 18 カ月間で既に 4 回のコ スト削減を実施したほか、契約社員の 30 %を削減し、下請け企業に対しても大幅な値引きを求め ていることを明らかにした。その一方で、Volcan 社は 2015 年第 3 四半期も黒字を維持する見通し のほか、2015 年全体の生産量は、銀 24 百万 oz(約 746 t)、亜鉛 290 千~300 千 t と、前年を若干 上回る見込みを示した。 (2015.10.2 リマ 迫田昌敏) ペルー:Los Calatos プロジェクトの正味現在価値(NPV)が大幅上昇
2015 年 9 月 23 日付け地元紙によると、Metminco 社(本社:豪州)は、Los Calatos 銅プロジェク ト(Moquegua 州)の正味現在価値が 447 百万 US$へと 57 %上昇したと発表した。発表によると、従
5 来の鉱量 94 百万 t(銅品位 0.88 %、モリブデン品位 0.051 %)から、134.3 百万 t(銅品位 0.89 %、 モリブデン品位 0.036 %)へ修正された。 同プロジェクトはポーフィリータイプの銅・モリブデン鉱床で、655 百万 US$の投資により、年 産精鉱中銅量 55 千 t、マインライフ 22 年を計画している。 (2015.10.2 リマ 迫田昌敏) ペルー:San Gabriel(Chucapaca)金・銀・銅プロジェクトの進捗状況
2015 年9 月23 日付け地元紙によると、Buenaventura 社のGonzales 副社長は、San Gabriel(Chucapaca) 金・銀・銅プロジェクト(Moquegua 州)の操業開始が 2018 年第 1 四半期になることを明らかにした。現 在同プロジェクトは、今年 12 月の更新 EIA の承認待ちの状態で、その後、2013 年に露天掘りから坑内 掘りに変更した計画の基本設計と FS のレビューを開始する予定である。すでに今年 6 月からキャンプ 設営に入り、2017 年には鉱体にアクセスする 4,500 メートルの斜坑を設ける。 同プロジェクトは、鉱量 12 百万 t(金品位 6.5 g/t)の鉱脈タイプで、3,000 t/日の処理を計画し ている。 (2015.10.2 リマ 迫田昌敏) ペルー:Las Bambas プロジェクト反対デモで死者 4 名発生
2015 年 9 月 28~30 日付け地元紙によると、Apurmac 州 Cotabambas 郡 Challhuahuacho 区では、 Las Bambas 銅プロジェクトへの反対デモ隊と警官隊が衝突し、30 日までに 4 名の死者と多数の負 傷者が発生した。 本プロジェクトに関しては、9 月 12 日に 600 名の農民らが 9 月 25 日から抗議デモを行うことを 決定したことを受けて、内務省は治安部隊による介入を準備していた。抗議デモは、開始後最初の 3 日間は比較的穏便に進行していたものの、9 月 28 日に治安部隊との大規模な衝突が起こり、犠牲 者が発生した。
これを受けて、政府は Apurimac 州 Cotabambas 郡、Grau 郡、Andahuaylas 郡、Chincheros 郡のほ か、Cusco 州 Espinar 郡に対して 30 日間の非常事態を宣言した。La Republica 紙の取材によれば、 反対派は第 2 回目の EIA 修正が地域社会に対する相談の無いまま実施されたこと、2014 年に Las Bambas プロジェクトを Glencore Xstrata 社から買収した MMG 社(本社:豪州、中国資本)が、Glencore Xstrata 社が住民と交わした約束を認めていないこと等を理由に抗議デモを実施した。
さらに、当初の計画に含まれていないモリブデンプラント、フィルタープラント、精鉱貯蔵施設 等について、周辺環境を汚染する可能性が高いことを理由にその解体・撤去を要求している。これ に関して、Cotabambas 郡民団体の Abarca 代表は、最初の EIA ではこれらの施設建設は Cusco 州 Espinar 郡で計画されていたが、修正によって Apurimac 州 Cotabambas 郡 Challhuahuacho に変更さ れたことは受け入れられていないと意見している。この他にも、送電線が通過する Cotabambas や Grau 等のコミュニティのほか、Matarani 港までの精鉱輸送機関の通過地域を、プロジェクト影響 下地域として認めるよう要請している。
一方、Las Bambas 銅プロジェクトの Mendoza 環境部長は、「本プロジェクトは長年にわたって地 域コミュニティとの良好な関係を築いてきたことから、今回の出来事には驚いている」とし、9 月 29 日は弔意を表して活動を中止すると共に、対話に臨む意思があることを表明した。さらに、EIA の修正はより効率性の高い操業プロセスを実現するためであると説明した。9 月 29 日に政府代表者、
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Apurimac 州知事、Cotabambas 区長、Callhuahuacho 区長等がエネルギー鉱山省内で協議を行ったも のの、合意には至らなかった。 (2015.10.2 リマ 迫田昌敏) ペルー:2015 年 8 月の鉱産物生産量 エネルギー鉱山省によると、ペルーの 2015 年 8 月の鉱産物生産量は、前年同月比で銅 31.7 %増、 銀 8.5 %増、鉛 4.6 %増、鉄鉱石 87.5 %と増加した一方、モリブデンは 18.2 %減、金 3.5 %減、 亜鉛 9.4 %減、錫 5.7 %減と減少した。 鉱種 単 位 8 月 1 月~8 月 2014 年 2015 年 増減 2014 年 2015 年 増減 銅 t 118,595 156,229 31.73 % 924,654 1,059,036 14.53 % 金 g 12,349,629 11,914,980 -3.52 % 88,581,841 93,407,227 5.45 % 亜鉛 t 135,407 122,646 -9.42 % 859,510 934,114 8.68 % 銀 kg 322,479 349,794 8.47 % 2,475,866 2,587,530 4.51 % 鉛 t 24,665 25,810 4.64 % 178,177 204,109 14.55 % 鉄鉱石 t 356,731 668,730 87.46 % 5,188,396 5,521,712 6.42 % 錫 t 1,795 1,693 -5.70 % 14,986 12,815 -14.49 % モリブデン t 1,555 1,272 -18.20 % 10,925 12,948 18.51 % タングステン t 2 10 400 % 41 94 129.27 % (2015.10.2 リマ 迫田昌敏) ペルー:2015 年 7 月の鉱産物輸出額 ペルー鉱業石油エネルギー協会(SNMPE)によると、2015 年 7 月の鉱産物輸出額は前年を 15.2 % 下回る 1,442 百万 US$となった。内訳は、亜鉛 62.4 %増(143 百万 US$)増を除いて、銅 12.4 %減 (605 百万 US$)、モリブデン 53.9 %減(15 百万 US$)、金 6.2 %減(535 百万 US$)、銀 62.5 %減(8 百万 US$)、鉛 57.4 %減(82 百万 US$)と軒並み減少した。 (百万 US$) 鉱種 7 月 2014 2015 伸び率 銅 691 605 -12.4 % 鉛 193 82 -57.5 % 亜鉛 88 143 62.5 % 金 570 535 -6.1 % 銀 22 8 -63.6 % 錫 46 22 -52.2 % 鉄鉱石 51 28 -45.1 % モリブデン 33 15 -54.5 % その他 7.6 2.6 -65.8 % 鉱産物合計 1,071 1,442 34.6 % (ペルー中銀と国税庁のデータをもとに SNMPE が作成) (2015.10.2 リマ 迫田昌敏)
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ペルー:Las Bambas 銅プロジェクト反対デモ、72 時間停止へ
2015 年 9 月 30 日~10 月 1 日付け地元紙によると、反対デモを率いる Apurimac 州 Cotbambas 郡 の活動家らは、9 月 30 日夜、72 時間のデモ停止を決定するとともに、政府とプロジェクトを実施 する MMG 社(本社:豪州、中国資本)に対して対話協議会の設置を要請した。このうち、Cotabambas 郡民団体「Cotabambas 利益保護戦線」の Abarca 代表は、Cotabambas 郡は平穏な地域であり、責任 ある鉱業を支持しているとの立場を表明しつつ、EIA の修正について政府からの情報を得られなか ったことが抗議デモのきっかけとなったと説明した。さらに、暴力的な行為に関しては、外部から の扇動が行われた可能性を示した。これに関して、MMG 社関連の情報源も、同社との下請け契約を 締結できなかった企業が、煽動者に対して資金提供を行ったとしている。同様に Apurimac 州の Venegas 知事も、抗議デモには外部からの介入が行われた旨表明している。 本プロジェクトの操業開始は 2016 年第 1 四半期の予定とされているが、MMG 社の Mendoza 環境部長は、 反対運動によるプロジェクトの遅延は発生しないとの見通しを示している。また、Cateriano 首相は、犠 牲者に対する弔意を表明する一方、本プロジェクトは投資額 100 億 US$の、ペルー史上最大の鉱業プロジ ェクトであり、開発進捗率は既に 98 %となっており、今後も進行しなければならないと訴えた。 (2015.10.2 リマ 迫田昌敏) ボリビア:COMIBOL と韓国 KORES、Corocoro 銅鉱山開発契約を解消 2015 年 9 月 12 日付け地元紙によると、Corocoro 鉱山公社の Villavicencio 社長は、ボリビア鉱 山公社(COMIBOL)が、2015 年 3 月に Corocoro 銅鉱山開発を目的とした韓国資源公社(KORES)との JV 契約を解消していたことを明らかにした。Villavicencio 社長によると、COMIBOL と KORES は 2008 年 6 月に JV 契約を締結し、200 百万 US$を投資し電気銅を生産することが計画されていた。 しかしながら、KORES はここ 2 年間における調査の結果が有望なものではなかったことを主な理 由として、契約が解消される運びとなった。同社長によれば、契約解消は双方合意の上で決定され た。また、KORES による投資総額は 10 百万 US$となった。 (2015.10.2 リマ 迫田昌敏) ボリビア:Vinto 精錬所、新 Ausmelt 炉で不具合発生 2015 年 9 月 23 日付け地元紙によると、9 月 20 日、Ausmelt 炉による錫生産が開始されて間もな い Vinto 精錬所で、ボイラーから炉に水蒸気を供給する高圧パイプが大きな音と共に外れる事故が あった。Vinto 社の Villavicencio ジェネラルマネージャーによると、この事故による人的被害や 物的損傷は発生していない。また、パイプの修復はすぐに行われる見通しのほか、現在炉の温度は 1,000℃を維持しており、修復が行われ次第生産を再開する見込みであるとコメントした。 Vinto 精錬所の Ausmelt 炉は、今年 2 月の運転開始後、試運転を行い、8 月に本格運転を開始し たばかりだった。 (2015.10.2 リマ 迫田昌敏) メキシコ:金属市況下落・低迷に対抗する手段として鉱業プロジェクトの縮小を模索 2015 年 9 月 28 日付け業界紙等によると、メキシコで活動する鉱業企業は、昨今の金属市況の下 落・低迷に対抗する手段として、鉱業プロジェクトにおける事業規模の縮小や高品位鉱物の採掘へ の移行を推進することにより、実行可能なプロジェクトへの転換を模索している。
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加 Silver Standard Resources 社(本社:バンクーバー)が Durango 州に保有する Pitarilla 多金 属プロジェクト(投資総額 741 百万 US$)に関しては、当初投資総額 15 億 US$であったが、金属市況 下落のため、昨年計画を停止した。しかし、高品位鉱石の採掘に焦点を当てるとともに規模を縮小 し設備投資額を削減することにより、開発実現を検討している。
加 Silver Bull Resources 社(本社:バンクーバー)が Coahuila 州に保有する Sierra Mojada 銀・ 亜鉛プロジェクトに関しては、高品位な銀及び亜鉛鉱床を有するメキシコ国内有数の大規模未開発 プロジェクトであるが、現在の金属市況では開発実行が不可能とされている。しかし、亜鉛のみの 鉱床と地表層の鉱化に焦点を絞った規模の小さい銀露天掘に計画を変更し、投資総額 297 百万 US$を圧縮することにより、開発実現を検討している。
加 Chesapeake Gold 社(本社:バンクーバー)が Durango 州に保有する Metates 多金属プロジェク トに関しては、未開発プロジェクトとして世界最大級の金、銀及び亜鉛埋蔵量を誇っているが、昨 今の金属市況の下落により当初計画した投資総額 43.6 億 US$がプロジェクト開発の障害と考えら れていた。こうした中、計画の見直しにより 10~15 億 US$のコスト削減のほか、更なる投資額圧縮 により、開発実現を検討している。
(2015.10.5 メキシコ 縄田俊之)
メキシコ:メキシコを舞台に加 First Majestic Silver 社による加 SilverCrest Mines 社の買収が 決定
2015 年 9 月 28 日付け業界紙等によると、メキシコで最大の銀生産会社の一つである加 First Majestic Silver 社(本社:バンクーバー)は、株主総会において加 SilverCrest Mines 社(本社:バンクーバー)の 買収が承認された旨を明らかにした。
First Majestic Silver 社によると、買収総額は 154 百万 C$(115 百万 US$)で、本買収により SilverCrest Mines 社が Chihuahua 州に保有する Santa Elena 銀鉱山を始めとするメキシコ国内で 操業中の鉱山や開発・計画中のプロジェクトを傘下に収めることとなり、これによって年間銀生産 量が 622 t へと大幅に増加する。 (2015.10.5 メキシコ 縄田俊之) メキシコ:メキシコ政府、6 か月間の鉄鋼製品に関する輸入関税を発表 2015 年 9 月 29 日付け業界紙等によると、メキシコ政府は、中国等から輸入される低価格の鉄鋼 製品から国内鉄鋼企業を保護するため、6 か月間に限定して新たに鉄鋼製品に対し輸入関税を課す ことを発表した。 経済省によると、メキシコとの間で自由貿易協定を締結していない国からの冷間圧延鉄鋼、熱間 圧延鉄鋼、線材、鋼板及びプレートの鉄鋼製品 5 品目に対し、15 %程度の輸入関税を課すことを 決定した。 中国に関しては、メキシコとの間で自由貿易協定を締結していないほか、3 か月前にはメキシコ 国内の鉄鋼企業である ArcelorMittal Las Truchas 社、Deacero 社及び Ternium Mexico 社の 3 社が、 中国製鉄鋼製品のダンピング価格によりメキシコ鉄鋼企業が損失を被ったとの訴えを行った。
全国鉄鋼産業会議所(CANACERO)によると、中国やロシア等の低価格の鉄鋼製品の輸入により、メ キシコ市場におけるメキシコ製鉄鋼製品の販売量が急速に低下しており、今や 50 %以下にまで低 下した。CANACERO としては、中国製鉄鋼製品の脅威からメキシコ企業を守るため、引き続き政府と
9 協力していく。 なお、メキシコ政府は、メキシコ国内企業を不当に安価な外国製品から守るため、最近数か月の 間でアンチダンピング課税を課す等新たな政策を行ってきた。 (2015.10.5 メキシコ 縄田俊之) メキシコ:2015 年 7 月主要非鉄金属生産量 メキシコ国立統計地理情報院(INEGI)は、2015 年 9 月 30 日付け HP にて、2015 年 7 月のメキシコ 主要非鉄金属生産量(速報値)を下表のとおり発表した。 2014 年 7 月 2015 年 6 月 2015 年 7 月 前年同 月比 (%) 前月比 (%) 2014 年 1~7 月期 2015 年 1~7 月期 前年同 期比 (%) 金(kg) 8,193 9,931 9,458 +15.4 -4.8 55,233 60,634 +9.8 銀(kg) 386,086 416,993 424,236 +9.9 +1.7 2,723,074 2,868,243 +5.3 鉛(t) 16,478 16,969 18,029 +9.4 +6.2 111,610 117,604 +5.4 銅(t) 37,587 40,467 38,694 +2.9 -4.4 263,671 260,556 -1.2 亜鉛(t) 36,607 42,005 39,126 +6.9 -6.9 256,709 262,429 +2.2 (2015.10.5 メキシコ 縄田俊之) メキシコ:与党制度的革命党下院議員が鉱業特別委員会設置を計画 2015 年 9 月 30 日付け業界紙等によると、与党制度的革命党(PRI)下院議員 4 名は、鉱業労働者が 直面する問題に対応し、鉱業界の利益を尊重し協力するため鉱業包括開発特別委員会を設置するこ とをメキシコ議会に提案した旨を明らかにした。 当該議員によると、前大統領の任期期間中には、鉱業は 167 億 US$の外国直接投資を呼び込み、2011 年 12 月には 309,725 人の直接雇用を記録した。また、メキシコは国別金属生産ランキングにおいて、 銀が第 1 位、ビスマスが第 3 位、鉛が第 5 位、金が第 9 位、銅が第 11 位である。こうした点を踏まえ、 鉱業がメキシコ経済にとって重要な産業であると位置付ける一方、誰もが認識している鉱業企業と労 働者が直面する問題を解決し、鉱業界へ利益をもたらすためには、大統領と協力する必要がある。 また、これまでに開催されたメキシコ議会において審議しまとめられた鉱業における問題点に関する 内容を洗い出すとともに、市民団体等と連邦・州政府及び地方自治体との会合を管理する必要がある。 (2015.10. 5 メキシコ 縄田俊之) メキシコ:昨年発生した Buenavista 銅鉱山銅浸出液流出事故、水源地に対する汚染源の疑い 2015 年 10 月 1 日付け業界紙等によると、Sonora 州北西部に位置する Rodríguez Luján 湖(ダム 湖)において大量の魚の死骸が発見されことを受け、近隣の環境保護団体は、Grupo México 社の子 会社 Southern Copper 社が Sonora 州で操業している Buenavista 銅鉱山において昨年 8 月に発生し た銅浸出液流出事故によるものと確認した旨を明らかにした。
一方、国家水委員会(CONAGUA)は、今回の大量の魚の死骸が発見された件に関し湖水中の酸素濃 度の異常低下によるものと報告したほか、環境天然資源省(SEMARNAT)及び環境保護連邦検察庁 (PROFEPA)は、本件に関し特段声明を発表しなかった。
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ドミニカ共和国:加 Barrick Gold 社、Pueblo Viejo 金・銀鉱山の大口供給契約を打ち切る
2015 年 9 月 29 日付け業界紙等によると、加 Barrick Gold 社(本社:トロント)は、加 Goldcorp 社(本社:バンクーバー)とともに権益比率 60:40 でドミニカ共和国に保有する Pueblo Viejo 金・ 銀鉱山において生産される金及び銀の大口供給先として米 Royal Gold 社(本社:デンバー)と本年 8 月に締結した契約を打ち切る旨発表した。
Barrick Gold 社によると、Royal Gold 社に対し金及び銀を供給する代価として既に前払金 610 百万 US$を受領しており、また、金及び銀の供給量に応じ継続的に現金を受領する契約内容となっ ていたが、金供給量 30.8 t、銀供給量 1,555 t に達した時点で当該契約を打ち切ることとした。 (2015.10.5 メキシコ 縄田俊之)
ドミニカ共和国:加 GoldQuest Mining 社、加 Precipitate Gold 社がドミニカ共和国での協力協定 に署名 2015 年 9 月 30 日付け業界紙等によると、加 GoldQuest Mining 社(本社:バンクーバー)及び加 Precipitate Gold 社(本社:バンクーバー)は、ドミニカ共和国における金探査に係るデータ共有に 関する協力協定に署名を行った旨を発表した。 両社によると、同国における金探査に関し、両社がそれぞれ行うリモートセンシング調査及び地 表調査を含む物理探査やボーリング調査に関するデータをデータベース化し共有することによっ て、探鉱の効率化を促進する。 (2015.10.5 メキシコ 縄田俊之)
ジャマイカ:豪 OZ Minerals 社、加 Carube Copper 社がジャマイカの金プロジェクト 3 件に関する JV 契約を締結
2015 年 9 月 30 日付け業界紙等によると、加 Carube Copper 社(本社:オタワ)は、ジャマイカに 保有する Hungry 金プロジェクト、Above Rocks 金プロジェクト及び Main Ridge 金プロジェクトに 関し、豪 OZ Minerals 社(本社:アデレード)との間で JV 契約を締結した旨を発表した。
Carube Copper 社によると、本 JV 契約締結により OZ Minerals 社は 3 件のプロジェクトに関する 権益比率が 80 %となるとともに、オプションとして OZ Minerals 社が更に権益比率 10 %又は 20 %を購入する権利が付与されることとなった。
(2015.10.5 メキシコ 縄田俊之)
カナダ:Pele Mountain 社、中国企業との MOU 期限切れ
2015 年 10 月 1 日、加 Pele Mountain Resources 社(以下、Pele Mountain 社)は、オンタリオ州 Elliot Lake の Eco Ridge レアアースプロジェクトにおけるレアアース処理施設の共同開発に向け、2015 年 3 月 28 日に締結した中国企業 Sheng Kang Ning(Shanghai)Mining Investment Co. Ltd.(以下、SKN 社)との間の MOU について、JV 形成の最終合意に至らないまま 9 月 30 日に期限満了となったことを 明らかにした。Pele Mountain 社は、引き続き SKN 社との協力の検討を続けながら、レアアース処理 施設を開発する財務的、技術的能力を有する他のパートナーとの協議も始めるとしている。 当該 MOU では、正式契約に向けて、SKN 社 50.1 %、Pele 社 49.9 %の JV を形成し、SKN 社がモ ナザイト精鉱を処理するための技術を提供する等の条件で交渉が進められてきたが、SKN 社が Elliot Lake での当該技術を使用について中国政府の許可が得られなかったため、JV の形成に至ら
11 なかったもの。 (2015.9.22 バンクーバー 山路法宏) カナダ:総選挙における各野党の鉱業政策 2015 年 10 月 19 日に投票が予定されているカナダ総選挙に関して、地元報道機関が主要 4 政党に 対して行った国内の鉱業に関する質問と、回答が得られなかった与党保守党を除く 3 野党(新民主 党、自由党、グリーン党)からの回答を紹介した。 州政府との手続きの重複を避ける環境許認可の合理化に向けた近年の連邦政府による取り組みに ついて、自由党はカナダの環境評価の信頼性が損なわれたとして、環境評価プロセスのパブリックレ ビューを実施し、それに基づく新しい包括的かつ公平なプロセスへの転換を図る意向を示し、新民主 党やグリーン党も、プロセスの合理化については一定の理解を示した上で、連邦政府の責任回避につ ながる役割の大幅な制限は受け入れられず、カナダ鉱業の評判を傷つけるものだと指摘した。 一方、2014 年 6 月の連邦最高裁による Tsilhqot'in 判決を境に、先住民に対する「協議義務」が 「合意の要求」に変わったことに対しては、連邦政府が先住民との協議や合意義務に対してより責 任を持ち、先住民との新たな関係を構築する必要があるという点で一致し、自由党は法規制や政策、 対策等の見直しにまで言及した。 また、北極圏等国内の遠隔地における鉱業に関連するインフラ整備や地質的研究、職業訓練等の 支援については、自由党が連邦政府によるインフラ投資を今後 10 年間で現在の 650 億 C$から約 1,250 C$へほぼ倍増させる等の具体策を提示したのに対して、グリーン党は一切の鉱物探査を禁止 する「北極圏保護地帯(Arctic Protected Zone)」の設置を目指す考えを明らかにしている。なお、 フロースルー株式制度の延長については、各党とも概ね支持する姿勢を示している。
(2015.9.30 バンクーバー 山路法宏)
カナダ:カナダ鉱業界が TPP への参加を後押し
2015 年 9 月 29 日、カナダ鉱業協会(Mining Association of Canada:MAC)及びカナダ探鉱・開発 協会(Prospectors & Developers Association of Canada:PDAC)は、環太平洋経済連携協定(TPP) へのカナダの参入を支持する声明を発表した。 TPP 交渉を行っている 12 の参加国全体で、8 億人の消費者と世界経済の約 40 %を占める 28.5 兆 C$の GDP があり、世界の鉱業を先導するカナダ鉱業界は、これらの参加国においても 2012 年から 2014 年まで年間平均 1,586 億 C$を上回る投資を行っており、この重要な貿易協定から取り残されるわけ にはいかないと主張している。本声明の翌日 9 月 30 日より米国アトランタにて TPP 閣僚会合が予定 されていたことに加えて、10 月 19 日に予定されている総選挙では TPP への参加の是非も 1 つの争点 となっていたことから、カナダの重要産業の 1 つとして TPP 参加の重要性を主張したものと思われる。 TPP 閣僚会合は、10 月 5 日にカナダを含む参加 12 カ国が大筋合意に達したとする声明を発表してい る。カナダでは、総選挙において現与党のハーパー首相率いる保守党の経済政策に対する是非が争点 となっている中で、TPP への参加については政党間で立場が分かれており、現在世論調査の結果が拮抗 している 3 政党では、保守党が推進、新民主党が反対、自由党が原則支持という立場を取っている。 (2015.10.5 バンクーバー 山路法宏)
12 ロシア:Rosgeologia 社、2015 年は収益倍増へ 2015 年 9 月 17 日付け地元報道等によると、Rosgeologia 社は、2015 年の収益を対前年比ほぼ倍 増の 196 億ルーブルと見込んでいる。収益増は資産統合と統一マーケティング方針の構築により促 進される予定である。 Rosgeologia 社のパノフ CEO は、「信頼できる請負企業として市場で認められたため、政府から の受注は 171 億ルーブルとなり、営業収益に占める民間契約のシェアも 2014 年の 23.7 %から 2015 年には 55.5 %に拡大する予定である」と述べた。また、同 CEO は、「当社の 2020 年までの投資プ ログラムでは 479 億ルーブルの資本投資を予定している。投資の一部は自社生産基盤の発展に充て る。また、借入交渉を行っており、他社との協業の可能性も検討している。当社では国内外問わず 資本市場へのアクセスに制限はない」と述べている。 資産統合とコーポレートガバナンスシステムの構築により、Rosgeologia 社は政府発注を独占的 に履行するステータスを得ている。 (2015.10.5 モスクワ 木原栄治) ロシア:カバルダ・バルカル共和国でタングステン・クラスター創設へ 2015 年 9 月 25 日付け地元報道等によると、カバルダ・バルカル共和国産業貿易省は、2013 年 4 月 5 日付連邦法第 44-FZ 号「国家・地方自治体向け商品・役務調達に関する契約体制について」に 基づき、「Tyrnyauzskoe 鉱床タングステン・モリブデン開発の新規 FS 作成・埋蔵量再評価プロジ ェクト」に関して、共和国予算による鉱物資源基盤再生事業の一般入札を実施した。 入札は、地下資源利用関連の権限移譲に関するカバルダ・バルカル共和国と連邦地下資源利用庁 (Rosnedra)との契約、同共和国のタングステン・モリブデン埋蔵量の再評価と Tyrnyauzskoe 鉱床 の地下資源利用権入札実施のための行動計画に基づいて実施され、Giprotsvetmet 社(Rostec 社傘 下)が落札した。同社は非鉄製錬プラント設計では国内トップクラスの研究所で、銅及び鉛・亜鉛 産業部門の総合設計請負企業である。 技術課題に基づき、作業は二段階で実施され、2016 年 3 月 31 日に完了予定である。Tyrnyauzskoe 鉱床の埋蔵量再評価が行われることで、投資家によるプロジェクト参入の資金的ハードルが下がり、 開発をスタートできる。 Tyrnyauzskoe 鉱床の採掘再開により、防衛産業などロシアの産業が必要とする原料を確保できる。 輸入代替計画の実現には同プロジェクトの実施が不可欠である。鉱床開発再開はメドヴェージェフ 首相の監督下にある。 Tyrnyauzskoe 鉱床開発は、輸入に依存しない超硬工具生産クラスター創設の主要プロジェクトで ある。クラスターでは、タングステン含有原料の加工度を高め、最終的に、現在輸入品がロシア市場 の 90 %を占める超硬工具の製造まで行う予定である。クラスターは、原料加工の 4 フェーズ(採掘・ 選鉱、無水タングステン酸の製造、超硬合金粉末・板の製造、超硬工具製造)から成り、共和国の 3 企業が参加する。それは、Tyrnyauzskoe タングステン・モリブデン鉱床をベースとする既存採鉱選 鉱プラント、Gidrometallurg 社及び Terekalmaz 社をベースとする新規湿式製錬プラントである。 (2015.10.5 モスクワ 木原栄治)
13 ロシア:連邦送電会社、2015 年 10~11 月に Bystrinsky 採鉱選鉱コンビナートのインフラ建設開始 へ 2015 年 9 月 18 日付け地元報道等によると、連邦送電会社(FGC UES)は、2015 年 10~11 月に Bystrinsky 採鉱選鉱コンビナート(Norilsk Nickel 社のプロジェクト)用送電線建設プロジェクトに着手する。 同コンビナートの 2017 年の送電網接続に関する FGC UES との契約は 2013 年に締結され、送電線 と変電所の建設(総額約 70 億ルーブル)が予定されていたが、FGC UES の投資プログラム縮小により プロジェクト資金が不足していた。2014 年 10 月、プーチン大統領と Norilsk Nickel 社のウラジー ミル・ポターニン CEO との会談で、Norilsk Nickel 社が Bystrinsky 採鉱選鉱コンビナート用の電 力インフラ建設の資金調達に参加し、FGC UES が電力インフラを買い取ることが決定した。
Bystrinsky 採鉱選鉱コンビナートは、Bystrinskoe 銅・鉄・金鉱床(ザバイカリエ地方)をベース とし、鉱石年産能力 1,000 万 t、2017 年操業開始を予定している。ポターニン CEO によると、Norilsk Nickel 社は同コンビナートに既に約 80 億ルーブルを投資している。
(2015.10.5 モスクワ 木原栄治)
ロシア:Norilsk Nickel 社、Bugdainskoye 他金属鉱床開発を一時停止
2015 年 9 月 24 日付け地元報道等によると、Norilsk Nickel 社は、モリブデン価格の下落を受け、 Bugdainskoye 多金属鉱床(ザバイカリエ地方)の開発を一時停止した。 2006 年に承認された計画では、同社は同鉱床(確認埋蔵量:モリブデン 60 万 t、金 11 t、銀 194 t) における Bugdainsky 採鉱選鉱コンビナートの建設開始を 2013 年に予定していた。2016 年には鉱石年 産 9,000 t が予定されていた。 (2015.10.5 モスクワ 木原栄治)
ロシア:Norilsk Nickel 社、Oktyabrskoe 及び Talnakh 鉱床の銅・ニッケル鉱石採掘ライセンス延 長
2015 年 9 月 30 日付け地元報道等によると、タイムィル自治管区政府は、Norilsk Nickel 社に対 し、Oktyabrskoe 及び Talnakh 鉱床(クラスノヤルスク地方)の銅・ニッケル鉱石採掘ライセンスを 延長し、有効期間は 2016 年年初から 2033 年末までとなった。
Norilsk Nickel 社は、2001 年に両鉱床のライセンス(登録番号:Talnakh 鉱床 DUD 00151 TE、 Oktyabrskoe 鉱床 DUD 00150 TE)を取得している。両鉱床は、同社の北極圏支社が開発している Talnakh 鉱体群の一部である。
Talnakh 鉱体群の確認埋蔵量は鉱石 3 億 4,686 万 7,000 t(ニッケル 261 万 4,000 t、銅 560 万 5,000 t、 パラジウム 4,382 万 2,000 oz、プラチナ 1,182 万 4,000 oz、金 246 万 2,000 oz、白金族金属 5,794 万 8,000 oz)、推定埋蔵量は鉱石 3 億 1,951 万 8,000 t(ニッケル 384 万 t、銅 640 万 8,000 t、パラジウム 4,649 万 oz、プラチナ 1,138 万 4,000 oz、金 278 万 2,000 oz、白金族金属 6,074 万 3,000 oz)である。
2014 年に実施した Oktyabrskoe、Talnakh 及び Norilsk-1 鉱床の銅・ニッケル鉱石試掘により、 鉱石埋蔵量は 610 万 t 以上、ニッケルは 11 万 2,800 t、銅は 35 万 1,900 t、白金族金属は 75.7 t それぞれ増加した。
Talnakh 及 び Oktyabrskoe 鉱 床 の 開 発 は 、 Taimyrsky 、 Oktyabrky 及 び Komsomolsky 鉱 山 (Komsomolskaya、Skalistaya、Mayak 採鉱場)が行っている。
14 ロシア:Udokan 鉱床開発に国民福祉基金利用の可能性 2015 年 9 月 25 日付け地元報道等によると、メドヴェージェフ首相は、Udokan 銅鉱床(ザバイカ リエ地方)開発に国民福祉基金の資金が利用される可能性もあると述べた。 首相によると、同プロジェクトはシベリア・極東開発の観点から重要であり、その実施過程にお いて、プロジェクト及び地域全体に必要なエネルギー・輸送インフラが整備され、新たな冶金生産 能力が創出されることになる。 (2015.10.5 モスクワ 木原栄治)
ロシア:Metalloinvest 社、Baikal Mining Company(Udokan 銅鉱床オペレーター)を分離し、新たな 持株会社へ
2015 年 9 月 28 日付け地元報道等によると、Metalloinvest 社の株主は、子会社の Baikal Mining Company(BMC、Udokan 銅鉱床オペレーター)を分離し、同名の新たな持株会社とすることを承認した。
BMC の権益は、中国 Hopu Investments 社が 10 %、Rostec 社が 25 %を 2014 年内に Metalloinvest 社から取得する予定であったが、2015 年 9 月、Rostec 社のセルゲイ・チェメゾフ CEO は、同社が 譲渡を延期していると述べていた。 (2015.10.5 モスクワ 木原栄治) ロシア:VSMPO-AVISMA 社、2015 年は設備改修に 9 億 7,800 万ルーブル支出 2015 年 9 月 23 日付け地元報道等によると、チタン生産大手 VSMPO-AVISMA 社は 2015 年、設備の オーバーホールに 9 億 7,800 万ルーブルを支出する予定である。これにより 450 以上のユニットが 更新される予定である。 工場で行われている設備更新で最大規模のものは第 22 プラントにおける新規加熱炉及び 12 基の 立旋盤(チェコ製)の設置である。同様の更新が第 21 プラントの鍛造施設でも行われており、第 16 プラントには最新式の油圧自動ゲージ制御装置(HAGC)が近々納入される。 また、新規コンプレッサーステーション向けに設備の大口納入が予定されている。ユニットは全 て支払済み・配送中で、2015 年 10 月の設置を予定している。 (2015.10.5 モスクワ 木原栄治) ロシア:Usinskoe 鉱床のマンガン鉱石試料、中国で分析へ 2015 年 9 月 18 日付け地元報道等によると、ケメロヴォ州 Usinskoe 鉱床のマンガン鉱石のサンプ リングが完了した。試料は詳細分析のため中国に送られ、最も環境負荷の少ないマンガン回収方法 に関する専門家の見解を得る予定である。試料の一部はノヴォクズネツクにも送られ、ロシアの専 門家も見解を出す見込みである。試料は大量に採取され、炭酸鉱、酸化鉱合わせて約 12 t となっ た。試験採掘は露天掘で行われた。採掘が軌道に乗れば、少なくとも今後 45 年間は露天掘採掘が 可能である。また、総合的サンプリングにより、鉱床の全体評価を行うことができる。 中国で試料分析を行うのは、本プロジェクトのメイン・コントラクターである Sinosteel 社である。 試料は、金属マンガン生産専門の 27 プラントが操業する長沙に送られる。中国は、詳細な化学分析を 行うだけでなく、生産工程の廃棄物を最少化できる最適粒度を解明する。中国は世界の金属マンガン 供給量の 98 %を占めるトップ生産国である。現在、ロシアには金属マンガンを製造できるプラントが
15 ない。分析結果をもとに、ロシアはプラント建設に向けた技術規定の作成を開始することができる。 (2015.10.5 モスクワ 木原栄治) カザフスタン:投資・発展省、地下資源利用権供与のオークションを公告 2015 年 9 月 7 日付け地元報道等によると、カザフスタン投資・発展省は、地下資源利用権供与の オークションを公告した。オークション方式による地下資源利用権供与の入札は、2014 年末の地下 資源・地下資源利用法改正により、初めて実施される。 落札者決定の唯一の基準は、オークション参加者が提示するサインボーナスの最高額である。そ の他の条件は入札公告に記載されており、全参加者共通である。この方式により、オークション参 加者がサインボーナス金額を引き上げることで、政府は大きな額が期待でき、落札者決定の最大限 の透明性も確保される。入札結果発表の遅延を防ぐため、オークションの実施期間・段階は地下資 源法により厳密に定められている。 オークションにかけられる地下資源鉱区(一般採掘物、石炭、ウランを除く)のリストは 2015 年 6 月 26 日付投資・発展省省令第 724 号により承認されている。同リストは、2014 年に入札が成立し なかった鉱区及び潜在的地下資源利用者のリクエストによる鉱区から成る。オークション対象鉱区 は全 100 件(採掘 27、探査 73)であり、内訳は下記の通り。 ・金 46 件(採掘 5、探査 41) ・非鉄金属 22 件(採掘 8、探査 14) ・鉄類 3 件(探査) ・レアメタル 10 件(採掘 5、探査 5) ・非金属原料 10 件(採掘 6、探査 4) ・ダイヤモンド 1 件(探査) ・ボーキサイト 2 件(探査) ・地下水 4 件(採取 2、探査 2) ・貴石・半貴石 2 件(探査) オークション参加申請書の提出期間は 2015 年 9 月 1 日~10 月 1 日、オークション結果は 2015 年 12 月 3 日に発表される予定である。 (2015.10.5 モスクワ 木原栄治) カザフスタン:Rio Tinto 社、投資・発展省大臣に共同プロジェクトの進捗状況等を報告 2015 年 9 月 11 日付け地元報道等によると、Rio Tinto 社のマッキントッシュ探査部長は、 Korgantas 及び Balkhash-Saryshagan エリア(カラガンダ州)における共同プロジェクトの進捗状況 と今後の計画について、イセケシェフ投資・発展大臣に報告した。空中地球物理探査は完了し、現 在、地質データベース構築、踏査、地球化学サンプリングが行われている。また、投資・発展省と Rio Tinto 社は、同社がカザフスタンへの技術移転と 60 名の同国専門家育成を行うことで合意した。
2015 年 7 月、Rio Tinto 社と Kazgeology 社は、Korgantas 及び Balkhash-Saryshagan エリアにお いて世界的技術による大規模鉱床探査を開始しており、国際規模の銅鉱床発見が期待されている。 探査段階の投資額は 1,500 万 US$である。
16 カザフスタン:金含有原料の輸出禁止を延長 2015 年 9 月 22 日付け地元報道等によると、カザフスタンは、鉄スクラップ及び金含有原料の輸出禁 止を 2015 年 9 月 1 日から 4 ヵ月間延長した。前回の禁輸措置は 2015 年 3 月から 6 ヵ月間実施された。 対象品目は、鉄くず・スクラップ(耐食鋼を含む合金鋼のくず・スクラップを除く)、未加工金、 半加工金、粉金、非マネタリーゴールド、その他の形状のもの(未加工)、貴金属くず・スクラップ、 貴金属めっきを施した金属のくず・スクラップ、貴金属または貴金属化合物を含有するくず・スク ラップである。 (2015.10.5 モスクワ 木原栄治) キルギス:Kyrgyzaltyn 社、金枯渇により石炭開発も
2015 年 9 月 28 日付け地元報道等によると、Kyrgyzaltyn 社は、Kok-Moinok 鉱床 Bulak(Vostochny) 鉱区における褐炭の地質探査を落札した。入札開始価格 6,965 US$のところ、同社の提示額は 20 万 6,000 US$であった。 Kyrgyzaltyn 社の鉱物資源基盤は近年慢性的に不足しており、同社は開発中の金鉱床の枯渇が原 因で、事業所の操業を再三停止している。9 月初め、Makmalzoloto コンビナートの金製錬所と Terek-Say 金鉱山が操業を停止した。これは、資源豊富な鉱区の開発準備に向けた地質探査を実施 してこなかったことによる。また、政府機関の足並みが揃わず、同社への新規ライセンス供与の問 題が解決していない。 キルギス国家地質鉱物資源庁は、2015 年 10 月 22 日、Kyrgyzaltyn 社の資産付近の 3 鉱床を 1 ロッ トとして入札(開始価格 2,000 万 US$)を実施する予定である。入札対象は、Terekkan 及び Perevalnoe 金鉱床と Terek 金・アンチモン鉱床(第 17 ブロックを除く)である。 (2015.10.5 モスクワ 木原栄治) 豪:Rio Tinto、Weipa ボーキサイト鉱山で商用太陽光発電施設の運用が開始
2015 年 9 月 29 日、First Solar 社、Rio Tinto 及びオーストラリア再生可能エネルギー庁(ARENA) は、Rio Tinto の Weipa ボーキサイト鉱山で商用太陽光発電施設の運用を開始したことを発表した。
Weipa 鉱山の敷地内に設置された発電施設は 18,000 枚のソーラーパネルと補助燃料発電機から 構成され、ピーク時に 1.7 MW を発電し、ヨーク岬西部の町村が日中必要とする電力の約 20 %を供 給する。太陽光発電施設は三者による共同プロジェクトであり、Rio Tinto は契約により 15 年間電 力を本プロジェクトから購入する。 太陽光発電により、ディーゼル燃料が年間 600 千リットル節約され、二酸化炭素排出量が 1,600 t/y 削減される。ARENA は本プロジェクトのために 350 万 A$の費用を提供したが、二次拡張のためにさら に 780 万 A$の費用を提供することを表明している。二次拡張が実現すれば、6.7 MW を発電し、ディ ーゼル燃料が年間で 2,300 千リットル節約され、二酸化炭素排出量が 6,100 t/y 削減される予定。 (2015.10.2 シドニー 矢島太郎) 豪:Newcrest 社、Telfer 金銅鉱山における採掘業務の外注を検討
2015 年 9 月 30 日、豪州の産金最大手 Newcrest Mining 社は WA 州の Telfer 金銅鉱山の採掘業務 の外注を検討していることを発表した。同社は本年度初めに鉱量減少のため、同鉱山の売却を検討 していたが、操業の効率化と生産規模を縮小することでマインライフを 2017 年 12 月まで延長でき
17 ることが判明したため、売却しないことにした。 しかし、同鉱山の生産性を向上させるためのコスト削減策の検討に迫られている。同社は露天掘 り採掘業務の外注に関する検討を 2015 年末まで行い、判断を行う予定。 (2015.10.2 シドニー 矢島太郎) 豪:MMG Limited 社、QLD 州 Century 亜鉛鉱山における採鉱を終了 2015 年 10 月 1 日、中国 Minmetals(五鉱集団公司)の豪州子会社 MMG Limited 社は QLD 州北西部 に位置する Century 亜鉛鉱山における採鉱が終了したことを発表した。 Century 鉱山はオーストラリア最大の露天掘りによる亜鉛鉱山であり、16 年間採鉱が行われた。 同社はすぐに鉱山の操業が終了するのではなく、ストックされた 700,000 t の鉱石処理を 2015 年 内まで継続し、さらに Dugald River 亜鉛鉱床で 2014 年に試験採掘された鉱石処理も 2016 年以降 に Century 鉱山の施設を利用して実施する予定と説明した。 Century 鉱山では 2015 年は年間 320,000~370,000 t の亜鉛を生産する予定である。 (2015.10.2 シドニー 矢島太郎) 豪:豪州証券取引所にも Glencore の株価下落の影響及ぶ 2015 年 9 月 28 日のロンドン株式市場において Glencore の株価が約 30 %下落したことなどの影 響により、翌 29 日の豪州証券取引所では 500 億 A$の株式が売られ、株価指数は過去 2 年間で最低 となった。これは今年の最高値を付けた 4 月時点からは 18 %の下落となる。地元紙の報道によれ ば、BHP Billiton の株価は前日比で 6.7 %下落して過去 7 年間で最安値となり、Rio Tinto の株価 も同じく 4.6 %下落して過去 2 年間で最安値となった。 なお、Glencore は、豪州において石炭、銅、亜鉛及びニッケルの生産を行う他、農産物の取引等 も行っており約 18,000 人の従業員を抱えている。 (2015.10.6 シドニー 山下宜範) 豪:BHP Billiton は 2014/15 年度に 17,000 人の人員削減 2015 年 9 月 29 日付けの地元紙は、BHP Billiton の 2015 年度年次報告を引用し、同社が 2014/15 年度に約 17,000 人の人員削減を行ったと報じた。2014/15 年度に同社及びそのコントラクターを合 わせた従業員のうち 16,924 人を削減しており、これは両者を合わせた従業員数の約 14 %に相当し、 従業員は 106,879 人にまで減少した。このうち豪州においては 1,620 人の人員削減を行った。 また、コントラクター分を除いた BHP Billiton のみの従業員は 4,215 人を削減して 42,829 人と なった(以上は 2015 年に分社化した South32 社が継承した事業に係る従業員も含む)。地元紙はこ れらの人員削減により BHP Billiton の従業員数は 2011 年以来で最少になったと報じている。 (2015.10.6 シドニー 山下宜範)
豪:Newcrest Mining 社、Evolution Mining 社からの投資資金の引き揚げを完了
2015 年 9 月 30 日、Newcrest Mining 社は、同社が保有していた金鉱山会社の Evolution Mining 社の残り 14.9 %分の株式を 1 億 2500 万 A$で売却し、Evolution Mining 社からの投資資金の引き 揚げを完了した。Newcrest Mining 社は得られた資金を債務の返済に充てる予定。
18 の株式の保有割合は 32.3 %から 14.9 %に減少していた。Newcrest 社は豪州最大の金鉱山会社で あり、2014/15 年度は 4 億 US$の効率向上を図るなどコスト削減を進めたことにより、前年度の多 額の評価損などによる 22 億 US$の損失の計上から一転して、5 億 4600 万 US$の利益を計上していた。 (2015.10.6 シドニー 山下宜範) 豪:WA 州初となる Wiluna ウラン鉱山の生産開始は遅延
2015 年 10 月 1 日付けの地元紙は、WA 州で初めてのウラン鉱山として Toro Energy 社が開発中の Wiluna 鉱山の生産開始は、市場の状況が改善されるまで延期されるであろうと報じた。同鉱山は 2008 年に WA 州においてウラン鉱山の開発が解禁された後、連邦政府から開発の許可を得て 2014 年に掘削を開始、2017 年には生産開始が見込まれていた。
現在のウランの価格は 5 年前と比べて概ね半額の約 45 A$/lb と低迷しており、同社の Vanessa Guthrie 社長は同鉱山が利益を出すために必要なウラン価格は 60~70 A$/lb であると述べた。現在のところ同鉱 山の生産開始は 2018~2020 年頃と見られている。また、同社長は Toro Energy 社は同鉱山への投資パー トナーを探しており、インド企業や中国企業との間で初期段階の協議が行われたとも述べた。
(2015.10.6 シドニー 山下宜範)
豪:PE 投資の KKR 社が銅生産の OZ Minerals 社の 10 %分の株式取得
2015 年 10 月 1 日、プライベート・エクイティ(PE)投資会社の Kohlberg Kravis Roberts (KKR) 社 が、SA 州で銅鉱山事業などを実施する OZ Minerals 社の 10 %分の株式を取得したことが明らかに なった。これまで KKR 社が保有する OZ Minerals 社の株式は 5 %程度と見られていた。
これを受けて同日、OZ Minerals 社の株価は約 20 %上昇した。2 日付けの地元紙は KKR 社が同社 の声明において「OZ Minerals 社は良い企業であり市場では過小評価されている」と述べたこと、 また、OZ Minerals 社も同日の声明において「株主としての KKR 社を歓迎すると共に OZ Mineral 社の潜在的価値を認識してくれたことは喜ばしい」と述べたこと等を報じた。
なお地元紙は、2015 年 9 月に PE 投資会社の EMR Capital 社が、Lighthouse Minerals 社と共同 で、QLD 州にある操業停止中の Mount Gordon 銅鉱山を取得したとして、現在のところ PE 投資会社 において銅は最も魅力的なコモディティの一つであることを示していると報じた。
(2015.10.6 シドニー 山下宜範)
豪:Barrick Gold 社、WA 州の Super Pit 金鉱山の格安での売却を否定
2015 年 10 月 2 日付け地元紙は、カナダの Barrick Gold 社が、WA 州の Kalgoorlie の Super Pit 金鉱山のシェアを格安で売却することを否定したと報じた。同鉱山は豪州で 2 番目の規模を有する 金鉱山であり、Barrick 社と米国の Newmont 社が各々半数のシェアを持つ。先般、Newmont 社が更 に半数のシェアを取得することに関心を示したのに対し、債務削減プログラムを実施中の Barrick Gold 社の特別顧問は、もし良い価格であれば売却するであろうと述べ、格安での売却は否定した。 (2015.10.6 シドニー 山下宜範) インドネシア:錫輸出業協会が規則の修正を呼びかけ 2015 年 9 月 21 日付地元メディアによると、インドネシア錫輸出業協会(AETI)は ICDX インドネシ ア錫カンファレンスでの講演において錫の探査技術及び輸出手続に関する問題について講演を行
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い、同国政府に対し規則の修正を行うよう依頼した。
AETI 会長 Jabin Sufianto 氏は、錫資源の鉱業は現在の価格では存続し得ない、と述べた。同国 錫資源の 50〜70 %が、現在の価格帯においては採算割れとなり、さらに操業において探査技術が 劣っているとした。また、地理データの不足が環境問題を引き起こしているとし、最高水準の探査 技術が必要であるとも述べた AETI によると、インドネシア政府は探査プロジェクトへの投資を加速するために、規則の修正が 必要であり、加えて、同国における錫生産者が新たな探査活動にその利益の一部を使うべきである と提言している。 (2015.10.5 ジャカルタ 山本耕次)
インドネシア:Newmont 及び Freeport が製錬所建設プロジェクトで新 MOU を締結
2015 年 10 月 1 日付地元メディアによると、PT Newmont Nusa Tenggara(NNT 社)及び PT Freeport Indonesia(FI 社)は、東ジャワ州 Gresik における銅カソード製錬所建設の協力において、新たな覚 書(MOU)を締結した。 両社は、製錬所建設に関する協力のための MOU を 2015 年 3 月に一度締結していたが、9 月 30 日に期 限切れを迎えていた。インドネシア政府は高付加価値化推進のため、製錬所の建設を鉱山会社に強要 しており、FI 社が同国政府から鉱石輸出許可を更新するためには、同社が製錬所建設に関するより詳 細な MOU を締結する必要があった。FI 社の 6 ヶ月鉱石輸出許可は、9 月 22 日に期限を迎えていた。 (2015.10.5 ジャカルタ 山本耕次) インドネシア:新規則適用により、鉱物及び石炭セクターからの所得税を徴収 2015 年 9 月 23 日付地元メディアによると、インドネシア政府は鉱業セクターからの収入を増加させる ため、新規則を施行し、鉱物及び石炭の販売からの所得税徴収を課すこととなった。これは、修正財務 大臣規則 No.107/PMK.010/2015 の第 22 条によるものであり、本規則が発行された 2015 年 6 月 8 日から 60 日後に強制的に実施されるものである。第 22 条が追加された財務大臣規則は No.154/PMK.03/2010 で あり、第 4 次改正であった。 同規則第 22 条によると、選鉱及び精錬を経ていない鉱物(金属、非金属及び石材)及び石炭は、 国内販売及び輸出を問わず、売上高の 1.5 %の所得税が課される。輸出業者は、所得税を郵便局、 外国為替銀行あるいは同国財務省によって指名された銀行を通して国庫に納入しなければならな い。納入証書は、間接税務総局長によって承認され、輸出承認発行の根拠として使用される。 (2015.10.5 ジャカルタ 山本耕次) おことわり:本レポートの内容は、必ずしも独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構としての見解を示すものではありません。正確な 情報をお届けするよう最大限の努力を行ってはおりますが、本レポートの内容に誤りのある可能性もあります。本レポートに基づきとられた行 動の帰結につき、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構及びレポート執筆者は何らの責めを負いかねます。なお、本資料の図表類等を 引用等する場合には、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。