連 邦 準 備 銀 行 の 金 融 市 場 と の 交 渉
河 本 博 介
連邦準備制度はアメリカに於ける銀行制度の根幹を放すものであって︑この制度はl九二二年の連邦準備法の制声
にょり︑それまでの国立銀行制度に代つ.て樹立された金融組綾である︒連邦準儒制度理事会を中心として全国を十二
の連邦準備区に分け︑各区毎に1つの連邦準備銀行を設立し︑これが金融の中枢機関となっているOその下にその地
域の全部の国立銀行及び許可された州立銀行と信託会社が加盟銀行として︑.各連邦準備銀行の株主としてその資本.金
を儀出して・いる︒り これは単1中央銀行制と云うよりは複数中央銀行制であって︑地域毎に分散存在する銀行を紐
純 化
し た
も の
で 部
分 的
集 中
化 (
p a
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c
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i o
n )
を
行 つ
̀ た
制 度
で あ
る ︒
り ﹁桔営と経済﹂第三十年第三・四合冊拙稿﹁アメリカに於ける連邦準備制圧﹂参椙0倍参照文献として次のものを捕足する︒n‑
P . W i l l i s
&
W . H . S t e i n e r ; F e d e r a l R e s e r v e . B a n k i n g P r a c t i c e , 1 9 2 6 . V f r . R .
‑ B u r g e s s : R e s e r v e B a n k s a n d t h e M o n e y M a r k e t .
re vi se d ed ,1 94 6.
連邦準備制蟹の道営は理卦会の手に委ねられ′るが︑連邦準備銀行は﹁銀行の銀行﹂として各加盟銀行︑他の連邦準
備銀行及び政府との交渉を原則とし︑直接社会との凝引を行うことを目的とするものではないC連邦準備銀行の具体
)
的 業 務 の 内 容 は 連 邦 準 備 券 ( F e d e r a l R e s e r v e N o t e ) 並 び ・ に 連 邦 準 備 銀 行 券 ( F e d e r a l R e い e r v e E a 昇 N ︒ t e ) の 発 行
︑ 加 盟
鈍行の支払'準備金の受託︑加盟銀行の為の季形の再割引︑公開掃場取引︑手形の交換並びに聖皿の代理及び国庫金の
連邦準備銀行の金融市場との交渉 三九
経 営 と 経 済
O
四
受託等である︒ 即日ジ銀行券の発行につき見るたらば︑述邦準備制度は旧制度の発券制度の非弾力性の矯王と幣制の統一色企図した
点主りして︑従来の国債担保の国立銀行券の発行に代えて商業手形にその基礎をおく発券方法を採用したものである︒
銀行券が国債担保に工って発行される乙とは流通経済的通貨供給の点工りして非令理的及︒判のであるの勾述邦準備
銀行が連邦準備券を発行するには︑同拐︑の担保を理事会に提出したければなら子︑当日初の規定では四
O︒ ハ
1
セ
Y
T
の
比例準備制であクた︒叉連邦準備銀行券は国立銀行券の回牧に附随して起る通貨の不足を補う問的で︑国債を担保と
して発行されたもので過渡的注ものであクてその発行額も比較的慌かである︒述邦準備銀行の主要業務は乙の外加思
銀行の為の手形の再割引と貸付並びに公開市場取引である︒とれ
rクいては連邦準備法第十三条が規定している口更
に第十四条が公開市場取引を行う権限を規定している︒こ
t λ
では述邦準備銀行の絞能として︑第十三条及び第十四条
の規定する再割引及び公開市場取引を中心として述べる乙とにしたい︒
勾山口茂氏銀行論一六
O
頁 参
照 ︒
先づ連邦準備銀行の業務活勤と利潤勤殺とについて見るたらば︑既に述べた如く述邦準併銀行は﹁銀行の銀行﹂的
地位によクて公共的役割を負挫するものであクて︑直接利潤を求めてその銀行業却を行ろものではない︒従クて述邦
準備銀行の貸付に諒する利子歩合及び各種投資は︑信用状態が商業︑工業及び農業に対して形作するととろ最も利益
となる如き期待を以て決定されるのである︒如何たる時に於いてもその所有する証券最が金融市場
(g gd g
主主)
の情況
K影響すると乙ろのあるのを考慮される︒命その証券の売買が乙れら取引から偶然の場合を除いて︑直接利潤
を符んとする百的から行はれるものではない︒
加盟銀行がその所有する連邦準備銀行の株式に対して受ける配当の限度は六︒ハ
1セシ?である町とれは則前積的であ
るが︑連邦準備銀行の純牧誌の額に関係たく過度に配当を受けるものではない口現行法の下では︑述邦準備銀行は六パ
ー セ
Y
の配当を支払うに必要た額を超過した牧誌は︑すベーその積立金勘定に繰入れられると
Eを規定している︒
T叉清算の場合に於いてはその債務を弁済し︑六︒ハ1セγ?の配当金及び株式券両相を控除した後の残存海底は︑すべ
て合衆国政府の財産に帰属せしめられるのぞある︒
連邦準備法のほ法はこの点に関して︑積立金が払込資本の四十︒ハ
1セ
γ
? に相当するに至るまでは︑配当金を支払 クた後の純益の二分の一を積立金に︑その残余を特格税
tg EE
仲良)として政府に納付すべき乙とを規定してい
2る︒その後一九一九年に法律の修正がなされ︑配当を超過する純誌はすべて積立金が公称資本金に等しく怠るまで︑
積立金勘定に繰入れる乙とを要求され︑その後は純誌の十パ
1セ
γ
1? を積立金に︑残余の九十パ セ
γ ‑
T を政府に納
付すべきととを規定した︒かくして政府が連邦準備銀行より牧めた利益金は︑合衆国紙幣流通高に対する金準備の補
充として︑或いは政府公債の償還 K あてる目的 K 充当されるのである︒
一九三三年の銀行法の下に於いて︑連邦準備銀行はその積立金の半額を連邦預金保険組合
(3 20 2H 33 長 官
588
の
23 2 5 )
の資本金に隊出すべき乙とを要求された︒かくして特権税は全く廃止せられる乙とにたった
D乙
L K 於
いて述邦準備銀行が巨額の牧誌を作り符る特別の誘因の存在したい乙とを知り得るのである︒
更にも一クの特徴として注意されるととろは︑連邦準備銀行の預金は乙れに対する利子支払の必要が存在したい点
である︒乙の乙とはそれ自体連邦準備銀行をして重要た経費の負担を免れさせている乙とであクて︑さもなければ中
央銀行の慎亙なる政策の指示するととろを乙えて︑その貸付の増加を必要とせしめられると乙ろであろう︒
連邦準備銀行は金融市場とニクの主要注面で接触している︒即もその交渉は次のととである︒
( 一 ) 加 盟 銀 行
K対して行う手形の一再割引と貸付 (二)公開市場に於ける各種手形の売買
連邦準備銀行の資金主金融市場に導入せんとするとれらこつの場合について順次考察を進め工うロ
銀行に対する貸付 連邦準備制度
K 加入している銀行はすべて必要の際に於いては︑連邦準備銀行に対して融資を求め符る資格を附与
連 邦 準 備 銀 行 の 金 融 市 場 と の 変 渉
四
経 営 と 経 治 されているロ即ちとの場合︑各加盟銀行は再割引の為の適格手形
3 5 P F M U
宮与を提供すればよい白或は叉適格の
P手形若しくは合衆国公債により保証された約束手形を提供しても工い︒乙
‑ KA
では手形の適格性及び再割引の過程にク
いて論述する乙とを控えるが︑再割引の過程が連邦準備銀行及び加盟銀行に及ぼす影邦一げについては興味ある問題であ
連邦準備法はその第十三条に於いて担保貸付に関する規定をなしている口即ち述邦準備銀行は定められたる歩令で る ︒
十五日を超えたい期間︑約束手形にクいて貸付を行い得る︒との場合に於いて約束手形は各準備銀行に工る再割引又
は購入するに適する約束手形︑送金子︑形︑為替手形又は銀行引受手形に工クて︑或は合衆国公債又は同短期証券の預
託忙エクて担保されたものでなければたらない︒原法忙於いては準備銀行の担保貸付に関する規定を欠いでいたので
あるが︑一九一六年の修正に上りとの規定を有するに至クたロ乙
L K 於いて加盟銀行は再割引適格手形左手許に保持 するか︑直接貸付の担保となり得る如き政府証券又は適格手形を保有するととに工クて︑必要資金を調達し符叉準備
金残高を強固にするととを得るのである︒かくて乙の規定によりアメリカに於いて連邦準備銀行を中心曹とする割引市
場
22 85
門
S 包
Z C
が形成されるに至り︑乙の割引歩合の上下が金融市場統制の割引政策となったのである口乙の
割引市場の創設は連邦準備制度の発達の為に注目すべき意義をもクものである︒
加盟銀行については適格手形の再割引は︑加盟銀行による連邦準備銀行への約束手形及び為替手形の売却である
D.準釦銀行に上る加盟銀行の担保付手形
( g H H P E P ‑ 5 5
の割引は云はど貸付である︒再割引にせ工叉借入れ忙ぜ工︑
乙れらは加盟鋲行の準備金残高の減少の結果必要とたるものであるから︑乙れら守取金は通常加盟銀行の準備金勘定
にその金額だけ繰入れられ︑加盟銀行
r対して通告すると一氏う方法がとられてい守口何れにせよ加民銀行の資旅負債
去は次の如く影響されてくる︒
資
(
産
一 )
負 債
四
J 同
~
再割引手形(或いは担保付手形)の額面金額より割引料を控除した金相だけ増加した現金及び準備金勘定
︿一)再割引手形或は担保付手形の全額面金額だけ増加した支払手形及び再割引手形 ( 二 ) 割 引 料 の 金 額 だ け 減 少 し た 未 配 当 利 益 '
︐
・加盟銀行に対して再割引及び貸付を行う準備銀行のそれに及ぼす影響は︑他の何れの銀行により行はれる貸付業務
の場合のそれと同様である︒恐らく三クの点でその変化が現れるであろうロ即ち(一)共の資産が割引手形の額程増
加するであろう︒(二﹀其の負債が加盟銀行の預金又は流通連邦準備券に於いて増加を一不すであろう︒(一ニ)増加分
は未配当利治となるであろう︒加盟銀行に対する貸付の萱が噌加するにつれて︑それに応じて・連邦準備銀行の負債が
噌加してゆき︑従クて負伎に対する現金準備の比率が低下してくる︒
公開市場取引 連邦準備法は述邦準備銀行の加盟銀行
K
対して行う再割引が︑連邦準備銀行の資金を有効に利用せしめ符ない亡と を予測して︑換言すれば制引政策だけでは金融政策の遂行が困難な乙とがあり︑連邦準備銀行が直接市場に出勤して 取引を営むととを許している︒即ち乙れが公開市場取引である︒との麗取引は準備銀行をして其の資金を充分に利用 せしめ得る手段とも注り︑準備銀行をして金融市場設びに加盟銀行を統制せしめ符るもので︑同時に割引市場を拡大する効果をもたらすものである︒F
連邦準備銀行が会開市坊に於いて売買を許されている範回のものは次のものである︒(一)再割引の為にする適格 の為替手形︑(二)合衆国公債及び同短期託券
ll
t住宅所有者貸付会社'(問︒
50 3J 33
‑ g w (
2 3
2 M
9 4
及び連邦農 地 抵 当 会 社
︿F
LO E2 3Z OH
仲間
p m o F
弓o g
z o H G
の初期の六ヶ月未満にして元利が合衆国政府に工り保証されている
︑証券を合む︑会一﹀令衆国木土に於ける州︑郡︑区︑其の他市町村に於いて租税収入又は査定歳入を見越して発行し︑
旦買入の時エり六ヶ月以内K
満期となる証券︑(四)連邦中間信用銀行
( H v a 2 P H E 2 5
仕えゅの
2 2 H w g f )
及び国立農
業信用会社(民主
o u p H
﹀m
‑B EE Pめ を
c︒弓自己古ロ)の引受手形である︒
以上の範聞かち見る
ε一世邦準備銀行が公開市場取引忙於いて売目する商業宅形は電信為替︑銀行引受千形及び為替 手形であクて︑銀行及び符意先の信用取引に於いて広範
K用いられてきた約束手形は除外されている︒尚(四)の祝︐
市川
一邦
準備
銀行
のゐ
融市
場と
のを
が
四
経 営 と 経 済
四 四
出品は一九二三年の農業信用条例改正(﹀立
EE EQ ax
﹀ 己
﹀
2Eg mZ
﹀により附加されたものである︒
公開市場取引の加盟銀行の準備金残高の上に与える影響は重要注問題である︒今連邦準備銀行が公債市場で政府託
券を購入したとしてその取引の結果を追うて見る︒乙の場合加盟銀行が売手とたってその手持会伎の一部を売却した のであれば取引は単純である︒即
}hJ連邦準備銀行は支払の為に送金手形を振出す︒・加盟銀行は支払を受ける為忙その
手形を提出し︑準備金勘定の貸方に繰入れるであろう︒売手が非加盟銀行である場合に於いては︑同様にその銀行は
連邦準備銀行が支払の為に提供した手形を受領し︑加盟銀行である取引先銀行の貸方に預け入れる白非加盟銀行の準
備金残高は子形の受入れによりその額だけ増加するとと忙怠る y 一方加提銀行はそれら手形を一括して受取り再びそ
の準備金勘定の貸方にその手取金を繰入れることにたる︒売手が個人である場合も非加盟銀行の場合と同様である口
結局加盟銀行は得意先の非加盟銀行及び個人から手形を受領し︑一括してその準備金勘定 K 受け入れるのである︒か
くて加盟銀行の準備金残高は常に公開市場で連邦準備銀行により証券の購入されるととにエクてそれだけ治加するの
である
b述邦準備銀行の公開市場忙於ける証券
ω 売却は上と反対の結果をもたらすことに友るη一説券の賠入者が加盟銀行に
せよ︑非加盟銀行にせよ︑叉個人にせよそ乙に相具はなく結局落ちつくところは加盟銀行の準備金勘定からの差引に
エクて行はれそれだけ準備金残高の減少を見るわけである︒
連邦準備銀行の行う公開市場取引のもク主要性を認める乙とは容易である︒連邦準備銀行は証券の買入れにより加
盟銀行の準備金残高の増加にイニシアチプをとることを符︑更に又売却し符る証券を保有する限り加盟銀行の準備金
残高左減少せしめ得るのである︒との一事実の充令な意義は連邦準備政策の論述を佼たねばならない︒
公開市場取引は信用政策の最も重要なる手段であり︑それ工り加盟銀行の準備金残高の去が銀行の貸付政策を統制
する乙とになる︒英国に於いては公開市場忙於ける会伎の買上げと売出しはむしろ公債の価格政策として行はれたん
ので︑金融市場の統制の手段止されたものでたかクたと考へられているが︑公開市場取引が乙
L A r
その目的をもった
ととは連邦準備制度に於ける新しい企図であると一一一口い符上う︒第一次大戦後の不況からの問符にクれて割引市場に対
するとの制度の関心が新しい方法をとるに至クた︒主として市場の育成に関はるととに代クて︑連邦準備局と連邦準 備銀行は信用統制の手段として市場
K対して主要注考慮を払クてきたのである︒その関心は大体長上げと売出しの時
期と量︑再割引歩合の使用とを補足することげいついての政策をたてる乙とに集中している︒それはアメリカの特殊の
情況に適用される中央銀行政策と呼ばれるべきものふ発展の上に興味ある経験を示すものであク吃︒連邦準備銀行は 絶えや市場と接触しながら︑その判断に従クて売買活動を行う︒而じて公開市場取引は連邦準備銀行にとって︑利潤 を獲得せんとする目的からよりも︑市場統制の目的の為
r行う乙との方が遥かに重要で老る乙とは一式うまでもたい乙
とである口その統制的た影響は又加盟銀行の準備金の上に及ぼす効果を通して行はれるのである口乙の点にクいては 既に述べたところであるが︑如何たる時
K
於いてかふる統制を行うかrクいては正統派の銀行主義の主張すると乙ろ は︑通貨膨阪があらわれた時に於いて制限が必要であり︑而も速刻必要であると
Lている勺そとでかLる場合に於い
ては連邦準備銀行はその手持む券を流動化すべきであり
J
加盟銀行が能動的に制限しなければその貸付を抑制する如 く圧力な加えるべきである︒反対に景気が涜滞し︑融資
r対する需要が低下せる時に於いては︑連邦準備銀行は自由
忙証券の買上げを行うべきであり︑景気はかふる政策から生十る如何なる刺戟をも感受するであろう口
連邦準備法によれば連邦準備銀行の創設の目的の一クは︑商業手形の再割引の手段を供与することにある︒
連邦準備法の第十三条の規定の中
K次の如く述べられている︒︐
﹁其の町訳書に回してのみ呈示︑通知及び担約一証言の作成を免除されるものと認められる加盟銀行の哀苔のあるときは︑各連邦準
備銀行は突際の間取引より発生せる約束手形︑送金手形及び為替手形即ち良葉︑工業又は商業上の目的の為に発行叉は振出され︑
訟は其手形の手︐収金が前記の目的に使用せられ又は使用せらるべき約束手形︑送金手形及び為替手形を割引することを得ベく︑連'
邦準備品は本糸令の怠義に於いて割引を許さるべき右手形の性質を決定又は定義する桔限を有する口本条令の規定は主嬰農産物若
︿は其他の貨物︑製品︑叉は商品を担保とせる約束手形︑送金手形及び為替手形の割引を禁止するものと院すべからず︒叉専ら主
連邦酪備銀行の金融市場との交渉
四
r経 蛍 と 経 済
四 六
要農産物の生産者に対し貸出を行う場合に発行せられたる問屋の約買手形︑送金手形及び為替手形は前記割引に泊するものとする
04
但し右の定義は単に投資を内容とする即ち合衆同政府同信忍び同短期証券以外の株式︑社債叉は其他の授資証券を現引する目的の
為に発行又は振出されたる約束手形︑送金手形若くは為替手形を包合しないD本項の規定より割引を許さるべき約束手形︑送金手
形及び為替手形は割引の当時に於いて恩恵日を除き九十日以内に漏期となるものたるを要ずる︒﹂
﹁一個人︑一会社︑一商問又は一法人たるを問わず一名の借主の署名又は一込書ある約束手形︑送金手形及び為替手形を一銀行の
為に再割一到すベき総額は如何なる坊命に於いても該銀行の椴庇なき資本金及び積立金の十パーセントを超過すり仰ことを得ない︑但
此制限は突際に現存する対価に対し等法を以て振出されたる為蒋手形の割引には之を泊用しない︒﹂
﹁各連邦準備銀行は以下記設の桓況に関する引受手形にして割引の当時恩恵日を除き一覧後九十日以内に減期となり且少く共一
加盟銀行の哀吉あるものを割引することを得︑但し右手形にして良業上の目的の為に振出され︑旦容易に販売を為すに適する産物
に対する権利を表示又は陪保する倉庫証券又は其他の証券に依て担保ぜられたるものは︑再割引の当時に於いて恩恵日を除き一覧
後六ヶ月以内に減期となるものたる限り之を割引することそ得る0﹂ 第十三条から引用した乙の規定は次の如き数個の具クた事項を取扱クている︒
(1
﹀再割引に適する手形の性質︑
( 2 ) }
連邦準備法により適格でないとされた手形の性質︑
(3
﹀手形に適用される時間の制限︑
(4 ) 連 邦 準 備 銀 行 により割引される特種の手形の総額に関する若干の制限等についてどある︒
前節に於いて再割引活動の銀行に及ぼす一般的影枠にクいて考慮したのであるが︑乙・・
λでは先づ再割引の過程にク
︑ い て 吟 味 す る 必 要 が あ る
︒ 戸
︑
︑ . 連邦準備制度に加入することの一クの特権は銀行の準備金を補充す之為に︑連邦準備銀行に対して再割引や借入れ を求め得ることである︒通常非加盟銀行はこの特権を認められていたい︒
4んも非加盟銀行も第一次大戦中は再割引を 求め得る回以怠左与えられていた︒即ちその時に於いては加盟銀行は連邦準備局の特別の規則の下
K
︑非加盟銀行工り 受領した適格の手形を再割引する乙とを詐されていたのである︒更に非加盟銀行は一九三三年三月二四日から一ヶ年 の期限を限クて︑連邦準備銀行に一也援貸付を求め得る緊急の権限を与えられていた︒連邦中間信用銀行は理事会によ
り規定された規則の下に適格の農業手形を連邦準備銀行で再割引し得る口
加盟銀行の連邦準備銀行に対する手形の再割引に対する申込は︑その手形が適格であり︑且それが非加盟銀行から
符られたものでたい乙とを述べた証書を伴クてい
ιなければならたい︒加盟銀行が手形の再割引の申込みをした時に於 いて︑その手形が法律 k 準備局の規定の下で実際上適格であるや否やを決定する責任は︑連邦準備銀行の上にか
Lク
ている︒そこで述邦準備銀行は再割引の為に摂出された手形の適格性のみ怒らやノ︑その承諾
rついてもそれを決定す
る格以を有する︒連邦準備法の第四条は各準備銀行の主役会に対して︑何れの加民銀行の為にも︑叉何れの加盟銀行
忙対してもその業務を正しく公平に旦平等に管理し︑法律の規定並びに理事会の命令に従や︑各加斑銀行に対じ他の
加盟銀行の権利及び要求を骨一目するととたく﹀安全且合理的に割引︑貸付及び融通を注すべきとと︑更に健全た信用状
態の緋持︑商業︑工業及び農業への一献通をなすべき乙との管理を要求している
0・加盟銀行から再割引の為初日出された適格手形の承諾
Kついての決定は︑.そとで次の点を基礎
Kたされなければ友ら
たい︒(一)加盟岱行の芸者の価値を或る程度反映するものである手形自身の健全性︑(二)特定の銀行
r
対してよ
り多くの信用が拡大される乙との望まさしさ
ll
即ち受くべき正当怠る再割引の使誌を︑それより以上に用いられて︑
いる乙とたきや否や︑(二一)一般的景気状態及び一般的信用状態の上にとの銀行に対する貸付の効果の読然性︑投般 的話勤を不正 K 支持すると考えられる銀行は融裕一を拒給されねば紅らぬ︒
記裕千形は加附皿銀行自身の手形の為の侭一祉として︑再割引或いは担保の何れかを一掃して資金の源泉として用いられ
る︒迫邦苧備銀行は再割引の為に提供される手形が︑実際に適格であるか一社かを決定する一責任があり︑その決定の為
の基準は法律及び理事会の規定乃至規則によクて定められる︒
.丹羽引の為の手形の適格性はニクの基準によクて判断される︒第一は満期の問題である︒短期手形が適格性をム付す
る口商業手形は一件割引の為忙提出される時に於いて満期が三ヶ月をとえない方が工いのである︒農業者は通常長期の
季節的貸付左必要とするものであるが︑長業手形はその満期が九グ月をとえたいものふ再割引か仏らば適格である︒適
格性の第二の吟味は手形から空宇るその目的にクいてどある︒生産︑︑路交︑貯蔵或いは商品配給の為の金融上振出さ
述邦滋備銀行の金融市場との交渉
四
七経 営 と 経 済
四 入 れた手形は適格である︒かくして約束手形︑送金手形及び為替手形の形式で運転狩金を符んが為の商人の債務のもの は適格である︒合衆国政府の債務を移転︑取引する為に振出した手形も同様である︒他方借手がその資金を令衆国政
府証券を除いた他の証券の投桜或いは取引︑及び商品投機の為忙用いる喝ならば︑その手形は再割引の為
rは不泊格で
ある︒同様にして回定資産の購入の為の借手の手形は不適格である︒穀物市場或は証券市場に於ける投抑制業者の手形
及び農業者が借入資本を土地や穀倉の為の支払忙あてんが為に用いる手形は︑再割引の為には叉不約一格である︒
手形の適格性を決定する辺邦準備法の念入り伝規定にも拘らや多くの問題が生やる︒とえでは手形の介類 K 於ける
ニクの方法について述べるロ(一)手形が商業上か農業上の目的の為に振出されるものであれば︑そのハザ烈はその事
実によって決定される︒例えば買手に対して売手が振出した為替手形或は売手忙与えられた買手の約束手形は商業取
引又は農業取引から生じたものであるう︒もし約束手形を振出した買手或は買手の上に振出された為替手形が︑商業
乃至製造に関与したものであれば︑その手形は商業手形であると一式うのは︑その手形が商業的目的の為に振出された
ものであるからである︒もし買手が農業者であクて︑国定的投野正して令一類されたいもの
‑ A 購買ならばその宇形は長
業手形である︒会一)手形が或る定まクた目的の為に直接振出されたものでたい時に於いては︑その分類は千取金に
工り行たわれる使途に依存する︒手取金が商品転売の為の時入の啓一金として用いられるものであれば︑その手形は商
業手形である︒叉それが転売の為の商品購入の為
K
用いられるものでたければ︑購入される商品の性格がその令類を
決定するであろう︒手取金が流動的政入から弁済されうる運転資本を提供するものであれば︑その手形は商業手形で
ある口準備局は性質上長期とぎうよりはむしろ短期と解せられる農業者の︑手形の手取金の使途に於ける
A A
類
rク い
ては特に寛大であクた︒例えば農業器具
el i‑
フググーや家喜左合めて
‑ll
の購入の為に使用される注らば設業手形
として分類され︑満期が九ヶ月以内であれば再割引の為
Kは適格で怠るとされている口
向割引歩合にクいて次の点を指摘するにとどめる︒即ち連邦準備法の第十四条は述邦準備銀行の粍限として︑﹁随
時速邦準備銀行の審査及び決定
K 従い︑商業及び事業に対する融通の見地より各種の手形に認すべき剖引歩合を定む
るとと︒﹂を規定している︒一九三五年の銀行法の規定によれば︑連邦準備銀行は随時理事会の容禿と決定と
K従クて
十四日毎に叉理事会により必要と考えられるならより頻繁に︑割引歩合を定むべきととになクている口との割引歩合
の問題
K
づいて叉述邦準備制度の下に於ける引受手形市場
(2 21 20 05 2z c
︑政府証券市場
R225E22
江守
口伝
子町
内)
︑商
業手
形市
場(
のOBH
同O H o ‑
P H
匂425臼宮司)及び株式取引所金融市場
τz
rO
Ho
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mo
gB
OW
ER
r3
の問題にクい
て克に論述をすLめたければ伝らたいが︑稿をあらためるととにしたいロ
連邦準備銀行の金融市場との交渉