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最近消費凾數に關する一覺書

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(1)

最 近 消 費 凾 數 に 關 す る 一 覺 書

吉 田 靖 彦

日   一︑は し′が き 次

二︑デューゼンベリーの消費由数諭

1︑理論の出発点

2︑輸 廓 3︑選択理論の再吟味と消費︑貯蓄理論

4︑消費函数の仮設検定に関する方法論的考察

5︑消費画数の仮設験証

三︑循環的消費由数と長期的消費画数

l ︑ 循 環 的 滑 空 画 数

2︑結 合

四︑デューゼンべリ消費画数諭批判

1︑両仮設の統計検定

2︑結 語・

最近消費函数に関する一覚書 五三

(2)

経 告 と 経 済

五.

t ま

し iH 

き グイシズは﹁一般理論﹂に於いて︑所得︑泊費問

K 安定的関係が存在すると云う基本的仮定に立クて彼の理論を展

開した︒り

此の基本的命題は経済学者に依クて広く受容されれ

J

︑又統計的検定にも充分堪へ得るものである事が略え一険証され

るに到クため口

然したがらグイシズに出発する泊費画数

ω 命題がすべて究刊はされた訳でなく︑寧ろ第二次大戦後の米国労働尿術総

数に関する︑グイシズ経済学者と目三れる人々の︑共の予測の錯誤はグイシズ泊廷画数への反省と批判を促し︑・特に

最近は泊費決定の独立変数在所得の外に︑時間︑利子卒︑物価水準乃至既往の海産等唱えの変数を倒見する一事に伏クて

工り精特に泊費画数の形状を規定せんとする論文が公表されたの口

此ではケイ Y

ズ泊費菌数に対し︑仮設検定の方法論的反行に出発し︑共の立論の根拠に実証的裏付けをなしク

L ︑ ケイシズ泊費菌数に代るべき一の仮設を提起せるデユゼンベリ干の泊費画数論に私見を加へそれを一の拠点として故

近の泊費画数論の動向を考察しようと思うの口

( 1 )

同 ・

戸 内

々 ロ

2 ・

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戸 ︑ 口

5 0

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﹁ 何

1 百

3 5

0 ロ

F Z B a g 仏

Z 3

4 3

ω

ま 可 ‑S1 ( 2 )

ハンセンは﹁消費幽数論をはっきりと具体的な形で定式化したことがケインズ一般理論の大きな貢献である﹂と述べ又サ︑︑︑

エルソンは﹁私自身の考へでは﹃一般理論﹄のもつ一ばん大事な点はそれが︑有効山市裂の水準とその変動を分析するために︑か

なり現実的で完全な体系を与へてくれることであらうと忠ふ u 一史にほ密に云ヘば︑その貢献の急所ともいふべき点は︑消資性向

に関する︑また貯蓄の対応物との関連に於ける貯蓄に関するかの一組の方程式の中に求めらるべきである﹂と述べた︒

﹀ ‑Z

・ 同

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4

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5 0

1 H

猶︑都尚軍人若﹁国民所得と再生産﹂百二十五頁以下参照

(3)

ハ 3 )

﹀ ・ 出 ・ 同 M

5 M

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H H

︼ 片 山 ︑ O

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仏 凶

5

宮 内 印 聞

の ︺ ﹃ ロ

戸 2

3 ]

右 ら

H ・

都円自主人邦訳︑﹁財政々策と景気循環﹂第十一章︑附録﹁消費画数の統計的分析﹂に於いてサミエルソシは結論として﹁統計的

観測は理論の期待するところそそのま}証拠だてると一云うことが出来る﹂口と︑述べた︒

( 4

)

ヒヅグスは﹁長気循環論﹂に於いてケインズの消費両数に就いて論及し﹁私は暗々裡にケインズの仮設を受けいれていた口

:::我々が現在到達した点に於ては︑その学説が誤・のである左言いきる草は確かに不可能である

l !

しかし其れが E しい確たる

根拠も欠けているように忠はれる D 私は所得が消費と貯諒との間に分たれる比率が︑所得の変化と共にどちらかきまった形で変

化しなければならないというととに就いて納得の行く理論的根拠をきいていないロ:::私自身の個人的な推測では︑その比率は

院かに通常者えられているよりずっと僅かな程度であるけれども︑恐ら︿ケインズの方向に変化するであろうと考えている︒然

し私は此の推測には何の信頼をもっていない D 土りよい罰明が生まれるまで︑意識的な不知の状態にと Y まる事が恐らく賢明で

あろうこと懐疑的に︑述べている口

同 ‑ M h

出 E

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‑ a

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H H

F E

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J a

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与 え 叶 } M O 叶 吋 山

o 内 凶

c ‑

‑ 9

H

8 0

・古谷弘訳四十九頁

l 五 十 頁 ︒ ︐

猶所詔﹁消費↓幽数論争 L 及関係論文に就いては上掲都出著︑本文及註参照及雑誌﹁経済研究ト﹂(第三号)に寸アメリカにおけ

る経済予測﹂と題する篠原三代平助教授の消費画数摂型に関する詳細な紹介がある︒

5

)

以下扱う主要論文︑著書は次に依るロ

一 7

5 2

ω

・ 巴

2 M g げ

ぬ ロ

E U M

口 ︒

3 0

8 q

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ロ ヨ

勺 応

︒ 口

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S2P3H ∞ w

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・ 2 1 E

﹁ 所 得 ︑ 一 躍 佑 及 び 公 共 投 資 ﹂ ( 篠 原 = 一 代 平 訳 )

一 ﹁ H H

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2 巴

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吉 岡 ミ 一

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H

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C V

J F J 4

H H 2 5

同 ・ ] 戸

︒ 印

H・

最近消費画数に関する一覚書

五 五

(4)

経 時 凸 と 経 済

主 六

デ ユ

l

ゼ ン ベ タ ー の 消 費 陶 数 論 ー︑理論の出発点

ヂ ユ

1 ゼ γ

ベ リ

1 の泊費菌数論はグイ γ ︒ス泊費画数の批判に出発する︒彼はケイシズの泊費画数が陰伏的に二つの基 本的仮定即

l ( A )

あらゆる個人の泊費活動は他のすべての個人の泊費活動から独立である︒

( B )

泊費関係は時間的忙

可逆的である︒

( S S E

‑ z o E Z B

O ﹀

l !

に立つが故に其の泊費両数がスベシプル・ヶ 1 スを現はすものに過ぎたい

と断定する口従クてヂユ 1 ゼ γ ペリーの泊費画数論はケイ γ ズ治資画数の如上の基本的仮定の修正から出発するり︒ 2 ︑輪廓 ケイシズ消費画数の基本的仮設

( A

﹀選好の独立性に対する彼の批判は其の積極的修正に山やいた口即選好の独立性の

仮設は選好の相互依存性の仮設(︑ H ︐ H H O S E s ‑

︒ ロ ω

︒ 片 山 口

Z E 3 8

宏 ロ 仲 買 え

2 3

2 ω

)

に依って代置された︒此の代

置された根本的危理由は新しい仮設が社会的︑社会心理的にグイ

y r

の仮設工りも上り一般妥当性を持っと考へるか

ちである︒

斯くしてヂュ l ゼ γ

ベ リ

1 の泊費画数︿貯蓄函数)は選好の相互依存性の仮設に立って︑家計が所得の中治費(貯

盟国﹀する割合は)︿以下此を消費率︑貯苔率と呼ぼう)長期に於いて︑所得の絶対水準の画数であるケイシズ泊費菌

数と兵クて︑所得分配の構成比上の一様且恒常的増加菌数

( ω

ロ ロ

石 川

5 古 g ユ ω 己

g a

R 宮

g 巳 ロ

m

同 ロ

ロ の

江 ︒

ロ ︒

ご 宮

司 28

ロ 2

0 H V ︒

巳 色

︒ ロ

山 口

5 0

山 口

8 5 0

岳 ω

ロ片山︒ロ)であると考へ︑叉短期に於ては︑今期の所得が過去の故高所得応 丹 江 σ

対する画整考へる口即菌数形で表せば︑

Z L (

市)(らもは各々今期貯苦及可処令所得︑もは過去の故高所 得)となり︑更に景気循環局面及経済成長局面の両局面を掩う菌数形として具体的に伊

¥ M

H O

‑ JF¥ 忠 ベ

H d

. ‑

・ 0 H 句 ︒

の形で提示される︒

ヂ ユ

1 ゼ γ

ベリーに依れば以上の仮設は︑ケイヅズ消費画数の長期の場合の非妥当性を救うものとして一部のケイ

γ 犬学者に依る傾向要因

( g z m E 3 3 ) 1 1

新生産物の市場出現︑都会化への傾向ーーの導入を侯ク乙となく無

(5)

矛盾的に十令駁証せられる事を統計資料に依って示さむとする勾︒

続いてケイ γ

ズ泊費画数の第二の可逆性の仮設

l l

所得下落から生やる泊費支出の変化は︑所得上昇から生宇る消 費支出の変化と絶対量

K 於いて等しいとする仮設ーーーから生十る総泊費の年次ヂ 1 グとそれの長期ヂ 1 グとの食違い

(前者に依れば貯苔率は所得と共に変化するが︑後者は所得と北ハ変で無い事を示す﹀は貯蓄率が今期所符左前期最高

所得に対する比の菌数と考へる事

K 依クて克服し得るものとする

D

克 K

選好の相互依存性の仮設は︑厚生経済学︑需要理論の領域に及ぶ絃充の一端が示される旬︒以下仔細に共の所

論を検討︑批判し︑更に其れ以外の泊費菌数論をも一ペクし度いと思う︒

註 ハ 1 )

g 巴 ロ

g Z

H 4

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3 0 0 5

0

羽 雪 山 口

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叶日戸市

0 4

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0 1 ・

H f

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( 2

V H

J 5

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4 耳

F

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司 ・

ω 1 A F

・ M Y A F

吋 18

猶﹁金融辞典﹂(昭和二十入年刊)﹁デユ 1

ゼ シ ペ リ

1 の消費画数﹂の項に篠原助教授の適切な解説がある︒

( 3 )

厚生経済学︑需要理論へのデユ 1

ゼ ン ペ リ

1 仮設の拡充に就いてはこ L では関説しない︒

3

︑選択理論の再吟味と泊費・貯蓄・理論

前節に於いてヂユ 1 ゼ γ

ベ リ

1 のケイ γ

ズ泊費画数に対する批判が︑後者の主本的仮設である選好の独立性に向けら

れた事を知った︒と乙ろで選好の独立性とは別召一目すれば噌好会

2 5

ω )

が与件として一定である事を意味するり︒吏

忙平一一日へば︑ある個人が財購入に当って︑他の泊費者の財購入 K

対して取る態度を考慮

K 入れない事である︒ヂユ 1 ゼ γ ペリーはか L

る立場に立つ選択理論が未だ充分な一般性を持ち得たいものとして選好の相互依存性を選択理論の本 質的契機として導入する︒此の様にして再編成された選択理論に立って彼の泊費・貯蓄理論は構成されるり︒従クて 共の考察は従来経済行動の与件と考へられて来た社会乃至社会心理に迄及ぶ︒デユ

1 ゼシベリの言葉を以ってすれば

﹁消費者行動の問題を真に理解するには︑泊費類型の社会的性格を充分認識してか L る必要がある﹂句

( K F E 巳

ロ ロ

2 品

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ロ 岳

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︒ 同

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︒ ︒

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ω ロ

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ω ﹀

最近消費画数に関する一覚書

(6)

経 営 と 経 済

主人

従クて先づ問題の考察は消費慣習という社会心理学的範時明から始められる︒査し経済社会に於いて泊費決意に到ら

しめるメカニズムは単なる合理的泊費者計画

K 依るものでなく︑泊費慣習にまっととろが大きい︒と乙ろで︑泊費慣

習形成上の要悶をたすものは何か︒それには次のものが考えられる︒

( A )

財︑サービスの獲得に依って充たされる肉

体的乃至社会的欲望︒

( B

﹀現実の又は想像上の経験的活動︒

( C

) ある場合には此の行動の結果︑泊費支出した事 が後悔される︒︿

D )

ある泊費支出の類型は支出に依って元の支出類理一に大きな変化をもたらずに拘らや猶後悔され

ないと云う意味で成功であると考へられるの︒要約すれば

( A ) ( B )

に依る財︑サービス取得への欲望が

( C ) ( D )

の試行錯誤の過程を経て泊費慣習が形成せられる事を一一一ロうのである口次に斯くして形成され回山応化された泊費慣習を

破るものは何か口我々の経験に鑑みて︑自己の現在使用しつ

L ある財上りも上り俊秀な財と度々按触を主ねる事

l i

単 r 侵良財が存在する左手百うだけで友く︑例へば友人︑知巳が共れを日常所有している去一式うーーに柁る︒ヂユ 1 ゼ

γ ペリーは是を表示効果

2 0

B ︒ ロ

ω 可

丘 一

︒ ロ

え な

の 丹

) と

呼 ぶ

句 ︒

人的た関係で云へば︑消費者が自八刀工り高い所得田と︑相互関係を通じて︑生活水準の比較に依クて︑己がより劣

質友財を持クスいると一式う意識は侵良財賠売への刺戟を与へ︑生活水準の質を向上させる動機となる句︒別一一目すれば

怠る個人が支出を増加せんとする刺戟の度数と強さは︑役の泊費支出が彼と交際している人々の支出

ι 対する比に依 存すると考へて良い︒此は次の様に数学的に記号化され様︒ EHSQ ⁝

¥ M

R ぶわむ此で日は効用指椋︑

α Q は第 1 ︑

第 j 呑日の個人の泊費︑・仰は第 1

呑の泊費者が第

j

番目の泊費者に適用した加重平均である

η 口 扱泊費者選択理論をより一般化するため将来期間も考慮に入れる︒現在と将来間の泊費者選択は直接には他の泊費

者の行動に依って強く影郷一目される事が無い︒然し間接には今期の泊費欲望一の相互依存性に依って影特される旬︒今選

好の相互依存性が無侃され︑原効用指標

U が今期並びに将来の治費及性一声に依存するもの左すれば︑白山 H

司 山 (

ハ u

f e u ‑ ‑

‑ c p k t H u k u ‑ ‑ ‑ K F E )

で表ほされる︒引は第・ 1 番目の個人の効用指棋であり︑⁝山は第 k

期 陀

品 併

︑ け

る 第

i 訴目の

個人の泊費占え出であり︑い時は第 k

期に於ける第

1 番目の個人の資産の伺似である︒

次 K 選好の相互依存性を考慮忙入れて定式化する︒前式の各独立変数を他の泊費者の加主︒平均

E u

M R

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(7)

クて次の式主役る口

g u

( Q H

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k r r ¥

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一 口

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一 )

t A

で 引 は パ 一 プ メ

1

グとして考へられる︒扱各泊 費者の今期の泊費は各独立変数の航即了想所待

. m γ ︑今期資産 ︑利子率 が与へられ A ば L

C ¥

同 7

9 (

百 戸

¥ 悶

r d

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: 出

口 ¥ E

w ‑ E ¥ E w

︑ 百

三 :

・ :

4 ロ

) の

γ 個の方程式から γ 個の未知数 G は一義的に決定し得る町此の場合求むる μ は すべての治費者の均衡純である︒支にデユ 1 ぷシベリ l

は均衡泊費率乃至均衡貯蓄率が所得の変化にクれて如何に変

化するかを考察する︒

今一人当り実質所得引に対応する事態と︑

n 対応する事態とを比較する︒但しと与でわ k

h いづれの場合も他のす

べての変数が同じであると仮定する口英の意味は次の様である︒れとれ広於いて

( A )

あらゆる所待が要悶

k に伏ク

て増加すると一氏う意味でニクの所得分布は同じであり︑同様た意味で︑

( B )

現在利子率︑

( C )

今期所得と了想将来所 得との関係もわ刊に於いて同じである︒更に

( D )

年令別人口分布は一定︑又

( A ) ( B ) ( C )

の仮定は資産が要因 k

に依クて噌加した事を合む口以上の条件に於いて所得増加の効果は如何を考へ様︒

前の方程式より如上の条件の下に所得に対する泊費︑貯蓄率を導出する事は可能である︒方程式は以前と同じく︑

わ 山 ¥ 同

一 U 内

( J 2 H

¥ 悶

ケ :

・ :

・ ベ

吉 ¥

‑ b

¥

r 戸 ・ 4

: : ・

4 ロ )

此の方程式に於いて

E H

M N

R C

♀口 今 α が Y ︑ A ︑ γ

の一定値に対応せる一の解であると考へ工う白すべての

G が要因 k

に依クて上昇するたらば結果

として出た一組の Q は解たり得るか︒解たり得る事は直に首肯出来る口蓋し︑分子︑分母共に比例的に変るならば︑

わ 日

¥ M

R C

C

の卒は不変である︒同様に

J E

H ¥

M R

C C

K C

¥ M

ぷ♀も不変︑仮定に依り利子率は不変︑従クて一連の R

G

は元の所得に対する一の解であるならば︑元の

G の各えに k

を乗じて得た新しい諸数依は︑各所得に

k を乗じた時の

一の解である︒従クてヂユゼシペリーは︑次の結論を導き出す︒﹁均衡に於いて︑泊費は所得に比例的であり︑旦貯蓄

率は所得の絶対的水準から独立である﹂

o Q D E E ‑

‑ σ

巴 E

p n

︒ ロ E

C E

‑ ‑

︒ ロ 宮 司

8 3 2 z s z z E g E O B

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Fo g‑ ロ

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5 2

o u 吉 弘

g 品

︒ 昇

︒ 同

任 ︒

ω σ g z z ‑

2 巳え吉︒︒

E 0

・ )

佐川消費附紋に凶する一一抗吉

(8)

経 営 と 経 済

六 O

ヂユ1ゼシペリーは斯くして︑相互依存の選択理論を前提として︑泊費が所得の絶対水準 K 依存すると注すグイン

ザ︿泊費画数に代替し得る泊費画数の新しい仮設を樹立した︒

, 問

p

、 , 胸 園 、 , 、 戸 個 、 , 崎 ‑ 、 , , ‑ 、 , , 、 園

B 7 6 5 4 3 2 . 1   用の以ロ~, ~ ~ ~ロ P E 

し 動 上 5 5 5 5 5 5 5 量

得 き の g g s ‑ g  g g g 

る に 分 z ぎ 吉 宮 宮 古 宮 宮

も 対 祈 2 3 弓 月 3 2 3 3

の す は 二 二 三 三 二 二 二 二

と る 明 品 回 ・ 即 日 同 ・ 民 国 ・

F

し 調 に a z ‑ EE  E  E  E  E  E 

た 整 比 一 ・

。 の 較 町 司 可 可 司 可 " 0 可

ス静;ムム ω ら よ : : l ~まら

ピ学~ ~ c o   : ‑ 1   s n   : 0 ド ザ

1 の,!..

ド 方 子 3

は 法 高 に い 依 相 る 関 も 々 の 係 だ を が

つ ュ も デ

も ゼ の ン と ぺ し リ

て 1

、 t 主

調 所 整 得 の が お 経 く j 畏 れ 且 つ 様

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て 成

!怒長 念 す な る く 期 比 間 較 に 静 は

学 の 消

方 費 法 の を 所 使 得

4 ︑泊費画数の仮設検定に関する方法論的考察

前節に於いて︑ヂユ l ゼ y

ベ リ

l の泊費画数が選択の相互依存性の仮設に立クて理論構成されている事を知クた口

治資決定の要肉として強調するポイ干の相違

lll

例へば利子卒︑時間︑物価水準︑過去の資産等々ーーに伏クて導

出される両数形は互に異るり︒如何なる菌数形が侵伎を保つかは︑統計的検定を侠クて始めて確定せられると考へら

れるが︑ヂユ l ゼシペリーは克に進んで此の問題に方法論的考察を加へる︒即統計デ l グを相関分析する事忙依クて

得られた相関度の高さ忙依クて理論的諸仮設の実証性を判定せんとする従来の仮設検定法を批判し︑仮設検定法の根

拠となる一般原則を論やる白

経済諸変数間の関係が恒常的関係

( ‑

2 R

E E

S E

巴 O

S F

f )

│ │

経済諾変数の間にある関係が他の変数の変動に伏

(9)

クて影響を受けないと云う意味でのーーを持クか否かは社会心理的又制度的等の経済外的諸要悶に依クて決定される 所が大である口経済外的諸要閃が不変的である事に依クて経済諸変数間の関係も安定的な恒常関係が成立する口今個

えの家計・企業問に諸変数の一恒常関係が成立するものとすれば︑社会全体としての家計又は企業問 K

も是に対応した 恒常的関係が成立するものと考へて良い口今第

1 番目の家計に於いて変数.幻に対して.Pが成立するものとすれば︑

11同(丘)で目だに対応しても ( M H W M

内 ? : ・

凶 戸

M W

M J

・ 3 ・・4=)u︒が生宇るロヂユ1ゼシペリーは家計又企業から導出さ れる関係を基本的総体関係

( P E ω B g g ] ω m m g m ω z s z t ω ) ︒ ロ

と 呼

ぶ 勾

今此の基本的総体関係を考察する口

( 同 ) 子

( u

p u

p ‑

‑ ‑

: ・ 凶

= ) 日 司

同 ( 一

u J

W M

H : : : u J )

( 凶

) も

(

内 M

u p

‑ ‑

: : 凶 = ) H 吋 同

( ω

F U

1 H

; ・ ・

: 可 = )

但し

. m は外坐変数︑ところで

( 1 )

れ 2) の両式から次の

( 3

)

の式が誘導しうる︒

( ∞

) u n H ( u J W M 1

同 : ・ :

・ 可 ロ

) U M 凶 ( 一

N ご N

凶 ・ : ・

: N ロ )

( 3

) 式を派生的総体関係と呼び︑

( 1 ) ( 2 )

が恒常的であれば此の式も恒常的である E

デ ユ

l ゼンペリーにあクて

は此の派生的闘係と基本的闘係を区別する事が仮設検定に当って最も重要であってパ一ブメ 1

グの測定は第二義に属す るものと考へる︒査し基本関係に依って導出された派生関係は政策の変化︑経済の重要注変勤の結果崩壊するからで

ある︒例へばある特定の景気循環過程のデ l

グに依クて験抗されたと考へられた仮設が景気循環の他の局面から待ら れたヂ l グ i

に依って検定するとき妥当し得なくなる場合がある︒是は基本的関係の構造的変化の為それから導出さ

れた派生関係が崩壊したからである︒此の二者を区別する事の困難さが経済的仮設検定に於ける基本的困難である︒

以上の困難は派生関係の存在の為に生じた︒而して此で明な事は此の派生関係は個唱えの企業︑家計から総体的危それ'

を求める事に依クて生じた︒従クて派生的関係は佃えの企業︑又は家計に当てはまらない︒依ってデュ

l ゼンペリー

は仮設検定に当クて次の原則を提出する︒

( A

) 関心が総体的結果にある場合でも︑あらゆる仮設は個えの企業活し

くは家計の行動を基礎に記述さるべきである︒

( B ) 出来る限り個えの家計おしくは企業

ω 行動立示すデ 1 グ 1 に伏って其の仮設を検定すべきである句︒ その故に

最近消費画訟に闘する一党首

‑‑L.・

/

(10)

経 告 と 経 済

...L. 

/

ヂ ュ

1 ゼ γ べり 1

は此の二原則に依拠してヂ

1

グーを家計調査に求め彼の泊費画数の実証性を主張せむとした︒

註 ( 1 )  

︑ 円

・ 冨

・ 切

3 O 司 叫 ・ Z H H σ = H M O B U S 5 0 M H

ロ 仏 F H H

間 回 目 ロ

C S

E B

耳 切 叩 } M

m z ‑ 0

5 3

開 ︒ ︒ ロ

0 5

0 E

口 却 ︑

一 ﹃ Z H

W ‑ H A

M U N

い て は 此 の 論 文 に 詳 し い ︒ 同 ) ロ

o m A W 一 ロ ヴ

2 1 同 一 可 一 目

σ 町 内 凶

山 可 ・ 吋

ω ・

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白 河 Z

E H

5 2

・ 5 C

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E ‑

‑ o

剛 山

P 色

Z O

B P

E p

s ‑

5 1

8 5 O ロち篠原三代平訳﹁所得・消費関係とその志義﹂.間以・ 己

消費画数の諸類却に就

( 2

)  

( 3

)  

5 ︑泊費画数の仮設験一説

第四節の泊費画数の仮設検定の方法論的考察は︑派生関係の介入を排除するために︑原則として検定のため

ω デ 1

グ 1

は可及的に家計調査に依るべき事を教へた︒

ヂ ユ

1 ゼ γ ペリーは提示したこ原則に依りク・ミ其の泊費菌数の仮設を験証する︒ところで共の実証性を問う前に

ヂ ュ

1 ゼシベリ 1 の泊費画数の仮設を改めて摘記しよう︒

長期医於いて︑

(A)

総貯者率は総所得の絶対水準から独立である︒

( B

) 総貯苔率は

( a )

利子率

( b

) 今期所得と予想所得との関係

( C )

所得分布

( d ) 人口の年令別分布

( e )

得の成長率に依存する︒

( C

) 選択画数の不述続性に伏クて︑総貯者卒は利子卒︑予想︑及選択︒ハ一フメ 1 グ 1 の変化に寧ろ非感応的である口

( D )

他の事情

K

して等しければ︑個人の貯蓄性向は所得分布の柿成比上の噌加画数である︒り

ヂ ユ

1 ゼ γ ペリーが

( D )

で意味するところは︑第三節に見た

わ 日

¥ 同

{ H

内 (

J b

H ¥

同 1

H W

: :

: J

ヲ 2 ロ¥同﹁﹀¥悶 r

: ‑ u

・ ・

4 ロ)

但し

E H M R C C

治費者行動の方程式から早出された命題である事は明らかである︒けだし加重平均削は所得分布が(ロ

l

レシツ曲線

の意味で)不変ならば︑所得分布に於ける個人の梢成比上の位置の画数であり︑且泊費が所得分布に於ける柿成比上

(11)

の位置の画数であるたらば︑貯去川率も同じ一変数の画数でザめるからである︒

( D )

の基本的仮設は次の結論をもたらす︒

( a )

どの瞬間においても所得から貯苔される剖合は︑低額所得階層に対してよりは高額所得階層に対して高いで あ ろ う 口

( b

) 所得が増加しても︑その比例的介布が不変の笠

λ であれば︑総体貯蓄の総体所得に対する割合は変らない句︒

此の結論は実証し得るものであろうか︒との為ヂユ1ゼ

γ

ベリーはクズネツツの千八百七十九年工り千九百三十八 年に到る資本形成︑同民所得の狩料を引用する旬︒上例から種々た訂正を経て句︑此の期間に個人貯蓄は所得の五パ

ー セ

Y

T か

ら 十

︒ ハ

l

セ ジ

T

の聞を変化するものである事が解っ た︒叉そ乙には貯蓄率の定まクた傾向も見られない︒従クてデ ユ 1 ゼ

γ べり

1が先に掲げた仮設が充分な信頼度を持ク為には

( B ) ( C )

の貯蓄率を変化せしめる諸要肉が総貯蓄率に殆んど影 響 を 与 へ な い と 一 一 一 リ う 事 が 示 さ れ な け れ ば な ら 友 い 口 逆 に 一 一 一

μ い

換 へれば︑貯蓄率に影響を及ぼすと思はれる諸要因

( 1 )

利子率

( 2 )

今期所得去将来所得との関係

( 3 )

所得の分配

( 4 )

人口の年令別

令布

( 5

) 所得の成長率

( 6 )

貯蓄への態度の諸変化が貯蓄率に及ぼ す効果小伝らば

( D )

﹁他の事情にして等しければ︑個人の貯蓄性

向は所得分布の梢成上の画数である﹂︒と云う仮設に依クて︑近

似抗的に︑長期の所得上昇期間に豆って貯蓄率一定怠る事を予 測しうる︒以上がデユ1ゼシベリ1長期の泊費画数論乃至長期 の貯者向数論の骨子である口所でヂユ 1 ゼ γ

ベ リ

1

の批判の対

匁たるケイシズ消費画数では限界泊費性向は一より小であるか

i 3 2 十年目毎の資本形成と国民所得

単位(1 00 万弗 1 . 2 .   3 .  

十 年 /純国民 純 資 本 2の百分比

生 産 物 形 成 と し て み た 1

10 . 4   1 1 . 7  12.0  1 1 . 6  1 1 . 3  1 1 . 0   1 1 . 3   11.6  10.8  6.6  3.1  1 0 7 3  

1348  1489  1 7 4 7   2329  2918  4158 

6 1 . 89 

7792  4652  1 9 3 0   10.310  11.527  12.425  1 5 . 0 8 4   20.615  26.6W  36.034  55.949  71.887  70.064  6 , 1 274  1879‑1888 

1884‑1893  1889‑1898  1894‑1903  1899‑1908  1904‑1913  1909‑1918  1914‑1923  1919‑1928  1 9 2 4 ‑ '  19:s  1929‑1938 

最近消費画数に関する一覚書

ノ ‑L・

(12)

経 営 ' と 経 済

六 四 ら︑所得の増加と共に︑泊費率は減少即貯者率は増大する口従って長期に於いて︑ケイ

γ ズ治費画数を維持するため

には︑貯蓄率を一定に維持するために︑貯蓄に喰い込む傾向要一閃が芳へられる︒スミシ

1 J︿は其の役割を演守る要凶

と し

て の

( 1

)

新生産物の導入︑

( ‑

z g

E

の 色

︒ ロ

︒ 同

04

︿ 同 ) 円

︒ 仏 戸 百

ω 円

) (

2 )

都会化(日

σ ω

口 町

ω 円︒ロ)を仮設した︒苦

々は二つの泊費菌数の侵劣をみる為

K

︑ ヂ ユ 1 ゼシベリ T の諸要閃から逐次考察しよう︒

︹ 1

︺年令別人口から︑今非労働人口左目才以下

ω 才以上曹とすれば年令別人口の中非労働人口が大なれば大なる程︑

貯蓄は減少する口叉退職年令に近くたればなる程︑多く貯告する土考へられ︑年令別人口八刀布が高年令居に傾いてい

る場合︑貯苦率は大であると考へられる口此の点に就いて︑デユ 1 ゼシペリーは信相する程の資料をあげていない︒

︹ 2

︺所得分布の貯帯率に及ぼす効果如何ロ此の効果に就いてヂユ

1 ゼシペリーは所得八月一布の傾向を正確に表した証

拠の無い事︑只所得の不平等は多少とも存在するものなる事を指摘するに止まる︒

ハ 3

︺所得の成長率が貯蓄に及ぼす効果は退職者が彼等の覧席を如何友る形体で保有するかに依る︒即資産を済し崩 し て

(σU1

EE

門ぜ江口問自

ω 巳 ω )

生活する退職者が︑確定利附託券を持つ事に定めれば︑資本利得に依る所得増加

に与る事を得・ないが︑不確定利附証券

( 2

巳 片 山

2

﹀を持つ事にすれば資本利得に与る事を符る︒問題を単純化して退 職者が退職に際し確定利附一証券を持ち︑残りの人生に其れを済し崩すものとする︒今悲し一人当り所得が噌加しク t A

あるならば︑若い世代に依る今期の貯蓄は今期の所得に依存する︒叉退職者に依る負の貯者率は過去の所得に依存す る句︒仮設に依って︑貯蓄率は十年日毎の一人当り所得の増加率に依存干る︒故に所得増加率の増加は純貯蓄率を増 加するものと考へられる︒只共の効果は共れ程大でなく︑貯需を減少する要閃のあるものを相殺する程度と彼は考へ

︹ 4 ︺利子率︑予想の貯苔に与へる効果口 た ︒

此では将来所得予想と資産予想を考へる︒前者に就いては様々な心理的要凶が介入するから︑それを客観的尺度で

測る事を得ない︒只総所得の成長は予想の一の指標たり得るが︑︹ 3 ︺に於いて所得の成長率は殆んど特定の傾向を示

さない事を知クたから︑利子率が貯蓄率に及ぼす影響に一つの傾向ありと考へる充分な理由はない︒告︑・院予想に就い

(13)

ては︑前者と具なるロ乙

では今期の所得と予想将来所得との問広客観的指標が存在する︒所得が増加した時︑資産 ‑ A

の価依が比例上り小く上昇するたらば︑貯蓄率は増加する︒ヂェ 1 ゼシペリーは一八七一年から一九三七年のニュー

ヨーク株式市場の株価の百八刀比で表した利廻︑又一八七一年から一九三六年の鉄道会社社債の利廻の指数を見ると︑

著しい変動乙そあれ︑一定の傾向を示すものは無い事を教へてゐる︒斯くして資産の所得に対する比率変化を基礎と

して叉現在所得の将来所得に対する交換比率の変化を基礎として貯蓄率の変化を説明する事が出来ない︒

︹ 5 ︺次に時間選好の変化の貯蓄率に与へる効果︒複利に依る所得増殖の欲望はそれ程大でたいから︑所得のための

貯者勤桜は小であるロ所で安全のための貯蓄勤機は前よりも強い︒後者は老後及扶義者の生括維持の為である︒生命

保険の契約の増加は此の増加を示すものであるの︒

ヂ ュ

1 ゼシペリーは最後に以上掲げた所得以外の諸要因が貯苦率に対

し大きな影矧げを与へるもので無い事と断じた η ︒

円 6 U

扱今度はケイ

y J

︿泊費曲川械が傾向要因を伴う事に依クて︑現実の

貯去川一定の傾向とケイコズ泊費画数の不一致を救い得るとするスミシー

ズの見解の実証性を考察し 1 ぅ︒と L で再びググネヅヅの資料を引用す る事にする︒上表から知り得る事は︑

(イ)千九百十三年頃迄は耐欠泊費財泊費率一定である︒

(ロ)泊費者単位当り実物所得は此の期間五十︒ハ 1 セ

y

率は一定 増加一方貯蓄 f

(ハ)千九百十三年迄は非耐久泊費財の増加に依つてのみ貯蓄率の一定

は説明し得る︒

(ニ)千九百九年以後は新耐久財が重要とたる︒

(ハ)耐久泊費財治究率の増加は必やしも新生産物の市場導入(此では

消費単位当り所得、貯蓄率(百分比) 及耐久消費財消費率(百分比)

耐久消費 財消費率 1879‑1888 

1884‑1893  1889‑1898  1894‑1903  1899‑1908  1904‑1913  1909‑1918  1914‑1923  1919‑1928 

︒ 山 吋

4 E d ワ 臼 司

i

d o y Q

n u

•••••••••

6 6 6 6 6 6 7 9 2 唱 ‑   消費者つ人,貯詰率 当り所同

1 0  4  11.7  1 2 . 0   1l . 6   11.3  110  11.3  11.6  1 0 , 8  406 

428  450  5 0 2  

5 ふ 2

610  652. 

7 2 3   851  十年目毎

最 近

消 費

一 幽

数 に

関 す

る 一

覚 書

六 五

(14)

自動車)に依ったものと一去へたい︒若し新生産物の出現が訟くとも︑所得の増加は他の耐久消費財(ピアノ︑住宅)

に治費されたかも知れないロ

従クて新生産物が泊費の強い誘引と怠ると云う確たる一証拠は得られたい匂ロ

︹ 7 ︺都会化(己円

Z E s t

︒口﹀の貯蓄率に及ぼす効果︒一般に都会の泊費者よりも農村の泊費者の方が泊費支出の 機会は少であるから︑貯蓄率は農村の方が上り犬である︒従って農村人口の相対的減少は総貯菩性向を減少させる口 ととろで各所得層別に見た場合︑平均貯蓄性向も限界貯蓄性向も都市のそれより高い︒然し全体としての貯蓄率は都

市︑農村に大差はない︒是は一一般に農村に低所得層が都市よりも多いからである︒此の限りに於いて都会化の要因を

導入しても︑稔貯蓄率に大たる変化を与へ友いもの左考へられるの口

以上の理由に依クてヂユ 1

ゼ Y ペリーは貯蓄率引下の要閃としての傾向要因に大きた意味を見出さたい口(彼は都 会 化 が 一

・ 五

︒ ハ

1 セ

Y T の貯蓄率切下の効果をもっ'とした町三

斯くして彼の泊費画数の仮設がより高い実証性を持クと結論する︒

S M

4 ・ O ロ 市町 V

P E

‑ H

M ・ 岳

山 ・

同 5

2 3

σ 2

ω 4 ・篠原訳﹁所得︑消費関係と其の意義﹂入十二頁

目 白

︒ 口

C N ロ 巾 仲 間 ・

52c

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三 品

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目 X

M )

最近の商務省統計からググネツツの数字が千九百二十九年から千九百二十八年に到る消費者貯蓄を過犬評価した事を知

る︒企業貯蓄を控除し︑更に其の資料が可処分所得でなく国民生産物に基礎を置いてゐる事を考慮に入れ︑上方偏方を E さ ね ば な ら な い ︒ 只 此 の 期 間 に は 個 人 課 税 ︑ 移 転 支 払 は 小 で あ っ た ︒

m S

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4 4 詞 む の

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5 ・ 句 ・

40

同 X E n M g v o H H 出向色

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2 句 ・

経 営 と 経 済

六 六

( 1 )  

( 2

)  

( 3

)  

( 4 )  

5

)

( 6

)  

( 7

)  

( 8

)  

(15)

9 )

ロ ロ

22

宮 崎

明 主

仏 "

同 ︼

E i H d

1 貯蓄率引下の傾向要因たる都会化の仮設に対する反証としてデユ ゼンペリーは次の数字例をあげる︒雇傭量が平均し ・ N

ている年には国民所得の百分比として見た農業貯蓄は都市貯蓄の%であるロ過去二十年間平均貯蓄は最悪の年を除いて

国民総所得の十分の一であった︒猶都市貯蓄︑農業貯蓄は総所得の各々九 j

五 バ

1 セント二四・ニパーセントであったロ

今都市家計に九︑農村家計に一の加重要因を附して計算すれば︑年平均貯蓄十バ 1 セントが得られるロ所で五十年以前

は農業所得は総所得の三分一であった︒従って若し所得傾向及貯蓄縮小の傾向が続くならば︑今期の平均貯蓄は

( H A P

‑ N + M

︒ X

・ 3

E H

ロ渓と計算される口斯くして傾向要因が存在しても︑しない場合と一パーセントの差しかない︒従って

傾向要因以外に貯蓄率切下の要因は求められねばならないとする D

三︑循環的消費画数と長期消費画数

ー︑.循環的泊費画数

今迄長期に豆る泊費画数に関して︑ケイ

Y ズ泊費画数とヂュ l ゼシベリ 1

の泊費画数とを対比せしめク

L 論じ来ク た︒と乙ろで此の長期の泊費画数の仮設は︑共のま

t A

短 期 乃 至 景 気 循 環 の い づ れ の 局 面 に も 妥 当 す る も の で あ る う か口ハシセシり及サミエルソシ勾は此の点に否定的及見解をとる︒今ハシセ

γ の言葉を引用しよう旬︒

﹁景気循環の種えの面での所得に対する泊費の変動は︑大体に於いてはクきりした循環の型を持クている︒泊費の 大 き さ は 単 に 所 得 の 大 き さ に 依 ク て 決 定 さ れ る ば か り で な く

︑ 部

A A

的 に は 景 気 循 環 の ど の 段 階 に 於 い て 共 の 所 得 が

受取られるかと一一一一日う事にも影郷一目される︒即泊費は︑一クの循環期の中では︑単忙所得の大きさの画数で有るばかり

で な く 或 る 程 度 迄 は

︑ 其 の 所 得 が 発 生 す る と 乙 ろ の 特 定 の 循 環 面 の 画 数 で も あ る

D

更 に 其 の 上

︑ 所 得 の 景 気 循 環 的 な変化は各所得に就いても起る口各えのグループが一クの循環期の間に著しい所得の変化を経験するのであるめ﹂︒

此 で 明 に ハ シ セ シ は 消 費 が 景 気 循 環 過 程 中

︑ 所 得 以 外 の

﹁ 特 定 の 循 環 商

﹂ に 依 存 す る 事 を 示 し て い る

︒ 此 で

﹁ 特 定 の循環面﹂とはより具体的に何を指すのであろうか口是を究明しよう︒ハンセ

γ は更に一九一二年から一九三九年に

六 七

最近消費幽数に関する一党吉

(16)

経 営 と 経 . 治

六入

到る間の米国に於ける統計資料に伏クて︑実証的に所得

ι 対する泊費の循環的変勤の型が存在する事を教へてゐる︒

即最気の好況︑不況に依る所得の増減に正しく比例的に泊費が増減しない事である︒是は次の様に説明し得る︒景 気侠ん伎の初期には投資が先行し︑治安が時の訟くれを以クて誘発されると云う事︑そして一旦此のおくれが克服さ れると︑所得の増加に略え比例して泊費が噌加する事である︒叉好況の年︑(一九二三︑一九二五︑一九二六︑一 九二九︑一九三七︑一九三九の各年)には泊費が相対的に低い事実を見る︒是は好況の年に各企業の社内首保令の 噌加に依るものと考へられる︒ハンセシの考察の概観は以上の様たものであるが︑此には明に時の告くれ即時間要 肉を泊費決定の所得以外の変数と考へている事が判る口続いてヂユ

1 ゼシベリ 1

に此の説明を求めよう︒彼は一九

三五 l

三六年及一九四一年の家計調査に依って仔細に観察した勾︒殊に此の期間の赤字の総額に注目し︑共れに伏 って所得と貯苔の関係を解明せんとする︒所で赤字の泊費貯者理論に対して持ク重要性に就いては︑府者が実質所

v d   川村に依存すると一式うケインズ泊費画数の仮設に拠れば︑︒ ¥ M 1 1 同 (MQ で赤字を生やると一氏う事は U が y

の或る依に於

い て

の ¥

可 VH たる事である︒と乙ろでヂュ 1 ゼシペリーは此の主一肢は支持出来︑ないと考へる︒けだしい γ

ム の 限 界

点を見るに一九一七年は約八百弗︑一九三五・:六年には千五百弗である︒(一九四一年の物価を基準として)そ乙で

ケイシズ学者はケイシズ泊費画数の仮設の支柱として︑別の要因︑新商品を導入する口然し此の要肉の導入に依クて

も一九三 0

年代の家計の泊費支出が同額の所得を持クた一九一七年代の階屑の泊費支出額上り大たる事を全面的に説

明しうるものでない口デユ 1

ゼシペリーは更に﹁泊費が共の時々の実質所得と

T

レ シ ド に 依 存 す る と し 吋 L (

三 )

と書くとしても︑過去の生活水準が現在泊費に与へる影特に就いては何事も述べられていたいり﹂︒と主張する︒ロでは

前章の故後の節で見た如く︑実証的に傾向要閃は泊費︑貯訴に微弱な

l

年 一

・ 五

︒ ハ

1 セ YT程度 l 効果しか持たない

故に強力な命題たり得たいと云うのである︒

更にデユ 1

ゼシペリーは一九三五!三六年と一九四一年に報告された赤字と夫業者数

l

赤字は一九三五!三六年は

一九四一年の二倍︑失業者は前者が約八百万後者が三百万ーから泊費︑貯いお川決定要定として現在の所得水準の他に過

去の所得を導入して仮設を椛成する句︒

(17)

所が是と択一的た命題として︑泊費の決定要閃を現柱の所得水準の他に所得の変動率を導入する考がある︒今

γ 忍 所得変動率として

1 川 日 向

( u c u x )

を考へょう︒所で此の命題は次の二クの理由に依クて拒否せらるべきである︒

M ‑

︹ 1

︺一九二

O ︑一九三 0

年代の家計調査の資料に依り

γ と云う要素が回帰関係に寄与する事がないと一式う理由︒

︹ 2

︺所得変動率を貯蓄の決定悶とすれば︑景気の好︑不況に於いて対称性が存する椋に泊費貯蓄は動かねばたらぬ

が事実は非対称的である︒

所で過去の所得を強調する仮設を使用するとき︑一九三五│三六年︑一九四一年の赤字額及共の変化︑消費︑府部 の劫きの非対称性に就いて無矛底的に説明する事が可能である︒以上

J 解釈が強い心理的根拠を持ク事をヂユ

1 ゼン

ペリーは示した句︒

次に過去の所得に依存すると云う時︑過去の所得とは如何たる時点に於ける所得であろうか︒デュ

l

ゼシペリーは 高額所得田の所得喪失の効果を湾察し︑共の泊費支出が著しく過去のピ1クの所得に影響される事を指摘する︒査し 高額所得層は不況に際しでも︑赤字に入る事たく貯蓄を切下げ得る階層である

J

此の階層は同等の社会的地位にある

人々と交際し︑不況に際し所得が低下しても︑それに応じて生活水準を切下げ様としない︒不況の後所得の明下が起

り暫く其の水準で停止するとピークの年の泊費が後の年の泊費の基準となる口ピークの年の治費の影響は︑所件が終 に低落したい限り治夫しない︒次に高所得間以外の九

O

︒ ハ

1

セ ジ

Tを占める階層に就いては︑二つのグループに分け ら れ る ︒

( 1

) は不況期に於いても就業し得る階層であり

( 2

) は失業者層である︒前者は常に貯苔は零であるから 考肢の外に置いて良い︒後者は更に(イ)長期の夫業に在クて︑生活費の源泉を夫業救済金に仰ぐサプ・グループで

是は大きた総体貯蓄をもたらす程でたい口(ロ)は就業と夫業と頻繁に交替す旬︒ナブ・グループで完全雇傭点の仲び

るにクれ︑ピークの泊費水準の影響は更新され︑其の効某は治夫したい乃口

従クて全体として景気循蹴過程中︑特に不況中の泊費を決定するものは︑前年

ω

ピ1クの所得若しくは泊費である

事が出家計研究を基礎とじた以上の考察から導出される︒

‑ H

阿 ・ 出 円

H a m p

‑ ‑ ∞

5 F

却 g

の 可

︒ ‑

g p

ロ 門 凶 } ︐

U E H

℃ 0

w 口 ︒

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・ ( 1 )   最近消費画数に関する一覚書' 邦訳︑二百五十二瓦

六 九

(18)

経 営 と 経 済

七 O 

H J ﹀ ・

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ロ g o

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一 a 司 ロ ロ 何 百 回

M H o w

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H

内 丹 市 町

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S ω

・ 同

m E

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色・都尚邦訳﹁長気循環と財政々策﹂二百五十三頁﹁円・ ‑

5 m E E

問 ︒ 河 口

22

ロ 同 0 4 0 H

丘 町

0

ミに於いてグライン 5

は第一次近似値としての

H 司

C J

r J

但し i

は 利 子 率 を 考 ヘ る ロ ( 邦 訳 七 四 七八頁) 頁 i

( 4

)

ロ ロ

28

宮 司

﹃ ‑

F E

篠原訳﹁所得︑消費関係と其の意義﹂六十六頁

( 5

) 篠 原 訳

︑ 前 掲 書 六 十 九 頁

( 6

)

前掲書︑七十二一良

( 7

) 前掲書︑七十四頁

l 七十七頁

2 )

( 3

2

︑ 綜 合

前節の結論から循環過程に於いて貯蓄率は前期の故高所得(れ)に対する今期の所得(れ)の比の画数である事を

述べた︒即それは

ω ¥ u r

L ( 出¥出)それは次の図に依クてれの変動は示し得る︒

十 刊

か ら

h へ時間の推移と共に︑

u J

¥ 討は小になる︒従って其の菌数であると可も小となる︒次に

h かららに移る

u J

¥ 討は増加する︒そしてと可も叉上昇する口更にら花於いてれは元のピ1クれに達し︑共れ以後

FHF で

uJ¥31H

︑従クてと可一定︒是は所得が増加する時︑泊費は所得と絶対額は同じでないか︑比例的に増加する事を

示 す

り 白

扱以上の画数の具体的な形はヂ 1 グに依って得られた所得と泊費の相関図形に回帰線を当はめる事に依って得られ わ るロヂュ 1 ゼ γ ペリーは此の回局線が線型をとり︑且一九二三│一九四 0 年間の発科に

H M H h h + σ

の関係式をあ

h h H ‑

︑ 少

F o u

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て は

' め

ω H

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の 数 官 を オ め 剖

H0

・ 忠

+0

・ 芯

∞ の 式 を 得 た 是 は 全 循 環 期 間 を 掩 う 方 程 式 あ で

る 勾

次に数個の循環的消費画数の動きと長期泊費菌数の劫き左結合して図示しよう︒上図は他の条件一定と仮定しり循 口

環局面︑即所得︿打)が戸かられへ減衰し︑再び戸に復る勤きを示す局面と︑勾成長局面︑続いて所得(抗﹀がれから ラチエツト

工り高い所得水準刊に成長する局面︑此の二酉を結合したものである︒是は図形に依クて鋸歯的効果

( E

5 2

(19)

C~

t 3   t 

t 2  

t , 

i o  

f

︒同同ゅの仲﹀¥と呼ぶものであるの口上図に依って明らか左様に︑生長局面では泊費画数は原点 O とする直線︑故に平均︑ 限界両治安性向は共に等しい口市る K 循環局面では四十五度線と安錯する︒他方限界泊費性向は一定︒従クて限界治

最近消費画数に関する一覚書

参照

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