• 検索結果がありません。

Tumor-suppressive effects of natural-type interferon-β through CXCL10 in melanoma

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "Tumor-suppressive effects of natural-type interferon-β through CXCL10 in melanoma "

Copied!
3
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

学位授与番号:甲1021号 氏 名:小林 光

学位の種類:博士(医学)

学位授与日付:平成

28

6

8

学位論文名:

Tumor-suppressive effects of natural-type interferon-β through CXCL10 in melanoma

学位論文名(翻訳):

(CXCL10

を介した天然型インターフェロンβの悪性黒色腫に対する腫瘍抑制効

果)

学位審査委員長:教授 吉田清嗣

学位審査委員:教授 馬目佳信 教授 桑野和善

東京慈恵会医科大学電子署名者 : 東京慈恵会医科大学 DN : cn=東京慈恵会医科大学, o, ou, [email protected], c=JP 日付 : 2019.01.24 10:04:00 +09'00'

(2)

論 文 要 旨

論 文 提 出 者 名 小林 光 指導教授名 中川 秀己

Tumor-suppressive effects of natural-type interferon-β through CXCL10 in melanoma

(CXCL10を介した天然型インターフェロン β の悪性黒色腫に対する腫瘍抑制効果)

Hikaru Kobayashi, Yoshimasa Nobeyama, Hidemi Nakagawa,

Biochemical and Biophysical Research Communications, 2015, 464, P416

421

【背景】悪性黒色腫に対し,本邦では有効な治療として

IFN-β

の局所投与が行われてい る.今回,リンパ行性転移に対する

IFN-β

の抑制効果を鑑み,IFN-βによりリンパ管内 皮細胞から分泌される抗腫瘍物質を同定することを目的とした.

【方法】黒色腫細胞株に対する

IFN-β,

及び

CXCL10

処理は,それぞれ終濃度

1,000 IU/ml,

50-250 μg/ml

で施行した.発現は

Agilent

Sure Print G3 Human GE 8 X 60K ver2.0

によ り網羅的に解析し,

RT-PCR

法により確認した.タンパク発現は

ELISA

法により解析し た.IFN-β,及び

CXCL10

に対する感受性は細胞増殖能測定により評価した.

【結果】

IFN-β

処理したリンパ管内皮細胞が非処理細胞に比べ

40

倍以上発現が誘導され

る分泌蛋白をコードする遺伝子は

15

個あり,悪性黒色腫に対する影響の報告がある

CXCL10

をさらに解析した.CXCL10の発現は線維芽細胞に比べリンパ管内皮細胞で亢

進していた.IFN-β高感受性悪性黒色腫細胞株は低/中感受性株に比べ,IFN-βにより著 明な

CXCL10

の発現誘導がみられた.CXCL10 処理により

IFN-β

高感受性株,低/中感 受性株共に細胞増殖能,浸潤能が抑制された.IFN-β 処理により,IFN-β 高感受性株で

CXCL10

受容体である

CXCR3-B

の発現が誘導,低/中感受性株では抑制された.

【結論】IFN-β はリンパ管内皮細胞,及び腫瘍細胞由来の

CXCL10

を介して悪性黒色 腫に対し抗腫瘍効果を発現することが示唆された.

(3)

学位審査の結果の要旨

小林光氏の学位申請論文は主論文1編からなり、主論文は「Tumor-suppressiveeffects ofnatural-typeinterferon-betathroughCXCL10inmelanoma」で 2015年の Biochemical andBiophysicalResearchCommunications誌に掲載された。以下、論文の要旨と審査委員 会の審査結果を報告する。

悪性黒色腫の術後補助療法として局所投与が行われている天然型インターフェロンβ

(IFN-β)の腫瘍抑制効果について、特にリンパ行性転移の抑制に効果があることから何 らかの抗腫瘍物質が誘導されているという仮説に基づき、リンパ管内皮細胞を用いた網羅 的発現解析を行った。IFN-β処理し40倍以上発現が誘導される分泌タンパク質として CXCL10を同定した。CXCL10の発現は線維芽細胞に比べリンパ管内皮細胞で亢進していた。

CXCL10処理により、悪性黒色腫細胞の増殖能及び浸潤能が有意に抑制された。また IFN-β 処理により CXCL10受容体である CXCR3-Bの発現に有意な影響を及ぼした。以上の結果より、

IFN-βは CXCL10を介して悪性黒色腫の抗腫瘍効果を発揮することが示唆された。

平成 28年 5月 23日、馬目佳信教授、桑野和善教授ご臨席のもと、公開学位審査会を開 催し、小林氏による研究概要の発表に続いて口頭試験を行った。

席上、

l マイクロアレイの結果から必ずしも一番高くない CXCL10を選んだ理由は何か?

l IFN-β処理で受容体 CXCR3-Bの発現が下がる理由は?

l IFN-β処理による増殖抑制と浸潤抑制はメカニズムが異なるのではないか?

l IFN-βが所属リンパ節に高濃度に蓄積するのはなぜか?

l CXCL10処理での増殖能低下や浸潤能低下は受容体 CXCR3-B依存的か?

l p53に変異がある方が、IFN-βに対する感受性が高まるメカニズムは?

l Invivoの実験を行うことは難しいのか?

l どのような治療への応用に可能性が広がるのか?

など多くの質問があり、小林氏はこれまでの文献情報に加え最先端の周辺情報も交えなが ら的確に回答し、活発な議論がなされた。その後、馬目、桑野両教授と慎重に審議した結 果、本論文は天然型インターフェロンβが悪性黒色腫のリンパ行性転移抑制に効果を発揮 する分子メカニズムについて、リンパ管内皮細胞に着目して責任分子の同定及び機能解析 を遂行した独創的な研究であり、学位申請論文として十分価値があるものと認めた次第で ある。

参照

関連したドキュメント

旧Tacoma橋は落橋時に,ねじれフラッターの発現前にたわみ渦励振が発現していたことから,Fig.2

生した(クリップゲージで確認) 。剥離発生前までの挙動は,損傷 による差異が確認されず,両供試体ともに,荷重で比較して,補強

(16) に現れている「黄色い」と「びっくりした」の 2 つの繰り返しは, 2.1

第四章では、APNP による OATP2B1 発現抑制における、高分子の関与を示す事を目 的とした。APNP による OATP2B1 発現抑制は OATP2B1 遺伝子の 3’UTR

しかし , 特性関数 を使った証明には複素解析や Fourier 解析の知識が多少必要となってくるため , ここではより初等的な道 具のみで証明を実行できる Stein の方法

私たちは、行政や企業だけではできない新しい価値観にもとづいた行動や新しい社会的取り

そのため、ここに原子力安全改革プランを取りまとめたが、現在、各発電所で実施中

○齋藤第一部会長 もう一度確認なのですが、現存の施設は 1 時間当たり 60t の処理能力と いう理解でよろしいですよね。. 〇事業者