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自己資本の充実の状況(単体)60 WAKAYAMA SHINREN REPORT DISCLOSURE 2018 自己資本の構成 経過措置によ項目平成 29 年度る不算入額 <コア資本に係る基礎項目 > 普通出資又は非累積的永久優先出資に係る組合員資本又は会員資本の額 82,870 81,138 う

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(1)

自己資本の充実の状況(単体)

■ 自己資本の状況 

◇自己資本比率の状況

 当会では、多様化するリスクに対応するとともに、会員や利用者のニーズに応えるため、

財務基盤の強化を経営の重要課題として取組んでいます。内部留保の増加につとめるととも

に、不良債権処理及び業務の効率化等に取組んだ結果、平成30年3月末における自己資本比

率は、17.41%となりました。

◇経営の健全性の確保と自己資本の充実

 当会の自己資本は会員からの普通出資のほか、回転出資金、後配出資金、永久劣後ローン

により調達しています。

普通出資金

項 目 内 容 発行主体 和歌山県信用農業協同組合連合会 資本調達手段の種類 普通出資金 コア資本に係る基礎項目に算入した額 357 億円(前年度 347 億円)

回転出資金

項 目 内 容 発行主体 和歌山県信用農業協同組合連合会 資本調達手段の種類 回転出資金 コア資本に係る基礎項目に算入した額 11 億円(前年度 21 億円)

後配出資金

項 目 内 容 発行主体 和歌山県信用農業協同組合連合会 資本調達手段の種類 後配出資金 コア資本に係る基礎項目に算入した額 160 億円(前年度 160 億円)

永久劣後ローン

項 目 内 容 発行主体 和歌山県信用農業協同組合連合会 資本調達手段の種類 永久劣後ローン コア資本に係る基礎項目に算入した額 49 億円(前年度 49 億円) 一定の事由が生じた場合に償還等を可能とする特約 あり(※ 1) ※1劣後事由(破産の場合、民事再生の場合)が発生・継続している場合を除き、監督当局の事前承認が得られた場合に、 1か月前までの事前通知により、金銭交付日より5年が経過した日以降の利息支払期日に償還可能。

 

当会では、将来的な信用リスクや金利リスクの増加に備え、安定的な自己資本比率の維持に

つとめております。

 また、自己資本比率の算出にあたっては、「自己資本比率算出要領」及び「自己資本比率算

出事務手続」を制定し、適正なプロセスにより正確な自己資本比率を算出しています。また、

これに基づき、当会における信用リスクやオペレーショナル・リスクに対応した十分な自己

資本の維持につとめています。

自己資本の充実の状況(単体)

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《自己資本の構成》

(単位:百万円、%) 項  目 平成 29 年度 経過措置による 不 算 入 額 平成 28 年度 経過措置による 不 算 入 額 <コア資本に係る基礎項目> 普通出資又は非累積的永久優先出資に係る組合員資本又は会員資本の額 82,870 81,138 うち、出資金の額 51,799 50,738 うち、後配出資金の額 16,000 16,000 うち、非累積的永久優先出資の額 うち、優先出資申込証拠金の額 うち、資本準備金の額 うち、再評価積立金の額 12 12 うち、利益剰余金の額 33,225 32,471 うち、利益準備金の額 16,465 15,877 うち、積立金の額 11,700 11,500 経営基盤安定化積立金 5,000 4,800 特別積立金 6,700 6,700 うち、当期未処分剰余金の額 5,059 5,094 うち、外部流出予定額(▲) 2,165 2,084 うち、処分未済持分の額(▲) うち、自己優先出資申込証拠金の額 うち、自己優先出資の額(▲) コア資本に係る基礎項目の額に算入される引当金の合計額 3,175 3,097 一般貸倒引当金及び相互援助積立金コア資本算入額 3,175 3,097 適格旧資本調達手段のうち、コア資本に係る基礎項目の額に含まれる額 6,092 7,107 うち、回転出資金の額 1,104 2,185 うち、負債性資本調達手段の額 4,988 4,921 うち、期限付劣後債務及び期限付優先出資の額 公的機関による資本の増強に関する措置を通じて発行された資本 調達手段の額のうち、コア資本に係る基礎項目の額に含まれる額 土地再評価額と再評価直前の帳簿価格の差額の四十五パーセント に相当する額のうち、コア資本に係る基礎項目の額に含まれる額 その他コア資本基礎項目不算入額(▲) コア資本に係る基礎項目の額       (イ) 92,138 91,343 <コア資本に係る調整項目> 無形固定資産(モーゲージ・サービシング・ライツに係るもの を除く。)の額の合計額 19 4 12 8 うち、のれんに係るものの額 うち、のれん及びモーゲージ・サービシング・ライツに係 るもの以外の額 19 4 12 8 繰延税金資産(一時差異に係るものを除く。)の額 証券化取引により増加した自己資本に相当する額 負債の時価評価により生じた時価評価差額であって自己資本に 算入される額 前払年金費用の額 自己保有普通出資等(純資産の部に計上されるものを除く。)の額 意図的に保有している他の金融機関等の対象資本調達手段の額 少数出資金融機関等の対象普通出資等の額 特定項目に係る十パーセント基準超過額 うち、その他金融機関等の対象普通出資等に該当するもの に関連するものの額 うち、モーゲージ・サービシング・ライツに係る無形固定 資産に関連するものの額 うち、繰延税金資産(一時差異に係るものに限る。)に関 連するものの額 特定項目に係る十五パーセント基準超過額 うち、その他金融機関等の対象普通出資等に該当するもの に関連するものの額 うち、モーゲージ・サービシング・ライツに係る無形固定 資産に関連するものの額 うち、繰延税金資産(一時差異に係るものに限る。)に関 連するものの額 その他コア資本調整項目不算入額(▲) コア資本に係る調整項目の額       (ロ) 19 12

自己資本の充実の状況(単体)

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<自己資本> 自己資本の額((イ)-(ロ))       (ハ) 92,119 91,330 <リスク・アセット> 信用リスク・アセットの額の合計額 520,363 485,400 資産(オン・バランス項目) 517,552 482,380 うち、経過措置によりリスク・アセットの額に算入される ものの額の合計額 △ 41,509 △ 41,753 うち、他の金融機関等向けエクスポージャー △ 41,514 △ 41,762 うち、無形固定資産(モーゲージ・サービシング・ ライツに係るものを除く。)に係る額 4 8 うち、繰延税金資産(一時差異に係るものを除く。) に係る額 うち、前払年金費用に係る額 うち、自己保有普通出資等に係る額 うち、意図的に保有している他の金融機関等の資本 調達手段に係る額 うち、少数出資金融機関等の普通出資等に係る額 うち、その他金融機関等の普通出資等に係る額 うち、無形固定資産(モーゲージ・サービシングラ イツに係るものに限る。)に係る額 うち、繰延税金資産(一時差異に係るものに限る。) に係る額 うち、土地再評価額と再評価直前の帳簿価格の差額 に係るものの額 オフ・バランス項目 2,548 2,670 CVA リスク相当額を八パーセントで除して得た額 252 342 中央清算機関関連エクスポージャーに係る信用リスク・ア セットの額 9 7 オペレーショナル・リスク相当額の合計額を八パーセントで除 して得た額 8,599 8,995 信用リスク・アセット調整額 リスク・アセットの額の合計額      (ニ) 528,963 494,396 <自己資本比率> 自己資本比率((ハ)/(ニ)) 17.41% 18.47% (注)1.農協法第11条の2第1項第1号の規定に基づく組合の経営の健全性を判断するための基準に係る算式に基づき算出しています。   2.当会は、信用リスク・アセット額の算出にあたっては標準的手法を、適格金融資産担保の適用については信用リスク削減手 法の簡便手法を、オペレーショナル・リスク相当額の算出にあたっては基礎的手法を採用しています。 基礎的手法とは、1年間の粗利益に0.15を乗じた額の直近三年間の平均値によりオペレーショナル・リスク相当額を算出す る方法です。 なお、1年間の粗利益は、経常利益から国債等債券売却益・償還益及びその他経常収益を控除し、役務取引等費用、国債等債 券売却損・償還損・償却、経費、その他経常費用及び金銭の信託運用見合費用を加算して算出しています。

自己資本の充実の状況(単体)

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《自己資本の充実度に関する事項》

信用リスクに対する所要自己資本の額および区分ごとの内訳

(単位:百万円) 平成 29 年度 平成 28 年度 信 用 リ ス ク・ ア セ ッ ト ( 標 準 的 手 法 ) エクスポー ジャーの 期末残高 リスク・ アセット額 a 所要自己 資本額 b=a × 4% エクスポー ジャーの 期末残高 リスク・ アセット額 a 所要自己 資本額 b=a × 4% 我が国の中央政府および中央銀行向け 61,871 70,358 我が国の地方公共団体向け 66,875 65,221 地方公共団体金融機構向け 5,568 256 10 9,773 257 10 我が国の政府関係機関向け 34,511 89 3 40,117 119 4 地 方 三 公 社 向 け 11,984 774 30 12,073 792 31 金融機関および第一種金融商品取引業者向け 1,056,419 215,600 8,624 968,340 197,470 7,898 法 人 等 向 け 98,097 69,161 2,766 90,869 62,080 2,483 中小企業等向けおよび個人向け 18 13 0 22 15 0 抵 当 権 付 住 宅 ロ ー ン 0 0 0 0 0 0 不 動 産 取 得 等 事 業 向 け 134 113 4 145 113 4 三 月 以 上 延 滞 等 0 0 0 信用保証協会等による保証付 4 0 0 6 0 0 共 済 約 款 貸 付 出 資 等 18,477 18,477 739 12,650 12,650 506 他の金融機関等の対象資本調達手段 90,357 225,894 9,035 88,551 221,378 8,855 特定項目のうち調整項目に算入されないもの 複数の資産を裏付とする資産(いわゆるファン ド)のうち、個々の資産の把握が困難な資産 60,117 25,136 1,005 61,988 25,591 1,023 証 券 化 8,469 1,693 67 9,554 1,910 76 経過措置によりリスク・アセット の額に算入、不算入となるもの △ 41,509 △ 1,660 △ 41,753 △ 1,670 上 記 以 外 6,088 4,396 175 6,104 4,421 176 標準的手法を適用するエクスポージャー計 1,518,997 520,101 20,804 1,435,778 485,050 19,402 CVA リ ス ク 相 当 額 ÷ 8% 252 10 342 13 中央清算機関関連エクスポージャー 456 9 0 390 7 0 信用リスクアセットの額の合計額 1,519,454 520,363 20,814 1,436,169 485,400 19,416 オ ペ レ ー シ ョ ナ ル ・ リ ス ク に 対 す る 所 要 自 己 資 本 の 額 < 基礎的手法 > オペレーショナル ・リスク 相当額を 8%で除して得た額 所要自己資本額 相当額を 8%で除して得た額 所要自己資本額オペレーショナル ・リスク a b = a × 4% a b = a × 4% 8,599 343 8,995 359 所 要 自 己 資 本 額 リスク・アセット等(分母)計 所要自己資本額 リスク・アセット等(分母)計 所要自己資本額 a b = a × 4% a b = a × 4% 528,963 21,158 494,396 19,775 (注)1.「リスク・アセット額」の欄には,信用リスク削減効果適用後のリスク・アセット額を原エクスポージャーの種類ごとに記載しています。 2.「エクスポージャー」とは,リスクにさらされている資産(オフ・バランスを含む)のことをいい,具体的には貸出金や有価証券等が該当します。 3.「三月以上延滞等」とは,元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3月以上延滞している債務者にかかるエクスポージャー及び「金 融機関及び第一種金融商品取引業者向け」,「法人等向け」等においてリスク・ウェイトが150%になったエクスポージャーのことです。 4.「出資等」とは,出資等エクスポージャー,重要な出資のエクスポージャーが該当します。 5.「証券化」とは,原資産にかかる信用リスクを優先劣後構造のある二以上のエクスポージャーに階層化し,その一部または全 部を第三者に移転する性質を有する取引のことです。 6.「経過措置によりリスク・アセットの額に算入,不算入となるもの」とは,他の金融機関等の対象資本調達手段,コア資本に係 る調整項目及び土地再評価差額金に係る経過措置により,リスク・アセットに算入したもの,不算入としたものが該当します。 7.「上記以外」には,現金・外国の中央政府及び中央銀行向け・国際決済銀行等向け・外国の中央政府等以外の公共部門向け・国 際開発銀行向け・取立未済手形・未決済取引・その他の資産(固定資産等)・間接清算参加者向け・信用リスク削減手法とし て用いる保証又はクレジット・デリバティブの免責額が含まれます。 8.オペレーショナル・リスク相当額算出にあたり,当会では基礎的手法を採用しています。     <オペレーショナル・リスク相当額を8%で除して得た額の算出方法(基礎的手法)>        (粗利益(正の値の場合に限る)×15%)の直近3年間の合計額   ÷8%           直近3年間のうち粗利益が正の値であった年数

自己資本の充実の状況(単体)

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■ 信用リスクに関する事項 

◇リスク管理の方針および手続の概要

 信用リスクとは、信用供与先の財務状況の悪化等により、資産(オフバランス資産を含む。)の価値

が減少ないし消失し、損失を被るリスクのことです。

 当会では、「クレジットポリシー」により定められた貸出業務の行動規範を遵守し、貸出資産の優良

形成につとめています。個別貸出案件については、営業関連部署から独立した審査部署において、取

引先の業況確認や担保評価を実施するとともに、内部格付等の基準に基づいた厳正な審査を行ってい

ます。さらに、定期的なモニタリングを通じて、与信限度額・取引限度額管理により、適切な信用ポー

トフォリオの構築をすすめるとともに、信用リスク量の計量化を行うなど信用リスク管理の強化につ

とめています。

 また、理事長、専務理事、常務理事、各部・室長で構成するリスク管理委員会を原則、四半期ごと

に開催し、信用リスクについて対応方針を決定しています。

 なお、当会における貸倒引当金の計上は、「資産の償却・引当要領」に基づき行っています。

具体的な内容については、注記表(P36~)に記載しています。

◇標準的手法に関する事項

 当会では自己資本比率算出にかかる信用リスク・アセット額は告示に定める標準的手法により算出

しています。また、信用リスク・アセットの算出におけるリスク・ウェイトの判定に当たり使用する

格付等は次のとおりです。

①リスク・ウェイトの判定に当たり使用する格付けは、以下の適格格付機関による依頼格付けのみ

使用し、非依頼格付は使用しないこととしています。

適 格 格 付 機 関 株式会社格付投資情報センター(R &Ⅰ) 株式会社日本格付研究所(JCR) ムーディーズ・インベスターズ・サービス・インク(Moody's) S & P グローバル・レーティング(S & P) フィッチレーティングスリミテッド(Fitch)

②リスク・ウェイトの判定に当たり使用するエクスポージャーごとの適格格付機関の格付またはカ

ントリー・リスク・スコアは以下のとおりです。

エクスポージャー 適 格 格 付 機 関 カントリー・リスク・スコア 中 央 政 府 お よ び 中 央 銀 行 日 本 貿 易 保 険 国 際 開 発 銀 行 向 け エ ク ス ポ ー ジ ャ ー R & I,Moody's,JCR,S&P,Fitch 金 融 機 関 向 け エ ク ス ポ ー ジ ャ ー 日 本 貿 易 保 険 法 人 等 向 け エ ク ス ポ ー ジ ャ ー( 長 期 ) R & I,Moody's,JCR,S&P,Fitch 法 人 等 向 け エ ク ス ポ ー ジ ャ ー( 短 期 ) R & I,Moody's,JCR,S&P,Fitch (注)「リスク・ウェイト」とは、当該資産を保有するために必要な自己資本額を算出するための掛目のことです。

自己資本の充実の状況(単体)

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《信用リスクに関するエクスポージャー(地域別・業種別・残存期間別)および三月以上延滞エクスポージャーの期末残高》

(単位:百万円) 平成 29 年度 平成 28 年度 三月以上延滞 エクスポージャー エクスポージャー 三月以上延滞 信用リスクに関 するエクスポー ジャーの残高 貸出金等 うち うち債券 デリバティブ うち店頭 ジャーの残高 するエクスポー 信用リスクに関 貸出金等 うち うち債券 デリバティブ うち店頭 国 内 1,496,273 146,598 168,624 1,413,054 141,376 188,210 0 国 外 14,711 14,711 13,559 13,559 地域別残高計 1,510,985 146,598 183,335 1,426,614 141,376 201,770 0 法 人 農 業 0 0 林 業 水 産 業 製 造 業 37,832 14,963 12,037 34,749 15,420 11,742 鉱 業 建 設・ 不 動 産 業 24,704 21,644 2,815 22,444 19,694 2,518 電気・ガス・熱 供 給 ・ 水道 業 1,520 1,020 500 2,849 1,246 1,603 運輸・通信業 46,748 7,707 37,847 52,255 8,322 42,856 金融・保険業 1,174,215 48,231 30,731 1,087,310 47,356 34,788 卸売・小売・飲 食・サービス業 24,671 15,165 8,242 22,733 15,050 6,446 日 本 国 政 府・ 地方公共団体 128,747 37,586 91,161 135,579 33,765 101,814 上 記 以 外 個   人 281 281 313 313 0 そ の 他 72,263 68,378 206  業種別残高計 1,510,985 146,598 183,335 1,426,614 141,376 201,770 0 1 年 以 下 25,137 21,488 988,122 21,565 23,453 1 年 超 3 年 以 下 72,950 18,089 49,860 71,009 20,611 46,397 3 年 超 5 年 以 下 77,036 29,507 47,529 87,624 25,226 62,397 5 年 超 7 年 以 下 58,062 40,413 17,649 67,710 44,388 23,321 7 年超 10 年以下 28,355 12,371 15,983 26,595 11,457 15,137 1 0 年 超 51,874 21,050 30,824 48,946 17,884 31,062 期限の定めのないもの 141,619 28 136,607 243  残存期間別残高計 1,510,985 146,598 183,335 1,426,614 141,376 201,770 (注)1.信用リスクに関するエクスポージャーの残高には、資産(自己資本控除となるもの、証券化エクスポージャーに該当するも のを除く)ならびにオフ・バランス取引および派生商品取引の与信相当額を含みます。 2.「うち貸出金等」には、貸出金のほか、コミットメントおよびその他のデリバティブ以外のオフ・バランスシート・エクスポー ジャーを含んでいます。なお、コミットメントとは、契約した期間・融資枠の範囲内で、お客さまのご請求に基づき、金融機 関が融資を実行することを約束する契約における融資可能残額のことです。 3.「店頭デリバティブ」とは、スワップ等の金融派生商品のうち相対で行われる取引をいいます。 4.「三月以上延滞エクスポージャー」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上延滞しているエクスポー ジャーをいいます。 5.「その他」には、ファンドのうち個々の資産の把握が困難な資産や固定資産等が該当します。 1,081,086

自己資本の充実の状況(単体)

(7)

《貸倒引当金の期末残高および期中増減額》

a 貸倒引当金の期末残高および期中の増減額

(単位:百万円)   29 年度 28 年度 期首 残高 期 中増加額 目的使用 その他期中減少額 期末残高 期首残高 期 中増加額 目的使用 その他期中減少額 期末残高 一 般 貸 倒 引 当 金 1,137 1,168 1,137 1,168 1,097 1,137 1,097 1,137 個 別 貸 倒 引 当 金 33 21 33 21 41 33 41 33

b 業種別の個別貸倒引当金の期末残高・期中増減額および貸出金償却の額

(単位:百万円)   29 年度 28 年度 個別貸倒引当金 貸出金 償却 個別貸倒引当金 貸出金 償却 期首 残高 期 中増加額 期中減少額 期末 残高 期首残高 期 中増加額 期中減少額 期末 残高 目的 使用 その他 目的使用 その他 法 人 農 業 林 業 水 産 業 製 造 業 鉱 業 建 設・不 動 産 業 0 0 電 気 ・ ガ ス ・ 熱供給 ・ 水道業 運 輸 ・ 通 信 業 金 融 ・ 保 険 業 卸 売・ 小 売・ 飲食・サービス業 1 0 0 1 1 1 1 1 日 本 国 政 府・ 地 方 公 共 団 体 上 記 以 外 個     人 32 20 20 32 39 32 39 32 業種別計 33 21 21 33 41 33 41 33 (注)1.一般貸倒引当金については業種別の算定を行っていないため、個別貸倒引当金のみ記載しています。 2.当会では国外への貸出は行っていないため、地域別(国内・国外)の開示を省略しています。

《信用リスク削減効果勘案後の残高及び1250%のリスクウェイトが適用されるエクスポージャーの額》

(単位:百万円) 29 年度 28 年度 格付あり 格付なし 計 格付あり 格付なし 計 信用リスク削減効果勘案後残高   0% 189,276 189,276 209,373 209,373   2% 85 85 390 390   4%  10% 3,473 3,473 3,781 3,781  20% 4,104 1,084,373 1,088,478 4,104 997,277 1,001,381  35% 0 0 0 0  50% 50,708 4,647 55,356 49,918 4,283 54,201  75% 18 18 20 20 100% 19,835 48,621 68,457 16,098 43,355 59,454 150% 813 813 447 447 200% 83,028 83,028 83,524 83,524 250% 7,329 7,329 5,026 5,026 その他 14,672 14,672 9,019 9,019 1250% 合    計 74,648 1,436,341 1,510,989 70,121 1,356,501 1,426,623

自己資本の充実の状況(単体)

(8)

(注)1.信用リスクに関するエクスポージャーの残高には、資産(自己資本控除となるもの、証券化エクスポージャーに該当するも のを除く)並びにオフ・バランス取引及び派生商品取引の与信相当額を含みます。 2.「格付あり」にはエクスポージャーのリスク・ウェイト判定において格付を使用しているもの、「格付なし」にはエクスポー ジャーのリスク・ウェイト判定において格付を使用していないものを記載しています。なお、格付は適格格付機関による依 頼格付のみ使用しています。 3.経過措置によってリスク・ウェイトを変更したエクスポージャーについては、経過措置適用後のリスク・ウェイトによって 集計しています。また、経過措置によってリスク・アセットを算入したものについても集計の対象としています。 4.1250%には、非同時決済取引に係るもの、信用リスク削減手法として用いる保証又はクレジット・デリバティブの免責額に 係るもの、重要な出資に係るエクスポージャーなどリスク・ウェイト1250%を適用したエクスポージャーがあります。

■ 信用リスク削減手法に関する事項

◇信用リスク削減手法に関するリスク管理の方針および手続の概要

 「信用リスク削減手法」とは、自己資本比率算出における信用リスク・アセット額の算出において、エ

クスポージャーに対して一定の要件を満たす担保や保証等が設定されている場合に、エクスポージャー

のリスク・ウェイトに代え、担保や保証人に対するリスク・ウェイトを適用するなど信用リスク・アセッ

ト額を軽減する方法です。

 当会では、信用リスク削減手法を「自己資本比率算出要領」にて定めています。

 信用リスク削減手法として、「適格金融資産担保」、「保証」、「貸出金と自会貯金の相殺」を適用してい

ます。

 適格金融資産担保付取引とは、エクスポージャーの信用リスクの全部または一部が、取引相手または

取引相手のために第三者が提供する適格金融資産担保によって削減されている取引をいいます。

 当会では、適格金融資産担保取引について信用リスク削減手法の簡便手法を用いています。

 保証については、被保証債権の債務者よりも低いリスク・ウェイトが適用される中央政府等、我が国

の地方公共団体、地方公共団体金融機構、我が国の政府関係機関、外国の中央政府以外の公共部門、国

際開発銀行、および金融機関または第一種金融商品取引業者、これら以外の主体で長期格付を付与して

いるものを適格保証人とし、エクスポージャーのうち適格保証人に保証された被保証部分について、被

保証債権のリスク・ウェイトに代えて、保証人のリスク・ウェイトを適用しています。

 ただし、証券化エクスポージャーについては、これら以外の主体で保証提供時に長期格付がA-また

はA3以上で、算定基準日に長期格付がBBB-またはBaa3以上の格付を付与しているものを適格保証人

とし、エクスポージャーのうち適格保証人に保証された被保証部分について、被保証債権のリスク・ウェ

イトに代えて、保証人のリスク・ウェイトを適用しています。

 貸出金と自会貯金の相殺については、①取引相手の債務超過、破産手続開始の決定その他これらに類

する事由にかかわらず、貸出金と自会貯金の相殺が法的に有効であることを示す十分な根拠を有してい

ること、②同一の取引相手との間で相殺契約下にある貸出金と自会貯金をいずれの時点においても特定

することができること、③自会貯金が継続されないリスクが、監視および管理されていること、④貸出

金と自会貯金の相殺後の額が、監視および管理されていること、の条件をすべて満たす場合に、相殺契

約下にある貸出金と自会貯金の相殺後の額を信用リスク削減手法適用後のエクスポージャー額としてい

ます。

 担保に関する評価および管理方法は、一定のルールのもと定期的に担保確認および評価の見直しを

行っています。なお、主要な担保の種類は自会貯金です。

自己資本の充実の状況(単体)

(9)

《信用リスク削減手法が適用されたエクスポージャーの額》

(単位:百万円) 平成 29 年度 平成 28 年度 適格金融 資産担保 保証 デリバティブクレジット・ 適格金融資産担保 保証 デリバティブクレジット・ 地方公共団体金融機構向け 2,999 7,198 我が国の政府関係機関向け 33,612 38,917 地方三公社向け 8,106 8,106 金融機関および 第一種金融商品取引業者向け 法人等向け 302 301 中小企業等向けおよび個人向け 抵当権付住宅ローン 不動産取得等事業向け 三月以上延滞等 証券化 中央清算機関関連 上記以外 合   計 45,021 54,523 (注) 1.「エクスポージャー」とは、リスクにさらされている資産(オフ・バランスを含む)のことをいい、具体的には貸出金や有価証 券等が該当します。 2.「三月以上延滞等」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上延滞している債務者に係るエクスポー ジャーおよび「金融機関および第一種金融商品取引業者向け」、「法人等向け」等においてリスク・ウェイトが150%になった エクスポージャーのことです。 3.「証券化」とは、原資産にかかる信用リスクを優先劣後構造のある二以上のエクスポージャーに階層化し、その一部または全 部を第三者に移転する性質を有する取引のことです。 4.「上記以外」には、現金・外国の中央政府および中央銀行向け・国際決済銀行等向け・外国の中央政府等以外の公共部門向け・ 国際開発銀行向け・取立未済手形・未決済取引・その他の資産(固定資産等)等が含まれます。 5. 「クレジット・デリバティブ」とは、第三者(参照組織)の信用リスクを対象に、信用リスクを回避したい者(プロテクション の買い手)と信用リスクを取得したい者(プロテクションの売り手)との間で契約を結び、参照組織に信用事由(延滞・破産 など)が発生した場合にプロテクションの買い手が売り手から契約に基づく一定金額を受領する取引をいいます。

■ 派生商品取引のリスクに関する事項

◇派生商品取引の取引相手のリスクに関するリスク管理の方針および手続の概要

「派生商品取引」とは、その価格(現在価値)が他の証券・商品(原資産)の価格に依存して決定される金

融商品(先物、オプション、スワップ等)にかかる取引です。

当会では、余裕金の運用方針、ヘッジ方針ならびにディーリング基準に基づき、金融先物・オプション・

金利スワップ等の取引を実施し、金利リスクの軽減を主目的とした取組みを行っています。また、リス

クマネジメント基本方針および各種リスクマネジメント要領等の遵守によりリスク管理を徹底し、当会

の健全経営の維持につとめています。

《派生商品取引の内訳》

平成 29 年度 平成 28 年度 与信相当額の算出に用いる方式 カレント・エクスポージャー方式 カレント・エクスポージャー方式

自己資本の充実の状況(単体)

(10)

平成29年度

(単位:百万円) グロス再構築 コストの額 信用リスク削減 効果勘案前の 与信相当額 担保 信用リスク削減 効果勘案後の 与信相当額 現金・ 自会貯金 債券 その他 外国為替関連取引 840 840 金利関連取引 金関連取引 株式関連取引 371 371 貴金属(金を除く)関連取引 その他コモディティ関連取引 クレジット・デリバティブ 派生商品合計 1,212 1,212 一括清算ネッティング契約に  よる与信相当額削減効果(▲) 合    計 1,212 1,212

平成28年度

(単位:百万円) グロス再構築 コストの額 信用リスク削減 効果勘案前の 与信相当額 担保 信用リスク削減 効果勘案後の 与信相当額 現金・ 自会貯金 債券 その他 外国為替関連取引 1,141 1,141 金利関連取引 0 0 金関連取引 株式関連取引 334 334 貴金属(金を除く)関連取引 その他コモディティ関連取引 クレジット・デリバティブ 派生商品合計 1,477 1,477 一括清算ネッティング契約に  よる与信相当額削減効果(▲) 合    計 1,477 1,477 (注)1.「カレント・エクスポージャー方式」とは、派生商品取引の与信相当額を算出する方法の一つです。再構築コストと想定元本 に一定の掛目を乗じて得た額の合計で与信相当額を算出します。なお、「再構築コスト」とは、同一の取引を市場で再度構築 するのに必要となるコスト(ただし0を下回らない)をいいます。 2.「クレジット・デリバティブ」とは、第三者(参照組織)の信用リスクを対象に、信用リスクを回避したい者(プロテクションの 買い手)と信用リスクを取得したい者(プロテクションの売り手)との間で契約を結び、参照組織に信用事由(延滞・破産など) が発生した場合にプロテクションの買い手が売り手から契約に基づく一定金額を受領する取引をいいます。 3.「想定元本」とは、デリバディブ取引において価格決定のために利用される名目上の元本のことをいいます。オン・バランス の元本と区別して「想定元本」と呼ばれています。

《与信相当額算出の対象となるクレジット・デリバティブ》

 当会では与信相当額算出の対象となるクレジット・デリバティブがないため、開示を省略しています。

《信用リスク削減手法の効果を勘案するために用いているクレジット・デリバティブ》

 当会では信用リスク削減手法の効果を勘案するために用いているクレジット・デリバティブがないた

め、開示を省略しています。

自己資本の充実の状況(単体)

(11)

■ 証券化エクスポージャーに関する事項■

◇リスク管理の方針およびリスク特性の概要

 「証券化エクスポージャー」とは、原資産にかかる信用リスクを優先劣後構造のある二以上のエクス

ポージャーに階層化し、その一部または全部を第三者に移転する性質を有する取引に係るエクスポー

ジャーのことです。

 当会では、「リスクマネジメント基本方針」、「信用リスクマネジメント要領」および「証券化案件にか

かる管理基準」等に基づき、証券化案件にかかる投資・管理、審査、モニタリングを行い、その結果を

リスク管理委員会に報告しています。

 なお、証券化エクスポージャーのリスク特性としては、ウォーターフォール内容(キャッシュフロー

の充当順位)、トリガー(抵触基準)の設定内容、信用補完、流動性補完、デフォルト等がありますが、

投資時に「証券化商品 商品別リスク・プロファイル」等を確認することにより、リスク特性の分析・検証

を行っています。

◇体制の整備およびその運用状況の概要

 ○体制の整備

a. フロント部署(市場取引部門、融資取引部門)

 証券化案件にかかる投資を担当し、起案等を行います。

b. 審査部署(審査担当)

 フロント部署が起案した案件を審査します。

c. モニタリング部署(リスク管理担当)

 外部格付の変遷や裏付資産のパフォーマンスなど信用リスクの変化等にかかるモニタリングを行い

ます。

 ○運用状況

 フロント部署は投資原案の策定を行う際、証券化案件にかかるリスク特性、裏付資産、構造上の特

性等の分析・検証を行った「デューデリジェンス資料」を作成しています。

 審査部署は、「デューデリジェンス資料チェックシート」を活用し、分析・検証内容の妥当性を評価・

確認することにより、投資案件としての適切性等を審査しています。

 モニタリング部署は、投資案件について定期的にモニタリングを実施し、「リスク・プロファイル」

に沿った諸項目にかかる状況の継続的な評価・確認を行っています。

◇信用リスク・アセットの額算出方法の名称

 証券化エクスポージャーにかかる信用リスク・アセットの額の算出については、標準的手法を採用

しています。

◇証券化取引に関する会計方針

 証券化取引については、「金融商品に係る会計基準」および「金融商品会計に関する実務指針」に基づ

き会計処理を行っています。

◇証券化エクスポージャーの種類ごとのリスク・ウェイトの判定に使用する適格格付機関の名称 

 証券化エクスポージャーのリスク・ウェイト判定に当たり使用する格付けは、以下の適格格付機関

による所定の要件を満たした依頼格付けのみ使用し、非依頼格付は使用しないこととしています。

適 格 格 付 機 関

株式会社格付投資情報センター(R &Ⅰ) 株式会社日本格付研究所(JCR) ムーディーズ・インベスターズ・サービス・インク(Moody's) S & P グローバル・レーティング(S & P) フィッチレーティングスリミテッド(Fitch)

自己資本の充実の状況(単体)

(12)

◇内部評価方式の概要

 当会は内部格付手法を採用していないため該当しません。

《当会がオリジネーターである場合における信用リスク・アセットの算出対象となる証券化エクスポー

ジャーに関する事項》

 当会ではオリジネーターである証券化エクスポージャーがないため、開示を省略しています。

《当会が投資家である場合における信用リスク・アセットの算出対象となる証券化エクスポージャーに

関する事項》

a 保有する証券化エクスポージャーの額

(単位:百万円) 平成 29 年度 平成 28 年度 証券化 エクスポージャー エクスポージャー再証券化 エクスポージャー証券化 エクスポージャー再証券化 オンバランス クレジットカード与信 3,573 5,187 住宅ローン 自動車ローン 4,895 4,366 その他 合 計 8,469 9,554 オフバランス クレジットカード与信 住宅ローン 自動車ローン その他 合 計 (注)証券化エクスポージャーは再証券化エクスポージャーを除いて記載し、証券化エクスポージャーと再証券化エクスポー ジャーを区別して記載しています。

b リスク・ウェイト区分ごとの残高および所要自己資本の額

平成29年度

(単位:百万円) 証券化エクスポージャー 再証券化エクスポージャー リスク・ウェイト区分 残高 所要自己資本額 リスク・ウェイト区分 残高 所要自己資本額 オンバランス リスク・ウェイト20% 8,469 67 オンバランス リスク・ウェイト 40% リスク・ウェイト 50% リスク・ウェイト100% リスク・ウェイト100% リスク・ウェイト225% リスク・ウェイト350% リスク・ウェイト 650% その他のリスクウェイト その他のリスクウェイト リスク・ウェイト1250% リスク・ウェイト1250% 合 計 8,469 67 合 計 オフバランス リスク・ウェイト20% オフバランス リスク・ウェイト 40% リスク・ウェイト 50% リスク・ウェイト100% リスク・ウェイト100% リスク・ウェイト225% リスク・ウェイト350% リスク・ウェイト 650% その他のリスクウェイト その他のリスクウェイト リスク・ウェイト1250% リスク・ウェイト1250% 合 計 合 計

自己資本の充実の状況(単体)

(13)

平成28年度

(単位:百万円) 証券化エクスポージャー 再証券化エクスポージャー リスク・ウェイト区分 残高 所要自己資本額 リスク・ウェイト区分 残高 所要自己資本額 オンバランス リスク・ウェイト20% 9,554 76 オンバランス リスク・ウェイト 40% リスク・ウェイト 50% リスク・ウェイト100% リスク・ウェイト100% リスク・ウェイト225% リスク・ウェイト350% リスク・ウェイト 650% その他のリスクウェイト その他のリスクウェイト リスク・ウェイト1250% リスク・ウェイト1250% 合 計 9,554 76 合 計 オフバランス リスク・ウェイト20% オフバランス リスク・ウェイト 40% リスク・ウェイト 50% リスク・ウェイト100% リスク・ウェイト100% リスク・ウェイト225% リスク・ウェイト350% リスク・ウェイト 650% その他のリスクウェイト その他のリスクウェイト リスク・ウェイト1250% リスク・ウェイト1250% 合 計 合 計 (注)1.証券化エクスポージャーは再証券化エクスポージャーを除いて記載し、証券化エクスポージャーと再証券化エクスポー ジャーを区別して記載しています。 2.「その他のリスク・ウェイト」には、自己資本比率告示第225条第7項の規定により適用される裏付資産のリスク・ウェイトの 加重平均値となるものが該当します。 3.リスク・ウェイト1250%には、ファンドのうち裏付資産が把握できない額を含んでいます。

c 自己資本比率告示第223条の規定によりリスク・ウェイト1250%を適用した証券化エクスポージャーの額

(単位:百万円) 平成 29 年度 平成 28 年度 クレジットカード与信 住宅ローン 自動車ローン その他 合   計 (注)1.自己資本比率告示第223条の規定に基づき、格付によりリスク・ウェイト1250%を適用したもの及び信用補完機能を持つI/ Oストリップスによりリスク・ウェイト1250%を適用した証券化エクスポージャーを記載しています。 なお、「信用補完機能を持つⅠ/Oストリップス」とは,証券化取引を行う法人等に原資産を譲渡する証券化取引において、原 資産から将来生じる金利収入を受ける権利であって、当該証券化取引に係る他の証券化エクスポージャーに対する信用補完 として利用されるよう仕組まれたもののことです。 2.「その他」には、ファンドのうち裏付資産が把握できない額を含んでいます。

d 保有する再証券化エクスポージャーに対する信用リスク削減手法の適用の有無及び保証人に適用

されるリスク・ウェイトの区分ごとの内訳

  当会では保有する再証券化エクスポージャーがないため、開示を省略しています。

e 自己資本比率告示附則第13条の適用により算出される信用リスク・アセットの額

  当会では経過措置の適用により算出される信用リスク・アセットがないため、開示を省略してい

ます。

自己資本の充実の状況(単体)

(14)

■ オペレーショナル・リスクに関する事項■

◇リスク管理の方針及び手続の概要

 オペレーショナル・リスクとは、業務の過程または役職員の活動もしくは、システムが不適切であ

ること又は外的な現象により損失を被るリスクのことです。

当会が業務を遂行する際に発生するリスクのうち、収益発生を意図し能動的に取得する市場・信用

および流動性リスクを除いたその他リスクを「オペレーショナル・リスク」と位置づけ管理を行ってい

ます。

当会では、受動的に発生する事務・法務・システム等の各種オペレーショナル・リスクについて、法

令・定款はもとより、各種事務処理規程・要領・マニュアル等の遵守により迅速・適正な事務処理を実

施するとともに、「部内検査実施要領」に基づく部内検査により、事務処理等の改善と事務ミスの未然

防止につとめています。

◇オペレーショナル・リスク相当額の算出に使用する手法の名称

○当会では、自己資本比率算出におけるオペレーショナル・リスク相当額の算出にあたり、「基礎的

手法」を採用しています。

○基礎的手法とは、1年間の粗利益に0.15を乗じた額の直近三年間の平均値によりオペレーショナ

ル・リスク相当額を算出する方法です。

  なお、1年間の粗利益は、経常利益から国債等債券売却益・償還益及びその他経常収益を控除し、

役務取引等費用、国債等債券売却損・償還損・償却、経費、その他経常費用及び金銭の信託運用見

合費用を加算して算出します。

■ 出資その他これに類するエクスポージャーに関する事項

◇出資その他これに類するエクスポージャーに関するリスク管理の方針及び手続の概要

 「出資その他これに類するエクスポージャー」とは、貸借対照表上の有価証券勘定及び外部出資勘定

の株式又は出資として計上されているものです。

 当会では、これらを①子会社及び関連会社株式、②その他有価証券、③系統及び系統外出資に区分

しています。①子会社及び関連会社株式については、経営上も密接な連携をはかることにより、当会

の事業のより効率的運営を目的として、株式を保有しています。これらの会社の経営については毎期

の決算書類の分析の他、定期的な会議を行う等適切な業況把握につとめています。

 ②その他の有価証券については、中長期的な運用目的で保有するものであり、適切な市場リスクの

把握及びコントロールにつとめています。具体的には、余裕金の運用方針に基づき定期的にリスク管

理委員会を開催し、運営状況等について協議のうえ四半期ごとに理事会に報告しています。

 ③系統出資ならびに系統外出資については、総会等への参画を通じた経営概況の監督に加え、日常

的な協議を通じて財務の健全化を求めています。

 また、出資その他これに類するエクスポージャーに関して、自己査定要領、資産の償却・引当要領

ならびに有価証券減損処理基準に基づきリスク管理を行っています。

《出資その他これに類するエクスポージャーの貸借対照表計上額及び時価》 

(単位:百万円) 平成 29 年度 平成 28 年度 貸借対照表 計上額 時価評価額 貸借対照表計上額 時価評価額 上 場 21,424 21,424 19,301 19,301 非 上 場 58,746 58,746 58,746 58,746 合  計 80,170 80,170 78,047 78,047 (注)「時価評価額」は、時価のあるものは時価、時価のないものは貸借対照表計上額の合計額です。

自己資本の充実の状況(単体)

(15)

《出資その他これに類するエクスポージャーの売却および償却に伴う損益》 

(単位:百万円) 平成 29 年度 平成 28 年度 売却益 売却損 償却額 売却益 売却損 償却額 1,832 584

《貸借対照表で認識され損益計算書で認識されない評価損益の額》

 

(保有目的区分をその他有価証券としている株式・出資の評価損益等)

          

(単位:百万円) 平成 29 年度 平成 28 年度 評価益 評価損 評価益 評価損 10,905 43 9,885 5

《貸借対照表及び損益計算書で認識されない評価損益の額》

(子会社・関連会社株式の評価損益等)      

 当会では貸借対照表及び損益計算書で認識されない評価損益の額(子会社・関連会社株式の評価損

益等)がないため、開示を省略しています。

■ 金利リスクに関する事項

◇リスク管理の方針および手続の概要

 「金利リスク」とは、金融機関の保有する資産・負債のうち、市場金利に影響を受けるもの(例えば、

貸出金、有価証券、貯金等)が、金利の変動により発生するリスクのことです。

 当会では、「金利リスク」を含む市場取引業務を極めて重要な収益源と位置づけ、主体的にリスクテ

イクを行うことにより、効率的な市場ポートフォリオを構築し、安定的な収益の確保を目指していま

す。

 さらに、リスクマネジメントの実効性を担保するために、市場取引業務の遂行にあたっては運用方

針等の決定、取引の執行及びモニタリングをそれぞれ分離・独立して行っています。また、市場リス

クマネジメントにかかる運営状況(リスク管理委員会の協議事項、市場ポートフォリオの概況、当面

の市場運用の考え方等)について、四半期ごとに理事会に報告する体制をとっています。

◇金利リスクの算定方法の概要

 当会では、金利リスク量の算定にあたっては、分散共分散法によるVaR(信頼区間:99%、保有期

間1ヵ年)の計測を行っています。計測対象は金融資産・負債としています。リスク計測の頻度は月次

とし、経営層に毎月報告するとともに、四半期ごとにリスク管理委員会および理事会に報告しています。

《内部管理上使用した金利ショックに対する損益又は経済価値の増減》

(単位:百万円) 平成 29 年度 平成 28 年度 内部管理上使用した金利ショックに対する損益・経済価 値の増減額 △ 14,129 △ 14,330 (注) 分散共分散法によるVaR(信頼区間:99%、保有期間1ヵ年)により算出しています。

自己資本の充実の状況(単体)

(16)

■ 役員

◇対象役員

 

開示の対象となる報酬告示に規定されている

「対象役員」は、経営管理委員、理事および監事をいいます。

◇役員報酬等の種類、支払総額および支払方法

 

役員に対する報酬等の種類は、基本報酬と退職慰労金の2種類で、平成29年度における対象役員に対する

報酬等の支払総額は、次のとおりです。

 なお、基本報酬は毎月所定日に指定口座への振り込みの方法による現金支給のみであり、退職慰労金は、

その支給に関する総会決議後、所定の手続きを経て、基本報酬に準じた方法で支払っています。

      (単位:百万円) 支給総額(注 2) 基本報酬 退職慰労金 対象役員(注 1)に対する報酬等 63 13

◇対象役員の報酬等の決定等

①役員報酬(基本報酬)

 役員報酬は、経営管理委員、理事及び監事の別に各役員に支給する報酬総額の最高限度額を総会において

決定し、その範囲内において、経営管理委員各人別の報酬額については経営管理委員会において、理事各人

別の報酬額については理事会において決定し、監事各人別の報酬額については監事の協議によって定めてい

ます。なお、業績連動型の報酬体系とはなっておりません。

②役員退職慰労金

 

役員退職慰労金については、役員報酬に役員在職年数に応じた係数を乗じて得た額に特別に功労があった

と認められる者については功労金を加算して算定し、総会で経営管理委員、理事及び監事の別に各役員に支

給する退職慰労金の総額の承認を受けた後、役員退職慰労金規程に基づき、経営管理委員については経営管

理委員会、理事については理事会、監事については監事の協議によって各人別の支給額と支給時期・方法を

決定し、その決定に基づき支給しています。

 なお、この役員退職慰労金の支給に備えて公正妥当なる会計慣行に即して引当金を計上しています。

■ 職員等

◇対象職員等

 開示の対象となる報酬告示に規定されている「対象職員等

(注1)

」の範囲は、当会の職員であって、常勤役員

が受ける報酬等と同等額

(注2)

以上の報酬等を受ける者

(注3)

のうち、当会の業務及び財産の状況に重要な影響を

与える者をいいます。なお、平成29年度において、対象職員等に該当するものはおりません。

(注1)対象職員等には、期中に退職した者も含めております。 (注2)「同等額」は、平成29年度に当会の常勤役員に支払った報酬額等の平均額としております。 (注3)平成29年度において当会の常勤役員が受ける報酬等と同等額以上の報酬等を受ける者はおりません。

■ その他

 当会の対象役員及び対象職員等の報酬等の体系は、上記開示のとおり過度なリスクテークを惹起するおそ

れのある要素はありません。したがって、報酬告示のうち、「対象役員及び対象職員等の報酬等の体系とリス

ク管理の整合性並びに対象役員及び対象職員等の報酬等と業績の連動に関する事項」その他「報酬等の体系に

関し参考となるべき事項」として、記載する内容はありません。

役員等の報酬体系

(注1) 対象役員は、経営管理委員9名、理事3名、監事3 名です。(期中に退任した者を含む。) (注2) 退職慰労金については、当年度に実際に支給し た額ではなく、当年度の費用として認識される 部分の金額(引当金への繰入額と支給額のうち 当年度の負担に属する金額)によっています。 なお、基本報酬には、使用人兼務役員の使用人 の報酬等を含めております。

役員等の報酬体系

(17)

グループの概況

■ グループ事業系統図

■ 子会社等の状況

(単位:百万円、%) 会社名 主たる営業所または事業所 の所在地 事業の内容 設立年月日 資本金 または 出資金 当会の 議決権 比率 当会および 他の子会社 等の議決権 比率 (株)和歌山県農協 電算センター 和歌山市 業務の電算処理農協・連合会 昭和 47 年4 月 15 日 130 20.3 20.3

■ 子会社等の事業概況

株式会社和歌山県農協電算センター(持分法適用の関連法人)

 平成29年度は、「JAグループ和歌山情報システム基本構想」及び、「電算センター中期事業計画」

の中間年度として、組合員の営農活動や経営管理に寄与するシステムの検討、JAの総合力発揮によ

る組織・事業基盤の拡充に向けた情報システムの整備と活用強化、JAの経営管理機能の強化に向け

た各事業システム対策の実施、内部統制整備によるリスク管理体制の強化等、安全で信頼されるシ

ステム基盤の実現と運用管理に向け、JA・中央会・連合会・農業振興センターと連携して情報シス

テム対策の強化に取り組みました。

 リスク管理等の経営管理態勢においては、内部管理体制の強化、システム開発におけるリスク管

理の強化、事業継続計画(BCP)の整備・確立に取り組むことによりリスク管理の強化を図るととと

もに、新技術に対応できる全社員のレベルアップへの取り組み強化に向けた専門技術研修受講計画

の実践と各種資格取得といった、人材の育成に取り組みました。

 決算状況については、売上高999百万円(前年度比90.1%)、経常利益97百万円(同64.9%)、当

期純利益64百万円(同65.9%)、利益剰余金1,253百万円(同105.4%)を計上しました。

和歌山県信用農業協同組合連合会

(株)和歌山県農協電算センター

グループの概況

(18)

確 認 書

①私は、平成29年4月1日から平成30年3月31日までの事業年度にかかるディスクロージャー誌に記載 した内容のうち、財務諸表作成に関するすべての重要な点において関係諸法令に準拠して適正に表示 されていることを確認しました。 ②当該確認を行うにあたり、財務諸表が適正に作成される以下の体制が整備され、有効に機能している ことを確認しました。 ・業務分掌と所管部署が明確化され、各部署が適切に業務を遂行する体制が整備されております。 ・業務の実施部署から独立した内部監査部門が内部管理体制の適切性・有効性を検証しており、重要 な事項については理事会等に適切に報告されております。  ・重要な経営情報については、理事会等へ適切に付議・報告されております。        平成30年7月1日        和歌山県信用農業協同組合連合会       代表理事理事長

 岡本 眞明

(注)財務諸表とは、貸借対照表、損益計算書、注記表、剰余金処分計算書、およびキャッシュ・フロー計算書を指しています。

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