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Academic year: 2021

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Title タマネギ灰色腐敗病の病原菌と防除に関する研究 [論文内容及び審査の要旨]

Author(s) 小堀, あゆみ

Citation 北海道大学. 博士(農学) 甲第14295号

Issue Date 2020-12-25

Doc URL http://hdl.handle.net/2115/80185

Rights(URL) https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/

Type theses (doctoral - abstract and summary of review)

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File Information kobori̲ayumi̲abstract.pdf (論文内容の要旨)

Hokkaido University Collection of Scholarly and Academic Papers : HUSCAP

(2)

学 位 の 旨

士の 攻 の 称: 士( 学) 小 あゆみ

学 位

タマネギ灰色 の 原菌と 除に関する研究

海 は 国のタマネギ生産高の6割を める 産 であり,秋に 種する西 のタマネギ 栽 とは異なり, 海 では春に を 植し,夏の終わりに収穫, 温 して を して出荷 される.タマネギ灰色 は, の茎 に感 して収穫期~ の 茎で 症するが,

感 から に至る経過や 生条件について が く,タマネギの栽 技術も する で効 な 除が求められた.また,灰色 の 原については国 ではBotrytis allii Munn とされてきたが,2003 Yohalem らがB. alliiBotrytis aclada FresenBotrytis byssoidea J. C.

Walkerのハイブリッド種であることを 告し,形 学 からは識 できなかったB. alliiB.

aclada をそれぞれ した種として扱うことを 案したことから, の灰色 菌について

も, 生種や性状について確 することが求められた.このため 研究では,タマネギ灰色 の 生生 , 原菌の再 および 除に関する研究を行った.

1.

のタマネギ産 2 38戸の生産者で の 生状況を 査した結果, 球は 型コンテナ1基( 6000個)あたり最 で3個, 均で0.4個とわずかであり,現在の 除の 見を た1980 後に見られたような5% の 生は確 されず, 時と 生環境が異 なることが示唆された.現在でも を懸 して 時と わらない 除が実施されてい に して, につながる 因を らかにするため,気象 因および栽 管 による影響 について検 したところ,栽 期間を して散水を行った区で が くなり, な降雨は の 茎 の 生を助 することが示された.また,温 については,5 の 温 下でも のまま高 に感 すること,しかしながら, 温時の感 はその後温 が上がっ ても 勢が進 しにくいことが確 された.栽 管 の影響については,施 れや 切れある いは根切り作業の れのいずれについても, らかな 助 は められなかった.

2. 原菌の再 と性状および

した菌株について,Yohalem らの種概 に基づき, 生子の核数,形 ,およ

PCR-RFLPによる遺 子解析から を行った結果, 原としてB. acladaを新たに 加し,B.

alliiB. aclada が関 していることを らかにした.B. alliiB. acladaはそれぞれ 海

8 域と6 域から され, の種が広く していた. 種は 域や 次で異なった が, じてB. alliiが一 に 勢だった. 種は形 学 ,各温 における生育, 原性に おいて 確な差は められなかったが, 子形成については B. aclada 25 における 子形成 開始が い傾向が確 された. 性世 しか確 されていない 種の生活環において, 子形成

(3)

の さの違いが2種の 生生 や進化において何らかの影響を える可 性が示唆された.

3. 剤に する 応と 性獲 状況

のタマネギ灰色 菌の2種について, 除 剤に する 応を確 したところ,

ベンズイミダゾール 性が確 された.B. alliiはすべて感受性,B. acladaでは高 性が高 されたことから, 剤 性B. aclada に広く すること,およびB. alliiB. aclada でベンズイミダゾール 性の 生は異なることが らかとなった.さらに,チオファネートメチ ルとベノミルは, 場試験においても効果がないことを確 した. くのベンズイミダゾール 性の糸状菌で 告されている β-チューブリン遺 子のコドン 198 における 1 塩基 換が確 さ

れ,B. acladaの 性株ではコドン198におけるGAGからAAGへの 異が起こっていた.B. cinerea

を含むHSP60 から られた系 樹では, 性株と の感受性のB. alliiB. acladaB.

byssoideaが含まれる きなクラスターと かれる強 なノードが 在し, で検出された 性

B. aclada株はタマネギの から検出される 原の では異なる遺 景を持った集 に

する可 性が示唆された.

4.タマネギの 育ステージと感受性

に 症する について,接種時期・ 位の違いによる を 較したところ,

の球 期~ 期の 身に感 した 原菌が収穫時には首 ~ 茎に の 茎での に至ることを確 した.タマネギが灰色 に感 しやすい時期・生育ステージを らか にするための接種試験を行った結果,球 開始期~ 期の接種で 球 が高くなることが らかとなった.これまで灰色 の 除時期は 期~収穫 に重 が かれてきたが,

タマネギの に する感 のしやすさからみると,それより の球 開始期~ 期が 除 時期として重 であることを示唆した.

5. 除 策

を回 するための効果 な 除時期を検 した 場試験において, 期に 除をした区 で 除効果が られた. 期より後(根切り期,収穫 )の 除による効果の向上は めら れず, 期が灰色 の重 除時期であることが らかとなった.この時期は,タマネギ の重 害である 枯 の 除時期とほぼ重なることから, 枯 と 時に灰色 にも効果のある 剤を散 することで,散 回数を やすことなく効 に灰色 回 できる 除 系を構 した.

以上のように、 研究では、 の茎 に感 して収穫期~ の 茎で 症するタマネ ギ灰色 について、 因となり る気象、耕種 因について検証するとともに、タマ ネギが感 しやすい生育ステージを らかにすることで 除重 時期を示した。また、 原菌に ついて再検 し、国 告の菌の関 を らかにするとともに や 剤 性の獲 状況につ いて らかにした。これらの 見により、収穫 に重 を かれていた に して、それよ りも い時期を重 除時期とすることで を回 できる効 な 除 系を確 した。

参照

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