問題
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全文
(2) (. ) 図. に示すように質量が M の小球 A と質量が M の小. 球 B が同じ長さ L の糸で同じ支点からつり下げられてい −. る。それぞれの小球の位置を鉛直線となす角 θ で表す。 で鉛直線から右側を θ >. 図. しており,時刻 t =. とする。B は点 O に静止. 0. 3. で A を θ = −θ の位置から静かに. はなした。最初に A が B に衝突する時刻を t = T とする。 図 問. T を L,g 等を用いて表せ。. ≦ t ≦ T の間での A の運動の様子を θ の時間変化と して図. 0. に示す。t = T での衝突直後の A の速度は .V , −. B の速度は .V である。また,その次の衝突直後の A の速度は−V ,Bの速度は. 問. (. 図. 0. 図. である。. にならって,A,B の運動の様子を T ≦ t ≦ T の範囲で解答欄に図示せよ。. ) 小球 A の質量は M ,小球 B の質量は M である。図. −. 0. 0. のように VA = V ,VB = −V (同じ速さで正面衝突)の とき,VA′=. 3. となることがわかる。弾性衝突では,力学. 図. 的エネルギーの和は保存される。 図. のように,A と B が同じ長さ L の糸で同じ支点か. らつり下げられた振り子がある。図. のように,A と B. をそれぞれ,θ = −θ ,θ = θ の位置から,異なる時刻に −. 静かにはなしたら,θ = θ の位置で同じ速さで衝突した。. 0. 3. 位置エネルギーの基準点を最下点 O とする。. 問. 0. 1. この衝突直前と直後の A の力学的エネルギーを示 図. せ。 問. 衝突後の B の運動について θ の最大値を求めよ。. 問. A,B をそれぞれ,θ = −θ ,θ = θ の位置から,同時に静かにはなした場合,衝突 後の B の運動について θ の最大値を求めよ。. ―. ― (28.
(3) Ⅱ (. 空所を埋め,問いに答えよ。 (配点. ). ) 電荷間にはたらく静電気力は,クーロンの法則で説明される。空間を隔てた電荷間に力が はたらくのは,電荷が存在する空間に 地点の. ア. ア. ア. が生じ,電荷を持ち込むとそれが置かれた. から力を受けるためと説明される。そのため,電荷分布が異なっていても,. が同じであれば,受ける力も同じである。. 空間内の. 点に着目し,無限の遠方からこの点まで+. 限遠点を基準とするその点の. イ. C の電荷を運んでくる仕事を,無. という。点電荷 q 〔C〕から l〔m〕離れた点 の. イ. は,クーロンの法則の比例係数を k〔N・m /C 〕として, q k l である。 イ の等しい点を集めてできる面を ウ 面という。この面の形状から, ア. (. ) 図. を決めることができる。. 金属球. のように,真空中に半径 a〔m〕の接地され. た金属球がある。正の電 気 量 Q〔C〕を も つ 電 荷 (以 下,電 荷 Q と 呼 ぶ)を,金 属 球 の 中 心 か ら R〔m〕 (> a)の点に置くと,. エ. 電荷 . とよばれ. る現象により,金属球面上に負の電荷が現れる。電 荷 Q は,金属球の中心の向きに力を受けると考え られるが,どのように電荷が分布するかが分からな. 図. ければ,力の大きさを求めることはできない。. (. ) そこで,この接地された金属球を電気量−q〔C〕 (q > )をもつ点電荷(以下,電荷 q と呼ぶ)に置きかえて,電荷 Q にはたらく力を計算しよう。 金属球の中心があったところを原点 O とし,電荷 Q の位置(以下,この点を A とする) を通る向きに x 軸をとる。電荷 q は,x = r〔m〕 (< a)の点 B にあるとする(図 無限遠点を基準とする点 x での 表面は,. イ. が. えられるためには, 面上で. Vの. を φ(x)と表すことにする。接地された金属球の. イ ウ. 参照) 。. 面と考えられる。金属球を電荷 q の点電荷に置きか. つの電荷 Q と q による. イ. を重ね合わせたとき,半径 a の球. V となるように q と r を決める必要がある。以下で,このようなことが可能かを調. べてみよう。 まず,図. 問. の x 軸上での φ(x)を考える。. つの電荷 Q と q による φ(a)を文字式で表せ。 −. − 図 ―. ― (28.
(4) φ(a)= φ(−a)=. V とすると,q と r が次のように決まる。 a a Q ,r = R R. q=. ①. φ(x)のグラフの概形を,x < r の範囲で解答欄に描け。ただし,r < x のグラフは与. 問. えた。. 次に,半径 a の球面上の一般の点 C での. イ. を計算してみよう。図. は,点 A,B,. C を含む平面を示したものである。. 図 図. の よ う に,AC,BC の 長 さ を そ れ ぞ れ L〔m〕 ,l〔m〕と す る と,点 C に お け る. イ. は以下のようになる。. ! Q (−q)" # %L + l $ &. ②. L = a + R − aR cos θ. ③. k. ∠AOC = θ とする。△AOC に余弦定理を適用すると,. となり,L を θ を用いて表すことができる。. 問. △BOC に余弦定理を適用し,式①を用いて以下の関係が成り立つことを示せ。 l =. a L R. ④. 式④は θ の値によらず常に成り立ち,式②に代入すれば,半径 a の球面上のすべての点 での. イ. が. V となることが分かる。. ( ) 以上の考察により, つの電荷 Q と q からなる系でも,半径 a の球面は Vの. ウ. ウ. イ. が. 面であることが分かる。詳しい計算により,半径 a の球面の外では,. 面の形状が,接地した金属球と電荷 Q からなる系と完全に一致することが分かっ. ている。. 問. 電荷 Q が接地した金属球から受ける力の大きさを,k,a,R ,Q を用いて求めよ。. 問. 接地前に金属球は帯電していなかったとする。接地することにより金属球から地球へ 移動した電気量を答えよ。 ―. ― (28.
(5) Ⅲ (. 空所を埋め,問いに答えよ。空所の中に選択肢があるときは,どちらかを選べ。 (配点 ) x 軸上をどちらかの向きに進む正弦波がある。図 x 軸に沿って表している。図. は時刻 t =. は同じ波について位置 x =. ). s における波の変位 y を. m における変位 y の時間変化を. 表している。y は正の定数である。. 0. 0. 〔 〕. 0.1 0.2 0.3 0.4 0.5 0.6 −. 1 −. 0. 3. 4. 〔 〕. 0. 図. (. 2. 図. 問. この波の波長,振動数,速さを求めよ。. 問. この波の進む向きは x 軸の正か負のどちらか,答えよ。. 問. 時刻 t =. s における x 軸に沿った波の変位を解答欄の図に実線で描け。. ) X 線は電磁波の一種であり,その波長は可視光よりも. ア(長い・短い) 。X 線を物質. に照射するとさまざまな方向に X 線が散乱される。散乱された X 線のなかには入射した X 線と波長が異なるものが含まれる。この現象はコンプトンにより解明されたのでコンプト ン効果という。この現象は X 線を波として扱うと説明できない。代わりに X 線を光子とよ ばれる粒子として考え,その光子が物質中の電子と衝突することで説明できる。以下,この 現象を考察してみよう。 波長 λ をもつ電磁波(X 線)を光子として考えたとき,光子. 個のエネルギー E と運動. 量の大きさ p は,それぞれ以下の式で与えられる。 E =. hc h , p= λ λ. ここで h はプランク定数,c は光の速さである。光子の波長 λ が長いほど,その光子のエネ ルギーは 図. イ(大きい・小さい) 。. のように xy 平面の原点 O に静止している質量 m の電子を考え,そこに X 線(光子). を波長 λ で x 軸の正の向きに入射させた。光子と電子が弾性衝突し,光子は波長 λ′ ,角 θ で散乱された。電子は速さ v,角 φ ではね飛ばされた。ここで θ の範囲は ° <θ ≦. ° と. し,光子と電子の運動は xy 平面上で生じているとする。 散乱 線 電子. 波長. 入射 線. 波長. はね飛ばされた電子. 図 ―. ― (28.
(6) 衝突の前後で,光子と電子の間にエネルギーの保存則が成り立つことより, hc = λ. ウ. +. ①. mv. となる。さらに x 軸方向と y 軸方向でそれぞれ成り立つ運動量保存の法則により,. となる。これら sin φ + cos φ =. x 軸方向:. h = λ. エ. + mv cos φ. ②. y 軸方向:. =. オ. − mv sin φ. ③. つの式を用いて散乱 X 線の波長 λ′ を求める。まず式②,③について を用いて φ を消去すると, m v =h. " # $ %λ. +. λ′. & ' ( ). cos θ. − カ. となる。この式を式①に代入して v を消去すると, λ′ −λ =. h mc. λ′ ! #λ +. λ − λ′. cos θ. " $. !!. となる。散乱 X 線と入射 X 線の波長の差を Δλ = λ′ − λ と定義し,この差の大きさ Δλ が λ に比べて十分に小さく λ′ ≒ λ とすると, Δλ =. λ′ λ + ≒ λ λ′. h ( mc. と近似できるので. − cos θ). ④. となる。式④より,X 線に生じる波長の差 Δλ は入射波長 λ に関係せず,散乱角 θ によって 決まることがわかる。. 問. X 線の散乱角 θ が大きくなると,波長の差 Δλ はどのように変化するか,理由もつけ て簡潔に説明せよ。. 問. はね飛ばされた電子の運動エネルギーが最も大きくなるときの X 線の散乱角 θ〔° 〕 を求めよ。. 問. 入射 X 線の波長が λ = . ×. −. m で,X 線の散乱角が θ =. の波長 λ′ 〔m〕を有効数字 桁で求めよ。ここで,h = . × m = .×. −. −. ° のときの散乱 X 線. J・s,c = . ×. m/s,. kg とする。. ―. ― (28.
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