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平成29年職員の給与等に関する報告及び勧告

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職員の給与等に関する報告及び勧告

平成29年9月

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岡 人 委 第 1 87 号 平 成 2 9 年 9 月 2 8 日

岡山市議会議長 宮武 博 様

岡 山 市 長 大森 雅夫 様

岡山市人事委員会

委員長 藤 岡 温

本委員会は、地方公務員法第8条、第14条及び第26条の規定に基づき、職員の

給与等について別紙第1のとおり報告し、併せてその改定について別紙第2のとお

り勧告します。

この勧告に対し、その実現のため、速やかに所要の措置をとられるよう要請しま

(4)
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別 紙 第 1 報 告 1

1 勧 告 の 意 義 1

2 職 員 給 与 の 状 況 1

3 民 間 給 与 等 の 状 況 2

(1 ) 職 種 別 民 間 給 与 実 態 調 査 2

(2 ) 調 査 の 実 施 結 果 3

4 職 員 給 与 と 民 間 給 与 と の 比 較 5

(1 ) 比 較 方 法 5

(2 ) 月 例 給 5

(3 ) 特 別 給 5

5 物 価 及 び 生 計 費 6

(1 ) 物 価 指 数 6

(2 ) 標 準 生 計 費 6

6 人 事 院 の 給 与 等 に 関 す る 報 告 及 び 勧 告 の 概 要 7

7 む す び 1 0 (1 ) 本 年 の 給 与 改 定 1 0 (2 ) 扶 養 手 当 制 度 の 見 直 し 1 2 (3 ) そ の 他 給 与 に 関 す る 諸 課 題 1 2 (4 ) 人 事 管 理 に 関 す る 諸 課 題 1 3 8 お わ り に 1 9 別 紙 第 2 勧 告 2 1 参 考 資 料 ( 参 考 資 料 頁 ) 1 職 員 給 与 関 係 1

2 民 間 給 与 関 係 3 7

3 生 計 費 関 係 5 5

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別 紙 第 1

本 委 員 会 は 、地 方 公 務 員 法 の 規 定 に 基 づ き 、昨 年9月 、議 会 及 び 市 長 に 対 し 、 職 員 の 給 与 等 に 関 す る 報 告 及 び 勧 告 を 行 っ た 。 そ の 後 も 引 き 続 き 、 本 市 職 員 の 給 与 の 実 態 、 市 内 民 間 事 業 所 従 業 員 の 給 与 等 の 勤 務 条 件 及 び そ の 他 諸 情 勢 に つ い て 絶 え ず 調 査 研 究 を 行 い 、 公 正 か つ 中 立 な 立 場 か ら 、 職 員 の 給 与 等 の 勤 務 条 件 に つ い て 検 討 を 重 ね て き た 。

そ の 結 果 に つ い て 、 次 の と お り 報 告 す る 。

勧 告の 意 義

人 事 委 員 会 の 勧 告 制 度 は 、 職 員 の 労 働 基 本 権 制 約 の 代 償 措 置 と し て 、 職 員 に 対 し て 社 会 一 般 の 情 勢 に 適 応 し た 適 正 な 勤 務 条 件 を 確 保 す る こ と を 目 的 に 、 地 方 公 務 員 法 に 規 定 す る 諸 原 則 に 基 づ い て 、 地 域 の 民 間 給 与 水 準 と の 均 衡 を 図 る こ と を 基 本 と す る も の で あ る 。

こ れ は 、 職 員 も 勤 労 者 で あ り 、 勤 務 の 対 価 と し て 適 正 な 給 与 を 支 給 す る こ と が 求 め ら れ る 中 で 、 民 間 企 業 と は 異 な り 、 そ の 給 与 等 は 市 場 原 理 に よ る 決 定 が 困 難 で あ る こ と 、 公 務 が 円 滑 に 遂 行 さ れ る た め に は 社 会 一 般 の 情 勢 に 適 応 し た 適 正 な 給 与 等 の 確 保 が 必 要 で あ る こ と な ど か ら 、 労 使 交 渉 等 を 経 て そ の 時 々 の 経 済 ・ 雇 用 情 勢 を 反 映 し て 決 定 さ れ る 民 間 事 業 所 の 従 業 員 の 給 与 等 に 準 拠 す る こ と に よ っ て 、職 員 の 給 与 等 を 定 め る こ と が 、最 も 合 理 的 で あ り 、 職 員 の 理 解 と 納 得 と と も に 、 広 く 市 民 の 理 解 が 得 ら れ る 方 法 で あ る と 考 え ら れ る か ら で あ る 。

職 員給 与 の 状況

本 委 員 会 は 、本 年 4月1 日 を 調 査 期 日 と し て 、本 市 職 員 の 給 与 の 実 態 を 把 握 す る た め 「 平 成 29年 職 員 給 与 実 態 調 査 」 を 実 施 し た 。

調 査 の 対 象 と な っ た 職 員 の 総 数 は 、7 ,40 3 人 で あ っ た 。 こ の う ち 行 政 職 給 料 表 適 用 者(4 ,0 26 人 )か ら 、消 防 職 員 や 保 育 士 等 の 福 祉 職 に 相 当 す る 職 員 と 平 成29年4月 の 採 用 者 の う ち 新 規 学 卒 者 等 を 除 い た 公 民 給 与 比 較 対 象 職 員 は 、

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第 1 表 職 員 の 給 与 等 の 状 況

項 目

職 員 給 与 実 態 調 査

対 象 職 員

う ち

公 民 給 与 比 較 対 象 職 員

人 数 7,4 03 人 2,7 61 人

平 均 年 齢 42. 5歳 45.1歳

平 均 経 験 年 数 20.2年 22.9年

学 大 学 卒 7 9.5% 71.9%

歴 短 大 卒 9.0 % 6.2 %

構 高 校 卒 1 0.6% 19.5%

成 中 学 卒 0.9 % 2.4 %

給 料 347 ,80 8円 351 ,81 6円

扶 養 手 当 8,5 69円 10,87 9円

地 域 手 当 11, 10 7円 11,50 9円

住 居 手 当 5,8 41円 5,4 97 円

管 理 職 手 当 9,1 52 円 15,03 5円

単 身 赴 任 手 当 3 2円 76 円

初 任 給 調 整 手 当 133円 0円

合 計 382 ,64 2円 394 ,81 2円

(参 考 資 料 1 職 員 給 与 関 係 第 1表 (P 4 ) 参 照 )

民 間給 与 等 の状 況

(1) 職 種 別 民 間 給 与 実 態 調 査

本 委 員 会 は 、 職 員 給 与 と 民 間 給 与 と の 精 密 な 比 較 を 行 う た め 、 企 業 規 模

50 人 以 上 、 か つ 、 事 業 所 規 模 50 人 以 上 の 市 内 の 3 48 の 民 間 事 業 所 か ら 、 人 事 院 に お い て 無 作 為 抽 出 さ れ た 125 事 業 所 を 対 象 に 、 人 事 院 、 岡 山 県 人 事 委 員 会 等 と 共 同 で 「 平 成 2 9年 職 種 別 民 間 給 与 実 態 調 査 」 を 実 施 し た 。

こ の 調 査 で は 、 公 務 と 類 似 す る と 認 め ら れ る 事 務 ・ 技 術 関 係 の 職 務 に 従 事 す る 者 等 に つ い て 、 本 年 4 月 分 と し て 個 々 の 従 業 員 に 実 際 に 支 払 わ れ た 給 与 月 額 等 に つ い て の 詳 細 な 実 地 調 査 を 行 っ た 。

ま た 、 民 間 企 業 に お け る 給 与 改 定 の 状 況 や 定 期 昇 給 の 実 施 状 況 、 諸 手 当 の 支 給 状 況 等 に つ い て も 事 業 所 単 位 で 調 査 を 行 っ た 。

調 査 完 了 率 は 、 調 査 の 重 要 性 に 対 す る 民 間 事 業 所 の 理 解 と 協 力 を 得 て 、

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広 く 市 内 民 間 事 業 所 の 給 与 等 の 状 況 を 反 映 し た も の と な っ て い る 。

( 参 考 資 料 2 民 間 給 与 関 係 (P 38 ) 参 照 )

(2) 調 査 の 実 施 結 果

本 年 の 職 種 別 民 間 給 与 実 態 調 査 の 主 な 調 査 結 果 は 、 次 の と お り で あ る 。

① 初 任 給 の 状 況

事 務・技 術 関 係 職 種 に お け る 新 規 学 卒 者 の 採 用 を 行 っ た 事 業 所 の う ち 、 初 任 給 を 増 額 し た 事 業 所 の 割 合 は 、大 学 卒 で 39 .3%( 昨 年30 .8% )、高 校 卒 で22 .6%( 同34 .3% )で あ り 、昨 年 に 比 べ 大 学 卒 で 8.5ポ イ ン ト 増 加 、 高 校 卒 で11 .7ポ イ ン ト 減 少 し て い る 。 一 方 、 初 任 給 が 据 置 き に な っ て い る 事 業 所 は 、 大 学 卒 で60 .7% ( 同69 .2% )、 高 校 卒 で 7 7.4% ( 同 65 .7% ) と な っ て お り 、 昨 年 に 比 べ 大 学 卒 で 8 .5 ポ イ ン ト 減 少 、 高 校 卒 で 11 .7 ポ イ ン ト 増 加 し て い る 。

ま た 、新 卒 事 務 員・技 術 者 の 初 任 給 の 平 均 額 は 、大 学 卒 で 191 ,7 9 5円( 同

192 ,35 9円 )、 高 校 卒 で 16 4 ,65 3円 ( 同16 1 ,36 5 円 ) と な っ て い る 。

第 2 表 民 間 に お け る 初 任 給 の 改 定 状 況

項 目

学 歴

新 規 学 卒 者 の 採 用 あり

新 規 学 卒 者 の 採 用 なし 初 任 給 の 改 定 状 況

増 額 据 置 き 減 額

大 学 卒 41.5 (39 .3) (60 .7) (0.0) 58.5

高 校 卒 16.0 (22 .6) (77 .4) (0.0) 84.0

( 注 ) ( ) 内 は、 新 規 学 卒 者 の 採 用 があ る 事 業 所 を1 0 0と した割 合 で あ る。

第 3 表 民 間 に お け る 学 歴 別 初 任 給

学 歴

職 種

大 学 卒 短 大 卒 高 校 卒

新 卒 事 務 員 ・ 技 術 者 191 ,79 5円 1 76 ,54 7円 164 ,65 3円

( 注 ) 金 額 は 、 き ま って 支 給 する 給 与 か ら時 間 外 手 当 、 家 族 手 当 、 通 勤 手 当 等 特 定 の 者 にの み 支 給 さ れ る 給 与 を除 き、 公 務 員 の 地 域 手 当 に 相 当 する 給 与 を 含 む も ので あ り、 採 用 のあ る 事 業 所 について 平 均 したも ので あ る。

備 考 本 市 職 員 の場 合 、 行 政 職 の初 任 給 ( 地 域 手 当 を含 む。 ) は、 大 学 卒1 9 0 , 2 4 1 円 、短 大 卒1 66 ,4 48 円 、高 校 卒1 5 4 , 9 1 2円 である。

(10)

② 給 与 改 定 の 状 況

民 間 事 業 所 に お い て は 、 一 般 の 従 業 員 ( 係 員 ) に つ い て 、 ベ ー ス ア ッ プ を 実 施 し た 事 業 所 の 割 合 は 2 5 .9% ( 昨 年 21 .3% ) と な っ て お り 、 昨 年 に 比 べ て4 .6ポ イ ン ト 増 加 し て い る 。ベ ー ス ア ッ プ を 中 止 し た 事 業 所 の 割 合 は 12 .8% ( 同 1 9.8% ) で あ り 、 ベ ー ス ダ ウ ン を 行 っ た 事 業 所 は な か っ た 。

第 4 表 民 間 に お け る給 与 改 定 の 状 況

項 目

役 職 段 階

ベース アップ 実 施

ベース アップ 中 止

ベース ダウン

ベース アップの 慣 行 なし

係 員 25. 9 12.8 0.0 61.3

課 長 級 19. 7 10.8 0.0 69.5

( 注 ) ベースア ッ プの 慣 行 の 有 無 が不 明 及 びベ ース アッ プ の実 施 が 未 定 の 事 業 所 を 除 い て 集 計 した。

ま た 、 一 般 の 従 業 員 ( 係 員 ) に つ い て 、 定 期 昇 給 を 実 施 し た 事 業 所 の 割 合 は9 0.6%( 昨 年8 2.6% )と な っ て い る 。そ の う ち 、昇 給 額 に つ い て 、 昨 年 に 比 べ て 増 額 と な っ て い る 事 業 所 の 割 合 は 26 .6% ( 同 5 .1% )、 減 額 と な っ て い る 事 業 所 の 割 合 は0 .8%( 同 6 .9% )、定 期 昇 給 を 中 止 し た 事 業 所 の 割 合 は 2 .4% ( 同 6.3% ) と な っ て い る 。 な お 、 昇 給 額 が 昨 年 に 比 べ て 変 化 が な か っ た 事 業 所 の 割 合 は6 3.3% ( 同70 .7% ) で あ っ た 。

第 5 表 民 間 に お け る定 期 昇 給 の 実 施 状 況

項 目

役 職 段 階

定 期 昇 給 制 度 あ り

定 期 昇 給 制 度 なし

定 期 昇 給 実 施 定 期

昇 給 中 止

増 額 減 額

変 化 なし

係 員 93.0 90.6 26.6 0.8 63.3 2.4 7.0

課 長 級 84.5 82.1 21.2 0.8 60.1 2.4 15.5

( 注 ) 定 期 昇 給 の 有 無 が 不 明 、 定 期 昇 給 の 実 施 が 未 定 及 び ベ ー ス ア ッ プ と 定 期 昇 給 を 分 離 す る こ と が できな い事 業 所 を除 いて 集 計 した。

( 単 位 : % )

(11)

職 員給 与 と 民間 給 与と の 比 較

(1) 比 較 方 法

月 例 給 の 公 民 の 比 較 は 、 職 員 と 民 間 企 業 従 業 員 の 同 種 ・ 同 等 の 者 同 士 を 比 較 す る こ と を 基 本 と し て 、 公 務 に お い て は 事 務 職 員 及 び 技 術 職 員 、 民 間 に お い て は 公 務 の 事 務 職 員 及 び 技 術 職 員 に 類 似 す る と 認 め ら れ る 事 務 ・ 技 術 関 係 職 種 の 従 業 員 に つ い て 、 主 な 給 与 決 定 要 素 で あ る 役 職 段 階 、 学 歴 、 年 齢 階 層 を 同 じ く す る 者 同 士 を 対 比 さ せ 、 精 密 な 比 較 を 行 う も の で あ る 。

月 例 給 の 水 準 比 較 に 当 た っ て は 、 個 々 の 本 市 職 員 に 地 域 の 民 間 給 与 額 を 支 給 し た と 仮 定 す れ ば 、 こ れ に 要 す る 支 給 総 額 が 、 現 に 支 払 っ て い る 支 給 総 額 に 比 べ て ど の 程 度 の 差 が あ る か を 算 出 す る ラ ス パ イ レ ス 方 式 を と っ て い る 。

( 参 考 資 料 2 民 間 給 与 関 係 第 2 0表(P53 ) 参 照 )

(2) 月 例 給

職 員 給 与 実 態 調 査 及 び 職 種 別 民 間 給 与 実 態 調 査 の 結 果 に 基 づ き 、 職 員 と 民 間 に お け る 本 年 4 月 分 の 諸 手 当 を 含 む 給 与 額 を 対 比 さ せ 、 精 密 に 比 較 を 行 っ た 。

そ の 結 果 、次 表 に 示 す と お り 、本 市 職 員 の 給 与 が 、民 間 給 与 を1人 当 た り 平 均43 9円 (0 .1 1% ) 下 回 っ て い た 。

第 6 表 職 員 給 与 と 民 間 給 与 と の 較 差

民 間 給 与 (A ) 職 員 給 与 (B )

公 民 給 与 の較 差 (A )- ( B)

〔(A )- (B )〕 /(B )×10 0

395 ,25 1円 394 ,81 2円

439円

(0.11% )

( 注 ) 民 間 給 与 、 職 員 給 与 と もに、本 年 度 の 新 規 学 卒 の 採 用 者 は 含 ま れて いな い。

(3) 特 別 給

職 種 別 民 間 給 与 実 態 調 査 の 結 果 に よ る と 、 昨 年 8 月 か ら 本 年 7 月 ま で の

1年 間 に お い て 、民 間 事 業 所 で 支 払 わ れ た 賞 与 等 の 特 別 給 の 支 給 割 合 は 、次 表 に 示 す と お り 所 定 内 給 与 月 額 の4 .3 9月 分 に 相 当 し て お り 、 職 員 の 期 末 手 当 ・ 勤 勉 手 当 の 年 間 の 平 均 支 給 月 数 (4 .3 0 月 ) が 、 民 間 事 業 所 の 特 別 給 を

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第 7 表 民 間 に お け る特 別 給 の 支 給 状 況

平 均 所 定 内 給 与 月 額

下 半 期 (A 1) 342 ,35 9円

上 半 期 (A 2) 342 ,52 6円

特 別 給 の 支 給 額

下 半 期 (B1 ) 752 ,96 0円

上 半 期 (B2 ) 751 ,31 2円

特 別 給 の 支 給 割 合

下 半 期 (B1 /A 1 ) 2.2 0月 分

上 半 期 (B2 /A 2 ) 2.1 9月 分

年 間 4.3 9月 分

( 注 ) 「 下 半 期 」 と は平 成2 8年8月 か ら平 成2 9年1月 ま で、 「 上 半 期 」 とは同 年2月 か ら7月 まで の期 間 を い う。

物 価及 び 生 計費

(1) 物 価 指 数

総 務 省 統 計 局 に よ る 本 年 4 月 の 消 費 者 物 価 指 数 は 、 昨 年 4 月 と 比 べ て 全 国 で0 .4% 、 岡 山 市 で 0 .2% の 増 加 と な っ て い る 。

( 参 考 資 料 4 労 働 経 済 関 係 第 23表(P 5 8,5 9 ) 参 照 )

(2) 標 準 生 計 費

本 委 員 会 が 総 務 省 統 計 局 に よ る 家 計 調 査 を 基 礎 に 算 定 し た 本 年 4 月 に お け る 本 市 の 2 人 世 帯 、3 人 世 帯 及 び 4 人 世 帯 の 標 準 生 計 費 は 、 そ れ ぞ れ

189 ,13 0円 、2 09 ,89 0 円及 び 2 30 ,67 0円 と な っ て い る 。

(13)

人 事院 の 給 与等 に 関す る 報 告及 び 勧告 の概 要

人 事 院 は 、 本 年8月 8日 、国 会 及 び 内 閣 に 対 し 、国 家 公 務 員 の 給 与 等 に 関

す る 報 告 及 び 勧 告 を 行 い 、 あ わ せ て 人 事 管 理 に 関 す る 報 告 を 行 っ た 。 そ の 概

要 は 次 の と お り で あ る 。

給 与 勧 告 の 骨 子

○ 本 年 の 給 与 勧 告 の ポ イ ン ト 月 例 給 、 ボ ー ナ ス と も に 引 上 げ

① 民 間 給 与 と の 較 差(0 .15%)を 埋 め る た め 、 俸 給 表 の 水 準 を 引 き 上 げ る と と も に 、 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 し に お け る 本 府 省 業 務 調 整 手 当 の 手 当 額 を 引 上 げ

② ボ ー ナ ス を 引 上 げ(0 .1月 分)、 民 間 の 支 給 状 況 等 を 踏 ま え 勤 勉 手 当 に 配 分 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 し

① 本 府 省 業 務 調 整 手 当 の 手 当 額 を 引 上 げ

② 経 過 措 置 の 廃 止 等 に 伴 っ て 生 ず る 原 資 を 用 い て 、若 年 層 を 中 心 に 、平 成2 7年1月1

日 に 抑 制 さ れ た 昇 給 を 回 復

Ⅰ 給 与 勧 告 制 度 の 基 本 的 考 え 方

( 給 与 勧 告 の 意 義 と 役 割 )

・ 国 家 公 務 員 給 与 は 、社 会 一 般 の 情 勢 に 適 応 す る よ う に 国 会 が 随 時 変 更 す る こ と が で き る 。 そ の 変 更 に 関 し 必 要 な 勧 告 ・ 報 告 を 行 う こ と は 、 国 家 公 務 員 法 に 定 め ら れ た 人 事 院 の 責 務 ・ 勧 告 は 、 労 働 基 本 権 制 約 の 代 償 措 置 と し て 、 国 家 公 務 員 に 対 し 適 正 な 給 与 を 確 保 す る 機

能 を 有 す る も の で あ り 、 能 率 的 な 行 政 運 営 を 維 持 す る 上 で の 基 盤

・ 公 務 に は 市 場 の 抑 制 力 と い う 給 与 決 定 上 の 制 約 が な い こ と か ら 、 給 与 水 準 は 、 経 済 ・ 雇 用 情 勢 等 を 反 映 し て 労 使 交 渉 等 に よ っ て 決 定 さ れ る 民 間 の 給 与 水 準 に 準 拠 し て 定 め る こ と が 最 も 合 理 的

( 現 行 の 民 間 給 与 と の 比 較 方 法 等 )

・ 公 務 と 民 間 企 業 の 給 与 比 較 は 、 単 純 な 平 均 値 で は な く 、 役 職 段 階 、 勤 務 地 域 、 学 歴 、 年 齢 等 の 給 与 決 定 要 素 を 合 わ せ て 比 較 す る こ と が 適 当

・ 企 業 規 模5 0人 以 上 の 多 く の 民 間 企 業 は 部 長 、課 長 、係 長 等 の 役 職 段 階 を 有 し て お り 、公 務 と 同 種 ・ 同 等 の 者 同 士 に よ る 給 与 比 較 が 可 能 。 さ ら に 、 現 行 の 調 査 対 象 事 業 所 数 で あ れ ば 、 実 地 に よ る 精 緻 な 調 査 が 可 能 で あ り 、 調 査 の 精 確 性 を 維 持

Ⅱ 民 間 給 与 と の 較 差 に 基 づ く 給 与 改 定 1 民 間 給 与 と の 比 較

< 月 例 給 > 公 務 と 民 間 の4月 分 の 給 与 額 を 比 較

○ 民 間 給 与 と の 較 差 6 31円 0 .1 5 %

〔 行 政 職 (一 ) … 現 行 給 与 4 1 0 ,7 1 9円 平 均 年 齢4 3 .6歳 〕

〔 俸 給4 5 6円 本 府 省 業 務 調 整 手 当1 1 9円 は ね 返 り 分( 注 ) 5 6円 〕 ( 注 ) 俸 給 等 の 改 定 に 伴 い 諸 手 当 の 額 が 増 減 す る 分

< ボ ー ナ ス > 昨 年8月 か ら 本 年7月 ま で の 直 近1年 間 の 民 間 の 支 給 実 績( 支 給 割 合 )と 公 務 の 年 間 の 支 給 月 数 を 比 較

○ 民 間 の 支 給 割 合 4 .4 2月 ( 公 務 の 支 給 月 数4 .3 0月 )

(14)

2 給 与 改 定 の 内 容 と 考 え 方 < 月 例 給 >

(1 ) 俸 給 表

① 行 政 職 俸 給 表 ( 一 )

民 間 の 初 任 給 と の 間 に 差 が あ る こ と 等 を 踏 ま え 、 総 合 職 試 験 、 一 般 職 試 験 ( 大 卒 程 度 ) 及 び 一 般 職 試 験 ( 高 卒 者 ) 採 用 職 員 の 初 任 給 を1 ,0 0 0円 引 上 げ 。 若 年 層 に つ い て も 同 程 度 の 改 定 。 そ の 他 は 、 そ れ ぞ れ4 0 0円 の 引 上 げ を 基 本 に 改 定 ( 平 均 改 定 率0 .2% )

② そ の 他 の 俸 給 表

行 政 職 俸 給 表 (一 )と の 均 衡 を 基 本 に 改 定 ( 指 定 職 俸 給 表 は 改 定 な し ) (2 ) 本 府 省 業 務 調 整 手 当

給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 し を 円 滑 に 進 め る 観 点 か ら 、 係 長 級 の 手 当 額 を 9 0 0 円 、 係 員 級 の 手 当 額 を6 0 0円 引 上 げ

( 3 ) 初 任 給 調 整 手 当

医 療 職 俸 給 表 (一 )の 改 定 状 況 を 勘 案 し 、 医 師 の 処 遇 を 確 保 す る 観 点 か ら 、 所 要 の 改 定

< ボ ー ナ ス >

民 間 の 支 給 割 合 に 見 合 う よ う 引 上 げ 4 .3 0月 分 →4 . 4 0月 分

民 間 の 支 給 状 況 等 を 踏 ま え 、 勤 務 実 績 に 応 じ た 給 与 を 推 進 す る た め 、 引 上 げ 分 を 勤 勉 手 当 に 配 分

( 一 般 の 職 員 の 場 合 の 支 給 月 数 )

6月 期 1 2月 期

2 9年 度 期 末 手 当 勤 勉 手 当

1 .2 2 5 月 ( 支 給 済 み )

0 .8 5 月 ( 支 給 済 み )

1 .3 7 5 月 ( 改 定 な し )

0 .9 5 月 ( 現 行0 .8 5月 )

3 0年 度 期 末 手 当 以 降 勤 勉 手 当

1 .2 2 5 月

0 .9 0 月

1 .3 7 5 月

0 .9 0 月

[ 実 施 時 期 ]

・ 月 例 給 : 平 成2 9年4月1日 ・ ボ ー ナ ス : 法 律 の 公 布 日 Ⅲ 給 与 制 度 の総 合 的 見 直 し等

1 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 し

・ 国 家 公 務 員 給 与 に お け る 諸 課 題 に 対 応 す る た め 、平 成2 6年 の 勧 告 時 に お い て 、地 域 間 の 給 与 配 分 、 世 代 間 の 給 与 配 分 及 び 職 務 や 勤 務 実 績 に 応 じ た 給 与 配 分 の 見 直 し を 行 う こ と と し 、平 成2 7年4月 か ら3年 間 で 、俸 給 表 や 諸 手 当 の 在 り 方 を 含 め た 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 し を 実 施

* 5 5歳 を 超 え る 職 員( 行 政 職 俸 給 表 (一 )6級 相 当 以 上 )の 俸 給 等 の1 .5% 減 額 支 給 措 置 及 び 俸 給 表 水 準 の 引 下 げ の 際 の 経 過 措 置 に つ い て は 、 平 成3 0年3 月3 1日 を も っ て 廃 止

・ 平 成3 0年 度 は 、本 府 省 業 務 調 整 手 当 の 手 当 額 に つ い て 、係 長 級 は 基 準 と な る 俸 給 月 額 の6% 相 当 額 に 、 係 員 級 は 同4% 相 当 額 に そ れ ぞ れ 引 上 げ

・ 経 過 措 置 の 廃 止 等 に 伴 っ て 生 ず る 原 資 の 残 余 分 を 用 い て 、若 年 層 を 中 心 に 、平 成2 7

年1月1日 に 抑 制 さ れ た 昇 給 を 回 復 す る こ と と し 、 平 成3 0年4月1日 に お い て3 7歳 に 満 た な い 職 員 の 号 俸 を 同 日 に1号 俸 上 位 に 調 整

2 そ の 他

(1 ) 住 居 手 当

受 給 者 の 増 加 の 動 向 を 注 視 し つ つ 、職 員 の 家 賃 負 担 の 状 況 、民 間 の 支 給 状 況 等 を 踏 ま え 、 必 要 な 検 討

( 2 ) 再 任 用 職 員 の 給 与

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( 3 ) 非 常 勤 職 員 の 給 与

本 年7月 、勤 勉 手 当 に 相 当 す る 給 与 の 支 給 に 努 め る こ と な ど 、非 常 勤 職 員 の 給 与 に 関 す る 指 針 を 改 正 。 早 期 に 改 正 内 容 に 沿 っ た 処 遇 の 改 善 が 行 わ れ る よ う 、 各 府 省 を 指 導

公 務 員 人 事 管 理 に 関 す る 報 告 の 骨 子

働 き 方 改 革 な ど に よ り 、 有 為 の 人 材 を 確 保 し 、 全 て の 職 員 の 十 全 な 能 力 発 揮 を 可 能 と す る 魅 力 あ る 職 場 を 実 現 す る こ と は 、 公 務 が 行 政 ニ ー ズ に 応 え て い く た め の 基 盤 。 職 員 意 識 調 査 の 結 果 も 踏 ま え 、 国 民 の 理 解 を 得 つ つ 、 活 力 あ る 公 務 組 織 を 維 持 で き る よ う 、 引 き 続 き 中 ・ 長 期 的 な 視 点 も 踏 ま え た 総 合 的 な 取 組 を 推 進

1 人 材 の 確 保 及 び 育 成 ( 1 ) 多 様 な 有 為 の 人 材 の 確 保

民 間 の 多 様 な 取 組 の 動 向 も 注 視 し 、公 務 の 魅 力 を 大 学 関 係 者 等 を 含 め 広 く 具 体 的 に 発 信 す る こ と が 重 要 。女 性 や 地 方 の 大 学 生 、民 間 人 材 な ど 対 象 に 応 じ た き め 細 か な 人 材 確 保 策 を 各 府 省 と 連 携 し 展 開

( 2 ) 能 力 ・ 実 績 に 基 づ く 人 事 管 理 の 推 進

人 事 評 価 制 度 は 公 務 職 場 に 定 着 。 今 後 、 長 時 間 労 働 の 是 正 や 多 様 で 柔 軟 な 働 き 方 の 推 進 を 踏 ま え た 適 正 な 評 価 が 必 要 。 引 き 続 き 人 事 評 価 結 果 の 任 免 ・ 給 与 等 へ の 活 用 、 苦 情 の 解 決 を 適 切 に 推 進

( 3 ) 人 材 育 成

能 力 開 発 の 方 向 性 等 に つ き 職 員 と の コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン が 重 要 。本 院 は 、マ ネ ジ メ ン ト 研 修 、 キ ャ リ ア 形 成 ・ 女 性 登 用 拡 大 に 資 す る 研 修 、 中 途 採 用 者 向 け 研 修 を 充 実 強 化

2 働 き 方 改 革 と 勤 務 環 境 の 整 備 (1 ) 長 時 間 労 働 の 是 正 の 取 組

超 過 勤 務 予 定 の 事 前 確 認 等 の 徹 底 な ど 職 場 に お け る マ ネ ジ メ ン ト の 強 化 、府 省 の ト ッ プ が 先 頭 に 立 っ て 組 織 全 体 と し て 業 務 の 削 減・合 理 化 に 取 り 組 む こ と な ど が 必 要 。本 院 と し て も 、 官 民 の 参 考 事 例 の 収 集 ・ 提 供 等 に よ り 、 各 府 省 の 取 組 を 支 援

( 2 ) 長 時 間 労 働 の 是 正 の た め の 制 度 等 の 検 討

各 府 省 の 取 組 や 上 限 規 制 に 係 る 民 間 法 制 の 議 論 等 を 踏 ま え 、各 府 省 や 職 員 団 体 等 の 意 見 を 聴 き な が ら 実 効 性 あ る 措 置 を 検 討 。ま た 、超 過 勤 務 の 多 い 職 員 の 健 康 へ の 更 な る 配 慮 と し て 必 要 な 措 置 を 検 討

( 3 ) 仕 事 と 家 庭 の 両 立 支 援 の 促 進 等

指 針 の 改 正 に よ る 両 立 支 援 の 促 進 、フ レ ッ ク ス タ イ ム 制 の 活 用 促 進 、ハ ラ ス メ ン ト 防 止 対 策 ・ 心 の 健 康 づ く り の 推 進

( 4 ) 非 常 勤 職 員 の 勤 務 環 境 の 整 備

非 常 勤 職 員 の 給 与 に つ い て は 、 本 年7月 に 指 針 を 改 正 し た と こ ろ で あ り 、 引 き 続 き 、 指 針 の 内 容 に 沿 っ た 処 遇 が 行 わ れ る よ う 、各 府 省 を 指 導 。ま た 、民 間 に お け る 同 一 労 働 同 一 賃 金 の 議 論 を 踏 ま え 、 慶 弔 に 係 る 休 暇 等 に つ い て 検 討

3 高 齢 層 職 員 の 能 力 及 び 経 験 の 活 用

(16)

む すび

(1 ) 本 年 の 給 与 改 定

職 員 の 給 与 の 決 定 に 関 係 す る 基 礎 的 な 諸 条 件 に つ い て は 、以 上 述 べ た と お

り で あ る 。本 委 員 会 が 行 っ た 本 年 の 職 種 別 民 間 給 与 実 態 調 査 に よ る と 、ベ ー

ス ア ッ プ を 実 施 し た 事 業 所 、定 期 昇 給 が 昨 年 よ り 増 額 と な っ た 事 業 所 の 割 合

が 、 そ れ ぞ れ 昨 年 に 比 べ て 増 加 し て い る 。

国 に お い て は 、人 事 院 が 月 例 給 及 び 特 別 給 に つ い て 、4年 連 続 で 引 上 げ 勧

告 を 行 っ た 。ま た 、国 家 公 務 員 に お い て は 、俸 給 表 や 諸 手 当 の 在 り 方 を 含 め

た 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 し を 平 成27 年4 月 か ら 段 階 的 に 実 施 し て い る と こ

ろ で あ る 。

本 市 に お い て は 、既 に 述 べ た と お り 、月 例 給 に つ い て は 、本 年4月 時 点 で

職 員 給 与 と 民 間 給 与 を 比 較 し た 結 果 、 本 市 職 員 の 給 与 が 民 間 給 与 を 43 9 円

(0 .11% ) 下 回 っ て い た 。

ま た 、 特 別 給 に つ い て は 、 本 市 職 員 の 支 給 月 数 (4 .3 0 月 分 ) が 昨 年 8 月

か ら 本 年7 月 ま で の1 年 間 に お け る 民 間 の 支 給 割 合 (4 .39 月 分 ) を0 .0 9月

分 下 回 っ て い た 。

公 民 給 与 に 解 消 す べ き 一 定 の 較 差 が 生 じ た 場 合 、月 例 給 に つ い て は 、給 料

表 を 改 定 す る こ と を 基 本 に し つ つ 、較 差 の 大 き さ や 改 定 の 効 果 を 勘 案 し た 上

で 、職 員 の 実 態 に 応 じ 、諸 手 当 の 改 定 を 含 め 較 差 の 解 消 を 行 う こ と と し て い

る 。

こ れ ら の 状 況 を 総 合 的 に 勘 案 し た 結 果 、 次 の 措 置 を 行 う 必 要 が あ る 。

① 月 例 給

月 例 給 に つ い て は 、 職 員 の 給 与 が 民 間 給 与 を 43 9円 (0.11% ) 下 回 っ て

い た こ と か ら 、較 差 の 大 き さ 等 を 考 慮 し て 、給 料 表 の 引 上 げ 改 定 を 行 う こ

と が 必 要 で あ る 。

行 政 職 給 料 表 の 改 定 に つ い て は 、 民 間 の 初 任 給 の 状 況 等 を 勘 案 し 、1 級

の 初 任 給 基 準 と な る 号 給 を 7 00円 程 度 引 き 上 げ 、若 年 層 に 重 点 を 置 く と と

も に 、よ り 一 層 職 務 給 に 応 じ た 給 料 表 と な る よ う 改 定 を 行 う こ と が 適 当 で

あ る 。

ま た 、本 市 に お い て は 、給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 し に お け る 給 料 表 水 準 の

引 下 げ に 伴 う 経 過 措 置 額 を 受 け る 職 員 が お り 、給 料 表 の 引 上 げ 改 定 を 行 っ

て も 実 際 に 支 給 さ れ る 額 が 増 加 せ ず 、 な お 較 差 が 残 る こ と と な る 。 こ の 較

(17)

踏 ま え 、 当 該 較 差 の 範 囲 内 で 、 扶 養 親 族 た る 子 に 係 る 手 当 の 月 額 ( 職 員 に

配 偶 者 が な い 場 合 の 1 人 に 係 る 手 当 の 月 額 を 除 く 。) を 引 き 上 げ る こ と が

適 当 で あ る 。

行 政 職 給 料 表 以 外 の 給 料 表 に つ い て は 、行 政 職 給 料 表 と の 均 衡 を 考 慮 し

た 改 定 を 行 う こ と が 必 要 で あ る 。

な お 、医 療 職 給 料 表 (1)及 び 医 療 職 給 料 表 (1)適 用 者 等 に 対 す る 初 任 給 調

整 手 当 に つ い て は 、医 師 の 処 遇 の 確 保 及 び 人 事 管 理 上 の 必 要 性 か ら 国 と の

均 衡 を 保 っ て き た と こ ろ で あ り 、国 と の 均 衡 を 考 慮 し た 改 定 を 行 う こ と が

適 当 で あ る 。

② 特 別 給

特 別 給 に つ い て は 、民 間 の 支 給 割 合 と 本 市 職 員 の 支 給 月 数 と の 均 衡 を 図

る た め 、支 給 月 数 を 0 .1 0月 分 引 き 上 げ 、4 .4 0月 分 と す る 。支 給 月 数 の 引 上

げ 分 は 、民 間 の 特 別 給 の 支 給 状 況 等 を 参 考 に 勤 勉 手 当 へ 配 分 す る こ と と す

る 。

本 年 度 に つ い て は 、1 2月 期 の 勤 勉 手 当 を 引 き 上 げ 、 平 成30 年 度 以 降 に

つ い て は 、6 月 期 及 び1 2月 期 の 勤 勉 手 当 が 均 等 に な る よ う 配 分 す る 。

こ の 結 果 、本 年12 月 期 及 び 平 成30 年6月 期 以 降 の 期 末 手 当 及 び 勤 勉 手

当 の 支 給 月 数 は 次 表 の と お り と な る 。

第 8 表 期 末 手 当 ・ 勤 勉 手 当 の 支 給 月 数 ( 単 位 : 月 分 )

区 分

平 成29年 平 成30年 度 以 降

12月 期 6月 期 12月 期 年 間 計

一 般 の職 員

期 末 手 当

1.375 (1.175) 1.225 (1.025) 1.375 (1.175) 2.6 (2.2)

勤 勉 手 当

0.95 (1.15) 0.9 (1.1) 0.9 (1.1) 1.8 (2.2)

2.325 (2.325) 2.125 (2.125) 2.275 (2.275) 4.4 (4.4)

再 任 用 職 員

期 末 手 当

0.8 (0.7) 0.65 (0.55) 0.8 (0.7) 1.45 (1.25)

勤 勉 手 当

0.45 (0.55) 0.425 (0.525) 0.425 (0.525) 0.85 (1.05)

1.25 (1.25) 1.075 (1.075) 1.225 (1.225) 2.3 (2.3)

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③ 改 定 の 実 施 時 期

① の 月 例 給 に つ い て は 、本 年 4月 時 点 で の 比 較 に 基 づ き 職 員 給 与 と 民 間

給 与 を 均 衡 さ せ る た め の も の で あ る こ と か ら 、本 年 4月 に 遡 及 し て 実 施 す

る こ と と す る 。

② の 特 別 給 に つ い て は 、こ の 勧 告 を 実 施 す る た め の 条 例 の 公 布 の 日 か ら

実 施 す る こ と と す る 。

(2 ) 扶 養 手 当 制 度 の 見 直 し

扶 養 手 当 に つ い て 、昨 年 人 事 院 は 、民 間 企 業 及 び 公 務 に お け る 配 偶 者 に

係 る 手 当 を め ぐ る 状 況 の 変 化 等 を 踏 ま え 、配 偶 者 に 係 る 手 当 の 月 額 を 他 の

扶 養 親 族 に 係 る 手 当 の 月 額 と 同 額 の6 ,50 0 円 ま で 減 額 し 、子 に 係 る 手 当 の

月 額 を 1 0,00 0 円 ま で 引 き 上 げ る と と も に 、 職 員 に 配 偶 者 が な い 場 合 の 扶

養 親 族 1 人 に 係 る 手 当 の 月 額 を 11 ,00 0 円 と す る 取 扱 い を 廃 止 す る 等 の 勧

告 を 行 い 、国 家 公 務 員 に お い て は 、本 年 4 月 か ら 扶 養 手 当 の 見 直 し が 段 階

的 に 実 施 さ れ て い る 。

本 市 に お い て は 、昨 年 の 人 事 委 員 会 勧 告 に お い て 、国 、他 都 市 、民 間 企

業 の 動 向 等 を 注 視 し て い く 旨 報 告 し た と こ ろ で あ る が 、本 年 の 職 種 別 民 間

給 与 実 態 調 査 の 結 果 を 見 る と 、市 内 民 間 企 業 に お い て 、配 偶 者 に 対 し 家 族

手 当 を 支 給 す る 事 業 所 の 割 合 が 減 少 傾 向 に あ り 、配 偶 者 に 係 る 手 当 に つ い

て 見 直 し 予 定 が あ る と す る 事 業 所 の 割 合 も 9 .9% ( 昨 年 3 .8% ) あ っ た 。

ま た 、本 市 職 員 に つ い て も 、配 偶 者 を 扶 養 親 族 と す る 職 員 の 割 合 が 減 少 傾

向 に あ る な ど 、国 と 同 様 の 状 況 が み ら れ る と こ ろ で あ る 。加 え て 、他 都 市

に お け る 見 直 し の 実 施 状 況 や 、給 与 制 度 に つ い て 国 準 拠 の 考 え 方 を 基 本 と

し て き た こ と 等 を 総 合 的 に 勘 案 し た 結 果 、国 に 準 じ た 扶 養 手 当 の 見 直 し を

行 う 必 要 が あ る 。

な お 、人 事 院 に お い て は 、税 制 及 び 社 会 保 障 制 度 の 見 直 し の 状 況 や 民 間

企 業 に お け る 配 偶 者 に 係 る 手 当 の 見 直 し の 状 況 に 応 じ 、国 家 公 務 員 の 配 偶

者 に 係 る 扶 養 手 当 に つ い て 必 要 な 見 直 し を 検 討 し て い く と し て い る こ と

か ら 、本 市 に お い て も 引 き 続 き こ う し た 動 向 等 を 注 視 し て い く こ と と す る 。

(3) そ の 他 給 与 に 関 す る 諸 課 題

① 高 齢 層 職 員 の 給 与 制 度 の あ り 方

国 に お い て は 、50 歳 台 後 半 層 に お け る 給 与 水 準 の 上 昇 を 抑 制 す る た め 、

(19)

つ い て は 、他 都 市 の 動 向 も 注 視 し つ つ 、本 市 の 実 態 や 総 合 的 見 直 し の 実 施

状 況 等 を 踏 ま え 、 そ の 見 直 し に つ い て 引 き 続 き 検 討 し て い く 必 要 が あ る 。

② そ の 他 諸 手 当

交 通 用 具 使 用 者 に 係 る 通 勤 手 当 に つ い て 、 本 市 で は 平 成 27 年 に 距 離 区

分 の 見 直 し を 行 っ た が 、今 後 も 他 都 市 や 市 内 民 間 事 業 所 の 状 況 、本 市 の 実

態 等 を 踏 ま え た 検 討 が 必 要 で あ る 。

(4) 人 事 管 理 に 関 す る 諸 課 題

① 人 材 の 確 保 ・ 育 成

人 口 減 少 社 会 の 到 来 や 地 方 分 権 の 進 展 な ど 、社 会 経 済 状 況 の 急 激 な 変 化

に 伴 い 、 自 治 体 を 取 り 巻 く 環 境 が 大 き く 変 化 す る 中 、 多 様 化 ・ 高 度 化 す る

行 政 課 題 に 的 確 に 応 え て い く た め に は 、 市 民 視 点 で 考 え 、 責 任 と 使 命 感 を

持 ち 、 主 体 的 ・ 積 極 的 に 行 動 す る 人 材 の 確 保 ・ 育 成 が 極 め て 重 要 で あ る 。

人 材 の 確 保 に 関 し て は 、少 子 化 に 伴 う 受 験 年 齢 人 口 の 減 少 や 民 間 企 業 の

採 用 意 欲 の 高 ま り な ど か ら 、有 為 な 人 材 の 獲 得 に 向 け た 競 争 が 激 し く な っ

て い る 。 そ の 中 で 、 職 員 採 用 試 験 の 受 験 者 確 保 の た め の 取 組 と し て 、 市 の

広 報 紙 ・ ホ ー ム ペ ー ジ や 就 職 情 報 サ イ ト へ の 採 用 情 報 の 掲 載 、 職 員 募 集 ガ

イ ド の 作 成 、 採 用 説 明 会 の 開 催 、 合 同 就 職 セ ミ ナ ー へ の 参 加 、 学 校 ・ 養 成

校 等 へ の 訪 問 な ど を 行 っ て い る 。 さ ら に 、 東 京 に お い て 岡 山 県 と 合 同 で 採

用 説 明 会 を 開 催 し 、 関 東 圏 の 学 生 等 に 、 本 市 で 働 く 魅 力 や や り が い の 発 信

を 行 う と と も に 、保 健 師 や 技 術 職 で は 業 務 内 容 を 知 っ て も ら う た め の 説 明

会 を 開 催 す る な ど 、 広 報 活 動 の 充 実 に 努 め て い る と こ ろ で あ る 。 ま た 、 受

験 者 の 増 加 を 図 る た め 、試 験 内 容 や 申 込 方 法 の 見 直 し 等 を 適 宜 行 っ て い る

と こ ろ で あ る が 、 一 部 の 職 種 で は 受 験 者 が 特 に 少 な い 状 況 も あ る た め 、 引

き 続 き 、 多 様 で 有 為 な 人 材 確 保 の た め の 取 組 を 進 め て い く 必 要 が あ る 。

人 材 育 成 に 関 し て は 、個 々 の 職 員 が 能 力 と 適 性 を 最 大 限 に 発 揮 で き る 環

境 の 中 で 、職 員 自 ら が 課 題 解 決 に 向 け て 主 体 的・積 極 的 に 取 り 組 む こ と で 、

組 織 力 の 向 上 も 実 現 さ せ る と い う 考 え の も と 、人 事 管 理 と 職 員 研 修 が 有 機

的 か つ 効 果 的 に 連 携 し て い く こ と が 必 要 で あ る 。ま た 、 職 場 マ ネ ジ メ ン ト

の 重 要 性 が ま す ま す 高 ま っ て い る こ と か ら 、管 理 職 員 の み な ら ず 、係 長 級 、

副 主 査 級 な ど 監 督 職 、中 堅 職 員 に 対 し て も マ ネ ジ メ ン ト 能 力 の 向 上 を 支 援

す る 研 修 の 継 続 的 な 実 施 が 求 め ら れ る 。若 手 職 員 に つ い て は 多 様 な 職 務 経

(20)

し つ つ 、一 方 で 、専 門 性 習 得 の た め に 必 要 な 場 合 は 長 め の ロ ー テ ー シ ョ ン

と す る な ど 、今 後 も 組 織 の 状 況 を 勘 案 し た 柔 軟 な 人 事 配 置 に よ る 人 材 育 成

が 必 要 で あ る 。

人 事 評 価 制 度 に つ い て は 、地 方 公 務 員 法 に お い て 人 事 評 価 を 任 用 、給 与 、

分 限 そ の 他 の 人 事 管 理 の 基 礎 と し て 活 用 す る こ と と さ れ 、 能 力 ・ 実 績 に 基

づ く 人 事 管 理 の 徹 底 が 求 め ら れ て い る 。 職 員 の 能 力 ・ 業 績 を 適 切 に 把 握 す

る こ と に よ り 、士 気 を 高 め 、組 織 活 力 を 維 持・向 上 さ せ る た め 、引 き 続 き 、

公 正 ・ 公 平 性 、 信 頼 性 、 透 明 性 な ど を 高 め な が ら 、 地 方 公 務 員 法 の 趣 旨 を

踏 ま え た う え で 、 適 正 に 運 用 し て い く 必 要 が あ る 。 ま た 、 昨 年 度 か ら 導 入

し て い る 目 標 取 組 制 度 に よ り 、上 司 と 部 下 の 間 で 組 織 目 標 や 重 点 事 項 を 共

有 し 、 そ の 実 現 に 向 け て 取 り 組 む こ と に よ り 、 組 織 力 の 向 上 、 人 材 育 成 等

に 繋 が っ て い く こ と を 期 待 し た い 。

公 務 員 倫 理 の 確 保 に つ い て は 、こ れ ま で も 繰 り 返 し 言 及 し て き た と こ ろ

で あ る が 、 依 然 と し て 本 市 職 員 に よ る 不 祥 事 は 後 を 絶 た ず 、 市 民 か ら の 信

用 が 損 な わ れ て い る こ と は 誠 に 遺 憾 で あ る 。職 員 に あ っ て は 、 全 体 の 奉 仕

者 と し て 高 い 倫 理 観 と 強 い 使 命 感 を 保 ち な が ら 、い か な る 不 祥 事 も 起 こ さ

な い と い う 意 識 を 持 ち 、公 務 に 全 力 を 尽 く す こ と が 求 め ら れ る 。任 命 権 者

に お い て は 、 引 き 続 き 、不 祥 事 防 止 に 向 け た 各 局 区 室 で の 研 修 の 実 施 や 階

層 別 の 研 修 等 に よ り 、服 務 規 律 の 確 保 や 公 務 員 倫 理 の 醸 成 に 継 続 的 に 取 り

組 む と と も に 、管 理 職 員 に お い て は 、 日 頃 か ら 職 員 と の コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ

ン を 図 り 、 風 通 し の 良 い 職 場 環 境 づ く り に 努 め る な ど 、不 祥 事 の 未 然 防 止

に 向 け た 取 組 を 継 続 し て い く こ と が 必 要 で あ る 。

② 女 性 職 員 の 登 用

複 雑 ・ 高 度 化 、多 様 化 す る 行 政 課 題 に 的 確 に 対 応 し 、か つ 効 率 的 ・ 効 果

的 な 市 政 運 営 を 実 現 す る た め に は 、職 員 の 男 女 を 問 わ ず 、 多 様 な 視 点 を 政

策 決 定 ・ 意 思 形 成 過 程 に 反 映 す る こ と が 求 め ら れ る 。

本 市 で は 、「 岡 山 市 特 定 事 業 主 行 動 計 画 ( 平 成 28 年 4 月 1 日 改 定 )」 に

お い て 、 平 成 3 3 年 4 月 1 日 時 点 で 課 長 相 当 職 以 上 に 占 め る 女 性 職 員 の 割

合 を1 4% と す る 目 標 を 掲 げ 、平 成29年4月1日 に お け る そ の 割 合 は10 .6%

と 、昨 年 度 の9.5% か ら1 .1 ポ イ ン ト の 増 加 と な っ た 。当 該 割 合 に つ い て は 、

将 来 的 に30% を 目 指 す こ と と し て お り 、性 別 に よ る 固 定 的 な 職 務 分 担 の 観

念 を 払 拭 し た 任 用 を 進 め て い る と こ ろ で あ る 。

(21)

で き る よ う 早 め の 人 事 ロ ー テ ー シ ョ ン の 実 施 、多 様 な 職 域・職 務 へ の 登 用 、

女 性 職 員 を 対 象 と し た 政 策 立 案 研 修 等 の 実 施 な ど 様 々 な 取 組 を 行 い 、女 性

職 員 の 活 躍 推 進 の た め の 環 境 整 備 を 進 め て い る 。

女 性 職 員 が そ の 能 力 と 適 性 を 十 分 に 発 揮 し て 活 躍 す る た め に は 、キ ャ リ

ア ア ッ プ へ の 不 安 緩 和 と 意 欲 向 上 、 将 来 の 管 理 職 を 担 う 女 性 職 員 の 育 成 、

所 属 長 等 の 意 識 ・ 姿 勢 の 改 革 、 ワ ー ク ・ ラ イ フ ・ バ ラ ン ス の 推 進 な ど の 継

続 的 な 取 組 が 重 要 で あ る 。男 女 が 共 に 職 務 に 対 す る や り が い と 誇 り を 保 ち

な が ら 公 務 を 担 っ て い く と い う 観 点 か ら 、 性 別 、 職 種 に と ら わ れ な い 能

力 ・ 実 績 主 義 に 基 づ く 任 用 を 基 本 と し つ つ 、女 性 職 員 の 育 成 と 登 用 を 長 期

的 な 視 点 に 立 っ て 、 総 合 的 に 推 進 し て い く 必 要 が あ る 。

③ 仕 事 と 家 庭 の 両 立 支 援

職 員 が 出 産 や 子 育 て 、 家 族 の 介 護 等 、 家 庭 生 活 に お け る 時 間 を 確 保 し 、

安 心 し て 働 き 続 け ら れ る 環 境 を 整 備 し て い く こ と は 、職 員 の 心 身 の 健 康 保

持 、 組 織 力 や 公 務 能 率 の 維 持 ・ 向 上 に 不 可 欠 で あ り 、 質 の 高 い 行 政 サ ー ビ

ス の 提 供 の た め に も 、 重 要 な 課 題 で あ る 。

本 市 の 特 定 事 業 主 行 動 計 画 で は 、す べ て の 職 員 が 職 場 及 び 家 庭 に お い て

子 育 て の 意 義 に つ い て の 理 解 を 深 め 、仕 事 と 子 育 て の 両 立 を 図 る こ と 等 を

目 的 と し 、 男 性 職 員 の 子 育 て 休 暇 取 得 率 100% な ど の 数 値 目 標 を 掲 げ て 取

り 組 ん で い る 。 そ の 中 で 、 職 員 の ワ ー ク ・ ラ イ フ ・ バ ラ ン ス の 実 現 や 女 性

が 活 躍 で き る 職 場 づ く り を 推 進 す る た め 、課 長 級 以 上 の 職 員 が イ ク ボ ス 宣

言 を 行 う こ と に よ り そ の 実 践 を 強 力 に 進 め る と と も に 、子 育 て 支 援 ガ イ ド

の 配 布 や 育 児 休 業 中 の 職 員 サ ポ ー ト メ ニ ュ ー の 実 施 な ど 、積 極 的 に そ の 実

現 に 向 け た 取 組 を 行 っ て い る 。 併 せ て 、 ワ ー ク ・ ラ イ フ ・ バ ラ ン ス の 実 現

に 配 慮 し た 人 事 配 置 な ど を 行 い そ の 推 進 を 図 っ て い る 。

ま た 、本 年 1月 に は 仕 事 と 家 事・育 児・介 護 な ど の 両 立 支 援 等 の た め の

休 暇 制 度 等 の 改 正 を 行 い 、 そ の 周 知 も 行 っ た と こ ろ で あ る 。

任 命 権 者 に お い て は 、引 き 続 き 、ワ ー ク ・ラ イ フ・ バ ラ ン ス の 実 現 等 に

向 け て 、 仕 事 と 家 事 ・ 育 児 ・ 介 護 な ど が 両 立 で き る 環 境 づ く り と 制 度 の 周

知 に 努 め る と と も に 、効 率 的 ・ 効 果 的 な 業 務 執 行 の た め の 働 き 方 改 革 を 積

極 的 に 推 進 し て い く こ と が 必 要 で あ る 。

④ 時 間 外 勤 務 の 縮 減

(22)

家 庭 生 活 に も 大 き な 影 響 を 及 ぼ す も の で あ り 、 ワ ー ク ・ ラ イ フ ・ バ ラ ン ス

の 実 現 や 人 材 の 確 保 な ど の 観 点 か ら も 、 働 き 方 改 革 を 推 進 し 、 時 間 外 勤 務

を 縮 減 す る こ と は 極 め て 重 要 な 課 題 で あ る 。

本 市 に お い て は 、職 員1 人 あ た り の 平 均 時 間 外 勤 務 時 間 数 は 若 干 増 加 傾

向 と な っ て お り 、 過 重 労 働 面 談 該 当 者 に つ い て も 依 然 と し て 存 在 し て い る

状 況 で あ る 。ま た 、文 部 科 学 省 が 実 施 し た 教 員 勤 務 実 態 調 査( 平 成2 8年 度 )

の 集 計 ( 速 報 値 ) に お い て は 、 教 員 の 長 時 間 勤 務 に つ い て の 状 況 が 明 ら か

に な っ た と こ ろ で あ る 。

時 間 外 勤 務 の 縮 減 の 取 組 と し て 、時 間 外 勤 務 の 事 前 命 令 及 び 事 後 確 認 や

ノ ー 残 業 デ ー の 徹 底 等 の ほ か 、 一 斉 定 時 退 庁 日 の 徹 底 及 び 朝 型 時 間 外 勤 務

の 推 奨 を 内 容 と す る「 定 時 退 庁 推 進 月 間 」(7月 及 び8月 の2 月 間 )を 実 施

し て い る 。 ま た 、 学 校 現 場 に お い て は 、 学 校 業 務 ア シ ス ト 事 業 、 部 活 動 サ

ポ ー ト 事 業 の 導 入 や 定 時 退 校 日 の 設 定 な ど に よ る 取 組 が 行 わ れ て い る と こ

ろ で あ る 。 こ う し た 取 組 を 通 し て 職 場 に お け る マ ネ ジ メ ン ト の 重 要 性 や 業

務 の 効 率 化 、 ワ ー ク ・ ラ イ フ ・ バ ラ ン ス の 推 進 な ど に 対 す る 意 識 が 醸 成 さ

れ 、 年 間 を 通 じ た 時 間 外 勤 務 の 縮 減 に 繋 が る こ と が 望 ま れ る 。

平 成 29 年 1 月 に は 厚 生 労 働 省 に お い て 「 労 働 時 間 の 適 正 な 把 握 の た め

に 使 用 者 が 講 ず べ き 措 置 に 関 す る ガ イ ド ラ イ ン 」( 以 下 、「 ガ イ ド ラ イ ン 」

と い う 。)が 定 め ら れ 、使 用 者 は 労 働 者 の 労 働 時 間 を 適 正 に 把 握 し 、労 働 時

間 を 適 切 に 管 理 す る こ と と さ れ た 。 本 市 に お い て も 、 時 間 外 勤 務 の 縮 減 に

取 り 組 む な か で 、 ガ イ ド ラ イ ン に 基 づ き 適 切 に 対 応 し て い く 必 要 が あ る 。

各 職 場 に お い て は 、 管 理 職 員 が マ ネ ジ メ ン ト 能 力 を 十 分 に 発 揮 し 、職 員

の 勤 務 実 態 を 適 切 に 把 握 し 業 務 の 効 率 化 や 業 務 配 分 の 見 直 し 等 に 取 り 組 む

と と も に 、 職 員 一 人 ひ と り が 働 き 方 に つ い て の 意 識 を 持 ち 、 計 画 的 ・ 効 率

的 な 業 務 遂 行 に 努 め る こ と が 非 常 に 重 要 で あ る 。 ま た 、 任 命 権 者 に お い て

は 、 引 き 続 き 、 過 重 労 働 職 員 に 対 す る 適 切 な 対 策 を 講 じ つ つ 、 事 務 の 効 率

化 ・ 簡 素 化 を は じ め と す る 事 務 事 業 の 見 直 し や 人 員 の 適 正 な 配 置 を 行 う と

と も に 、 そ れ ぞ れ の 取 組 を よ り 一 層 推 進 し て い く こ と が 必 要 で あ る 。

⑤ 職 員 の 健 康 の 保 持 と 職 場 環 境 の 整 備

職 員 が 心 身 と も に 健 康 を 保 持 し 職 務 に 従 事 す る こ と は 、質 の 高 い 市 民 サ

ー ビ ス の 提 供 や 公 務 能 率 の 向 上 、活 力 あ る 組 織 を 維 持 し て い く う え で 不 可

欠 な も の で あ る 。 ま た 、職 員 が そ の 能 力 を 十 分 に 発 揮 し て 職 務 に 専 念 す る

(23)

本 市 に お け る 長 期 病 休 者 数 の う ち 、そ の 原 因 が メ ン タ ル ヘ ル ス の 不 調 に よ る も の は 4割 以 上 と 、依 然 と し て 高 い 水 準 が 続 い て い る 。 メ ン タ ル ヘ ル ス 対 策 に つ い て は 、 平 成 26 年 度 か ら 導 入 し て い る ス ト レ ス チ ェ ッ ク を 引 き 続 き 実 施 し 、職 員 の セ ル フ ケ ア を 促 す と と も に 、 分 析 結 果 等 を も と に 職 員 の 健 康 状 態 や 職 場 環 境 の 把 握 に 努 め 、必 要 に 応 じ て 適 切 な 改 善 措 置 を 講 ず る こ と に よ り 、メ ン タ ル ヘ ル ス 不 調 者 の 発 生 防 止 等 に 繋 げ て い く 必 要 が あ る 。 ま た 、 引 き 続 き 、 メ ン タ ル ヘ ル ス 研 修 等 に よ り セ ル フ ケ ア ・ ラ イ ン ケ ア に 関 す る 意 識 を よ り 高 め る こ と 、 相 談 窓 口 を 周 知 す る こ と 、 所 属 長 ・ 職 場 ・ 産 業 保 健 ス タ ッ フ ・ 人 事 担 当 課 が 連 携 ・ 協 力 し な が ら 総 合 的 な 対 策 を 推 進 し て い く こ と が 重 要 で あ る 。

セ ク シ ュ ア ル ・ ハ ラ ス メ ン ト や パ ワ ー ・ ハ ラ ス メ ン ト を は じ め 、 妊 娠 、 出 産 、 育 児 休 業 ・ 介 護 休 業 等 の 取 得 等 を 理 由 と す る 不 適 切 な 言 動 な ど は 、 個 人 の 尊 厳 を 侵 害 す る も の で あ り 、メ ン タ ル ヘ ル ス の 不 調 の 一 因 に な り 得 る と と も に 、 職 場 環 境 、 組 織 運 営 に 悪 影 響 を 及 ぼ す だ け で な く 、 公 務 能 率 の 低 下 、ひ い て は 、 市 民 サ ー ビ ス の 低 下 と い っ た 影 響 に ま で 及 ぶ こ と が 懸 念 さ れ る 。 各 種 研 修 で の 職 員 に 対 す る 意 識 付 け の 機 会 な ど を 通 じ て 、職 員 一 人 ひ と り が 正 し い 理 解 を 持 ち 、そ の 意 識 を 高 め る 取 組 を 継 続 的 に 続 け て い く 必 要 が あ る 。

職 員 間 の コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン が 活 発 で 明 る く 風 通 し の 良 い 職 場 づ く り に 取 り 組 む と と も に 、 メ ン タ ル ヘ ル ス 対 策 、 ハ ラ ス メ ン ト 対 策 、 前 述 の 時 間 外 勤 務 の 縮 減 に 向 け た 取 組 等 を 総 合 的 に 推 進 し て い く こ と が 必 要 で あ る 。

⑥ 高 齢 期 の 雇 用 問 題

公 的 年 金 支 給 開 始 年 齢 の 段 階 的 な 引 上 げ に 伴 い 、 平 成 26 年 度 か ら 公 的 年 金 が 全 く 支 給 さ れ な い 定 年 退 職 者 が 生 じ て お り 、 平 成 2 8 年 4 月 か ら は 支 給 開 始 年 齢 が 62歳 に 引 き 上 げ ら れ た 。

平 成 25 年 3 月 に 閣 議 決 定 さ れ た 「 国 家 公 務 員 の 雇 用 と 年 金 の 接 続 に つ い て 」 に お い て 、 当 面 、 定 年 退 職 す る 職 員 が 公 的 年 金 の 支 給 開 始 年 齢 に 達 す る ま で の 間 、 再 任 用 希 望 者 に つ い て は 再 任 用 す る も の と さ れ 、 平 成 2 7

(24)

引 き 続 き 、 再 任 用 に よ り 対 応 す る よ う 、 地 方 公 共 団 体 に 要 請 す る 」 と さ れ た と こ ろ で あ る 。

本 市 に お い て は 、す で に 定 年 退 職 者 の 多 く が 再 任 用 職 員 と し て 職 務 に 励 ん で い る が 、 今 後 も 、 士 気 を 保 ち 、 そ の 知 識 や 経 験 、 技 術 を 十 分 に 活 か し な が ら 、行 政 ニ ー ズ に 的 確 に 対 応 す る こ と が で き る よ う 、 再 任 用 制 度 を 適 切 に 運 用 し て い く 必 要 が あ る 。

ま た 、 平 成 2 9 年 6 月 に 閣 議 決 定 さ れ た 「 経 済 財 政 運 営 と 改 革 の 基 本 方 針 20 17」 で は 、「 公 務 員 の 定 年 の 引 上 げ に つ い て 、 具 体 的 な 検 討 を 進 め る こ と 」 と さ れ た 。

雇 用 と 年 金 の 接 続 は 、公 務 員 だ け で な く 社 会 全 体 の 継 続 的 な 課 題 で も あ り 、 公 務 員 の 定 年 の 引 上 げ に 係 る 議 論 の 内 容 や 、 国 、 他 の 地 方 公 共 団 体 、 民 間 企 業 等 の 動 向 を 注 視 し て い く 必 要 が あ る 。

⑦ 多 様 な 雇 用 形 態 の 職 員

社 会 経 済 状 況 や 市 民 ニ ー ズ の 変 化 、行 政 課 題 の 複 雑・多 様 化 に 的 確 に 対 応 す る た め 、 任 期 の 定 め の な い 常 勤 職 員 と と も に 、 非 常 勤 職 員 な ど の 多 様 な 雇 用 形 態 の 職 員 が 、 市 政 運 営 の 担 い 手 と し て 協 働 し 、重 要 な 役 割 を 果 た し て い る 。

こ れ ら の 職 員 に つ い て 、高 い 意 欲 と や り が い を 持 ち な が ら 安 心 し て 職 務 に 励 む こ と が で き 、 協 働 関 係 が 円 滑 、 強 固 な も の と な る よ う 、 そ れ ぞ れ の 職 務 の 内 容 と 責 任 に 応 じ た 適 切 な 処 遇 の 確 保 と 良 好 な 職 場 環 境 の 整 備 に 引 き 続 き 努 め る 必 要 が あ る 。

(25)

お わり に

本 年 の 職 員 の 給 与 等 に 関 す る 報 告 は 以 上 の と お り で あ る 。

既 に 述 べ た と お り 、 人 事 委 員 会 の 勧 告 制 度 は 、 労 働 基 本 権 制 約 の 代 償 措 置 と し て 、 職 員 に 対 し 、 社 会 一 般 の 情 勢 に 適 応 し た 適 正 な 勤 務 条 件 を 確 保 す る こ と を 目 的 と す る も の で あ る 。 質 の 高 い 行 政 サ ー ビ ス を 持 続 的 に 提 供 し て い く た め に は 、 職 員 が 高 い 士 気 を 保 ち つ つ 、 安 心 し て 職 務 に 励 む こ と が で き る よ う 、市 民 の 理 解 を 得 て 、適 正 な 勤 務 条 件 を 確 保 し て い く こ と が 重 要 で あ る 。 こ の た め に は 、 地 方 公 務 員 法 に 規 定 す る 諸 原 則 に 基 づ い て 、 地 域 の 民 間 給 与 水 準 と の 均 衡 を 図 る こ と を 基 本 と す る こ と が 、 長 期 的 な 視 点 に お い て 、 職 員 の 理 解 と 納 得 と と も に 、 広 く 市 民 の 理 解 が 得 ら れ る 方 法 で あ る と 考 え る 。

本 市 に お い て は 、 ワ ー ク ・ ラ イ フ ・ バ ラ ン ス の 実 現 等 に 向 け て 、 時 間 外 勤 務 の 縮 減 の 取 組 を 行 う な ど 、 働 き 方 改 革 の 推 進 に 努 め 、 こ う し た 取 組 を 通 し て 、職 員 が 心 身 の 健 康 を 保 持 し 、そ の 意 欲 と 能 力 を 最 大 限 に 発 揮 す る こ と で 、 多 様 化 ・ 高 度 化 す る 市 民 ニ ー ズ に 適 切 に 応 え て い か な け れ ば な ら な い 。

ま た 、全 て の 職 員 が 公 務 に 対 す る 熱 意 と 誇 り を 持 ち な が ら 真 摯 に 職 務 に 励 み 、 全 体 の 奉 仕 者 と し て 高 い 倫 理 観 と 強 い 使 命 感 を 持 っ て 、 市 民 の 信 頼 と 期 待 に 応 え て い く こ と を 強 く 希 望 す る 。

本 委 員 会 と し て は 、今 後 と も 、地 方 公 務 員 法 に 規 定 す る 諸 原 則 に 基 づ い て 、 地 域 の 民 間 給 与 を 的 確 に 反 映 さ せ た 勧 告 を 行 う と と も に 、 市 民 に 対 す る 説 明 責 任 を 果 た し て い く こ と で 、 公 正 か つ 中 立 な 第 三 者 機 関 と し て の 立 場 を 堅 持 し て い く も の で あ る 。

(26)
(27)

別 紙 第 2

本 委 員 会 は 、 別 紙 第 1 に 述 べ た 報 告 に 基 づ き 、 本 市 職 員 の 給 与 に つ い て 、 次 の 事 項 を 実 現 す る た め 、 所 要 の 措 置 を と ら れ る よ う 勧 告 す る 。

1 給 料 表 及 び 諸 手 当 の 改 定

(1) 給 料 表

別 紙 第 1 報 告 の む す び で 述 べ た 事 項 を 踏 ま え 、 本 市 職 員 の 給 与 と 民 間 給 与 の 較 差 を 解 消 す る た め 、 給 料 表 を 改 定 す る こ と 。

(2) 扶 養 手 当

別 紙 第 1 報 告 の む す び で 述 べ た 事 項 を 踏 ま え 、 所 要 の 措 置 を 講 ず る こ と 。

(3) 初 任 給 調 整 手 当

別 紙 第 1 報 告 の む す び で 述 べ た 事 項 を 踏 ま え 、 初 任 給 調 整 手 当 を 改 定 す る こ と 。

(4) 勤 勉 手 当

勤 勉 手 当 の 支 給 月 数 に つ い て は 、 別 紙 第 1 報 告 の む す び で 述 べ た と お り 改 定 す る こ と 。

2 扶 養 手 当 制 度 の 見 直 し

別 紙 第 1 報 告 の む す び で 述 べ た 事 項 を 踏 ま え 、扶 養 手 当 を 改 定 す る こ と 。

3 改 定 の 実 施 時 期

こ の 改 定 は 、 平 成 29 年 4月 1 日 か ら 実 施 す る こ と 。 た だ し 、1の(4 )に つ い て は 、 こ の 勧 告 を 実 施 す る た め の 条 例 の 公 布 の 日 か ら 実 施 す る こ と 。

(28)
(29)
(30)
(31)

参 考 資 料

1 職 員 給 与 関 係 1

第 1 表 給 料 表 別 平 均 給 与 月 額 等 4

第 2 表 給 料 表 別 、 級 別 、 号 給 別 職 員 数 6

第 3 表 給 料 表 別 、 級 別 、 年 齢 別 職 員 数 2 2

第 4 表 扶 養 手 当 の 支 給 状 況 3 2

第 5 表 住 居 手 当 の 支 給 状 況 3 3

第 6 表 通 勤 手 当 の 支 給 状 況 3 4

第 7 表 管 理 職 手 当 の 支 給 状 況 3 5

第 8 表 給 料 表 別 、 級 別 再 任 用 職 員 数 3 6

2 民 間 給 与 関 係 3 7

第 9 表 産 業 別 、 企 業 規 模 別 調 査 事 業 所 数 3 9

第 1 0表 企 業 規 模 別 、 職 種 別 、 学 歴 別 給 与 額 等 4 0

第 1 1表 民 間 に お け る 初 任 給 の 改 定 状 況 4 9

第 1 2表 職 種 別 、 学 歴 別 初 任 給 4 9

第 1 3表 民 間 に お け る 給 与 改 定 の 状 況 4 9

第 1 4表 民 間 に お け る 定 期 昇 給 の 実 施 状 況 5 0

第 1 5表 民 間 に お け る 定 期 昇 給 制 度 の 状 況 5 0

第 1 6表 民 間 に お け る 住 宅 手 当 の 支 給 状 況 5 0

第 1 7表 民 間 に お け る 家 族 手 当 の 支 給 状 況 5 1

第 1 8表 民 間 に お け る 冬 季 賞 与 の 考 課 査 定 分 の 配 分 状 況 5 2

第 1 9表 民 間 に お け る 特 別 給 の 支 給 状 況 5 2

第 2 0表 民 間 給 与 と の 比 較 方 法 ( ラ ス パ イ レ ス 比 較 ) 5 3

第 2 1表 公 民 給 与 比 較 に お け る 役 職 段 階 の 対 応 関 係 5 4

3 生 計 費 関 係 5 5

第 2 2表 費 目 別 、 世 帯 人 員 別 標 準 生 計 費 ( 平 成 2 9年 4 月 ) 5 6

4 労 働 経 済 関 係 5 7

(32)
(33)
(34)

職員給与関係

平成29 年職員給与実態調査の概要

(1) 調査の目的

この調査は、本市職員の給与の実態を把握し、給与に関する基礎資料を得る

ことを目的とする。

(2) 調査期日

平成29年4月1日

(3) 調査の対象

本市に勤務する一般職の職員を対象とした。ただし、次に掲げる職員は調査

から除外した。

①技能労務職員

②企業職員

③臨時的任用職員

④任期付職員

(地方公共団体の一般職の任期付職員の採用に関する法律第4条に基づく採用者)

⑤調査期日現在休職中の職員

⑥調査期日現在休業中の職員

⑦調査期日現在短時間勤務職員(再任用職員以外の者に限る。)

⑧調査期日現在在籍専従の許可を受けている職員

⑨調査期日現在停職、減給中の職員

⑩調査期日現在派遣されている職員

(4) 分類

集計に当たっては、上記対象職員を給料表の種類により分類した。その分類

は別表のとおりである。

(5) 調査事項

給料表適用職員数、給与額、年齢、経験年数、学歴等について調査した。

(6) 集計

この調査の集計に当たっては、総務局人事課及び給与課並びに教育委員会事

(35)

別 表

給 料 表 適 用 職 員

行政職給料表 他の給料表の適用を受けない全ての職員

教育職給料表(1)

岡山市立高等学校に勤務する校長、教諭、実習教諭、助教

諭、講師及び実習助手等

教育職給料表(2) 幼稚園に勤務する園長、教諭及び助教諭

保育幼児教育職給料表

幼保連携型認定こ ども 園に勤務する園長 、副 園長、保育

教諭

医療職給料表(1) 保健所等に勤務する医師及び歯科医師

医療職給料表(2) 保健所等に勤務する薬剤師、栄養士及び臨床検査技師等

医療職給料表(3)

保健所等に勤務す る保 健師、助産師、看 護師 及び准看護

行政職給料表

[岡山県]

岡山市立小学校及 び中 学校に勤務する公 立義 務教育諸学

校の学級編制及び 教職 員定数の標準に関 する 法律第2条

第3項に規定する事務職員

教育職給料表(一)

[岡山県]

岡山市立高等学校に勤務する校長、教頭、教諭、養護教諭

及び講師等で岡山市の教育職給料表(1)の適用を受ける

者以外の職員

医療職給料表(二)

[岡山県]

岡山市 立小 学校 及び 中学校 に勤 務す る公 立義務 教育 諸学

校の学 級編 制及 び教 職員定 数の 標準 に関 する法 律第 2条

第3項に規定する学校栄養職員

小学校・中学校教育職

員給料表 [岡山県]

岡山市立小学校及び中学校に勤務する校長、副校長、教頭、

(36)

第1表 給料表別平均給与月額等

区 分

給 料 表 男 女 給料 扶養手当 地域手当 住居手当 管理職手当

単身赴任 手当

人 % % 円 円 円 円 円 円

4,026 69.0 31.0 336,031 10,474 10,915 6,030 12,131 60

教育職給料表(1) 2 50.0 50.0 413,100 9,750 12,686 13,500 0 0

教育職給料表(2) 189 2.1 97.9 327,039 2,468 10,242 4,440 11,922 0

88 1.1 98.9 308,892 2,744 9,473 6,301 4,125 0

医療職給料表(1) 6 50.0 50.0 547,733 10,333 98,435 0 57,150 0

医療職給料表(2) 79 26.6 73.4 366,157 6,032 11,415 3,854 8,320 0

医療職給料表(3) 68 2.9 97.1 252,565 640 7,596 9,601 0 0

119 16.0 84.0 308,914 2,920 9,366 4,006 350 0

33 48.5 51.5 400,016 9,348 12,386 3,258 3,533 0

1 * * * * * * * *

2,792 45.9 54.1 369,836 6,914 11,441 5,724 5,423 0

7,403 55.7 44.3 347,808 8,569 11,107 5,841 9,152 32

2,761 73.7 26.3 351,816 10,879 11,509 5,497 15,035 76

(注)1 「給料」には、給料表の切替えに伴う経過措置額、給料の調整額及び教職調整額を含む。    2 「その他手当」は、産業教育手当、定時制通信教育手当及び義務教育等教員特別手当である。    3 「平均年齢」及び「平均経験年数」は、10進法により表示している。(第3表について同じ。)

   4 「公民給与比較対象職員」は、岡山市行政職給料表適用職員のうち、新規学卒者を除いた事務職員及び技術職員     である。

   5 百分率(%)で示しているものについては、小数点第2位を四捨五入しているため、比率の合計が100%にならな     い場合がある。(以下第2表までについて同じ。)

   6 医療職給料表(二)[岡山県]については、職員数が1人であるため、「*」としている。また、第2表、第3表は省     略している。

   7 再任用職員は含まれていない。(以下第7表まで同じ。)

保育幼児教育職給料 表

 公民給与比較  対象職員

小学校・中学校教育 職員給料表

[岡山県] 行政職給料表 [岡山県]

医療職給料表(二) [岡山県]

教育職給料表(一) [岡山県]

性別構成比

行政職給料表

職員数

(37)

初任給 調整手当

円 円 円 円 円 歳 年 % % % %

0 375,641 8,031 0 383,672 42.7 20.7 67.4 11.9 19.1 1.7

0 449,036 5,750 5,750 460,536 54.2 29.8 50.0 0.0 50.0 0.0

0 356,111 8,277 0 364,388 39.4 17.2 81.5 18.5 0.0 0.0

0 331,535 8,960 0 340,495 38.1 16.8 43.2 56.8 0.0 0.0

164,017 877,668 5,612 0 883,280 52.7 28.2 100.0 0.0 0.0 0.0

0 395,778 7,745 0 403,523 46.4 24.0 40.5 59.5 0.0 0.0

0 270,402 8,887 0 279,289 31.5 8.1 88.2 11.8 0.0 0.0

0 325,556 6,055 0 331,611 41.1 22.0 72.3 11.7 16.0 0.0

0 428,541 5,277 7,779 441,597 45.8 22.7 100.0 0.0 0.0 0.0

* * * * * * * * * * *

0 399,338 5,725 5,572 410,635 42.7 20.0 98.8 1.2 0.0 0.0

133 382,642 7,137 2,138 391,917 42.5 20.2 79.5 9.0 10.6 0.9

0 394,812 7,836 0 402,648 45.1 22.9 71.9 6.2 19.5 2.4

平均 経験 年数

学歴別構成比

小計 通勤手当

その他 手当

大学卒 短大卒 高校卒 中学卒

与 月 額

合計

(38)

第2表 給料表別、級別、号給別職員数  その1 行政職給料表

級 号給

人 人 人 人 人 人 人 人

1 2 3 4 5 6 7 8 1 9 2 10 11 12 1

13 1 1

14 1

15 1 1

16 4 9

17 4 1

18 1 1 4 1

19 4 1

20 8 5 2 1

21 4 1 1 1 2

22 1 3 2 1 1

23 1 4 1 1

24 4 12 4 1

25 2 2 2 7 1 2

26 3 6 7 2

27 7 2 1

28 2 23 6

29 61 13 2 1 1

30 2 23 20 1 2

31 7 6 1 1 7

32 60 24 5 1 1 4 1

33 8 13 23 5 1 6

34 10 15 9 2 6

35 8 2 5 15

36 56 5 32 1 6 3

37 7 4 6 7 4 5

38 36 13 2 1 10 3

39 16 10 3 6 1

40 38 22 8 2 12 4

41 7 6 44 15 2 19 2

42 53 33 13 1 12 4

43 1 8 16 1 5 12

44 41 14 11 14 3

45 7 11 40 22 7 6 7

46 59 27 10 1 1 17 3

47 4 12 12 1 10 15 2

48 9 5 16 2 5 12

49 10 39 51 22 16 10 5

50 52 10 15 7 4 2

51 3 5 15 3 22 10

52 43 15 11 1 7 10

53 4 12 64 11 8 6

54 44 5 17 4 8 2

55 14 31 2 10 5

56 46 9 10 13 13 9

57 6 10 36 16 10 6

58 38 6 9 2 6 4

59 3 6 7 5 8 5

60 40 5 10 11 14 2

61 6 15 14 26 12 3

62 13 4 13 4 11 3

63 3 6 13 10 10 1

64 13 3 14 5 12

65 11 9 22 27 11 4

66 3 7 13 10 23

67 8 8 13 7 6

68 9 2 22 7 17

5 6 7 8

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