• 検索結果がありません。

7章 提言「資源循環型住宅の普及に向けて」

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2022

シェア "7章 提言「資源循環型住宅の普及に向けて」"

Copied!
14
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)7章 提言「資 源 循 環 型 住 宅 の 普及に向けて」........................................................................... 134 7.1 緒言 ................................................................................................................................... 134 7.2. 本論 ............................................................................................................................... 134. 7.2.1 提 言の目 的 .............................................................................................................. 134 7.2.2 資 源 循 環 型 社 会に向けた住宅のあり方 .................................................................. 134 7.2.3 「資 源 循 環 型 住 宅 」モデルの設 定 ............................................................................ 135 7.2.4.改 装・更 新モデルの設定 .......................................................................................... 135 7.2.5 LCCの設定と検討の方 法 ........................................................................................ 136 7.2.6 LCCによる経 済 優 位 性の 検討 ................................................................................ 138 7.2.7 「資 源 循 環 型 住 宅 」の 環 境 面の有利性 ................................................................... 141 7.2.8 戸 建 住 宅についての比較 ........................................................................................ 142 7.2.9 性 能 要 件と具 現 手 段 ............................................................................................... 142 7.2.10 サステナブル 社会に向けた技 術 思 想の転 換 ......................................................... 145.

(2) 7章 提言「資源循環型住宅の普及に向けて」 ―持続可能な社会に向けた住宅システムのあり方― 7.1 緒言 序章 で述 べ た よ う に 、 今日 の工 業 社 会 は、 資 源の 大 量 消 費に よ っ て 物 質 的な 豊 か さ を追 求し て き た 社会 で あ る が、 その 結 果として 地 球という 限 定された 空 間の も と で 、資 源の 枯 渇や 地 球 環 境の 破壊, 廃 棄 物 の処 理の 問 題が 顕 在 化 している 。そうした 問 題を 解決 し 、持 続 可能 な社 会 を実 現し て い く た め に は、 こ れ ま で の 資 源 消 費 型 のモ ノ づ く り の あ り方 やラ イ フ ス タ イ ル を改 め、 良 質な ス ト ッ クの 形成 と 資源 の循 環 利 用 を考 え たモ ノ造 り に転 換し て いく必要がある。 本研究 は 、 住 宅 分 野 で そ う し た 問 題 の解 決 を は か る た め に 、「資 源 循 環 型 住 宅 」 の 経済 性評価の研究をおこない、その経済性と資源削減効果についてあきらかにしてきた。 本章 では 、そ れ ら の 研究 の 成果 を中 心 に「 資 源 循 環 型 住 宅 」の 経 済 優 位 性 に つ い て述 べ、 そうした 住 宅の 普及 に 向け た提 言 を行 う。 ただし 、こ れ ま で の検 討 にお い て は 住宅 の設 備 工事 に関 す る改 装・ 建 替え のコ ス トは 検討 の 対象 から 除 外し て き た が、 本章 で は一 般に 考 える 住宅 コスト の実 感 との 一致 を 図る た め に 設備工事 を 含め た住 宅 全 体 のコ ス トで 検討 を 行う。. 7.2. 本論. 7.2.1 提言の目的 今日 、日本 の 住宅 は平 均 寿 命 が 30 年と 短 く、こ の た め生 涯 のうちに 2 度の 住 宅 建 築を 行 う人 もいる な ど 、生 涯 収 入 に対 す る住 宅 費 用 の割 合が 高 く、 世 界 的 に見 て高 所 得の 割に 豊 か さ の実 感 の少 ない 生 活と な っ て い る 。ま た 、住 宅の 短命化 は木 材 資 源 を は じ め多 くの 資 源を 大量 に 消費 し、 解 体された 住 宅からは 大 量の 廃 棄 物 が排 出さ れ る な ど、 環 境の 面か ら も問 題が あ る。 こ れ ら の問 題を 解 決し 、ゆ と り あ る生 活 と持 続 可 能 な環 境を 創 造す る た め には 、長 寿 命でかつ 資 源の 循 環 利 用が 可能 な 資 源 循 環 型 の住 宅( 以 下「 資 源 循 環 型 住 宅 」 と呼ぶ)を普及させていく必要がある。 (図 2‑2‑1 参照) このため 、本提言 で は「資 源 循 環 型 住 宅」の長 期 間 使 用に よ る経 済 優 位 性の 検討 を 行い 、 そうした 住 宅を 実現 す る た め の 技 術 課 題と 社 会シ ス テ ム の整 備に つ い て 述べ 、 ゆ と り あ る 生活と持続可能な社会の実現に向けその普及を図ることを目的とする。 7.2.2 資源循環型社会に向けた住宅のあり方 古く か ら集 合 住 宅 が 定着 し て い る ヨ ー ロ ッ パ で は、 内 装や 機 能の 更 新に よ っ て 数百年 に わたって 使 われ 続け て い る 建築 も 多い 。ス ケ ル ト ン イ ン フ ィ ル 住宅( 以下 SI 住 宅と 記す 、 図 5‑2‑1,5‑2‑22 参照 )は そ う し た西 欧の 住 宅を 参考 に 、集 合 住 宅 を高耐久 の 構造躯体 と 躯体 から 分 離し た居 住 空 間 で構 成 す る こ と に よ り 、家 族 構 成 の変 化 に対 応し た 間取 りの 変 更と 機器 や 仕上 げの 更 新を 繰り 返 しながら 、 長期 に使 用 す る こ と を 可能 に し た 住宅 で、 日 本においても「長寿命型住宅」として次第に定着しつつある。 し か し、現在 のS I 住宅 は、資源 の循 環 利用 の面 からは 不 十 分 な点 も多 く、本 提 言 では 、 こうした S I住 宅に 資 源の 持 続 的 使 用 が可 能 な技 術を 付 加し た「 資 源 循 環 型 住 宅」 を提 唱 する。 134.

(3) 木で 造 ら れ て い る 日 本の 住 宅の 耐 用 年 数 は比 較 的 短 い 。し か し、 伝統的 な 日 本 建 築は 柱 や梁 な ど を 一 本 物の 木 材の 組み 合 わ せ で構 成 す る こ と に よ っ て耐 久 性を 高め る と と も に 、 部材 の解 体 再 利 用を 容 易に し て い る。また 、規 格 寸 法 の統 一と 組 込み 式の 床(畳 )や 壁( ふ す ま や板 戸 ),屋 根( 瓦 )などで 建 物を 構成 す る こ と に よ っ て 部材 の再 利 用を は か り 、狭 い 国土 の中 で 得られる 資 源の も と で 、高 密 度の 人口 が 安 定 的に 暮 らす こ と を 可能 に し て きた 。 今後 、 地球 という 限 定さ れ た空 間 の中 で 、我 々 の生 活 を発 展 的に 持 続し て い く こ と が 可 能な 社会 を 形成 し て い く た め に は 、伝統的 な 日本建築 に あ っ た資 源 循 環 型の 技 術 思 想を 付 加し 、部 材 の組 み換 え に よ っ て 持続的 な使 用 が可 能な S I住 宅で あ る「 資 源 循 環 型 住 宅 」 を、現代の技術で実現していく必要がある。 7.2.3 「資源循環型住宅」モデルの設定 「資 源 循 環 型 住 宅 」 は、 多世代 に わ た っ て使 用 す る こ と が 可 能な 長 寿 命 化 仕 様 と 、資 源 の再利用が可能な素材と構造で構成された資源循環仕様を持つ住宅である。 これまでの 従 来型 の 住宅 ( 以下 、「従 来 型 住 宅 」と 呼 ぶ) は 、 よ り 高 機 能 の も の を早 く 安く 提供 す る と い う 高 度 成 長 時 代の 考え 方 によって 造 ら れ て い る た め 、変更・ 更新 への 対 応が 十分 に 行え ず、 子 供の 独立 による 家 族 構 成の 変更 や 、ラ イ フ ス タ イ ルの 変 更な ど に よ る大 規 模 改 修を 機に 建 替え ら れ る こ と が多 かった 。住 宅 の長 寿 命 化 を進 め る た め に は、 単 に住 宅の 物理的 な耐 久 性の 向上 を 行う だ け で な く 、住 み 手の 交代 や ラ イ フ ス テ ー ジ の変 化 に対 応し た 間取 りの 変 更や 、高 齢 化に と も な う浴 室や 厨 房の 機 能 更 新へ の追 従 性を 持ち 、 かつ部材の再利用や建材の再生利用が可能な住宅を造る必要がある。 早稲田大学理工学総合研究センター九州研究所構内に造られた「完全リサイクル型住 宅」で は、サ ス テ ナ ブ ル デ ザ イ ン の全面的 な 採用 に よ り、実証実験 で の建 材 再 利 用 率 は 98% 、 解体再築の作業工数は従来型住宅の 56%になった。 (写真 4‑2‑1) 「資 源 循 環 型 住 宅」 の モ デ ルは 、 そ こ で使 用 した 技術 を 積 極 的に 採 用し 、部 位 別の 仕様 を表 5‑2‑3 のように 設 定し た。 躯 体 構 造は 、 工場 で造 られる 高 品 質 のP Cコ ン ク リ ー ト 製 の柱 と梁 で 構成 す る こ と に よ り 、 長寿命化 と 将来 の都 市 構 造 やラ イ フ ス タ イ ル の変 化に よ る構 造 躯 体 の変 更に も 対応 で き る 構造 とし 、 外壁 や屋 根 は耐 用 年 数 経 過 後の 交 換が 可能 な よ う に、 外 断 熱 性 能 を 有す る大 型 パ ネ ル工 法 を使 用す る 設定 と し た 。さらに 内 装は 天井 ・ 床・ 間 仕 切 はシ ス テ ム パ ネ ルで 構 成し 、水 回 りを 含め た 住戸内分 を 自由 に変 更 す る こ と で きる構造とする。 7.2.4.改装・更新モデルの設定 そのため 、 「 資 源 循 環 型 住 宅」は、図 5‑2‑3 に示 す よ う に、住み 手の 家 族 構 成や 生 活 様 式 の変 化に 応 じて 平面 を 変更 し な が ら、 多 世 代 に わ た っ て 使用 す る こ と が 可能 である 。そ の ラ イ フ サ イ ク ル コ ス ト (以 下、 L C C と呼 ぶ )の 算定 に あ た っ て 、 住み 手の ラ イフ ス テ ー ジの変化からその改装・更新パターンを以下のように設定する。 一般 に 、住 宅 の改 装 や更 新 は家 族 の成 長 や独 立 に合 わせて 行 わ れ る こ と が 多く 、 その 時 に古 く な っ た機 器や 部 材の 更新 も 行われる 。 特に 、50 代 の後 半 から 60 代 前 半 の時 期は 、 子供 が結 婚 し多 くの 人 が第 二の 人 生を 向か え る こ と に な り、 ラ イ フ ス タ イ ル が 大き く変 わ る時 期で あ る。 一方 、 住宅 の方 は 建設 から 四 半 世 紀が 経 過し 、設 備 や外 装の 傷 み が ひ ど く なるため 、 老後 のラ イ フ ス タ イ ル に合 わ せ た 家の 大 幅 改 造を 行う 必 要が 生じ る 。こ れ ま で 135.

(4) は、こ の時 期に 年 収が 最 高 点 に達 し退 職 金が 入る 人 も多 く資 金 的に ゆ と り が で き る た め に 、 建替 えや 転 居を 行う 人 が多 か っ た 。しかし 、 こ れ か ら の 安 定 成 長 経 済 下 で は そ う し た制 度 も十 分で な く な り 、仕 事を や め た 後の 老 後の 20 余年間 の 住ま い を ど う維 持す る か が 大き な 問題 と な る で あ ろ う 。 特に 、最 晩 年の 70 代 後 半 か ら のバ リ ア フ リ ー 対 応の 改装 や 、30 代 で購 入し た マ ン シ ョ ン の建 替え の 問題 など 、収入 の 限られる 老 後の 改装・ 建替 え は大 きな 不 安要因となる。 こ う し た事 態 を避 け る た め に も 住 宅の 長 寿 命 化 は必 要 で あ る 。ま た 、生 涯 住 宅 コスト を 考え る場 合 にも 、こ れ ま で は収 入 の あ る 30 年間 を 対象 にし て き た が 、こ れ か ら の長 寿 命 社 会で は、 結 婚 独 立か ら 夫婦 の両 方 が終 焉を 迎 え る ま で の 60 年 間で 考え て い く 必要 がある 。 このため 、本 研 究で は 生涯住宅 コスト を検 討 する 場合 の 1世 代を 60 年 間 とし 、住宅資産 は 孫世代に継承する設定で行う。 なお 、 子供 の 出 生 数 が2 人以下 で あ る こ と か ら 考え 、 今後 は 土地 を 資産 として 継 承す る 人の 割合 が 高く な る こ と か ら、 土 地の 取 得 費 は考 え ず に 建 築 費の み を対 象に 検 討を お こ な う。 その 際 、電 気や 水道料 な ど の 経 常 的に 発 生す るコ ス トは 生 活 費 の一 部と 考 え、 大き な 費用が発生し計画的な対応が必要な改装・建替え費用を検討の対象とする。 住宅 の タ イ プ に つ い て は 、 大き く 戸 建 住 宅と 集 合 住 宅 に分 け る こ と が で き る が 、 現在 の 新築住宅 はその 建 築 割 合がほぼ 半 々であり 、 こ れ か ら も こ の 2つ が 日本 の住 宅 の主 流に な ると 考え ら れ る 。そ の う ち 集 合 住 宅は 、ス ケ ル ト ン部 分 (構 造 躯 体 )を 共有 し イ ン フ ィ ル 部分( 居 住 空 間 )のみを 個 人 所 有す る こ と に な る た め 、改装・ 建替 え パターン の 設定 が や や 複雑 に な る が、改装・ 建替 え サイクル に 対す る基 本 的な 考え 方 は同 一で あ る た め 、集 合 住 宅 で検討手順の説明を行い、戸建住宅については検討結果のみを紹介するものとする。 7.2.5 LCCの設定と検討の方法 前項 で述 べ た条 件に 従 い、平 均 的な ラ イ フ ス テ ー ジ を 参考 に、20 代 で住 宅 を取 得し ,16 年目 に子 供 部 屋 の確 保 のための 部 分 改 装,31 年目 に子 供 の独 立に あ わ せ た間 取 りの 変更 と 機器 の取 替 え の た め の 大 規 模 改 装 ,46 年 目に 高 齢 化 対 応 の た め の改 装を 行 い 60 年 間に わ た っ て使 用 し, 次の 世 代に 引き 継 ぐ図 7‑2‑1 のような 改 装・ 建替 え のパ タ ー ン を設 定し 、 L C Cの 算 定を 試み る 。算 定 期 間 は、 多 世 代 にわたる 使 用の 効果 を 検討 す る た め の 多 世 代 180 年間と、生涯住宅のコストの優位性を検討する 1 世代 60 年間の2つで計算を行う。 集合住宅 の 改装 は、 住 戸 部 分は 個 人の ラ イ フ ス テ ー ジ の 変化 に応 じ て行 わ れ る が、 共用 部分 は防 水 や配 管の 交 換、 外装 の 補修 など 部 位の 耐 用 年 数の 経過 と 傷み の状 態 に応 じて 行 わ れ る こ と に な る が 12〜15 年 周 期で 行 わ れ る こ と が多 く 、こ こ で は 内部 の改 装 と同 時に 行 う設 定と す る。 その コスト は、 事 例などを 参 考に 表 7‑3 のように 設 定す る。 集 合 住 宅の 共 用部 の改 装 費は 、修 繕 積 立 金の 根 拠として 使 わ れ る数 字 は新 築 価 格の 1/4 前 後 が多 く、 住 戸 部 分の マ ン シ ョ ン リ フ ォ ー ム の 価格 は ほ ぼ 内装 お よ び 設備 の新 築 価 格 に等 し い。 この 値 から考え、表 7‑3 の設定値は妥当であるといえる。 ただし 、「 資 源 循 環 型 住 宅 」の コ ス ト は高 耐 久 化 や資 源 の 循 環 使 用 な ど の付 加 的 要 素が 加わ る た め 割高 に な る こ と が考 え ら れ る。 こ の た め、 検 討で は「 従 来 型 住 宅 」 と同 等( 新 築コスト 比 Tr =1.0)の 場 合 と 2 割高 (Tr=1.2) の2 つ のケース で 行う 。ま た 「従 来 型 住 宅」 の更 新 周 期 は、 現 状の 集 合 住 宅の 平 均 寿 命である 45 年 と 1 世 代 60 年の 2 つの ケ ー ス で計算を行う。 136.

(5) 一般 に L C C を比 較 する 場 合、 発 生 コ ス ト の累 計 値で 比 較す る こ と が 多い 。 し か し 、新 築コスト が 2000 万円 の従 来 型 住 宅と 、新 築 時の コスト は 400 万円 ほど 増 加するが 、将来 に わたって 住 み続 け ら れ る た めL C C累計値 では 3 分の 2 に な る住 宅 とを 比較 し て、 ど ち ら を選択するべきかを判断することは難しい。 現 在 価 値 法 は、図 7‑2‑2 の よ う に将 来 発 生 する 改装・ 建替 え の費 用を 現 在の 価値 に 直し て 比較 する 方 法である 。 L C C現 在 価 値 は、 将 来 発 生す る 改装 や建 替 えの 費用 を 、利子率 で 割り 引い た 現在価値 で 積み 上げ て 計算 し た も の で 、生 涯 に要 する 住 宅の 新築 ・ 改装 ・建 替 えの 全 費 用 を、 今 用 意 す る と し た ら い く ら 必 要か と い う 金額 に相 当 する 。発 生 費 用 の金 利 や物 価 上 昇 を考 慮し た 現在 の必 要 コ ス トで 比 較す る こ と が出 来る た め、 住宅 の 改装 ・建 替 え の よ う な 高額 で長 期 に わ た っ て 発生 する 費 用を 現在 の 価値感覚 で 評価 す る の に適 し て い る。 こ の た め、 経済性 の 検討 は 、工 法 の選 択 が行 われる 新築時 の L C C 現 在 価 値で 比 較す る こととし、図 7-2-3 の式(1)を使って計算する。 検討 に 当た っ て は 、 その 優位性 を 分か り や す く 考え る た め に 、そ の 値を 毎 年 均 等 に負 担 す る と し た ら年 間 負 担 額が い く ら に な る か 、 式( 2) で 年等価額 を 算定 した 比 較も 行う 。 自己使用 す る住 宅の 場 合、 一般 に 資金 の多 く を長 期の 住 宅ローン で 返済 す る た め、 こ う し た比較は実際のコスト感覚になじみやすい。 た だ し 、数 十 年と い う長 期 のコ ス ト計 算 の場 合 には 金 利の 影 響が 大 きく 、 将来 の 改装 や 建替 えの 費 用が い く ら に な る の か も問 題で あ る。 過去 の 住宅 コ ス ト の変 化を 物 価と の関 係. ライフステージ 従来型集合住宅 ―45年更新 従来型集合住宅 ―60年更新 資源循環型集合 住宅―新築世代 資源循環型集合 住宅―継承世代. 20代後半 40代前半 50代後半 (結婚自立) (子供の結婚) 〇 △ □ 新築 部分改装 全面改装 〇 △ □ 新築 部分改装 全面改装 〇 △ □ 新築 部分改装 全面改装 □ △ □ 継承・住戸再築 部分改装 全面改装. 70代前半 80代後半 (夫婦ともに死亡) 〇 * 建替え 継承 △ × 部分改装 解体撤去 △ * 部分改装 継承 △ * 部分改装 継承. 図7−7 住み手のライフステージと改装・ 建替えのパターン ( 集合住宅) 図 7-2-1 住み手のライフステージと 改装・ 建替えのパターン( 集合住宅). 表建替えのコスト 7−3 改 装 構成( ・建 替集合住宅) えの コ 表 7-2-1 改装・ 部位 コスト割合. 名称 新築(各住宅共通) 住戸再築 全面改装 部分改装 従来型集 全面改装 合住宅 部分改装 資源循環 型集合住 宅. 共用部 50. 共用部分 共用設備 10. 住戸部分 住戸内装 住戸設備 30 10. コスト指数は新築コストを100とした値 共用部 住戸部分 コスト指 工事割合 コスト指数 工事割合 コスト指数 数合計 1 60 1 40 100 1/4 15 1 40 50 1/5 10 1/2 20 30 1/10 10 1/4 10 20 1/4 15 1/2 20 35 1/4 15 1/4 10 25. 137.

(6) で表 すと 、図 3‑2‑4 の よ う に物 価 変 動 と同 じ よ う な傾 向 を示 し て お り、 物価 の 上昇 を修 正 した 後の コスト 低 減 率 を計 算し て み て も、40 年 間 で 0.3%と ほ と ん ど変 わ っ て い な い。 こ の間 、建 設 産 業 の生 産 性の 向上 があり 、全 く 同じ も の を 建て る と し た ら コ ス ト 低 減 率は も っと 大き く な る は ず で あ る が、 そ う し た効 果 は断 熱や 遮 音 性 能の 向 上な ど建 築 の質 の向 上 に振 り向 け ら れ て き た も の と思 われる 。こ の こ と か ら 、 将来 に お け る改 装・ 建 替え も そ の と き の住 宅 の水 準で 行 わ れ る こ と を想 定し 、 物価変動 の 影響 を修 正 した 後の コスト は現 在 と変 わ ら な い も の と 考 えて 検討 を 行う 。た だ し、 割 引 率 には 実際 の 銀行金利 を 物 価 上 昇 率 で修正した実質利子率を使用し、コスト低減率はゼロとした。 過去 40 年 間 の銀 行 の貸 出 金 利と 物 価 乗 率 から 算 定し た 実 質 利 子 率 を 表 すと 図 3‑2‑2, 3‑2‑3 のようになる 。 実 質 利 子 率 の 10 年 平 均の 値 を見 ると 高 度 成 長 期 に は 5% 前後 で あ っ た実 質 利 子 率が オ イ ル シ ョ ッ ク 以 降の 安 定 成 長 期 に入 ると 2 %前 後 に落 ち て い る こ と が わ かる 。こ の た め 、検 討 に当 た っ て 安 定 成 長 期 の指 標と し て実 質 利 子 率 2 %を 、 高 度 成 長 期 の指 標と し て 5% を、 ま たLCC 累計値 と し て 実 質 利 子 率 0 %の 値を 使 用す る。1960 年 以 前の 実質利 子 率 は さ ら に大 き い が 、こ れ よ り 大き な値 で はLCC 現 在 価 値に 対 する 将 来 発 生コスト の 影響 が低 下 し、 L C C 現在価値 は イ ニ シ ャ ル コ ス トに 漸 近し て い く た め 、そ の 類推が可能である。 7.2.6 LCCによる経済優位性の検討 LCC現在価値による比較. 改装コスト. 建替えコスト. 図図7 7-2-2 −8LCC LCC現在価値の考え方 現 在 価 値の考え. ・LCC現在価値の算定式. Cp =. T. ∑ (1 + i) t=1. Ct. ( t −1). −. CT (1 + i) T. ・LCC年等価額の算定式 i * (1 + i * ) T CR = • (1 + i * ) T − 1 ・実質利子率の算定式. i* =. T. ∑. t =1. (1). Ct (1 + i * ) t. (1 + i X ) − 1 (1 + j). (2) (3). ただし、CP はLCC現在価値、CR は年等価額、t年後に発 生する費用をCt 、実質利子率をi* 、検討期間をT残存価値 図 7-2-3 現在価値と年等価額の計算 図 7− 9 現 在 価 値 と年 等 価 額 の 計 138.

(7) 図 7‑2‑4 は各 住 宅の 180 年間 のL C C現 在 価 値 を、 実 質 利 子 率 を変 数 と し て計 算 しグ ラ フに し た も の で 、実 質 利 子 率が 高 くなるに 従 い、 将 来 発 生す る費 用 の影 響が 少 な く な る た め、LCC現在価値の値は小さくなる。 この 図を 見 ると 、「資 源 循 環 型 住 宅」が「 従 来 型 住 宅 」と新 築コ ス トが 同一 の場 合 は、全 ての 実質利 子 率 でL C C現 在 価 値 は「 従 来 型 住 宅 」よ り 小さ く、180 年 間の 住 宅 資 金を 現 在準備するとしたら「従来型住宅」より少ない資金でよいことがわかる。 次に 、「資 源 循 環 型 住 宅」が 2 割 高の 線( T r = 1.2)を み る と、実 質 利 子 率 が 4%と 5 % の間 で「従 来 型 住 宅−45 年更新 」の線 と 交わ り 、そ れ以 降 は逆 転し て い る 。こ れ は 、実 質 利 子 率が こ の値 より 低 い場 合は 「 資 源 循 環 型 住 宅 」の 方 が有 利で あ る が 、そ れ よ り 高く な ると 「従 来 型 住 宅」 の 方が 有利 に な る こ と を 表し て い る 。こ の た め 安 定 成 長 期 (実 質 利 子 率 2%)には「資 源 循 環 型 住 宅」の 方が 2 割 近 く有 利に な る が 、高 度 成 長 期(実 質 利 子 率 5% ) ではその優位性はなくなる。 また 、45 年で 建替 え る場 合と 60 年で 建替 え る場 合を 比 較すると 、60 年で 建替 え る場 合 の方 が有 利 であるが 、実 質 利 子 率 が大 き く な る に つ れ そ の差 が少 な く な り 、5% 付近 で は そ の優位性 が あ ま り明 確 で な くな る 。こ の た め 、高 度 成 長 期に は技 術 の進 歩と 将 来の 収入 の 増加 が期 待 で き る た め に、 そ れ を 見込 んで フロー 指向 の 選択 に な る が、 現在 の よ う な安 定 成 長 期に は L C C現 在 価 値 での 優位性 が増 すため 、将 来 の改 装・ 建 替え の費 用 の少 ない ス トック型の住宅に関心が集まるようになると思われる。 1)年等価額による比較 さ ら に「 資 源 循 環 型 住 宅」 のメ リ ッ ト を わ か り や す く 考 え る た め に 、図 7‑2‑5 の グ ラ フ で生 涯 住 宅 コ ス トの 比 較を 試み る 。こ のグ ラ フは 「資 源 循 環 型 住 宅 」の L C Cを 180 年 間 均等 に負 担 する 場合 と 、新 築 世 代 と そ の継 承 世 代 が 60 年間 ず つ分 けて 負 担す る場 合 、さ ら に 45 年および 60 年ごとに更新する従来型の集合住宅の年負担額を比較したものである。 この 図の 示 す意 味を 具体的 に考 え る た め に 、仮 に「 従 来 型 住 宅」の新 築 コ ス トを 20 万 円 /㎡( 土 地 代は 含 まず )として 80 ㎡の 住宅 を 取得 し た と す る と、 そ の費 用は 1600 万 円、2 割高 の「 資 源 循 環 型 住 宅」 では 1920 万 円に な る が 、将 来の 改 装・建 替え も含 め た年 負 担 額 は安 定 成 長 期( 実 質 利 子 率 2 %) で は「 従 来 型 住 宅 」が 年 間 82 万 円で あ る の に対 し 、「 資 源循環型住宅」は 62 万円で済むことになる。 従来型住宅の新築コストを100とした指数. 500. 資源循環型集合住宅( Tr =1.0) 資源循環型集合住宅( Tr =1.2) 従来型集合住宅―60年(Tr =1.0) 従来型集合住宅―45年(Tr =1.0). LCC現在価値. 400 300 200 100 0 0%. 1%. 2%. 3%. 4%. 5%. 6%. 7%. 8%. 9% 10% 実質利子率. 図 7-2-4 各住宅のL CC現在価値( 年間) 図 7-2-4 各住宅の LCC 180 現在 価 値(180 139.

(8) 「資 源 循 環 型 住 宅 」 は、180 年 間 使 用 が 可能 な 構 造 躯 体で 造 られ 、 外装 や 内装 も 先に 述 べ た よ う に 資源 のリ サ イ ク ルや 間仕切 の変 更 が可 能な 素 材や 工法 で 構成 し、 階 高や 設備 ス ペ ー スに も ゆ と り を 持 た せ る必 要 が あ る な ど 、将 来の 改 装・ 建替 え コ ス トを 削 減し 環境 に 配慮 するた め に 新 築 費 が割 高に な る が 、新 築 時の 費用 も 含め た改 装 ・建 替え の 全 費 用を 均 等にした場合の年負担額では、2 割以上少なくなることがわかる。 同様 に 、「 資 源 循 環 型 住 宅 」 の新 築 世 代 と継 承 世 代 が そ れ ぞ れ の 60 年 間を 分け て 負担 す る場 合は 、 新築世代 が 68 万 円, 継 承 世 代が 43 万 円で 済 み、 新 築 世 代の 年 負 担 額で も「 従 来型住宅 」 に対 し 1.5 割少 なく 、 継承世代 の 場合 は 82 万円 が 43 万 円と 半 分 近 く ま で減 る ことがわかる。 また 、この 金額 を 就労期間 である 30 年 間で 負 担ことを 考 え る と 、年 間 負 担 額は「 従 来 型 住宅 」が 128 万 円 、 「 資 源 循 環 型 住 宅」の新 築 世 代 が 106 万円 、継承世代 が 66 万 円となり 、 いずれも 5 割近 く増 加 する 。こ れ か ら の高 齢 社 会 に お い て は 、こ う し た 就 労 期 間による 生 涯住宅費用の負担をあらかじめ考えておくことも必要である。 2)高度成長期の場合 次に 、高 度 成 長 期の 指 標である 実 質 利 子 率 5% の と き に つ い て 考え る 。事 例 1 のケース では 、各 住 宅の 新 築 費 用は 同一 で あ る と す る と、 年 負 担 額は 「資 源 循 環 型 住 宅 」が 111 万 円なのに 対 し、 「 従 来 型 住 宅 」も 111 万円 と 同額 に な っ て い る 。す な わ ち 実 質 利 子 率 が高 い 高 度 成 長 期 には 新築 コスト の影 響 が大 きく 、 逆に 将来 の 改装 ・建 替 えコスト の 影響 が少 な く、 かつ 将 来の 収入 の 増加 も期 待 で き る た め 、将 来の 出 費は そ の と き に 考え る と い う こ と で、 新 築 時 のコ ス ト パ フ ォ ー マ ン スを 重視 し た選 択を 行 う傾 向が 強 く な る。 永 遠に 高 度 成 長期 が続 く な ら ば そ の 選択 は正 し い と い え る が、今 日の よ う な 安 定 成 長 型 の時 代に な る と 、 高 齢 期を 迎 える 人が 多 額の 費用 を 要す る建 替 えを 行う こ と は 難し い 。こ の た め 、生 涯 住 宅 計画を見直す必要が生じる。 こ う し た建 築 の建 替 え更 新 指 向 か ら長 寿 命 化 指 向へ の 価 値 観 の転 換 は日 本 だ け の 現象 で は な い。アメリカ で も、80 年 代か ら成 熟 型 社 会の 到 来と と も に そ の 見直 し が行 われ 、長 寿 命型住宅 へ の関 心が 高 ま っ た。日 本で も安 定 成 長 期を 迎 えた 90 年 代か ら 、住 宅 の長 寿 命 化 に一 般の 関 心が 集ま り だ し た が 、 安 定 成 長 期 にはその 効 果が 高く な る と い う 検 討 結 果か ら. 従来型住宅の新築コストを100とした指数. 従来型集合住宅―60年 ( Tr =1.0,60年間) 従来型集合住宅―45年 ( Tr =1.0,45年間) 資源循環型集合住宅 ( Tr =1.2,再築60年間) 資源循環型集合住宅 ( Tr =1.2,新築60年間) 資源循環型集合住宅 (Tr =1.2,180年間) 実質利子率0% 実質利子率2% 実質利子率5%. 0.0. 2.0. 4.0. 6.0. 8.0. LCC年等価額. 図図 7-2-5 C年等価額( 集合 住 宅) 7-2-5各住宅のL 各 住 宅のCLCC 年 等 価 額( 集合住 140.

(9) 見ても当然のことであるといえる。 また 、図 7-2-4,7-2-5 のグラフ か ら次 の よ う な検 討も で きる 。今 、1000 万円 の 手持 ち 資 金 が あ る 場 合 に は 、 こ れ を 除 い た 各 住 宅 の L C C の 現 在 価 値 は 、「 従 来 型 住 宅 」 が {(227-100)×16.00} =2032 万 円 、「 資 源 循 環 型 住 宅 」 が {(188-100)×19.20} =1690 万円 と な り 、そ の 年負担額 の 差は「 従 来 型 住 宅 」が 82×127/227=46 万円に 対 し「資 源 循 環 型住宅」が 62×88/188=29 万円と、その優位性は大きくなることがわかる。 このように 、 新 築 時 に手 持 ち資 金 が あ る ケ ー ス では 「 資 源 循 環 型 住 宅」 の 優 位 性 は増 す ため 、一 定 の事 業 資 金 を用 意し て 行う 「賃 貸 アパ ート 」 のような 場 合に は、 借 り手 のニ ー ズに 合わ せ て間 取り の 変更 や機 能 の更 新が 容 易に 行え る メリット もあり 、新 築 コ ス トは 多 少高くなっても「資源循環型住宅」を選択する方がより有利であることがわかる。 このように 、 各自 の 資 金 状 態や 住 まい 方 の生 涯 計 画 が 分か れ ば、 こ の式 は そ れ に あ わ せ た資 金 計 画 を検 討す る こ と が で き る。 実際 の 返済 に当 た っ て は物 価 変 動 に よ る 修正 を加 え て い け ば よ い わ け で 、 収入 は物 価 に対 応し て 変化 する 傾 向が あ る た め、 収入 に 対す る費 用 の割合も一定にすることができる。 7.2.7 「資源循環型住宅」の環境面の有利性 は じ め に、 今 日の 住 宅 短 命 化の 抱 える 問題点 として 、 生 涯 住 宅コ ス トの 問 題と 資 源の 大 量 消 費・大 量 廃 棄 の問 題 を あ げ 、 「資 源 循 環 型 住 宅 」は こ の2 つに 配 慮し た住 宅 で あ る こ と を述べた。 「資 源 循 環 型 住 宅 」 では 、 使 用 建 材 は繰 り 返し 再使用 す る こ と が可 能 な た め に、 廃棄物 の発 生が 抑 え ら れ る こ と は 明白 で あ る が、 材 料の 生産 や 加工 、改 装 ・建 替え に と も な う エ ネ ル ギ ー の消 費 や そ れ に と も な う CO 2 の発 生 など 環 境 負 荷 の 低 減に 対 す る効 果 も大 き い 。 そ の こ と を 示す た め に L C Cか ら 消費 エ ネ ル ギ ー を算 定 し、 その 比 較を 試み る 。な お、 L CC の累 計 値か ら建 設 ・改 装の エ ネ ル ギ ー 投入量 を求 め る た め の 単 位あ た り の 値は 産 業 連 関表から算出した原単位を使用する。 図 7‑2‑6 は、 産 業 連 関 表 の非 木 造 建 築 100 万 円あ た り の 投入 エ ネ ル ギ ー 原 単 位 33792M Jを 使っ て 、各住宅 の L C C累 計 値か ら建 設 ・改 装の 180 年 間の 投 入エ ネ ル ギ ー量 を産 出. 300000. 従来型住宅の新築コスト100万円あたりの換算値 資源循環型集合住宅(Tr =1.2). エネルギー量( MJ). 250000. 従来型集合住宅―45年(Tr =1.0). 200000 150000 100000 50000 0. 1 16 31 46 61 76 91 106 121 136 151 166 181 年 注記:集合住宅は1住戸80㎡、単価は20万円/㎡として算出. 図 7-2-6 1集合住宅の CC エネルギー投 入 量( 1 8 図 7-2-6 集合住宅の 住戸あたりのLL エネルギー投入量( 1 8 0年間) 141.

(10) した グ ラ フ で あ る。こ の表 を見 る と「 資 源 循 環 型 集 合 住 宅(Tr=1.2)」の LC エ ネ ル ギー は 「従 来 型 住 宅」 の 65%で 済 む こ と に な る。 その 削 減 効 果を 分 か り や す く 示す た め に 、「 従 来 型 戸 建 住 宅」 と 「 資 源 循 環 型 集 合 住 宅」 の 1 住 戸 あ た り の使 用 量 の 差 を 求 め る と 、 (21625‑13989 )MJ/㎡×1600 万円/100 万 円)=1221760MJで 、軽油 の 発 熱 量(38.5MJ/ l) から ガ ソ リ ンの 消費量 に換 算 す る と約 31730lに あ た り 、乗 用 車の 走 行 距 離を lあ た り 10 ㎞と 仮定 すると 、約 317300 ㎞の 走行 を 節約 し た こ と に な り 、 年間 10000 万キ ロ走 行 するものとすると約 30 年間の乗用車の使用を節約したことに相当する。 再 生 材の 生 産に 要す る エ ネ ル ギ ー 使 用 量は 一般的 に新 生 材の 場合 よりも 低く な り、 そう し た こ と を考 慮 す る と さ ら に減 少 す る こ と に な る 。CO 2 の 排 出 量も エ ネ ル ギ ー と 同様 の 割合 で減 るため 、資 材 の循 環 使 用 に よ る廃 棄 物 量 の削 減 な ど も合 わせて 考え る と、 「資源循 環型住宅」は環境負荷の低減の面でも効果が大きいことがわかる。 7.2.8 戸建住宅についての比較 これまでは集合住宅について述べてきたが、ここで戸建住宅の場合を考えてみる。 先に 紹 介し た 、北 九 州 市 の 早 稲 田 大 九 州 研 究 所 の構 内 に あ る 「完 全 リ サ イ ク ル 型住宅 」 の実 験 住 宅 は戸 建 住 宅 であるが 、 改装 や建 替 えを 繰り 返し 400 年 近 く使 用が 可 能な 構造 に してある 。 そのため 、 外装 や内 装 が自 由に 変 え ら れ る よ う に 鉄骨 の 骨組 みと 内外装 は完 全 に分 離し た 構造 に な っ て お り、 いわば 前述 の SI 住宅 の 構成 に な っ て い る。 さらに 、鉄 骨 は重 量 鉄 骨 を使 い、 外 装は 高層 ビ ルと 同じ ガラス のカ ー テ ン ウ ォ ー ルを 採用 し 、内 装は 再 生ペット 樹 脂で 造ら れ て い る。 こ の た め、 解 体し 再築 をした 際の 部 材の 再 利 用 率の 実 測 値 は 98%にまで高まった。建設廃材も工夫次第で大幅に削減が可能なことが実証できた。 この 住 宅を 参 考に 、「資 源 循 環 型 戸 建 住 宅」 の 更新 モデル を 設定 し 、「従 来 型 住 宅 」の 更 新 周 期を 30 年 の 設定 し た と き と の比 較 を行 う。 さらに 最 近 普 及し つ つ あ る 60 年 更 新の 場 合(以 下 、 「 生 涯 対 応 型 住 宅 」と 呼ぶ )に つ い て も 試 算を 行う 。図 7-2-7,表 7-2-2 は各 住 宅の 改装 ・ 建替 え に よ る経 年の 発 生コスト の 割合 で あ る 。ただし 、 試算 の際 の 各 住 宅の 新 築コスト は モ デ ル仕 様 を参 考に 、「従 来 型 住 宅」 の 3 割 高(Tr=1.3 )で 検討 を 行う 。計 算 方 法 は 集 合 住 宅 の と き と同 様 な の で 、 途 中 を 省 略 し て 前 提 条 件 と 結 果 だ け を 表 す と 図 7-2-8 になる。 集 合 住 宅の 場 合と 同 様に 事 例を 挙 げて 検 討す る が、 戸 建 住 宅 の規 模 を集 合 住 宅 よ り や や 大き い 100 ㎡と 仮定 す る。従 来 型 住 宅 の単 価 を 20 万円/ ㎡と す る と 、新 築 費 用 は 2000 万円 に な り 、「 資 源 循 環 型 戸 建 住 宅」 は 2600 万円 、「 生 涯 対 応 型 住 宅」 は 2200 万円 に な る。 こ れに 対し 、 安 定 成 長 期 (実 質 利 子 率=2%) に お け る年 負 担 額 は、 そ れ ぞ れ 106 万 円,85 万 円,95 万 円と な り、「 資 源 循 環 型 住 宅」 の 方が 有 利で あ る こ と 、「生 涯 対 応 型 住 宅 」 にも 1 割ほどの 優位性 が あ る こ と が わ か る。 こ れ に 対し 、高 度 成 長 期( 実 質 利 子 率=5 %) の場 合 にはほとんど同一の年負担額となっている。 こ の こ と か ら 、集 合 住 宅 の 場合 と 同様 に 、安 定 成 長 期 には 「 資 源 循 環 型 戸 建 住 宅 」の 建 築コストは高いが生涯住宅コストの年負担額は少なくて済むことがわかる。 7.2.9 性能要件と具現手段 以上 の検 討 の結 果か ら 、「 資 源 循 環 型 住 宅」 の経 済 優 位 性が わ か っ た の で 、表 4‑2‑2 を 見ながらそうした住宅を造るための技術的課題について考えてみたい。 142.

(11) 1) 材料の高耐久化 構造部材 の 高耐久化 に つ い て、 今 回の よ う な 200 年 間 に及 ぶ多 世 代に わ た る 長期 の耐 用 年数 を考 え る場 合に 裏 づ け と な る デ ー タが 少 なく 、現 に 使用 され 100 年 以 上 経 た材 料を 参 考に 類推 す る し か な い の が 現状 である 。近 年 問 題 と な っ て い るR C 造の 劣化 の 問題 の よ う に、 耐 久 性 に優 れ て い る と 思わ れ て き た材 料 でも 施 工 時 の品 質 管 理 の ま ず さ か ら意 外と 早 く劣 化す る 事実 も あ り 、集 合 住 宅 の構 造 部 材 の耐久性 の 向上 ,劣 化 防 止 を含 む 補修技術 や 部 材 交 換 技 術の 確立 が 課題 で あ る 。ま た、 現 在 構 造 部 材 の設 計 仕 様 は強 度に よ る規 定が 中 心と な っ て い る が、 今 後は 耐 用 年 数による 規 定も 盛り 込 む必 要が あ る と 考え る 。さらに 、 解体更新 の 困難 な集 合 住 宅 の構 造 材に 使わ れ るR C部 材 としては 、 都市環境 の 変化 やラ イ フスタイルの変化に対応して、部分的な部材の交換が可能な工法の開発が望まれる。 また 、構 造 躯 体 の耐 久 性に は仕 上 げの 状態 も 重要 で あ り 、単 に仕 上 材と し て の 美観 や耐 久性 ,材 料 の循 環 使 用 に優 れて い る だ け で な く、 防 水 性 や更新性 , 構 造 体の 管理性 にも 優 ライフステージ 従来型戸建住宅 ―30年更新 生涯対応型戸建 住宅―60年更新 資源循環型戸建 住宅―新築世代 資源循環型戸建 住宅―継承世代. 20代後半 40代前半 50代後半 (結婚自立) (子供の結婚) 〇 △ 〇 新築 部分改装 建替え 〇 △ □ 新築 部分改装 全面改装 〇 △ □ 新築 部分改装 全面改装 □ △ □ 継承・住戸再築 部分改装 全面改装. 70代前半 80代後半 (夫婦ともに死亡) △ × 部分改装 解体撤去 △ × 部分改装 解体撤去 △ * 部分改装 継承 △ * 部分改装 継承. 図 7-2-7 住み手のライフステージと改装・建替えのパターン 表 7-2-2 改 装・建 替えコスト. 新築 住戸再築 全面改装 部分改装. 資源循環型住宅 工事割合 コスト指数 1 100 3/5 60 1/4 25 1/10 10. コスト指数は新築コストを100とした指数 生涯対応型住宅 従来型住宅 工事割合 コスト指数 工事割合 コスト指数 1 100 1 100 ― ― ― ― 1/2 50 ― ― 1/5 20 1/4 25. 従来型住宅の新築コストを100とした指数 従来型戸建住宅―30年更新 生涯対応型戸建住宅 ―60年更新(Tr =1.1) 資源循環型戸建住宅 (Tr =1.3,再築-60年間) 資源循環型戸建住宅 (Tr =1.3,新築-60年間) 資源循環型戸建住宅 (Tr =1.3,180年間) 実質利子率0% 実質利子率2% 実質利子率5%. 0.0. 2.0. 4.0. 図 7-2-8 各住宅の LCC 年等価額の比較 143. 6.0 8.0 LCC年等価額.

(12) れている 必 要がある 。 そ の た め に は外 装 材 料 の開 発だ け で な く、 外 装パネル として 施 工 性 やメ ン テ ナ ン ス 体制 ま で考 えた 複 合 部 材の 開 発が 必要 になる 。内 装 材に つ い て は、 ラ イ フ スタイル の 変化 や世 代 の交 代に よ っ て 数 十 年 で更 新さ れ る こ と が 多 く、 耐 久 性 よ り も む し ろ可変性や更新性に重点をおいた技術開発が必要である。 2) 平面可変性と部材再利用性 「資 源 循 環 型 住 宅」 の 長寿命化 と 資 源 循 環 性 を具 現す る 上で 中心 となる 技術 として 、平 面可変性 や 部材 の再 利 用 化 を は か る た め の モ デ ュ ー ル 化 や部 材の シ ス テ ム化 , ユニット 化 などの技術がある。 こ う し た 技 術 は、 こ れ ま で機 能 的 な 建築 を 効 率 的に 造 る 技 術と し て 開 発さ れ て き た が 、 その 普及 は 大型業務 ビ ルや 規 格 型 住 宅 など 限 定さ れ た も の に 留ま っ て い る。 特 に住 宅 分 野 では 、工 業 化 工 法と し て そ の研 究 が盛 んに 行 わ れ て き た が、 施工 の 効 率 化の 側 面からの 研 究が 中心 で あ っ た た め に、 近年 の 住宅 の高 級 化・ 個 性 化 指 向 の中 で そ う し た 技 術の 使用 は むしろ後退している。 「試 作 住 宅 」で は外 装 に大 型パ ネ ル構 造を 採 用し 、仮 設 工 場 で一 体 的に 内 装 材 とガラス を仕 上げ 搬 入す る方 法 を採 用し た 。工 場で の 製作 はパ ネ ル フ レ ー ム を人 の作 業 高さ に 1 棟 分の パ ネ ル を固 定し 、 作 業 者が そ の間 を移 動 しながら 取 り付 け て い く方 法を 採 用し た た め に、 各 作 業 は非 常に 効率的 で あ っ た。 し か し 、ア ル ミ フ レ ー ム, 内装材 ,ガ ラ スと そ れ ぞ れ取 り付 け る職 人が 分 か れ て い る た め 、各 作 業の 準 備 工 程の 重複 や 手直 し の た め の 待ち 時 間などが 多 く実 測 工 数 としては 多 く な っ た が 、作 業の 標準化 や多 能 工の 育成 が 行わ れ れ ば 生産効率は高まることがわかった。 また 、内 装 部 材 に つ い て は 、ラ イ フ ス タ イ ル やラ イ フ ス テ ー ジの 変 化に 応じ 改 装が 行わ れ る こ と が 多く 部 分 的 な工 事が 多 い た め、 専 門 技 能 者 を 必要 と せ ず 多 能 工で 施 工が 可能 な システム の 開発 が望 まれる 。今 後 、こ う し た システム 建 材に 生 産 性 の向 上と い う生 産 者 側 のメ リ ッ ト だ け で な く 、更新性 や 変 更 性, 資 源 循 環 性 な ど住 み手 や 社会 のメ リ ッ ト も加 わ る こ と で そ の価 値も 高 ま る が、 商 品 開 発に あ た っ て は 顧 客の ニ ー ズ に合 った 高品質 ・高 デ ザインの商品開発を行うことが課題である。 3) 建材再利用 建材の再利用を具現化する技術には部材種類数の絞込みや分解性向上の工夫などが上 げ ら れ る が 、特 に 分 離 解 体 性 の向 上は 資 源の 循 環 利 用を 進め る 共通技術 として 重要 である 。 建築 の生 産 技 術 は、 これま で い か に効 率よ く 強固 に接 合 し一体的 に 機能 さ せ る か と い う 視 点か ら研 究 が行 わ れ て き た た め 、 部材 の分 離 解 体 性に 関 する 技術 は 最も 遅れ て い る 分野 で ある 。 「 試 作 住 宅 」に お い て は 釘の 使用 を 全廃 し 、両 面 接 着 テ ー プや ビ スなどを 使 用したが 、 接着 テ ー プ の利 用は 長 期 使 用で の 信 頼 性や 使用後 の は く 離性 な ど の 問 題 点も 多 く技 術 開 発 が元も必要な分野である。 4) 素材の再生利用 また 、建 材 の再 生 利 用 に つ い て は 現在研究 が 進ん で お り 、今 後 急 速 な技 術 進 歩 と普 及が 予想 さ れ る が、 使 用 量 の多 いコ ン ク リ ー ト や 木材 な ど に つ い て は 、 い か に し て 新規材料 と 同等のコストと性能の建材を実現するかが課題である。 自然循環系 木材 や自 然 還 元 性 樹 脂 など 自 然 循 環 素 材を 利 用す る こ と は、 廃材 の 処理 の面 か ら重 要で ある 。木 材 は施工性 , 居住性智 に 優れ 建 築 材 料と し て は 最適 な素 材 の一 つ で あ る が 、現 在 144.

(13) 建築 への 大 量 使 用に よ る森 林 資 源 の枯 渇が 問 題と な っ て い る 。試 算 によれば 、 木材 の使 用 年数 を 100 年に 高め れ ば、 日 本 国 内で 生産 される 木材 だけで 建 築 用 の需 要を ま か な う こ と が可 能で あ る が 4 )、そ の た め に は、 里 山の 保護 、 伐採流通 コスト の削 減 、木 材の 高耐久 か 処理 、再 利 用 可 能な 工 法の 普及 、 木材資源 の 再 生 処 理 技 術の 開発 な ど、 総 合 的 な技 術の 開 発が必要である。 以上 、性 能 要 件 を具 現 する 技 術 手 段の 課題 に つ い て述 べたが 、全 体 的な 傾向 として 、要 素 技 術と し て は こ れ ま で存 在す る も の で対 応 で き る分 野 も多 いが 、 資源循環 と 長寿命化 の 視点 から 個 々の 技 術 要 素を 再 評 価 し、 コ ス ト の低 減と 実 用 化 技 術 の 開発 を積 極 的に 進め 、 その 普及 を 図る 必要 が あ る と考 え る。 特に 、 資 源 循 環 仕 様は 新た な 技術課題 で も あ り、 R C構 造 躯 体 や内 装の ボード 類の 材 の取 り付 け 方法 、表 面 仕 上 材の 分 離 方 法の 開 発な ど建 築 技術 で対 応 が可 能な 分 野も 多く あ り、 今後 こ う し た視 点 に基 づく 技 術 開 発に 注 力す る必 要 がある。 7.2.10 サステナブル社会に向けた技術思想の転換 これまでの 経済性 の 検討 か ら、 安 定 成 長 期 には 集 合、 戸 建と も にス ト ッ ク 型 の住 宅 を造 る こ と に よ っ て 年間 の 負 担 額が 少 な く な る こ と が わ か っ た。 そ の た め に 生 涯 住 宅コスト が 削減 され 、 その 分を 生 活の ゆ と り 形成 に使 用 す る こ と が 可能 に な る 。特 に、 住 宅の 継 承 世 代で は そ の 効果 は大 き く、 新 築 世 代の 半 分 程 度の コ ス ト で済 む こ と に な る。 こ の た め、 図 7-2-9 に示 すように 世 代ご と に こ う し たス ト ッ ク を増 や し て い け ば 、同 じ収 入 で豊 かな 生 活を 楽し む こ と が可 能 で あ り、 よ く引 き合 い に出 さ れ る よ う に良 質 な社 会ス ト ッ ク に支 え ら れ たヨ ー ロ ッ パの 人 々は 、日 本 人よ り平 均 所 得 は少 ないが 生活 は 豊か だ と い わ れ る ゆ え んはこの辺りにあると考える。 そ の た め に は 、こ れ ま で い か に (現 在 要 求 さ れ て い る) 機 能や 品 質を 早 く安 く 提供 す るか. と言 う 効率優先 の 工業社会 の 技術思想 に 基づいて 構 成さ れ て き た住 宅を 、. 環境 や社 会 と調 和さ せ な が ら持 続 可 能 な生 活 環 境 を提 供 できるか. いかに. と い うサ ス テ ナ ブ ル 社. 会の技術思想に基づいて再構成していく必要がある。 土地 の 値段 が 安定 し 住宅 の 世代 を 越え た 使用 が 一 般 的 なヨ ー ロ ッ パ では 、 中 古 住 宅の 市 場が 整備 さ れ て お り 、 各自 の収 入 に応 じて ラ イ フ ス テ ー ジや ラ イ フ ス タ イ ル に 合せ た住 宅. 収 入. 生 活 消 費 財. 生 活 消 費 財. 生 コ 涯 ス 住 ト 宅. 宅生 トコ涯 ス住. 文化投資 生 活 消 費 財 生涯住宅コスト スト ック資産. 従来型住宅. 資源循環型 住宅―新築. 資源循環型住 宅―継承世代. 図ス 7-2-9 ストック型 社 会 に向 けゆとり 図 7-2-9 トック型社会に向けたゆとりの 形成. 145.

(14) を探 す こ と が で き る 。 日本 に お い てス ト ッ ク 型の 住宅 の 普及 を図 る た め に は 、 前項 で述 べ た技術面 の 開発 と と も に、 ス ト ッ ク型住宅 の 経済効果 を 皆が 享受 で き る よ う な ソ フ ト面 の 仕組 みを 形 成し て い く こ と も重 要 で あ る。 資 源 循 環 型 住 宅の 普及 を 促進 す る た め の ソ フ ト 面の 課題 と し て は、 マ ン シ ョ ン 総 プロ で指 摘 している 建 築 関 連 法 規 の改 正, 不 動 産 市場 の 整備 ,税 制 ,金 融 制 度 の整 備な ど ほ か 、長 期 の経 済 優 位 性を 日常 の 生活 の中 で 実感 で き る ような経済システムや社会システムも整備していく必要がある。 余談 に な る が、 か つ て 500 年 以 上 前に 建て ら れ た と い う ポ ポ ロ広 場 に面 した 建築家 の事 務所 を訪 ね た と き、 狭 い階 段を 上 り重 い扉 を 開けると 、 そ こ に近 代 的な オ フ ィ ス空 間が 突 然 出 現し 、 その 対比 に 驚か さ れ た 思い 出が あ る。 その 時 、窓 の小 さ な空 間の 中 では 照 明 器 具が 重要 な 役割 を果 た す こ と を 実 感し 、イ タ リ ア に素 敵 なデ ザ イ ン の照 明 器 具 が多 い わ け が よ く理 解 で き た。 ヨ ー ロ ッ パ で は、 ス ト ッ ク型 の住 宅 を自 分の 趣 味に 合わ せ て改 装す る た め にイ ン テ リ ア デ ザ イ ン が発 達 し て き た が 、日 本に お い て も「 資 源 循 環型 住 宅」 の普 及 とともに 、 既存 の空 間 を自 分な り に造 り替 え 豊か に暮 ら す た め の 様 々な 工夫 が 進み 、そ れ に応 じた 新 しい 多様 な 生活産業 が 生ま れ、 そ う し た幅 広 い生 活 産 業 に支 え ら れ た生 活の 豊 かさを実感できる資源循環型社会が形成されるものと考える。. 146.

(15)

参照

関連したドキュメント

居宅介護住宅改修費及び介護予防住宅改修費の支給について 介護保険における居宅介護住宅改修費及び居宅支援住宅改修費の支給に関しては、介護保険法

類型Ⅰ 類型Ⅱ 類型Ⅲ 類型Ⅳ 類型Ⅴ. 建物敷地舗装面

学識経験者 小玉 祐一郎 神戸芸術工科大学 教授 学識経験者 小玉 祐 郎   神戸芸術工科大学  教授. 東京都

2.集熱器・蓄熱槽集中 一括徴収 各住戸支払 一括徴収 3.集熱器・補助熱源・蓄熱槽集中 一括徴収 一括徴収 一括徴収. (参考)個別設置方式 各住戸支払

取組の方向 安全・安心な教育環境を整備する 重点施策 学校改築・リフレッシュ改修の実施 推進計画 学校の改築.

台地 洪積層、赤土が厚く堆積、一 戸建て住宅と住宅団地が多 く公園緑地にも恵まれている 低地

第9条 区長は、建築計画書及び建築変更計画書(以下「建築計画書等」という。 )を閲覧に供するものと する。. 2

太陽光発電設備 ○○社製△△ 品番:×× 太陽光モジュール定格出力