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「神戸市情報教育基盤サービスの調達」

(Kobe city Information Infrastructure service For education = KIIF)

仕様書

平成20年3月

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1. はじめに...3 2. 教育現場に資するためのICT環境...4 2.1. (児童・生徒)主体的な利用...4 2.2. (教員)ナレッジの共有 ...4 2.3. (教育委員会)コンプライアンスの遵守 ...5 3. 情報教育基盤サービスの調達の概要...5 3.1 提案内容と評価 ...5 3.2. サービスの導入から運用まで一体的な IT サービス調達について ... 6 3.3. 落札者の責務 ...6 4 ハードウェア/ソフトウェアの配備と重要な環境...7 4.1. 端末に必要な要件...7 4.2. サーバ...8 4.3 プリンタ ...8 4.4. 端末の配備等について...8 4.5. 端末配備に伴う事前現地調査...9 4.6. 通信経路、端末設置や運用において前提条件とする条件について... 10 5. 情報教育基盤サービスを構成するシステム... 10 5.1. ネットワーク管理システムに求める機能 ... 11 5.2. 集中管理システムに求める機能 ... 13 5.3. 操作権限・アクセス制御管理システムに求める機能 ... 15 5.4. 情報発信システムに求める機能 ... 17 5.5. 情報共有システムに求める機能 ... 17 6 その他情報教育基盤サービスで実現すべき機能... 19 6.1. 既に導入済みの機器・ソフトウェアの処理について... 19 6.2. 証跡管理の実現... 19 7 運用... 20 7.1. 運用に際して要求すること ... 20 7.2. 運用にかかわる提案の記述 ... 20 8 諸要件に関すること... 21 8.1. 本市教育委員会の体制... 21 8.2. 本市教育委員会の利用者が運用支援としてできること... 22 8.3. セキュリティ要件 ... 22 8.4. SLA遵守に関する規定 ... 24 8.5. 文書と情報及び権利の取り扱いに関する要件... 24 8.6. 情報教育基盤サービスの導入に関する要件 ... 25 8.6.1. 教育用端末及び教員用端末を除く機器の設置場所 ... 25

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8.6.2 設置条件 ... 25 8.6.3 機器構成について... 25 8.6.4 ネットワーク環境について ... 26 8.6.5 操作性に関する要件 ... 26 8.6.6 技術的要件... 26 8.6.7 信頼性・可用性要件 ... 26 9 サービスデスクの要件... 27 9.1. 情報教育基盤サービスの運用とそれに伴うサービスデスクの要件 ... 27 9.2. 端末利用に関する要求とそれに伴うサービスデスクサービス用件 ... 29 10 移行およびサービス導入・研修... 31 10.1. 本市教育委員会が想定する移行設定事項... 31 10.2. 移行設定サービス... 31 10.3. 研修 ... 32 別紙1.標準的なソフトウェア... 34 別紙2 学校園所在一覧... 35 別紙3.現行 神戸情報教育ネットワーク図... 43 別紙4.プリンタ要求仕様... 44

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1. はじめに 文部科学省が目標に掲げているとおり、高度情報通信ネットワーク社会が進展していく中で、児 童や生徒がコンピュータやインターネットを活用し、情報社会に主体的に対応できる「情報活用能 力」を育成することは非常に重要です。 そして、教員みずからが「情報活用能力」を高め、各教科等の授業の中で「わかる授業」や「魅力 ある授業」の実現を目指すことは大切なことです。 また、学校を取り巻く環境はめまぐるしく変化し、「情報活用能力」だけでなく、「情報セキュリテ ィ」や「情報モラル」についての力を高める必要性も生まれてきました。 こうした情報化に対応した教育を実現するため、神戸市教育委員会は、学校における ICT 教育 環境の整備、情報セキュリティの確保および IT サービスレベルの向上による校務効率化を図り、IT サービスマネジメントシステム構築の必要性から、「サービスマネジメントの計画立案と導入」の具体 的行動として「神戸市情報教育基盤サービス(以下、「情報教育基盤サービス」という)」の調達を行 います。 神戸市教育委員会事務局総務部調査課(以下、「本市教育委員会担当者」という)は、組織内 のサービス提供者として神戸市教職員等(以下、「利用者」)に対してPCの利用環境を提供する役 割を果たすものとします。現在、PCの利用環境サービス提供者に連なるサービス供給者には、回 線サービス供給者、神戸市教育情報ネットワークサービス供給者(L3 におけるPCへの IP アドレス の付与、SMTP、POP、HTTP 等の主要プロトコル上でのメールや Web 接続サービス)である2者が 存在します。 回線サービスおよびネットワークサービスについては、今後、ICT教育環境においてさらなる拡 充が予想されることを考慮すると早急な見直しが必要であり、本調達においては、それらのサービ スサプライチェーンを包括する「情報教育基盤サービス」の供給者を選定することとし、この情報教 育基盤サービス供給者は、本市教育委員会と共同で立案したサービスマネジメント計画に従い、 今年度「新規サービスの計画立案および導入」、IT サービス運用管理に必要不可欠なプロセスの 導入(「サービスマネジメントプロセスの導入」)を行います。今後中長期的にはこの調達を中心に 本市教育委員会によるサービス供給者の管理を検討、最適化していきます。 なお、「情報教育基盤サービス」には、個人情報を扱う教員用端末および主に校内PC教室での 利用を目的とした個人情報を扱わない教育用端末の2種類の端末のハードウェアとソフトウェアの 提供も含めることとし、平成 21 年度までに全学校への配備を目標として、計画を立案していただき ます。 また、本調達はサービス調達を入札に付するものです。本市教育委員会向けに構築されるシス テムのハードウェアやプログラムプロダクト等の資産を本市教育委員会から見て流動化し、柔軟な サービス導入ができることを期待しています。提供されるサービスは行政分野に限らず、広く提案 者が他業種等で実績を持ち、短時間で本市教育委員会に適用できる柔軟かつ拡張性の高いもの を期待します。

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今回特にサービス品質を確保するために、サービス供給者の指針や具体的な実装方法に踏み 込んだ提案を求めます。その際、JIS Q 20000-1 等の規格に準拠した、運用 PDCA サイクルによ る改善を本市教育委員会と共有し、信頼できるサービス提供のプロセスを有しているか評価するも のとします。 本調達の趣旨をふまえていただき、効率的で効果的な情報教育基盤の実現のため、多くの提案 に期待しています。 2. 教育現場に資するためのICT環境 情報教育基盤サービスの調達に伴い、小中学校の児童・生徒用の教育用端末及び教員用端 末を約 18,000 台導入します。今回の調達は、従来の文部科学省基準に沿った端末配備が目的で はなく、児童・生徒、教員及び教育委員会の 3 者が抱える課題を個別に解決するのでなく 3 者一体 で解決する手段としてICTを活用することにあります。以下はそれぞれの課題です。3 章以降でそ の課題に対して本市教育委員会がどういったICTサービスを導入するかを記載していきます。 2.1. (児童・生徒)主体的な利用 児童・生徒がICTを活用できる環境は、学校ではPC教室しかなく、そのためICTを使った主体的 な利用は制限されています。PC配備が本格的に始まった6年前の状況とは違い、PCはコモディテ ィ化(日常品化)してきており、PCがない家庭は皆無に近くなっています。そのような状況にある児 童・生徒には、自身の学習の補助としてICTを活用する手段を獲得させるための環境を学校に構 築しなければならないのではないかと考えております。 またICTを有効的に活用するためには、文章の信ぴょう性を問う読解力や矛盾を看破する論理 的思考が背景になくてはなりません。そうした能力を獲得する過程と並行して、児童・生徒がICTを 自身のために活用する能力を身につけるには、少なくとも小学校から中学校まで違和感なくICTに 接し続けるための環境を小学校と中学校で統一しなければなりません。 加えて児童・生徒の情報リテラシーには大きな差がみられ、個別学習だけでなく、一斉授業にお いては、PCのスイッチ、キーボードの配列なども大きな障害となることも考えられ、最低限、同一P C教室内では、メーカーや機材を同一にする必要があります。 ただし、児童・生徒の利用については、機器の破損などの危険性が高いので、機器の配備方法 については十分検討しなければなりません。 2.2. (教員)ナレッジの共有 学力向上など社会から学校すなわち教員に求められる要求や関心は、年々大きくなっており、 教員個人で解決できる領域を超えつつあります。従来は研修会等で聞いた他の教員の知識・経験 を参考にして、自身が抱える問題を解決してきましたが、現状は、教員は多忙を極め研修会に参 加する余裕もない状態にあります。そこで教員を孤立させないためにも研修会と同様のナレッジ (知識)を共有する場を、時間・距離に制約されない形で提供しなければなりません。そのためには

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ICTを活用することが有効手段となると考えられます。 ナレッジ(知識)を共有する場を構築するためには、教員1人1台体制が条件となります。ただ今 回の情報教育基盤サービスの調達では、教員1人1台体制を最終目的としておらず、ナレッジ共有 を勧めるために教員間の情報リテラシーの差を埋めるインターフェースを提供することにあります ナレッジ共有によって教員の情報リテラシーが向上すれば、普通教室でのICT活用や校務処理 の効率化もより一層進展するのではないかと予想されます。 2.3. (教育委員会)コンプライアンスの遵守 過去の不祥事に際して市民から本市のコンプライアンスに対する姿勢を問われるようになり、平 成18年9月に、「神戸市政の透明化の推進及び公正な職務執行の確保に関する条例」を制定し ております。本市神戸市教育委員会としてもコンプライアンスを遵守する立場にあり、同様に全学 校園においても遵守しなければなりません。 コンプライアンス遵守は、なによりも優先されるべきことであって、今回の情報教育基盤サービス の調達では、教員用端末及び教育用端末に対して何らかの対策をする必要があります。本市教育 委員会は、この制約と円滑なICT環境の提供という一見矛盾する行為を全体として満足できるよう に調整していかねばなりません。 3. 情報教育基盤サービスの調達の概要 3.1 提案内容と評価 「1.はじめに」で触れたとおり、神戸市教育委員会事務局総務部調査課は組織内の端末利用環 境を提供するサービス提供者です。サービス提供者として情報セキュリティの確保および IT サービ スレベルの向上を図るため、「神戸市情報教育基盤サービス」を本調達の落札者からサービス供 給を受ける形態で、利用者(本市教育委員会教職員)に対してサービス提供を行います。 提案者には本仕様書の内容を必要なプロセスの設計のための条件や達成すべき目標等として 理解した上で、サービスマネジメントの計画案を提案していただきます。この提案内容を評価基準 に従い内容点として評価します。特に「神戸市情報教育基盤サービス」を構成する要素(ハード、ソ フト、サービス)については、教育分野に特化したものではなく、一般ビジネス分野での組織におけ る IT 統制で広く用いられ、提案者自らの組織にとっても有用であると確証できるものを提案してくだ さい。 決定した落札者は加えて、平成 18 年度に実施した学校の現状把握の調査結果を参考に本市教 育委員会の情報教育基盤サービス安定稼働に向けて本市教育委員会と共に計画および改善サ イクルを規定し、定める役割分担に従って責務を果たしていただきます。 この計画に従って落札者においては、「新規サービスの計画立案および導入」を実施し、サービ スプロセスを提供できる体制を平成 20 年 8 月までに整えていただきます。 特に、平成 20 年度に は、サービスの一環として新たに約 7,000 台の教員用端末を配備します。 情報セキュリティの脆弱性や新たな脅威に対処でき、省エネルギーや環境問題にも配慮した効

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率的で効果的、最小の費用で情報教育基盤サービスを提供できる提案をお願いいたします。 提案に基づくこのサービスの運用管理については JIS Q 20000-1:2007、JIS Q 20000-2:2007、 情報セキュリティに関しては JIS Q 27000-1:2006、JIS Q 27000-2:2006、等に準拠した提案を期待 し、提案評価の基軸とします。 3.2. サービスの導入から運用まで一体的な IT サービス調達について 事業継続性の確保を前提に、本市教育委員会が資産を保有することで発生する初期費用の 負担を軽減し、柔軟なマネジメントを実現するため、この情報教育基盤サービスでは、新規導入 のハードウェア及びソフトウェアは本市の資産とせず落札者が調達し、各サービスとして提供する ものとし、システム開発、要員の提供、運用場所の確保、資料作成、分析、報告、改善に関する 助言等も含めてサービス化し調達することとします。ただし、既存の資産の有効利用については これを妨げるものではなく、本市資産の再配置や再利用等の手法等で、調達費用の低減や環 境に配慮した廃棄物を出さない提案を期待します。本調達は契約期間を通じた利用者への一 定レベルの提供が行われることが最優先目標であり、従来の物品を中心とした契約当初新品ハ ードウェア、最新版ソフトウェアで契約期間末期まで、機器の故障を中心とした保守を行うというも のではないことを理解した上で最小の経費で最大の効果が得られるサービスを提供全体最適化 する提案をしてください。 なおソフトウェアについては、端末の OS 及び別紙 1 で指定したものを調達し、必要であればソ フトウェアのライセンスに関する契約は別途、権利者と本市の間で結ぶものとします。 3.3. 落札者の責務 落札者は、本仕様書に掲げる要件・機能等の条件が最低必要条件であり、神戸市情報教育基 盤サービスは落札者から供給されると認識し、その範囲において責任をもって構築・運用を行うも のします。具体的には、以下のような内容と手順で別紙 2 にあげるすべての学校園施設をサービス 提供範囲として IT サービスを実現していきます。 (1)神戸市情報教育基盤サービス供給計画の策定(概要は提案内容として提出) (2)神戸市情報教育基盤サービス供給のための学校園等における現地調査。既存環境の確認と 資産調査とリスクアセスメント。 (3)端末配備において、教育用端末約 11,000 台、教員用端末約 7,000 台の調達、端末にインスト ールすべきソフトウェアの調達、ソフトのインストール、設定、配備、配置に係わる工事、動作確 認、現地説明会の実施 (4)資産集中管理システム、ネットワーク管理システム、個別の業務システム群の構築 (5)(4)に必要な機器の調達、設定、設置 (6)学校園に対する神戸市情報教育基盤サービスの供給 (7)移行作業の実施

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(8)利用者が神戸市情報教育基盤サービスを利用するために必要な図書の作成、講習会・研修 会の実施 (9)神戸市情報教育基盤サービスの運用およびプロジェクト管理 (10)神戸市情報教育基盤サービスの提供に係わるシステム開発、要員の提供、運用場所の確保、 資料作成、分析、コンサルティング (11)落札者が提案した付加サービス、システムの開発、構築、供給、運用 などとなります。 そして、これらの供給に係わる費用はすべて落札者の負担とします。くわえて、神戸市情報教育 基盤サービスの供給における本市教育委員会の行う効果や課題の検証にも協力することとしま す。 また、神戸市情報教育基盤サービスにおいて落札者が保証した性能・機能を要因とする問題、 たとえばセキュリティの事故などについても責任を負うものとします。 4 ハードウェア/ソフトウェアの配備と重要な環境 4.1. 端末に必要な要件 端末に必要な要件としては、直近導入の PC 教室の環境をベースラインとし、導入当初において は以下の性能を最低限と考えています。このベースラインを基準として提案内容を評価します。 【導入 PC の仕様】 ・児童生徒機(ノート型 PC)

CPU:CeleronM 1.73GHz、チップセット:Intel 940GML Express メモリ:256MB DDR2-SDRAM、HDD:Serial 40GB ディスプレイ:15.0 インチ TFT XGA、光学ドライブ:CD-ROM(24X) OS:WindowsXP Professional 主たるソフトウェア:MS Office2003Std(2007 のダウングレードによる) 主たる使用目的:OS の操作の習熟、教育用ソフト、office ソフトによる学習、 インターネットによる調べ学習等 ・教師機(デスクトップ型 PC)

CPU:Athlon64X2 2GHz、チップセット:ATI RADEON XPRESS1150 メモリ:1GB、HDD:80GB 光学ドライブ:DVD スーパーマルチ、外付けディスプレイ:17.0 インチ TFT SXGA OS:WindowsXP Professional 主たるソフトウェア:MS Office2003Pro(2007 のダウングレードによる) 主たる使用目的:OS の操作の習熟指導、教育用ソフト、Office ソフトによる指導、 インターネットによる調べ学習指導、映像・画像編集による教材作成等

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教員用端末は職員室および職員室外(普通教室など)を移動して作業するため、ノート型を希望 します。教育用端末はデスクトップ(省スペース)型も可とします。 本調達の目的に ICT 環境の統一をあげていますので、教育用・教員用端末のハードウェア・ソフ トウェアともそれぞれの使用目的をふまえながら、OS・Office ソフトともできるだけ統一された環境の 構築を優先させてください。また、OS は操作習熟にも使用しますので、最新の OS を備えることを高 く評価します。6年間の指導を考慮し、アップグレード権を有したライセンス形態が必要と考えられ ます。 また、少なくとも児童生徒や教員が学校や家庭において、Office ソフトにより作成したデータの互 換性は保たれなくてはなりません。 加えて端末ハードウェアについては以下の点にも留意してください。 ・可搬性(ポータビリティ) 教員用端末については、職員室の利用のみならず、普通教室での利用が必須です。その ため持ち運びできる筺体の端末を配備していただく必要があります。 ・堅牢性 教育用端末については、児童・生徒が操作するため堅牢性が強く求められます。特にキ ーボードは、破損することがよくあり、代替品を常に確保する必要があります。 なおPC教室内の教育用端末、ディスプレイ、キーボード及びマウスについては、それぞれ同じメ ーカーの同じ機種に統一して下さい。 4.2. サーバ サーバの種類、台数、配置等については提案者の自由にまかせます。集中管理システムのう ちストレージに係るおおよその容量、ユーザ数」についての基礎的な想定は以下のようなもので す。 教員一人当たり1GB/年・人、メール500MB/年・人 教育用 500GB/校・年 ユーザ数 約10,000人 4.3 プリンタ 職員室のプリンタについても今回のサービスに含めます。台数は1台で構いません。プリンタの 仕様は、別紙4を参照してください。 4.4. 端末の配備等について (1)配備する端末数 ・対象校:小中学校および総合教育センター ・教職員数:約7,000人

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(2)配備計画 【平成 20 年度】 別紙6 ①(平成 20 年8月導入予定) 教育用端末 約 2,300 台 ・・・・(1) ②(平成 20 年 11 月以降導入予定) 教員用端末 約 7,000 台 ③(平成 21年1月以降導入予定) 教育用端末 約 4,300 台 ・・・・(2) 【平成 21 年度】 ・ (平成 21 年 7 月導入予定) 教育用端末 約 4,500 台 ・・・・(3) ※教育用・教員用端末はそれぞれの使用目的に応じた仕様のものを配備してください。 ※教育用端末については、学校に42台、そのうち1台を職員室に配備してください。 (一部の学校については84台、そのうち2台は職員室に配備してください。) ※各導入時期の(1)~(2)は別紙 2 の各設置校の配備計画に対応します。 ※教員用は全小中学校および総合教育センターに配備してください。 4.5. 端末配備に伴う事前現地調査 教育用端末及び教員用端末を配備する前に配備対象となる学校において事前調査を行ってく ださい。その上で学校と具体的な導入スケジュールを協議し、本市教育委員会に調査方法・調査 結果と併せて導入スケジュールを報告してください。 ※調査方法に不備があって運用後にトラブルが発生した場合は、その問題解決にかかる費用は、 サービス供給者で負担してください。 事前調査として以下の項目を最低限行ってください。事前調査が必要な項目が他にあれば、本 市教育委員会に相談してください。事前調査は、平成20年8月中に完了してください。 ① 電気容量等 全ての端末が配備された場合、学校の現状の電気設備で一斉使用に耐えうるか否かの調 査。 ② 端末設置場所 必要台数分の端末を十分に設置できるスペースがあるか否かの調査。 ③ 無線LANで配線する場合の電波干渉 LAN配線を無線LANで提案する場合、データ通信速度を維持するために複数設けるであろ うと予想されるアクセスポイント同士の電波干渉、校外からの電波干渉、電化製品による電波干 渉、既に利用している機器との規格の違い(IEEE 802.11n と IEEE 802.11b/802.11g)による電波 干渉を受けないか否かなど常時使用に耐えうる通信速度を維持できるかについての調査

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4.6. 通信経路、端末設置や運用において前提条件とする条件について 本調達において、教職員が操作する端末等の機器は必ずしも安全ではない場所、通信経路 で操作されるものとします。すなわち、一般的な役所やオフィスとは違う脅威が、端末が運用され る場所や環境に存在するとします。 総務省が発行する「テレワークセキュリティガイドライン」の技術要件を踏まえて、データ資源に アクセスする前提要件は以下のとおりです。 ① 許可される端末は本市が支配関係にある資産として登録され、使用毎に機器および操作 するユーザが認証されていること。構成管理データベースに記載されない機器はネットワ ークからのアクセスレベルで拒否される。 ② 教師用の端末は、職員室、教室、その他へと教員の責任において移動する ③ 現状および今後調達、使用される通信経路は安全でない経路と認識する。 ④ データにアクセスする作業端末(PC)の記憶領域にはデータが残らない。原則、集中管 理するストレージサービスにおいてデータの保存がなされるものとする。 ⑤ 端末の紛失、ID/PW の漏洩、認証のためのデバイス等がそれぞれ単独に悪意の第3者 の手におちても、安全が保証できるようにする。 ⑥ ストレージサービスを含むサービス提供のための拠点はそのファシリティからアプリケーシ ョン層までセキュアな環境にあるものとする。 ⑦ アクセス経路別に新たな経費が発生しない。 5. 情報教育基盤サービスを構成するシステム 以下の5つのシステムは、情報教育基盤サービスを構成すると共に基幹を為します。実際 のサービス供給に関しては以下のシステム機能の分割についてこれを総て縛るものではありま せん。 (1)ネットワーク管理システム 最適なパフォーマンスを維持するためにネットワークを維持・管理する仕組み。情報教 育基盤サービス供給者がネットワーク体系の構築と維持を担うこととします。 ユーザおよび端末等を認証するシステムを含み、その前提となるユーザ ID 管理システ ムもこの管理システムに含むものとします。 このネットワークに関わるすべての通信等に関わる暗号処理についてもこの管理システ ムで掌握するものとします。 通信等における記録取得と保存についてもこのシステムの機能範囲とします。 (2)操作権限/アクセス制御管理システム 端末の利用を方針に従って操作を制御・管理する仕組み。 (3)集中管理システム メンテナンス(データ管理・ソフトウェア更新)など端末を安全・安心に利用できるように中 央で制御する仕組み。データのストレージシステムを含みます。

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(4)情報発信システム 学校とインターネット(外部)間で安全に受発信する仕組み。 (5)情報共有システム 教職員間の情報共有をサポートする仕組み。 5.1. ネットワーク管理システムに求める機能 (1)ユーザ ID 管理機能 ユーザのID を教育委員会の指示に従って行います。 (2) 認証機能 ユーザ、端末装置等を認証します。 (3) 暗号基盤 通信やデータ保存のための暗号について、その基盤を提供します。 (4)インターネット接続サービス PC教室での教育端末の同時使用などトラフィックが短時間に集中する場合があるので、イ ンターネットへの接続速度は、ベストエフォートではなく常時 100Mbps以上が必要です。拠 点での集約のためのルータも調達範囲となります。

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(5)学校間ネットワーク(センター学校間ネットワークも含む)のサービス品質維持 今回の調達の対象外である学校間ネットワーク(センター学校間ネットワークも含む)につ いては、サービス品質を毎月評価し、品質が劣化している場合は通信事業者に対して品質 の改善を要求するといった対策を講じるなどのPDCA サイクルを策定する必要があります。 (6)端末障害時および校内ネットワーク障害時における対応の迅速化の実現 情報教育基盤サービスでは、端末で障害が発生した場合に限らず、既設の校内ネットワー クに障害が発生した場合も端末が使用出来ないなどの重大な問題が発生する可能性がありま す。そのため学校間ネットワークのみならず校内ネットワークについても遠隔監視を行い、ネッ トワーク機器・ケーブルの代用品の確保と迅速な障害復旧などの対応が業務継続性確保の観 点からも必要となります。 (7)普通教室での使用 普通教室で端末を使用する場合、その端末の用途に合った使用が可能でなければなりま せん。例えば教育用端末は、PC教室で使用しても普通教室で使用しても教育用端末として 起動しなければなりません。 また、教員用端末は、普通教室で使用した場合、教員用端末として起動するか、教育用 端末として起動するか、選択できることが必要です。 (8)フィルタリング WEB(URL)フィルタリングとメールフィルタリング(迷惑メール)が必要です。 ① WEB(URL)フィルタリング ・教育基盤サービスを通してインターネット接続する端末をすべて対象とします。 ただし、職員室に設置する教育用端末(1台のみ)については対象外とします。 ・本市教育委員会がフィルタリング対象となるURLを設定に追加または除外できること。 ② メールフィルタリング フィルタリングによって迷惑メールと判断したメールは、メーラーの「迷惑メール」フォルダに 移動させてください。ユーザの検証なしでシステム的に削除しないでください。 (9)平成22年度の学校間ネットワーク見直しの対応 平成22年 8 月 31 日で現行の学校間ネットワークの契約は終了します。 新たな通信事業者と契約し、学校設置のルータ及び学校間ネットワークを更新する際、校 内ネットワーク及びセンター側の設定作業費は、今回のサービスに含めることとします。

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5.2. 集中管理システムに求める機能 (1)神戸市情報基盤サービスへのアクセス制御の実現 利用者認証の仕組みによって端末起動時およびアプリケーション起動時の利用者および 端末の認証を実現します。認可されない利用者や端末を含む機器はすべてのサービスを利 用できないものとします。認証については ID/PW 等の「知っているもの」に加えて「持っている もの」等を加えた認証レベルを設定します。また必要に応じて端末も認証することによりセキュ リティを強化します。 神戸市立学校の情報資産へのアクセスを、神戸市教育委員会が承認した者に限定するとと もに、誰が、どのサービスをどの端末から利用したのか、情報資産へのアクセスを行ったかを 特定します。ただし、教育用端末については、利用者認証を必要としません。 ※神戸市情報基盤ネットワークで提供される各サービスの利用を前提としません。 この利用者を認証する仕組みには ID 管理の仕組みが別途必要となります。その仕組みに は異動や紛失に即時に対応できる管理方法も考慮に入れなければなりません。 (2)ICT教育環境の統一 現在、教育用PCのリース時期が違うため学校ごとにOSやインストールソフトが違うなどICT 教育環境が統一されていません。そのため神戸市教育委員会としてのICTを使った授業の指 針が作成できず、一部の学校では教育用PCが十分に活用されていると言えない状況にあり ます。まず教職員と児童・生徒が使う端末を教育上必要な環境に統一し、積極的にICTを使 った授業が行える環境を実現してください。 (3)契約期間内のOS及びソフトウェアのアップグレードもしくはバージョンアップ対応 契約期間内にOSがアップグレードされた場合、少なくとも1回は全端末のOSをアップグレ ードしてください。例えば教育用端末及び教員用端末のOSに WindowsXP を導入する場合は、 原則として契約期間内に全端末を最新OSにアップグレードしてください。 アップグレードもしくはバージョンアップをするか否か及び適用時期の判断は、本市教育委 員会と変更管理、リリース管理に基づき評価の上、行うものとします。 (4)データ集中管理 教員用端末が扱うデータについては、外部に一切漏れないようにしなければなりません。そ のため集中管理システム内のストレージに全て蓄積するなどの機能が必要です。 (5)端末障害管理 教員用端末については、故障が発生すれば至急に復旧しなければならない場合がありま す。その場合、端末のディスクのバックアップを遠隔操作で予備の端末にインストールすると

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いう復旧方法などが必要だと思われます。そのため教員用端末および学校で共通した教育用 端末のバックアップデータを管理する機能が必要です。 また運用の中でディスクのバックアップについてもソフトウェアをバージョンアップするなど最 新の状態を維持する作業が必要になると思われます。 (6)リモートメンテナンス機能 情報教育基盤サービス運用およびサービスデスクの業務を円滑に実現するための機能とし て、構成管理機能と連携し、全学校の端末へのリモートメンテナンスを実現する機能を構築し ます。 (ⅰ)パッチおよびアップデート情報の配布 校内ネットワークに接続する端末に対してパッチおよびアップデート情報を配布する機能 を有することが必要です。適用のタイミングは、情報教育基盤サービス運用場所でスケジュ ーリングまたは手動で設定できるものとします。また、必要に応じて配布の適用状況や未適 用端末の一覧表を作成することもできるものとします。 (ⅱ)ソフトウェアリモートインストール 校内ネットワークに接続する端末に対してソフトウェアをリモートインストールできる機能を 有することが必要です。対象端末は複数選択できるものとし、ソフトウェアリモートインストー ルするタイミングは、情報教育基盤サービス運用場所でスケジューリングまたは手動で設定 できるものとします。また、必要に応じてインストールの実行状況や未完了端末の一覧表を 作成することもできるものとします。 (ⅲ)操作補助 遠隔地にある校内ネットワークに接続する端末で表示されている画面(リモートデスクトッ プ等)を情報教育基盤サービスの運用場所にある端末で表示し、リモート操作する機能も 有することが必要です。 (ⅳ)遠隔地にあるファイル配布 任意のファイルを端末に一括配布できる機能を有することが必要です。配布するタイミン グは、情報教育基盤サービス運用場所でスケジューリングまたは手動で設定できるものとし ます。また、必要に応じて配布状況や未配布の端末の一覧表を作成することもできるものと します。 (5)複数のPC教室対応 生徒数が多いため第2PC教室を設置している学校があります。その学校の第2PC教室に

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生徒数が減少している学校から教育用端末を移設しても問題なく稼働できるようにする必要 があります。 5.3. 操作権限・アクセス制御管理システムに求める機能 (1)認証デバイスによる認証機能とディレクトリ機能との連携による操作権限の制限 操作権限が制限されたユーザとしてPCを起動させるようにします。 また、認証デバイスによる認証機能とディレクトリ機能との連携により、例えばPCのログオン の制御、PC上で利用できる機能や操作の制限、共有資源等へのアクセス制御等の実施に加 えて、例えば Active Directory で設定可能な類のグループポリシーの適用なども実施します。 操作権限の制限を行うポリシーの適用に関するノウハウを獲得し、適用して行きたいと考え ています。これについても、情報資産に対する脅威や脆弱性を除去するためのPDCAサイク ルを実施するなかで、何が有効なポリシーであるか、情報教育基盤サービス供給者の協力を 得て検討していきたいと考えています。 (2)ネットワーク上での教員用端末と教育用端末の分離を実現します。 教育用端末から教員用端末のデータを読み取れないように学校単位でそれぞれをグルー プ化し、教育用端末からの個人情報漏えい防止を実現します。 (3)情報共有のための教材データと個人情報の情報管理(フォルダーに対するアクセス) 教員用端末では、記憶媒体を用いて外部のデータが取り込めなくします。教育用端末42台 のうち少なくとも 1 台のみ教材作成端末として位置づけ、職員室に設置します。その端末には、 教材共有領域に対して書き込みを許可し、教員用端末は教材共有領域に対して読み込みだ けを許可します。これによってデータの流れが1方向のみになり、教育用端末に個人情報が流 れ込むことを防止(漏えい防止)が可能となり、同時に教材データなどの外部データを取り込 むことができます。

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(4)教育用端末の起動時の初期化 教育用端末が起動する際に、学校導入時の状態に復旧します。これを以て児童・生徒 が操 作の過程で知らずにウィルスに感染した場合の対策に充てます。 (5)グループ管理 利用者の属する学校を単位として、グループ等の設定をし、集中管理が必要です。 グループ等の設定については、本市教育委員会と協議の上別途定めることとします。 (6)デバイス使用制御 個人情報を取り扱う教員用端末でのCD―RやUSBメモリなど外部記録媒体の利用を制御 (許可・不許可)する仕組みの実現 情報セキュリティ対策の具体化とは、使用を許可していないPCの持ち込みや神戸情報教育 基盤サービスの提供するネットワークから外部への情報資産の持ち出しをさせないなどの対策を 施すことと言えます。 「教員用端末では、CD-R やUSBメモリなど外部記録媒体の利用を禁止」するという方針を適 用することとし、接続が許可されていないPCのネットワークへの接続についても情報資産へのア クセスにつながる可能性があるので禁止します。 ただし、マウスやテンキーなどの入力デバイスや、必要であれば認証用のカード読み取り機な

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どを外部デバイスとして使用する場合には、限定的に使用を可能とする機能を有することが必要 です。 5.4. 情報発信システムに求める機能 (1)コンテンツマネージメントシステムの導入 ホームページで学校から情報発信する際に最も問題になるのが、ホームページを編集できる 教職員がいるかどうかです。いたとしても、その教職員に編集業務が集中し、情報に偏りが出て しまう場合があります。そのため、情報リテラシーに関係なくワープロのような編集感覚で、情報 発信できるブログまたはテンプレートなどの技術の導入が必須だと考えられます。また情報発信 には、スピードも求められることから校長の承認のみで外部に公開するシンプルな仕組みも必要 です。保護者が望む情報がスピーディに学校から発信できる仕組みを期待します。 (2)既存のホームページの活用 既存のホームページをコンテンツマネージメントシステム上で維持管理できる仕組みまたはデ ータ移行(変換)が必要です。 (3)テンプレート 学校ごとの個性を出すためにもデザインテンプレートは、できうる限り多く提供してください。 (4)携帯電話対応 各キャリアに対応した携帯用のホームページが作成できる機能が必要です。なおパソコンと携 帯電話のページは、同じURLで自動的に振り分けるようにしてください。 5.5. 情報共有システムに求める機能 (1)学校単位での共有フォルダの提供 教職員 1 人に対してPC1 台を配備できていない現状では、情報の共有には専ら紙を利用して います。そのため情報の引き継ぎに時間がかかり校務能率を低下させる原因の一つとなってお ります。またPCを利用した情報活用も進んでいないのが現状です。 神戸市情報教育基盤サービスで学校単位の共有フォルダ(教材用、校務用)を提供すること で、情報活用による校務能率の向上を促進します。

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(2)情報検索(エンタープライズ・サーチ)の実現 共有データとして認識された教職員のデータの全データを検索対象として全文検索サイトを 構築します。この全文検索機能によって、学校を超えた情報の共有、例えば小学校と中学校の 指導連携のための情報の共有を実現します。 語句検索の結果、表示される項目として学校名、文書データ作者の名前および検索語句の ある文章の一部は必要です。 (3)SNSサイトの構築 SNSによってある特定の事柄に対して情報を共有することができ、情報を蓄積することで過去 の情報を検索することができます。またRSSの配信は、電子メールのスパムメールのように不要 なデータが配信されないので情報の確認に有効であると思われます。 SNSは、全小中学校数分のサイトと全学校園の教員が参加できるサイトを一つ構築してくださ い。小中学校以外の幼稚園、高校及び特別支援学校の教員は、教育委員会への申請で全学 校園用のSNSサイトのみが利用でき、小中学校の教員は、自分の学校のSNSサイトと全学校園 用のSNSサイトが利用できることとします(自分の学校以外の学校のSNSサイトは利用できませ ん)。研究部や校長会のような学校を超えた連携は、全学校園用のSNSサイトのコミュニティー で対応します。イントラトップページに全学校園用のSNSサイトに参加できるルートが必要です。 教員用端末には、RSSリーダをインストールし、電子メールの仕組みより進んだ情報の伝達お よび共有を実現します。 またイベント機能を活用することで定例会議の日程を必要なメンバーのみに配信することがで きます。 (4)グループウェアの導入 長期にわたる学校行事の管理、教員のスケジュール管理、施設(会議室などの学校内の施 設)予約、スケジュールと連動したToDo リスト実現するためには、グループウェアを導入する必 要があると思われます。ただし、前述のSNSを活用することで代替できるのであれば、導入の必 要はありません。 対象は、小中学校のみです。SNS同様、校数分のサイトが必要です。 (5)教員用トップページ 特定の1画面だけ見ればRSSの件数、電子メールの受信状況、スケジュールが確認できるよ うにしなければ利用率は上がらないと思われます。その教員用トップページは、ブラウザで表示 するかRIA(Rich Internet Applications)ベースの特別に作成した画面でも結構です。画面 の詳細なレイアウト等については、導入後、本市教育委員会と協議してください。

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(6)電子メール関連 現状、毎年の異動の時期に電子メールの設定方法の問い合わせの対応に多大な労力を要し ています。そのため、電子メールの設定については、一括して情報教育基盤サービス運用場所 で設定できる機能が必要です。 また、WEBメールを導入する際は操作ボタンとブラウザと“戻る”など操作が重なるものがある ので、RIA(Rich Internet Applications)をベースとするWEBメールが必要です。 6 その他情報教育基盤サービスで実現すべき機能 6.1. 既に導入済みの機器・ソフトウェアの処理について 既に学校園に導入されているPCについて調査を行い、資産として繰り込み、管理対象としたい と考えています。既存導入機器の調査対象は段階的に全ての学校園(別紙2)とします。 既存の周辺機器を配備後も利用できるように、設定とドライバーのインストールを行ってください。 また使用期間が残っているソフトウェアについても同様に適切なプロセスに従い、許可が出された ソフトをインストールしてください。本市教育委員会および学校において調達したプリンタを、本市 教育委員会または利用者の所属の共有資源として登録し使用できることが必要です。プリンタを共 有資源として使用するための設定が必要です。 6.2. 証跡管理の実現 (1)誤送信等による電子メールからの情報漏えいの防止を実現します。 ファイルを添付した電子メールを、間違ったあて先に送信してしまうなど情報漏えいのリスクを 持っているといえます。業務上、関係機関・関係課との間で大量の電子メールの送受信が行わ れ、添付ファイルを一律に制限することは業務に支障をきたすと予想されます。 方針としては、「学校間以外での添付ファイルを一律に制限し、外部にファイルを添付して送 信しなければならない場合は、学校長に対して送信の許可を申請する」とします。 また本文および添付ファイルを含めた電子メールを一定期間残すことにより、漏えい事故があ った場合の検証ができるようにします。 (2)アクセスログの取得による「誰が」「いつ」「どこで」「何をしたか」を把握できる仕組みを実現しま す。 「いつ」「何をしたか」、これはログの量にも影響するため、現時点では、アプリケーションの起動 と終了、およびファイル操作記録(参照、作成、更新、複写、移動、改名、削除)を記録として最低 半年以上(記録が適宜活用できるのであれば保存形式は問わない)残すことにより、漏えい事故 があった場合の検証ができるようにします。 その他のアクセスログについては、情報教育基盤サービスの稼動の後、情報資産に対する脅 威や脆弱性を除去するためのPDCAサイクルを実施するなかで、分析や資源配分に関する資

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料提供や助言・提案などのサービスを得て対象を増やすか検討していきたいと考えています。 (3)インターネット上の掲示板に書き込んだ端末を特定できる仕組みを実現します。 アクセスログから教育用端末を特定ができることから「いつ」「どこで」は明らかです。そのことか ら学校・授業時間を特定できるため「誰が」についても明らかになると考えます。 ※ WikiPediaへの書き込み及びインターネット上のSNSサービスの使用は、原則禁止としま す。ただし、職員室に設置する教育用端末(教材作成)のみ、SNSサービスの使用を許可し ます。それ以外の端末については、WikiPediaの参照のみを可とします。 7 運用 7.1. 運用に際して要求すること 構築されたシステム群を運用し、IT サービスとして供給していただきます。以下のような点を求め ます。 (1)高い可用性の実現 サービス構成要素の監視(NW 機器、サーバ、資源使用状況、エラーログ) (2)良好な応答時間の確保 リアルタイムでの性能監視と履歴管理(NW トラフィック、機器への負荷、資源使用状況(CPU、メ モリ、I/O)、アプリケーションレベルの応答時間) (3)セキュリティの確保 リアルタイムでのモニターとインシデント等への対応 ログの解析とレポート 予防措置 監査への対応 (4)サービスレベル管理の実施 サービスレベルの項目と目標設定、目標値の監視と評価 問題管理、変更管理、容量管理 7.2. 運用にかかわる提案の記述 J IS Q 20000 の箇条6以降の5プロセス群に沿って、本調達において提案者がどのようなサービス マネジメントを行うかを記述してください。 サービスの利用者およびサービス提供者に向けてのサービスデスクの要件に関しては別途記述 します。総てのプロセスモデルにおけるインプットとアウトプットとその変換経過に関してはサービス 供給に先立って文書化されてサービス提供者に提示されるものとします。 サービスレベルの管理については、SLA を契約後に締結したいと考えています。

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8 諸要件に関すること 8.1. 本市教育委員会の体制 最高責任者 (教育長) 最高責任者補佐 (教育委員会事務局総務部長) 情報管理者 各校園長 基盤サービスの最高責任者 最高責任者の補佐 基盤サービス管理責任者 (教育委員会事務局総務部調査課 情報セキュリティ担当主幹) 基盤サービスの管理責任者(サービス提供者) 各教員 サービス供給者 (落札者) サービスデスク 基盤サービスの利用者 学校園の管理者・基盤サービスの利用者 サービス監理 全体意思決定 活用助言指導 サポート 情報資産管理

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8.2. 本市教育委員会の利用者が運用支援としてできること 情報教育基盤サービスの適用にあたって、各種の作業が伴うことになりますが、この作業を確実 かつ迅速に実施するためには、端末利用者に対して一定の作業を、事前または事後において依 頼することも可能と考えています。情報教育基盤サービス供給者は、このことを踏まえて利用者に 対して依頼する作業等に関するプロセスを作成する必要があります。 (1)インターネット・電子メール利用を許可している利用者 ・電子メールによる送受信(依頼と回答) ・電子メールに添付された実行ファイルの実行 ・Web サイトに記載した依頼を読んで Web サイトで回答すること ・Web サイトにリンクされた実行ファイルの実行 ・実行ファイルの指示に従って、簡易な入力(アンケート回答など)をすること ・配布を受けた実行ファイルの実行 (2)インターネット・電子メール利用を許可していない利用者 ・配布を受けた実行ファイルの実行 ・実行ファイルの指示に従って、簡易な入力(アンケート回答など)をすること 8.3. セキュリティ要件 情報教育基盤サービスで必要となるシステムのサーバOSやミドルウェア、アプリケーションソフト 等については常に修正プログラムを適用するものとします。適用の時期などその具体的な方法に ついては、本市教育委員会と協議の上、別途定めることとします。 また、情報教育基盤サービス対する提案は、「個人情報保護条例」、「神戸市情報セキュリ ティポリシー」、「神戸市教育委員会電子計算機処理に係るデータ保護管理規程」を踏まえ たものとし、ネットワークに接続するPCの詐称、電子メールや接続先Web サイト等から のウィルス、インターネットからの脅威を想定し対策を施せるものとてください。情報教 育基盤サービス供給者は、情報教育基盤サービスにおいて考えられる脅威とその対策を、 プロセスとして作成する必要があります。 Winny などのウィルスによる感染も含めイン ターネットへの情報漏えいを防止するため現在、教員用端末でのFTP、WebDAVなどのデー タ転送、WindowsMessangerなどのインスタントメッセンジャー及びP2Pソフトを禁止しています。 ただし、Skype等のコミュニケーションツールについては、今後要求と許可に応じて他都市の学校 とテレビ会議を行う際に一時的に利用を許可する仕組みが必要です。

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(1)電子媒体の管理 運用で使用する媒体を廃棄する場合は、復元不可能な方法で消去を行い情報漏洩の防止策を とること。 (2)文書の管理 運用関連文書、各種帳票の保管は、施錠可能なロッカーに保存し、不要になった時に返却もし くは断裁処分すること。 (3)システムファイル、DBのセキュリティ サーバのシステム管理者およびDBMSの管理者ID、パスワードは、利用を許された要員のみ 利用可能とすること。 (4)運用機器のセキュリティ プログラム、データ等が格納されたサーバ、教育用端末及び教員用端末は、本運用関係者外の 第三者が不当にアクセスすることを防止すること。 (5)ウィルス対策 教員用端末に対して、ウィルス定義ファイルを配布する機能を構築することが必要です。 (ⅰ)ウィルス定義ファイルの配布 教員用端末に対して最新のウィルス定義ファイルを配布する機能を有することが必要で す。情報教育基盤サービス運用場所でスケジューリングまたは手動で設定できることが必 要です。また、必要に応じて配布の適用状況や未適用端末の一覧表を作成することもでき るものとします。 なお毎年のウィルス対策ソフトの更新にかかる費用は、サービスに含んでください。 (ⅱ)リモート操作 教員用端末のウィルス対策ソフトウェアをリモートで操作できる機能を有することが必要で す。対象の教員用端末は複数選択できるものとし、設定変更のタイミングは、情報教育基盤 サービス運用場所でスケジューリングまたは手動で設定できることが必要です。また、必要 に応じて設定変更の実行状況や未完了教員用端末の一覧表を作成することもできるものと します。 やりとりするプログラム、データおよび文書は、最新のパターンでウィルスチェックを双方で行うこ と。

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(6)事業継続性 本運用システムの運用資産が、災害等による消滅および運用停止を防止するための対策を処 すること。 8.4. SLA遵守に関する規定 保証要件については、運用委託契約時にサービスレベル合意書(SLA)を締結するものとしま す。例えば、起動時間の設定など、授業及び校務に支障なく使用できることを具体的に提案書に 記述してください。また、契約の一部で定められたSLAの各項目が遵守されない場合の取り扱い を落札者へのペナルティとして明確に規定しておくものとします。なお遵守状況については、本市 教育委員会にて監査(定期監査、臨時監査)や端末利用者の満足度の調査や把握を行うことから、 情報の開示等への協力をすることとします。これをもとに端末利用環境の充実のためのPDCAサイ クルを実施します。 なお、サービスレベル合意書(SLA)については、随時に見直しを図ることとします。 8.5. 文書と情報及び権利の取り扱いに関する要件 情報教育基盤サービスにおける、その他の要求事項は以下のとおりとします。 (1) マニュアル等の文書の作成 マニュアル文書の初版については移行期間の始期までに作成するものとし、移行期間の始期か ら原則として 3 ヶ月毎に本市教育委員会からの指摘修正を反映させた次版を作成するものとしま す。 (2) 完成図書類の作成 完成図書類には「情報教育基盤サービスのハードウェア/ソフトウェア一覧」「情報教育基盤サ ービスのネットワーク構成図」を最低限含むものとし、移行期間の始期までに完成図書類の初版を 作成、移行期間の始期から原則として 3 ヶ月毎に本市教育委員会からの指摘修正を反映させた次 版を作成するものとします。 (3) 情報およびデータの扱い 情報教育基盤サービス運用場所およびサービスデスク設置場所等で管理・使用する情報教育 基盤サービス関する調査等の結果情報、仕様書、詳細設定、Q&A 集、その他作成資料等をはじ めとするすべての成果物の著作権は本市教育委員会と共有し、サービス供給の結果である記録 及び成果物の所有権については本市教育委員会に帰属するものとし、契約期間終了に伴い、本 市教育委員会の指定する者に速やかに引き継ぎを行うこととします。

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(4) 文書の取り扱い 文書類(台帳等を含む)の受け渡しについては、相互に受払簿を作成し管理することとします。 (5) データの消去 情報教育基盤サービスの提供に必要な機器(サーバおよび端末)等の資産を処分する際は、必 ずデータの消去処理を行い、消去処理を証明する書類を本市教育委員会へ提出することとしま す。 8.6. 情報教育基盤サービスの導入に関する要件 8.6.1. 教育用端末及び教員用端末を除く機器の設置場所 本市教育委員会としては、情報教育基盤サービスに必要となる教育用端末及び教員用端末を 除くサーバ等のセンターに設置する機器(以下、「情報教育基盤サービスで必要な機器」)につい ては、本庁舎内での設置場所の提供や、サービスに必要な執務場所の提供は原則としてできませ ん。 なお、本庁舎外にある本市教育委員会に属する施設または外部の IDC 内に機器を設置するこ とは可能とします。 8.6.2 設置条件 情報教育基盤サービスで必要な機器を、本市教育委員会に属する施設または外部の IDC に設 置する場合には、機器を収納するためのサーバラックの調達、据付工事、空調工事および電源に 付随した工事等が発生します。 これらの機器設置にかかる工事はサービスの構築の範囲に含めることとします。 また、本市教育委員会や、神戸市情報基盤ネットワークサービスとの連携や調整を行い機器等 の設置に携わることになります。 8.6.3 機器構成について 情報教育基盤サービスで必要となる機器については、可能な限り省スペース、省電力型のもの としてください。提案評価において省電力、二酸化炭素排出削減に関する項目については相対評 価に付します。

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8.6.4 ネットワーク環境について 情報教育基盤サービスのセンターの所在地の関係上、学校間ネットワーク(センター学校間を含 む)に新たな回線を敷設する、もしくは現行の回線を別の形で利用または廃止しなければならない 場合は、提案の中で必要性を説明してください。(「別紙 3.現行神戸教育情報ネットワーク図」を参 照してください。) (1)校内ネットワークで使用している通信ケーブル カテゴリー5 のLANケーブルを使用しています。 (2)現状の学校間ネットワークにおける通信回線 Bフレッツを利用したNTT西日本フレッツグループをVPNで利用しています。 (3)職員室のLAN配線 職員室には、LANが敷設されていません。教員用端末を設置するにあたり無線LANであれ ば複数のアクセスポイントの設置、有線LANであればの配線工事が必要です。 8.6.5 操作性に関する要件 情報教育基盤サービスで提供されるサービスの利用については、操作性を良くし単純であるも のとします。 8.6.6 技術的要件 用いられる技術は、汎用的かつ標準に準拠し、普及したものとします。 8.6.7 信頼性・可用性要件 (1)サービスデスクサービス /情報教育基盤サービス運用等 /設定・廃棄サービス 神戸市の休日を定める条例第2条で定める、日曜日および土曜日、国民の祝日に関する法律 (昭和 23 年法律第 178 号)に規定する休日、12 月 29 日から翌年の 1 月 3 日までの日を除く日(以 下、「開庁日」という)の午前8時 00 分から午後8時 00 分 なお、緊急性があると認める場合、対応のために相当の時間を要すると認める場合、または一斉 の対応が必要と認める場合には、前記時間帯によらないものとします。 (2)情報教育基盤サービス障害発生時 障害対応は特に授業、及び校務に支障のないように配慮することとします。 ① 故障または別の原因で全端末が使用できない場合、連絡がなされてから

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・開庁日の午前8時 00 分から午後8時 00 分にあっては、(電話を除く)対応の開始までは 30 分以内。 ・上記以外では、翌営業日対応。 ② 対応の開始から障害復旧まで3時間以内 (3)サーバ・端末等の OS/ソフトウェアのバージョンアップ/アップグレード サーバ・端末等の OS/ソフトウェアのバージョンアップ/アップグレード等が行われた場合でも、情 報教育基盤サービスが安定的かつ確実に提供されるようにすることが必要です。 9 サービスデスクの要件 9.1. 情報教育基盤サービスの運用とそれに伴うサービスデスクの要件 本市教育委員会の端末利用環境管理のサービス拠点を開設し、学校内の端末の制御や端末 利用環境におけるセキュリティ対策に関する支援、ならびに各種統計処理や資料の出力・分析、 管理資料の作成、コンサルティング等のサービスを提供するものとします。 情報教育基盤サービスの運用とそれに伴うサービスデスクサービスが適用され、そのサービスが 実施されたことを検収・確認するために、情報教育基盤サービスの運用とそれに伴うサービスデス クサービスに関する各種レポートの提出がされることを前提としています。 情報教育基盤サービスの運用とそれに伴うサービスデスクサービスを担当する者を、情報教育 基盤サービス運用担当者と呼ぶこととします。 (1) 情報教育基盤サービスのサービス運用監視業務 監視業務の具体化のため、前述の、構成管理機能、リモートメンテナンス機能、およびウィルス 対策機能が提供できることを前提として、運用・監視サービスを提供するものとします。 (2) 端末に関する情報教育基盤サービスの設定等業務 サービスデスクで受付けた要望や申請、または本市教育委員会の指示に基づき、本市教育委 員会とのSLAにより、情報教育基盤サービスで提供される機能の設定変更を行うこととします。 (3) 共有資源等設定業務 本市教育委員会および利用者の学校において調達済みのプリンタ等を、利用者の学校の共有 資源として登録し使用できることにすることとします。 (4) セキュリティ事象等の報告・対応業務 本市教育委員会の端末利用環境(情報教育基盤サービスの範囲)にてセキュリティ事象(脆弱性

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等)を発見(疑いがある場合も含む)した際は、本市教育委員会担当者へ速やかに報告することと し、可能な限り対応策を講じることとします。 (5) 構成管理業務 本市教育委員会における端末約 18,000 台を対象とした構成情報をデータベースとして作成し 管理し、本市教育委員会とのSLAにより、情報教育基盤サービスで提供される管理情報の出力や 統計資料の作成を行うこととします。 (6) ソフトウェアライセンス管理支援 定期的または随時に棚卸しを実施するため、管理情報をもとに、端末毎にインストール媒体やラ イセンス証書を管理する部署(調査課または各学校)において、照合確認ができるよう、端末毎に 台帳(インストールされたソフトウェアの名称を印字した管理個票等)の出力ができる機能を有するこ とが必要です。ライセンス媒体管理支援に関するプロセスは、情報教育基盤サービス供給者にお いて作成するものとします。 (7) 統計処理、分析処理、相談および助言業務 システム機能要件で想定する各種の記録については、各種機能の中で提供されるもののほか、 必要に応じて、本市教育委員会が管理する他の情報との組み合わせも含めて統計処理や分析処 理が容易に行える環境を用意することとし、情報教育基盤サービス運用担当者のみならず本市教 育委員会担当者も操作し処理できることとします。また、その統計処理や分析処理の結果に基づ いて、情報教育基盤サービス運用担当者は本市教育委員会担当者の相談に応じ、適切な助言を 行うものとします。 (8) 業務実施等報告 業務実施等報告として、情報教育基盤サービスの運用における勤務実績や業務時間等を定期 的(1 回/月程度)に本市教育委員会へ報告を行うこととします。 また、この報告にあわせて本市教育委員会担当者、必要に応じてその他のサービス供給者も出 席し、本市教育委員会との調整、本市教育委員会への業務支援、情報提供、助言、報告、サービ ス機能の改善・改良、協議などもあわせて実施することとします。 (9) 実施体制 情報教育基盤サービス運用担当者の中から、責任者および責任者不在時は代理責任者を任 命し運営することとします。

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(10) 設置場所 情報教育基盤サービス運用場所については情報教育基盤サービス供給者で調達することとし ます。迅速な対応を可能とするため神戸市内での開設を希望します。情報教育基盤サービスの設 置予定場所については、情報セキュリティ対策等の施された場所であることが必要です。 (11)情報教育基盤サービス運用担当者の運用に関する報告 情報教育基盤サービス運用担当者についても、端末利用者と同様に、少なくとも年 1 回以上、 運用に関する操作等の点検が実施できるようにすることとします。 この点検を確実に実施するため、情報教育基盤サービスの運用にかかる点検プロセスを作成す るとともに、これに必要な運用に関する操作記録を作成し、本市教育委員会に報告することとしま す。 9.2. 端末利用に関する要求とそれに伴うサービスデスクサービス用件 情報教育基盤サービスを受ける利用者からの端末利用環境に関する相談や要望の受付を行う 受付サービスや、端末の新規調達、設定変更、廃止等に関する申請を受け付け、その他担当者に 必要なエスカレーションを行うことになります。これらの業務を行う担当者をサービスデスク担当者と 呼ぶことにします。 サービスデスクサービスが適用され、そのサービスが実施されたことを検収・確認するために、サ ービスデスクサービスに関する各種レポートの提出がされることを前提としています。 (1) 問い合わせ受付業務 情報教育基盤サービスを受ける利用者からの端末利用環境に関する相談や要望を、電話また は E メール、FAX 等にて受付けし、回答を行うこととします。 なお、サービスデスク開設までに、本市教育委員会と協議の上、問い合わせ受付に関するサポ ートポリシーを定め、サポートポリシーに沿って対応することとします。 下記に示すコール数は想定数とします。 また、PCの情報教育基盤サービス移行期間中は通常月に比べて増大することが想定されま す。 ①各種問い合わせ ○1 日 80 コール/通常月 ○1 日 160 コール/移行月 (情報教育基盤サービス移行期間:平成 20 年度から平成 21 年度) ②端末利用環境に関する相談(Q&A による一次対応) ③その他各種問い合わせに対する本市教育委員会担当者、情報教育基盤サービス運用担当 者、またはその他担当者へのエスカレーション等 前述の「情報教育基盤サービスの導入に関する要件」の各機能が提供できることを前提として、

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