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基本計画策定の背景 豊島区基本計画2016 2025|豊島区公式ホームページ

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(1)

第2章 基本計画策定の背景

(1)人口減少社会、超高齢化への対応

 日本の総人口は平成20(2008)年をピークに減少傾向となっています。国立社会保障・人口問題研究所 の推計によると、平成42(2030)年に1億1,662万人、平成60(2048)年には1億人を割って9,913 万人となり、平成72(2060)年には8,674万人になるものと推計されており、人口減少が進んでいきます。 平成72(2060)年までに年少人口(0~14歳)と生産年齢人口(15~64歳)が半減する一方で、老年 人口(65歳以上)は1.18倍程度増加するとされています。

 また、平成22(2010)年に高齢者のうち2人に1人が後期高齢者だったものが、平成72(2060)年 には3人のうち2人が後期高齢者になるとされています。

 こうした人口構造の変化は、年金や医療、介護などの社会保障をはじめ、雇用や経済活動、コミュニティの あり方など地域社会そのものにも大きな影響を及ぼすこととなります。

 人口減少社会の克服のため、地方創生による取組が日本全体で本格化しています。人口減少が我が国に与え る影響や、国の対応策、地方創生の取組について注視していくことが必要です。

社会の動向

1

◆日本の人口の推移

資料:国勢調査(総務省)、日本の将来推計人口(国立社会保障・人口問題研究所 平成24年1月推計) 126,926 127,768 128,057 126,597

124,100 120,659

116,618

112,124

107,276

102,210 97,076

91,933 86,737

65歳以上 15~64歳 0~14歳 (再掲)75歳以上 高齢化率 65歳以上のうち75歳以上の占める割合

(千人)

140,000 実績値 推計値

120,000

100,000

80,000

60,000

40,000

20,000

2000

H12 2005H17 2010H22 2015H27 2020H32 2025H37 2030H42 2035H47 2040H52 2045H57 2050H62 2055H67 2060H72 (年) 0

(%) 100

90

80

70

60

50

40

30

20

10

0

編 

総 

(2)

(2)安全・安心なまちづくり

 平成23(2011)年3月に発生した巨大地震は、我が国に未曾有の被害をもたらすとともに、都市基盤整 備の重要性や帰宅困難者への対応など、大都市が抱える多くの問題を浮き彫りにしました。また、平成27年 9月関東・東北豪雨では、堤防が決壊し、大きな被害をもたらしました。

 防災対策や危機管理、情報伝達の仕組みの見直しの必要性だけではなく、住民自身の危機意識の向上につい ても課題を投げかけました。東京都心部では、首都直下地震や南海トラフ巨大地震等の発生に備えた対策も喫 緊の課題となっています。

(3)情報化・国際化の進展と東京オリンピック・パラリンピックの開催

 ICT(情報通信技術)の高度化や交通手段の発達等により、世界規模で人・もの・情報が流れ、国や地域の 垣根を越えたグローバル化が急速的に進んでいます。特に経済活動については、ICT環境が整備されてさえす れば、国や地域にとらわれることなく、どこでも活動が可能となっている一方、競争が激化しており、対応で きる経営基盤や技術、人材などが必要となっています。

 また、海外からの訪日観光客や就労により居住する外国人も増加し、異文化に接する機会が身近なものとなっ てきており、お互いに相手を理解し、地域でともに暮らしていくことが必要となっています。さらには、平成 32(2020)年に東京オリンピック・パラリンピックが開催されることから、スポーツや文化、教育、観光、 都市再生など幅広い分野での発展が期待されています。

章 

(3)

豊島区の状況

2

(1)人口動向

①人口の推移

 豊島区の総人口の推移をみると、最も人口が多かったのは昭和39(1964)年の353,953人です。その 後は、人口や経済機能の東京への一極集中が進行し、都心部の地価が急騰する中で、人々が住宅を郊外に求め た結果、都心部の人口は減少し、豊島区においても平成9(1997)年に246,505人まで落ち込みました。 しかしながら、バブル崩壊による地価下落等により、人々は都心部に住宅を求めるようになり、その動きにあ わせた分譲マンションの大量供給が、いわゆる都心回帰を促し、豊島区の人口も増加に転じることとなりまし た。その傾向は現在も続いており、平成28(2016)年現在、豊島区の人口は280,639人となっています。

◆人口の推移

(資料)住民基本台帳、外国人登録(各年1月1日) (万人)

40

昭和39(1964)年 35万3,953人

平成9(1997)年 24万6,505人

平成28(2016)年 28万639人 38

36

34

32

30

28

26

24

22

1962

S37 1968S43 1974S49 1980S55 1986S61 1992H4 1998H10 2004H16 2010H22 2016H28 (年) 20

編 

総 

(4)

②少子高齢化の進行

昭和39(1964)年以降における年齢3区分別の人口の推移をみると、長期的には年少人口(0~14歳) と生産年齢人口(15~64歳)が減少傾向となっている一方、老年人口(65歳以上)は増加傾向となっており、 平成28(2016)年1月1日現在で高齢化率が20.4%となっています。

平成元年を転換点として老年人口が年少人口を上回るようになり、少子高齢化が進行しています。また、後 期高齢者人口(75歳以上)も増加傾向となっており、医療や介護を必要とする区民の増加が推測されます。

◆年齢3区分別人口の推移

(資料)住民基本台帳(各年1月1日)

(注)住民基本台帳法の改正(H24(2012).7)により、平成25(2013)年から住民基本台帳人口に外国人住民数が含まれている。 (人)

300,000

15 ~ 64歳

H28(2016)年 199,183人

0 ~ 14歳

H28(2016)年 24,294人

65歳以上

再掲:75歳以上

H28(2016)年 57,162人

H28(2016)年 27,695人

250,000

200,000

150,000

100,000

50,000

1964

S39 1968S43 1972S47 1976S51 1980S55 1984S59 1988S63 1992H4 1996H8 2000H12 2004H16 2008H20 2012H24 2016H28 (年) 0

4.9 5.6 6.5 7.6 8.8 9.9 10.810.810.8 11.911.911.9 13.413.413.413.4 15.215.215.2 16.916.916.916.9 18.118.1 19.119.1 19.819.819.819.8 20.620.620.620.6 20.720.720.720.7 20.420.420.4 20.420.420.4

76.7

76.7 76.7

76.7 77.377.377.377.3 76.676.676.676.6 75.575.575.5 74.674.674.6

74.1

74.1 73.873.873.873.8 74.574.574.574.5 75.175.1

75.0

75.0 75.0 74.474.474.4

73.5

73.5

73.5 72.872.872.8 72.272.272.2 71.871.871.8 70.970.970.9 70.570.570.5 70.970.970.970.970.9 71.071.071.071.0

19.1

19.1 17.717.717.7 17.817.817.8 18.018.018.018.0 17.817.817.817.8 17.117.1 16.216.216.2 14.714.714.714.7 13.113.1 11.511.511.511.5 10.410.410.410.4 9.6 9.1 8.6 8.3 8.5 8.8 8.7 8.7

0~14歳 15~64歳 65歳以上

(%) 100

80

60

40

20

2000 H12 1997

H9 1994

H6 1991

H3 1988

S63 1985

S60 1982

S57 1979

S54 1976

S51 1973

S48 1970

S45 1967

S42 1964

S39 2003H15 2006H18 2009H21 2012H24 2015H27 2016H28

(年) 0

(5)

③外国人人口の推移

 平成28(2016)年1月1日現在の外国人人口は24,540人、総人口に占める比率は8.7%となっています。 外国人人口、外国人比率ともに一時的な減少の時期があったものの、長期的には増加傾向が続いています。

 平成28(2016)年1月1日時点における外国人数(24,540人)をみると、20歳代が最も多く12,020 人で、外国人数の約半分(49.0%)を占めています。また、日本人・外国人の20歳代の総人口48,487人 の24.8%を占めています。

(単位:人、%) 1975

S50 1987 S62 1991 H3 1995 H7 1999 H11 2003 H15 2007 H19 2011 H23 2015 H27 2016H28

外国人人口 3,500 8,117 13,912 15,344 13,452 16,364 15,169 19,868 21,616 24,540

外国人比率 1.1 3.0 5.3 6.1 5.4 6.5 5.9 7.5 7.8 8.7

◆外国人人口の推移

(資料)外国人登録、住民基本台帳(各年1月1日現在)

(資料)住民基本台帳(平成28(2016)年1月1日)

◆年齢別日本人・外国人数

外国人人口 外国人比率 (人)

30,000 25,000 20,000 15,000 10,000 5,000 2003 H15 1999 H11 1995 H7 1991 H3 1987 S62 1975

S50 2007H19 2011H23 2016H28

(年) 0 (%) 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 573 335 280 1,438 1,438 1,438 1,438 1,438 1,438 1,438 1,438 6,119 6,119 6,119 5,901 5,901 5,901 5,901 5,901 5,901 5,901 2,9002,9002,900

1,939 1,939 1,939 1,939 1,939 1,939 1,939 1,939 1,3421,3421,3421,342

1,202 1,202 1,202 993 601 420 197 98 98 98 98 98 98 77 77 77 77 77 60 60 60 60 60 60 43 43 43 17 17 17 17 17 5 8,841 8,841 8,841 7,380 7,380 7,380 7,380 7,380

7,380 6,8856,8856,8856,8856,885 7,5477,5477,5477,547 14,330 14,330 14,330 14,330 14,330 22,137 22,137 22,137 22,137 22,137 23,445 23,445 23,445 23,445 23,445 22,817 22,817 22,817 22,817 22,429 22,429 22,429 19,616 19,616 19,616 16,780 16,780 16,780 13,790 13,790 13,790

13,790 13,43713,43713,437 16,54716,54716,54716,54716,54716,54716,54716,54716,547 12,62512,62512,62512,625 10,339 10,339 10,339 10,339 10,339 10,339 8,455 8,455 8,455 8,455 8,455 5,347 5,347 5,347 5,347 5,347 5,347 5,347 2,573 2,573

2,573 663 1161161161160 116 9,414 7,715 8,985 20,449 28,038 26,345 24,756 23,771 20,818 17,773 14,391 13,857 16,744 12,723 10,416 8,515 5,390 2,590 668 7,165

(人) 30,000 25,000 20,000 15,000 10,000 5,000 0

日本人

100歳以上 95歳~

99歳 90歳~

94歳 85歳~

89歳 80歳~

84歳 75歳~

79歳 70歳~

74歳 65歳~

69歳 60歳~

64歳 55歳~

59歳 50歳~

54歳 45歳~

49歳 40歳~

44歳 35歳~

39歳 30歳~

34歳 25歳~

29歳 20歳~

24歳4歳 15歳~

19歳 5歳~9歳

0歳~4歳 10歳~ 14歳

外国人

36,467 75.2% 【20歳代の日本人・外国人】

12,020 24.8%

編 

総 

(6)

④単独世帯の増加

 豊島区の世帯数は、増加傾向となっていますが、その大きな要因は単身世帯の増加によるものです。また、 ファミリー世帯は減少を続けていましたが、平成22(2010)年に増加に転じています。

◆世帯数の推移

(資料)国勢調査(総務省)

◆世帯類型別構成比の推移

(資料)国勢調査(総務省)

14,551 15,840 16,268 17,016 18,190 17,915 21,165

46,945 44,284

39,843 36,353

34,792 32,672 36,905

60,068 60,402 60,994 64,462

75,197 82,316

101,067

128,740 127,530 127,607 125,563 134,646

142,925 142,925

166,214 (世帯)

180,000

160,000

140,000

120,000

100,000

60,000

40,000

20,000 80,000

1980

S55 1985S60 1990H2 1995H7 2000H12 2005H17 2010H22

(年) 0

総世帯数 単独世帯数 ファミリー世帯数 夫婦のみ世帯数

5.6

5.5

8.2

6.2

4.8

7.0

4.3

11.3

12.4

12.7

13.6

13.5

12.5

12.7

36.5

34.7

31.2

29.0

25.8

22.9

22.2

46.7

47.4

47.8

51.3

55.8

57.6

60.8

単独世帯数 ファミリー世帯数 夫婦のみ世帯数 その他

(%) 100 0

1980 S55

1985 S60

1990 H2

1995 H7

2000 H12

2005 H17

2010 H22

80 90 60 70

40 20

10 30 50

(7)

⑤出生数と合計特殊出生率の推移

 豊島区の出生数は、近年増加傾向を示しており、平成25(2013)年には2千人を超えています。

 合計特殊出生率は、全国や東京都、23区と比較しても低くなっていますが、近年増加傾向となっています。

(資料)人口動態統計(東京都)

■出生数の推移

■合計特殊出生率の推移

(資料)人口動態統計(東京都)

23区 合計特殊出生率順位(H26)

区 合計特殊出生率

1 江戸川区 1.39 2 港区 1.39 3 葛飾区 1.37 4 足立区 1.37 5 中央区 1.35 6 千代田区 1.34 7 荒川区 1.34 8 江東区 1.33 9 墨田区 1.22 10 台東区 1.22 11 練馬区 1.21 12 北区 1.20 13 大田区 1.19 14 板橋区 1.16 15 品川区 1.14 16 文京区 1.13 17 世田谷区 1.10 18 目黒区 1.05 19 渋谷区 1.02

20 豊島区 1.00

21 中野区 0.99 22 杉並区 0.99 23 新宿区 0.97

1,516

1,466 1,441 1,463 1,551

1,654 1,654

1,776 1,797 1,864

1,914

2,025 2,055 (人)

2,500

2,000

1,500

1,000

500

2004

H16 2005H17 2006H18 2002

H14 2003H15 2007H19 2008H20 2009H21 2010H22 2011H23 2012H24 2013H25 2014H26 (年) 0

0.82 0.87

0.82 0.83 0.82

0.770.790.76 0.76 0.760.79

0.82 0.820.82

0.88 0.880.91 0.93 0.93

0.99 1.00 1.09

1.07 1.06

1.04 1.04

1.01 1.02 1.00 1.01 1.00 1.02 1.05

1.091.12 1.12

1.061.09

1.131.15 1.43

1.39 1.38

1.341.361.33 1.32

1.29 1.29 1.26 1.26

1.321.34

1.37 1.371.39 1.39

1.411.43 1.42 (合計特殊出生率)

1.5

1.4

1.3

1.2

1.1

0.9

0.8

0.7

0.6 1.0

1997

H9 1998H10 1999H11 1996

H8 2000H12 2001H13 2002H14 2003H15 2004H16 2005H17 2006H18 2007H19 2008H20 2009H21 2010H22 2011H23 2012H24 2013H25 2014H26 (年) 0.5

全国 東京都 豊島区

編 

総 

(8)

(2)23区で唯一「消滅可能性都市」とされた豊島区

 平成26(2014)年5月8日、民間有識者会議「日本創成会議」は、「ストップ少子化・地方元気戦略」 を発表し、独自の人口推計に基づいて、このまま推移すれば全国の約半数にあたる896の市区町村が将来消 滅する恐れがあると警告を発しました。

 この中で、豊島区は23区で唯一、消滅可能性都市とされました。

 消滅可能性都市は2010年から2040年にかけて、20~39歳の女性(若年女性)が50%以上減少すると 推計された自治体のことです。若年女性が50%以上減少すると出生率が上昇しても人口の維持は困難である とされています。

 豊島区の人口は、住民基本台帳ベースでは増加傾向が続いており、女性の人口が大きく減少に転じる兆候も 見られません。しかしながら、区は、近年の人口増加をもって将来を楽観するのではなく、日本創成会議の指 摘を将来に向けた警鐘として真摯に受け止め、スピード感を持って効果的な対策を推進しています。

【社会移動率の決め方により、大きく異なる将来人口】

 「日本創成会議」が消滅可能性都市の自治体を抽出する際、基としたデータは、国立社会保障・人口 問題研究所(以下「社人研」といいます。)の国勢調査結果による将来人口推計です。

 社人研では、豊島区の平成22(2010)年の国勢調査に基づく人口動態(平成17(2005)~平成22(2010) 年)の傾向が「昭和60(1985)~平成12(2000)年の趨勢から大幅に乖離して増加している」自治体と みて、「短期的には近年の人口動態の傾向が継続するものの、平成27(2015)年以降は平成17(2005) 年以前の趨勢に回帰する」との仮定に基づき推計が行われています。

 多くの自治体が平成22(2010)年の国勢調査の社会移動率を使用した推計が行われていますが、上記 理由により、豊島区の平成27(2015)年以降の将来人口推計は、平成17(2005)年の国勢調査(平成12 (2000)年から平成17(2005)年)の社会移動率を使用した推計が行われています。この平成12(2000)

~17(2005)年の期間は、社宅の廃止が集中したことなどに伴い、一時的に人口が対前年を下回る年も 出現するなど、5年間で微増にとどまる時期と重なっており、豊島区の近年における人口の増加傾向が、 将来人口に反映されていない推計となりました。

(9)

(3)豊島区の将来人口

 豊島区では、将来人口を設定するにあたり、住民基本台帳のデータに基づき将来人口の推計を行いました。

【将来人口推計(パターンA)】

 パターンAは、社人研の推計方法を参考にして行った将来人口であり、今後、人口減少社会が進行し、今ま でのような地方からの人口流入が見込めないと仮定した場合の結果となります。

 総人口はしばらく増加傾向が続きますが、基本計画の目標年次である平成37(2025)年をピークに人口 減少に転じ、平成72(2060)年には現状よりも約1万人少なくなります。

 さらに、年齢構成を見ると、高齢者人口(65歳以上)が平成37(2025)年には約20%ですが、平成 72(2060)年には約31%まで増加するという結果となります。

【目指すべき将来人口(パターンB)】

 豊島区では、「消滅可能性都市」とされたことから「豊島区持続発展都市推進本部」を設置し、子育て支援 策の充実、安全・安心なまちづくりなど様々な施策を推進することで人口減少問題に取り組んでいます。今後 も人口減少社会を克服するための様々な施策を推進することで、社会移動率の縮少期間の変更及び出生率を伸 ばした場合の推計がパターンBとなります。

 豊島区が魅力ある都市であり続けるためには、定住人口を確保し、一定のバランスのとれた年齢構成を維持 することが必要との考えに基づき、このパターンBを豊島区の目指すべき将来人口としました。

 総人口はしばらく増加傾向が続き、基本計画の目標年次である平成37(2025)年の総人口は約29万2千 人となり、そして平成66(2054)年の約30万3千人をピークに減少傾向となり、平成72(2060)年に は約30万2千人を維持することができます。

編 

総 

(10)

◆豊島区の将来人口

◆将来人口推計(パターンA):年齢構成の推移

(人)

目指すべき将来人口(パターンB)

H37(2025) 292,016

H66(2054) 303,107

H72(2060) 301,925

269,933 286,623

将来人口推計(パターンA) 310,000

300,000

290,000

280,000

270,000

2055 H67 2040

H52 2015

H27 2020H32 2025H37 2030H42 2035H47 2045H57 2050H62 2060H72

(年) 260,000

(%)

65歳以上

再掲:75歳以上

0 ~ 14歳

15 ~ 64歳 80

70

60

50

40

30

20

10

2055 H67 2040

H52 2015

H27 2020H32 2025H37 2030H42 2035H47 2045H57 2050H62 2060H72

0

章 

(11)

(4)財政の状況

〈歳入〉リーマンショック以降の景気後退局面を脱した歳入

 一般財源歳入とは、使途が制約されずどのような経費にも使用できる収入をいい、特別区税や特別区財政調 整交付金などによって構成されています。平成26年度は新庁舎保留床等購入のために財政調整基金を110億 円取り崩して歳入したことが大きく影響し、810億円と、前年度に比べ121億円、17.5%のプラスとなっ ています。

 一般財源歳入は、いわゆるバブル経済の崩壊に伴い平成6年度に大きく落ち込んだ後、長引く景気の低迷や 減税措置の影響等により、ほぼ横ばいを続けてきました。平成17年度からは景気の回復等により特別区税と 特別区財政調整交付金が堅調に伸びたため、一般財源歳入総額も増加傾向となり、平成20年度は平成5年度 以来15年ぶりに700億円を超える歳入規模となりました。しかしながら、リーマンショック以降の世界的な 景気悪化の影響を受け、平成21年度は特別区財政調整交付金が、平成22年度には特別区税が大きく落ち込ん だ状況となりましたが、近年は景気が好転している影響により、歳入環境は回復傾向にあります。

 グラフのとおり、一般財源歳入は、特別区税、特別区財政調整交付金の2大財源でその大半を占め、平成 26年度の2大財源合計額は605億円でした。これは、直近のピークである平成20年度の600億円を6年ぶ りに上回り、リーマンショック以降の景気後退局面を脱したと言えますが、今後は、国が断行した地方法人課 税の見直しによる影響を注視する必要があります。

一般財源歳入の推移

102 140 187 142 136 151 139 152 116 99 107 79 128 104 71 131 102 69 51 84 51 72 55 60 54 152 735 737 750 745 720 621 628 643 618 638 626 628 698 640 599 666 672 662 686 724 655 671 651 677 689 810 10 10 10 41 38 39 42 36 40 45 41 43 42 40 42 42 44 45 44 53 360 310 259 294 297 217 234 244 226 246 241 278 291 260 250 254 287 291 317 315 276 282 276 289 292 303 273 288 305 309 287 252 255 247 267 253 240 232 238 239 239 237 241 259 276 285 286 274 277 283 299 302

特別区税 特別区交付金 地方消費税交付金 その他

(億円)900 0

元年度

26年度 10年度

11年度

12年度

13年度

14年度

15年度

16年度

17年度

18年度

19年度

20年度

21年度

22年度

25年度 24年度 23年度 2年度

3年度

4年度

5年度

6年度

7年度

8年度

9年度

800 600 700

400 200

100 300 500

編 

総 

(12)

〈歳出〉人件費と公債費が減少傾向にある一方で伸び続ける扶助費

 義務的経費は、人件費(職員の給与・退職金など)、扶助費(社会保障制度の一環として法律などに基づい て支出する経費)、公債費(特別区債の償還経費)で構成され、いずれも支出が義務付けられている経費です。  義務的経費の推移は下グラフであらわしています。人件費総額(職員給とそれ以外の人件費の合計額)は、 平成9年度から3年連続で減少していましたが、平成12年度には都区制度改革に伴い清掃事業が移管され、 清掃従事職員の人件費が加わったことから一時的に増加しました。その後「定員管理計画」に基づき計画的に 職員数の削減に取り組んできた結果、平成26年度は203億円となり、人件費のピークであった平成12年度 に比べ27.8%の減、78億円のマイナスとなっています。

 また、公債費は、平成23年度に多額の満期償還を行ったため一時的に膨らみましたが、これまでの起債抑 制効果が如実に現れ、平成26年度は33億円にまで縮減しました。

 一方、扶助費は、平成15年度以降一貫して増加傾向にあり、平成26年度は新たに設けられた臨時福祉給付 金及び子育て世帯臨時特例給付金5億77百万円の給付事業のほか、私立保育所に対する保育委託及び助成経 費が2億86百万円の増となったことなどにより、前年度と比べ4.3%の増、11億64百万円プラスの279億 円となっています。

 義務的経費は、人件費や公債費が減少傾向にあるものの、保育緊急対策や高齢化の進展に伴い、扶助費につ いては今後も高い水準で推移していくものと考えられます。

義務的経費の推移

25 28 33 37 40 46 59 64 72 75 64 74 64 55 58 63 63 66 68 64 62 84 48 45 33 329 345 369 390 406 423 441 463 477 490 494 481 486 478 465 462 451 454 472 478 493 529 560 519 514 516 96 98 101 106 113 121 125 133 143 149 156 136 140 138 143 147 148 158 172 182 213 257 266 266 268 279 51 51 59 61 60 63 67 71 74 74 72 84 79 83 85 82 72 72 79 75 71 71 72 70 69 72 158 171 181 189 196 199 203 200 197 195 191 198 194 193 182 175 169 161 155 152 144 139 139 135 132 131

(億円)600 0

元年度

26年度 10年度

11年度

12年度

13年度

14年度

15年度

16年度

17年度

18年度

19年度

20年度

21年度

22年度

25年度 24年度 23年度 2年度

3年度

4年度

5年度

6年度

7年度

8年度

9年度

400 200

100 300 500

(13)

(5)財政状況の見通し

 基本計画の期間内に実施する事業を想定するためには、実施の裏付けとなる財政状況を見通すことが重要と なります。しかしながら、一般財源歳入の大部分を占める特別区税や特別区財政調整交付金は景気の動向に大 きく左右されるため、確定的な数値を算出することは大変困難です。そこで、歳入・歳出ともに、10年間の 計画期間のうち前期5年間の財政収支の見通しについて、非常に大づかみの試算を行ったものが下表です。  行政の支出は、性質別には義務的経費、投資的経費、そして一般行政経費に区分することができますが、こ のうち、おもに計画事業に充てる経費が一般行政経費になります。

 試算によると、今後5年間で一般行政経費にかけることができるのは、概ね2,000~2,100億円となって いますが、医療給付費や介護給付費の増大に伴う繰出金の増加分を除くと一般行政経費の見通しは1,900億 円前後となることから、今後5年間についても、前基本計画の後期5年間とほぼ同レベルの経費で事業展開を 図っていく必要があります。

直近5年間

平成23年度~27年度

23~26年度は決算、27年度は当初予算

歳 入 5,559億円

一般財源歳入

 うち特別区民税   うち特別区交付金  うち財調基金繰入  うち前年度繰越金

3,514億円

1,263億円 1,456億円 169億円 17億円

特定財源歳入

 うち義務的経費充当  うち一般行政経費充当  うち投資的経費充当

2,045億円

1,085億円 419億円 541億円

歳 出 5,441億円

義務的経費

 人件費  扶助費  公債費

2,683億円

1,039億円 1,381億円 262億円

一般行政経費

 うち繰出金 1,967億円536億円

投資的経費

 うち新庁舎等整備 792億円143億円

平成22年度末  直近5年の増減

 起債残高 334億円    △96億円  基金残高 206億円    107億円  (財調基金 61億円)   (148億円)

単位:億円

今後5年間

平成28年度~32年度

見通し

歳 入 5,800~6,100億円

一般財源歳入

 うち特別区民税  うち特別区交付金  うち財調基金繰入  うち前年度繰越金

3,600~3,700億円

1,400億円程度 1,400~1,500億円 100億円 0億円

特定財源歳入

 うち義務的経費充当  うち一般行政経費充当  うち投資的経費充当

2,200~2,400億円

1,200~1,300億円 400億円程度 600~700億円

歳 出 5,800~6,100億円

義務的経費

 人件費  扶助費  公債費

2,900~3,000億円

1,100億円程度 1,600~1,700億円 200億円程度

一般行政経費

 うち繰出金 2,000~2,100億円700億円程度

投資的経費 900~1,000億円

平成27年度末(見込)  起債残高 238億円  基金残高 313億円  (財調基金 209億円)

直近5年間の財政収支と今後の見通し

編 

総 

(14)

(6)新地方公会計の導入に向けて

 平成26年4月、総務省から企業会計原則による公会計を導入し自治体財政の更なる可視化を推進するため、 固定資産台帳の整備と複式簿記の導入を前提とした財務諸表の作成に関する統一的な基準が示され、平成29 年度までにすべての自治体が統一的な基準による財務諸表を作成することとされました。これを受けて、豊島 区では、統一的な基準に基づく固定資産台帳の整備を開始し、平成28年度のシステム改修作業を経て、平成 29年度からの複式簿記導入を目指しています。

 この新地方公会計を導入した後も、現在の現金の流れだけを捕捉する官庁会計がなくなるわけではなく、補 完的に企業会計的発生主義の考え方を取り入れることとなるものです。これにより、今後は、これまで十分に 表現できなかった資産・債務などの財務情報の迅速かつ正確な把握・公表に努め、より一層の説明責任を果た していきます。また、資産・債務のストック情報については、公共施設等の総合的かつ計画的な管理の推進を 目的とする「公共施設等総合管理計画」の適切なマネジメントにも活用していきます。

官庁会計 新地方公会計

歳入歳出決算書

歳入

借方 貸方

複式仕訳

固定資産台帳

ストック情報の提供

コスト情報の提供

ストック情報の欠如

コスト情報の欠如

建物 未払金

800 800

未払金 現金

800 800

税収 使用料 借入金

1,000 500 700

計 2,200

貸借対照表

行政コスト計算書 キャッシュ・フロー計算書 資産

固定資産 積立金 流動資産

700 200 1,000

収益 使用料

費用 人件費 消耗品費 減価償却費 引当金 計 差引

500

700 500 100 200 1,500 △1,000

負債 借入金 引当金

700 200

純資産 1,000

資産合計 1,900 負債・純資産合計 1,900

歳出 人件費 消耗品購入 固定資産購入 積立金

700 500 800 200

計 2,200

差引 0

章 

参照

関連したドキュメント

[r]

また、同法第 13 条第 2 項の規定に基づく、本計画は、 「北区一般廃棄物処理基本計画 2020」や「北区食育推進計画」、

基本目標4 基本計画推 進 のための区政 運営.

北区都市計画マスタープラン 2020 北区住宅マスタープラン 2020

平成 26 年度 東田端地区 平成 26 年6月~令和元年6月 平成 26 年度 昭和町地区 平成 26 年6月~令和元年6月 平成 28 年度 東十条1丁目地区 平成 29 年3月~令和4年3月

2.「注記事項 重要な会計方針 6.引当金の計上基準 (3)災害損失引当金 追加情報

これを踏まえ、平成 29 年及び 30 年に改訂された学習指導要領 ※

1 赤崎漁港 赤崎 水産庁 宅地、幹線道路、水田 能登半島国定公園内. 2 富来海岸 鹿頭 河川局