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特集「グラフィクスと画像コンテンツ生成の新展開」の編集にあたって

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Academic year: 2021

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(1)Vol. 41. No. 3. Mar. 2000. 情報処理学会論文誌. 特集「グラフィクスと画像コンテンツ生成の新展開」の 編集にあたって 斎. 藤. 隆. 昨今の CG 映画や 3D ゲームに代表されるように,コン. 文†. 編集委員は,グラフィクスと CAD 研究連絡会のメンバーを. ピュータグラフィックス( CG )技術の進歩はすさまじいと言. 中心に選定された.. CG 関連分野としては初めての試みでもあり,論文募集の. える.今や,十分な手間暇さえかければ,世の中のほとんど のシーンが CG でリアルに合成できると言っても過言ではな. アナウンスなど 若干の不手際もあったが,結局 24 編の論文. い.それにともなって,CG 研究の中心的分野も,かつての. が投稿された.第 1 回の特集号編集委員会において,メタ. 写実的画像生成(フォトリアリスティックレンダリング )技. レビュアの選定とともに,査読者候補各 2 名も一括して選定. 術から,映像制作を省力化するためのモデリング,アニメー. した.本論文誌では,通常は各メタレビュアが査読者を選定. ション,イメージベース技術などへと広がっている.また,. するが,今回は査読スケジュールがきわめてタイトであるた. ネットワークが普及しさまざまなメディアのデジタル化が進. め,査読者 1 人あたり最大 2 件限定として編集委員会で調整. む中で,CG 技術を新しい分野に,あるいは新しい形態で活. した.これにより,特定の方に査読が集中することを避け,. 用し,コンテンツ生成に役立てていくための研究が,今後ま. そのかわりに期限厳守を強くお願いした.査読者ならびに編. すます重要になると考えられる.. 集委員のご尽力により,2 回の査読とメタレビューは迅速に. 情報処理学会グラフィクスと CAD 研究会では,これまで. 行われ,当初計画どおりのスケジュールですべての論文の採. 16 回にわたって「グラフィクスと CAD シンポジウム」を. 録/不採録が決定した.. 開催してきた.特に 1997 年以降は,先に述べたような CG. 採録論文は 15 編であり,約 63%の採択率となった.その. 関連分野の広がりに対応すべく,画像電子学会ビジュアルコ. 内訳は,形状モデ リング( 5 編) ,ボリューム処理( 1 編) ,. ンピューティング研究委員会との合同シンポジウムとして,. フォトリアリスティックレンダリング( 3 編) ,ノンフォトリ. 毎年開催している.このシンポジウムは,国内の CG 関連研. アリスティックレンダ リング( 3 編) ,可視化( 2 編) ,アニ. 究者が一同に会し,質の高い研究発表と活発な議論が行われ. メーション( 1 編)である.この中で,レンダリングに分類. る場を目指したものだが,十分にその機能を果たしている.. した 6 編も,画像生成というよりむしろ,そのためのテクス. このほか毎年夏には,CG 研究の新しい流れに対応した特定. チャ生成やシミュレーションといった,関連技術の比重が高. テーマによる集中研究集会を開催している.また昨年秋の全. い.このことからも,CG 研究の中心が,画像の生成そのも. 国大会では,本研究会が中心となって特別セッション「夢を. のから,それを支える様々な要素技術,周辺技術,応用分野. 与えるデジタルコンテンツとグラフィクス」を開催した.こ. へと変化していることが窺える.. れらのアクティビティーの高さを,いかに論文誌への論文投. なお,本特集はゲストエディタ制度により,以下の特集編. 稿/採録に結び付けるかが,本研究会の次なる課題となって. 集委員会の責任で編集を行った.本特集の実現に多大のご協. いる.. 力をいただいた,特集号編集委員,査読者,著者,ならびに. これとは別に,グラフィクスと CAD 研究会においても, 研究会論文誌を発行すべきかど うかの議論が行われている. 発行形態については様々な選択肢があるが,研究会論文誌を. 学会事務局の皆様に,深く感謝申し上げたい.. [グラフィクスと画像コンテンツ生成の新展開] 編集委員会 • 委員長. 成功させるには,各研究会や研究分野の事情を十分に考慮し, 最適の方法を探らなければならない.しかしそれには,論文. 斎藤隆文( 東京農工大学). • 編集委員( 五十音順). 投稿数,査読体制,査読基準など ,研究会としての経験とノ. 青野雅樹( 日本 IBM ) ,宇佐美芳明( 日立) ,大野義夫. ウハウを蓄積させる必要がある.. (慶應義塾大学) ,岡田稔(中部大学) ,尾崎暢(富士通) ,. 本特集は,以上のような背景のもとで,CG 研究の新しい. 金田和文(広島大学) ,小堀研一(大阪工業大学) ,近藤. 方向性の提示,シンポジウム等の発表論文の論文誌への投稿. 邦雄(埼玉大学) ,土井章男(岩手県立大学) ,藤代一成. の活性化,ならびに研究会論文誌発行への足がかりを目的と して企画され,ゲストエデ ィタ制度により編集が行われた. † 東京農工大学工学部. 521. ( お茶の水女子大学) ,安田孝美( 名古屋大学).

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