家庭における応急処置の実態
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(2) . 北海道教育大学紀要 (第1部C) 第4 1巻 第1号. 平成2年9月 September ,1990. Joumalof Hokkaido University ofEducation(Section IC)Vol ‐41 ‐I , No. 家庭における応急処置の実態. 芝. 木. 美 沙 子*・ 堤. ひ さ 代**・ 三. 1. 緒. 上. 由 美 子**. 言. 応急処置には, すり傷・やけ ど・鼻出血など日常よく 経験するケガの手当か ら 意識不明などの , ように生命にかかわるものま でさま ざまなものが含まれて いる その中でも 軽い傷病の応急処置 ‐ , は, 私たちの生活に 密着し, 家庭において普段何気なく行わ れており, いろいろなことわ ざや言い 1 伝えも 多い1 ) 応 これま で, 応急処置については, その内容や知識取得についてなど種々研究されて きており2 , ) 急処置の方法が正しく認識されていない現状も報告されている3 . そこで, 私たちは, 軽い傷病の応急処置の実態, さらに, 日常おこりやす いケガの発生傾向や家 庭に常備 してある救急用品について調査し, その問題点を明らかにすることを目的として本研究に 着手した.. 1 1 . 調査対象およ び方法 1‐ 調査対象 旭川市内住宅地の小学校 1校に通う 児童の家庭6 49世帯と旭川市内の農業 従事者の 多い地域の小 学校2校に通う 児童の家庭262世帯, 計911世帯を対象として調査を行っ た 有効回答数は7 85部 . (住宅地域5 28部, 農業地域257部) で, 有効回答率は86‐2%であっ た . 2. 調 査 期間. 調査は19 88年1 0月 26 日から同年11月15日までの期間に行っ た . 3‐ 調査方法 質問紙調査法(一部自由記述)により, 家庭におけるケガの発生傾向 家庭に備えてある医療品 , , 家庭で行われている応急処置などに ついて調査を行った ‐. m‐ 結. 果. 1. 対象の背景 家族形態は核家族 が66‐5%( 522世帯) 245世帯) 1 4世帯) , 三世代が31 ‐2%( , 四世代が1 ‐8%( , その他が0.5% ( 4世帯) であっ た. 家族数は平均4.6 8人(住宅地域4‐38人, 農業地域 5‐ 31人) , 子どもの数は平均2 .22人(住宅地 域 2‐16 人, 農 業 地 域 2‐36 人) であ っ た ‐ 193.
(3) . 芝木美沙子・提ひさ代・三上由美子 表1. 0歳, 祖父 平均年齢は, 父が39‐12歳, 母36.7. % (名). 67‐74 歳, 祖 母 65‐51 歳 であ っ た‐ 子 ども の 年 齢 は 表 1 の 通 り だ っ た.. 年齢. 2. 処置者 家庭でケガの手当てを主に担当しているのは, 698世帯) 母 親が最も 多く88.9% ( , 次い で父親 47世帯) 77世帯) 9‐8% ( , 子 ども , 祖母6‐0% ( 42世帯) などであっ た‐ 家族形態別では, 5. 4% ( 46 2世帯) 48 3% ( 核家族が母 親92‐ , 父親8.8% ( 31世帯) で, 三世代以上の 世帯) .9%( , 子ども5 47 8‐1%( 213世帯) 家庭では母親82‐2%( , 祖母1. 別. 女. 全体 二1623 n;. n = 806. 0才. 0享 (4. も ; (. 1才. 胡. 19 (8. 2才. b 亨 (. 4 字 6. 蕊 謝 遜. 樹 ぬ 享 & ;. 昔 (今. き み (. g す 4 (. 1) (11. 錠 そ 享 謝 i) 渦 ( 8. 闘 謝. 3才 4才 5才. と, 核家族では三世代以上の家庭よりも母 親が処 ) 置者であることが 多かっ た ( p<0.005 .. 7才. 1 4種類のケ ガのぅち最も 発生率の高かっ たの. 性. 男. n = 817. 1 1 30世帯) 世帯) , 子ども4.2% ( ‐6% ( , 父親11 世帯) などであっ た. 家族 形態別 で処置 者が母 親の場 合をく ら べる. 3. 家 庭 に お け る ケ ガの 発 生 傾 向 (表 2). 子 どもの年 齢. 6才. 8才 9才. (笥 (揚 (易 (笥 (笥 6.8. 9.9. 1) (16 9.5. ) 54 (1 9‐9. 8 ” 6) ( 8 (. (1 1) 6. 1 0才 ・ o. 4 l o . (85). 3 1 1 ‐ る 号 そ 9 ) ( 1 i. 耕濁 ) ( 17 6. 338世帯) 417世帯) 傷 61.5% ( , 鼻出血49‐9% (. 1 1才 n才. (75). 選書 8 β モ. 1 . 5 6 ) (. な ど であ っ た‐. 1 2才 ・. 闘 2 9 . 闘 1 0 .4 ( 樹 8 5). 乾す (% (. . 鮒 1 5) ( 5. 1 3才. 6 1 . g 雪 ( ) 5 0 も (. 遜 遜. 1 , 4才. ( 48). 9 5 ‐ 謝. 1 5才. 選書 闘. 弱 謝 4 ‐0 調 ) ( 3 2. 5 .9 笥 ) (9 6 ( 郡 (笥 (. 1 6才以上 .. 5‐4 ) (44. 溢. 5‐6 電 導 ( 4 5) (. は, す り 傷 の 81.6% (553 世 帯) で, 次 い でき り. こ れ を 地域 別 で 比 較 す る とさ し 傷 が, 住 宅 地 域. よりも農業地域の方に多か. た・. 子ども の性で比較すると, 打ち身’ 骨折が’ 女 児 だけ の 家 庭よ り も 男 児の い る 家 庭 に 多か っ た‐. 子どもの年齢で比較すると, 乳幼児のいる家庭 では, 乳 幼 児の い な い 家 庭 よ り も す り 傷, さ し 傷, 鼻 出 血 が 多く, 突き 指 は 少 な か っ た. ま た, 中 学. 10.8. 6 9. 96. 3.4 も め ) (5 5 ( 婦 (婦 (. 生以上の子どもがいる家 庭では, 中学生以上の子どもがいない家庭よりも突き 指, 捻挫が多く, す り傷, 鼻出血は少なかっ た. 4‐ 家庭に常備している医療品と医薬品 1)医療品 (表3) 776世帯)であり, 次いで救急辞創膏97 医療品で最も常備率が高か ったのは体温計の99‐6%( ‐7% 725世帯) 74 3世帯) ( 761世帯) ‐1% , 氷枕(アイ スノンを含む)91 , 綿棒93‐1%( ‐4%( , はさみ95 ) 2 ( 1 6世帯 6 2 % ( 71 0世帯) などが常備率の高いものであっ た. 常備率の低かっ たのは三角巾1‐ , た ) などであ ( 2 2世帯 % 世帯 眼帯3 2 3 5 ) ( 2 1 っ % 0 氷のう27.0 . ‐ , 常備率を地域別にみてみると, 毛抜き, ネ ッ ト包帯, 包帯止め, 油紙は住宅地域の方が農 業地域 よりも常備率が高かっ た. 194.
(4) . 家庭における応急処置の実態 表2. 家庭にお ける ケ ガの発生率 % (世帯). 地. 域. 別. 子 ど も の 性 別. 子. ど. も. の. 年. 齢. 別. 男 児 が 女児だけ 乳幼児が 乳幼児が 中学生以上 中学生以上 住宅地域 農業地域 検 定 いる家庭 の 家 庭 検 定 いる家庭 いない家庭 検 定 がいる家庭 いない家庭 検 定 7 8 n二4 5 8 n=2 2 0 9 7 n=1 4 5 9 3 nコ n=6 ニ4 4 8 r 7 4 n=4 l;4 6 7 1 1=1 n=1 全. 体. す. り. 8 1 6 . 傷 ( 5 5 3 ). 7 9 9 . 3 6 ( 6 ). 8 5 0 . ( 1 8 7 ). 8 2 7 - ( 4 1 1 ). 7 8 6 ‐ ( 1 1 4 ). 8 8 6 . ( ) 1 7 1. 7 8 8 . ( 3 3 ) 5. 切. り. 6 15 傷 (- ) 4 1 7. 5 9 4 . ( 2 7 2 ). 6 5 9 ‐ ( 1 ) 4 5. 2 0 6 . ) ( 3 0 8. ) (87. 6 0 0 ‐. 6 5 8 . 1 2 ( 7 ). 9 8 5 . 2 ( 6 8 ). 鼻. 出. 血. 4 9 9 . 3 3 8 ( ). 4 9 6 . { 2 2 7 ). 5 0 5 . 1 1 ( 1 ). 2 5 5 . ( 2 6 ) 1. (64). 4 4 I .. 5 7 5 . ( 1 1 1 ). 4 7 5 ‐ ( 2 ) 1 3. 打. ち. 身. 3 3 3 . ( 2 2 6 ). 3 3 6 . ) ( 1 5 4. 福. 3 6 0 . ( ) 1 7 9. 2 6 9 . (3 9 ) *. 3 0 1 . (5 8 ). や. け. ど. 2 7 9 ‐ 1 8 9 ( ). 2 6 4 . 1 2 1 ) (. 8 ) (6. 3 0 9 .. 2 9 2 . ) ( 1 4 5. 2 ) (3. 2 2 1 .. 禍 2 5 5 2 4 9 . ‐ ( 1 7 3 ) ( ) 1 1 4 間 1 8 7 1 7 2 . - 1 ) (7 ( 2 7 9 ) 間 も あ !鮎 間 調 (37.32) {覇. 2 4 7 . 2 ( 1 3 ). く っ ず れ 突. き. 指 挫. 捻. こむらがえリ さ. し. 骨 肉. 傷 折. 離. 脱. れ 臼. アキレス 腔 断 裂 そ. の. 他. 2 5 7 . ) ( 1 7 4. 2 5 3 . 1 1 ) ( 6. 6 9 0 . ( 1 2 0 ). 8 6 5 . ( 0 ) 4 4. 福. 6 3 4 . ( 2 9 6 ). ) 0 {7. 4 0 2 .. 5 4 4 . ) { 2 5 4. 3 5 7 ‐ 1 ( 6 0 ). 3 5 6 - 2 (6 ). 3 3 4 . ) ( 1 5 6. ぎ 暑 気. 2 6 8 ‐ ( 2 ) 1 0. {47). 2 0 7 ‐. 2 7 8 . ( 1 3 0 ). 福. 2 6 3 . { 1 1 8 ). 2 7 6 . (4 8 ). 2 5 7 ‐ ( 1 2 ) 0. 2 6 0 . ( 2 ) 1 9. & 晶 な あ. 罫. 3 1 5 . ( 1 4 1 ). 福. 2 0 3 . (95) ***. 2 1 3 . 0 ( 1 6 ). 1 0 3 . (1 5 ). 間. 2 0 5 . (9 2 ). 2 5 3 . (4 4 ). 1 6 5 . (7 ) 7. & 晶. 1 2 4 . (5 8 ). (棚 9 7 ‐ *** (4 8 ). ***. *. ***. 渦. 1品 棚 (珍 (. & 晶. ! 萄. 品 (を. 4 (晶. 5 4 . (2 4 ). 6 3 . (1 1 ). 4 7 - (2 2 ). 1 6 . (3 ). 2 (晶. 3 4 . ) (6. *. 6 2 . (3 1 ). 1 2 (る {晶 3 1 1 0 - ( 品 ( 6) ( 晶 0 0 4 4 0 . . (3 ) ( 2) ( 晶 4 (あ. み 言. 1 (品 0 (‘. 1 4 - ) ( 7. 0 0 . (0 ). 1 (晶. 0 9 . ( 4 ). 0 0 ・ (0 ). 1 (品 1 (呉. 0 4 . ) (2. 0 (. 0 (. 0 4 . (2 ). 0 6 . ( 1 ). 0 4 ‐ (2 ). 6 6 - (3 3 ). 4 (呉. 5 8 . (2 6 ). 3 6 . (1 1 ). 開. な お (. 協. 開 船. *. な お (. 5 *P<0 ‐0. ***. *. 鮎 濁. 6 4 ‐ (1 4 ). 4 4 - (2 0 ). ***. ***P<0 05 .0. (複数回答). 子どもの性で比較すると, 脱脂綿, 包帯止めが女児だけの家庭よりも男児のいる家庭に 多かった. 子どもの年齢別にみてみると, 綿棒は乳幼児のいる家庭の方が乳幼児のいない家庭よりも常備率 が高く, 中学生以上のいる家庭よりも中学生以上の いない家庭の方が常備率が高かっ た‐ また, 油 紙と三角巾は, 乳幼児のいる家庭よりも乳幼児のいない家庭の方が常備率が高かっ た. 家庭に常備されている医療品数は全体 で平均1 3‐2品目であっ た.子どもの年齢差による違いはみ ら れ なか っ た が, 男 児 の い る 家 庭 では 13‐3 品 目, 女 児 だけ の 家 庭 で は 12‐7 品 目 と, 男 児の い る 家. 庭の方が女児だけの家庭よりも常備されている 医療品数は 多かっ た ( ) p<0.05 ‐ 2). 消毒薬. 家庭に常備されている消毒薬ではマキロンが41.7% ( 325世帯) と最も 多く, 次いでオキシ ドー ル 15‐8% (123 世 帯), マ ー キ ュ ロ ク ロ ム 11.2% (87 世 帯), エ タ ノ ー ル2.3% (18 世 帯) 希 ヨ ー ,. ドチンキ L9% ( 1 5世帯) 8‐ 9% ( 1 47世帯) 24 8世帯) であった‐ 地域 , その他1 , 無回答31 ‐8% ( 別, 母親の年齢別による違いはみられなかっ た. 3) ぬり薬 家庭に常備されているぬり薬はオロナイ ンが最も 多く2 8‐9%( 225世帯) 2‐1% , メンソレータム1 195.
(5) . 芝木美沙子・提ひさ代・三上由美子. 15 2世帯) 4 4%( 67世帯) 6%( ( 94世帯) , 病院 でもらったぬり薬1‐9%( , 雪の元5‐ , アロエ軟膏8‐ 28 9世帯) であっ た. 268世帯) 世帯) .1% ( , 無回答37 , その他344% ( 庭よりも農業地域の家庭の方が常 住宅地域の家 地域別にみてみると, 病院でもらっ たぬり薬は, た ) 備率が高かっ た (p<0‐005 . 母親の年齢別による違いはみられなかっ . れていた. ものぬり薬があげら 0種類 また, ぬり薬の種類 は豊富で, 今回の調査では, 約 10 ) 湿布薬 4 7 0%( 0世帯) 常備されている湿布 薬は病院からもらっ た湿布薬が最も 多く9‐ , サロンパス8‐3% 19 6世帯) 29世帯) 7%( 29世帯) ( , 65世帯) , その他25‐2%( , サロンシッ プ3‐ , パテッ クス3.7%( 表3 家庭に備えてある医療品 % (世帯) 地. 別. 域. 子 ど も の 性 別. 子. ど. 乳幼児が 男 児 が 女児だけ 医療品名 全 体 住宅地域 農業地域 検 定 いる家庭 の 家‐庭 検 定 いる家庭 0 7 7 5 6 3 n=1 n=2 3 2 6 1 5 91 7 n=5 1=2 1=5 n=7 o 0 l o 0 0 0 9 9 5 1 9 9 6 9 9 6 9 9 6 . . . . . . 体 温 計 ( ) ( 2 0 7 ) ( 1 7 5 5 6 0 ) ( 2 2 ) ) ( 5 ) ( 2 7 7 6 5 4. の. も. 年. 齢. o o 0 l .. 6 9 9 . 5 2 9 ) (. 9 9 O . 2 0 ) ( 8. ( ) 5 2 8. . 救急紳創膏 (7 6 1 ). 9 77. 9 9 7 . 5 1 5 ) (. 9 2 7 . ) ( 2 4 6. 9 7 5 . ) ( 9 5 4. 9 7 7 . 1 7 1 ) (. 9 7 6 . 2 2 ( 0 ). ( ) 5 1 8. 9 7 6 .. 9 6 7 . ) ( 2 0 5. 9 7 5 . 5 ) ( 5 1. 9 9 ) ( ) ( 4 7 4 3. 9 5 4 ‐. 9 9 4 .. 9 6 4 . 2 ( 4 4 ). 9 O 5 . ( 5 5 ) 3. 9 5 4 . ) ( 1 6 7. 9 2 4 . ) ( 1 9 5. 9 5 5 . 0 7 ) ( 5. 2 9 5 . 2 ( 0 0 ). ( 2 ) 5 0. 3 1 9 . 棒 ( 7 2 5 ). 9 3 7 . 9 3 ) ( 4. 9 1 7 ‐ ) ( 2 3 2. 9 3 I . ( 2 ) 5 4. 9 3 4 . 6 ( 1 ) 5. 6 9 1 . ( 1 9 9 ). 8 6 3 . ) ( 4 5 8. ( 7 ) 1 5. 7 4 8 ‐. 7 9 4 . 0 ) ( 5 0. 1 I 枕 9 氷 . ) 7 1 0 含アイスノン (. 3 9 1 . ) ( 4 8 0. 9 0 9 . ) ( 2 3 0. 9 2 0 . ( 5 1 8 ). 8 8 6 . ) (1 5 5. 9 8 0 . {1 ) 8 8. 9 3 1 . ) ( 4 8 5. 9 0 5 . 0 ) ( 1 9. 9 5 1 . ( 4 8 3 ). 9 0 1 . き (0 ) 79. 8 ( 4 ) 8. 2 8 9 .. 8 7 4 . * 2 2 1 ( ). 9 1 8 . ( ) 5 1 7. 4 8 7 . 3 ) ( 1 5. 9 0 8 . 1 8 ) ( 8. 0 8 9 . 4 8 2 ) (. 0 8 9 . ) ( 7 1 8. 9 1 5 . 3 ) ( 4 8. 8 6 O . ピン セ ッ ト ( 0 ) 6 7. 8 6 5 ‐ ( 4 5 5 ). 8 5 0 . 2 ) ( 1 5. 8 3 5 . ) ( 4 8 0. 8 9 6 . 2 1 5 ) (. 8 8 4 . ) ( 1 3 8. 8 6 4 . ) ( 4 9 4. 7 8 6 ‐ 2 ( ) 1 8. 8 5 2 . ( 4 5 0 ). 8 1 6 . ) ( 2 9 4. 0 8 5 . 2 5 ) ( 1. 8 2 9 . ( 4 6 7 ). 8 0 0 . 0 ) ( 1 4. 8 5 5 . ( 7 ) 1 7. 0 8 1 . ( 4 3 0 ). 8 1 0 . ) ( 1 7 0. 8 2 8 . ) ( 3 7 4. 8 2 9 . 伸 縮 包 帯 ( 4 ) 6 6. 8 4 O . 2 ( 4 4 ). 8 0 6 . 2 0 4 ) (. 8 0 4 . ) ( 4 7 3. 7 9 4 . ) ( 1 3 9. 8 7 4 . 1 1 ) ( 8. 2 8 1 . ) ( 4 3 1. 9 8 1 ‐ ( 2 ) 1 7. 3 8 3 . ( 0 ) 4 4. 7 9 1 . 6 1 6 ) (. 8 0 1 . ) ( 4 2 6. 7 5 1 . ) ( 1 9 0. 2 8 1 . 5 7 ) ( 4. 7 0 9 . ** 1 2 4 ) (. 2 8 6 - ) ( 1 1 7. ( 0 ) 4 1. 2 7 7 .. 7 9 O . 1 6 6 ) (. 6 7 8 . 4 1 5 ) (. は. さ. 綿. 毛. ガ. 抜. ー. み. r セ. 態 る 馨. ***. 9 5 I .. 脱. 脂. 綿. 紳. 創. 膏. ( ) 5 6 4. 7 2 4 .. 7 2 8 . 3 ) ( 3 8. 7 1 5 . 1 8 1 ) (. 2 6 7 . ) ( 4 0 9. 7 4 1 . 5 ) ( 1 2. 7 1 5 . 1 8 ) ( 4. 7 2 7 . 3 8 6 ) (. 7 3 3 . ( ) 1 5 4. 2 0 7 . ( 3 0 ) 8. 巻. 軸. 6 9 4 . 帯 ( 5 4 1 ). 6 8 I . ) ( 3 5 8. 2 7 3 . ) ( 8 3 1. 6 9 3 . 3 0 ) ( 9. 6 7 4 . 8 ) ( 1 1. 6 6 7 . ( 3 8 ) 1. 6 9 7 . ( 3 0 ) 7. 綴 S. 9 6 8 . ( 3 6 4 ). 6 8 8 . ネ ッ ト包 帯 ( ) 5 3 6. 9 7 1 . 3 8 ) ( 7. 2 6 5 ** . 5 8 ) ( 1. 6 8 9 . ) ( 8 3 8. 6 6 3 . ) ( 6 1 1. 6 5 7 . 3 6 ) ( 1. 6 9 3 . ( 8 ) 3 6. 6 6 8 . ) ( 1 4 4. 6 2 8 . ) ( 3 6 0. 4 5 7 . 滅 菌 ガー ゼ ( 3 5 6 ). 2 ) ( 4 8. ( 8 ) 1 0. 4 6 5 .. も さ 晶. 6 4 6 . 2 6 ) ( 4. 4 8 5 . ) ( 2 4 1. 福. 4 6 4 . 2 6 1 ) (. 9 4 3 . 2 3 3 ) (. 4雪 (義. F 褐 も 窄 品. 4 6 4 . ) ( 2 5 4. 4 2 5 . 2 ) ( 3 9. 4謡 (雪 管 g i ( 3字 (恥. 5 0 4 . 2 ) ( 3 9. 4 3 3 . 包 帯 止 め (33 ) 7. 4す (を 3? 3 (8. 3 2 O . 0 ) ( 1 8. 3号 3 (g. 2 6 6 . ( 1 5 0 ). (樹 (樹. 油. 4 2 7 . 紙 ( 3 3 ) 3. 眼. 3 2 3 . 帯 ( 2 2 ) 5. 氷. の. 2 7 0 ‐ っ ( 2 0 ) 1. 三. 角. 2 1 6 . 巾 (2 ) 16. 4 7 I .. 2 4 7 .. 2 ) ( 2 6 *. も さ 品* 3 6 1 . ) F 6 鮎 ( 1 6 2 5 5 . 物 ( ) F 品 1 3 4 濁 鮎 4 5 6 ‐ 2 0 ( ) 4. な る. *. 05 *P<0.. 196. 2; 4 (g 29 6 (8. (揚. 別. 乳幼児が 中学生以上 中学生以上 いない家庭 検 定 がいる家庭 いない家庭 検 定 2 0 n=5 8 1 = 1 5 3 n=2 n. 2 4 5 . 2 0 ) ( 4. *. 3 3 7 . ( 9 ) 1 7 2 7 4 . ( 1 3 1 ). き な る. **<PO.01. *. ***. 4 1 I . ( 7 ) 2 1. 福 福. 2 5 6 . ) ( 1 3 5. 溺. 1字 (奏. 0 3 1 . 1 5 9 ) (. ) ***P<0 .005 (複数回答.
(6) . 家庭における応急処置の実態. 無回答55 433世帯) であった. ‐6% ( 地域別にみてみると, サロンシッ プは住宅地域にくらべ 農業地域の方が多かった ( ) p<0‐01 , . 母親の年齢別による違 いはみられなかった. また, 湿布薬の種類は, 今回の調査では約4 0種類があげられていた‐ ) 救急杵創膏 5 救急杵創青を貼る前の消毒の有無については, 「場合によ って消毒する」 が762% ( 598世帯) と ‐ 「全く消毒しない 62% ( 最も多く, 「必ず消毒する」 16 2 % ( 2 ) 1 7世帯 49世帯) であった. 地 」 . . , 域別にみてみる と, 「必ず消毒する」 と答えたのは農業地域より も住宅地域の方が多かった ( p< 0.05).. ぬれたり汚れたりしたときの救急粋創醤の貼りか えについては, 「必ず貼りかえる」 が最も 多く 「 「 6 0‐6% ( 476世帯) 2 25世帯) 7 0世 , 時々貼りかえる」28‐7% ( , はずれたら貼りかえる」8 .9% ( 帯) であった‐ 地域別による違いはみられなかっ た ‐ 5‐ 各傷病の手当 て (表4) 1) すり傷の手当て 「すり傷の手当てをしたことがある と答えたのは9 一 、や泥 8‐2% ( 771世帯) であった. 傷口が砂 」 で汚れ, 血がにじん でいる場合のすり傷の手当ての方法は, 「消毒をする」 が最も 多く879% ( 67 8 . 「傷をおおう」5 世帯) であった‐ 次いで 「水道水で洗う」7L5% ( 551世帯) 2 7 % ( 0 ) 4 な 6世帯 , ‐ ど であ っ た‐. 地域別にみてみると, 「つばをつける」 は住宅地域よりも農業地域の方が多かった ( 01 ) p<0‐ ‐ ま た, 母 親 の 年 齢 別 で み る と, 「傷 を お お う」 は 34 歳 以 下 の 母 親 に 多か っ た (p<0 05) . .. 表4 各傷病の手当の方法 す. り. 傷. や. け. と. 鼻. 出. 血. 突. き. 指. % こ む ら が え り. 手当ての方法 全 体 手当ての方法 全 体 手当ての方法 全 体 手当ての方法 全 体 手当ての方法 全 体 ・ 04 n;77 51 1 1=6 6 n=6 n=34 n;220 消毒 をする. 87 .9 (67 8). 水 や氷 水 で 94.7 冷. や. す (57 2). 7 1. 5 水 ぶ く れ は 41. 9 水道水で洗う ( 1) つ ぶ さ な い (25 55 3). つ め も の を 90 .8 す る (591) 頭をそらせる. 49 ‐6 (323 ). 67 と 52. 3 ‐6 そ っ 冷湿布をする ( 234) マッサーー ジする (1 15 ). 指 を 何度 も ひ っ ‘ま る. 放っておく. i (M. 足先をのばす. 指を大きく ふ る. (湯. つちふまずの あたりをもむ. す ぐ に マッサージする. あ (な. く 強 ・ 一ジする マッサ. あたためる. {¥). あたためる. お (争. 心 臓 よ り 1.4 高 く す る ( 5). 冷. や. す. (覇. 何も しない. 0 (ず ). そ. の. 他. 2.7 ( 6). そ. 2 (呉. ぬ り 薬 を 39‐ 9 つ け る (24 1). 鼻 の 上 を 28.9 冷 や す (188 ). 冷. ぬ り 薬 を 41 1 ‐ つ け る (317). 薬 以 外 の 22‐7 ものをつける (1 37). う な じ を 18.9 た た く (1 23). 病 院へ 行く. 赤ちんをぬる. 28 ‐O (21 6). 17 ‐9 包帯 を 巻く ( 108). 1. l 小鼻をつまむ 1 2) (7. 止 血 す る. 17 3 . (13 3). 病 院へ 行く. め (な. 1 (笥. 4- 2 ‐7 水 ぶ く れ は 1 病 院へ 行く (4 3 ぶ す ( 86 6) つ ) つばをつける 薬 以 外 の ものをつける そ. の. 他. (罫 (鶴 0. (. 消毒をする 何も しない そ. の. 他. (萄 1 (品 1 (品. そ. の. 他. 足 先 を 手 で 39-1 つかみ反らせる (86 ). ,B 9 (宅. 5 2‐7 (40 6). 傷をおおう. 5 0 .6 (17 5). や. の. す. 他. 14 .1 (31). 鮎 1 (笥 1 (勧. (複数回答) 197.
(7) . 芝木美沙子・提ひさ代・三上由美子. 「 348世帯) 消毒の方法については, 「コッ トン・脱脂綿を使う」 が最も多く51 , 次いで 直 ‐3% ( 「 「 11 5世帯) 303世帯) 接, 消毒薬をかける」44 , ティッ シュ を使う」 ‐0%( , ガーゼを使う」17 .7%( 「 7 7世帯) などであった‐ 家族形態別で比べると, 直接, 消毒薬をかける」 は, 三世代の家 11 ‐4%( ) 庭よりも核家族の方が 多かった ( p<0‐05 ‐ 1 98世帯) 傷をおおうときに使用するものは, 救急杵創醤が最も 多く48‐8%( , 次いで包帯23.6% 8 73世帯) 74世帯) 8.2% ( ( 96世帯) , コッ トン・脱脂綿2‐0% ( , 滅菌ガーゼ18.0% ( , ガーゼ1 世帯) などであっ た. 家族形態別での 違いはみられなかっ た. ) やけどの手当て 2 「やけどの手当てをしたこ とがある」 と答えたのは76‐9% ( 6 04世帯) であっ た. 手の甲のあず 「 あげられていたのは き大の 水ぶくれができたときの手当ての方法で最も多く , 水や氷水で冷や す」 「 2 41世帯) 57 2世帯) であっ た‐ 次いで 「ぬり薬をつける」39‐9% ( で94.7% ( , 薬以外のものをつ 86世帯) ける」22‐7% ( 137世帯) などであっ た‐ そして, 水ぶくれに関してはつぶす14.2% ( , つ 25 3世帯) と水ぶくれをつぶさ ない方が多かった. ぶさない41 ‐9% ( 1 85 0~20分32.3%( 25 5世帯) 水や氷水で冷やす時間は, 10分未満が最も多く44.6%( , 次いで1 52世帯) であった‐ 0‐5% ( 60世帯) 世帯) , 30分以上9.1% ( , 20~30分1 1 08世帯)であった. その他には, 薬以外のものをつけるに関しては, アロエが最も多く, 78 ‐8%( ミ ソ, ジ ャ ガイ モ を す り お ろ した も の, キ ャ ベ ツ, レ タ ス, 野 菜, ヘ チ マ 水, 熊 の 油, 馬 油, ラ ー ド, つ け も の な ど が あ げ ら れ て い た‐. 手当ての方法を, 地域, 母親の年齢, 家族形態で比較したが, いずれの場合も差はみられなかっ た‐. 3) 鼻出血の手当て 「鼻出血の手当てをしたことがある」 と答えたのは82 651世帯) であっ た‐ 手当ての方法 .9% ( 323 「 91世帯) と最も 多く, 次いで 「頭をそらせる」 49.6% ( 0‐ 8% ( 5 では, つめものをする」 が9 「 18 8 世帯) などであった. また, その他の 手当ての方法として, 8.9% ( 世帯) , 鼻の上を冷や す」2 「 「 「寝かせる」 下をむく」 血がでなくなるまで鼻をかむ」 などがあげられていた. p< 手当ての方法を地域で比較すると, 「頭をそらせる」 は住宅地域よりも農業地域の方に 多く ( ) 「 05. 地域の方に多かっ た ( p<0. ) 0 , 鼻の上を冷やす」 は, 農業地域よりも住宅 ‐05 「 親の方 4歳以下の母 上の母親よりも3 が 3 5歳以 頭をそらせる 較すると また, 母親の年齢で比 」 , )‐ に 多か っ た (P<0.05. 466世帯) であった. 次いで脱 つめもの で最も 多く使用されているのは, ティ ッシュ で78‐8% ( 9世帯) で 19世帯) 2 14世帯) 脂綿36‐2% ( , ガーゼ1.5% ( , 脱脂綿をガーゼに 包んだもの3.2% ( 「 ) で, 次 % 9 9世帯 ( 3 多く6 7 5 が最も あった. つめものの 扱いについては, 止まればす ぐにとる」 ‐ 「 90 5‐2% ( 180世帯) いで 「何度もとりかえる」 が30.5% ( , 止まっ ても20~30分はとら ない」 が1 世帯) であっ た. 4). 突き指の手当て. 「突き指の手当てをしたことがある」 と答えたのは4 4.1% ( 346世帯) であっ た. 変形がない場 234世帯) と最も 多く, 次いで 「指を 合の突き指の手当ての方法では 「冷湿布をする」 が67 .6% ( 75世帯) などであっ た. 1 0‐6% ( 何度もひっ ぱる」 5 手当ての方法を, 地域, 母親の年齢, 家族形態で比較したが, いずれの場合も 差はみられなかっ た.. 5) こむらがえりの手当て 198.
(8) . 家庭における応急処置の実態 「こ む ら が え り の 手 当 て を し た こ と が あ る」 と 答 え た の は 28 0% (220 世 帯) で あ っ た 手 当 て . . の 方 法 では, 「つ っ た 部 分 を そ っ と マ ッ サ ー ジ す る」 が 52‐3% (115 世 帯) と 最 も 多く, 次 い で 「足. 86世帯) などであっ た‐ 先を手でつかみそらせる」 39.1% ( 手当ての方法を, 地域, 母親の年齢, 家族形態で比較したが, いずれの場合も 差はみられなかっ た‐. 6. 知識を得た方法 408世帯) と最も 多く, ケガの手当ての方法をどのように知ったかについては, 家族が52‐0% ( ) % ( 2 9世帯 1 25 3世帯) 次いで医学書・医学雑誌32 , テレビ・ラジオ ‐9 , 新聞・一般雑誌27 .2% ( 4 8 127世帯) 14 6‐2%( 0%( 9世帯) 1 24.1%( 89世帯) , 中学・高校の授業10‐7%( , 友人1 , 医師19‐ 世帯) などであっ た‐ 1 30 20 4世帯) 家旅の誰に影響を受けたかについては親が最も 多く50.0% ( ‐9% ( , 次いで祖母31 5% ( 10世帯) であった. 世帯) 19世帯) , 夫2‐ , 祖父4.7% ( 知識を得た方法を, 地域, 母 親の年齢, 家族形態で比較すると, それぞれ友人という 項目で差が みられた‐ 地域で比較した場合は, 農業地域よりも住宅地域の方に, また母親の年齢で比較した場 合 は, 35 歳以 上 の 母 親 よ り も 34 歳 以 下 の 母 親 の 方 に 友 人 と 答 え た も の が 多 か っ た (p<0.05,P<. が多かっ ) 0 ‐005 ‐ 家族形態で比較した 場合は, 三世代以上の家族よりも核家族に友人と答えたもの ). た (P<0‐05. 7‐ 手当ての際に子どもと話す内容. 児 童 が ケ ガを して き た と き, どの よ う な こ と を 話 す か に つ い て は, 「ケ ガ を し た 理 由」 が 81‐7%. 「 533世帯) ( 6 41世帯) と最も 多く, 次いで 「再びケガをしないように注意する」 が67.9% ( , 簡単 「 41世帯) などで 1.9% ( 329世帯) な手当の仕方を教える」 が4 , ケガをしたことをしかる」5.2% ( あ っ た-. 1 65世帯) と最も 多く, 次いで 簡単な手当ての仕方を教えるのは, 1年生ぐらいからが50 ‐2% ( 27世帯) 32世帯) 43世帯) 3年生13 , 4年生1.2% (4 , 幼稚園以下8‐2% ( , 2年生9 .7% ( ‐1% ( 世帯) となり, 6年 生以上はなかっ た. 手当ての際に子どもと話す 内容を, 母親の年齢で比較すると, 「ケガをした理由」 は35歳以上の 「 ) 母親よりも34歳以下の母 親に 多く( p<0‐005 , 簡単な手当ての仕方を教える」は, 34歳以下の母 ) 親よりも35歳以上の母親に 多かっ た ( p<0‐005 ‐ 子どもの年齢で比較すると, 乳幼児のいる家庭では, 乳幼児のいない家庭よりも,「再びケガをし な いよ う に 注意 す る」 「ケ ガ を し た こ と を し か る」 が 多く (p<0.05,p<0‐05), 「簡 単 な 手 当 て の 仕. ) 5 方を教える」 は少なかった (p<0‐00 ‐ また, 中学生以上の子どもがいる家庭では, いない家庭よりも, 「簡単な手当ての仕方を教える」 ),「ケ ガ を し た 理 由」「再 び ケ ガ を し な い よ う 注 意 す る」こ と は 少 な か っ た(P< こ と が 多く(p<0‐005 0‐05,p<0‐005)‐ 8‐ 今 後, 知 り た い こ と (表 5). ケガの手当て等について, 今後, どのようなことが知りたいかについては,「手当ての方法につい 14 3世 367世帯) と最も 多く, 次いで, 「救急法に関する講習会について一18‐2% ( て一 が46.8% ( 「 1 37世帯) などであった‐ 特に どのケガの 手当てに 帯) ‐5%( , ぬり薬の種類や使い方について」17 199.
(9) . 芝木美沙子・提ひさ代・三上由美子 表5. 今 後、 知 りたいこと. 体 住宅地域 農業地域 検 全 =257 =528 =785. 手 当 の 方 法. n. n. n. 46.8. 46‐2. て. ) ( 367. (2 4 4). 救 急法 に 関 す る 講習 会 につ い て. (1 4 3). 18‐2. 1め (も. ぬり 薬の 種 類 や 使い方について. ) (1 37. 17.5. ケ ガの 手 当 等 に 関する本について. 20 (1 ). 褐 き褐. 湿布 剤 の 種 類 や 使 い方 に つ い て. ) ( 101. 消毒 薬の 種 類 や 使 い方 に つ い て. ‐ も 品. に. い. つ. 包帯・ガーゼ等の 医療 品 に つ い て 特 そ. な. に の. 別. 域. 地 知 り た いこ と. し 他. 15.3. 12.9. (棚. 鷺品. を 蕊 も 品. 笥. O ‐ (品. (明. 晶. 齢 別. 44‐9. (11 7). (24 ) 4. あ &. i (晶. ぞ閉. . (番お. 定. ***. *. な 品 め も 品 鮎 名. (閉 (棚. 1‐ 品 (も. 15.9. *. 1 (なあ. . 品 &. ( 12 5). 53.9. 47.9. (1 23). 三 品 あ ( (な. 母 親 の 年. 歳以下 3 5歳以上 定 34=217 n =543 検 n. * *. (覇. ‐ 品 (罫 &. な め. ▲. 亀島 (. O (. (棚 0 ‐ (品. 1 40 15 7 世帯)と最も 多く, 次いで鼻出血38.1%( ついて知りたいかについては, やけ どが42.8%( )であ 62世帯 6‐9%( っ 95世帯) 10 9世帯) 世帯) , すり傷1 .9%( , 突き指25 , こむらがえり29.7%( た.. 「 今後, 知りたいことを地域で比較すると, 「包帯・ ガーゼ等の医療品につ いて」 消毒薬の種類や 使い方について一 「ぬり薬の種類や 使い方について」の3項目が, 住宅地域よりも 農業地域の方に 多 か っ た‐. 母親の年齢で比較すると, 「手当の方法について一 「ぬり薬の種類や使い方について」 が, 35 歳以 上の母親よりも, 34歳以下の母 親に多かった.. IV. 考. 察. 1. 処置者 9%と最も 多く,特に核家族の方 が三世代以上の家庭よりも 多かっ 母親が処置者であっ たのは,88‐ た‐ 核家族では母親以 外に保育にあたる者 がいないが, 三世代以上の家 庭では祖母などもいる ので 必ずしも母親が保育にあたらなくてもよいと考えられる. 2‐ 家庭におけるケ ガの発生傾 向 今回の調 査では, すり傷が81.6%と最も多く, 次いで切り傷, 鼻出血で, 家庭においては, これ らのケガが発生しやすいということがわかっ た. そのため家庭では, 少なくともこれらに対する 手 当ての方法の取得, 手当ての際に使用する医療品の常備が必要 であると 思われる. 家庭にお けるケガの発生傾向を子どもの性で比較すると, 打ち身と骨折が女児だけの家 庭よりも.
(10) . 家庭における応急処置の実態. 男児のいる家庭に 多かった‐ これは, 男児は活動的で運動的要素の 多い遊びを好むことから, この ような結果になっ たものと考えられる. 子どもの年齢 で比較した場合, 乳幼児のいる家庭に, すり傷, さし傷, 鼻出血が多かっ た 乳幼 ‐ 児は, 動きが活発であるが, 注意力がまだ不十分であるため, 転ぶ, ごつかるなど外傷の機会が多 いものと思われる‐ また, 鼻出血については, 鼻いじりが多いことやかぜのため の発熱など他の原 因も考えられる4 1 また, 突き指は, 年齢の高い子どものいる家庭に 多かっ た. これは, 学年が進むにつれ, 学校で の体育や運動部での活動が多くなり, スポーツをする機会が増えるためと考えられる. 3‐ 家庭に常備している医療品と医薬品 1) 医療品 市販救急セッ トとして販売されているものの中には, 主に救急杵創膏, はさみ, 毛抜き, ピンセ ッ ) それらについては常備率が8 ト, ガーゼなどが備えられており5 0%以上と高かっ た. また, 体温計, , 氷枕 (アイ スノンを含む) は, ほとんどの家庭で常備されていた. これは, 小児がよく発熱するた めに常備しているものと考えられる. しかし, 三角巾が16‐2%, 氷のうが27 .0%など常備率が低いものもあっ た. 三角 巾はその使い方 を知らないために常備率が低かったものと考えられる‐ しかし, 三角巾は, 応急用の包帯として , また, 骨折の固定として, 幅広く使用できるもの であり, その使用法を会得することが璽ほ れる ‐ また, 氷のうは氷枕 (アイスノンを含む) の方が扱いやすいため, 氷のうを使わずに氷枕ですませ てしまうためと考えられる‐ 綿棒は乳幼児のいる 家庭の方が常備率が高かった‐ これは, 綿棒を使って乳幼児の耳そう じや傷 の手当てをするためと考 えられる‐ 常備している医療品数は, 子どもの性別でみた場合には男児のいる家庭の方が多かっ た これは , . どの年齢でも男児の方が女 児よりも頻ばんにケガがお こるためと考えられる . 家庭で常備されている 医療品数は全体で平均1 3.2品目であっ た.これとそれぞれの医療品の常備 }も報告しているように 家庭に常備されている 医療品で軽い傷病の応急 率を合わせてみると,吉田6 , 処置を充分 に行うことができると考えられる. 2) 消毒薬 家庭に常備されている消毒薬は, マキロンが41 .7%と最も 多かった‐ マキロンは無色で刺激が少 なく, ス プレー式なので手軽に使 えることから, 常備率が高かっ たものと考えられる また マー , . キュ ロクロムは日本では製造中止となっ ているが, 市販されているために1 1 ‐2%の家庭で常備して いた. マーキュロクロムは, 安価 であり, 手軽でしかも殺菌力が強い しかし 傷が赤く染まるた , ‐ め, 炎症がおこっ てもわかりにくかっ たりの , 水銀が含まれて いるために人体への害が考 えられるこ と, 製造過程 での公害や中毒の問題もあるの で使用しないことが望まれる ‐ 3) ぬり薬 家 庭 に 常 備 さ れ て い る ぬ り 薬 は, オ ロ ナ イ ン が 28‐9%, メ ン ソ レ ー タ ム が 12工 % と 多か っ た オ ‐ ロ ナイ ン と メ ン ソ レ ー タ ム は い ろ い ろ な 傷 病 に 用 い ら れ 最 も ポ ピ ュ ラ ー な も の で あ る た め と 考 え , ら れる‐. しかし, オロナイン軟膏には, 有害性が強く, 薬として扱わない方がよい成分が含まれており , ) また メンソレータムは 有効性はある ことはあるが 有害 使用しない方がよい薬とされている8 , ‐ , , ) これらのことか 性もあるの で, 必要な場合には充分に注意して使用す るべきであるとさ れている9 . 201.
(11) . 芝木美沙子・提ひさ代・三上由美子. ら, オロナインとメンソレータムは, 最も知られているぬり薬ではあるが, なるべく使用しない方 がよいと考えられる. 00種類もあげられたのは, 市販されているぬり 薬が豊富であること, また, ぬり薬の種類 が約1 ぬり薬の中に, キ ズの薬からかゆみ止めの薬や 湿疹の薬まで含ま れているためと考えられる‐ 4) 湿布薬 家庭に備えてある湿布薬は, 病院からもらっ た湿布薬が9.0%, サロン パスが8.3%と多かっ た. しかし, 湿布薬は, 半数以上の家庭が無回答であり常備していないものと考えられる. 湿布薬は頻 ばんには使わないので, 市販薬を常備することは少ないものと思われる. また, 湿布薬の種類が約40種類もあげられていたのは, 市販されている 湿布薬が多く, 冷湿布と 温湿布の両方があるためと考えられる‐ 5) 救急杵創膏 薬付きと 救急杵創音は, 常備率が97 .7%とほとん どの家庭で常備している‐ 救急狩創膏は消毒 l o u ) } なっているが, その薬効はほとん どないため, 使用前には 必ず消毒をする 必要がある . しかし, 「必ず消毒する」 と答えたのは1 6‐2%にす ぎず, 救急辞創青使用 時の消毒についてはほとん ど知ら れていなかった‐ 一般に, 救急狩創膏は便利なため必要以上に使いす ぎたり, 消毒薬付きと明示さ 2 ) また 救急杵創膏の使用上の注意事項には, 貼る前の消毒につ れているため過 信する傾向がある1 , .. 「 い て は っ き り と 書 か れ て い な く, 単 に, 「清 潔 に して か ら 貼 る こ と」 と な っ て い る. さ ら に 効 能」. には, 「創面の殺菌及び保護」と書か れているため, 救急杵創膏を貼る だけで, 消毒をしなくて もよ 「 いと考えられて いると思われる. このことから, 救急杵創膏の使用上の注意事項に, 清潔にしてか ら貼る」 ではなく, 貼る前の消毒につ いてはっ きりと書く 必要があると思われる‐ また, 水でぬれたり汚れたり した時は, そのまま貼っ ておくことは, 細菌感染の面から望ましく. 1 3 ) 4 } し か し 「必 ず 貼 り か え る」と 答 え た の は 60‐6% であ り, 傷 口 の 清 潔 と いう 面 では 問 題 が な い1 , ‐ あ っ た.. 4. 各傷病の手当て 1) すり傷の手当て 「すり傷の手当てをしたことがある」 と答えたのは, 今回の調査を行っ た5つの傷病の中では, 9 8‐2%と最も 多かった. すり傷は, ケガの発生傾向からみても, 一番発生率が高く, 最もよく経験 す る ケ ガ と い え る.. 消毒の必要性が認識 手当ての方法では, 「消毒をする」が87 ‐9%とほとんどの家庭で行っ ており, されていると 考えられる. しかし, 泥や砂で汚れた傷は, まず水道 水などで泥や砂を取り除いてか 5 } 水道水で洗うと答えた のは71.5%であっ た. ら消毒した方がより効果的であるが1 , 「 すり傷は, 乾かす方が治りも早いので, できる限り傷 はおおわない方がよいが, 傷をおおう」と 答えたのは, 34歳以下の母 親に多かっ た‐ これらの年齢の母 親では, 小学生が第1子であることが 多く, 子どものケ ガに慣れていないことや, 第1子ということで過保護にして しまいがちと考えら れ る.. 学的にみて不潔であり, 傷口に 「つばをつける」は3 ‐8%の家庭で行われていた が, 口の中は細菌 つ ばをつけることによ って細菌 感染も考えられるので行うべきではない. また, 「軟膏の塗布」も4LI%の家庭で行われて いる. これは, 最近まで軟膏の塗布 がさしつかえ ないとされていたためと考えられる. しかし, 軟膏類は傷口を湿潤させ, 消毒が完全でないと逆に 6 1 7 } ) 軟膏の塗布に あたっては, 充 る文献もあり1 細菌を繁殖させてしまうので用いない方がよいとす‘ , 202.
(12) . 家庭における応急処置の実態. 分に注意する必要がある. 消毒の方法 では, 「直接, 消毒薬をかけ る」が44 7%と多いが これはマキロンなどの ス プレー式 . , 消毒薬が多く使われているため と考えられる 「ティ ッ シュ を使う」 と答えたのは114%であっ た . が, ティッシュ は繊維が残りやすく不潔なので使用せずに, 清潔な脱脂綿やガーゼなどを使用する ことが草ほ しい. そして, 傷をおおうものでは救急締創膏が最も多かった これは 救急辞創醤が「便利 手軽さ」 . , , 「粘着力がある」 「水仕事が できる などの利点がある1 8 )ためと考えられる しかし 傷口をおおう 」 , . のは, 出血のある時や衣服などですれて痛いとき などにし, なるべく傷を乾かすようにすることが 望 ま し い‐ 2). やけどの手当て. やけ どの手当て で基本的なことは, 受傷部位の冷却とその部位の清潔を保つことである . 今回の調査では, 「水または氷水で冷やす」が94‐7%と最も多く 手当ての方法がよく知られてい , るということがわかっ た. 冷やす時間は, 軽傷の場合 でも少なくとも20~30分 中等度の場合は最 , 9 ) しかし この調査では「ぁずき大の水ぶくれができた場合 小限30分が一応の目安とされている1 , ‐ 」 と条件設定 していたが, 30分以上は9 1 %と最も少なか た 冷やすことは 痛みの軽減 のほかに っ . . , 受傷面の拡大や熱の深部への伝達を防 ぐ意味もあるので その意味を理解した上 で充分に冷やすこ , とが必要 である. 0 また,受傷面の清潔を保つには,冷やしたあとは軽く ガー ゼをあてて 包帯を巻く だけでよいが2 } , ,. 「ぬり 薬 を つ け る 39 9% 「薬 以 外 の も の を つ け る 22 7% な どそ の ほ か の 処 置 も 行 わ れ て い た‐ 」 ‐ , 」 ‐. 1 )し ぬり薬に関しては, 軽症の際は, 抗生物 質軟膏をぬってもさしつかえな いとする文献もある2 . かし, やけどをした時す ぐにその程度を判断する のは素人には困難なの で 家庭においては 冷や , , したあとはガーゼをあて, 包帯をするのみにとどめておくほう が良いと思われる . 薬以外のものとしては, アロエが78‐8%と最も多くあげられ その他にはミソ ジャ ガイモをす , , りおろしたものなどがあげられていた これらは, 手当てに関す る知識を得たのは家族からという . 答えが大半を占めていたことからも, まだ民間療法が親から子へ伝わっ ていることを示しているも の と 思 わ れ る‐ ま た, ア ロ エ に 関 し て は マ ス メ ディ ア か ら の 影 響 も 大 き い と 思 わ れる し か し 受 , .. 傷面に薬以外のものをつけることは, 水で冷やすこと以上の効果は期待できず しかも感染の危険 , 性があるの で避けた方がよい. 今回の調査では, やけどの手当ての方法については, 受傷面の清 潔を保つという原則があまり理 解されていなかっ たといえる‐ そこ で, 熱傷時には受 傷面を冷やすだけ でなく 清潔を保 つという , ことも合わせて理解されることが草{まれる . 3) 鼻出血の手当て 鼻出血の大部分 は, キーゼルバッハ部位からの出血 なので 止血す るためにはその部位の圧 迫が , 必要 である. その方法としては, 出血側の鼻翼を中央に圧迫する方法と 小指の先ほ どの大きさの , つめものを外鼻孔に挿入し鼻翼を圧迫する方法の2つがある . 今回の調査では, 「つめものをする」 が90 ‐8%と圧倒的に 多く, 「小鼻をつまむ」 つまり鼻翼を圧 迫する方法は1 1-1%で, 手当ての方法としては最も少なかっ た この方法は 最も簡単 で有効な止 . , 2 ) その方法と意味が正しく理解されることが望{まれる 血法なの で2 , ‐ 最も多かった 「つめものをする」 に関しては, 手当ての方法としては誤り ではないが つめもの , の種類と扱い方に ついては問題があっ た‐ つめものの種類では ティ ッ シュ が7 8 %と最も 8 多く, , . 扱い方では, 「止まればす ぐにとる」 が67 %で最 と も 5 多か た しかし 繊維が残りやすく 不潔な っ ‐ . , 203.
(13) . 芝木美沙子・提ひさ代・三上由美子. 「 「 プィ ッシュ は使用を避けるべきであり, 再出血予防の ためには, 止まればす ぐとる」 ことや, 何 度もとりかえる」 ことは避けた方が良い. でき れば, つめものには繊維が残らない清潔なガーゼ, 0~30分 は と ら な い潟)と い う 扱 い 方 が または脱脂綿をガーゼで包んだもの を使用 し, 止まっても2 望まれる‐ 鼻翼を圧迫する方法, つめものを してさらに鼻翼を圧迫する方法の2つの 止血法の効果を高める 方法として, 「鼻の上を冷やす」があるが, 今回の調査では, 28 .9%と少なく, その方法はあまり知 「 られていなかった. そして, 血液を飲み込む恐れのある 頭をそらせる」 が49‐6%, 脳の 真下をた 8‐ 9%の家庭で行われていた. これら たくことになり 危険でしかも無効な 「うなじをたたく」 は, 1 は, 手当ての方法の有効 あるいは無効について, 理解されていない ためと考えられる. 4) 突き指の手当て 「突き指の手当ての経験がある」 と答えたのは44‐1%で, 最近 一年間のケガの発生傾 向からみて も, 25.5%と発生率が低かっ たため, 手当ての経験が少なかったものと考えられる. 手当ての方法では, 「冷湿布をする」 が67.6%と最も多かっ たが, 「指を何度もひっ ぱる」 という 望ましくない処置も50.6%の家庭で行われていた. 1・2度ひっ ぱることは, 整復位に近づけられ ることもあるので, 必ずしも間違いとはいえない が, 何度もひっ ぱると症状を悪化させてしまうこ とがあるため, 家庭で素人が何度もひっ ぱることはするべき では ない. 突き指は, たかが突き 指と 2 4 ) 軽く考えられがちであるが, 捻挫・脱臼・骨折の可能性があり, 後遺症を残しやすく , 素人の判断 3‐6%にす ぎなかっ た. 変形がない場合でも, は危険である. しかし, 「病院へ行く」 と答えたのは1 痛みや腫 れがひどいときは受診すべきである. 5) こむらがえりの 手当て こむら がえりは, 筋肉に負担がかかり過 ぎたり冷えたときに筋肉の 中の血液循環が悪く なり, 筋 肉内の圧力が高くなったときにおこるといわれている. そこで, 血行を良くすることがこむらがえ りの手当ての 目的となるが, そのためには, けいれんしている筋 肉を伸ばし, 温めることが 必要で ある. その方法としては, 「足先を手でつかみ反らせるようにひっ ぱる」 「つちふまずのあたりを押 して も む」 「あ た た め る」 「つ っ た 部分 を そ っ と マ ッ サ ー ジ す る」 が あ げ ら れ る‐. 今回の調 査では, 「つった部分をそっ とマッサージする」が52 .3%と最も 多かっ たが, そのほかの 方法は, 50%以下 であっ た. 2.7%とその率は 低く, そのた こむらがえりは, 最近1年間の家庭におけるケガの 発生傾向では1 めか手当ての経験も28‐0%と今回調査した5つの 傷病の中で最も低く, その手当ての方法はあまり 知 ら れて い なか っ た.. 5. 知識を得た方法 ケガの手当ての方法を家族から知っ たのが最も 多く52‐0%で, そのうち 親から影響を受けたのが 最も多く, 次いで, 祖母が多かった. これは, やはり子どもの 頃から母 親や祖母が手当てをしてく れている姿をみて いるため, 自然と覚えたり, 手当てのたびに 教えてもらっ たりしたためと思われ る-. 友人から知 識を得たと答えたのは, 地域別では住宅地域の方が, 家族形態別では核家族の方が 多 かっ た. これは, 農業地域よりも住宅地域に核家族が多く, 家庭の中に相談する人がいないためと 考えられる.また,母親の年齢別 では34歳以下の母 親に友人から知識を得たと答えた者が 多かっ た. これは, 若い母親では, ケガの 手当てに対し, まだ自信 がないために多くの人に相談するためと考 えられる. 204.
(14) . 家庭における応急処置の実態. また, 新聞・一般雑誌, テレビ;ラジオなどから知識を得たと答えたのは, 合わせて50%以上で あった‐ これらは, 知識を得やすいが, 民間療法も伝わりやすいと 思われる. 正しい応急処置の方法を広めるためには, 親が一般に開かれている救急法の講習会などに積極的 に参加することや, 学校では, 保健だよりなどを利用して, 応急処置の方法を指導することが望は れる‐ また, これから親になっていく 児童に対しても, 学校での応急処置教育を充実していく こと が望ほ れる. 6. 手当ての際に子どもと話す内容 今回の調査では, 「ケガをした理由」が最も 多く81.7%で, 次いで「再びケガをしないよう注意す る」 67‐9%, 「簡単な手当ての仕方を教える」 41 ‐9%な どであった. この中で 「簡単な手当ての仕方を教える」 は, 子どもの年齢が高くなるほどその率が高くなっ て いた. これは, 応急処置の方法を, 家庭ではしつけのひとつとして教えていると考えられ, とても 望ましいことと思われる‐ しかし, その過程には誤った方法がそのまま伝わる可能性もあると考え られるため, 教える側は, 正しい知識を身につけることが必要 である. 7. 今 後, 知 り た い こ と. 応急処置に関して, 今後, どのようなことが知りたいかということでは,「手当ての方法について一 が4 6.8%と最も 多かっ た‐特に,民間療法の知られているやけ ど,鼻出血の手当てを知りたいとなっ ていた. これは, 最近 では民間療法が否定され, 正しい処置に対する関心が高まっ てきているため と思われる‐ 「包帯. ガーゼなどの医療品について 「消毒薬の種類や使い方について 「ぬり薬の種類や使い 一 一 方について」の3項目は, 農業地域の方が知りたいこととして多くあげられていた. これは, 薬局. 薬店が少なく, 医薬品が少ないことや 医薬品に関する情報取得の場が少ないためと考えられる .. V. 結. 語. 旭川市内の小学校に通う児童の家庭7 85世帯に, 家庭におけるケガの発生傾向や家庭に備えてあ る医療品などについて調査を行い, その結果を考察したところ, 次のようなことがわかっ た ‐ ) 家庭におけるケガの発生傾向はすり 傷の発生率が最も 多く81 ( 1 ‐6%で, 次いできり傷61 ‐5%, 鼻 出 血 49‐9% であ っ た.. ( 2 ) 家庭に常備されて いる医療品で, 常備率が高かったのは, 体温計99‐6%, 救急群創膏97 ‐7% などであり,常備されている医療品数は平均1 3.2品目であっ た.医療品数とそれぞれの常備率から, 軽い傷病の手当ては充分 に行うことができると考えられる. ( 3 ) 救急狩創醤を貼る前に 「必ず消毒する」 と答えたのは16‐2%と少なく, 消毒の必要性につい てはあまり理解さ れていなかっ た. また, 水にぬれたり汚れたりしたとき, 「必ず貼りかえる」と答 え た の は 60‐6% であ っ た‐. ( 4 ) 各傷 影病の手当ての経験があると答えたのは, すり傷9 8‐2%, 鼻出血82 ‐9%, やけど76 ‐9%, 突き 指 44‐1%, こ む ら が え り 28‐0% で あ っ た .. ( 5 ) すり傷の手当ての方法は,「消毒をする」が87 ‐9%で消毒の必要性については認識されていた が, まず行われるべき である 「水道水で洗う」 が71 ‐5%と充分に広まっていなかっ た. 205.
(15) . 芝木美沙子・提ひさ代・三上由美子. ( ) やけどの手当ての方法は, 「水や氷水で冷やす」が94‐7%と最も多かっ た. しかし, 冷やす時 6 間は不充分であり, さらに 「水ぶくれはつぶす」 「薬以外のものをつける」 「ぬり薬をつける」 とい う望ましくない処置も行われていた. 「 ( 7 ) 鼻出血の手当ての方法は,「小鼻をつまむ」が11 .1%とあまり行われておらず,ほとんどが つ めものをする」 方法をとっ ていた. つめ もの では, テイ ッシュ が78.8%と最も多く使用され, その 0‐5%であっ た. 7‐5%, 「何度もとりかえる」 が3 扱い方は, 「止まればす ぐにとる」 が6 ( ) 突き指の手当ての方法では, 冷やすという処置は理解されていた. しかし,「何度も引っ 張る」 8 「 3‐6%と少なかっ た. という処置が50 .6%も行われており, 病院へ行く」 は1 ( 9 ) こむらがえりについては, 手当ての経験そのものが28.0%と低く, 方法もあまり知られてい なか っ た‐. ( 1 0 ) 知識を得た方法については, 家族から知ったのが最も多く52.0%であっ た‐ 特に 「親」 から. が 多か っ た.. ( ) 手当ての際に子どもと話す内容については, 「ケガをした理由」が81.7%と最も 多かっ た. ま u た, 「簡単な手当ての仕方を教える」 は41‐9%であっ たが, これは年齢の高い子供のいる家 庭に 多 か っ た‐ ( ) 今 後知 り た い こ と に つ い て は, 「手 当 て の 方 法 に つ い て」が 46‐8% と 最 も 多く, 特 に, 民 間 療 1 2. 法の知られているやけ ど, 鼻出血についてが多かった. 以上のことから, 家庭に常備されている 医療品で, 軽い傷病の応急処置は充分できると思われる が, 必ずしもそれらを充分に活用し, 正しい処置方法でケガの手当てをしているとは 限らないとい う こ と が わ か っ た.. 応急処置の知識は, 親から子へ伝わることが多いが, その過程には誤っ た方法がそのまま伝わる 可能性もあると考えられる. そこで, 家庭においては正しい応急処置の方法を理解してもらうことが必要であり, そのために は, 地域や学校 で講習会を設けるなど, 何らかの指導が必要だと思われる.. 稿を終えるにあたり, 調査にご協力下さいました保護者の皆様に 心から感謝致します. V I .引用 文献 83 3一69 - 1) 船J -幡夫監:子どもの急病・事故と救急処置, ライフ・サイエンス・センター, 6 , 19 ‐ ) 9 8 81 2) 吉田敏子:家族の健康管理に関する研究-救急処置の検討-, 看護展望, 6( ,1 , 31一35 ‐ 3) 木村律子:子供の救急処置に対する知識とその対処能力について, 養護教諭養成課程研究収録7, 弘前大学教育 学部養護学科教室, 41-44 8 , 198 ‐ 87 ) 9( 1 4) 飯沼蕎孝:子供の急病と対策一興出血一, 保健の科学, 2 , 19 , 27一30 . ) 5 3一54 7 97 7 9( 8 2種類についての検討, 保健の科学, 1 5) 大串靖子:市販救急セット1 ,1 , 4 . ) 6) 前掲書 2 28 1 7一2 7) 秋山洋:幼児の医学シリー ズ② 子どものけが一家庭で必要な応急手当一, 日本放送出版協会,22 ,197 . 00 9 81 8) 養護教員部編:健康白書 N02 学校常備薬品の実態, 日本教職員組合, 1 ,1 . 9) 前掲書 8) 98. 0 5 ) 1 1 5-55 10 ) 盛昭子他:救急許創膏についての実態調査ならびに実験的研究, 学校保健研究, 17( , 54 , 197 ‐ ) 小野寺公子他:救急許創膏に関する実験的研究 第1報 無菌試験および抗菌力測定成績について,保健の科学, 11 206.
(16) . 家庭における応急処置の実態 20( ) 7 , 487-490 , 1978 -. ) 前掲書 10 2 1 ) ) 前掲書 10 13 ) ) 前掲書 11 1 4 ) ) 前掲書 1 15 )64 . ) 全国国立大学付属学校養護教諭部会: 「学校における救急処置」 の手びき 東山書房 1 16 3 98 5 , , 1 ,1 ‐ ) 前掲書 1 17 )32 ‐ ) 前掲書 1 18 ) 0 ) 川崎憲一:新保健室の救急事典, 東山書房, 1 19 08 9 84 ,1 - ) 前掲書 19 2 0 ) 21 ) 前掲書 19 ) 22 ) 前掲書 4 ) ) 前掲書 19 2 )159 3 . 2 4 ) 清川誠-:図説スポーツ傷害と処置, 新思潮社, 1 4 4 81 , 19 ‐ * 本学助手 旭川分校) ( **旭川 分校 看護 学 教 室) (. 207.
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