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化学概論1 章末問題解答編

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Academic year: 2021

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(1)Title. 化学概論1 章末問題解答編. Author(s). 小原, 繁. Citation Issue Date. 2002-04. URL. http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/2954. Rights. Hokkaido University of Education.

(2) 解答例 1.2 特性 X 線の振動数 ν と原子番号 Z には. √ ν = a(Z − b). 第 1 章 原子と分子. (1.2.1). の関係があり(a と b は定数)、また、振動数 ν は光の 速さ c や波長 λ と. c (1.2.2) λ 問題に関連した内容を記載した教科書「一般化学」 の関係がある。したがって、次の関係式が得られ、 のページ数を問題文最後に記した。 r c = a(Z − b) (1.2.3) λ ν=. この式に実際の値を代入して s c = a(30 − b), ◦ 1.435A s c = a(28 − b), ◦ 1.658A s c = a(Z − b) ◦ 1.789A. 問題 1.1 3種の窒素化合物 A、B、C を分析したら、次 の結果を得た。この事実が倍数比例の法則に合致する ことを説明せよ。(p4). 窒素 酸素. A B 63.63% 46.67% 36.37% 53.33%. C 30.44% 69.56%. 解答例 1.1 各化合物において窒素と酸素の質量比を計. (1.2.4). (1.2.5). (1.2.6). 未知の原子番号 Z を求めると、. 算し、これらの数値の比を計算すると. Z = 27. 0.6363 0.4667 0.3044 : : 0.3637 0.5333 0.6956 = 1.7495 : 0.87511 : 0.43760. (1.2.7). になる。なお、光の速さ c の実際の値を使わなくても. Z の値を算出することができることに注意すること。. = 3.9979 : 1.9997 : 1 ' 4:2:1. (1.1.1) 解説 1.2 原子番号が Z 、Z 、および、Z の三つの元 1 2 3 素においてその特性 X 線の波長が λ 、 λ 、および、 λ3 1 2 になり、 「一定量の酸素と化合する窒素の質量が簡単な 整数比になっている」ので倍数比例の法則に合致して だったとすると、(1.2.3) 式は r いることが判かる。 c = a(Z1 − b), (1.2.8) λ1 r 解説 1.1 化合物 A の質量を M とすると、この質量の c = a(Z2 − b), (1.2.9) λ2 うちの比率 r(= 0.6363) が窒素の質量になり残りの比 r 率 (1 − r) が酸素の質量になる。したがって、それぞれ c = a(Z3 − b) (1.2.10) λ3 の質量は Mr と M(1 − r) になり、窒素と酸素の質量比 (窒素の質量/酸素の質量)は. Mr r 0.6363 = = M(1 − r) 1 − r 0.3637. になる。これらの等式から、定数 a、b、および、c を. (1.1.2) 除去して次式を得る、 Z1 S1 + Z2 S2 + Z3 S3 = 0,. になる。同様に化合物 B と C についても質量比を計算. (1.2.11). し、それらの数値の相対比率も計算すると上記のよう. ここで、S1 、S2 、および、S3 は波長の逆数の平方根を. に簡単な整数比になる。. 使用して定義した定数である、 r r 1 1 − , S1 ≡ λ2 λ3 r r 1 1 S2 ≡ − , λ3 λ1 r r 1 1 S3 ≡ − . λ1 λ2. 問題 1.2 特性 X 線のうち Kα 線についての波長が、Zn ◦. ◦. では 1.435 A 、Ni では 1.658 A である。ある元素の Kα ◦. 線の波長は 1.789 A である。この元素の原子番号を求 めよ。光の速度 c = 2.998 × 1010 cm/s とする。(p8). 1. (1.2.12) (1.2.13) (1.2.14).

(3) 途中を割愛.

(4) 26. 授業「化学概論 I」演習問題と解答例  北海道教育大学教育学部 小原  繁. 問題 4.16 電池 Zn|Zn2+ k Ag+ |Ag の 25◦ Cにおける起電 力を求めよ(Zn2+ と Ag+ の濃度はどちらも 1 mol/L)。. (p131) 解答例 4.16 Ag+ の標準電極電位は +0.799V であり、. Zn2+ の標準電極電位は −0.763V であるので、起電力は (+0.799 V) − (−0.763 V) = +1.562 V. (4.16.1). になる。. 問題 4.17 濃度不明のチオ硫酸ナトリウム水溶液 20mL が 0.254g のヨウ素を還元するという。このチオ硫酸ナ トリウム水溶液と濃度が等しい水溶液を 1L つくるた めには、何 g の Na2 S2 O3 ・5H2 O が必要か。(p132). −→ 2I− + S4 O2− I2 + 2S2 O2− 3 6 ただし、ヨウ素の原子量 I=127、Na2 S2 O3 ·5H2 O の式 量を 248 とする。 解答例 4.17 ヨウ素分子の 1 mol 当りの質量は 254 g/mol なので 0.254 g のヨウ素分子の物質量は. 0.254 g = 1.00 × 10−3 mol 254 g/mol. (4.17.1). になる。ヨウ素の還元にはチオ硫酸イオンがヨウ素 の 2 倍の物質量が必要になるので、チオ硫酸イオン が 2.00 × 10−3 mol だけチオ硫酸ナトリウム水溶液 20. mL に溶けていることになる。したがって、これと同 じ濃度の水溶液を 1 L 調製するにはチオ硫酸イオンを (2.00 × 10−3 mol) ×. 1L = 1.00 × 10−1 mol (4.17.2) 20 mL. 必要になる。Na2 S2 O3 ・5H2 O の 1 mol 当りの質量は. 248 g/mol なので、必要な Na2 S2 O3 ・5H2 O の量は (1.00 × 10−1 mol) × 248 g/mol = 24.8 g になる。. (4.17.3).

(5)

参照

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