保育所における「特別支援保育コーディネーター」養成研修の有効性に関する研究
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(2) 3.保育所巡回相談. 3.6点上昇し、対応のあるt検定の結果、有意差. 平成21年7月22日∼8月19日にかけて、. がみられた。なお、応用行動分析学を学んでいる. 市内13か所の保育所に対して応用行動分析学. 大学院生の平均得点は、19.6点であった。. に基づいた巡回相談を実施した。コーディネー. 3)新版STAI状態一特性不安検査. ターからコーディネート状況について報告が. 状態不安について、コーディネーター養成研修前. あり、言語称賛による正の強化と支援に関する. 後でコーディネーターに対し実施した。Preと. フィードバックを行った。また、対象児の直接. postで平均6.8点下降し、対応のあるt検定の結. 観察から具体的な支援についての助言を行っ. 果、有意差がみられた。同様に、特性不安につい. た。. ても実施した。Preとpostで平均1.8点下降した. 4.コーディネーター連絡会. が、有意差はみられなかった。. 平成21年9月15日,17目(第1回),10月7. 4)子どもの行動の変容及びコーディネーターの支. 目(第2回)に実施した。研修会や巡回相談を受. 援行動と園内コーディネートの変容. けて実施した支援やコーディネート活動につい. (1)子どもの行動の変容および保育士の支援行. て報告を受け、コーディネーター相互で意見交換. 動の変容. し、筆者からのフィードバックを行った。報告書. アンケートについて「コーディネーターの支援. による実践発表では、発表者だけでなく全てに対. 行動」とr子どもの行動変容」に分けて、コーデ. して筆者からのコメントを付け返却した。. ィネーター養成研修前後のコーディネーター群. 皿.結果と考察. で比較した。ともに対応のあるt検定を行った結. 1)コーディネーター養成研修会事後アンケート. 果、有意水準1%で有意差が認められた。. 結果の分析. (2)コーディネーターの支援行動と園内コーデ. 「研修会はどれくらい理解することができまし. ィネートの変容. たか」との設問について、4件法で回答してもら. コーディネーター養成研修前後のコーディネ. った。結果はFig.2の通り、概ね理解された。. ーター群で比較した。前後で平均45.5点上昇し、 rコーディネーターの支援行動と園内コーディ. 90路. ネートの変容」は、対応のあるt検定を行った結 果、有意水準1%で有意差が認められた。. OO%. 50島 0あまり理解で. ぎなかった 40%. これらから、一連のコーディネーター養成研修. 30尉. 日理解できた 20引. の過程を通して、コーディネーターの支援行動が. 10%. ○既 口大変よく理解. 増加し、工夫されたことや保育所で対象とした子. Fig.2特別支援保育コーディネーター研修会における理解の程度. どもの行動が一定の改善を示したことが確認さ. 第1回 策2回 第3回 第4回 できた. れた。. 自由記述内容は、r内容が分かりやすかった」 r演習が役に立った」r事例が具体的だった」rケ. ース会議をしてみたいと思った」r考え方が変わ った」などの肯定的と捉えられる記述が多かった。. 2)コーディネーター養成研修会前後での. KBPACの得点 コーディネーター養成研修会開始前後でコーデ. ィネーターに対し実施した。Preとpostで平均. 1V.総合考察 本研究では、コーディネーター養成研修を行ご とで、コーディネーターが必要な知識や技能を身 につけ、一定の役割を保育所で果たせ得ることが 分かった。それによって、コーディネーター養成 研修の有効性を実証できた。. 指導教員 井澤信三. 一187一. 主任指導教員 井澤 信三.
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