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高齢者の「心配ごと」と地域活動についての一考察(2) : 高齢者の災害時避難行動から

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Academic year: 2021

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一 高齢者 の災 害 時避難 行動 から ー

問 題 被 災 地 の 高 齢 者 東 日 本 大 震 災1)か ら1 年 半 が 経 過 し た こ の 夏 、 ボラ ン テ ィ ア と し て 被 災 地 に 赴 き 、 仮 設 住宅 で 暮 ら す65歳以 上 の方 々 と話 す 機会 を もっ た。 震 災 前 は 、 現 役 の 漁 師 だ っ た 人 、 漁 か ら 帰 っ た 網 の 修 理 を 手 伝 っ て い た人 、 水 産 加 工 場 の パ ー ト 事 務 を し て い た 人 、 田 畑 で 野 菜 を つ く っ て い た 人 等 々、 高 齢 に な っ た 現 在 も 漁 業 や 農 業 で生 業 を 得 て 働 い て い た 人 が 多 い こ と に 驚 い た。 同 時 に、 高 齢 者 が、 一 瞬 に し て 家 と 仕 事 を 失 う こ と の 痛 み は、 著 者 の 想 定 を は る か に 超え た も ので あ る こ とを 知 っ た 。 一 般 に 、 高 齢 者 は 「 災 害 弱 者 帽 ( 防 災 行 政 上 は 匚災 害 時 要 援 護 者⊃ の 筆 頭 と し て あ げ ら れる 。 そ の 理 由 は 匚災 害 時 の 避 難 の支 援 を 必 要 と し て い る 人 が多 い こ と、 被 害 を 受 け

高齢者の「心配ごと」と地域活動についての一考察( 2)

木  村  泰  子

や す い こ と、 ま た 、 被 災 後 の健 康 問 題 ・ 生 活 問 題 を 生 じ や す い こ と な ど 」( 松 岡 勹 と さ れ て い る が、 ま さに そ の通 り の現 状 で あ った 。 高 齢 者 の 心 配 ご と (災 害 時 の 避 難 ) 昨 年 9月 、 著 者 は高 齢 者 の 匚心 配 ご と 」 と 地 域 で の助 け 合 い活 動 に つ い て の調 査4 )を 行 っ た。 そ こ で 、 現 在 ま た は 将 来 利 用 を し た い 福 祉 サ ー ビ ス と、 担 い 手 に な って 実 践 ( 提 供) し た い 福 祉 サ ー ビ ス に つ い て 問 う た も の が下 記 の 図 表 で あ る(Table 1 、 Figure 1 )。 利 用 し たい サービ スで ↓ 番 多 かっ たの は 匚急 に 具 合 が 悪 く なった とき の手 助 け 」(61.8%) 、 2 番 目 に 「 災 害 時 の避 難 の手 助 け 」(47.9%) 、 3 番 目 は 「 ち ょ っ と し た 力 仕 事 」(44.2%) で あ り 、 災 害 時 の手 助 け は 、 回 答 者 の ほ ぼ半 数 の 人 が望 ん で い る こ と が わか っ た。 他 方 、 支 援 の 担 い手 に な っ て実 践 ( 提 供) し た い 福 祉 サ ー ビ ス は、 1番 多 か っ た の が 「 安 否 確 認 Table l  利 用 し た い 福 祉 サ ー ビ ス 、 提 供 し た い 福 祉 サ ー ビ ス ( 複 数 回 答 ) n=165 A. 現在または 将来、 利 用したい サービス    B. 担い手になって実蹴 提㈲L 人         %         人 % 1。安 否確認の 声かけ 2.話し相手や 相談 相手 3.急 に具合が 悪くなったときの手助 け 4.ちょっとした買い 物やゴミ出し 5.災害時の避 難の手助 け 6.ちょっとした力仕 事 7 漣 院の送迎 や外 出の 手助け 8.食事の差し入れ 9.食 事づくりや掃 除・洗濯 の手 伝い 10.気軽 に行ける自由な居 場所の提 供 11.そ の他 I フ 2 2 9 3 2 2 9 8 0 6 5 0 5 7 7 6 4 5 戸 n ︶ 1 37.0 34.5 61.8 315 47.9 44.2 37.6 25.5 35.8 41.2 0.0 9 2 0 4 8 1 9 0 0 0 ″ Q 7 6 6 6 3 2 3 4 3 Q り 9 6 4 8 0 7 6 2 2 2 0 7 7 6 8 3 2 3 4 8 8 q ︶ 4 3 3 3 2 1 2 り 乙 1 1

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11. そ の 他 10. 気 軽 に い け る 自 由 な 居 場 所 の 提 供 9. 食 事 づくりや 掃 除・ 洗 濯 の 手 伝 い 8. 食 事 の 差 し 入 れ 7.通 院 の 送 迎 や 外 出 の 手 助 け 6.ちょ っとした 力 仕 事 5.災 害 時 の 避 難 の 手 助 け 4.ちょ っとした 買 い 物 やゴ ミ 出 し 3. 急 に 具 合 が 悪 くな った とき の 手 助 け 2. 話 し 相 手 や 相 談 相 手 1. 安 否 確 認 の 声 か け 0     20    40     60     80 Figure l  利 用 し た い 福 祉 サ ービ ス、 提 供 し た い 福 祉 サ ービ ス( 複 数 回 答 ) の声 かけ」(47.9%) 、 次 に「 ちょっ とした買 い物 や ゴ ミ出 し」(38.8%) 、「 話 し相 手 や相 談 相手」(37.6%) 、 匚急 に具 合 が悪 くな った と きの 手助 け」(36.4%) の順 に多 か った。 「 災害 時の避 難 の手助 け」 を したい とす る人 が 回答 者165人 中38人(23.0%) であ る のに 対 し、 手助 けを して ほしい と思 う人 は165人 中79人 いたこ とになる。 自分たちの老 後に向 け て地 域 で互 助活 動を 活 発 にす るNPO法人 の会員 間におい ても、災害 時の避難 の手 助け につい ては、こ のよう に支援 を望む人 と支援 を提 供する人 との数にギ ャップがあ ることが わかった。 つ まり、 高齢 者が地域生活 におい て必 要としてい る手助け は、 急に具合 が悪く な った時や災害 時の避難 といったいつ 起こる か予測 できない もし もの 事態に備え ての支援 であ るというこ と、 そし て、 そのよ うな事態 に備え て支援を しよう と日頃か ら考え ている 人 は高 齢者のニ ーズを満 たすほどはい ないと いうこ とが わかった。 こ のようなこ とか ら、災害 時の高齢 者の避 難行動 について 高齢者の 目線で把握 し、 地域 で出来 る支援 について検討 するこ とにした。 高齢者 の災 害時 支援に対 しての手立 てを 考え るこ とは、 高齢 者の もし もの時の不安を 少し 100 n=165 120 人 で も減少 でき るかもし れな い。 そのこ とは、 障害 や病気・怪我 を もつ人、 外国人、 子ど も を含 む地 域住民 が安心して生 活でき るコ ミュ ニテ ィづ くり にもつな がるのではない かと考 えた からであ る。 本研究 の目的 本 研究では、高 齢者の災 害避難 に対 する不 安やニ ーズについ て理解す るとと もに、 そ れ らに対 応する支援 の方法 について検討 するこ とを 目的とす る。 方 法 本 研究では、2011年 3月11日か ら2012年 9 月に かけての、東 日本大震 災に関す る研究論 文、調 査報告書、 行政報告 書、 新聞記 事(株 式会 社ニ ホ ン・ ミッ ク版月 刊切り抜き 速報福 祉ニ ュース高齢者 福祉編) 等を用い、 震災 直 後か らの自宅、避 難所、仮設 住宅 にお ける高 齢者 の避 難行動 やその支援 について整 理し、 その方策 を検討す る。 結 果 災 害 弱 者 とし て の高 齢 者 地 震 な ど の 災 害 時 に 避 難 に 苦 労 す る の が 高 齢 者 や 障 害 者 、 乳 幼 児 な ど の 災 害 弱 者 で あ り、

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そ の避 難 支 援 につ い て も、 行 政 の指 揮 の もと 、 多 く の自 治 体 で 講 じ ら れ て い る 几 し か し 、 こ の 度 の大 震 災 に お い て も、 災 害 時 要 援 護 者 へ の 情 報 提 供 や 避 難 、 避 難 生 活 に つ い て の対 応 が 不 十 分 な 場 面 があ っ た こ と、 災害 時 要援 護者 名 簿等 の有 効活 用 が で きな か っ た こ と 、 避 難 所 等 の バ リ ア フ リ ー 化 か 不 十 分 で あ っ た こ と 、 災 害 時 要 援 護 者 へ の 配 慮 の 在 り 方 に つ い て 検 討 の必 要 が あ る こ と 等 々 が 指 摘 さ れ て い る 几 ま た 、 災 害 時 要 援 護 者 の リ ス ト 作 り に あ た っ て は、 プ ラ イ バ シ ー 等 の 問 題 か ら 進 ん で い な い こ と も 新 聞 等7)8)で 取 り 上 げ ら れ てい る。 東 北 地 方 は 高 齢 化 率 が 高 く、 犠 牲 者 に 占 め る 高 齢 者 の 割 合 は高 い 。 世 帯 の多 く は 高 齢 者 夫 婦 世 帯 、 独 居 高 齢 者 世 帯 で あ る。 実 際、 東 日 本 大 震 災 の 死 者15,270 名 、行 方 不 明 者8,499 名 中 、60 歳 以 上 が65 % で あ っ た 几 3 月11 日 の 東 北 地 方 は 、 冷 え 込 み が 厳 し く、 い っ た ん は避 難 し た高 齢 者 も低 体 温 症で 亡 く な っ たヶ − ス も多 く 气 震 災 後 に 震 災 に よ る 負 傷 の悪 化 等 で 亡 く な っ た 震 災 関 連 死11)の 死 者 数 は2012 年 3月31 日 時 点 て1,632 人 、 そ の う ち66 歳 以 上 は1,460人(89.5%) で あ る 。 災 害 当 夜 の高 齢 者 災 害 直 後 か ら 当 夜 の 高 齢 者 の避 難 行 動 に つ い て は、「 東 日 本 大 震 災 時 に お け る 単 身 高 齢 者 の 行 動 調 査」12∩ こ詳 し い 。 調 査 結 果 は 山 形 新 聞 記 事13)か ら知 り 、 調 査 責 任 者 の 鈴 木 氏 か ら 直 接 頂 い た も ので あ る。 単 身 高 齢 者 が、 地 震 直 後 に ど の よ う な 行 動 を と っ た か 、 ま た、 地 震 が 落 ち 着 い た そ の 夜 と っ た 行 動 は ど の よ う な も の で あ っ た か、 そ の 経 験 を と お し て 今 後 ど のよ う な 支 援 を 望 む か に つ い て 記 さ れ て い る。 地 震 を 経 験 し た 単 身 高 齢 者 の 声 に 耳 を 傾 け る こ と は、 今 後 の 災 害 弱 者 の支 援 を 考 え る 上 で 重 要 と 考 え た 。 以 下 は、 調 査 結 果 を 引 用 し た も の で あ る が、 著 者 が タ イ ト ル を つ け て 分 類 し 、 並 び 変 え た も の で あ る。 ( 1 ) 調 査 の 経 緯 と 調 査 対 象 者 の 属 性 2011 年 3月11 日 の東 日 本 大 震 災 で の 山形 市 は 震 度 5、 ラ イ フ ラ イ ンは 電 気 が地 震 発 生 と 同 時 に 停 電 し、 第 6地 区 で は翌 朝 8 時 半 頃 か ら 夕 方 6時 に か け て 順 次 回 復 し た。 そ の後 も 食 料 品 や 日 用 品 等 の不 足 が 続 き ガ ソ リ ン ス タ ン ド に は石 油 や ガ ソ リ ンを 求 め て長 蛇 の列 が で き る な ど 市民 生 活 は混 乱 し た 。 震 災 半 年 後 で あ る 9月 6 日 に 第 6地 区 の民 生 児 童 委 員 協 議 会 の高 齢 者 部 会 で 、「 災 害 時 ひ と り 暮 ら し 高 齢 者 を ど う 支 援 し て い く か、 ア ンケ ート 調 査 で 、 そ の 実 態 を 明 ら か に し、 民 生 委 員 と し て だ け で な く 、 市 民 の 一 人 と し て そ の 手 立 て を 考 え る」 と い う主 旨 の も と、 「 東 日 本 大 震 災 時 に お け る単 身 高 齢 者 の 行 動 調 査 」 が 行 わ れ る こ と と な っ た 。 ま た 、「 そ の 時 の 状 況 を お 聞 き し、 今 後 の活 動 に 生 か す と と も に、 内 容 に よ っ て は 、 町 内 会 ・ 行 政 に も 働 き 掛 け て、 こ の 町 で 安 心 し て生 活 出 来 る よ うに、 この調 査 を 計 画 いた しまし た」 とあ る。 調 査 は、 第 6地 区 の70 歳 以 上 の 単 身 高 齢 者 260人 を 対 象 に実 施 さ れ、 男 性43 人 、 女 性147 人 の合 計190 人 か ら 回 答 を 得 た ( 回答 率73 % )。 そ の 年 代 内 訳 は 、80 歳 代 が 一 番 多 か っ た 。 (Table 2 ) Table 2 年代 1. 70 歳 代 2.80 歳 代 3. 90 歳 以上 年齢内訳 n=190 人 262891 % 43516 「東 日 本 人 震 災 時 に お け る単 身 高 節 者 の 行動 調 査」の デ ー タ を 用い 著 者が 伶 戎

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調 査 対 象 者 の ひ と り 暮 ら し の 年 数 は10 年 未 満 と そ れ 以 上 が ほ ぼ 同 数 で あ る 。(Table 3 ) ま た 、 健 康 状 態 に つ い て は 、「 健 康 で あ る 」 (70 % )、「 何 ら か の 病 弱 又 は 障 害 」(30 % ) と な っ て い る 。(Table 4 ) 日 常 生 活 が 独 力 で き る か ど う か の 問 に つ い て は 、 匚自 分 で 大 概 の こ と は で き る 」(76 % )、 「 困 難 は あ る が 介 助 か 必 要 な ほ ど で は な い 」 (19 % ) と な っ て い る 。(Table 5 ) (2 ) 震 災 直 後 の 避 難 行 動 匚地 震 発 生 時 は ど こ に い ま し た か 」( 問18 ) で は 、 自 宅 に 居 た 人 が 最 も 多 く (82 % )、 そ の 他 の 人 は 、 知 人 友 人 宅 、 商 店 等 の 施 設 、 路 上・ 畑 等 の 屋 外 、 介 護 施 設・ 病 院 と な っ て い る。 ま た 、「 発 生 後 の 最 初 の 安 否 連 絡 は 誰 に し ま し た か 」( 問19 ) で は 、 親 族 ・ 親 戚(63%) が も っ と も 多 く 、 だ れ に も し な か っ た 人 (18 % ) が 2 番 目 に 多 か っ た 。(Table 6 ) 匚発 生 当 日  安 否 確 認 に 誰 が 来 ま し た か 」 ( 問20 ) で は 、 親 族 ・ 親 戚 (40 % )、 民 生 委 員 ・ 福 祉 協 力 員 等(35%) 、 知 人 友 人(15%) 、 誰 も 来 な か っ た 人 (10 % ) の 順 と な っ て い る 。 (Table 7 ) 匚停 電 等 の 状 況 下 で 夜 間 ど う 過 ご し ま し た か 」 ( 問21 ) で は 、 自 宅 に 独 り で い た 人 (55%) が 過 半 数 を 占 め 、 親 族 ・ 親 戚 と 共 に い た 人 (30 % )、 そ の 他 、 知 人 友 人 、 近 所 の 人 過 ご し た 人 、 避 難 所 に 行 っ た 人(15%) で あ る 。(Table 8 ) 匚そ の 時 ど の よ う な 問 題 が 起 き ま し か 」 ( 問22 ) に 対 し て は 、 暖 房 が な い (38 % )、 電 池 ・ ろ う そ く 等 の 不 足 (22 % )、 そ の 他(17 % )、 炊 事 が で き な い(15%) 、 水 道 が 使 え な く な っ た ( 8 % ) と な っ て い る 。(Table 9 ) Table 3 一 人 暮 ら し の年 数 年数 1.10 年未満 2. 20 年未満 3.20 年以上 人 957 762 n=171 - 6 8 6 4 3 1 ( 東 日本人濾 災時における単身 高齢者V)行 貘 彫記 のデ ータを用い 著者が 竹戎 Table 4 健康 状 態 n=190 人 1。 健 康 2. 病 弱 また は 身 体 的 F章力弍い が あ る 33 57 %70 30 「 東 日本人言 災帽 こおける単身 高齢者の 行 跏 彫覬」のデ ータを用い 著者が 巾 戎 Table 5 日常 生 活 は 独力 で でき る か n=190 日常生活 自立度        人   % 1. 自分で大概のことはできる      145 76 2. 困軸 まあるが介助か必癢なほどではない  35 19 3。 介 助 か 必 癢       10  5 「 東 日本大震災蝴 こお ける単身 俗齢考の行動 術 齠 のデ ータを用い著者が竹戎 Table 6 発 生 後 の 最 初の 安 否 連 絡を した人 n=209 連絡した人       人    % 1. 親族・親戚       131   63 2。 知 人友人 3. 民生委員・售 阯協力員等 4. だれ にもしない 738 213 3 6 8 1     1 「 東 日木大震災 時における単身 高齢者ので誰 涓 釶 のデ ータを用い 著者が作絨 Table 7  発 生当 日、 安 否 確 認 に 来 た 人 n=240 安否炭 忍に来た人         人    % 1。 親 族・ 親 戚 2. 知人 攵人 3. 民生 委 員・ 福 祉 協力 員 等 973683 0 5 5 4 1 3 4 岫 隹も 来 な い        24   10 「 東日本大震 災時における単身高齢者の行鷦 昊齟 のデ ータを用い著者が 作苑 Table 8 停 電 等の 状 況下 、夜 間 どう 過ご した n=184 夜間 の過ごし 方 1. 親 族・ 親 戚と共に 2. 知 人・ 友人 と共に 3. 近jミ听の人と共に 4. 自宅 に独りでい た 人 冖 D 冖 D q ″ 1 冖 a 1   0 1 % 0 8 5 5 n j       冖 D 5。 避 難 施 設 に 行 っ た       4     2 (東 日本大震災昨 こおける中身 高齢者口)行鮹調恕 のデータを用い著者が怐 戌 Table 9 その 時 ど のよう な 問 題が 起き た か n=195 起きた問題          人     % 1。 炊 事 ができない 2. 電池・ ろうそく等の 不足 3. 暖 房 がない 4. 水 道 が使 えなくなっ た 5. そ の他 0 3 4 5 3 3 4 7 1 3 528871 り 亠 Q リ  1

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匚幾 日 で 普 通 の 生 活 に 戻 れ ま し た か 」( 問23 ) に 対 し て は 、 3 日 以 内(75 % )、4 ∼7 日 (20 % ) で 、 ほ と ん ど の 人 が 、 1 週 間 以 内 に 普 通 の 生 活 に 戻 っ た と し て い る 。 ま た 、「 避 難 所 の 設 置 や 炊 き 出 し の 必 要 を 感 じ ま し た か 」( 問24 ) に 対 し て 、 こ の た び は 必 要 な い (82 % )、 あ れ ば 利 用 し た(14%) 、 必 要 が あ っ た ( 5 % ) と な っ て い る 。 「 災 害 時 の 避 難 所 が ど こ か を 知 っ て い ま す か 」( 問25 ) に 対 し て 、 知 っ て い る (70 % )、 知 ら な い (30 % ) で あ っ た 。 匚災 害 対 策 を し て い ま す か 」( 問26 ) に 対 し て は 、 食 料 を 備 蓄 し て い る (43 % )、 防 災 用 具 を 用 意 し て い る (27 % )、 そ の 他 (25 % )、 家 の 耐 震 補 強 を し た ( 6 % ) で あ っ た 。 「 今 回 の 震 災 後 生 活 に 変 化 が あ り ま し た か 」 ( 問27 ) に 対 し て は 、 そ の 他 (81 % )、 体 調 が 悪 く な っ た (16 % )、 同 居 す る よ う に な っ た ( 2 % ) で あ っ た 。 最 後 の 3 問 は 自 由 記 述 で あ る が 、 実 際 に 震 災 を 体 験 し た 高 齢 者 の ニ ー ズ が 表 わ れ て い る 。 「 こ れ が あ っ た ら よ か っ た と 思 う 物 は あ り ま す か 」( 問28 ) に 対 し て は 、 匚電 気 を 使 わ な い 石 油 ス ト ー ブ が 欲 し か っ た 」(22 人 )、 匚乾 電 池 の ニ ー ズ 」( 7 人 )、 匚イ ン ス タ ン ト や レ ト ル ト な ど の 食 品 、 湯 た ん ぽ 、 人 か ら の 声 掛 け 」( 各 5 人 ) と な っ て い る 。 ま た 、80 代 女 性 の 匚歩 行 が 困 難 な 障 が い 者 で す 。 家 か ら 出 る こ と も 出 来 ま せ ん 。 平 常 時 は 子 ど も が 来 て く れ る が 、 災 害 時 は ど う に も な り ま せ ん 。 非 常 用 の 電 話 な ど 連 絡 方 法 を 考 え て 貰 い た い 」 と い う 切 実 な 訴 え や 、「 炊 き 出 し が 有 れ ば よ か っ た 」「 物 で は な く 話 し 相 手 が 欲 し か っ た 」 匚災 害 に つ て の 情 報 を 早 急 に 知 り た い 」 等 の 記 述 か お る。 匚災 害 時 ど の よ う な支 援 が 必 要 に な る と思 い ま す か 」( 問29 ) に 対 し て は 、 安 否 確 認 の 声 掛 け (20 人 )、 避 難 所 の設 置 や炊 き 出 し (12 大 )、 災 害 情 報 ( 4 人 ) の 回 答 が あ っ た。 ま た 、 障 が い 者 か ら の 切 実 な 声 と し て 、 匚私 は 歩 け な い 。 歩 い て も100M だ 。 そ れ 以 上 は無 理 、 そ の場 に 止 ま っ て誰 か が 助 け て く れ る の を 待 つ だ け だ 」 匚車 椅 子 や 介 護 者 の 手 を 是 非 お 借 り し た い」「 移 動 手 段 が必 要 だ 」「 障 が い 者 な の で 早 め に 安 否 確認 を お 願 い し ま す 」 等 が で て い る。 避 難 所 の設 置 場 所 に つ い て の 要 望 と し て は、 匚で き れ ば 町 内 の 集 会 所 を 解 放 し て ほし い」( 3 人 )、「 年 寄 り は 寂 し い か ら 、 避 難 所 で は 単身 者 同 士 で 一 緒 で す ご し た ら よ い と 思 う」、「 避 難 所 に な るO O は老 人 に は 遠 す ぎ る。 △ △ △ に一 時 避 難 所 を 設 け て 欲 し い 」 (80 代 女 性 )、 匚防 災 用 品 を 準 備 し て い る が重 す ぎ て 、 体 力 的 に 持 ち 出 せ な い 。 近 い と こ ろ に 避 難 所 を 」 等 と な っ て い る。 ( 3 ) 震 災 当 夜 の 避 難 行 動 匚3.11災 害 時 、 あ な た の採 っ た 具 体 的 な 行 動 の 概 要 を 記 入 く だ さ い 」( 問30 ) につ い て は、 発 生 当 時82 % の大 が 自 宅 に い た が 、 そ の 大 た ち の災 害 発 生 直 後 の 行 動 に は、 外 に 出 た 大 と 室 内で 待 機 し た 人 の 2つ の 行動 パ タ ー ン が 見 ら れ る。 前 者 は、「 外 に 出 て 玄 関 の 手 す り に 捕 ま っ て い た 」 匚玄 関 の 戸 を 開 け 、 家 の 前 の道 路 に 出て、 揺 れの 収 ま るの を長 時 間 ま っ た 」 匚電 気 、 ガ ス を 消 し ラ ジ オ を 持 っ て 外 へ 出 た 」 等 の 行 動 で あ り 、 後 者 は、 匚ベ ッ ド で じ っ と 寝 て い た 」「 テ ー ブ ル の 下 に 隠 れ た 」 「 仏 壇 が 倒 れ な い よ う に 支 え て い た 」 等 の 行 動 で あ る。

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そ の 後 、 匚近 所 の人 と 互 い の無 事 を 確 認 」 し 、 匚地 震 の 情 報 を ひ と し き り話 し 合 い 」、 或 い は「 揺 れ が収 ま っ た の で す ぐ 家 に入 り 倒 れ て い る 物 が な い か 点 検 。 再 び 外 に 出 て 隣 人 と 10数 分 お 話 を す る」 等 似 た よ う な 行 動 記 録 が 多 く み ら れ 、 匚揺 れ が 収 ま る ま で じ っ と し て い た。 家 の 電 話 が つ な が ら な い ので 隣人 の 携 帯 を 借 り た 」 匚福 祉 協 力 員 に 会 っ て ホ ッ と し た 」「 正 し い 情 報 が つ か め な く て 不 安 と 困 難 で し た」 等 の体 験談 もあ っ た。 一 方 、 外 出 中 の人 は 、 匚ス ー パ ー に い た の で 、 外 に 出 て 4人 で か た ま っ て い た 」 匚地 震 は い つ 起 き る か わ か り ま せ ん。 電 話 も 携 帯 電 話 もつ な が らず 、 と て も不 安 だ っ た 。 外 出 中 だ っ た の で 店 の人 に 助 け ら れ た 。 交 通 機 関 も な く と て も不 安 だ っ た 」「 O O の 店 に い た。 店 員 が 自宅 まで 送 っ て く れ て 帰 れた 」 等 の 行 動 を し て い る 。 こ の よ う に、 自宅 に 居 た多 く の単 身 高 齢 者 の 震 災 発 生 直 後 の 行 動 は、 家 の 外 に 出 る か 、 室 内 で 待 機 す る か で あ っ た が 、 そ の後 の 震 災 当 夜 の 行 動 は、 そ の ま ま家 の 中 に 独 り で い た 人(55%) 、 そ の 後 親 族 ・ 親 戚 と 一 緒 に 過 ご し た 人 (30 %)、 そ の 後 近 所 の 人 や 友 人 と 夜 を 過 ご し た 人(15%) の 3 つ の 行 動 パ タ ー ン に 分 か れ る 。 ま ず 、 自 宅 に 独 り で い た 人 は 、「 何 も せ ず 自 宅 に 一 人 で い た 」 匚身 支 度 を し 、 い つ で も 避 難 で き る よ う に 準 備 を し て 、 近 隣 所 の 動 き を 見 な が ら 町 内 か ら の 伝 達 を 待 っ て い た 」 「 電 気 も な く 朝 の ポ ッ ト に 幸 い 湯 が あ っ た の で 乾 パ ン を 食 べ た 」「 夜 は ロ ー ソ ク と 懐 中 電 灯 を つ け、 旧 式 の ス ト ーブ を つ け 、 朝 ま で 茶 の 間 で 仮 眠 し た。 寒 か っ た の で ホ ッ カ イ ロ を 使 用 し た 」 等 で あ っ た 。 と こ ろ が 同 じ 独 り で 家 に 居 た 人 の中 に は 、 匚お 隣 さ ん が 持 っ て き て く れ た 湯 た ん ぽ で 暖 を と り 一 晩 中 ラ ジ オ を 聞 い て 過 ご し た 」「 娘 も顔 を 出 し て く れ た が 、 近 所 の 大 も心 配 し て 駆 け つ け て く れ た。 と て も安 心 す る こ と が で き た 。 近 所 の 大 と の つ な が り が 本 当 に 大 切 だ と 思 い ま し た 」「 夜 が 明 け て 町 内 の ○ ○ さ ん か ら 温 か な お に ぎ り を 頂 き う れ し か った 」 等、 隣 人 と の 日頃 か ら の つ き 合 い が みえ て く る 言 葉 で あ る。 ま た、 近 所 の大 や 友 人 と 夜 を 過 ごし た 人 の 場 合 、 匚近 所 の 大 と 家 に 集 ま り 旧 式 の ス ト ー ブ を つ け 、 こ たつ に 豆 炭 ア ン カ を 入 れ、 ラ ジ オ を 聞 い て い た 」「 隣 に行 って 面 倒 を 見 て 貰 っ た 。 そ の 後 知 人 宅 へ 行 って 休 ん だ 」 等 と こ こ で も 隣人 ・ 友 人 と の 深 い 交 際 ぶ り が描 か れ て い る。 そ の 他 の 意 見 ・ 要 望 の 自 由 記 述 欄 に は、 代 表 事 例 が 集 約 し て 列 記 さ れ て い る が、 そ の 中 で も、 単 身 高 齢 者 の 本 音 が 表 わ れ て い る と 思 わ れ る記 述 を 挙 げ た い 。「 私 は 戦 中 戦 後 の 物 資 の な い 時 代 を 過 ご し た ので 、 旧 式 の スト ー ブ も捨 て ず に 持 っ て い て 良 か っ た 。 こ ん な こ と が あ る か と思 っ て い た」(80 代 女 性 )、「 家 さ え 壊 れ な け れ ば、 食 料 を 保 存 し て い る の で 一 週 間 ぐ ら い な ら 生 活 で き る 」( 数 大 )、「 家 さ え 壊 れ な け れ ば避 難 所 に行 き た く な い」、 匚平 成16 年 6 月 の 山形 市 避 難 地 図 を そ れ は ○ ○ 高 校 と な っ て い た。 今 回 の地 震 で 行 って み た が 誰 も い な か っ た 」(80 代 男 性 )、 匚市 か ら の 情 報 が 全 く 無 か っ た。 市 の対 応 策 が あ ま り に 無 策 だ っ た 」 に 加 え 、「 災 害 時 要 援 護 者 制 度 が あ っ て良 か っ た。 支 援 者 が安 否 確 認 に 来 て く

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れ た 」 匚町 内 の 役 員 が 見 回 り に 来 て く れ て 心 強 か っ た 」 等 役 員 、 民 生 委 員 、 福 祉 協 力 員 へ の 謝 辞 の記 述 も数 枚 あ っ た 。 避 難 所 で の高 齢 者 ( 1) 避 難 所 で の高 齢 者 災 害 看 護 支 援 の 立 場 か ら 松 岡14)は 、 匚被 災 高 齢 者 は、 周 囲 に 迷 惑 を か け た く な い と の 思 い か ら 黙 っ て い る 、 心 身 の 不 調 が あ っ て も 我 慢 す る とい っ た 傾 向 が み ら れ、 支 援 者 が 積 極 的 に 高 齢 者 の ニ ー ズ を 掘 り 起 こ す か か わ り ( ア ウ ト リ ー チ ) が 必 要 で あ っ た 」 と 、 被 災 高 齢 者 の心 理 的 特 徴 を 述 べ て い る。 ま た 、 千 田15)は、 避 難 所 生 活 で 高 齢 者 に お こ る 健 康 問 題 と し て、 転 倒 や 骨 折 、 日 常 生 活 動 作 の低 下 、 感 染 症 の 発 症 、 認 知 症 高 齢 者 の 行 動 障 害 を あ げ 、 被 災 高 齢 者 の身 体 的 特 徴 を あ げ る と と もに 、 匚高 齢 者 は 災 害 弱 者 と い わ れ る が 、 も て る 知 恵 と力 を 存 分 に 発 揮 し 、 避 難 所 生 活 で 中 心 的 な 役 割 を 担 っ て い た の も ま た 高 齢 者 で あ っ た 。 高 齢 化 が 進 む 地 域 にお け る、 高 齢 者 が 高 齢 者 を 支 え る シ ス テ ム が 自 発 的 に つ く ら れ、 避 難 所 で もそ の よ う な 日 頃 の 取 り 組 み や シ ステ ム が 生 か さ れ て い た 」 と、 避 難 所 で の 高 齢 者 の生 活 に つ い て、 ポ ジ テ ィ ブ な 面 に つ い て もあ げ て い る 。 ( 2 ) 避 難 所 で の 認 知 症 高 齢 者 認 知 症 高 齢 者 の避 難 所 で の 生 活 に つ い て 、 加 藤 ら16)は、 つ ぎ の よ う な 報 告 を し て い る 。 震 災 前 自宅 で 生 活 を し て い た高 齢 者 は、 避 難 所 が バ リ ア フ リ ー に な っ て い な い 点 や、 ト イ レ が 不 便 で 、 使 用 す る こ と に気 を 遣 う 人 も い て 、 水 分 摂 取 を 自主 的 に 制 限 し た り し て 脱 水 に 陥 る 人 も で て き た。 こ の よ う な 不 自 由 さ か ら い っ た ん 避 難 所 に 避 難 し たあ と に 自宅 に 戻 る 高 齢 者 、 避 難 し て い る 大 に迷 惑 が か か る か ら と 避 難 所 を 去 っ た 高 齢 者 や 障 が い 者 も多 く み ら れ た が、 避 難 所 か ら 離 れ た た め 食 料 等 の 物 資 を受 け 取 る こ と が で き な い ケ ー ス17)も 多 か っ た。 ま た 、 認 知 症 の 大 は、 避 難 所 生 活 に な じ め な い だ け で な く、BPSDが 悪 化 し た り、 周 囲 の無 理 解 の な か で 本 人 も 家 族 も い た た ま れ な く な り 、 避 難 所 か ら 自宅 に 戻 っ て い る ケ ー ス も あ る 。 ま た、 避 難 所 生 活 か 長 引 く と、 最 初 は 高 齢 者 に 優 し か った 避 難 所 の大 た ち も、 認 知 症 の 大 を 疎 ん じ 始 め た り 、 な ぜ 施 設 に 入 所 し な い の か と い う 発 言 が み ら れ る よ う に な っ た り し て い る。 一 方 、 認 知 症 の大 が、 避 難 所 で あ る学 校 に 施 設 単 位 で 避 難 し 、 専用 の 教 室 を 提 供 し て も ら っ た よ う な と こ ろ で は 、 混 乱 し た 状 況 で も 比 較 的 落 ち 着 い て す ご す こ と が で き た ケ ー ス も み ら れ た。 さ ら に、 小 規 模 多 機 能 施 設 を 避 難 所 指 定 に し て も ら っ た と こ ろ で は 、 地 域 の 住 民 と 介 護 ス タ ッ フ、 利 用 者 が 同 じ 小 さ な空 間 で 生 活 す る こ と で 、 地 域 の住 民 の 理 解 へ も つ な が っ た と い うケ ー ス も み ら れ た。 大 規 模 な 避 難 場 所 で は 、 認 知 症 の 大 が一 般 の 人 の な か で 生 活 を 続 け るこ と に は 限 界 が あ り 、 早 期 の段 階 で 福 祉避 難 所 や施 設 な ど へ の二 次 避 難 、 三 次 避 難 に 移 行 で き る 体 制 を 考 え て い く こ と が 今 後 の大 き な 課 題 と い え る 。 ま た 、 中 板18)は 、 被 災 と い う 環 境 の 変 化 が 、 高 齢 者 や そ の 家 族 に及 ぼ す 影 響 に つ い て 事 例 を と お し て 述 べ て い る。 基礎 疾 患 は な く、被 災以 降 にう つ状 態 に な っ た70 歳 代 後 半 の 男 性 の 例。 防 寒 着 も 財 布 も入 れ 歯 も持 た ず に 避 難 し た 男 性 は、 避 難 所 で支 給 さ れ るお に ぎ り が冷 た く 固 い た め に 食 す こ

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と が で き な か っ た。 何 度 も 匚だ め だ な あ 」 と つ ぶ や い て い る。 こ のよ う に 、 固 い お に ぎ り な ど、 ほ ん のさ さ い な こ と で 、 生 き る気 力 を 失 っ て し ま う き っ か け につ な が る ケ ー ス は ま れで あ る が 、 さ き の 見 通 し が 立 だ な い 有 事 に は 、 入 れ 歯 の な い 不 自 由 さ が 、 生 死 に つ な が る 不 安 、 不 自 由 と な る と、 う つ 状 態 に 陥 っ て し ま う こ と も不 思 議 で は ない 。 80歳 代 後 半 の 母 親 と そ の 息 子 た ち の 事 例 。 「 ほ ぼ 寝 た き り の 母 親 の よ う だ が 、 夜 中 に は 大 声 を だ し な が ら 周 辺 を 這 い 回 る。 そ のっ と、 息 子 が や や 親 を 連 れ 戻 し 、 厳 し く当 た っ て い る 」 と 情 報 が入 る。 つ ね っ て い た の か、 母 親 の ひ ざ 下 に 複数 の 赤 黒 い あ ざ を 発 見 。 震 災 前 ま で は、 介 護 保 険 制 度 を 利 用 し て 自宅 で 生 活 し て い た 模 様 で あ る が 、 震 災 に よ っ て ケ ア マ ネ ー ジ ャー と の 連 絡 が と だ え た こ と で、 息 子 た ち は 予 想 以 上 に 同 様 し て い た 。 息 子 た ち に 軽 度 の 知 的 障 害 が あ り 、 対 人 関 係 が ぜ い 弱 で あ る こ と か ら閉 鎖 的 な 介 護生 活 を 送 っ て き た こ と が 事 例 化 し 、 高 齢 者 虐 待 が 早 期 に 発 見 で き た事 例 で あ る。 い ま ま で は何 と か で き た 家 族 も、 自 ら が 被 災 者 に な り 、 介 護 を 優 先 さ せ た 結 果 、 介 護 者 自 身 が 深 刻 な ス ト レ ス状 態 に 陥 り 、 介 護 保 険 利 用 を か た く な に 拒 否 し た 密 室 ・ 閉 塞 的 な 家 族 の事 例。 災害 時 と い う 通 常 の 心 理 状 態 を 保 ち に く い 環 境 下 で は 、 支 援 す る 立 場 の 者 は 、 医 療 の 確 保 、 介 護 サ ービ ス の 中 断 の短 期 化 、 介 護 保 険 等 を 活 用 し 、 家 族 に ふ れ、 家 族 を 理 解 す る 努力 を 惜 し ま な い こ と が 重 要 で あ る と し て い る。 ( 3) 福 祉 避 難 所 で の 高 齢 者 一 般 住民 の避 難 場 所 と し て 、 学 校 や 公 民 館 が 指 定 さ れ て い る が、 介 護 、 介 助 等 何 ら か の 配 慮 が 必 要 な 高 齢 者 の福 祉 避 難 所19)と し て 、 高 齢 者 施 設 が 役 に 立 ち 、 期 待 さ れ て い る こ と が 今 回 の 震 災 で わ か っ た 。 狩 野20)は 、 高 齢 者 施 設 は、 津 波 に よ る 被 害 が 目立 っ た が 、 実 質 的 に 福 祉 避 難 所 と し て 機 能 し た こ と 、地 域 の 拠点 に もな っ た こ と か ら、 高 齢 者 施 設 の 地 域 的 役 割 が 重 要 で あ る こ と が わか っ た。 ま た、 特 養 や老 健 施 設 な ど 同 じ 施 設 同 士 で あ る と、 職 員 は戸 惑 い な く適 切 に 対 応 で き るた め、 複 数 の連 携 が で き るネ ット ワ ー クが あ るこ と が、 被 災時 に 役立 つ こ と が わ か っ た と し て い る。 災 害 時 に お け る 高 齢 者 施 設 の 機 能 に つ い て は、 加 藤 ら21)も、「 施 設 や 事 業 所 は 、 住 民 に 助 け ら れ る だ け で は な く、 住民 を 助 け る 役 割 も担 う と い う こ と も忘 れて は な ら な い」 と し、 施 設 の 地 域 に 果 た す 役 割 に つ い て 述 べ て い る。 仮 設 住 宅 での 高 齢 者 20n 年10 月 末 を も っ て 避 難 所 か ら 仮 設 住 宅22)へ の 移 行 が 終 了 し た 。 し か し、 早 坂23)は、 「 被 災 に よ る 心 的 ス ト レ ス や 長 期 間 の 避 難 所 生 活 、 コ ミ ュニ テ ィ の 喪失 や 仮 設 住 宅 へ の リ ロ ケ ー シ ョ ンエ フ ェ クト 等 の 影 響 は大 き く 、 家 を 失 っ た 在 宅 要 援 護 高 齢 者 は 資 産 と 希 望 の な い ま ま 仮 設 住 宅 に 移 り住 ん で い る。 換 言 す れ ば、 震 災 に よ っ て ホ ー ム レ ス状 態 と な っ た 人 々 の多 く は ホ ー プ レ スで あ り 、 ヘ ル ス レ ス に な りつ つ あ る」 と し て い る。 千 田24)も 、 仮 設 住 宅 で の 生 活 は 、 匚プ ラ イ バ シ ー の 確 保 が 保 障 さ れ る と と も に、 狭 い 避 難 所 で の 不 自 由 な 生 活 か ら 行 動 範 囲 が 拡 大 し、 地 域 で 暮 ら す 高 齢 者 に 活 力 と 笑 顔 が戻 っ て き た 。 し か し 、 各 世 帯 が そ れ ぞ れ の ド ア の な か

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に入 っ た こ と で起 こ っ た 問 題 もあ る」 とし て 、 ア ル コ ー ル 依 存 、 孤 立 化 、 抑 うつ 、 引 き こ も り ・ 閉 じ こ も り の事 例 を あ げ な が ら 、 仮 設 住 宅 で の生 活 の 問 題 を 述 べ て い る。 以 下 は そ の 引 用 で あ る。 匚避 難 所 で の 生 活 で は 飲 酒 で き な い と こ ろ が多 か っ た た め 起 こ ら な か っ た が、 仮 設 住 宅 に 入 居 し 地 域 に 商 店 が 戻 っ て く る と 自 由 に 飲 酒 で き る よ う に な り、 仕 事 も ない 高 齢 者 は 時 間を もて あ ま し ア ル コ ー ル の摂 取 量 が 増 え て い る ケ ー ス も多 い 。 家 族 を 亡 く し た 寂 し さ や 隙 間 を ア ル コ ー ル で埋 め る 人 もあ り、 今 後 注 意 し な け れ ば な ら ない 問 題 と な る だ ろ う 」 と し て い る 。 ま た 、「 震 災 前 は 持 ち 家 で 暮 ら す 高 齢 者 が 多 く 、 庭 先 や 家 で 集 う な ど 近 所 の 人 と の 交 流 ス ペ ー ス は た く さ ん あ っ た が 、 仮 設 住宅 で は最 低 限 の住 居 空 間 し か な く、 ・ ・ ・ サ ロ ン や サ ポ ー ト セ ン タ ー が つ く ら れ て い る が、 十 分 に 活 用 で き な い 住 民 も多 い 」 と し、 ま た 、 家 族を 亡 く し た 人 た ち が 匚初 盆 を 迎 え た 後 に 張 りつ め た 気 持 ち が と ぎ れ、 葬 儀 も 十 分 に し てあ げ ら れ な か っ た とい う後 悔 の念 や 、 残 さ れた も の の 喪 失 感 に 襲 わ れ、 う つ 傾 向 に な る 人 もい た 」 と し て い る 。 そ し て 、「 震 災 直 後 の 居 宅 サ ー ビ ス 提 供 が 滞 っ て い た 時 期 に ADL や 意 欲 の 低 下 に 陥 っ た 高 齢 者 が、 他 者 と の 交 流 が 減 っ た こ と も 重 な っ て 、 引 き こ も り、 閉 じ こ も り に な っ て し ま っ た ケ ー ス も多 い 」 と し て い る。 こ のよ う な 仮 設 住 宅 の 高 齢 者 の 支 援 につ い て 松 岡25)は、「 個 別 訪 問 や 健 康 相 談 会 な ど の 健 康 チ ェ ッ クを と お し て、 健 康 の 維 持 と機 能 低 下 を 防 ぐ こ と が で き る だ ろ う」 と し な が ら も、 匚高 齢 者 の 抱 え て い る 悩 み や 問 題 は、 身 体 的 な 健 康 問 題 に 隕 った こ とで はな く、PTSD や 将 来 を 悲 観 し て の う つ 、 今 後 の生 活 場 所 の 確 保 や 経 済 的 な 問 題 な ど 心 理 社 会 的 な 部 分 も 大 き い 。 こ れ ら の問 題 に 対 し て は、 看 護 支 援 だ け で 対 応 し き れな い た め 、 行 政 や 社 会 福 祉 協 議 会 と の 協力 し な が ら 仮 設 住 宅 住 民 のニ ー ズ に 応 じ た支 援 を 行 っ て い くこ と が 必 要 であ る 」 と し て い る。 復 興 住 宅 で の高 齢 者 阪 神 淡 路 大 震 災 で は、 大 量 の災 害 復 興 住 宅 が 建 設 さ れ、 自 立 が 困難 な 高 齢 者 や 障 が い 者 等 が 優 先 的 に 入 居 し た。 結 果 、 近 年 で は、 高 齢 者 の 閉 じ こ もり や孤 独 死 が大 き な 問 題と な っ て い る 。 津 村26)は、「 神 戸 市 は、 仮 設 住 宅 や 復 興 住 宅 群 、 地 域 包 括 セ ン タ ー等 に 公 費 負 担 に よ る 見 守 り 推 進 員 を 配 置 し て 民 生 委 員 や 自 治 会 と 連 携 を 図 り な が ら 、 高 齢 者 の 『 安 否 確 認 』『 閉 じ こ もり 防 止 』『 緊 急 対 応 』『 コ ミ ュ ニ テ イ づ く り 』 に 努 め て い る 」 と し 、 匚災 害 復 興 住 宅 の 世 帯 数 は 減 り つ つ あ る が 、 そ こ で の 独 居 高 齢 者 の 変 死 者数 は 現 在 も多 い 」 と、 独 居 高 齢 者 の 住 む 割 合 の 大 き さ か ら くる 孤 独 死 の 危 険 につ い て 述 べ て い る 。 災 害 時 の 高 齢 者 の人 権 震 災 時 と 復 興 過 程 で の 高 齢 者 の 人 権 擁 護 、 虐 待 防 止 に 求 め ら れ る 視 点 と し て 、 津 村27)は 次 の 3つ を 述 べ て い る。 第 1 に、 災 害 発 生 時 は 、 避 難 情 報 の 錯 綜 を 避 け 情 報 一 元 化 さ せ た 発 令 と 、 日 頃 か ら 、 高 齢 者 に 自身 の 判 断 で 逃 げ 、 家 族 の集 合 場 所 と 決 め た 避 難 場 所 に 辿 り 着 く 教 育 ・ 訓 練 を し て お く。 ま た、 災 害 発 生 時 住 民 の 協力 体 制 で 救 助 す べ き 独 居 高 齢 者 や 高 齢 核 家 族 世 帯 の安 否 確 認、 安 全 な 避 難 所 へ の 具 体 的 な 運 搬 方 法 を

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決 め て お く こ と が、 高 齢 者死 亡 の減 少 に つ な が る。 第 2 に、 仮 設 住宅 生 活 時 は 、 孤 立 ・ 孤 独 な 高 齢 者 達 の 発 生 防 止 に 集 会所 を 設 置 し、 自 治 会 組 織 の 育 成 、 住民 間 の 交 流 活 発 化 を 図 り 孤 立 ・ 孤 独 な 高 齢 者 を 減 ら す。 一 方 、 仮設 住 宅 群 に公 費 負 担 に よ る 見 守 り 役 を 配 置 し て 民 生 委 員 や 自 治 会 と 連 携 を 図 り な が ら 、 高 齢 者 の 「安 否 確 認 」「閉 じ こ も り 防 止 」「 緊 急 対 策 」 「コ ミ ュ ニ テ ィづ く り」活 動 が 孤 立 ・ 孤 独 な 高 齢 者 の 発 生 防 止 に つ な が る。 第 3 に、 放 射 能 汚 染 地 区 で は 、 孤 立 高 齢 者 の 発 生 防 止 、 安 否 確 認 の た め 家 庭 訪 問等 で は 簡 易 放 射 線 測 定 機 を 携 帯 し て 自 身 の 健 康 管 理 に も注 意 を 払 う 。 ま た、 震 災 を 通 じ て 経 済 的 に 困 窮 し て い る 独 居 高 齢 者 や要 介 護 者 に対 し て は、 公 的 な 緊 急 一 時 金 の 支 給 と 合 わせ 、 安 心 ・ 安 全 な 住 ま い 提 供 と 生 活 費 の 不 足 分 を 支 援 、 働 き た い 高 齢 者 に は 仕 事 を 提 供 、 社 会 参 加 し 、 役 割 を も ち 、 高 齢 者 の生 き が い につ な げ ら れ る よ う に 働 き か け る こ と、 と し て い る。 ま と め と 考 察 災 害 当 夜 の 高 齢 者 匚東 日 本 大 震 災 時 に お け る 単 身 高 齢 者 の 行 動 調 査 」 で 注 目し た い の は、 民 生 委 員 自 ら が 、 災 害 弱 者 へ の避 難 支 援 の方 法 を 探 ろ う と し て い る点 、 そ し て 、 そ の 内容 に よ っ て は 行 政 へ も 働 き か け よ う と す る 覚 悟 で あ る 。 地 域 で 福 祉 活 動 を す る人 た ち が 自 分 た ち の手 で、 い ざ と い う とき の手 立 て を 探ろ う と し て調 査 に至 っ た こ と は、 こ れ か ら の高 齢 社 会 の中 で の 地 域 福 祉 を 考 え る上 で、 貴 重 な 事 例 と 考 え る か ら で あ る。 地 震 直 後 に 単 身 高 齢 者 が と っ た 行 動 は、 発 生 当 時 は多 くの大 が 家 に いた が 、地 震 が 収 ま っ た 直 後 も 外 に は 出 ず そ の ま ま 家 の 中 に い た 大 と 、 地 震 が 収 ま っ た 直 後 は 外 に 出 て 近 所 の 大 と 互 い の 無 事 を 確 認 し た人 の 2つ の行 動 に わ か れ る。 そ の後 、 6 割強 の 大 は親 族 ・ 親 戚 等 に 自 ら 安 否 の 連 絡 を し て い る 。 ま た、 9割 の 大 は 、 親 族 ・ 親 戚 や 知 人 ・ 友 人 、 民 生 委 員 や 福 祉 協 力 員 か ら 安 否 確 認 の た め の 訪 問 を う け て い る。 や が て 震 災 当 夜 に は 、 そ の ま ま 家 の 中 に 一 人 で い た 大 が 半 数 強 、 親 族 ・ 親 戚 、近 所 の 大、 友 人 と い っ た 誰 か と 一 緒 に 過 ご し た大 が 半 数 弱 と 2つ の 行 動 に わ か れた 。 地 震 が 収 ま っ た もの の、 停 電 は 、 翌 朝 か ら 夕 方 6 時 ま で 続 き、 地 震 当 夜 を 家 で 一 人 過 ご し た 大 は、 匚お 隣 さ ん が 持 っ て き て く れ た 湯 た ん ぽ で 暖 を と り 一 晩 中 ラ ジ オ を 聞い て 過 ご し た 」「 娘 も顔 を 出 し て く れ た が 、 近 所 の 大 も心 配 し て 駆 け つ け て く れ た。 と て も安 心 す る こ と が で き た 」「 夜 が 明 け て 町 内 の ○ ○ さ ん か ら 温 か な お に ぎ り を 頂 き う れ し か っ た 」 等 々 、 震 災 当 夜 を 隣 人 と の つ な が り に支 え ら れて 過 ご し た こ と が う か がえ る。 し か し、 寒 く て 暗 い 夜 を 、 何 の 情 報 もな く 一 人 寂 し く過 ご し た 高 齢 者 や 障 が い 者 か ら は、 匚電 気 を 使 わ な い 石 油 ス ト ー ブ が 欲 し か っ た」 匚歩 行 が 困 難 な 障 が い 者 で す 。 家 か ら 出 る こ と も 出来 ま せ ん。 平 常 時 は 子 ど も が来 て く れ る が 、 災 害 時 は ど う に も な り ま せ ん。 非 常 用 の電 話 な ど 連 絡 方 法 を 考 え て 貰 い た い 」「 物 で は な く 話 し 相 手 が 欲 し か っ た 」「 年 寄 り は 寂 し い か ら 、 避 難 所 で は単 身 者 同 士 で 一 緒 で

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す ご し た ら よ い と 思 う 」、 匚災 害 に つ て の情 報 を早 急 に知 り た い 」 と い った 切実 な 訴 え が 聞 こ え て く る。 一 方 、 一 夜 を 親 族 ・ 親 戚 や 知 人 ・ 友 人 、 近 所 の 人 と 一 緒 に 過 ご し た 人 た ち は 、「 近 所 の 人 と 家 に集 ま り 旧 式 の ス ト ー ブを つ け 、 こ た つ に 豆炭 ア ン カを 入 れ、 ラ ジオ を 聞 い て い た 」 「 隣 に 行 っ て 面 倒 を 見 て 貰 っ た 。 そ の 後 知 人 宅 へ 行 っ て 休 ん だ 」 等 と、 近 隣 の つ な が り を 述 べ て い る。 震 災 直 後 か ら 当 夜 の 一 連 の 単 身 高 齢 者 の 動 き を 元 に、 孤 立 に つ い て 検 討 す る た め 著 者 が 図 を 作 成 し た。(Figure 2 ) Figure 2 震災時 から震災当夜 まで の居場所 れ る。 そ し て、 高 齢 者 の 避 難 行 動 に つ い て 考 え る と き 、 こ の よ う な 人 た ちを 想 定 す る こ と が 必 要 だ ろ う。 避 難 所 の設 置 や 炊 き 出 し に つ い て は 、 ほ と ん ど の 人 が 「 こ の度 は必 要 な い 」 と 答 え てい る が、 今 後 は 安 否 確 認 の 声 掛 け や、 避 難 所 の 設 置 や 炊 き 出 し 、 災 害 情 報 等 の支 援 が 必 要 と 考 え て い る人 も少 な く な い。 ま た 、 避 難 場 所 を 知 ら な い 人 が 3割 もい た が 、 障 が い 者 の 「 私 は 歩 け な い 。 歩 い て も 100M だ 。 そ れ以 上 は 無 理 、 そ の 場 に 止 ま っ て誰 か が 助 けて く れ る のを 待つ だけ だ 」と い っ た 声 か ら、 場 所 を 知 っ て い て も 行 け な い 人 が 少 な か らず い る こ と が わ か っ た 。 ま た 、 避 難 所 の 位 置 に つ い て も、 町 内 の集 会所 の よ う な 近 く に 設 置 を 望 む 声 が多 く 聞 か れ、 高 齢 者 や 障 が い 者 が 自力 で 逃 げ 出 す こ と に不 安 を 抱 い て い る こ と が わ か る 。 こ の よ う な こ と か ら、 震 災 当 夜一 人 で 家 に 居 た 単 身 高 齢 者 は、 食 料 の 備 蓄 や 防 災 用 具 の 用 意、 親 親 族 や 近 隣 、 知 人 、 民 生 委 員 等 の支 援 を 得 て 、 そ れ ぞ れ の もて る 力 で た くま し く 乗 り 切 っ た よ う に みえ る が 、 寒 く て 暗 い 地 震 当 夜 を 不 安 で 過 ご し た 人 も少 な く な い こ と が わ か っ た 。 そ の た め に は 、Figure 2 で み た よ う な 安 否 確認 の 支 援 が 望 ま し い と 考 え る。 ま た 、 一 人 で 避 難 す る こ と が難 し く、 不 安 を もつ 人 に と っ て 、 緊 急 時 の一 次避 難 所 は、 ま ず は 自力 で 行 くこ と が で き る場 所 が 家 の近 く に あ る こ と が 重 要 で あ る と 考 え る。 災 害 の 中身 や 程 度 に よ り 二 次避 難 所 、 三 次 避 難 所 を 想 定 し て お け ば よ い だ ろ う 。 一 次 か ら 二 次 へ は、 地 域 の人 が 日 頃 よ り 担 当 を 決 め て お い た 要 災 害 援 護 者 の 移 動 を 支 援 で き る で あ ろ う。 岸 φ μ I L-り 心L亠ぷ' I'Uンl w す 了勁に安 否 知 り   らせ た 肖勧が 安 否 隍 φ 訊七にb 云つ い ` ない 親戚い 岳折の 人 、 に ひ  放生 委 員等 が安 か 越 aこ来 だ 沃 土 φ ⇒ 勺 厂東 日木 人震 災 時に おけ る 単身 高齢 者 の行 動調 査」 の 内容 を元 に著 者が 作成し た 図 こ の図 の一番 上 の矢 印 の 行 動 を と っ た高 齢 者 に つ い て 考 え て み た い。 一 番上 の 黒 塗 り の 矢 印 を 見 て み る と 、 地 震 が 収 ま っ た 直 後 、 外 に 出 て近 隣 の人 と無 事 を 確 認 し な か った 人 が 、 誰 に も安 否 の 連 絡 を せ ず 、 誰 か ら も安 否 確 認 の 訪 問 を 受 け て い な か っ た と し た ら 、 3つ の 黒 塗 り の矢 印 が 並 ん だ 場 合 で あ る。 そ し て 、 そ の 人 た ち が 地 震 当 夜 を 一 人 で 過 ご し て い た と し た ら、 最 大 で 1 割 の 人 が そ の 状 況 に該 当 す る こ と に な る 。 あ く ま で も 想定 で あ り、 実 際 の 素 デ ー タ で は そ う は な っ て い な い か も し れ な い 。 も し 、 そ の 1 割 の 人 た ち が 、 す べ て 寂 し く不 自 由 な 夜 を 過 ご し て い た と は 決 め ら れ な い が 、 少 な く と も、 前 述 の高 齢 者 や 障 が い 者 の悲 痛 な 訴 え は そ こ に 該 当 す る と 考 え ら

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二 次 か ら 三 次 避 難 所 は 自治 体 等 公 共 の 機 関 が 支 援 す る だ ろ う 。 避 難 所 で の 高 齢 者 避 難 所 で の高 齢 者 は、 転 倒 や 骨 折 、 日 常 生 活 動 作 の 低 下 、 感 染 症 の 発 症 、 認 知 症 高 齢 者 の 行 動 障害 と い っ た リ スクを 負 っ て お り、い っ た ん避 難 所 に避 難 し て も 自宅 に 戻 っ た 高 齢 者 や 障 が い 者 も多 く み ら れ た。 今 後 は、 避 難 所 の バ リ ア フ リ ー化 に 加 え 、 自 宅 に い る人 々 へ の 食 糧 等 の 配 分 等 に つ い て の 検 討 も必 要 だ ろ う 。 一 方 、 認 知 症 の 人 が 、 学 校 に 施 設 単 位 で 避 難 し安 定 し た ケ ー ス、 小 規 模 多 機 能 施設 を 避 難 所 指 定 に し て 地 域 住 民 の 理 解 に つ な が っ た ケ ー ス 等、 早 期 の 段 階 で 福 祉 避 難 所 や 施 設 な ど へ の 二 次 避 難 、 三 次 避 難 に 移 行 で き る 体 制 を 考 え て い く こ と が 今 後 の大 き な 課 題 と い え る 。 ま た、 今 回 の 震 災 で 、 高 齢 者 施 設 の 地 域 に 果 た す 役 割 が 重 要 で あ る こ と も わ か っ た こ と か ら、 地 域 と 施 設 の 日 頃 か ら の交 流 が よ り 重 要 と 考 え る 。 ま た、 災 害 時 と い う 通 常 の 心 理 状 態を 保 ち に くい 環 境 下 で の 支 援 は、 医 療 の確 保、 介 護 サ ー ビ スの 中 断 の短 期 化 等 々 、 家 族 に ふ れ、 家 族 を 理 解 す る 努力 を 惜 し ま な い こ と が 重 要 で あ る。 と く に、 積 極 的 な ニ ー ズを 掘 り 起 こ す 働 き か け と と も に 、 高 齢 者 が もて る知 恵 と 力 を 存 分 に 発 揮 し、 高 齢 者 が 高 齢 者 を 支 え る シ ス テ ム作 りを 支 援 す る こ と も重 要 で あ る こ と が わ か っ た 。 仮 設 住 宅 で の 高 齢 者 仮 設 住宅 は、 避 難 所 に比 ベ プ ラ イ バ シ ー の 確 保 も 保 障 さ れ て い る が、 同 時 に 、 ア ル コ ー ル 依 存、 孤 立 化 、 抑 う つ 、 引 き こ も り ・ 閉 じ こ もり等 の問題 も起こり うること から、 仮設 住宅 の高齢者支援 は、個別 訪問や健康 相談会 など の健康チ ェッ クに加え、 行政や社 会福祉 協議 会等がニ ーズに応じ た支援を行 っていく こと が必 要であ る。 例えば、 高齢者 への経済 的支援、 仕事や 社会参加 の場の提供を とおし て高齢 者の生き がいにつな げられ る働きかけ が必 要である。 また、災害 復興住宅等 に移 っ か ら後 も、 見守 り等の支援 が途絶え ることな く続 けられるこ とが重要であ るといえ る。 災害時 の高齢者の人 権 災害 時の高齢者 の人 権 については、 災害発 生時 は、 高齢者 自らが 自身 の判断で逃 げ、 避 難所 へ辿 り着 くこ とができ るよう支援 するこ とであ る。 そ のためには、 確かな情報を 得 ら れる、安 否確認 や避難支援 等が確実 に受 け ら れる という安心 と日頃の訓 練が必要で ある。 また、 仮設住宅 では、 高齢 者を孤立さ せない コ ミュニ ティづ くりに加え、 仕事や役 割をと おし て社会参加を 支援し高 齢者の生き がいに つな がる働き かけが必要であ る。 高齢 者の「心配 ごと」 と地 域活動につい て 災害避難 行動 につ いての高 齢者の心配 ごとや 不安 は、 高齢者 が自分で 自身 を もって 避難で きる場所 にあ るこ と、 そし て、 いざ というと き助 けてく れる人 がい るという安心感 かおる とい うことが わかった。緊 急時の一次避 難所 は、 自力 で行 くこ とがで きる家の近 くにある こと、 そして、災 害の中身 や程度 によ り二次 避難所、三 次避難 所を想定 してお くこ とが重 要だ。一 次か ら二 次へは、地 域の人 が日頃よ り担 当を 決めて おいた要災 害援護者 の移動を 支援 できるであろ う。 二次 から三次避難 所は 自治体等 公共の機 関が支援 するだろう。

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本研究 では、震災直 後から当 夜、 避難所、 仮設 住宅 での高齢者 の避難時 の心 理的・身 体 的特徴 とその支援 の方 法につい て、 こ れまで に出さ れた文 献や調 査をとお して整理し検討 した。災害 弱者であ る高齢者 が、災 害発生 時 により スムーズな避難 をする ためには、高 齢 者自身の 備えは もとより、支援 する側 か、 独 居高齢者 や高齢核家 族世帯の安否 確認、安 全 な避難所 への具体的な 運搬方法を 決めてお く ことが、高 齢者死亡 の減少につな がる。今 後 は、 災害時 要援護者 リスト等を 住民 が納得 す る形で どのように作成 し活用す るかが大 きな 課題であろ う。 お わ り に こ の夏 、 実 際 目 の 当 た り に し た 被 災 地 は、 に ぎ や か で あ っ た だ ろ う 元 市 街 地 の 不 自然 に 整 地 さ れ た広 大 な 空 き 地 と 瓦 礫 の 山 々 、 狭 い 山 間 地 の 傾 斜 に 建 つ 仮 設 住 宅 群 、 産 業 の場 と 住 み か と が 完 全 に 分 離 さ れた 復 興 と は 名 ば か り の 現 状 で あ っ た。( 研 究 の た め で は な く 、 被 災 者 の た め の 専 門 家 と し て の活 動 を 期 待 す る /8)と い う 言 葉 が、 脳 裏 か ら 離 れ ず 、 匚出 来 れ ば 被 災地 東 北 の 現 状 を 関 西 の、 自 分 の 周 り の 人 た ち に だ け で も伝 え た い 」、 そ ん な 思 い は 心 の 隅 に 追 い や ら れ て し ま っ た。 そ のよ う な 時 に 出 会 っ た の が、 山 形 新 聞 に 記 載 さ れ て い た 匚東 日 本 大 震 災 に お け る単 身 高齢 者 の 行動 調 査 」 であ る。 他 界 さ れて し ま っ た 高 齢 者 の方 々 の思 い は 聴 く こ と が で き な い が、 こ の 調 査 で 、 あ の 日 ひと り で 家 に お ら れ た 独 居 高 齢 者 の 方 々 の 地 震 や そ の 避 難 に対 す る思 い を 聴 く こ と が で き た 。 し か し、 あ く ま で も調 査 結 果 の み か ら の 分 析 であ る た め、 想 定 の 域 に と ど ま る と こ ろ も少 な く な い 。 地 域 で の 高 齢 者 の 災 害 避 難 支 援 に 結 び つ け る た め に は、実 際 の聴 き 取 り調 査 等を 自身 で行 い 、更 な る 分 析 と 検 討 を 行 う こが 今 度 の 課 題 であ る 。

謝   辞

こ の度 の 大震 災 並 び に そ れ に 起 因 す る 事 由 に よ り 亡 く な ら れ た方 々 の ご冥 福 を 心 よ り お 祈 り 申 し 上 げ ま す と と も に、 被 害 に 遭 わ れ た 方 々、 避 難 を 余 議 な くさ れて い る方 々 に 心 より お 見舞 い申 し 上 げ ま す。 ま た、 山形 市 第 6地 区 の 単身 高 齢 者 の方 々、 民 生 児 童 委員 協 議 会 の方 々、 そ し て 参 考 に さ せ て い た だ い た す べ て の 研 究 と そ の 研 究 者 の み な さ ま に 心 よ り 感 謝 い た し ま す。 注 ) 1 ) 2011 年 3月11 日14 時46 分 頃 に 発 生 し た 日 本 の 三 陸 沖 を 震 源 と す る モ ー メ ント マ グニ チ ュー ド9.0の 大 地 震 と そ れ に 伴う 津波 に よ る 大 地 震 の こ と で、 4月 1 日 の閣 議 で 正 式 名称 が 匚東 日 本 大 震 災] と 決 まっ た。 2) 内 閣 府(1987) は、「 昭 和62年 度 版 防 災 白書 」 災 害 弱 者 の現 状 の項 で 「 地 震 、 風 水 害、 火 山 災 害、 火 災 等 の災 害 が 発生 し た場 合 に は、 人 的 な 被 害 を 最 小 限 に抑 え る た め に、 必 要 な 情 報 を 迅 速 か つ 的 確 に把 握 し 、 災 害 か ら 自 ら を 守 る た め に 安 全 な 場 所 に避 難 す るな ど の 行 動を と る必 要 が あ る。 こ う し た災 害 時 の一 連 の 行 動 に 対 し て ハ ン デ ィ を 負 う 人 々、 す な わ ち、 ① 自 分 の 身 に 危 険 が 差 し 迫 っ た 場 合 、 そ れを 察知 す る 能力 が無 い 、 ま た は 困 難、 ② 自分 の身 に危 険 が差 し迫 っ た 場 合、 そ れ を 察 知 し て も救 助 者 に 伝え る こ と が で き な い、 ま た は 困 難 、 ③ 危 険を 知 ら せ る 情 報 を受 け る こ と が で き な い 、 ま た は困 難、 ④ 危 険 を 知 ら せ る 情 報 が 送 ら れ て も、 そ れ に対 して 行 動 す る こ と が で き な い、 ま た は困 難 とい っ た問 題 を 抱 え て い る 人 々 が 『 災 害 弱 者 』 と 考え ら れ る] と し て い る。 そ の 後、 内 閣 府(2006) は、「 災 害 時 要 援護 者 の 避 難 支援 ガ イ ド

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ラ イ ン : 災 害 時 要 援 護 者 の 避 難 対 策 に関 す る検 討 会 ] に お い て 、「『災 害 時 要 援 護 者 』 と は、 必要 な 情 報 を 迅 速 か つ 的 確 に 把 握 し 、 災 害 か ら 自 らを 守 る た め に 安 全 な 場 所 に避 難 す るな ど の災 害 時 の一 連 の 行 動 を と る の に 支 援 を 要 す る 人 々を い い 、 一 般 的 に 高 齢 者 、 障 害 者 、 外 国 人 、 乳 幼 児 、 妊婦 等 が あ げ ら れ て い る 。 要 援 護 者 は新 し い環 境 へ の 適 応 能 力 が 不 十 分 で あ る た め 、 災害 に よ る住 環境 の 変 化 へ の 対 応 や 、 避 難 行 動 、 避難 所 で の生 活 に 困 難 を 耒 す が 、 必 要 な と き に必 要 な 支 援 が適 切 に受 け ら れ れば 自 立 し た生 活 を 送 る こ とか 可 能 で あ る」 と し てい る 。 3) 松 岡千 代(2012): 被災 高 齢 者 の 健康 ・ 生 活ニ ー ズ と 看 護 支 援 : 東 日本 大 震 災 と高 齢 者  老 年 社 会 科 学、33 (4 ):606-612. 4 ) 木 村泰 子(2012): 高齢 者 の [ 心配 ごと ] と 地 域 活 動 に つ い て の 一 考 察  帝 塚 山大 学 心 理 学部 紀 要 第 1 号25-45. 平 成23年 9月10 日 か ら 9月24 日 に か け て 、NPO法 人 [ 高 槻 の高 齢 社 会 を よ く す る会 ] の 会員253名 を 対 象に 、郵 送 法 によ り調 査 票を 配 布、 自 計 式 回 答 を 返 送 。 有 効 回 収 数 は165名 (女 性146 名 、 男 性19 名 ) で 、 回収 率 は66.0%。 基 本 属 性 、 健 康 状 態 ・ 日常 生 活 に 関 す る 基 本 事 項 、近 所 づ き あ い や 地 域 の つ な が り に関 す る事 項 、 地 域 で の手 助 け や 福 祉 サ ービ ス、 地 域 福 祉 活 動 等 に 関 す る事 項 で 構 成 し た 。 1番 目 に多 か っ た の は[急 に具 合 が 悪 く な っ た と き の 手 助 け ](61.8%)、3 番 目 は [ ち ょ っ とし た力 仕 事 ](44.2%) であ っ た。 5) 内閣 府 ( 防 災 担 当) (2009): 災 害 時要 援 護者 の 避 難 支援 に 関 す る調 査 結 果 報告 書 、5 6) 内 閣府 (2012 ):平 成24 年 版 防災 白書[防 災 に 関 し て と っ た 措 置 の 概 況  平 成24 年 度 の防 災 に 関 す る 計 画]( 第180 回 国会 提 出)、35-43 7 ) 山陰 中央 新 報2011 年10 月25 日朝 刊[個 人 情報 管 理 か 課 題 、 共 有 レ ベ ル に苦 悩 、 流 出 懸念 の 住民 意 識 も壁 ] 月 刊 切 り抜 き 速 報 福 祉 ニ ュ ー ス 高齢 者 福 祉 編2012 年 1月130 号23. 8 ) 北 日本 新 聞2011 年12 月 4 日朝 刊 「 要援 護 者 把 握 手 探 り 、 災 害 時 の台 帳 整 備 、 県 内市 町村 実 態反 映 急 ぐ」月 刊 切 り 抜 き 速 報 福 祉 ニ ュ ー ス高 齢 者 福 祉 編2012 年 3月132号92. 9 ) 内閣 府(2011): 平 成23 年 版 防 災 白 書 (「 防 災 に 関 し て と っ た 措 置 の 概 況 」 及 び [ 平 成23 年 度 の 防 災 に 関 する 計 画]) 概 要 10 ) 加 藤 仲 司、 矢 吹 知 之、 阿 部 哲 也 、 吉 川 悠 貴 、 合 川央 志 、 田 村 み ど り、 菊池 令(2012): 東 日 本 大 震 災 と 被 災 者 の 行 動 : 東 日 本 大 震 災 と高 齢 者  老 年 社 会 科学 、33 (4):598-605. 11 ) 東 日 本 大 震 災 に お け る震 災 関 連 死 に 関 す る報 告 (2012): 震 災 関連 死 に関 す る検 討 会 ( 復 興 庁 )、1-25.こ こ で は、「 震災 関連 死 の 死 者 」 と は、「東 日 本 大 震災 によ る 負 傷 の悪 化 に よ り亡 くな ら れ た 方で 、 災 害 弔 慰 金 の 支 給 等 に 関 す る 法 律 に基 づ き 、 当 該 災 害弔 慰 金 の 支 給対 象 とな っ た方 ] と定 義。( 実 際 に は 支給 さ れ て い ない 方 も含 む。) とさ れて い る。 こ の 数 字 は 平 成24 年 3月31 日 まで に把 握 で き た 数 で あ り、 各 都 道 府 県 を 通 じ て 市 区 町 村 に照 会 し 、 回 答 を 得 た もの で あ る。 年 齢 別 で は、20 歳以 下 か 4人 、21 歳 以 上65 歳以 下 が168人 、66 歳 以 上 が1460 人で あ る。 12 ) 山形 市 第 6地 区民 生 児 童 委 員 協議 会(2012 ):東 日 本 大 震 災 時 に お け る単 身 高 齢 者 の行 動 調 査 : 本 調 査 報 告 書 は 、2012 年 3月28 日 、29 日 に 山形 新 聞 朝 刊 に 連 載 さ れ た もの を 著 者 が 発 見 し 、 第 6地 区 民生 児 童 委 員 協 議 会 鈴 木 和 子 会 長 に電 話 にて 依 頼 し 送 付 し て い た だ い た。 2012年 1月 6 日 に 第 6 地 区 民 生 児 童 委 員 協 議 会 例 会 で 説 明 さ れ 、 そ の 後 、 委員26 名 が 各10 件( 総 数260 件) を 訪 問 し 、 面 接方 式 の調 査 を し、190 件 の回 答 を 得 た。 男 女 構 成 比 は 女 性77 %、 男 性23 %、 年 齢 構 成 比 は80歳 代51% 、 70 歳 代43 % で あ っ た。 ひ と り 暮 ら し の 年 数 は 、10 年 未 満 (46% )、20 年 未 満 (38 %)、20 年 以 上 (16 %) の 順 で、 健 康 状 態 は 、 健康 (70% )、 病 弱 又 は身 体 的 障 が い かあ る(30 %) で あ っ た。 ま た、 日 常 生 活 に つ い て は 、 自 分 で 大 概 の こ と はで き る (76.3%)、 困 難 は あ る が 介 助 か 必 要 な ほ ど で は な い(18.4%) 、 介 助 か必 要 (5.3% )で あ った。 居 住 形 態 は、 一 戸 建 て (81 % ) が 多 く、 居 住 年 数 も30 年以 上 (59 % )、10 ∼30 年 未 満 (25 % )、10 年 未 満 (16 %) の 順 で あ っ た。 また、 高 齢者 世 帯 が多 い地 域 に 住 む 人 は80 %、 小 学 以 下 の 子 供 が 多 い 地 域 に 住 む人 は18% であ っ た。 13 ) 山 形 新 聞2012 年 3月28 日 、29 日 朝 刊 [ 山形 市 第 6地 区 ア ン ケ ー ト か ら : 単 身 高 齢 者3.11 あ の 時 ]

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上 ・ 下 、 月 刊 切 り 抜 き 速 報 福 祉 ニ ュ ー ス高 齢 者 福 祉編2012 年 6月135 号34-35. 14) 前 掲 3 : 松 岡 は、 高 齢 者 に 対 す る 避 難 所 で の 支 援 課 題 と し て、 急 性 期 か ら 続 く 医 療 ニ ーズ に 加 え て、 避 難 所生 活 に お い て 生 じ て く る さ ま ざ ま な 健 康 ・ 生 活ニ ー ズへ の対 応 を あ げ てい る。 15) 千 田 睦 美(2012): 避 難 所・ 仮 設 住 宅 で の高 齢 者 た ち :東 日 本 大 震 災 と 高 齢 者 の 人 権 擁 護  高 齢 者 虐 待 防 止研 究、8 (1) 20-22. 16) 前 掲10 17) 災 害 救 助 法 : 昭 和22年 に 公 布 さ れ、 災 害 に 際 し て、 国 が 地方 公共 団 体、 日 本 赤 十 字 社 そ の 他 の 団 体 及 び 国民 の 協力 の下 に、 応 急 的 に 、 必 要 な 救 助 を 行 い 、 災 害 に か かっ た 者 の 保 護 と 社 会 の 秩 序 の 保 全 を 図 る こ とを 目 的 と す る。 支 援 の 対 象 は 指 定 避 難 場 所 に 決 め ら れ て い る た め、 在 宅 で 生 活 し て い る人 は救 援 の対 象 か ら 外 さ れ て い る。 し か し 、 今 回 の 大震 災 を契 機 に そ の 見 直 し が 検 討 さ れ て い る。 最 終改 正 は平 成22年12 月 3日。 18) 中 板 育 美(2012): 避 難 所支 援 を 通 し て得 た高 齢 者 お よ び そ の 家 族 支 援 に つ い て : 東 日 本 大 震 災 と 高齢 者 の人 権擁 護  高 齢 者虐 待防 止 研 究、8 (1): 29-34 19) 厚 生 労 働 省(2008): 福 祉避 難 所 設 置 ・運 営 に関 する ガ イド ラ イ ン」:「 災 害 の た め現 に 被 害を 受 け 、 又 は受 け る お そ れ の あ る 者 に つ い て は 、 応 急 的 に 避 難 所 に おい て保 護 す る 必 要 か あ る が、 特 に 、 高 齢 者 、 障 害 者、 妊 産 婦、 乳 幼 児 、 病 弱 者 等 に つ い て は、 一 般 的 な 避 難 所 で は 生 活 に 支 障 を き た す た め、 福 祉 避 難 所 に お い て 何 ら か の 特 別 な 配 慮 を す る必 要 があ る」と し て、 災 害 発 生 後 に お け る 福 祉 避 難 所 の設 置 ・ 運 営 に あ だ っ て の ガ イ ド ラ イ ンを 作成 し てい る。 20) 狩 野 徹(2012): 高 齢 者 施設 の震 災 時 の対 応 と仮 設 住 宅 の 高 齢 者対 応 に つ い て一岩 手 県 内 の 状 況 か らー :東 日 本 大震 災 と 高 齢 者  老 年 社 会 科 学 、33 (4):592-597. 21)加 藤伸 司、 吉川 悠貴、 矢 吹知 之、 阿部 哲也(2012 ): 東 日 本 大 震災 が 認知 症 高 齢 者 に 与 え た 影 響 : 東 日 本大 震 災 と 高 齢 者 の 人 権 擁 護  高 齢 者 虐 待 防 止 研 究、8 (1):23-28. 22) 災 害 救 助 法 (2008 ): 応 急仮 設 住 宅 の 設 置 に関 す るガ イ ド ラ イ ン :災 害 救 助 法 第23 条 に 規 定 さ れ て い る救 助 の 種類 の一 つ と して 、「 災 害 の た め住 家 か 滅 失 し た被 災 者 の う ち、 自 ら の 資力 で は 住 宅 を 確 保 す るこ とが で きな い 者 に対 し、 簡 単 な 住 宅 を 仮 設 し 一 時 的 な 居 住 の安 定 を 図 る こ と を 目 的 と す る もの で あ る」 と し てい る。 23)早 坂聡 久(2012): 災 害 地に おけ る高齢 者 福祉 サ ー ビ ス の課 題 一 被 災 時 の 対 応 と 復│日・ 復 興 に 向 け た 課 題−: 震災 で 問 わ れ る 社 会 福 祉 学 の 役 割 : 原 理 と実 践 の 探求  社 会 福 祉 学 、53 (1) 135-139.こ こ で 早 坂 は、「被災 に よ る 心的 スト レ スや長 期 間の 避 難 所 生 活、 コ ミ ュ ニ テ ィ の 喪 失 や 仮 設 住 宅 へ の リ ロ ケ ー シ ョ ンエ フ ェ クト 等 の 影 響 は 大 き く、 家 を 失 っ た在 宅 用 援 護 高 齢 者 は 資 産 と 希 望 の な い ま ま 仮 設 住 宅 に移 り住 ん で い る。 換 言 す れ ば、 震 災 に よ って ホ ー ム レ ス状 態 と な っ た人 々 の多 く は ホ ー プ レ ス で あ り、 ヘ ル ス レ ス にな り つ つ あ る」(137) とし て い る。 24) 前 掲15 25) 前 掲3 26) 津 村 智 恵 子(2012 ): 大 震 災と 高 齢 者 の人 権 一 阪 神 淡 路 大 震災 と東 日 本 大 震 災 か らー: 東 日 本 大 震 災 と高 齢 者 の人 権 擁 護 ( 総論 ) 高 齢 者 虐 待 防止 研 究 、8 (1):8-13. 27) 同 上 28 ) 前 掲20

(16)

Consideration of “Worries

” of Elderly People, and Community

Activities (2)

:Based on the evacuation behavior of elderly people during disasters

Yasuko Kimura

Abstract

Elderly people are one of the most vulnerable groups during disasters. Aids that the elderly people need in community life are scarce when there are sudden diseases, during evacuation from disasters and so on, but surveys conducted by the author on the worries of elderly people found that few people actually requested such aids.

For these reasons, this study a町anged and eχamined the mental and physical characteristics of elderly people from immediately after an earthquake unti 囗iving in shelters and makeshift houses as well as methods n)r supporting them based on the literature and previous survey results. It was confirmed that formal and informal community networks involving welfare workers, welfare committees, relatives, acquaintances, and neighbors supported elderly people living alone the first night after a disaster, so besides the daily preparations by elderly people themselves, it IS important R)r supporters to confirm the safety of elderly people living alone and elderly nuclear households and to determine practical methods for guiding them to safe shelters. For elderly people to evacuate smoothly during a disaster, preparing and utilizing a list of those who require aid during a disaster ID a n〕rm agreed upon by residents should be considered in addition to instaⅢng primary shelters that elderly people can reach on their own power.

参照

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