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巻頭言

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Academic year: 2021

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巻 頭 言

「Go Social ! 新たなスタートに向けて」

 またしてもこの時期が来てしまった。学科長を拝命してからの数年,元来筆不精の自分とし ては,この時期になると巻頭言のために何を書こうかと思い悩んできた。例年今頃は学会の大 会で地方出張後であるので,その地で見聞きしたことや,その他季節に誘われぶらりと出かけ た時に感じたことなどをネタにしてきたのだが,今年はコロナの影響で軒並みイベントが中止 になり,加えて想定外にオンラインでの授業対応に時間がとられ,ここまで週末どこにも出か けられず,さて困ってしまった。こんな時でもさらさらと筆が走る随筆家的な能力があったな らどんなに良いだろうか。人様にとってみればそんな他愛もない愚痴に始まった本稿ではある が,例年にない非日常を過ごしているのに間違いはなく,今,世の中は世界規模の未曽有の災 禍により誰もが多かれ少なかれ苦労を強いられている。  後世に記録されることになるであろうこのような年に,奇しくも昭和女子大学は創立 100 周 年を迎えることとなった。そして,その大事な区切りとなる年に,環境デザイン学科はこれま での生活科学部から独立し,環境デザイン学部として新たな 1 歩を踏み出した。今回の環境デ ザイン紀要はその記念すべき号として位置づけられるだろう。コロナの状況は最近になって新 しい習慣とともにようやく少しずつ日常を取り戻す動きが見えてきたものの,ここまで過ごし た数か月の巣ごもり生活の中では,先が見えないことが心の不安を増加させ困難を乗り越えに くくするものであると改めて感じた。人は,目標があるからこそそれに向かう前向きなエネル ギーも生まれてくると思うのである。そこで,今回の巻頭言ではこの先の学科の目標となる VISION を示しておきたいと思う。 ①「複眼的視点でデザインをとらえ社会で活躍できる女性」を育成する。  この先ますます,VUCA と呼ばれる変動する世の中へ対応できる人材が求められていく。 今回のコロナ禍はさらなる社会変化の契機となるだろう。このような社会の変容に対応し,複 数のデザイン分野が共存する本学科の強みを生かして,広い視野を持ち様々な場で柔軟な発想 力とクリエイティビティを発揮できる人材の育成を行っていく。昨年度スタートした新カリキ ュラムを充実させ,コースごとの高い専門性を付与するとともに,コア科目を基幹とするコー ス分野横断型の学びで豊かな広がりを実現していく。 ②学科の知財の社会還元を通じ,教職員および学生の学びの質を高め,地域・社会に貢献する。  昨年度後期に発足した学科の研究組織「みらいラボ・SHOWA」。教員や在学生・卒業生な ど,学科内の活発な交流による立場・分野を超えたコラボレーションにより,地域住民へのワ ークショップや近隣企業を巻き込んだ共同プロジェクトなど,様々な発信を通して,知識・ス キル・成果を社会に還元していく。 スローガンは「Go Social !」  このドアはいわば「どこでもドア」だ。無限に外とつながっ ていて,広く外に向けて発信し,つながりを作っていくことを 表現している。  学科の VISION は「道標」であり,これに向かって皆が力を合わせて進み,さらに充実し た学科に成長していけるよう願っている。 (環境デザイン学科長 石垣理子)

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