高等学校における「確率・統計」の基礎について
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(2) な関わりがあるのかを理解することが重要で. れぞれの確率変数が独立かつ同じ分布に従う. あると考えた。. とき、試行の回数を増やせば、その和を標準化. §ユ.ユでは確率変数と確率分布について述べ. したものの分布が標準正規分布に近づくこと. る。確率変数には、離散的な値をとる離散型. を示している。この定理は第2章の推定や検. 確率変数と、連続的な値をとる連続型確率変. 定で大変重要な殺害1」を果たす。このことから、. 数がある。離散型確率変数については確率分. §1.4の正規分布は大変重要な分布であること. 布を、連続型確率変数については確率密度関. がわかる。. 数をそれぞれ定義する。また、それぞれの確. 第2章では統計的推測について述べる。統計. 率変数について、分布関数、期待値や分散を. 的推測では、ある母集団から無作為抽出された. 定義し、!次変換についての命題を示す。. 標本を分析することにより、母集団の性質を調. §ユ.2では同じ標本空間上で定義された2つ. べる。統計的推測には、推定と検定という考え. の確率変数とその分布について述べる。2次元. 方があり、本論文でも§2.3と§2.4で述べる。. 分布は§1.3や§1.4で述べる分布においても重. §2.1ではデータ(資料)の処理や、母集団と. 要な役割を担う概念である。そして、2次元分. 標本について述べる。まず、統計の基本的な用. 布について、同時分布、独立性、期待値を定義. 語について説明をし、標本平均、標本分散、母. し、期待値の加法性、分散の加法性、1次結合. 平均、母分散の定義を示す。. についての命題を示す。. §2.2では§1.5で述べた大数の法則と中心極. §1.3では離散分布の代表的な例として、ベ. 限定理を統計の用語を用いて述べ直す。. ルヌーイ分布と二項分布について述べる。そ. §213では推定の例として、区間推定による. れぞれの分布についての定義を述べ、期待値、. 母平均の推定と、母比率の推定について考察. 分散、ベルヌーイ分布と二項分布の関係につ. する。区間推定とは、確率的に定められた区. いての命題を示す。1枚のコインを1回投げ る試行において、表が出れば1、裏が出ればO. 間の中に、母数の値が含まれるとする推定法. と定義された確率変数の分布がベルヌーイ分. §214では検定の例として、仮説検定による. 布であり、この試行を独立にn回繰り返した とき表が出る回数を表す確率変数の分布が二. 母平均の検定と、母比率の検定について考察. 項分布である。この2つの分布は第2章の統計. 仮説が正しいかどうかを確率的に判定する検. 的推測においても重要な分布である。. 定法である。. である。. する。仮説検定とは、母集団に関して立てた. §!.4では正規分布について述べる。正規分. 布についての定義を述べ、期待値、分散、1次. 変換、正規分布の和の分布についての命題を 示す。正規分布の和の分布が正規分布に従う という結果は、§2.3と§2.4で大いに活用する。. §1.5では大数の法則と中心極限定理につい. て述べる。大数の法則は、確率変数の列につ. いてそれぞれの確率変数が独立かつ同じ分布 に従うとき、試行の回数を増やせば、その相 方口平均が元の確率変数の期待値に近づくこと を示している。中心極限定理は、確率変数の列 について確率変数がどんな分布であっても、そ. ⊥333一. 主任指導教員渡辺金治. 指導教員藤原司.
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