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研究テーマ:レジャー文化の変遷に関する理論的考察

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Academic year: 2021

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(1)2012 年度萌芽的プロジェクト研究 B5「現代レジャー研究会」研究報告. 研究テーマ:レジャー文化の変遷に関する理論的考察 市井吉興 本小特集は,2012 年度萌芽的プロジェクト研究「現代レジャー研究会」の活動内容を紹介す るとともに,プロジェクトを通じて構想・執筆された諸論考を掲載するものである。 本研究会は,レジャーの変遷という観点から,生産と消費の領域で生じている生活様式の変 化の特徴を明らかにするため,以下の二つの方法で,研究を行った。 まず,各メンバーが専門とする学問領域の観点から,レジャーの変遷を考察し,その研究成 果を持ち合い,ディスカッションを行う。本研究会は,社会学,政治学,歴史学,社会理論・ 哲学など,多様な学問的背景を持つメンバーにより構成されている。そのため,各メンバーの 専門領域の知見を集め,議論することによって,多面的な角度から,レジャーの変遷を明らか にすることが出来た。 つぎに,レジャーに関して,各メンバー間の共通認識を構築するため,Shaun Best の Leisure Studies: Themes & Perspectives (Sage, 2009)の輪読を行った。本書は, イギリスで活躍するレジャー 研究を専門とする研究者の最新業績である。この輪読を通して,レジャーに関する共通認識を 作り上げるだけでなく,レジャー研究の知見を,各自の研究に反映させていった。輪読を進め ていくなかで,本書がレジャー研究としてだけでなく,社会科学一般として高い学問的価値を 持つことが分かったため,研究代表者が翻訳の出版に向けて出版社と協議を行った。残念ながら, 現時点では出版に至っていないが,そのチャンスをうかがいながら,翻訳作業を継続している。 以上のように,本研究会では,各メンバーの専門領域を活かした個別研究の成果をもとにし たディスカッション,および,共通テキストの輪読という二つの方法で効率的に研究を行った。 2012 年度中に発表された研究会メンバーの成果は,以下のものとなっている。 論文  加藤雅俊,「Welfare States Transformations and Immigrations in Japan and Australia: A Comparative Perspective」(『Conference Proceedings of International Symposium on "People's Mobility in East Asia"』223−253 頁 , 2013.3) 国際研究会  加藤雅俊,「Welfare States Transformations and Immigrations in Japan and Australia: A Comparative Perspective」(『International Symposium on "People's Mobility in East Asia"』, Jinan University, China, 2013. 3). − 61 −.

(2) 立命館言語文化研究 25 巻 4 号. 国内学会 1.間庭大祐 ,「H・アレントにおける権力の構成,あるいは評議会制について」日本社会学理論 学会第 7 回大会, 立命館大学, 2012 年 9 月 2 日. 2.間庭大祐 ,「H・アレントの革命論における〈始まり〉について:絶対者の問題に注目して」 唯物論研究協会第 35 回大会, 法政大学, 2012 年 10 月 21 日. 講演会  市井吉興,「体罰問題の背景にある今日の教育をめぐる問題」京滋私大教連第 56 回臨時大会 ,  池坊短期大学, 2013 年 3 月 2 日.  以下に,掲載する各論文は,本研究会のメンバーが本研究会での活動を通じて触発された問 題意識をもとに,稿を起したものである。  さいごに,本研究会を支えてくれた立命館大学国際言語文化研究所事務局の新免彩さんに感 謝申し上げる。新免さんの優れた事務能力によるご支援があったからこそ,この研究会は滞る ことなく活動できた。本当に,ありがとうございました。. − 62 −.

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