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宇井純先生・大嶺哲雄先生 経歴・著作・論文目録: 沖縄地域学リポジトリ

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(1)

Author(s)

山里, 将輝

Citation

沖縄大学紀要 = OKINAWA DAIGAKU KIYO(15): 5-22

Issue Date

1998-03-01

URL

http://hdl.handle.net/20.500.12001/5819

(2)

沖縄大学紀要第15号(1998年)

宇井純先生経歴・著作・論文目録

山里将輝

本籍 現住所 東京都世田谷区梅が丘1256 那覇市長田2-33-48コートビレツジ那覇304号 電話&FAXO98-853-1194 経歴 1932年6月25日 1951年3月 1956年3月 1960年4月 1962年3月 1962年4月 1965年3月 東京都に生まれる 栃木県立栃木高校卒業 東京大学工学部応用化学科卒業 東京大学化学系大学院応用化学修士課程入学 東京大学化学系大学院応用化学修士課程修了 東京大学数物系大学院土木工学博士課程入学 東京大学数物系大学院土木工学博士課程満期退学 資格工学修士化学工学 職歴 1956年4月日本ゼオン株式会社入社、工場建設、PVC樹脂生産、 1956年4月日本ゼオン株式会社入社、工場建設、PVC樹脂生産、営業 体験 1959年4月同上退社 1965年4月東京大学工学部都市工学科助手に任官 1968年8月-1969年10月世界保健機構(WHO)上級研究員としてヨーロッ パの公害調査 1982年8月-1983年8月フルブライト基金上級研究員として米国に留学 -5-

(3)

1986年3月東京大学工学部都市工学科助手退官 1986年4月沖繩大学法経学部教養科教授 1987年4月-1989年3月沖縄大学図書館長 1988年6月-1992年3月沖縄大学地域研究所長 1992年10月一12月フルブライト基金短期研究員として米国に留学 学会ならびに社会における主要活動 東京大学応用化学科において高分子溶融体の流動特性に関する 研究 産業公害の因果関係、その社会に及ぼす影響についての総合的 研究 栃木県水質審議会専門部会において栃木県内の河川水、工場廃 水の調査とその処理計画、規制に関する政策立案 都市下水、工場廃水等の有機排水の微生物による処理の研究 東京大学都市工学科において水質分析の学生実験を担当し、簡 易迅速分析法の研究 東京大学における自主講座『公害原論』の開講 国連海洋汚染科学専門家会議(GESAMP)専門委員 国際海洋研究所(マルタ)研究企画委員 1960-63 1960-現在 1962-86 1963-現在 1965-86 1970-85 1971-72 1972-現在 賞罰 1970 フィンランド自然保護協会特別大賞。水銀汚染の危険の警告につい て。 毎日出版文化貰。「公害原論』講義録の出版に関して。 SMON奨励賞。 UNEPGLOBAL500賞 1972 1990 1991 -6-

(4)

沖縄大学紀要第15号(1998年) 著書 公害の政治学著作1968.7.2O三省堂新書水俣病の経過と因果関係 ヨーロッパ公害レポート著作1970.127亜紀書房 公害原論I著作1971.3.1亜紀書房公害史、経過、原因等 同上Ⅱ著作1971.520同上同上 同上Ⅲ著作1971.7.25同上同上 公害原論二学期I著作1972.8.30勁草書房同上 同上Ⅱ著作197210.30同上同上 同上Ⅲ著作197212.25同上同上 同上Ⅳ著作1973.420同上同上 公害原論補刊I著作19748.3O亜紀書房同上 公害原論補刊Ⅱ著作1974.9.2O亜紀書房同上 公害原論補刊Ⅲ著作197411.3O亜紀書房同上 私の公害闘争著作1971.1125潮新書同上 公害列島70年代著作1974亜紀書房同上 大学解体論I共著1975亜紀書房大学の現状と改革点 大学解体論Ⅱ共著1975亜紀書房同上 大学解体論Ⅲ共著1975亜紀書房同上 住民を結ぶ旅著作1977.2.25筑摩書房公害防止住民運動記 世界の公害地図共著1978岩波書店公害問題の国際調査 中国と公害編著1976竜援書房中国の公害について 日本経済と水編著1977日本評論社水をめぐる各分野の議論 キミよ歩いて考えろ著作1979.10ポプラ社少年期の自伝 世直しく対論〉編著1980創樹社政治に関する対談集、荒畑寒村、小田実他 プラスチックの総点検共著1982日本消費者連盟 ふるさとの水著作1983L15亜紀書房栃木県の水質 技術と産業公害編著1985.920束大出版会近代日本公害史 未来産業の選択編著19863.10亜紀書房現代産業構造の変化 ニライ・カナイの島じま共著1988.10.15築地書館沖縄の自然とその破壊 -7-

(5)

エコロジーの源流編著 公害自主講座15年編著 アオコに挑んだ地球市民 エコロジーとキリスト教 社会評論社近代エコロジー論文集 亜紀書房自主講座連動の経過 7.20 1.10新教出版社 キリスト教と最新エコロジーの関係 620NHK出版 教育TV番組解説書の単行本化 1991.2.15 1991.11.15 共著1992. 共著1993. 日本の水はよみがえるか著作1996. 報告書 栃木県水質汚染系統調査1964,1970,1978版 自主講座講義録第1巻1-13号、第2巻1-12号、第3巻1-6号、第4巻 1-22号、 第5巻1-6号、第6巻1-28号、第7巻1-12号、第8巻1-6号、1970-80:自主講座「公害原論』、東大工学部都市工学科内 NHK教育テレビ人間大学日本の水を考えるテキスト1994年7月一 9月:NHK出版協会 主たる欧文論文・著作 StudiesontheFlowPropertiesofVariousPolymerMeltsMeasuredby anExtruder、TransactoinsofSocietyofPlasticEngineers4(4):295. 1964(E) ThePollutionofMinamataBayandMinamataDisease・Advanceson WaterPollutionResearch3:167.1966(E) AshortHistoryofMinamataDiseaseResearchandPresentSituationof MercuryPollutioninJapan・NordiskHygieneTidskrift50:199.1969(E) MercuryPollutionofSeaandFreshWater,ItsAccumulationintoS biomass・RevuelnternationaleOceanographieMedicale,Tome22-23,79. 1971(日) TheSingularityofJapanesePollution・JapanQuarterlyl9(3):261. -8-

(6)

1972 (E)

Nakayama Sigeru and Yagi Eri : Science and Society in Modern Japan, Tokyo University Press, Tokyo, 1973 (E)

Une Maladie de la pollution, Minamata. L'esprit. Februar, 1973 (F) Kursbuch 33 (G)

Pollution in Japan and Asia-Issues and alternatives; MIT Conference on Church and Society, World Council of Churches. Cambridge, MA,

1979 (E)

The negative effects of technology in Japan's Modernization Process : The Ashio Copper Mine Incident. The United Nation University. Working Paper HSDRJS-24 UNUP-418. 1983 (E)

Industrial Pollution in Japan. (Editor) UN University 1981 (E)

Memberships and Main International Activities Japan Association of Civil Engineers.

Chemical Society of Japan. Science Council of Japan. Entropy Society.

Expert Member, GESAMP (Group of Experts on Scientific Aspects of Marine Pollution), Rganized by UN and other related international agencies, in 1971, 72.

Member, Research planning Council of International Ocean Institute, of PACEM IN MARTBUS (led by Mrs. Elisabeth Mann Borgese), P. O. Box 524, Valletta, Maita, since 1972.

President, Asian Environmental Society, a status NGO In UNEP, since 1979.

Board Member, Environmental Liaison Centre, a coalition of national, regional, and international NGO's in the enviromental fields. 1981-86

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-9-映画フィルム 公害原論60分青林舎1974 PollutedJapan30minSeirinshal975 ピデオフィルム

日本の水を考えるNHK人間大学1994年7-9月(30分12回)

-10-

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沖縄大学紀要第15号(1998年)

犬嶺哲雄先生経歴・著作・論文目録

山里将輝

本籍地 現住所 沖縄県那覇市樋11127 沖縄県那覇市樋川1-1-71 電話&FAXO98-833-5608 経歴 1932年8月13日 1945年4月 1949年3月 1950年4月 1951年4月 1955年3月 1959年4月 兵庫県神戸市に生まれる 旧制県立第三中学入学 新制名護高等学校卒業 沖縄外語名護分校入学 琉球大学理学部生物学科入学 同学部学科卒業 国立広島大学大学院研究科研修留学 動物分類・地理学修了 職歴 1955年4月 1958年4月 1961年4月 1965年4月 1972年4月 1969年4月 1982年4月 1987年3月 県立糸満高等学校(理科)教諭就任 県立那覇高等学校(理科・数学)教諭就任 沖縄大学学部教養科生物学・自然科学専任講師 同大学助教授昇任(生命科学・科学・環境科学) 同大学教授昇任 沖縄大学学生部部長就任 同大学図書館館長就任 同館任期満了につき辞任 -11-

(9)

沖縄大学理事就任 同大学理事辞任 1993年4月 1996年3月 学会ならびに社会における主な活動 1961年~1987年4月 1961年~1998年 同上 1990年~現在に至る 1978年~1995年 1983年~1985年 1983年~現在に至る 1992年~現在に至る 1993年~現在に至る 1995年~1998年 1995年~1998年 1995年~現在に至る 1995年~現在に至る 1997年~現在に至る 1997年~現在に至る 1997年~現在に至る 沖縄生物学会評議委員 日本動物学会員 日本土壌動物会員 冬虫夏草の会会員 県立浦添看護学校非常勤講師(生物学担当) 琉球大学教育学部非常勤講師(理科教材・自然科学史) ラジオ沖縄番組審議委員会議長就任 沖縄尚学高校理事就任 那覇市立那覇看護学校講師(生物学担当) 沖縄県第3次後期振興計画検討委員 沖縄県河川検討委員副委員長就任 沖縄県絶滅種及び危急種検討委員 県史(自然編)編集委員 日本冬虫夏草の会理事就任 那覇市社会教育委員任命 沖縄県自然環境保全審議委員 主要学術諭文 1.A・論文タイトル:沖縄新産のヤスデ類単著 B、発行年月日:1965年(昭和40年)12月沖縄生物学会誌 C・論文概要: 沖縄産ヤスデ・ムカデ類7種の新記種追加し、その形態的特徴を記載。戦後 沖縄の多足類が北方系種と南方種系の混成地域とする分布域特性について明ら -12-

(10)

沖縄大学紀要第15号(1998年) かにし、また琉球列島から採集された沖縄産ヤスデ類の新記録種についての形 態特徴に触れた。 2.A・論文タイトル:琉球列島から採集された数種のヤスデ単著 B発行年月日:1968年(昭和43年)10月多足類懇話会雑誌創刊号 C・論文概要: 戦後初の琉球列島からの多足類相に関する論文で、これまで知られていない 種類を追加報告。 3.A・論文タイトル:沖縄産ムカデ類単著 B・発行年月日:1969年(昭和44年)2月沖大論叢築9巻1号(通巻14 号) C、論文概要: 沖縄産ムカデ類の分布状況と形態的特徴を中心に論じた。さらに4属7種を 追加した。とくに注目される点として、沖縄産17属30種3亜種のうち、沖縄産 固有種イシムカデ類が285%を占めており、地域の特異性のあることを指摘し た。

4.A、論文タイトル:琉球列島の自然とその保護に関する基礎研究シリーズ

(共同研究)共著

EcologlcalstudiesofconverationoftheRyukyulslands.

B・発行年月日:1974年(昭和49年)3月~1976年3月、琉球大学理学部 陸上動物研究班研究報告書 C・慨要:土壌動物、多足類、分類および分布担当。

「人間生存」と環境をテーマとした琉球大学陸上動物研究グループとの共同

研究(文部省科学研究助成費による研究)。琉球列島の土壌動物の種分化とそ

の分布特徴の研究シリーズである。 5(4-1)Series1. -13-

(11)

沖縄本島および沖縄諸島の多足類の分類学的考察(単著)1974. 6(4-2) 7(4-3) とめる Ⅱ西表島の多足類相の調査研究(単著)1975. m・琉球列島および南西諸島の多足類相を生物地理的にま 1976年. Series Series (共著)

8.A、論文タイトル:天然記念物(動物編)および動物分布地図(47-沖縄)

B・発行年月日:1976年3月文化庁 C・慨要:

天然記念物および沖縄固有種や稀少種などの分布地図の編集および解説書作

成。 9.A、論文タイトル:沖縄本島中部中城湾沿岸を中心とする動物相 B・発行年月日:1980年3月沖大紀要1号(通巻21号) C・慨要:

調査地域から確認された動物群は鳥類、昆虫、多足類に絞って採集記録した。

<本邦初報告〉

調査結果:3門59科100属143種の動物の生息を採集確認し、記録した。

10.A・論文タイトル:国頭大国林道の側溝(U宇溝)に落下した小動物の季

節変化

B・発行年月日:1983年6月沖縄生物学会(大嶺哲雄、高嶺英恒、中玉

利澄男)共著 C・概要:

沖縄北部森林地帯を貫くスーパー林道の敷設に伴い、U字溝に小動物が落ち

込み、雨期には一気に河川に流されてしまうことが分かった。特に天然紀念物

に指定されているイポイモリやリュウキュウヤマガメ、ヤンバルクイナのヒナ

などが落ち込んでいることをを発見。森林中の土壌生物の減少と野`性小動物の

保護の必要性を強調し、U字溝の改善を指摘した沖縄で初の論文。

-14-

(12)

沖縄大学紀要第15号(1998年) 11.A・論文タイトル:西表島中央部の土壌動物 B・発行年月日:1986年3月共著(大嶺哲雄、中玉利澄男、高嶺英恒) 沖大紀要2号(通巻22号) C・概要: prelimimryserveryontheSoilzoolgicalFaunaontheCenterofIriomote ls・MaincollectionofCrptosstugment,Myriopoda,andFormiedae. 12.A・論文タイトル:硫黄鳥島の土壌生物 B、発行年月日:1983年10月共著沖大紀要3号(通巻23号) C・慨要: 硫黄鳥島(無人島)探査。沖縄県唯一の火山島で初の探検記録である。本邦 初めての土壊生物調査で、採集動物の種類:22科25属27種を採取記録をした。 (すべてが新記録第1号であることを付記しておく。) 13.A・論文タイトル:南西諸島とその自然保護(W、W、W、nJ.)単 著 B・発行年月日:1984年4月沖大紀要4号(通巻24号) C・慨要: 沖縄県の野生生物を代表するイリオモテヤマネコに関するアンケートを通し て、対立する現地の住民の感情や減少しつつあるヤマネコの今後の保護策を中 心に自然保護と島の開発の難しさについて論じた。 14.A・論文タイトル:琉球列島の動物分布特性と遺存種単著 B・発行年月日:1987年7月、8月号裳華房生物科学総合雑誌「遺伝」 掲載 C・慨要: 琉球列島は「東洋のガラパゴス」とも呼ばれ、自然は多くの固有種や稀少種 や珍種が生息している。沖縄はガラバゴスとどのような違いがるのか、また沖 -15-

(13)

縄を代表する野生生物の由来とその島の地史の変遷からみた地理分布と種分化 を論じた試論。 15.A・論文タイトル:戦後沖縄の現代社会変動と家族問題く琉球列島の自然 環境部〉(執筆) B発行年月日:1989年7月1日編著者代表新崎盛暉・大橋鳶ア テネ書房(ppl4~23pp.) C・概要: 島(琉球)の気候特性、土壌特性、野生動物・植物の種類や南方系種や北方 系種の移動により琉球の自然が彩られる亜熱帯自然環境を概観し、現代の島社 会における自然の多様性環境について述べた。 16.A・論文タイトル:沖縄県民と栄養(現代っ子の食と学校給食)シリーズ.. B・発行年月日:沖大紀要1990年~1992年(通巻27号~29号) C、慨要: 16(16-10)シリーズ(1)沖大紀要(通巻27号)90,:70年代から80年代の 児童・生徒及び沖縄県各地別の栄養バランスについて都会と農村とを対比。 成長量と成長ピークの移動について分析した。 17(16-2)シリーズ(2)沖大紀要(通巻28号)91,:成長曲線の上昇と学 童の運動能力テストからみた運動能力の低下、特に17歳女子が最も低下し ている点と、戦後沖縄の生徒は全国平均にかなり接近してきた。 18.A・論文タイトル:世界文化・自然遺産保護に関する推薦論文 共著く沖縄の自然と社会変動の部執筆担当〉 B発行年月日:1992年3月日本ユネスコ国際教育ニホンセンター C・概要:代表者伊藤正春 琉球列島の自然環境は貴重な自然と世界でも珍しい動・植物が分布するが、 太平洋戦争による破壊と戦後米軍の占領下にあってその普及が非常に遅れた。 その上に戦後の乱開発で環境破壊が進み、沖縄の自然は米軍基地問題との狭間 -16-

(14)

沖縄大学紀要第15号(1998年) にあって年々消滅の一途を辿つつある。貴重な進化の島・琉球列島の自然を、 人類遺産として残すよう強く要請した。 19.A・論文タイトル:西表島産「冬虫夏草」単著 B発行年月日:1993年沖大地域研究所年報5号 C・慨要: 琉球列島の冬虫夏草(以下虫草)は1970年ごろから清水大典により西表島か ら十数種記録報告されてきたが、’90年6月の共同調査で14点の新種が記録さ れ新旧合計40種の虫草が記録された。 これにより、これまで虫草は温帯地方の産物とされていた概念と分布地が書 き換えられた点で、その功績は大きい。西表島古見の後良川、相良川の「つぼ」 発見と亜熱帯産虫草の解明に果たす意義の大なることを強調した。 20.A・論文タイトル:米軍基地(知花弾薬庫周辺)内の自然環境調査 B・発行年月日:1995年沖大紀要12号 C・概要: ハワイ大学との共同研究の一貫で「島喚性資源調査」をテーマに嘉手納町の 米軍基地「知花弾薬庫」内の生物調査を開始。戦後50年間、これまで基地内の 生物環境の状況がほとんど知られていなかった。 筆者は土壌動物群の種群について、その実態と一般地域とどのような差異が あるかを明らかにした。 21.A・論文タイトル:AbundaceandDivesltyofSoilMacrofaunain YanrbaruNorthenMontarneNorthenPartofOkinaw a lslands. 〈やんぱるの「イタジイ林の下刈り」に対する多様度の問題〉 B・発行年月日:1998年3月沖大紀要伊藤嘉昭・大嶺哲雄共著 C概要: やんばるの森林はイタジイ林に代表され、沖縄本島の野生生物を大きく育み -17-

(15)

む貴重な自然資源である。近年、森林育成の方法として林床の下草刈りが行わ

れてきたが、イタジイ林内の土壌生物の多様性が失われるのではないかという

懸念があり、95年から97年まで3年間にわたり調査を実施した。

1.林床内の小動物…対象区(自然林)との対比で、自然林の方が刈取区よ

り多様度が高い。

2.多足類については…種数が少ないため、今回統計上の相関性は見られな

かったが、継続観察を行えば多様度は増加する可能性があるように思う。

3.この調査で新種候補や未記録種が発見され、十分成果があった。

この種の計測調査は「やんばる地域」では初めての実施であることを付

記しておく。 調査報告書一覧; 22-1.A・報告書タイトル:伊平屋の動物相単著

B発行年月日:1962年(昭和37年)3月沖大論叢第2巻1号(通

巻3号) C・論文概要:

伊平屋島の動物相についての戦後最初の調査記録。主として陸産貝昆虫類、

多足類を中心として5綱20月38科67属95種を確認した。特に固有種イヘヤパン

ダナマイマイ、イヘヤカサマイマイ、イヘヤクロイワマイマイ、以上3種を確

認した。

23-2.A,報告書タイトル:沖縄産倍足類(沖縄産ヤスデ類目録作成)単著

B・発行年月日:1963年(昭和38年)1月沖大論叢第3巻1号(通

巻4号)

C・論文概要:はじめて沖縄産ヤスデ類について種名、分布、文献等に

ついて記録。総数2亜目5目9科16種28種を挙げた。 24-3.A・報告書タイトル:沖縄産唇脚類単著 -18-

(16)

沖縄大学紀要第15号(1998年) B,発行年月日:1965(昭和40年)3月沖大論叢第3巻2号(通巻 5号) C・論文概要:沖縄産ムカデ類分布および種分化の研究。琉球列島のム カデの種類数、2亜鋼4目9科13属21種を記録。沖縄産ムカデ類の分布 をはじめて確認し、記録を明らかにした。 25-4.A・報告タイトル:沖縄北部本部半島の動物相の予備調査 B・発行年月日:1975年3月改題沖大論叢第1巻1号(通巻20号) C・慨要: 沖縄海洋博覧会予定地の環境アセスメントと、嘉津宇岳を含む本部半島の動 物相の調査報告。 26-5.A・報告タイトル:ケラマジカ実態調査報告書 B発行年月日:1977年3月沖縄県教育委員会 C・慨要: 1976年、慶良問諸島の屋嘉比島(無人島)に生息する野性のケラマジカ(天 然記念物指定)個体数や、習性などの調査報告書。 27-6.A報告書タイトル:硫黄島総合学術調査中間報告書合同調査く硫 黄鳥島の土壌生物(調査報告)〉 B発行年月日:1998年2月沖縄県環境保全部硫黄島総合学術調査中 間報告書 C・慨要: 袋形動物、環形動物、甲かく類、ムカデ類、ヤスデ類、結合類、昆虫類、そ の他巻貝など合計291個体を採集。そのうち多足類はヤスデ類4目4科4属4 種、ムカデ類3科4属6種を得た。 種群構成でみると、沖縄要素というより徳之島要素が濃厚である印象を受け た。 -19-

(17)

28-7.A、報告書タイトル:沖縄北部本部半島の動物相の予備調査 B・発行年月日:1975年3月改題沖大論叢第1巻1号(通巻20号) C・概要: 沖縄海洋博覧会予定地の環境アセスメントと、嘉津宇岳を含む本部半島の動 物相の調査報告。 おもな発表及び講演('70代~90年代) 29-1.A、発表タイトル:八重山石垣島・西表島の多足類 B・発行年月日:1973年(昭和48年)3月沖縄生物学会発表 C・概要: 石垣・西表島の多足類の種類および分布特性と、南方系種群が濃厚であり、 沖縄の多足類相の多様生に大いに貢献していること、また琉球列島が南方系種 の移動経路において重要な位置にあることを実例をあげて発表した。 30-2.A・講演タイトル:沖縄の自然と私たちのくらし B・講演年月日:1981年5月(講演)主催那覇市社会教育委員会 C・慨要: 国頭地域の森林や河川及び、水源地の自然環境の実態をスライドで示しなが ら、最近の「やんぱる」の荒廃ぶりと、貴重な天然紀念物の住みかが今危機に 瀕している事態を訴えるともに、自然と私たち暮らしの関わりについてそのメ カニズムを解説し、自然の大切さを強調した。 31-3.A・講座タイトル:「沖縄の自然環境」 女性ジャーナル(教養講座シリーズ) B・放送年月日:1982年5月ラジオ沖縄放送講座 C・概要: 身の回りの自然と、私たちの生活との関わり方(自然環境を大切にする意義) -20-

(18)

沖縄大学紀要第15号(1998年) を分かりやすく解説。 ヤンバルクイナやノグチゲラ、リュウキュウヤマガメ、イシカワカエルなど 沖縄の森林だけに生息する貴重なやんばるの生物について解説。その他沖縄の 自然にはまだ知られていない茸の仲間やサンゴ、海草など未だ利用されていな い生物資源が残されている。未利用資源の発見とともに、かけ替えのない沖縄 自然の大切を解説した。 32-4.A,講演タイトル:島の自然と私たちの生活 B・講演年月日:1982年10月平良市移動市民大学 於・宮古教育委員会 C・概要: 土壌動物の効用と、島の自然の調和性を解説。郷土の自然把握の大切さと農 薬などの乱用に警告。 講演タイトル:沖縄の冬虫夏草と今後のバイオマス 講演年月日:1994年5月主催沖大土曜講座 概要: 33-5.A. B、 C、 34-6.A・発表タイトル:奥一与那沿線・西銘岳周辺のイタジイ林床の下刈り 区と自然林の多足類 B発表年月日:1995年6月沖縄生物学会於・琉球大学教養部教室 C、概要: やんぱるの奥一与那林道のイタジイ・雑木林床の土壌動物の種群構成とその 多様性について、山地性多足類と刈取り区には平地性の種が侵入しやすい傾向 について言及。 33-4.A・講演タイトル:島の自然と健康 B・講演年月日:1997年2月移動市民大学・渡嘉敷教育委員会 於・渡嘉敷島 -21-

(19)

C・概要: 野菜や植物の成分はその土地の気候に適応しているので、最も身近な健康食 品である。島の自然と薬草の使用法など暮らしの栄養の話題。 34-5.A・講演タイトル:沖縄の自然特性と天然記念物動物たちはどこから来 たか。 B・講演年月日:1998年3月那覇市中央公民館・教養講座 C・慨要:

琉球列島の地史と、イリオモテヤマネコやハブの移動経路と島の隔離現象に

よる特殊化と移動分布メカニズムについて解説。現在の環境ホルモンや自然保

護の重要性とその意義について強調。 -22-

参照

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