モバイルは今:自動車とインターネット
2
0
0
全文
(2) (a)渋滞情報. 図 -2 高機能実験車. (3)高機能実験車 インターネット ITS のコンセプトを示す 1 つのモデルと して,高機能実験車の試作を行っている(図 -2 参照) .こ の車は,11 台のコンピュータを装備し,移動するネットワ ークの機能を実現している.また,携帯電話(PDC-P およ び CdmaOne) ,PHS, 無線 LAN(IEEE802.11b) ,ディジタル衛星 通信といった複数の通信デバイスを組み合わせて利用する 機能を有している.また,車両から取得可能な情報を可能 (b)降雨情報. な限り収集できるようにするとともに,脈拍といった人間. 図 -1 名古屋地区実証実験で提供されたプローブ情報. からの情報,360°撮影可能なカメラ画像を収集し,蓄積し たりインターネットに配信したりする機能を用意している. 車両後部に各種機器を搭載したラックがあるため 4 人乗. に接続し,位置,車速,ワイパー,実車/空車といった情. りとなっているが,各座席にはタッチパネル付きディスプ. 報を収集し,渋滞情報や降雨情報といった情報をインター. レイ,カメラ,マイク,スピーカ,IC カードリーダが用意. ネット上で提供した(図 -1 参照) .また,参加タクシー事. されており,さまざまなアプリケーションが実現可能とな. 業者には,自社のタクシーがどの場所を走行し実車である. っている.. のか否かといった情報を提供するシステムを用意している.. サンプルとして作成されたアプリケーションには,オフ. これによりタクシー事業者は配車や車両管理を行うことが. ィスや他の車両にいるメンバとのコミュニケーションを可. できるようになっている.このことにより,同一の基盤上. 能とするグループコミュニケーションシステム,加速度セ. に,プローブ情報システムと業務支援システムの複数の情. ンサやハンドルの切り角,アクセル,ブレーキ等の情報を. 報システムを構築できることを示している.. 基にした安全運転支援システム,利用者の脈拍等を用いた. また,顧客サービスとして 70 台のタクシーには,後部座. 運転者健康支援システム等がある. ●. 席にタッチパネル付きのディスプレイを用意し,情報提供 サービスの実験を行った.特に,位置情報に基づくプッシ. 2001 年度のインターネット ITS プロジェクトの成果を受. ュサービスを用意しており,走行中に観光名所等のそばを. けて,より多くのメンバによる実証実験と技術の標準化,. 通過すると,そのことを知らせてくれるとともに,観光名. アプリケーションの開発,事業のインキュベーション等を. 所等の情報を提示するようになっている.. 目的として,インターネット ITS 協議会が設立された .す. 1). でに 100 以上の組織が参加しており,活発な活動を開始し. (2)首都圏地区実証実験 川崎を中心とした地域で一般の乗用車をインターネット. ている.今後も自動車を核としたインターネットがどのよ. に接続し,情報提供サービスの実験を行った.位置情報に. うになっていくか注目されるところである.. 基づくプッシュサービスとともに,情報アクセス履歴に基. さて,次回からは,執筆者を代えてより新しく深くモバ. づく利用者の嗜好を解析する試みも行っている.. イル技術について取り上げていただくことになった.これ. また,ガソリンスタンドおよび駐車場における顧客サー. まで本連載を読んでいただいた読者の方々に感謝を述べる. ビスの実験も行っており,ガソリンスタンドでは,自動車. とともに,続く連載に期待していただければと思う.. の誘導,給油ガイダンス,走行距離等の情報に基づくメイ. 参考文献 1)インターネット ITS 協議会 , インターネット ITS 協議会ホームページ , http://www.InternetITS.org (平成 15 年 2 月 10 日受付). ンテナンス情報の提供等の実験を行った.また,駐車場で は駐車料金の自動決済を実現している.. IPSJ Magazine Vol.44 No.3 Mar. 2003. −2−. 295.
(3)
関連したドキュメント
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しない こと。動物実験(ウサギ)で催奇形性及び胚・胎児死亡 が報告されている 1) 。また、動物実験(ウサギ
一方で、自動車や航空機などの移動体(モービルテキスタイル)の伸びは今後も拡大すると
~自動車の環境・エネルギー対策として~.. 【ハイブリッド】 トランスミッション等に
2 号機の RCIC の直流電源喪失時の挙動に関する課題、 2 号機-1 及び 2 号機-2 について検討を実施した。 (添付資料 2-4 参照). その結果、
分だけ自動車の安全設計についても厳格性︑確実性の追究と実用化が進んでいる︒車対人の事故では︑衝突すれば当
車両の作業用照明・ヘッド ライト・懐中電灯・LED 多機能ライトにより,夜間 における作業性を確保して
車両の作業用照明・ヘッド ライト・懐中電灯・LED 多機能ライトにより,夜間 における作業性を確保して
車両の作業用照明・ヘッド ライト・懐中電灯・LED 多機能ライトにより,夜間 における作業性を確保して