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松本睦樹・江頭紀代美

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(1)

《資   料》

長崎大学東南アジア研究所所蔵

旧植民地関係機関等刊行物について(1)

−台湾編−

松本睦樹・江頭紀代美

解  説

I旧制長崎高等商業学校研究館と長崎大学東南アジア研究所

長崎大学経済学部の前身である旧制長崎高等商業学校は東京および神戸に 次ぐ第3高商として1905年(明治38年)3月に設置された。その後,1919年

(大正8年)11月には時の衆議院議員橋本喜造氏の寄付によって研究館が落成 し,同校の研究・調査・社会教育機関としての役割を果たすことになった。

ことに本誌の前身である『商業と経済』(1921年創刊)および『長崎高等商業 1) 学校研究館月報』(1920年5月−1922年7月)が研究館から刊行され研究館 の存在は全国に広く知られるようになった。

研究館はその業務の一環として様々な資料を蒐集・整理してきた。ちなみ

*「解説」は松本と江頭が共同で執筆し,「目録」は江頭が作成し,松本が点検した。

1)『長崎高等商業学校研究館月報』はその後『長崎高商研究館彙報』(1922年10月−1936 年12月),『長崎高等商業学校研究館彙報』(1937年1月−1942年5月),『研究所彙報』(1943 年1月−1944年2月)と改題された。そして,1944年に『商業と経済』が『経営と経済』

(1944年6月−)に改題されるに際して同誌に統合された。

(2)

に『長崎高等商業学校三十年史j]

(1935

年)をひもとくならば,そこには「資 料の蒐集」として「内国新聞の切抜

j.I

図書資料の蒐集・整理

j.I

定款・営 業報告書等の蒐集・整理

j.I

内国雑誌索引の調整

j.I

外国雑誌の索ヲ

U

の諸 項目が掲げられている。中でも.

I

図書資料の蒐集・整理」については前述 の両誌との交換などにより官庁・学校・会社その他諸団体等から多くの文献 の寄贈を受け,整理・保存していたこと,また「定款・営業報告書等の蒐集

・整理」については銀行や各種の会社約

600

社の定款・営業報告書・営業案 内等を蒐集・整理していたことが記されている。

旧制長崎高商は

1944

年(昭和

19

年)に長崎経済専門学校と改称し(長崎工業 経営専門学校併設).そして戦後

1949

年(昭和

24

年)の学制改革によって同専門 学校が新制の長崎大学に包括され,同年

5

月には長崎大学経済学部が発足し た。そうした中で,かつての研究館は

1942

年(昭和

17

年)

9

月に当時の時局 に応じてその機能を強化すべく大東亜経済研究所に機構改革され,戦後間も ない

1946

年(昭和

21

年)

4

月には産業経営研究所に改組された。

1955

年(昭和

30

年)に長崎大学経済学部は創立

50

周年を迎えたが,その記 念事業の 1っとして「東南亜・南洋研究所」設立計画が同窓会を中心に進め られ,同窓生,関係法人,諸団体などからの協力も得て.

1962

年(昭和

37

年) には東南アジアおよび関係諸国の経済・文化に関する調査研究を行なうこと を目的とする長崎大学東南アジア研究所が経済学部の構内に落成した;この 時,研究館以来蒐集してきた大量の文献は東南アジア研究所内に移され,今

日に至っている(なお,産業経営研究所は

1984

3

月に廃止された)。

長崎大学東南アジア研究所所蔵の戦前期文献とその目録

長崎大学東南アジア研究所が所蔵する文献のうち,研究館および大東亜経 済研究所が

1945

年(昭和

20

年)以前に蒐集したもの(いわゆる戦前期文献)に

)以上の記述にあたっては『長崎大学三十五年史

n.(1984

年)を参照した。

(3)

ついては,まったく目録が存在しないわけではない。たとえば, 1932年(昭 7年) 21日 現 在 に 蒐 集 済 み の も の に つ い て は , 研 究 館 が 発 行 し た 『 資 料目録~ (19327月 ) に よ っ て , ま た そ れ 以 降1937年(昭和12年)630 までに蒐集したものについては『資料目録同~ (193710月)によって知るこ とができる。さらに, 1944年(昭和19年) 1 月には『商業と経済~ (24年第 1冊)に「増加資料目録J(19427‑194310月受入分)が掲載されている。

し か し そ の 聞 の 蒐 集 分 (19377‑19426月受入分)および1943年(昭和18 年)11月以降の受入分については,前述の『長崎高等商業学校研究館葉報』

お よ び 『 研 究 所 業 報 』 の 各 号 の 巻 末 に 付 さ れ た 「 新 着 資 料 」 目 録 に 依 拠 す る 以外には何ら手立てがない。

一 般 に 一 次 資 料 と 研 究 文 献 と を 問 わ ず 凡 そ 資 料 ・ 文 献 の 類 は 広 く 利 用 者 に 公 開 さ れ る べ き で あ る し , ま た そ の た め に も そ れ を 所 蔵 す る 各 大 学 や 図 書 館 は そ の 所 蔵 目 録 を 作 成 し な け れ ば な ら な い 。 前 述 の 戦 前 期 文 献 と て 決 し て そ の 例 外 で は な い 。 実 際 , 長 崎 大 学 経 済 学 部 と 同 様 の 旧 高 商 系 の 各 大 学 ・ 学 部 は 付 属 の 教 育 ・ 研 究 施 設 が 所 蔵 す る 戦 前 期 文 献 を 整 理 し た う え で そ の 目 録 を 様 々 な 形 で 作 成 し , 次 々 と 刊 行 し て い っ たiしかし,そうした中にあっても

)こうしたことの背景には,次のような事情があったことも無視できない。すなわち,

昭和59年度国立11大学経済・経営学部付属教育研究施設実務者担当連絡会において「旧 植民地関係資料目録」の作成が提案され,後にそれを受けた各大学・学部側がその実施 を承認し,翌年度の同連絡会において目録作成の方針が決定されたのである。なお,こ の11大学とは,主に旧高商系の学部をもっ大学であり,具体的には山口,小樽商科,福 島,大分,滋賀,和歌山,横浜,香川,富山,埼玉,そして長崎の各大学である。この 中では,該当する文献を付属の教育・研究施設が所蔵しない和歌山,香川,埼玉の3 学を除くならば,長崎大学以外のすべての大学が今日までに「旧植民地関係資料目録」

の類を刊行した。そのうち主なものを列挙するならば次のとおり(但し,これら目録相 互の間には編集方針などに統一性はなく,また上記の連絡会の提案・決定以前に刊行さ れたものもある)。

山口大学経済学部編『山口大学経済学部東亜経済研究所東亜関係蔵書目録』全4 1988-1990年/小樽商科大学経済研究所資料部編『樺太・千島関係資料目録~ 1986年 / 福島大学東北経済研究所編「福島大学経済学部所蔵文献目録一旧植民地関係資料JIr

(4)

長崎大学経済学部は長くそれを実施できなかった。すなわち,目録を作成す る以前の問題として,東南アジア研究所の書庫では資料・図書そのものがほ とんど未整理のまま放置されてきたというのが実情であった。

幸いなことに,長崎大学経済学部は社団法人理林会からの助成を得て,

1989

年(平成元年)に戦前期文献の整理およびその目録作成に向けての準備 作業を開始し,

1993

年(平成

5

年)

4

月には『長崎大学東南アジア研究所所 蔵戦前期文献目録(旧植民地機関刊行物編

)J

を内部資料として作成するに至 った

i

また,近いうちに「国内機関編」とあわせた所蔵目録を刊行する予定 である。

今回の企画

長崎大学東南アジア研究所が所蔵する戦前期文献のほとんどは,旧植民地 の関係諸機関等や日本国内の諸機関が刊行した各種の調査報告書や統計書で ある。今回の企画では,このうち前者による刊行物のみを対象とする。

北経済』第81 19873月/大分大学経済研究所編『大分大学経済研究所所蔵戦前期 文献目録I.旧植民地・海外諸国編~ 1986年/滋賀大学経済経営研究所編『滋賀大学経 済学部備付満蒙関係資料目録~ 1982年/同『滋賀大学経済学部備付支那関係資料目録』

1983年/同『滋賀大学経済学部備付朝鮮関係資料目録~ 1983年/同『滋賀大学経済学部 備付台湾・南方・樺太関係資料目録~ 1985年/同『滋賀大学経済学部備付旧植民地関 係資料目録補遺~ 1992年/横浜国立大学経済学部貿易文献資料センター編「貿易文献資 料センタ一所蔵目録(2)(4)(l~J rエコノミア』第77‑79. 90号.19836月一19869 月/富山大学日本海経済研究所編『高岡高等商業学校蔵書分類目録一和書の部~ 1981 

)この計画は「長崎大学東南アジア研究交流奨励金」に基づくものであり,その実施に 際しては長崎大学経済学部助教授(当時)康山謙介,同講師伯井泰彦の両氏および松本 が助言と指導を行い,同助手(当時)青木陽子氏および江頭が実務を担当した。

5)同目録の刊行を待ち望む戸として,例えば次のようなものがある。

「なお長崎大学東南アジア研究所には旧長崎高等商業学校の蔵書があり,そのなかに 相当数の満州国関係文献が含まれている。現在目録を作成中であり,刊行が待たれる。」

(井村哲郎 fr満州国』関係資料解題」山本有造編 rr満州国」の研究』京都大学人文科 学研究所.19933月,所収,第549ページ。)

(5)

そもそも台湾,朝鮮,満州など日本の旧植民地の関係諸機関等が刊行した 文献は,多くが戦災や接収を蒙ったが, しかし一部は圏内のいくつかの大学 や図書館に残されている。

1965

年(昭和

40

年)にアジア経済研究所は「各種 の総合目録編纂事業の一環」として,国内の主要各機関の協力を得て,それ ら機関における当該刊行物の所蔵状況の調査を開始した。そして,

1973

年(昭

48

年)にはその第一歩として『旧植民地関係機関刊行物総合目録台湾編』

を刊行した。翌年以降,

w朝鮮編~ (1974

年 ) ,

w満洲国・関東川l 編~ (1975

年), 

『南満州、|鉄道株式会社編~ (1979

年)を相次いで刊行し,また

1981

年には『満

州国・関東州,南満州鉄道株式会社(索引編)~も完成した。

ところで,長崎大学経済学部の場合には該当する文献が図書館(経済学部 分館)と東南アジア研究所とにそれぞれ所蔵されていたが,既に述べたよう に後者が所蔵する文献については長く末整理のままであった。このような事 情のために,アジア経済研究所が上記の調査を行なった際にもそれに応じる ことができず,やむなく図書館(経済学部分館)所蔵の文献のみが同研究所 の一連の『目録』に採録されることになった(したがって,同『目録』シリー ズにおいて所蔵機関が「長崎大」と記されているのは,長崎大学付属図書館経済学部 分館のことである)。

こうした経緯を考慮したばあい,アジア経済研究所の一連の『目録』の中 では欠落していた長崎大学東南アジア研究所所蔵の文献をその『目録』の構 成に準拠してリスト・アップすることはそれなりの意義を有するし,またそ れは長崎大学経済学部の義務でもあると考える。さらに,既述の『長崎大学

東南アジア研究所所蔵戦前期文献目録(旧植民地機関刊行物編)~が内部資料

用として作成されたものであって,一般には利用できない性質のものである うえに,それが書名と編著者名のみを記載しただけのものであることも考慮 するならば,今回の企画の意義はきわめて大きいといえよう。

以上のような考えに基づき,その手始めとしてアジア経済研究所の『旧植

民地関係機関刊行物総合目録台湾編』に対応する目録をここに作成・掲載

(6)

するものである。以後,アジア経済研究所の『目録』の構成に沿って,

I

朝 鮮編

J

I

満州国・関東州編

J

I

南満州鉄道株式会社編」を,さらには同研究 所の『目録』シリーズにはなかった「南洋・樺太・その他編」を作成する予 定である。

旧植民地関係機関等刊行物の概要

長崎大学東南アジア研究所が所蔵する戦前期文献のうち旧植民地関係機関 等による刊行物は,雑誌を除けば約

2

600

点ほどである。まず,それを前述 の各編別に分類するならば,表

1

のようになる。満鉄による刊行物が最も多

I

南洋・樺太・その他」に属するものが最も少ない。

1

旧植民地関係機関等刊行物の所蔵状況

類 * 所蔵点数本*

台 湾 414 

朝 鮮 537 

満州・関東州 625 

南満州鉄道株式会社 715 

南洋・樺太・その他料* 312 

>.  E 2603 

[注]牢 当該機関・団体の本拠(本社)の所在地別に分類した。但し,満 鉄については1つの項目として独立させた。また,個人による刊 行物については発行地別に分類した。

**雑誌を除く。

**牢「その他」とは,満州国および関東州以外の中国をいう。

次に,それを刊行年別に見るならば,

1920

年(大正

9

年)以後に刊行され たものがほとんどということになる(表

2

,参照)。古いものでは

1909

年(明

42

年)の刊行物もあるが,

1920

年以前の刊行物はきわめて少ない。これは,

旧長崎高商の研究館の落成が

1919

年(大正

8

年)であったことを想起すれば,

その理由が容易に理解できょう。なお,それ以前の刊行物は当時の高商図書

(7)

2

旧植民地関係機関等刊行物の所蔵状況(刊行年別) 刊 行 年 所蔵点数

1914

年以前

19151919  21  19201924  138  19251929  506  19301934  627  19351939  774  1940

年以降

528 

刊行年不明

2

603 

[注]雑誌を除く。

館に受け入れられていたと推察できる。今日の大学図書館(経済学部分館) は1

920

年代以降の刊行物も所蔵しているが,東南アジア研究所の所蔵文献 と重複するものはごく一部である。おそらく,当時の高商図書館と研究館 との間で受け入れの分業態勢が確立したものと思われる。

V  台湾関係の文献について

最後に,今回取り上げる台湾の旧植民地関係機関刊行物そのものについ て,さらにそれに関連して当時の植民地関係機関などについて若干述べて おこう。

3

が示すように,刊行年別に見れば,台湾関係のものもやはり

1920

代以降の刊行物がほとんどであり,最も古いものでも

1916

年(大正

5

年)の

3

点があるのみである。また,刊行機関別では全体の

9

割近くが台湾総督

府の刊行物であり,その中では「南支那及南洋調査」叢書(刊行全2

40

点及び

別巻3

点)の比重が大きい(所蔵1

29

点)。これに対して,単行書の所蔵点数が

極端に少ない(但し,刊行点数自体は決して少なくない)。ちなみに,これら

(8)

3 台湾関係414点の刊行年・刊行機関別一覧

l x  

台 湾総督府 台 湾銀 行 株式会社 株式会社台湾拓殖 台湾製糖 台湾南方協会 州 庁 その他 1916  ...  ...  ...   .. ...  ... 

1917  ...  ...  ...  ...   .. ...  ... 

1918  ...  ...  ...   .. ...  ... 

1919  ...  ...  ...   .. ...  ... 

1920  ...  ...  ...  ...   .. ...  ... 

1921  ...  ...  ...   .. ...  ... 

1922  ...  ...  ...   .. ...  ... 

1923  11  ...  ...   .. 15  1924  ...  ...  ...   .. ...  ...  1925  13  ...  ...  ...   .. ...  ...  13  1926  20  ...  ...   .. ...  ...  23 

1927  16  ...  ...  ...   .. ...  ...  16 

1928  18  ...  ...  ...   .. ...  ...  18 

1929  25  ...  ...  ...   .. ...  ...  25 

1930  21  ...  ...   .. ...  ...  22 

1931  24  ...  ...   .. ...  26 

1932  21  ...  ...  ...   .. ...  ...  21 

1933  20  ...  ...  ...   .. ...  ...  20 

1934  23  ...  ...  ...   .. ...  ...  23 

1935  23  ...  ...   .. ...  ...  24 

1936  23  ...  ...  ...   .. ...  ...  23 

1937  22  ...  ...  ...   .. ...  ...  22 

1938  19  ...  ...  .. ...  ...  20 

1939  12  ...  ...  ...  ...  ...  ...  12 

1940  14  ...  ...  ...  ...  ...  16 

1941  12  '"  ...   .. ...  ...  13 

1942  ...   .. ...  ...  22 

1943  ...   .. ...  '"  15 

1944  ...  ...   .. ...  ... 

367  22  17  414  [注]雑誌を除く。

(9)

の傾向は旧高商系の他の大学・学部の場合でも同様であると思われる。なお,

アジア経済研究所の『旧植民地関係機関刊行物総合目録台湾編』では採録 の対象を総督府,丹│庁,台湾銀行の刊行物に限定しているが,本稿では他に

もいくつかの会社や団体の刊行物も掲載した。

次に台湾の植民地関係機関などについて少し触れておく。台湾総督府は

1895

年(明治

28

年)に台北に設置され,翌年には武官総督が民政・軍政・軍 令の全権を掌握した。

1919

年(大正

8

年)になると文官総督制に移行したが,

1936

年(昭和

11

年)には台湾の南進基地化に伴って海軍武官が総督となり,

1945

年(昭和

20

年)の日本の敗戦まで続いた。ちなみに,

1942

年(昭和

17

年) 当時の台湾総督府の主要組織については図

1

のようになっていた。

台湾銀行は

1897

年(明治

30

年)の台湾銀行法に基づいて

1899

年(明治

32

年) に開業した。一般銀行業務を兼業したが,台湾における中央銀行でもあった。

鈴木商店への震災手形などによる不良貸し付けのために

1927

年(昭和

2

年) には同行は危機に陥り,そのことが金融恐慌の引き金となったことはよく知 られている。その後政府の援助によって再建されたものの,日本の敗戦とと もに閉鎖、機関に指定された。

次に台湾拓殖株式会社であるが,同じ国策の拓殖会社でありながら東洋拓 殖会社(1

908

年設立)などに比べ,知名度はきわめて低い。同社は

1936

年(昭 和

11

)11

月に台湾総督府と本国政府の拓務省の肝煎りで設立されたが,そ れからわずか

10

年足らずで日本の敗戦を迎えることになった。

最後に,台湾製糖株式会社について。概して,台湾において日本向けの主

要な移出品として砂糖の生産が本格化したのは,第

4

代台湾総督児玉源太郎

の下に後藤新平が民政局長として就任(1

898

年)して強力な保護政策を展開

したためである。台湾製糖は

1900

年(明治

33

年)に設立された三井系の会社

であり,現地の日本の製糖業資本としては最も古い歴史を有する。後に三菱

系の明治製糖や大日本製糖とともに台湾の製糖業を独占した。

(10)

1 台湾総督府の主要組織 総督官房

総務局 文教局 財務局 国土局

総 督 府 」 ー 殖 産 局 法院

食糧局 検察局

警務局 供託局

外務部 交通局

法務部 専売局

(所属官署) 税関 気象台 台北帝国大学 台北高等商業学校 その他

[注]1942年(昭和17年)11l日現在のもの。

[資料出所]W旧植民地関係機関刊行物総合目録台湾編』アジア経済研究所,

1973年,第221224ページに基づいて作成。なお,戦前期官僚制研究 会編秦都彦著『戦前期日本官僚制の制度・組織・人事』東京大学出 版会, 1981年,第715‑717ページも参照した。

(11)

目 録

凡 例

1.  この目録には,長崎大学東南アジア研究所が所蔵する文献のうち,台湾に本拠(本社)を 置く機関・団体等が1945年以前に発行あるいは編纂した刊行物を収録した。

2.  機関・団体等は, r官庁(中央,地方)jr会社jrその他」に分類し,各分類項目の中で は機関・団体等の名称の50音順に排列した。

3.  機関・団体等の中では,それらの刊行物を「単行書jr叢書jr年報jr雑誌」に区分し,

それぞれの標題の50音順に排列した。

4.  記載事項は次の通りである。但し,編著者(編者)と発行所が同ーの場合,発行所は省略 した。また,補記した事項および推定による事項は[ ]に入れた。

単行書 書 名

編 著 者 版 表 示

発 行 地 発 行 所 発 行 年 頁 数 大 き さ 注記事項 *整理番号

叢 書 叢書名

叢 書 番 号 個 別 書 名 編 著 者 版 表 示

発 行 地 発 行 所 発 行 年 頁 数 大 き さ 注記事項 *整理番号

年 報 年報名

年次 編著者

発 行 地 発 行 所 発 行 年 頁 数 大 き さ 注記事項 *整理番号

雑 誌 誌 名

編者

発 行 地 発 行 所 所蔵巻次(発行年) 注記事項

5.  固有名詞以外の旧字体は新字体に改めた。但し,旧仮名遣はそのままとした。

(12)

│ 官 庁 │

海南語初歩

蓋湾総督官房調査課編

蓋 北 大 正11(1922) 310llp  18crn  村上勝太著 *242 

世 界 糖 業 小 史 附 . 糖 業 年 代 記 蓋湾総督府殖産局編

蓋 北 昭 和11(1936) 149p  23crn  黒谷了太郎調査 *448 

専売事業一斑

蓋湾総督府専売局編

蓋 北 大 正7(1918)  48p  22crn 

*396 

蓋北高商創立廿周年記念論文集

蓋北高商創立廿周年記念論文集編輯委員 会編

蓋 北 憂 北 高 等 商 業 学 校 南 邦 経 済 学 会 昭和15(1940) 512p  22crn 

南 邦 経 済 第7巻第2号,第8巻 第12 *2556

蓋北高等商業学校開校十周年記念論文集 蓋湾総督府蓋北高等商業学校編 蓋 北 昭 和5(1930)  443p  23crn 

*2555  蓋簡の糖業

蓋湾総督府殖産局編

蓋 北 昭 和10(1935) 105p  23crn 

*449 

蓋湾の養豚と豚肉加工業 蓋湾総督府殖産局編

蓋 北 昭 和3(1928)  67p  23crn 

*450 

蓋湾貿易三十年対照表(自明治29年至大正14 年)

蓋湾総督府税関編

蓋 北 昭 和2(1927)  59641p  27crn  英 文 書 名 :Returns 01 the Trade 01 

Taiwan lor the Thirty Years (1896  192.*479 

蓋湾貿易四十年表 自明治29年至昭和10 蓋湾総督府財務局税務課編

蓋 北 昭 和11(1936) 703p  27crn  英文書名:Returns 01 the Trade 01  Taiwan lor FOlYears(18961935). 

*543  高雄税関の話

高雄税関編

高 雄 昭 和11(1936) 48p  20crn 

*548 

南支南洋経済研究会要覧(昭和7年) 蓋北高等商業学校南支南洋経済研究会編 蓋 北 [昭和7(1932) ] 16p  23crn 

*2559  南洋地名欧華対照

蓋湾総督官房外務部内南支南洋発行所編 蓋 北 昭 和14(1939) 34p  21crn  南 支 南 洋 第170号附録 *375  南 洋 文 献 目 録 昭 和76月調査

葦北高等商業学校編

蓋 北 昭 和7(1932)  17p  22crn 

*2558 

叢 書 租税制度研究

1号 比 律 賓 共 和 園 の 税 制 蓋湾総督府財務局税務課編 蓋 北 昭 和16(1941) 116p  22crn 

*544 

2号 支 那 園 民 政 府 の 税 制

(13)

蓋湾総督府財務局税務課編 蓋 北 昭 和16(1941) 108p  22crn 

*545 

4号 蘭 領 東 印 度 の 税 制 蓋湾総督府財務局税務課編 蓋 北 昭 和17(1942) 401p  22crn 

*546 

5 印度支那租税制度及財政機構 基湾総督府財務局税務課編 基 北 昭 和17(1942) 351p  22crn 

*547 

蔓湾総督府外事部調査

100(一般部門第15) 比律賓小史 蓋湾総督府外事部訳

憂 北 昭 和18(1943) 295p  21crn  Leandro H. Femandez, Brief History  of the Philippines.の 訳 淵 脇 英 雄 訳

*377 

112(文化部門第4) 比律賓の民族 蓋湾総督府外事部訳

蓋 北 昭 和18(1943) 82p  22crn  H. Otley Beyer, Population of the Philip pine Islands in  1916.の第2Descrip tion of Ethnographic Groups.の訳 淵脇英雄訳 *378 

南支南洋研究調査報告書

l輯 爪 睦 経 済 界 ノ 現 況 ト 関 領 東 印 度 ノ 原始産業並ニ其ノ取引概観

蓋湾総督府華北高等商業学校編 蓋 北 昭 和5(1930)  183p  22crn  浅香末起著 *2560 

2輯 比 律 賓 ノ 天 然 資 源 並 ニ 労 働 事 情 ト 商業界現況ー班

蓋湾総督府蓋北高等商業学校編 蓋 北 昭 和8(1933)  353p  23crn  鈴木源吾著 *2557 

熱帯産業調査会叢書 1号 海 南 島 志

蓋漕総督府熱、帯産業調査会訳 蓋 北 昭 和11(1936)  410p図版 23crn 

陳 銘 植 編 『 海 南 島 志 』 の 訳 井 出 季 和 太 *393

2号 南 洋 瞥 見

蓋湾総督府熱帯産業調査会編 憂 北 昭 和12(1937) 93p  23crn  玉手亮一著 *394 

3号 香 港 経 済 調 査 委 員 会 報 告 書 蓋湾総督府熱帯産業調査会編 基 北 昭 和12(1937) 7511p  22crn 

*392  6号 幅 州 孜

蓋筒総督府熱帯産業調査会編 蓋 北 昭 和12(1937) 243p  22crn  野上英一著 *395 

農業基本調査書

31耕地分配並二経営調査 蓋湾総督府殖産局農務課編

蓋 北 昭 和9(1934)  655p  26crn 

*451 

33 農業金融調査 蓋間総督府殖産局農務課編

蓋 北 昭 和10(1935) 3537p  27crn 

*452  南支那及南洋調査

58輯 英 領 北 ボ ル ネ オ 事 情 基湾総督官房調査課訳

基 北 大 正11(1922) 54p  22crn  Administration Reporl, 1920.  (英領北ボ ルネオ政庁刊)の訳 *243 

59輯 油 頭 帝 国 領 事 館 管 内 事 情 基湾総督官房調査課編

基 北 大 正11(1922) 263p  22crn  打田庄六調査編纂 *244  62輯 関 領 東 印 度 胡 搬 の 生 産 と 市 場

表 2 旧植民地関係機関等刊行物の所蔵状況(刊行年別) 刊 行 年 所蔵点数 1 9 1 4 年以前 2  1 9 1 5 ‑ 1 9 1 9  2 1  1 9 2 0 ‑ 1 9 2 4  1 3 8  1 9 2 5 ‑ 1 9 2 9  5 0 6  1 9 3 0 ‑ 1 9 3 4  6 2 7  1 9 3 5 ‑ 1 9 3 9  7 7 4  1 9 4 0 年以降 5 2 8  刊行年不明 7  メ 口 L  計 2 , 6 0 3  」 [注] 雑誌を除く。 館に受け入れられていたと推
表 3 台湾関係 4 1 4 点の刊行年・刊行機関別一覧 l x  台 湾総督府 台 湾 銀 行 株式会社 株式会社台湾拓殖台湾製糖 台湾南 方協会 州 庁 その他 言 十 1 9 1 6 
図 1 台湾総督府の主要組織 総督官房 総務局 文教局 財務局 国土局 総 督 府 」 ー 殖 産 局 法院 食糧局 検察局 警務局 供託局 外務部 交通局 法務部 専売局 (所属官署) 税関 気象台 台北帝国大学 台北高等商業学校 その他 [注]1 9 4 2 年(昭和1 7 年)1 1 月 l 日現在のもの。 [資料出所] W 旧植民地関係機関刊行物総合目録台湾編』アジア経済研究所, 1 9 7 3 年,第2 2 1 ー 2 2 4 ページに基づいて作成。なお,戦前期官僚制研究 会編秦都彦著『戦前期日本

参照

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