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小・中学生柔道選手を対象とした研究

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Academic year: 2021

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スポーツトレーニング科学17:31,2016

小・中学生柔道選手を対象とした研究

-福岡県柔道協会強化指定選手の体力測定に関する報告-

藤田 英二

鹿屋体育大学スポーツ生命科学系

<はじめに>

 以前から小学生柔道選手の課題として過度の肥満 防止が挙げられていた。そこで我々は,除脂肪量

(fat-free mass:FFM)を身長の二乗で除したFFMI

(fat-free mass index:筋量指数)を用いて小学生 柔道選手の体重とFFMIの関係を検討したところ,

過度の肥満予防のための体重増加の限界点を示すこ とができた(藤田ら,  武道学研究 48⑴, 11-

16,2015)。今年度はその結果をふまえ,中学生柔 道選手のFFMIについて調査を行った。

<方法と結果>

 対象は2015サニックス旗福岡国際中学生柔道大会 に出場した男子選手106名(年齢:13.9±0.7歳,身 長:163.0±7.0cm,体重:71.1±20.2kg)であっ た。タニタ社製のデュアル周波数体組成計(DC- 320)を用いて計測した体重と体脂肪率から,除脂肪

量(kg)を求め,身長(m)の二乗で除してFFMI を求めた。そして,体重との関係を,今までに我々 が蓄積していた小学生388名と大学生28名の男子柔 道選手のデータとともに検討してみた。その結果,

中学生の男子柔道選手においても小学生と同様に,

体重の増加に伴うFFMIの増加には頭打ちが認めら れた。一方で,大学生柔道選手の体重とFFMI値の 関係は,小・中学生の延長線上に位置していた(下 図)。この結果は,柔道選手において過度の肥満を 避けながら体重を増加させうる限界値を検討してい く上で非常に興味深く,今後は高校生を中心にさら に多くのデータを加えて,より詳細に検討していき たい。

参照

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