• 検索結果がありません。

刑 事 判 例 研 究 ⑵

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "刑 事 判 例 研 究 ⑵"

Copied!
13
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

三二七 刑事判例研究⑵

中央大学刑事判例研究会

場合の傷害罪の共同正犯の成立範囲

        

年(号、害、盗、入、件、六日第二小法廷決定、上告棄却、刑集六六巻一一号一二八一頁

【事実の概要】

は、頃、て、

し、た。は、し、し、し、

し、し、し、か、り、り、

た。後、は、み、せ、場(

刑事判例研究⑵(水落)

(2)

三二八

下、う。た。際、は、ら、

時五〇分頃、被告人に対し、これからAを連れて本件現場に行く旨を伝えた。

は、後、し、た。は、し、し、

しごや角材を上半身に向かって投げつけたほか、複数回手拳で殴ったり足で蹴ったりし、Aに対し、金属製はしごを投げつけたほか、

た。り、は、

流血し、負傷していた。

頃、は、し、

上、し、た。は、し、が、中、腹、し、

蹴り、金属製はしごを何度も投げつけるなどしたほか、Xらが足で蹴ったり、Yが金属製はしごで叩いたりし、Aに対し、被告人が、

頭、肩、し、か、

た。が、

人の暴行の方がそれ以前のXらの暴行よりも激しいものであった。

果、撲、

過、肢・骨・過、過、挫、い、は、

六週間の安静加療を要する見込みの右母指基節骨骨折、全身打撲、頭部切挫創、両膝挫創の傷害を負った。

決(は、の「は、

か、が、

し、て、は、

て、識、ず、

(3)

三二九刑事判例研究⑵(水落) に、……し、

た。て、は、と、

は、で、は、が、に、

まえて暴行を加え、その暴行の結果両名が負傷していることを認識、認容の上、B及びAがこれらの暴行等により抵抗できなくなっ

を、う、に、

ら、は、の、て、

の責任を負うというべきである」と判示して、被告人を懲役六年に処した(求刑・懲役七年)

て、犯(ろ、

決(も、て、X、

識、し、に、

し、ら、は、

て、

した。は、て、く、り、

その結果A及びBに負わせた傷害の範囲にとどまる旨を主張して被告人側から上告がなされたものである。

【決定要旨】

却。で、て、

以下のような判断を示した。

(4)

三三〇

は、に、上、て、

足、頭、肩、し、り、も、

害(て、

る。じ。る。合、は、

は、ら、

く、

み、る。」「て、し、

う「も、は、

ず、て、

い。と、

は、条、

二〇四条の解釈適用を誤った法令違反があるものといわざるを得ない。

なお、概要、千葉勝美裁判官の以下のような補足意見がある。

て、

く、た、に、便て、

」。

果、に、合(

は、く、

ろ、は、盗、喝、

(5)

刑事判例研究⑵(水落)三三一 は、ち、

で、が、は、

で(に、行・が、に、

ない。)、承継的共同正犯の成立を認め得る場合は、容易には想定し難いところである。

【研  究】

 1

は、来、の、

く、

ろ、と、

結果となった点は注目に値する。

で、で、

う。際、

て、く、

多いの

) (

、本稿では傷害罪に関する裁判例を主な検討の対象とす

) (

(6)

三三二  2従来の裁判例

ず、は、

も、た。た、

も、て、

(共謀)共同正犯の成立を肯定している。

が、

が、る。は、

え、が、

傷害結果の少なくとも大部分が後行者の加担前に生じていた、というものである。この事案において、大阪高判は、「承

は、て、識、ず、

に、……

し、

で、は、り、

た。後、

ように見受けられ

) (

に、て、

が、る。ば、は、

参照