大腸がん患者さんのための
医療制度ガイドブック
ー第2版ー
ベクティビックス
を投与される患者さんへ
この冊子は2012年4月現在の制度に基づいて作成しています。監修 : 樋口由起子
国立がん研究センター中央病院 相談支援センター
社会福祉士
ベ ク テ ィ ビ ッ ク ス ® に よ る を 行 っ た 際 に か か る 治療費 高額療養費制度 高額療養費制度 の 具体例 医療費控除 ・ 傷病手当金
このガイドブックは、ベクティビックス
®による大腸がん
治療を受ける患者さんが安心して治療を受けられる
ように、治療にかかる費用およびその費用に対する
各種サポートなどについて、解説しています。
おひとりごとの病状や治療内容、経過、年齢、所得、
居住地などによって、受けることのできるサービスが
異なりますので、ご自身が給付の条件にあてはまるか
どうかをチェックしながらお読みください。
はじめに
2を 軽減す る た め の 制度 高額療養費制度 高額療養費制度 の 具体例 医療費控除 ・ 傷病手当金
目 次
ベクティビックス
®による治療を行った際にかかる治療費
治療費を軽減するための制度
高額療養費制度
70歳未満の方
70歳以上の方
高額療養費制度の具体例
ケース❶ ベクティビックス
®とmFOLFOX6を併用
ケース❷ ベクティビックス
®とFOLFOX4を併用
ケース❸ ベクティビックス
®とFOLFIRIを併用
高額医療・高額介護合算制度
医療費控除
傷病手当金
4 5 6 7 8 10 10 12 14 16 17 18ベ ク テ ィ ビ ッ ク ス ® に よ る を 行 っ た 際 に か か る 治療費 高額療養費制度 高額療養費制度 の 具体例 医療費控除 ・ 傷病手当金 大腸がん治療において、ベクティビックス®単独投与による治療を受けたときの治療費 のめやすは、下の表のようになります。そして、患者さんは医療機関に自己負担額分 (3割または1割)を支払うことになります。
ベクティビックス
®
による
治療を行った際にかかる治療費
■
通院でベクティビックス
®を単独投与した場合
■
入院でベクティビックス
®を単独投与した場合
総医療費
約500,000円
内 訳
ベクティビックス
®の費用
約450,000円
それ以外の費用 (検査・診断など)
約50,000円
3割負担
(70歳以上の現役並み所得者または70歳未満
*1)
約150,000円
1割負担
(70歳以上一般または70歳以上低所得者Ⅰ
・Ⅱ
*2)
約50,000円
総医療費
約800,000円
内 訳
ベクティビックス
®の費用
約450,000円
それ以外の費用(検査・診断など)
約350,000円
3割負担
(70歳以上の現役並み所得者または70歳未満
*1)
約240,000円
1割負担
(70歳以上一般または70歳以上低所得者Ⅰ
・Ⅱ
*2)
約80,000円
上記金額は出来高払いです。 DPC(診断群分類包括評価)が適用になっている医療機関は、上記金額とは異なりますのでご注意く ださい。 *1、2 : p7、8の所得区分を参照してください。●
体重50kgの患者さんの場合
4を 軽減す る た め の 制度 高額療養費制度 高額療養費制度 の 具体例 医療費控除 ・ 傷病手当金
治療費を軽減するための制度
月々の費用を軽減できる制度として、高額療養費制度があります。また、年間の費用を 軽減する制度として、医療費控除や高額医療・高額介護合算制度があります。会社にお 勤めの方には、傷病手当金制度もあります。なお、これらの制度の利用には多くの場合 申請が必要です。 1ヵ月の自己負担額(保険対象分)が限度額を超えた場合に、超えた分の医療費が数ヵ 月後に払い戻しがうけられる制度です。 保険者によっては、支給見込み額の8〜10割を無利子で貸付する高額療養費貸付制 度、委任払い制度や付加給付制度もあります。●
高額療養費制度
月々の費用負担を軽減する制度
p6
保険加入者で、会社を4日以上病気欠勤し、さらに給与の支給がない場合、対象となり ます。●
傷病手当金制度
その他
p18
●
高額医療・高額介護合算制度
1年間の医療費合計が10万円以上となる方が対象となります。●
医療費控除(確定申告)
年間の費用負担を軽減する制度
p17
p16
ベ ク テ ィ ビ ッ ク ス ® に よ る を 行 っ た 際 に か か る 治療費 高額療養費制度 高額療養費制度 の 具体例 医療費控除 ・ 傷病手当金 1ヵ月の自己負担額が限度額を超えた場合に、超えた分の医療費が数ヵ月後に払い 戻しがうけられる制度です。食事代や差額ベッド代、診断書料金など保険の効かない 費用については高額療養費の支給対象には含まれません。 以下のルールがあります。 ●1ヵ月の中で発生した医療費で計算します。 ●病院ごとに計算します。 ●入院と外来はそれぞれ別に計算します。 ●医科・歯科ごとに別に計算します。 1回分の窓口負担では、高額療養費の支給対象とはならなくても、請求できる場合 があります。これを「世帯合算」といいます。複数の受診や同じ世帯にいる他の方の 受診について、21,000円以上窓口で支払ったものを合算し、自己負担限度額を 超えたときは、高額療養費として支給されます。
高額療養費制度
各月の医療費は下表のようになります。 (体重50kgの女性の場合で算出しています※1。詳しくはp10〜p11を参照してください。)●
1ヵ月の医療費の算出
(ベクティビックス
®とmFOLFOX6療法を併用した場合)
: 入院1回、外来1回 : 外来2回 : 外来3回 110万円 80万円 120万円 AA
BB
CC
●
治療スケジュールの例
日 月 火 水 木 金 土 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 日 月 火 水 木 金 土 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 日 月 火 水 木 金 土 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 入院1回 外来1回 外来2回 外来3回 上記金額は出来高払いです。 DPC(診断群分類包括評価)が適用になっている医療機関は、上記金額とは異なりますのでご注意く ださい。 ※1 患者さんの体型によって、投与量が異なるため、患者さんによって医療費は異なります。 6を 軽減す る た め の 制度 高額療養費制度 高額療養費制度 の 具体例 医療費控除 ・ 傷病手当金 加入する医療保険から事前に限度額適用認定証を取得し、病院窓口に提出してお けば、窓口での支払いが自己負担限度額(保険対象分)までとなる証明書です。 院外薬局でも、限度額適用認定証の利用が可能です。 ただし、限度額適用認定証を利用する際には、保険者に事前に申請した上で、医 療機関に提出することが必要です。 加入中の保険者 (保険証に保険者の記載があります。) ご加入の健康保険組合になります。
●
自己負担限度額
●限度額適用認定証を利用しましょう。
交付申請の場所 申請窓口70歳未満の方
所得区分 外来・入院 過去12ヵ月の高額該当3回まで 4回目以降 上位所得者※1 150,000円+(総医療費−500,000円)×1% 83,400円 一般所得者 80,100円+(総医療費−267,000円)×1% 44,400円 低所得者※2 35,400円 24,600円 ※1 月収53万円以上で健康保険に加入されている方または、保険税算定の基礎となる基礎控除後の総所得金額 等が600万円以上で国民健康保険に加入されている方 ※2 市町村民税非課税世帯の方ベ ク テ ィ ビ ッ ク ス ® に よ る を 行 っ た 際 に か か る 治療費 高額療養費制度 高額療養費制度 の 具体例 医療費控除 ・ 傷病手当金
高額療養費制度
■
70歳以上の方の1ヵ月の自己負担限度額
所得区分 外来 (個人ごと) 外来+入院(世帯合算) 現役並み 所得者 44,400円 80,100円+(総医療費−267,000円)×1% 〈44,400円〉 一 般 12,000円 44,400円 低所得者Ⅱ 8,000円 24,600円 低所得者Ⅰ 15,000円 〈 〉内の金額は、「多数該当(診療月以前の12ヵ月に3回以上の支給があったとき)」の場合の4回目からの限度 額です。 現役並みの所得者:標準報酬月額:28万円以上かつ年収が夫婦世帯で520万円以上、単身世帯で383万円以上 の世帯、住民課税所得が145万円以上かつ年収が夫婦世帯で520万円以上、単身世帯で383万円以上の世帯 低所得者 : 住民税非課税世帯 医療費の保険対象分については、1ヵ月の自己負担限度額を上限に支払います。 但し、世帯内で1ヵ月以内に複数の病院に入院する場合や、外来入院の両方の診 察がある場合は、それぞれに一旦病院の窓口にて支払い、自己負担限度額を超え た分は、後ほど保険者から払い戻されます。保険者から払い戻しが行われる際は、 保険者から連絡が来ます。70歳以上の方
8を 軽減す る た め の 制度 高額療養費制度 高額療養費制度 の 具体例 医療費控除 ・ 傷病手当金 他の所得区分の場合や、他の治療の場合については次ページ以降で紹介しています。 患者さんご自身の治療法に近いモデルケースをご覧頂き、医療費の概算を参照してください。 上記金額は出来高払いです。 DPC(診断群分類包括評価)が適用になっている医療機関は、上記金額とは異なりますのでご注意ください。
●
自己負担限度額の算出
年齢が70歳未満、所得区分が一般の場合 自己負担限度額 多数該当※3 (4回目以降) : 入院1回+外来1回 : 外来2回 : 外来3回 88,430円 85,430円 89,430円 44,400円 ※3 同一世帯で1年間(直近の12ヵ月)に4回以上高額療養費に該当した場合は、4回目から自己負担限度額が軽 減されます。 年齢が70歳以上、所得区分が一般の場合 自己負担限度額 多数該当※2 (4回目以降) : 入院1回+外来1回 : 外来2回 : 外来3回 44,400円 12,000円 12,000円 — 990,000円 720,000円 1,080,000円 高額療養費:65,600円 自己負担限度額: 44,400円 高額療養費:68,000円 自己負担限度額: 12,000円 高額療養費:108,000円 自己負担限度額: 12,000円 合計: 110万円 合計: 80万円 合計: 120万円 医療保険が負担する額(9割) 医療保険が負担する額(9割) 医療保険が負担する額(9割) 同一月に同一世帯内で21,000円以上の自己負担が2件以上あるため、世帯合算 241,570円 770,000円 154,570円 560,000円 270,570円 840,000円 195,600円 560,000円 4回目以降 窓口で支払う額 医療保険が負担する額(7割) 窓口で支払う額 医療保険が負担する額(7割) 21万円 49万円 12万円 28万円 入院:70万円 外来:40万円 高額療養費 自己負担限度額:88,430円 高額療養費 自己負担限度額:85,430円 高額療養費 自己負担限度額:89,430円 高額療養費 自己負担限度額:44,400円 医療保険が負担する額(7割) 合計: 110万円 合計: 80万円 2回目 合計: 80万円 4回目 (多数該当) 高額療養費 1回目 合計: 120万円 3回目 医療保険が負担する額(7割) 医療保険が負担する額(7割) 医療保険が負担する額(7割)A
A AA
B
B BB
C
C CC
ベ ク テ ィ ビ ッ ク ス ® に よ る を 行 っ た 際 に か か る 治療費 高額療養費制度 mFOLFOX6 を 併用 医療費控除 ・ 傷病手当金 ベクティビックス®+mFOLFOX6 : 1サイクル2週間 初回から外来で行う場合を想定しています。 [身長150cm、体重50kg、体表面積1.4m2の女性の場合]
■
投与スケジュール
■
1ヵ月の窓口支払額
自己負担率 : 入院1回+外来1回 : 外来2回 : 外来3回 3割 21万円+12万円 24万円 36万円 1割 7万円+4万円 8万円 12万円■
1ヵ月の医療費総額(薬剤費および薬剤費以外の医療費)
項目 : 入院1回+外来1回 : 外来2回 : 外来3回 薬剤費 35万円+35万円 70万円 105万円 薬剤費以外 35万円+5万円 10万円 15万円 合計 70万円+40万円 80万円 120万円 週 1 2 3 4 5 6 7 ベクティビックス® 投与 投与 投与 投与 mFOLFOX6 投与 投与 投与 投与 1サイクル2週間■
1サイクルあたりの抗がん剤の投与量と薬剤費
抗がん剤 投与量 薬剤費 ベクティビックス® 6mg/kg × 体重50kg 226,701円 mFOLFOX6 療法 レボホリナート (商品名 : アイソボリン) 200mg/m2×体表面積1.4m2 25,386円 オキサリプラチン (商品名 : エルプラット) 85mg/m 2×体表面積1.4m2 92,162円 フルオロウラシル (商品名 : 5-FU) 400mg/m2×体表面積1.4m2 急速静注 2,400mg/m2×体表面積1.4m2 持続静注 5,600円 患者さんの体型によって、投与量は異なります。ケース❶
ベクティビックス
®とmFOLFOX6を併用
A
A
B
B
C
C
上記金額は出来高払いです。 DPC(診断群分類包括評価)が適用になっている医療機関は、上記金額とは異なりますのでご注意く ださい。 10を 軽減す る た め の 制度 高額療養費制度 mFOLFOX6 を 併用 医療費控除 ・ 傷病手当金
■
高額療養費を利用した場合の
1ヵ月の年齢・所得区分別自己負担限度額
年齢 所得区分※1 自己負担限度額 多数該当 (4回目以降) : 入院1回+ 外来1回 : 外来2回 : 外来3回 70歳 未満 上位所得者 156,000円 153,000円 157,000円 83,400円 一般 88,430円 85,430円 89,430円 44,400円 低所得者 35,400円 35,400円 35,400円 24,600円 70歳 以上 現役並み 所得者 88,430円 44,000円 44,000円 44,000円 一般 44,400円 12,000円 12,000円 低所得者Ⅱ 24,600円 8,000円 8,000円 低所得者Ⅰ 15,000円 ※1 所得区分については、p7、8をご参照下さい。 ◎70歳未満の方の場合、事前に加入している健康保険に申請して「限度額適用認定証」を受け取っておけば、医療 機関に提示して支払額が自己負担限度額までとなります。 ◎同じ世帯の2人以上が同じ月にそれぞれ自己負担額(70歳未満では21,000円以上)を医療機関に支払い、 その合計額が自己負担限度額を超えた場合、高額療養費制度を利用することができます。 ◎同一人が、同じ月に複数の医療機関を受診し、それぞれの医療機関に対して自己負担額(70歳未満では 21,000円以上)を支払い、その合計額が自己負担限度額を超えた場合、高額療養費制度が利用できます。(概算)
A
B
C
ベ ク テ ィ ビ ッ ク ス ® に よ る を 行 っ た 際 に か か る 治療費 高額療養費制度 FOLFOX4 を 併用 医療費控除 ・ 傷病手当金 ベクティビックス®+FOLFOX4 : 1サイクル2週間 初回から外来で行う場合を想定しています。 [身長150cm、体重50kg、体表面積1.4m2の女性の場合]
■
投与スケジュール
■
1ヵ月の窓口支払額
自己負担率 : 入院1回+外来1回 : 外来2回 : 外来3回 3割 21万円+12万円 24万円 36万円 1割 7万円+4万円 8万円 12万円■
1ヵ月の医療費総額(薬剤費および薬剤費以外の医療費)
項目 : 入院1回+外来1回 : 外来2回 : 外来3回 薬剤費 35万円+35万円 70万円 105万円 薬剤費以外 35万円+5万円 10万円 15万円 合計 70万円+40万円 80万円 120万円 週 1 2 3 4 5 6 7 ベクティビックス® 投与 投与 投与 投与 FOLFOX4 投与 投与 投与 投与 1サイクル2週間■
1サイクルあたりの抗がん剤の投与量と薬剤費
抗がん剤 投与量 薬剤費 ベクティビックス® 6mg/kg × 体重50kg 226,701円 FOLFOX4 療法 レボホリナート (商品名 : アイソボリン) 100mg/m2×体表面積1.4m2 × 2回 25,386円 オキサリプラチン (商品名 : エルプラット) 85mg/m 2×体表面積1.4m2 92,162円 フルオロウラシル (商品名 : 5-FU) 400mg/m2×体表面積1.4m2 急速静注 × 2回 600mg/m2×体表面積1.4m2 持続静注 × 2回 4,200円 患者さんの体型によって、投与量は異なります。ケース❷
ベクティビックス
®とFOLFOX4を併用
A
A
B
B
C
C
上記金額は出来高払いです。 DPC(診断群分類包括評価)が適用になっている医療機関は、上記金額とは異なりますのでご注意く ださい。 12を 軽減す る た め の 制度 高額療養費制度 FOLFOX4 を 併用 医療費控除 ・ 傷病手当金 年齢 所得区分※1 自己負担限度額 多数該当 (4回目以降) : 入院1回+ 外来1回 : 外来2回 : 外来3回 70歳 未満 上位所得者 156,000円 153,000円 157,000円 83,400円 一般 88,430円 85,430円 89,430円 44,400円 低所得者 35,400円 35,400円 35,400円 24,600円 70歳 以上 現役並み 所得者 88,430円 44,000円 44,000円 44,000円 一般 44,400円 12,000円 12,000円 低所得者Ⅱ 24,600円 8,000円 8,000円 低所得者Ⅰ 15,000円 ※1 所得区分については、p7、8をご参照下さい。 ◎70歳未満の方の場合、事前に加入している健康保険に申請して「限度額適用認定証」を受け取っておけば、医療 機関に提示して支払額が自己負担限度額までとなります。 ◎同じ世帯の2人以上が同じ月にそれぞれ自己負担額(70歳未満では21,000円以上)を医療機関に支払い、 その合計額が自己負担限度額を超えた場合、高額療養費制度を利用することができます。 ◎同一人が、同じ月に複数の医療機関を受診し、それぞれの医療機関に対して自己負担額(70歳未満では 21,000円以上)を支払い、その合計額が自己負担限度額を超えた場合、高額療養費制度が利用できます。
A
B
C
■
高額療養費を利用した場合の
1ヵ月の年齢・所得区分別自己負担限度額
(概算)
ベ ク テ ィ ビ ッ ク ス ® に よ る を 行 っ た 際 に か か る 治療費 高額療養費制度 FOLFIRI を 併用 医療費控除 ・ 傷病手当金 ベクティビックス®+FOLFIRI : 1サイクル2週間 初回から外来で行う場合を想定しています。 [身長150cm、体重50kg、体表面積1.4m2の女性の場合]
■
投与スケジュール
■
1ヵ月の窓口支払額
自己負担率 : 入院1回+外来1回 : 外来2回 : 外来3回 3割 19.5万円+10.5万円 21万円 31.5万円 1割 6.5万円+3.5万円 7万円 10.5万円■
1ヵ月の医療費総額(薬剤費および薬剤費以外の医療費)
項目 : 入院1回+外来1回 : 外来2回 : 外来3回 薬剤費 30万円+30万円 60万円 90万円 薬剤費以外 35万円+5万円 10万円 15万円 合計 65万円+35万円 70万円 105万円 週 1 2 3 4 5 6 7 ベクティビックス® 投与 投与 投与 投与 FOLFIRI 投与 投与 投与 投与 1サイクル2週間■
1サイクルあたりの抗がん剤の投与量と薬剤費
抗がん剤 投与量 薬剤費 ベクティビックス® 6mg/kg × 体重50kg 226,701円 FOLFIRI 療法 レボホリナート (商品名 : アイソボリン) 200mg/m 2×体表面積1.4m2 25,386円 イリノテカン (商品名 : トポテシン) 150mg×体表面積1.4m 2 33,605円 フルオロウラシル (商品名 : 5-FU) 400mg/m2×体表面積1.4m2 急速静注 2,400mg/m2×体表面積1.4m2 持続静注 5,600円 患者さんの体型によって、投与量は異なります。ケース❸
ベクティビックス
®とFOLFIRIを併用
A
A
B
B
C
C
上記金額は出来高払いです。 DPC(診断群分類包括評価)が適用になっている医療機関は、上記金額とは異なりますのでご注意く ださい。 14を 軽減す る た め の 制度 高額療養費制度 FOLFIRI を 併用 医療費控除 ・ 傷病手当金 年齢 所得区分※1 自己負担限度額 多数該当 (4回目以降) : 入院1回+ 外来1回 : 外来2回 : 外来3回 70歳 未満 上位所得者 154,000円 152,000円 155,500円 83,400円 一般 87,430円 84,430円 87,930円 44,400円 低所得者 35,400円 35,400円 35,400円 24,600円 70歳 以上 現役並み 所得者 87,430円 44,000円 44,000円 44,000円 一般 44,400円 12,000円 12,000円 低所得者Ⅱ 24,600円 8,000円 8,000円 低所得者Ⅰ 15,000円 ※1 所得区分については、p7、8をご参照下さい。 ◎70歳未満の方の場合、事前に加入している健康保険に申請して「限度額適用認定証」を受け取っておけば、医療 機関に提示して支払額が自己負担限度額までとなります。 ◎同じ世帯の2人以上が同じ月にそれぞれ自己負担額(70歳未満では21,000円以上)を医療機関に支払い、 その合計額が自己負担限度額を超えた場合、高額療養費制度を利用することができます。 ◎同一人が、同じ月に複数の医療機関を受診し、それぞれの医療機関に対して自己負担額(70歳未満では 21,000円以上)を支払い、その合計額が自己負担限度額を超えた場合、高額療養費制度が利用できます。
A
B
C
■
高額療養費を利用した場合の
1ヵ月の年齢・所得区分別自己負担限度額
(概算)
ベ ク テ ィ ビ ッ ク ス ® に よ る を 行 っ た 際 に か か る 治療費 高額療養費制度 高額療養費制度 の 具体例 高額医療 ・ 高額介護合算制度 高額医療・高額介護合算制度とは、同一世帯で医療保険と介護保険の自己負担額が 高額となった場合、一定の上限額を超えた分が払い戻される制度です。 例えば、患者さんご本人が大腸がん治療で医療保険、ご家族が介護保険のサービス を受けている場合、それらを合算できます。 8月から翌年7月までの1年間の医療保険と介護保険の自己負担額が同一世帯で 一定の上限額を超えた分が払い戻される制度です。ただし、500円を上回る場合に 限ります。 事後申請できる期間は、基準日の翌日から2年間です。 介護保険(市区町村)の窓口へ申請して、介護保険の自己負担額証明書の交付を受け ます。これを添付して医療保険の保険者に申請します。 申請窓口は介護保険を受けている方が7月31日現在に加入している医療保険によって異なります。
手続き
①医療保険と介護保険の自己負担額証明書、②印鑑、③振込口座のわかる書類必要書類
支給基準額
高額医療・高額介護合算制度
■
高額医療・高額介護合算制度における自己負担額
区分 70歳未満 70〜74歳 75歳以上 上位所得者 126万円 67万円 67万円 一般所得者 67万円 62万円 56万円 低所得者Ⅱ 34万円 31万円 31万円 低所得者Ⅰ 34万円 19万円 19万円 16を 軽減す る た め の 制度 高額療養費制度 高額療養費制度 の 具体例 医療費控除 1年間に支払った医療費の合計が10万円を超えた 場合に、確定申告により所得税から最大200万円の 医療費控除を受けることができます。 ●ケースにより福祉系介護保険サービスの負担金も 含まれることもあります。 ●高額療養費制度などと併せて使用できます。この 場合は実際に支払った額が控除の対象となり ます。 □ 医師、歯科医師による診療費、治療費 □ 治療、療養のために必要な医薬品購入費 □ おむつ代(6ヵ月以上寝たきり状態で、医師が必要と認めた場合) □ ストーマ用装具費用(医師による使用証明書が必要) など ※かつらは対象となりません。 控除の対象となるもの ①確定申告書、②医療費の明細書(領収書の添付が必要です。) 必要書類 お住まいの税務署で確定申告をします。 手続き(窓口)
医療費控除
ベ ク テ ィ ビ ッ ク ス ® に よ る を 行 っ た 際 に か か る 治療費 高額療養費制度 高額療養費制度 の 具体例 傷病手当金 会社にお勤めの方が大腸がん治療などの理由で4日以上、会社を欠勤し、給与が減額 されたり、支払われない場合に、その差額や標準報酬日額の3分の2程度の給付を最長 1年半、受けられます。 保険種別により手当金制度がない場合や、支給額が異なる場合があります。詳細はご 加入の健康保険組合、もしくは会社の担当窓口へお尋ね下さい。 ①社会保険に加入されている会社勤めの方 ②療養中、労務不能、4日以上休務、欠勤扱い ③給与(報酬)が減額または支払われていない方 なお、給料が支払われていても、傷病手当金の金額よりも少ない時はその差額が支 給されます。 支給の対象 「傷病手当金請求書」に事業主の証明書と医師の意見書をつけ、ご加入の保険の窓口 に提出します。出勤簿および賃金台帳などの提示が必要です。 退職後支給を受ける場合には事業主証明は不要です。 手続き(窓口)/必要書類
傷病手当金
18VCT132-3(1-1-8585) 2013年7月作成