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4 章運動と体重および身体組成の変化

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Academic year: 2021

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(1)

4

章 運動と体重および身体組成の変化

はじめに

勝野久美子 浦田 秀子 田原 靖昭

体重を減 らしたい,体型を良 くしたいという動機で健康運動を始める人は多 い。 しか し,いわゆる 「ダイエ ット

と健康運動実践の関係について正確に理 解 している人は少ない。減量を健康運動の主 目的にし,減量効果が現れないか らといって中断 して しまう人 も多い。 また,食事療法だけに頼 った急激な減量 も体力等の面で問題を残す。本章では肥満の判定方法について解説 し,実際の 健康運動が体重や身体組成に与えた影響を紹介す る。

1

節.肥満と身体組成

私たちの体はいくつ もの成分や組織などで構成 されているが,大 きくは 2つ の要素に分けて考えることができる。一つは,エネルギー貯蔵組織 としての脂 肪組織, もう一つは筋肉や骨,血液などの脂肪以外の活性組織すなわち除脂肪 組織

( l e an body mas

,

LBM)

である。肥満はこの うちの脂肪組織 (体脂 肪)が過剰に増加 した状態をいう

通常,肥 った痩せたの日常的な変動 はその人の体重の増減で判断す ることが で きるが,標準体重を上回っているか らといって必ず しも肥満であるとは限 ら ない。例えば,重量挙げの選手の体重が標準をかなり上回っていたとして も, それは鍛えた筋肉の増加であることが多 く,脂肪が異常に蓄積 しているわけで はないか ら肥満ではない。 このような場合は単純に ̀過体重‑肥満' と判定す

‑ 41‑

(2)

るわけにはいかず,肥満を正確に判定す るには体脂肪量の測定が必要である。

2

肥満の判定方法

1.標準体重法による肥満の判定

標準体重は身体能力,生理機能,雁患率,死亡率など,健康面か らみて望ま しい体重を設定 した ものである。標準体重 と比較 して,実際に測定 した体重が どの程度 こえているかを判定す るために,以下の式により肥満度を算出す る。

肥満度(%)‑(実測体重 一標準体重)/標準体重

×1 0 0

その結果,肥満度

±1 0 %

未満を正常,

‑1 0 %

以下 はやせ,

+1 0 ‑2 0 %

未満を やや肥満,十

2 0 %

以上を肥満 と判定 している。

標準体重の求め方は,身長に基づいた簡単な計算式か ら求めるもの,統計学 的な分布論に基づ くもの,保険医学的な最低死亡率に基づ くもの, さらに体格 指数のなかの

BM I

に基づいた算出方法がある

1

)0

① 身長に基づ く簡易計算式 による標準体重

一般によ く用いられているもの として桂法,加藤法がある

・桂 法 :(身長

‑1 0 0 )×0 . 9

・加藤法 :(身長

‑ 5 0) × 0 . 5

② 分布論に基づ く標準体重

多数例のデータを もとに身長

,男女別,年齢別に平均体重を示 してあ る。

・箕輪の標準体重

・厚生省による肥満 とやせの判定基準

最低死亡率に基づ く標準体重

最低死亡率を示す体重が理想体重であるという考え方に基づいている

・松木の標準体重表

・明治生命による標準休重義

BM I ( bodymassi ndex)22

に基づ く標準体重 (阪大方式)

BM I

は体脂肪量 との相関が高いといわれてお り,体重

( k g) /

身長

( m)2

求め られ るものである。擢患率の最 も少ない

BMI 2 2

を もとに標準体重を算出

(3)

4

運動 と体重および身体組成の変化

す るものである。

標準体重

( k g)

‑身長(

m)2 ×2 2 2.

休格指数による肥満の判定

BM I ( bodymas si nde x)は,体重 ( k g) /

身長(

m)

で求め られ, この指 数は身長の高低による影響を受けることな くはぼ一定の値が得 られることで評 価 されており,国際間で通用する肥満の判定法である。 日本肥満学会では成人 の正常

BM I

は男女 とも

2 2

としている。

3.

体脂肪量 (率)による肥満の判定

体脂肪量の測定にはい くつかの方法があるが

2

),現在のところ生体の体脂肪 量を直接測定す る方法はな く,いずれ も間接的な方法である。最 も厳密で標準 的な測定法のひとつとして,水中で計測 した身体密度か ら体脂肪量を測定す る 水中体重秤量法 (密度法)がある

3)。

しか し,大がか りな装置や複雑な手順 を必要 と し,あまり実用的ではない。 また最近で は

DualEne r gyX‑Ray Abs or pt i ome t r y

が より直接的測定に近いとされ るが高額な機械が必要であ

り,研究 目的以外では使用 しに くい。そこで体脂肪量を推定する比較的簡便な 方法として,皮下脂肪厚による方法,近赤外分光法による方法,インピーダン

スの測定による方法などい くつかの方法が考案されている。われわれの経験で は,皮下脂肪厚による方法と近赤外分光法による方法が水中体重法 と比較的高 い相関を認めた

4)5 ) 。

そこで両者の測定法について簡単に示す。

(丑皮下脂肪厚による方法

6)

皮下脂肪厚計 (キャリバー)を用いて身体の多 くの部位の皮下脂肪厚を計測 し,推定式に代入 して体脂肪率を求める方法が多 く報告 されている。ただ し, 皮下脂肪厚の測定にはかなりの熟練を要する。一般には上腕背部の中央と肩甲 骨下部の 2点の加算値を用いる式がよ く利用 されているが,近年の日本人の体 脂肪率増加に関連 し,われわれは腹部皮脂厚を変数に加えた

3

部位か らの推定

に,年齢を加味する方法を提唱 している

7)。

(診近赤外分光法による方法

近赤外分光法による方法は,上腕二頭筋中央部の

1

点に照射 した近赤外線の 光吸収スペ ク トルを もとに体脂肪率を求める方法である。測定に際 しては,装 置本体に身長,体重,性別,体格,運動 レベルを入力 し,近赤外線を発するプ

ー 4 3‑

(4)

ローブを利き腕の上腕部に当てて測定す る。測定器が小型で携帯 しやす く,刺 定時間 も短 くてすむ。また被験者の負担が少な く,測定後体脂肪率がディスプ レイに表示されるので結果をす ぐに知 ることがで き,フィール ドワークでは大 変都合がよい。

休脂肪量による肥満の判定は,通常その人の休重に対する体脂肪量の割合, すなわち体脂肪率

( %Fat )

で示され,男性の場合体脂肪率

2 0%

以上,女性の 場合

3 0%

以上 という値が広 く用いられている

8)。

しか し測定法の種類によって

は幾分異なる数値が示 される場合がある。

4.

体脂肪の分布か らみた肥満の評価

肥満にはい くつかの分類があるが,皮下脂肪の分布状況か ら上半身肥満 と下 半身肥満 とに区別す ることがで きる。皮下脂肪の分布をみるには,身体各所 (上腕背部,肩甲骨下部,胸部,腹部,大腿部など)の皮下脂肪の厚さ (皮脂 厚)を皮脂厚計にて計測す る。皮下脂肪の分布は,性別や年齢などでかなり異 なるが,一般に男性では四肢より体幹部 (特に腹部)の皮脂厚が大 きく,女性 では体幹部より四肢部 (特に大腿部)が大 きい。 このことか ら,上半身肥満を 男性型肥満 (リンゴ型肥満),下半身肥満を女性型肥満 (洋梨型肥満)ともい

う 。

さらにこのような見方を発展 させて, ウエス ト園とヒップ園の計測値か らウ エス トヒップ比

( W/H)

による判定が試み られている。 日本肥満学会では, 日本人の上半身肥満の判定基準を男性で

W/Hl . 0

以上,女性で

0 . 9

以上 として いる

8)0 W/H

は,その値が大 きい人に糖尿病や動脈硬化性疾患の合併頻度が 高いといわれ,血性脂質 との関連 も高いことか ら

9)

,肥満判定に際 しては肥満 度や体脂肪量に加え脂肪の分布状況について も目を向けることが必要である。

3

肥満 と運動

肥満者は糖尿病や高血圧など成人病の合併頻度が高 く,その予防や治療には 肥満の改善が重要な課題 となる。肥満の改善には,体内に過剰に蓄積 している 脂肪組織量の減少が重要で,単に体重を減 らす ことが目的のダイエ ットは好ま しくない。特に若い女性では,体重を減 らすための方法を食事療法のみに頼 る

(5)

4

運動 と体重 および身体組成の変化

場合が多い。 しか し,食事療法だけでは運動療法に比較 して体脂肪量の減少が 小 さく,除脂肪量の減少が大 きい

10)。

運動療法では体脂肪量の著明な減少 と 同時に除脂肪量の増加が期待される。 したが って肥満を改善するには食事療法 だけでな く,除脂肪量を保持 Lかつ脂肪を効率よ く燃焼する有酸素運動を上手 に取 り入れることが大切である。

今回実施 した健康運動教室が実際に肥満にどの程度の効果を もた らしたかに ついてみてみることにする。

伊王島町,大島町における

3

カ月の健康運動教室前後の体重,肥満度 ( 法),BMI,体脂肪率 (皮下脂肪厚による方法,近赤外分光法),W/H,皮 下脂肪厚 (上腕背部,肩甲骨下部,腹部の

3

部位)を比較 し,運動の体重およ

び身体組成に対する効果をみた。

対象者はすべて女性で伊王島町

2 5

名,平均年齢

4 7 .1±1 1 . 5( 2 6 ‑6 6)

読,大 島町

3 0

名で平均年齢は

5 5 . 3±1 0 . 0( 3 4‑7 7)

歳であった。

まず伊王島町における教室実施前後の各項 目の平均値を比較 した (

4‑

1

)。休重 は教室前

5 8 . 0±6 . 9 k g

か ら教室後

5 6 . 9±7 . 2 k g

に,肥満度 は

1 1 9 . 9±

1 2. 9%

か ら

1 1 7 . 0±1 2 . 7%

に,BM I

2 4 .5±2 . 5

か ら

2 3 . 9±2 . 5

に減少 した

4‑ 1

運動教室前後 の各項 目の平均値の比較 (伊王島町)

N‑2 5

運動教室前 運動教室後

体重

( k g)

肥満度 (桂法,

%) BM I

体脂肪率 (%) 皮脂厚法 近赤外分光法 皮脂厚 (EZn)

上腕背部 肩 甲骨下部 腹部

W/H

5 8 . 0±6 . 9 1 1 9 . 9±1 2 . 9

2 4 . 5±2 . 5 3 1 . 7±7 .1 2 8 . 4±2 . 8 2 2 . 5±5 . 3 2 6 . 5±7 . 8 31 . 5±7 . 4 0 . 8 2 0±0 . 0 7

5 6 . 9±7 . 2

* *

1 1 7 .

O

j : 1 2 . 7

**

2 3 . 9±2 . 5

* *

2 9 .1士7 .1

2 7 . 3±2 . 8

**

1 9 . 8±5 . 3

**

2 4. 2±8 .1

2 8 . 5士7 . 8 8

*

0 . 8 0 5±0 . 0 6

*

H

P<0 . 01

‑ 4 5‑

(6)

(k g )

66

5

W.W,.

;;

7! '.I.q .

b ef or e af ter

体重

C ゝ ー

̲

b ef or e af ter b ef or e af ‑ ter 肥満度 ( 桂法 ) BM I

*

*P

0. 01

図 4‑ 1 a

伊王島町における健康運動教室 (

3

ケ月)前後の体重 ・肥満度 ・体格指数 の変化

i H u iiiiiiiii

i d

T ・‑ ‑‑ ・・⊥ ‑1

.\ 喪 'i J::7,:'# :.,./ .'!' Tl 士

b ef or e af t er b ef or e af t er

皮脂厚法 近赤 外分光法

4‑ 1b 伊王島町における健康運動教室 (3ケ月)前後の体脂肪率の変化

(7)

( m m )

r ‑ '' T

before afte

上腕背部皮脂厚

4

運動 と体重お よび身体組成の変化

0 .

0 .

*

*P

0. 01

図 4‑ 1

C

伊王島町 における健康運動教 室 (3

ケ月)前後の皮下脂肪厚 ・ウエ ス ト

ヒップ比の変化

(

4‑ 1a)

.体脂肪率 も,皮脂厚法で

31 . 7±7.1 %

か ら

2 9.1±7 .1%

に,近 赤外分光法で

28 .4±2 .8%

か ら

27. 3±2.8%

に減少 した (

4‑ 1b)

。皮下脂 肪厚 は上腕背部が

22.5±5.3m m

か ら

1 9.8±5.3m m

に,肩甲骨下部が

2 6.5m m±7.8 m m

か ら

2 4.2

±

8.1 m m

に,腹部が

31 .5m m±7. 4mm

か ら

2 8.5±7 .8m m

に減少 した。以 上 はいずれ も統計学上有意な減少であ ったが,W/Hについては教室前

0 .820

±0.0 7,

教室後

0.8 05±0 .0 6

で若干の低下 はみ られ るものの有意な変化ではな か った (

4‑ 1 c)

(P<

0.0

1)

次に,大島町における教室実施前後の各項 目の平均値 を比較 した (

4‑

2

)。大島町の場合は,体重が教室前

54. 0±8.2k g

か ら教室後

53. 4±7 .9k g,

満度が

11 5. 0±1 6. 7%

か ら

11 4. 4±1 5. 8%, BM I

23 .3±3. 3

か ら

2 3.1±3.1

わずかな変化はみ られたがいずれ も有意な減少ではなか った (

4‑2 a)

0 体脂肪率では皮脂厚法が

2 7. 4

±

6.5%

か ら

2 6.0±6.0%

‑ と有意に減少 したが

(P<0 .0

1),近赤外分光法では

27. 2±3.3%

か ら

27.0±2.7%

とほとん ど変わ らなか った (

4‑ 2b)

。 これは近赤外線分光法が上腕の皮脂厚か らの推定 であ り,今回は上腕の皮脂厚が有意な変化を示 さなかったためと考え られた。

また皮下脂肪厚では上腕背部が

1 9. 4±5.3m m

か ら

1 9.2±4.7m m

でほとん ど変化が ないが,肩 甲骨下部 は

21 .7m m±7.1 m m

か ら

1 9. 5±7.0m m

に,腹部 は

29 .3m m

±

8.1 m m

か ら

2 5.3±7.5m m

に,W/H

0. 82 0±0.06

か ら

0.8 0±0.0 5

へ といずれ も有意

‑ 47‑

(8)

に減少 した (

4‑2 C) (p

<

0 . 0

1)

以上 の結果,両町 と もに有意 な減少 がみ られたの は,皮脂厚法 による体脂肪 率 と体幹部特 に腹部 の皮脂厚で あ った。 これ らの減少 は運動実践者 が直接実感 で きることで あ り,運動継続の動機づ けに もな りうる。実施 町別 にみ ると大 島

4‑2

連動教室前後の各項目の平均値の比較 (大島町)

N‑3 0

運動教室前 運動教室後

体重

( k g)

肥満度 (桂法,

%) BM I

体脂肪率 (%) 皮脂厚法 近赤外分光法 皮脂厚

( 山 血)

上腕背部 肩 甲骨下部 腹部

W/H

5 4. 0±8 . 2 1 1 5 . 0±1 6 . 7

2 3 . 3±3 . 3 2 7 . 4±6 .5 2 7. 2±3 . 3 1 9. 4±5 . 3 2 1 . 7±7 .1 2 9 . 3±8 .1 0 . 8 2 0±0 . 0 6

5 3. 4±7 . 9 1 1 4. 4±1 5 .8

2 3 .1±3 .1 2 6 . 0±6 . 0

**

2 7. 0±2. 7 1 9. 2±4. 7 1 9. 5±7 . 0

**

2 5 . 3±7 . 5

* *

0 . 8 0 0j = 0 . 0 5

* *

* *

P< 0 . 01

54

I:t. % /;?+A.'H

,I.:qI;'1.i

b ef or e af t er

体重

6 4 1 一 l 2

.へU

1 ‑

1

b ef or e af t er b ef or e af t er

肥満度(桂法)

BM I

P 0. 01

4‑ 2a

大島町における健康連動教室 (

3

ケ月)前後の体重 ・肥満度 ・体格指数の 変化

(9)

4

運動 と体重お よび身体組成の変化 (㌔)

i H ui i i i i i i i i i i i i i i i i

T‑ i

./ '鎧 ,:,撃 dJy ' T‑‑‑‑ i

b ef or e af ter

皮脂厚 法

(mTn)

3

丁士

.\⁝撃

TlIII⊥‑‑‑・・l

b ef or e af ter

近赤 外分光 法

4‑2b

大島町における健康運動教室 (

3

ケ月)前後 の体脂肪率の変化 (Tn柵) r **「 (TnⅧ)

**r 1 「**「 C一・一・一一〇crA

b e f o r e a f t e r b e f o r e a f t . e r b e f o r e a f t e r t l e f o r e a f t e r

上腕 背部 皮脂厚 肩 甲骨下部 皮脂厚 腹部 皮脂厚 ウエ ス トヒ ップ比

P

0. 01

4‑2C

大島町における健康運動教室 (

3

ケ月間)前後の皮下脂肪厚 ・ウエス ト ヒップ比の変化

町より伊王島町で多 くの項 目に有意な減少がみ られた。 これは,両町での年齢 の差や教室での運動 メニ ューの違 いなども考え られ るが,伊王島町の方に脂肪 割合の多い人の参加が多か ったことが大 きな要因 と考え られる。また,大島町

‑ 4 9‑

(10)

( k g )

全対象者 肥弼者 非肥 満者

全対象者 肥涌者 非肥満者

全対 象者 肥満者 非肥満者

除脂肪量

4‑3

健康運動教室前後の身体組成の変化 一肥満者 と非肥満者 の比較

(11)

4

運動 と体重 および身体組成の変化

では長年にわたってウオーキングを実践 している者の参加が多かったためで も あろう

そこで教室開始時,体脂肪率にて肥満と判定 された人を取 り上げ,その変化 をみた。皮脂厚法で体脂肪率3

0%以上の肥満者は両町で 2 5

名で,その うち

2 2

( 8 8. 0%)に体脂肪率の減少がみ られた。

4‑ 3

は,教室前後の体重の減少量 と,身体組成による減少量の内訳を肥 満者 と非肥満者に分けてみた ものである。全対象者の体重 は平均0.

81 k g

減少 し,その うち体脂肪量が0

. 5 9 k g

,除脂肪量が0

. 2 2 k g

減少 していた。 これを体脂 肪率 (近赤外分光法)3

0%以上の肥満者についてみると,体重が平均1 . 6 5k g

少 しているのに対 し,体脂肪量ではそれを上回る

1 . 6 9 k g

の減少がみ られ,除脂 肪量は

0 . 0 4 k g

増加 していた。 これに対 し体脂肪率30%未満の非肥満者は

,0 . 5 5 k g

の体重減少の うち,体脂肪量の減少は

0 . 25 k g

で,除脂肪量の減少が0

. 3 0k g

あった (非肥満者の除脂肪体重減少が実際に起 こっているとした ら今後の健康 教室運動の課題である)。いずれにせよ,個人差はあるものの肥満者ではかな り効率よく脂肪が燃焼 され,多 くの肥満者に健康運動の効果が認められたと判 断できる。

現在,わが国では性別,年齢を問わず肥満者が増加する傾向にあり,健康を 維持 ・増進す るうえで,運動による肥満予防は今後 も一層重要な課題 として取

り組むべ きであろう

文献

1) 日本肥満学会肥満症のてび き編集委員会 :肥満症 一診断 ・治療 ・指導 のてび き, 医歯薬出版

,1 9 9 3,pp1 4‑2 4 .

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,1 9 9

1,

‑ 51

(12)

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pp2 41‑2 4 9 .

参照

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