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LENS型せん断パネルダンパーの地震波による性能確認試験

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Academic year: 2021

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1 -554 土木学会第65回年次学術講演会(平成22年 9月)

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型せん断パネルダンパーの地震波による性能確認試験

日本鋳造(株) 正会員 O山 崎 信 宏 日本鋳造(株)正会員 原 田 孝 志 日本鋳造(株)正会員 石 山 昌 幸 1.はじめに 筆者らは3 弾塑性ダンパーに着目し,低降伏点鋼を用 いた LENS型せん断ノくネノレダンパー(以下, LSD)の性能 を確認している.この LSDは,伸び性能および歪効果の 大きい低降伏点鋼材 (LY100)の材料効果と, レンズの形 状効果を利用した高機能型銅製ダンパーであり,無補剛 材パネルのシンプルな構造で=ある(図

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参照). これまで,静的漸増繰返し試験(a y~9 a y, a y=5凹), 静的・動的E弦波試験(周期:slow, O. 5, 1.0, 2. 0秒,片 振幅:5, 10, 15,20, 30, 40剛)を行い,ダンパーとしての 基本性能を確認してきた1),2) 本試験では,それらの性能 諸元を照査,確認するため,地震波(レベル2)による性 古田在認を行ったので報告する. 2. LENS型せん断パネルダンパー (LSD) LSDの形状は,引張圧縮の交番応力を受けることから, ある程度のフレーム剛性が必要となる.そのため,幅厚 比 D/tを13として,試験可能な大きさに設定した.図

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に示す試験体の寸法は,板厚tが12聞で,幅 Dおよび高 さHが156mmとなる正方形である.平板中央部の両面に は,弾塑性領域を拡げるため,中央部の板厚が1/2tであ る6mmとなるように,球状の凹み加工を施し, LSDの四隅 には,変形時の応力集中を緩和させるため, R=4t=48酬 のブイレットを設けた.また, LSDの上下辺は,アングル で挟み込み,

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で固定した. (株)東光コンサルタンツ (株)東光コンサルタンツ 愛知工業大学 将 二 彦 達 康 徹 久 井 木 十 回 同 A 7 主 円 ド 員 員 1 A 云 AZ -一正正 3.試験方法 試験は, 日本鋳造(株)所有の高速二軸試験機にて行っ た.LSDを

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でアングルへ固定し(写真 1参照), その 状態で,鉛直荷重を作用させず,変位制御方式による水 平載荷を行った.試験機に入力する変位は,橋梁の動的 解析結果3)から,解析上, LSDに生じる変位としており(表 1参照),最大変位は 7ay以下としている.地震波の種 類は,道路橋示方書記載の加速度波形

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とした なお,この試験では,地震波作用 時における, LSDの劣化損傷度を確認するため, LSDに亀 裂が生じるまで,同一波形を用いて繰返し載荷を行った. 4.試験結果 各試験により得たせん断ひずみと時刻歴の関係を図 3 図5に示す.ここで,せん断ひずみは,変位をLSDの 高さ Hで除した値である.図中には,動的解析の結果も 示しており,いずれの試験ケースとも,両者は良く一致 しており,最大変位は 7ay以下である.このことから, 試験機が忠実に応答を再現していると判断できる. 表2に,同一地震波の繰返し載荷により, LSDが亀裂に 表 1地震波の種類と試験条件 地震波 最大ひずみと変位 最小ひずみと変位 最大速度 case (%) ( a / 8 y) (%) (/i / 8y) (mm/sec) E1 II -ll-l 21.5 6, 7 ー16.8 -5.2 166.7 E2 ll-ll-2 14.7 4.6 -18.8 -5.9 178.7 E3 ll-ll-3 9.5 3. 0 -21.0 -6.6 171.7 図1LENS型せん断ノfネルダンノfーの構造 図2試験体 (12-6モデノレ) 写真 1試験機への設置 。~--[三輪果一戸勺 40 ーモヨ唾三j~~*â*IIω

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10 20 30 o 10 20 時間(seo) 図4caseE2のせん断ひずみ 30 時間(seo) 図3caseE1のせん断ひずみ ー・"・動解結果 一一試験結果

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10 20 時間(seo) 図5caseE3のせん断ひずみ キーワード・せん断パネノレダンパー,低降伏点鋼,動的試験,地震応答,制震装置,機能分離型支承 連絡先:干 210・9567 神奈川県川崎市川崎区白石町 2・1日本鋳造(株)

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1 -554 土木学会第65田年次学術講演会(平成22年9月) 至った履歴回数(cf)と亀裂予測値(Nf),試験中のLSD最高 温度を示す.各試験にて,亀裂に至った履歴回数(cf)は, caseE1試験では5回,caseE2試験およびcaseE3試験では 6回であり,劣化損傷度から求めた亀裂予測値 ()!f)にほぼ 一致する結果。となった,また,終局状態は,いずれの試 験もフィレットからの亀裂であった(写真

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参照).一方, LSDの最高温度は, 50~70oC程度であり,動的正弦波試験 で観測した 300~4500C を遥かに下回った. 図 6~ 図 11 に,せん断耐力比(せん断耐力/降伏せん断 耐力)とせん断ひずみとの関係を示す.各試験ケースの 初回(1"t) を図 6~ 図 8 に,亀裂発生回 (fina l)を図 9~ 図 11に示しており,これらの図の縦軸は, ~制部力より算 出した降伏せん断力 (σy=80.1N/mm2y=46.2N/mm2) 無次元化している.なお,図中には,動的解析により得 た履歴図も示している その結果,初回 (lS1)の試験開始直後の低ひずみ領域に おいて,若干せん断耐力の低い傾向が見られたものの, 以降は,動的解析で考慮したせん断耐力を発揮しており, 動的正弦波試験で見られた,せん断耐力の徐々に低下す る傾向は認められない.また,せん断耐力比は,最大で 3. 27Qy(ここに, Qy=86.5凶)程度を示し,これまでの静 的漸増繰返し試験,静的・動的正弦波試験と同等程度で あることを確認した.さらに,各試験ケースでの亀裂発 生田(final)の履歴図を見てみると,載荷の途中でLSDは 亀裂を生じているにもかかわらず,急激なせん断耐力の 低下は認められない. 試験終了後の試験体写真を写真

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に示す.地震波試験 では,いずれの試験ケースにおいても,動的正弦波試験 時に見られたLENS部分の変色は認められず,静的正弦波 試験における試験終了時の状態に近い結果であった. 52まとめ 本試験により得た結果を以下に示す, LSDの地震波試験を行い,静的漸増繰返し試験,静 4 内 4 n U 内 4 h σ ¥ σ 40 的・動的正弦波試験で得た基本性能の妥当性を検証 した.このことから,地震力を担うデバイスとして, 十分な効果を発揮することができると考える. 1 STの開始直後,低ひずみ域において,若干せん断耐 力の低い傾向であるが,以降は,動的解析で考慮し たせん断耐力を発揮した.せん断耐力比は,最大で 3. 27Qyを示し,これまでの試験と同程度で、あった. 地震波試験における,鋼材の表面温度は 50~700C程 度であり,動的正弦波試験時に観測した 300~4500C を遥かに下回った.この挙動は,静的試験に近いも のと予想、される. 載荷の途中で LSDに亀裂が生じても,急激なせん断 耐力の低下は認められない. 今回実施した同一地震波の繰返し言式験では, LSDが亀 裂に至る履歴回数 (cf) は 5~6 回であり,劣化損傷度 から求めた亀裂予測値(Nf)にほぼ一致した. 参考文献 1) 石山,原田,他・低降伏点鋼を用いたLENS型せん断パネルタマン パーの静的性能石室~:g試験,土木学会第 64 回年次学術講演会, 2009.9 2) 山崎,原田,他・低降伏点鏑を用いたLENS型せん断パネノレダ‘ン ノ〈ーの動的性能E街E試験,土木学会第64回年次学術講演会,2009.9 3) 今井,高久,他 LENS型せん断パネルダンパーを用いた3径閑 連続桁の耐震挙動,土木学会第64回年次学術講演会, 2009.9 4) 石山,原因,他:LENS型せん断ノfネノレタゃンパーの損傷度評価, 土木学会第65回年次学術講演会, 2010.9 5) 陳,高久,他:LENS型せんl折ノtネノレダ、ンパーを用いた橋梁の耐 震設計法,土木学会第65回年次学術講演会, 2010.9 表2試験結果 地震波 case履歴回数 (cf) El 5 E2 6 E3 6 ー : 中 直 裂 MHO-ι405 亀 刊 恥 一 4 P 岡 山 6 写真2試験後写真 (caseE2) 試験中 最 高 温 度 (OC) 54.8 67.7 51.2 十 一 一 一 解 析 結 果 ±塑哩コ 40 一20 0 20 40 せん断ひずみ(%) 図 9caseEl履歴図(final) -4 -20 0 20 40 -40 せん断パネル作也〕 図10caseE2履歴図(final) 1108

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参照

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