• 検索結果がありません。

平 成 28 年 度 事 業 計 画 書 平 成 28 年 度 事 業 の 基 本 方 向 当 機 構 は 平 成 27 年 度 に 策 定 した ITS-TEA 中 期 ビジョン に 基 づき 当 機 構 の 基 幹 事 業 であるETC 及 びETC2.0のセキュリティプラットフォームの 運 営

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "平 成 28 年 度 事 業 計 画 書 平 成 28 年 度 事 業 の 基 本 方 向 当 機 構 は 平 成 27 年 度 に 策 定 した ITS-TEA 中 期 ビジョン に 基 づき 当 機 構 の 基 幹 事 業 であるETC 及 びETC2.0のセキュリティプラットフォームの 運 営"

Copied!
12
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)
(2)

平成

28 年度事業計画書

平成28 年度事業の基本方向

当機構は、平成27年度に策定した「ITS-TEA中期ビジョン」に基づき、当機構 の基幹事業であるETC及びETC2.0のセキュリティプラットフォームの運営・提供 を第1の事業の柱とし、国や関係事業者と連携して安全運転支援システムや自動走行シス テム等の新たなITSサービスの企画・開発及び実用化を支援していくことを第2の事業 の柱に据えた。 第1の柱であるETC及びETC2.0のセキュリティプラットフォーム事業において は、「ETC/ETC2.0普及促進キャンペーン」として、引き続きセットアップ情報発 行料の利用者への還元やETCの鍵使用料の還元を実施する。さらに本年度は、ISPA 設立当初から据え置かれていたDSRC(ETC2.0)車載器技術料について新たに還 元を開始する。その他のDSRC関係料金についてもETC2.0の普及拡大状況や事業 損益の先行きを見極めながら、順次見直ししていく予定である。 また、4月より首都圏の新たな高速道路料金やETC2.0による割引施策等が実施さ れることに呼応して、ETC2.0への再セットアップを促進するため「ETC2.0再 セットアップサポートキャンペーン」を実施するほか、国土交通省や有料道路事業者と連 携した広報の展開等により、引き続きETC2.0車載器の普及拡大に貢献していく。 社会インフラシステムのセキュリティに携わる財団として、セキュリティ診断の実施や メール等のOAシステム端末のセキュリティ強化など事業運営全体の一層の情報セキュリ ティ強化に継続的に取り組む。さらに、大規模災害や重大セキュリティインシデント等へ の対応力向上のため、昨年度見直した「事業継続計画(BCP)」に基づき、非常時のオフ ィスや要員の確保、システム設備等の復元資金の確保、関係事業者との連携など、総合的 な対策や強化策を着実に推進していく。 第2の柱である新たなITSサービスの企画・展開については、昨年度に引き続きET C及びETC2.0を活用した駐車場料金決済や物流管理等の多目的サービスの早期実用 化を目指して、国土交通省や有料道路事業者、関係事業者と連携して新サービスの社会実 験への参画や支援を実施していく。 また、安全運転支援システムについては、セキュリティプラットフォーム運営の支援を めざす。東京オリンピック・パラリンピック対応や自動走行システム等の新たなITSサ ービスについては、セキュリティプラットフォーム等の提供を想定して、調査研究や先行 開発・実証実験の支援などを積極的に推進していく。 以上のような事業運営に基づく平成28年度の事業計画は以下のとおりである。

(3)

国内の自動車市場の回復見込みを受けETC車載器の需要は横ばいから若干の増加が見 込まれるが、ETCカードは更新需要のピークアウトの影響による減少が想定される。 また、DSRC(ETC2.0)については、ETC2.0による圏央道割引等の開始や 車載器の購入助成も計画されていることから、車載器の出荷台数やセットアップ件数の大 幅な増加が期待されるが、DSRC車載器技術料の還元による減収も発生する見込みであ る。 その結果、経常収益は約39億円(前年度に対し約2億円減収)を見込む。経常費用は ETC2.0普及促進関連費用や多目的サービスに関する研究開発等の負担増があり、コ スト削減に務めるものの約36億円(約3億円増加)を計画しており、経常損益は約3億 円(約5億円減益)となる見込みである。

1 ETCシステムに関する情報安全確保規格の提供に関する業務

ETCセキュリティ標準規格書等の情報安全確保規格は、ETC関連機器である路側機、 車載器、ETCカードを開発・製造し、又は供給するために必要な情報の安全確保のため の規格であり、当機構は、同規格の作成者である国土交通省及び有料道路事業者6社を代 行してETC関連機器を開発・製造又は供給する事業者に同規格の関連部分の開示提供を 行っている。 平成28年度も引き続き、開示申請者に対し情報安全確保規格を開示する業 務を行う。また、開示を受けた事業者の同規格書の管理状況等を調査し、セキュリティの 確保に努める。

2 ETC及びETC2.0に関する識別処理情報等の付与に関する業務

(1)鍵情報及び車載器のセットアップ情報の発行 ETCの鍵情報及びETC2.0の識別情報については、前年度に引き続き有料 道路事業者、ETCカード発行者、ETC車載器SAM(Secure Application Module) 製造者、ETC2.0車載器製造者、道路管理者及びDSRC路側機製造者等からの 申請に基づいて、必要な鍵情報等を発行する。 平成28年度は、ETC車載器SAM用鍵を約340万件(対前年度比約97%)、 ETCカード用鍵を約1,190万件(対前年度比約87%)及びETC路側機用鍵 を約650件(対前年度比約76%)の発行・格納を見込む。 また、ETC2.0車載器の識別情報発行は約80万件(対前年度比約160%、 件数は車載器の出荷台数)、カーナビゲーションとETC2.0車載器の接続件数は 約60万件(対前年度比で約120%)、DSRC路側機器用識別情報は、新規貸与

(4)

約30件を見込む。 一方、ETC車載器及びETC2.0車載器のセットアップについては、利用者の 申込を受けたセットアップ店からの申請に基づいて、車載器のセットアップ情報を発 行する。 平成28年度は、ETC車載器のセットアップ情報は約580万件(対前年度比約 101%)、また、ETC2.0車載器のセットアップ情報は約90万件(対前年度 比約168%)の発行を見込む。 (2)情報発行システムの整備・運用 平成28年度は情報発行システムについて、安定した稼働を確保するとともに、 さらなる安全運用を図る。 ①鍵発行システム ETC及びDSRCの鍵発行業務の安定した運用を確保するとともに、システム 監査機能の強化対策を講じる。 ②セットアップシステム ETC及びETC2.0車載器のセットアップ及び各種助成キャンペーン対応を 確実に実施する。また、セットアップシステムへのアクセスに係る更なるセキュリ ティ強化対策を講じる。 さらに、セットアップ店等からのシステム操作性向上等の要望や、道路会社等か らの機能改善等の要請に対応できるシステムとする改修、ならびに新OS対応等を 実施する。 (3)試験環境の運営と車載器の型式登録 ①試験環境の運営 車載器製造者が実施する相互接続性試験について適正な管理運営に努め、ETCに おいては、有料道路事業者、車載器製造者、路側機製造者、ETCカード発行者等の 申請に基づいて試験用鍵や試験用カードを貸与する。また、ETC2.0においては、 道路管理者、DSRC路側機器製造者及びETC2.0車載器製造者の申請に基づい て、試験用識別情報、試験用カードを貸与する。 また今年度は、ETC2.0の相互接続性試験の項目見直し等に応じた試験装置 の開発を行う。 ②車載器等の型式登録 ETC及びETC2.0車載器について、相互接続性試験等により車載器と路側機 の相互接続性が確認された車載器に対して、型式登録番号を付与し、セットアップを 可能とする。 また、ETC2.0対応カーナビゲーションについては、製造者の申請に基づいて、

(5)

ETC2.0対応ナビ型式登録番号を交付する。 ③ETC2.0実走行試験実施の届出 今後のETC2.0サービスを確実に運用するため、型式登録後、国土交通省の 実施要項にしたがって車載器/カーナビメーカが実走行試験を実施したことをIT S-TEAへ届出をする暫定運用から、正式運用の仕組みを構築して移行する。 (4)ETC及びETC2.0の適切なセットアップ実施に向けての環境整備 ETC2.0の普及拡大が見込まれる中、セットアップ事業者・セットアップ登 録店において、セキュリティの確保、個人情報保護等の観点を踏まえつつ、ETC 及びETC2.0の適正・円滑なセットアップ業務が行われるよう、以下の取組み を進める。 ① 二輪車ETC2.0車載器の販売が平成28年度に予定されているため、二輪車 ETC2.0のセットアップ運用が開始できるよう、二輪車ETC2.0セットア ップ事業者・セットアップ登録店募集を適切な時期に開始する。また、関連する各 種規程の改正やセットアップ申込書の書式変更等、必要な諸整備を行う。 ② セットアップ登録店におけるセットアップ入力情報の正確性・作業効率向上のた め、車両情報入力作業の簡素化などのセットアップシステム改修を引き続き検討す る。 ③ セットアップ事業者・セットアップ登録店からの各種登録・変更申請について、 従来の書類から Web 申請への対象を拡大することで効率化・利便性向上を図る。 ④ セットアップ事業者・セットアップ登録店のセットアップ業務をサポートしてい るヘルプデスク、問合せ窓口及び端末装置等の出荷業務などの業務委託について、 サポート内容の拡充、業務効率化のため、運用の統合化に向けて諸整備を進める。 ⑤ セットアップ業務における基本事項を徹底するため、引き続きセットアップ事業 者を対象としたセットアップ統括責任者講習会を定期的に開催(年度内10回を予 定)する。また、セットアップ登録店におけるセットアップ業務の習熟のために制 作したe-Test や教育ビデオなど各種の教育ツールの充実を図ることでセットアップ 業務の習熟と品質向上を引き続き支援していく。 ⑥ セットアップ登録店の実態把握やセットアップ業務の指導のため、今年度も店舗 訪問調査を継続し、適切なセットアップ業務の実施に繋げていく。

3 DSRCシステムのセキュリティに関する環境の提供と運用に関する業務

(1)ETC2.0(DSRC部)に関するセキュリティ運用体制の構築 ① ETC2.0(DSRC部)に関するセキュリティ運用体制(案)をベースに、国

(6)

土交通省、各関係団体の意見を取りまとめ、ETC2.0(DSRC部)セキュリ ティに関する情報共有体制の方向付けをする。

4 ETCシステム及びDSRCシステムに関する標準化

(1)ETC及びDSRC導入・運用の支援 ETC及びDSRCに関わる標準技術の導入・運用の円滑化を目的として、以下 の支援を行う。 ① 地方道路公社等の有料道路事業者に対し、ETC導入・運用を支援する。 ② ETCセキュリティ向上のため、ETCセキュリティ協議体の活動を通じて、有 料道路事業者間の情報共有を支援する。 ③ ETC及びDSRC関連機器の開発を検討している事業者等への支援を行う。 (2)ETC及びDSRC技術の標準化の推進 ETC運用連絡会議及びDSRC運用連絡会議等の活動を通じて、有料道路事業者、 車載器メーカ、ETCカード発行者等ETC及びDSRC関係者間の情報の交換と共 有化を進める等、ETC及びDSRC技術の標準化に努める。 (3)国際標準化活動の支援 ETC及びDSRCに関連する国際標準化活動を進めているITS標準化委員会 等に参加し、その活動を支援する。

5 ETC及びETC2.0の普及促進

(1)普及促進方策の推進 国土交通省、有料道路事業者、車載器メーカ、自動車メーカ、ETCカード発行 者、セットアップ事業者等の関係者と連携して、ETC及びETC2.0の普及促 進を推進する。 本年度は、首都圏の新たな高速道路料金や、ETC2.0による料金割引開始、 車載器購入助成等が実施される予定であり、国土交通省、有料道路事業者の施策展 開と連携して積極的に広報活動等を展開する。 (2)ETC及びETC2.0の普及促進キャンペーン ETC及びETC2.0の普及促進のため、引き続きETCカード鍵、車載器S

(7)

AM鍵使用料の還元、ETC及びETC2.0のセットアップ情報発行料の利用者 への還元を実施する。 更に、ETC2.0の普及促進を支援するため、新たにDSRC(ETC2.0) 車載器技術料の還元を実施する。 平成28年度キャンペーン内容 ETCカード鍵 車載器SAM鍵 (鍵使用料) 還元額 :10円 (注)これによりETCカード鍵、車載器SAM鍵の使用料は、100円→90 円となる。 ETCセットアップ (セットアップ情報発行料) お客様への還元額:500円 (内訳)当機構の還元額 :350円 セットアップ事業者・セットアップ店の還元額: 150円 (注)これにより、セットアップ情報発行料は、オンラインセットアップ500 円→0円、オフラインセットアップ1,000円→500円となる。 ETC2.0セットアップ (セットアップ情報発行料) お客様への還元額:650円 (ETC 分:500 円+DSRC 分:150 円) (内訳)当機構の還元額 :450円 (ETC 分:350 円+DSRC 分:100 円) セットアップ事業者・セットアップ店の還元額: 200円 (ETC 分:150 円+DSRC 分:50 円) (注)これにより、セットアップ情報発行料は、オンラインセットアップ650 円→0円となる。 DSRC(ETC 2.0)車載器技術料 還元額:50円 (注)これにより、車載器技術料は、250円→200円となる。 (注)金額は全て税別 (3)ETC2.0再セットアップサポートキャンペーンの実施 ETC2.0への移行を促進するため、ETC2.0再セットアップサポートキ ャンペーンを実施する。 今年度は、上期に5万台を対象として1台あたり最大2,500円(税別)を助 成する。

(8)

(4)広報活動の展開 ① ITS-TEAホームページ ITS-TEAの基礎的情報及び事業活動の成果等についてホームページに掲載 し、当機構業務に対する理解の促進に努める。 ② ETC総合情報ポータルサイト ETC及びETC2.0に関する情報をタイムリーに提供し、ETC及びETC 2.0サービスの理解や普及促進を図る。 本年度は特に、ETC2.0による割引きや助成が予定されており、国土交通省、 有料道路事業者、関係事業者と連携して、タイムリーな施策展開や情報提供を実施 する。 ③ 各種広報物等 (ア) ETC便覧 ETC及びETC2.0の仕組みや普及状況、海外事例等を取りまとめた「E TC便覧(平成28年版)」を編集・発刊する。 (イ) ETC割引ガイドブック 高速道路の料金制度変更等に合わせて、料金制度やETC割引等をわかりや すく解説した「ETC割引ガイドブック」をタイムリーに改訂・配布する。 (ウ) ETCお役立ち!ハンドブック ETC及びETC2.0をより活用していただくことを目的として、利用者 向けの「ETCお役立ち!ハンドブック」を改訂・配布する。 (エ) ETCロゴ、ETC2.0ロゴの活用推進 ETC、ETC2.0に関する各種広報物やホームページ等への「ETCロ ゴ」及び「ETC2.0ロゴ」等の適正な活用を推進する。 (オ) 広報物等 国土交通省や有料道路事業者によるETC及びETC2.0サービスの施策 展開に合わせて、利用者の理解を深める各種広報物等をタイムリーに制作・展 開する。 (5)ETC及びETC2.0利用者への支援 ① ETC及びETC2.0利用者からの一般的な問合せを電話、FAX及びメール で受け付ける「ETCお問合せ窓口」の運営を引き続き行う。 また、日々「ETCお問合せ窓口」に寄せられる要望の反映をタイムリーに行え るように、問い合せ内容をきめ細かくまとめて関係機関との検討を実施し、窓口対 応をより充実させて利用者へのサービス向上を図る。 ② ETC及びETC2.0サービスに関するご意見、ご質問について関係者間の調 整を支援する。

(9)

6 ETCシステム及びDSRCシステムの技術の高度化に関する調査研究

及び開発

(1)ETC及びDSRCセキュリティの確保等に関する調査研究及び開発 ETC及びDSRCシステムの技術の高度化に関し、以下の調査研究及び開発を推 進する。 ① ETCセキュリティの確保等に関する調査研究及び開発 ETCの暗号移行に関し、移行の着実な実施に向けた各種課題の整理検討を行う。 また、中長期的な視野に立ったETCセキュリティの確保と向上のため暗号アル ゴリズム、セキュリティプロトコル等の観点から、ETCセキュリティシステムに関 する最新の脅威等を調査し、その対策手法の研究及び安全性の評価を行うとともに、 次の世代の移行時期及び内容の整理検討を行う。 ② DSRCセキュリティの確保等に関する調査研究及び開発 DSRCセキュリティの高度化を図るため、識別情報の更新機能の運用に関する 課題の検討及び評価を行う。 (2)相互接続性に関する調査研究 車載器と路側機の相互接続性試験等に関して関係事業者と協力し、継続的に試験 環境の適切な確保等の課題に対応してゆく。 (3)ETC及びDSRCの高度化に資する調査研究 ETC及びDSRCの高度化に向けた基礎調査として、ETC及びETC2.0 に関するサービス内容、車載器の販売・購入実態、及びその利用実態に係る現状や 最新動向を把握し、検討を行う。

7 ETCシステム及びDSRCシステムの技術に関する情報収集・公表及び

関係機関・団体との交流

(1)ETC及びDSRC関連技術に関する情報収集・公表 国内外のETC及びDSRC関連技術動向及びこれらの技術が利用可能な、IT S関連分野の調査を実施する。また、外部研究会等を通じて関係者間の交流を図る 等ETC及びDSRC関連技術の情報収集に努め、その成果をETC及びDSRC 関係者等に積極的に発信して、ETC及びDSRCに関する知識・情報の共有化を 図る。

(10)

(2)関係機関・団体との交流 ETC及びDSRC関係者の会議等に事務局等として参画し、ETC及びDSR Cの品質向上、運用の円滑化、普及並びにセキュリティ確保やETC技術及びDS RC技術の活用を推進する。 ① ETC運用連絡会議の事務局としてその活動を支援する。 ② セットアップ事業者連絡会の事務局としてその活動を支援する。 ③ ETCセキュリティ協議体の事務局としてその活動を支援する。 ④ DSRC運用連絡会議の事務局としてその活動を支援する。また、より幅広い分 野から会員を募り活動範囲を広げていく。 ⑤ ITS関係会議等に参加し、その活動を支援する。

8 ETCシステム及びDSRCシステムの技術の活用に関する業務

(1)ETC及びDSRC技術の活用に関する調査研究 ETC及びDSRC技術の活用拡大に向けて、技術面、制度面等の課題を整理し、 課題解決のための調査研究を行う。また、走行課金や交通流制御に関する国内外の 学術研究や先進的サービス事例に関する情報収集、調査を行う。 (2)ETC及びETC2.0車載器の民間等での利用に関する普及促進 ①既存ETC車載器を駐車場等の料金決済など、民間サービスで使用するための利用 車番号照会・提供サービスの技術的支援を継続実施する。また、利用車番号サービ スの利便性を向上させるための調査研究を行う。 ②従来の利用車番号サービスに加え、駐車場等、高速道路以外の施設でも事前登録が 不要な料金決済を行うために、ネットワークを用いてETC及びETC2.0車載 器を民間でも活用する技術の実用化に向けた制度、ルールの策定等を支援するとと もに駐車場等で行われる社会実験の支援を行う。 (3)ETC及びDSRCの幅広い利用への支援 ① 2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けた関連企業・関係団体・国 の動きの中から ETC2.0に関係する取り組みを抽出し関係団体の活動に参画する。 ② ETC2.0のプローブ情報の利活用のためのシステムの提案・構想検討及び開 発の支援を行う。 (ア) 国土技術政策総合研究所の「ETC2.0車両運行管理支援サービスに関する社 会実験」に参画し、物流事業者拠点等道路以外の場所でのプローブ情報の取得に

(11)

おけるセキュリティ確保に関するシステム検証、及び特定プローブデータの取得 に関する検証等の共同研究を行う。 (イ) ETC2.0を活用した車両運行管理支援サービスに関わる実証支援として、建設 工事現場、商業物流拠点、港湾等における、実証実験システムの構築、実証運営 等を支援する。

9 上記に関する委託された業務の執行

関係機関から受託するセキュリティ等に関する業務を推進する。

10 ITS-TEAの事業運営体制の確保

(1)情報セキュリティ対策

セキュリティインシデント対応チーム(CSIRT=Computer Security Incident Response Team)の活動を推進し、鍵発行及びセットアップシステム等基幹システム、 機構内OAシステム及び各部門で目的に応じて運営しているホームページ等の情報 セキュリティの確保と維持に努める。OAシステムについては、平成27年度に実 施したインターネット利用時におけるセキュリティ強化対策を、平成28年度から 本格的に稼働させる。 ① OAシステム端末については、情報漏えいの防止、外部からのサイバー攻撃を 受けた場合の被害の影響を最小限にするセキュリティ強化を行う。 ② OAシステム、ホームページ等のセキュリティ診断を今年度も引き続き実施す る。 ③ ホームページについて、コンテンツの充実及び保守管理の強化を図る。 ④ 標的型メール訓練を通じた職員へのセキュリティに関する注意喚起を継続して 実施する。 (2)情報セキュリティマネジメントシステムの運用 事業の執行に当たっては、国際規格 ISO/IEC27001:2013 及び日本工業規格 JISQ27001:2014 の情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)に基づき、 セキュリティの維持・運用に努める。 (3)事業継続計画 平成27年度に全面改訂した事業継続計画の実効性を高めるため、備蓄品をはじめ

(12)

とする資機材の確保及び大規模災害を想定した職員の安否・現地状況確認報告等の訓 練を実施する。

11 その他

参照

関連したドキュメント

事業の財源は、運営費交付金(平成 30 年度 4,025 百万円)及び自己収入(平成 30 年度 1,554 百万円)となっている。.

平成 24

利用者 の旅行 計画では、高齢 ・ 重度化 が進 む 中で、長 距離移動や体調 に考慮した調査を 実施 し20名 の利 用者から日帰

年度当初、入所利用者 68 名中 43 名が 65 歳以上(全体の 63%)うち 75 歳以上が 17

5月 こどもの発達について 臨床心理士 6月 ことばの発達について 言語聴覚士 6月 遊びや学習について 作業療法士 7月 体の使い方について 理学療法士

・県民ホールが実施した芸術文化創造振興事業は、 31 事業/32 演目(35 公演) ・ 9 企画(14 回) ・5 展覧会であり、入場者数は

の 45.3%(156 件)から平成 27 年(2015 年)には 58.0%(205 件)に増加した。マタニティハウ ス利用が開始された 9 月以前と以後とで施設での出産数を比較すると、平成

3 月 14 日 Yemen Voice 「Fifth phase of emergency relief project for affected in Al-Wazya was launched by fund of JPF Japan organization and implemented by CSSW in cooperation with