2019-6020000612-02 化学実験「ナノサイエンスコース」
期別:前期 単位数:2 開講年次: 1 授業形態:実験 実務経験: 科目水準:入門 試験実施:無し 仁部 芳則、石川 立太、西本 悦子、水崎 幸一、山田 啓二、渡辺 啓介
◎−−− 概要 −−−◎
化学とは、物質の構造や性質および変化の仕組みをその構成単位で ある原子・分子・イオンのレベルで明らかにし、さらには得られた 知識を駆使して有用な物質を自然界から取り出し、あるいは新たに 合成することを目的とする学問である。自然科学で物質を取り扱わ ない分野はないので、化学は基盤科学(base science)と言われるこ ともある。したがって、物理科学科でも、とくにナノサイエンスイ ンスティテュートコースの諸君は、ナノサイエンス素材などの関係 で化学の目で見たり、化学的センスで考えたりすることを要求され る場合が多い。
ところが受験勉強優先のため、ほとんどの高校では化学教育に実 験を取り入れていない。一方、化学は錬金術時代からの実験に基づ く知識の集大成によって確立された学問であるので、化学実験を通 じてしかその本質に触れる、あるいは面白さを実感することができ ない。
本実験の目標は、実験を通して化学の面白さを体験するように設 定されているので、定性分析で取り扱う大半の金属イオンならびに 個別実験で採用したテーマは、いずれも高校の教科書に採り上げら れているものばかりである。各実験の背景や理論、種々の実験操作 の意味と正しい手順、データの処理法などをよく理解し、本実験を 有意義なものにすることを強く望む。
◎−−− 到達目標 −−−◎
水溶液中の金属イオンを分離・同定する方法について説明できる。
(技能)
酸塩基滴定およびキレート滴定から、定量法の理論を説明できる。
(技能)
過酸化水素の分解実験から、速度定数や活性化エネルギーを求める 方法を説明できる。(技能)
反応速度のデータをパソコンを用いて解析することができる(技能) クロマトグラフィーにより、水溶液中の金属イオンを分離・同定で きる。(技能)
アセトアニリドを合成し、分離・精製することができる。(技能) 実験結果を整理・分析し、リポートに報告することができる。(技能)
◎−−− 授業時間外の学習(予習・復習) −−−◎
各実験テーマについてテキストを熟読し,実験の目的および原理を 理解するとともに実験手順の概略を把握しておく。 (60分)
実験の後に、実験結果をまとめて考察を行い、また、実験に関する 課題について調べ、レポートを作成する。(120分)
◎−−− 成績評価基準および方法 −−−◎
① 評価方法
実験報告書(レポート、アセトアニリドの合成では合成物の提出も 含む)と 平素の実験態度(実験中の口頭試問、説明会における諸 注意事項の理解と遵守など。)
② 評価基準
実験報告書では、テキストの報告事項が正しく簡潔に記述されてい るか、また実験結果に基づいた考察がなされているかを評価の基準 とする。数値計算では有効数字や単位にも注意が払われているかも 評価の対象とする。平素の実験態度では、実験の目的を理解してい るか(予習をしているのか)、積極的に実験を実施しているのか、服 装などを評価の基準とする。
③ 割合
原則として、実験報告書を7割、平素の実験態度を3割として評価す る。
◎−−− テキスト −−−◎
大学基礎化学教育研究会編、「21世紀の大学の基礎化学実 験−指針とノート−(改訂版)」、学術図書出版社の2016 年版。なお、レポート用紙は本実験専用のもの(学術図書 出版社)を使用すること。なお、テキストとレポート用紙 は予め購入し、説明会当日に持参すること。
◎−−− 参考書 −−−◎
上記テキスト中の各実験の末尾に示した「引用および参考 文献」を活用してもらいたい。また、他大学の同様な実験 書も参考になる。
◎−−− 履修上の留意点 −−−◎
実験時には白衣を着用し、名札(説明会で指示する)をつ けること。毎回実験の最初に、安全面を含む操作上の諸注 意を行うので、遅刻をしてはならない(この説明を受け ず、実験内容の理解が不十分な場合には危険防止のため、
実験をさせないことがある)。また、実験中の万一の事故 の備えとして、「学研災付帯賠償責任保険」に事前に加入 することを推奨する。
◎−−− 授業計画 −−−◎
1 説明会(スケジュールの説明、各実験の実施要領と事 故防止を含む諸注意)および無機陽イオンの定性分析の概 説(教室は事前に掲示する)
2 個別実験(8〜13)の概説(教室は事前に掲示す る)
3 第Ⅰ族陽イオンの分析 4 第Ⅱ族陽イオンの分析 5 第Ⅲ族陽イオンの分析
6 第Ⅳ族および第Ⅴ族陽イオンの分析 7 未知イオンの分析(試験)
8 すすぎの効果の検証(酸塩基滴定)
9 水の硬度の測定(キレート滴定)
10 ペーパークロマトグラフィー 11 アセトアニリドの合成 12 過酸化水素の分解速度の測定 13 コンピューターによるデータ解析 14,15 まとめ
注1)項目8と12を除く実験は基礎化学実験室(9号館 本館1階北西部)、8と12の実験は基礎化学実験室別棟 で行う。
注2)クラスを二分して「無機陽イオンの定性分析」と
「個別実験」を並行して実施し、中間で入れ替える。ま た、個別実験8〜13はローテーションで行うので、実施 日をスケジュール表(説明会において配布)で確認してお くこと。
注3)説明会および個別実験の概説には必ず出席するこ と。
注4)病気や事故などで欠席する場合は、事前に電話連絡
をするとともに(当日でもよい)、後で必ず欠席届を提出
すること。これによって補習の可否を判断する(欠席届を
出さないと、補習の対象にならない)。
2019-6020000612-02 化学実験「ナノサイエンスコース」
仁部 芳則、石川 立太、西本 悦子、水崎 幸一、山田 啓二、渡辺 啓介
◎物理ナノサ:B-1,B-2
1.力学が多くの物理現象の基礎になることを理解できる.
2.力学が身の回りの現象と密接に関わっていることが説明できる.
3.「力学」の習得により,ロジカルで物理的思考が身につく.
4.単純な運動を数式で記述することができる.
5.ニュートンの運動方程式の立て方と解き方が理解できる.
6.力学的エネルギー保存則から質点の運動が解析できる.
7.振動現象は普遍的な現象であることが理解できる.
8.非慣性系での運動と見かけの力を説明できる.
◎ ナノサイエンス・インスティテュート(物理) ディプロマ・ポリシー(DP)
A 【知識・理解】
A-1 人文科学・社会科学・自然科学についての基本的な知識を身につけ ているとともに、社会と理学との関わりを理解している。
A-2 物理学および化学の基本的・専門的知識を持ち、それらを説明する ことができる。
A-3 ナノサイエンスに関連する分野における基礎的な知識を持ち、その 研究内容を理解している。
B 【技能】
B-1 物理学・化学ならびにそれらを基礎としたナノサイエンスに関連す る実験を実践できる。
B-2 実験結果や調査結果などを整理・分析し、発表・議論することがで きる。
B-3 科学英語を含む基礎的な英語を理解し活用することができる。
C 【態度・志向性】
C-1 自然科学・ナノサイエンスに関する知識と理解を自ら深化・発展さ せようとする姿勢をもっている。
C-2 ナノサイエンスの基礎知識を基盤とし、科学的知識をわかりやすく 人に伝える能力を養う姿勢をもっている。
C-3 研究や実験・実習等を通して集団における自己の役割を理解し、協
調的に行動しようとする姿勢をもっている。
2019-6020000590-01 化学A「物理科学コース」
期別:前期 単位数:2 開講年次: 1 授業形態:講義 実務経験: 科目水準:入門 試験実施:有り 授業時間割:前期:木・4時限 試験時間割:後日発表
井上 亨
◎−−− 概要 −−−◎
私たちのまわりに存在する物質はアボガドロ数個という莫大な数 の分子や原子が集まったものです。化学は,自然科学の中でも物質 の変化を取り扱う分野です。化学の対象となる物質の変化には,物 質そのものの変化(ある分子が別の分子に変わる化学変化)や物質 の状態変化(分子・原子の集合状態の変化)などがあります。物理 学が関心をもつ事柄とはやや趣を異にしますが,物理科学科の皆さ んにとっても化学の知識は役に立つものですし,また,必要なもの でもあります。
「化学A」で学ぶ内容は大きく分けて2つあります。ひとつは,原 子の構造と化学結合に関することがらです。そこでは原子軌道の概 念を学び,原子の電子配置に基づいて元素の周期表を理解し,ま た,化学結合ができる仕組みを理解します。2つ目は,多数の分 子・原子が集団となったときに現れる性質に関することがらです。
そこでは,まず気体を取り上げ,気体を多数の分子の集団と考える と気体の性質(温度・圧力・体積の間の関係)が導かれてくること を理解し,次いで温度や圧力が変わることで生じる物質の状態変化 について学びます。いくつかの成分が均一に混ざりあった液体を溶 液といいますが,溶液の沸点上昇や凝固点降下,浸透圧などの物理 化学的な性質についても学んでいきます。
この授業では教科書を補足する意味で必要に応じてプリントを配 布して説明を加えます。また,ほぼ毎回,授業の終わりに5〜10分程 度の時間をとって,その日の講義内容に関連した小テストを行いま す。
◎−−− 到達目標 −−−◎
原子軌道のイメージをしっかり把握し、説明できる(知識・理解) 原子の基底状態の電子配置に基づいて元素の周期表を説明できる(知 識・理解)
化学結合ができる仕組みを理解できる(知識・理解)
気体分子運動論により理想気体の状態式が導かれる過程を理解でき る(知識・理解)
純物質の状態図とそれが表す意味を理解し、説明できる(知識・理解) Clapeyron-Clausiusの式を用いて任意の圧力のときの沸点,または,
任意の温度のときの蒸気圧を求めることができる(知識・理解) 理想溶液の概念を理解し,ある組成の溶液の蒸気圧を計算で求める ことができる(知識・理解)
溶液の蒸気圧降下・沸点上昇・凝固点降下・浸透圧について理解 し,それらを用いて溶質の分子量を求めることができる(知識・理解)
◎−−− 授業時間外の学習(予習・復習) −−−◎
講義を聞くだけでは,その時はわかったような気がしても理解や 知識は定着しません。復習が必要です。教科書や配布資料(プリン ト)で,その時間の講義内容に相当する箇所を読み返して下さい。
理解できるまで何度も読み返すことを勧めます。この復習には60 分程度の時間があればいいと思います。
◎−−− 成績評価基準および方法 −−−◎
大事なことは講義を聞き,かつ,自学して「化学A」の内容を理解 し修得することです。修得の程度は定期試験のでき具合に反映され ます。したがって,原則として定期試験の結果で成績を評価しま す。
◎−−− テキスト −−−◎
井上・川田・栗原・小寺・塩路・脇田共著「新版・大学の 化学への招待」(三共出版)(これは後期の「化学B」で も引き続き使用する)
◎−−− 参考書 −−−◎
この授業で取り上げたのはすべて「物理化学」という分 野の内容です。物理化学と名のついた教科書・参考書は非 常にたくさんあり,その多くは図書館に収められていま す。それで,図書館でそのいくつかを手に取ってみて自分 に合ったものを探してみてください。参考になり,学習に 役立つはずです。
◎−−− 履修上の留意点 −−−◎
この講義は毎回が 読み切り の話ではなく 続きも の です。つまり,前回までのあらすじがわかっていない と,その時間の内容が理解できません。それで,講義は休 まずに毎回受けるようにしてください。ときどき補足資料 のプリントを配布しますが,欠席していたらその時間のプ リントを手に入れることができません。その意味でも講義 は欠席しないように心掛けてください。また,講義は遅刻 しないように最初から受けてください。始めの部分を聞い ていなかったら途中から話を聞いても???です。
◎−−− 授業計画 −−−◎
1 原子の構造(その1)
原子を構成する粒子;原子の種類と原子量;モルの概念 2 原子の構造(その2)
原子スペクトルと水素原子模型 3 原子の構造(その3)
波動関数と電子の状態(原子軌道)
4 電子配置と元素の周期律
5 イオン化エネルギーと電子親和力 6 化学結合
イオン結合;共有結合;金属結合 7 分子の構造
炭素化合物の立体構造 8 気体の性質(その1)
理想気体の状態式 9 気体の性質(その2)
気体分子運動論
10 気体の性質(その3)
実在気体の状態式 11 物質の状態(その1)
物質の三態;状態の移り変わり―相転移 12 物質の状態(その2)
純物質の相平衡と状態図;Clapeyron-Clausiusの式 13 溶液の性質(その1)
二成分系の液相−気相平衡;Raoultの法則と理想溶液 14 溶液の性質(その2)
蒸気圧降下;沸点上昇;凝固点降下 15 溶液の性質(その3)
浸透圧;溶液の束一的性質
2019-6020000590-01 化学A「物理科学コース」
井上 亨
◎物理物理科:A-2
1. 原子軌道のイメージをしっかり把握し、説明できる (A-2)
2.原子の基底状態の電子配置に基づいて元素の周期表を説明できる (A-2) 3.化学結合ができる仕組みを理解できる (A-2)
4.気体分子運動論により理想気体の状態式が導かれる過程を理解できる (A-2) 5.純物質の状態図とそれが表す意味を理解し、説明できる (A-2)
6.Clapeyron-Clausiusの式を用いて任意の圧力のときの沸点,または,任意の温 度のときの蒸気圧を求めることができる (A-2)
7.理想溶液の概念を理解し,ある組成の溶液の蒸気圧を計算で求めることがで きる (A-2)
8.溶液の蒸気圧降下・沸点上昇・凝固点降下・浸透圧について理解し,それら を用いて溶質の分子量を求めることができる (A-2)
◎ 物理科学科 ディプロマ・ポリシー(DP)
A 【知識・理解】
A-1 物理学の基礎的な知識とその基盤となる数学の知識をもち、科学技 術の中での物理学の位置付けを理解している。
A-2 人文科学、社会科学、自然科学などの基本的な知識をもち、外国語 の基本的な理解力をもっている。
A-3 心身ともに健康であるための知識をもっている。
B 【技能】
B-1 物理学の論理的思考方法を身に付けている。
B-2 物理現象に関する基本的な実験技術と、情報リテラシーとして基本 となる技術を身に付けている。
B-3 基本的なコミュニケーションや、プレゼンテーション技術を身に付 けている。
C 【態度・志向性】
C-1 物理学をはじめ、様々な学問を自ら学習しようとする態度をもって いる。
C-2 物理学の知識をはじめ、学んだ知識を社会で活用しようとする志向 性をもっている。
C-3 学んだ知識を活用して、科学技術や教育など、様々な分野で貢献し
ようとする姿勢をもっている。
2019-6020000590-02 化学A「ナノサイエンスコース」
期別:前期 単位数:2 開講年次: 1 授業形態:講義 実務経験: 科目水準:入門 試験実施:有り 授業時間割:前期:火・2時限 試験時間割:後日発表
川田 知
◎−−− 概要 −−−◎
化学は、われわれの日常生活に密接に関係している。たとえば、料 理を化学の言葉で表してみよう。それは、水あるいは油を溶媒として 肉、野菜等を様々な化学反応を利用して加工する過程であり、燃料の 燃焼によって生じる熱エネルギーにより、その反応は促進される。
このように、われわれの日常生活には化学が深くかかわっている が、記憶するものが多い、あるいは計算が煩雑であるという理由か ら、化学に興味を持てなかったという学生も少なくない。しかし現代 化学は、物質が原子あるいは分子より構成されていることを明らかに することで発展した論理的な学問である。記憶することより本質を理 解することに重点を置き、化学の重要性を伝えたい。化学Aでは、化 学に関する基本的な原理や概念(物質の構成単位である電子、原子、
分子の性質)を歴史的な経過をたどりながら、量子化学的な考え方に 基づき学ぶ。
化学に関する高度な内容も含んでいる。したがって、それを理解す るために、予習、復習をしっかり行うこと。
本講義ではこうした化学の基礎となる事項を、高校までの知識で再 確認をするとともに新たな形で学ぶ、いわば、大学の化学への入門の 役割を果たす授業となる。加えて、大学で学ぶ初めての無機化学とし ての役割も担っている。したがって、無機化学をさらに深く学ぶため に、この講義に引き続き、
2年次前期 無機分析化学B 3年次前期 物質機能化学A 3年次前期 物質機能化学B 3年次後期 物質機能化学C 3年次後期 機能新素材化学 の履修を推奨する。
なお、本講義は教職課程科目であり、高校までに履修した化学の一 般的包括的内容を含むものである。
◎−−− 到達目標 −−−◎
原子半径、イオン化エネルギー、電気陰性度が示す周期性に基づいた 元素の分類が説明できる。(知識・理解)
量子数をもとにした原子軌道の名前および特徴とその相対的なエネル ギーの説明ができる。(知識・理解)
多電子原子の電子エネルギーを決める要因の説明ができる。(知識・
理解)
基底状態にある原子とそのイオンの電子配置の特定ができる。(知 識・理解)
分子やイオンのルイス構造の予測ができる。(知識・理解)
混成軌道とσ結合、π結合に注目した分子構造の説明ができる。(知 識・理解)
等核二原子分子やイオンの分子軌道エネルギー準位図の作成と解釈が できる。(知識・理解)
電子対の授受に基づいてルイス酸とルイス塩基を判別できる。(知 識・理解)
◎−−− 授業時間外の学習(予習・復習) −−−◎
予習:指示された項目を事前に調べておくこと(2時間)。
復習:演習問題を解き、学んだ事項をまとめること(2時間)。
◎−−− 成績評価基準および方法 −−−◎
現代化学に関する基礎概念を系統的に理解し、原子及び分子の性質を どの程度まで説明できるかを、中間テスト(50%)と定期試験(50%)の結 果で評価する。
◎−−− テキスト −−−◎
シュライバー・アトキンス 無機化学(上)、(下)第6版 田中、高橋、安部、平尾、北川 訳 東京化学同人
◎−−− 参考書 −−−◎
Inorganic Chemistry ISBN 978-0199641826
アトキンス 一般化学(上) ISBN 978-4-8079-0854-7
◎−−− 履修上の留意点 −−−◎
指定した教科書は以下の講義でも使用する 2年次前期 無機分析化学B
3年次前期 物質機能化学A 3年次前期 物質機能化学B 3年次後期 物質機能化学C 3年次後期 機能新素材化学
◎−−− 授業計画 −−−◎
1 原子の構造と周期性 原子模型
2 電子の振る舞いを支配する理論I 量子数と軌道
3 電子の振る舞いを支配する理論II 電子を軌道につめる
4 電子の振る舞いを支配する理論III 軌道の動径分布と貫入
5 元素の性質と周期性 周期表の成り立ち 6 原子半径
原子半径の周期的変化
7 イオン化エネルギー、電子親和力 原子価軌道の性質
8 電気陰性度、有効核電荷および中間テスト 電気陰性度の定義と化合物の結合 9 分子の構造と結合生成
化合物中の様々な結合 10 共有結合
原子価結合法と化合物の構造 11 VSEPR則
原子価結合法による共有結合の解釈 12 酸と塩基
ブレンステッドの定義 ルイスの定義
13 分子軌道法 基本的な考え方
14 等核二原子分子の分子軌道 酸素分子と窒素分子の分子軌道 15 電子不足分子の分子軌道
多中心結合について
2019-6020000590-02 化学A「ナノサイエンスコース」
川田 知
◎物理ナノサ:A-2
1.原子半径、イオン化エネルギー、電気陰性度が示す周期性に基づいた元素の 分類が説明できる。 (A-2)
2.量子数をもとにした原子軌道の名前および特徴とその相対的なエネルギーの 説明ができる。 (A-2)
3.多電子原子の電子エネルギーを決める要因の説明ができる。 (A-2) 4.基底状態にある原子とそのイオンの電子配置の特定ができる。 (A-2) 5.分子やイオンのルイス構造の予測ができる。 (A-2)
6.混成軌道とσ結合、π結合に注目した分子構造の説明ができる。 (A-2) 7.等核二原子分子やイオンの分子軌道エネルギー準位図の作成と解釈ができ る。 (A-2)
8.電子対の授受に基づいてルイス酸とルイス塩基を判別できる。 (A-2)
◎ ナノサイエンス・インスティテュート(物理) ディプロマ・ポリシー(DP)
A 【知識・理解】
A-1 人文科学・社会科学・自然科学についての基本的な知識を身につけ ているとともに、社会と理学との関わりを理解している。
A-2 物理学および化学の基本的・専門的知識を持ち、それらを説明する ことができる。
A-3 ナノサイエンスに関連する分野における基礎的な知識を持ち、その 研究内容を理解している。
B 【技能】
B-1 物理学・化学ならびにそれらを基礎としたナノサイエンスに関連す る実験を実践できる。
B-2 実験結果や調査結果などを整理・分析し、発表・議論することがで きる。
B-3 科学英語を含む基礎的な英語を理解し活用することができる。
C 【態度・志向性】
C-1 自然科学・ナノサイエンスに関する知識と理解を自ら深化・発展さ せようとする姿勢をもっている。
C-2 ナノサイエンスの基礎知識を基盤とし、科学的知識をわかりやすく 人に伝える能力を養う姿勢をもっている。
C-3 研究や実験・実習等を通して集団における自己の役割を理解し、協
調的に行動しようとする姿勢をもっている。
2019-6020000591-01 化学B「物理科学コース」
期別:後期 単位数:2 開講年次: 1 授業形態:講義 実務経験: 科目水準:入門 試験実施:有り 授業時間割:後期:木・4時限 試験時間割:後日発表
井上 亨
◎−−− 概要 −−−◎
私たちのまわりに存在する物質はアボガドロ数個という莫大 な数の分子や原子が集まったものです。化学は,自然科学の中 でも物質の変化を取り扱う分野です。化学の対象となる物質の 変化には,物質そのものの変化(ある分子が別の分子に変わる 化学変化)や物質の状態変化(分子・原子の集合状態の変化)
などがあります。物理学が関心をもつ事柄とはやや趣を異にし ますが,物理科学科の皆さんにとっても化学の知識は役に立つ ものですし,また,必要なものでもあります。
「化学A」では物質の変化のうち 状態変化 について学び ました。「化学B」では 化学変化(化学反応) に関連した 化学平衡や弱酸の電離平衡を取りあげますが,これらの現象の 理解の基礎となるのは熱力学の法則です。そこで,まず,化学 への応用を頭において熱力学を概観します。その後,化学平衡 の問題,次いで,酸と塩基の水溶液について学んでいきます。
この授業では,教科書を補足するために必要に応じてプリン トを配布して説明を加えます。また,説明を分かりやすくする ために板書も多用しますのでノートをとるように心がけて下さ い。また,ほぼ毎回,授業の終わりに5〜10分程度の時間を とって,その日の講義内容に関連した小テストを行います。
◎−−− 到達目標 −−−◎
熱力学の法則を理解し,気体の膨張による仕事や温度変化に伴 う内部エネルギー変化,エンタルピー変化,エントロピー変化 を求めることができる(知識・理解)
Hessの法則を用いて反応熱を計算で求めることができる(知 識・理解)
変化の方向と自由エネルギーの関係を理解し、説明できる(知 識・理解)
化学平衡と質量作用の法則を理解し,平衡定数を用いて平衡濃 度を計算することができる(知識・理解)
LeChatelierの原理から平衡移動を説明できる(知識・理解) 酸・塩基の概念を理解し,弱酸・弱塩基の電離平衡から弱酸・
弱塩基の水溶液のpHを計算で求めることができる(知識・理解)
◎−−− 授業時間外の学習(予習・復習) −−−◎
講義を聞くだけでは,その時はわかったような気がしても理 解や知識は定着しません。復習が必要です。教科書や配布資 料・ノートで,その時間の講義内容に相当する箇所を読み返し て下さい。理解できるまで何度も読み返すことを勧めます。こ の復習には60分程度の時間があればいいと思います。
◎−−− 成績評価基準および方法 −−−◎
大事なことは講義を聞き,かつ,自学して「化学B」の内容 を理解し修得することです。修得の程度は定期試験のでき具合 に反映されます。したがって,原則として定期試験の結果で成 績を評価します。
◎−−− テキスト −−−◎
井上・川田・栗原・小寺・塩路・脇田共著「新版・大学の 化学への招待」(三共出版)
◎−−− 参考書 −−−◎
この授業で取り上げる内容の多くは,「物理化学」と名 のついた教科書・参考書に載っています。これらの参考書 は非常にたくさんあり,その多くは図書館に収められてい ます。それで,図書館でそれらのいくつかを手に取ってみ て自分に合ったものを探してみてください。参考になり,
学習に役立つはずです。
◎−−− 履修上の留意点 −−−◎
この講義は毎回が 読み切り の話ではなく 続きも の です。つまり,前回までのあらすじがわかっていない と,その時間の内容が理解できません。それで,講義は休 まずに毎回受けるようにしてください。また,講義は遅刻 しないように最初から受けてください。始めの部分を聞い ていなかったら途中から話を聞いても???です。なお,
「化学B」の学習のためには「化学A」を履修しておくこ とが望まれます。
◎−−− 授業計画 −−−◎
1 熱力学第一法則と熱化学(その1)
熱力学第一法則;体積変化に伴う仕事 2 熱力学第一法則と熱化学(その2)
熱と熱容量;エンタルピー
3 熱力学第一法則と熱化学(その3)
断熱体積変化;Poissonの式
4 熱力学第一法則と熱化学(その4)
反応熱と熱化学方程式;Hessの法則 5 熱力学第二法則(その1)
熱力学第二法則とエントロピー;エントロピー変化の計 算例
6 熱力学第二法則(その2)
分子の集まり方の秩序性とエントロピー 7 熱力学第二法則(その3)
変化の方向と自由エネルギー 8 化学平衡(その1)
可逆反応と化学平衡;質量作用の法則と平衡定数 9 化学平衡(その2)
平衡定数の応用(液相化学平衡)
10 化学平衡(その3)
平衡定数の応用(気相化学平衡)
11 化学平衡(その4)
化学平衡に対する外的条件の影響―LeChatelierの原理 12 酸と塩基の水溶液(その1)
酸と塩基;水の電離平衡とイオン積 13 酸と塩基の水溶液(その2)
酸・塩基の強弱;水溶液のpH;強酸・強塩基の濃度とpH 14 酸と塩基の水溶液(その3)
弱酸・弱塩基の電離平衡;弱酸・弱塩基の濃度とpH 15 酸と塩基の水溶液(その4)
塩の加水分解;塩の水溶液のpH;緩衝溶液
2019-6020000591-01 化学B「物理科学コース」
井上 亨
◎物理物理科:A-2
1.熱力学の法則を理解し,気体の膨張による仕事や温度変化に伴う内部エネル ギー変化,エンタルピー変化,エントロピー変化を求めることができる (A-2) 2.Hessの法則を用いて反応熱を計算で求めることができる (A-2)
3.変化の方向と自由エネルギーの関係を理解し、説明できる (A-2)
4.化学平衡と質量作用の法則を理解し,平衡定数を用いて平衡濃度を計算する ことができる (A-2)
5.LeChatelierの原理から平衡移動を説明できる (A-2)
6.酸・塩基の概念を理解し,弱酸・弱塩基の電離平衡から弱酸・弱塩基の水溶 液のpHを計算で求めることができる (A-2)
◎ 物理科学科 ディプロマ・ポリシー(DP)
A 【知識・理解】
A-1 物理学の基礎的な知識とその基盤となる数学の知識をもち、科学技 術の中での物理学の位置付けを理解している。
A-2 人文科学、社会科学、自然科学などの基本的な知識をもち、外国語 の基本的な理解力をもっている。
A-3 心身ともに健康であるための知識をもっている。
B 【技能】
B-1 物理学の論理的思考方法を身に付けている。
B-2 物理現象に関する基本的な実験技術と、情報リテラシーとして基本 となる技術を身に付けている。
B-3 基本的なコミュニケーションや、プレゼンテーション技術を身に付 けている。
C 【態度・志向性】
C-1 物理学をはじめ、様々な学問を自ら学習しようとする態度をもって いる。
C-2 物理学の知識をはじめ、学んだ知識を社会で活用しようとする志向 性をもっている。
C-3 学んだ知識を活用して、科学技術や教育など、様々な分野で貢献し
ようとする姿勢をもっている。
2019-6020000591-02 化学B「ナノサイエンスコース」
期別:前期 単位数:2 開講年次: 1 授業形態:講義 実務経験: 科目水準:入門 試験実施:有り 授業時間割:前期:火・1時限 試験時間割:後日発表
塩路 幸生
◎−−− 概要 −−−◎
有機化学は「炭素化合物の化学」として、他のすべての元素の 化学と区別されるが、取扱う化合物はやたらと多い。その上受 験勉強では、反応の始めと終りを丸暗記することに留まること が多く、必ずしも、自然のしくみの規則性や、科学する面白さ を感じとれなかったのでないだろうか。
ところで、有機化合物はその数が1200万種類以上といわれ、
ガソリン、ナイロン、プラスチック、食品添加物、医薬品、農 薬など、生活と密接にかかわっている。さらには、フロンガス によるオゾンホール問題など、我々人類を始めとし、生物の生 存条件を脅かすまでになっている。単に使い捨ての商品をつく る有機化学ではすまされず、限りある地球資源を持続的に使い こなすための新しい視点に基づいた新しい有機化学の創造と、
それに対応した社会のシステムが求められている。
本講義では、炭素原子の電子配置と化学結合の種類と形を学 ぶ。続いて、化学結合の分極とそれらが化合物の性質に及ぼす 影響を理解する。さらに、アルケン、アルキンへの求電子付加 反応を学ぶことで、有機化学を理解する上で重要となる、反応 機構(反応の道標)の考え方を学ぶ。まずは、分子の中での電 子のふるまいから見ることにしよう。
◎−−− 到達目標 −−−◎
化学結合を理解し、正しく説明できる。(知識・理解)
有機化合物の構造からその化合物の混成軌道の様子を正しく説 明できる。(知識・理解)
有機化合物の構造からその化合物の性質や反応性を推測でき る。(知識・理解)
有機化学のいくつかの反応機構を正しく説明できる。(知識・
理解)
◎−−− 授業時間外の学習(予習・復習) −−−◎
各講義終了時に講義の要点を解説し、理解度をチェックするた めの演習問題を課する。それらにしたがって45分程度復習する こと。また、次回の講義内容を予告するので、教科書のそれら に関する部分をあらかじめ読んで45分程度予習しておくことが 望ましい。
◎−−− 成績評価基準および方法 −−−◎
評価は定期試験(60%)を主とし、中間テスト(20%)、毎回 の課題およびレポート(20%)を用いて行う。
◎−−− テキスト −−−◎
ブルース著、大船他訳、有機化学(上)および(下)(化 学同人)。再履修者は以前に購入したテキストを使用して 構わない。
◎−−− 参考書 −−−◎
入門書として、大野惇吉著「大学生の化学」や「大学生の 有機化学」(ともに三共出版)などをお勧めする。
◎−−− 履修上の留意点 −−−◎
本講義で使用する教科書には、「後で、自分で」処理しよ うとしてもできないほどの膨大な情報量が含まれていま す。毎時間後の復習が大切になります。また、毎回の講義 は、続き物です。授業の前に前回のことをしっかり復習 し、わからないことを積み残ししないように心がけましょ う。
◎−−− 授業計画 −−−◎
1 有機化合物の分類:高校の化学で習った用語の復習 2 化学結合の距離と電子の波動性:原子どうしがどれくら い近づくと相手を感じ始めるのか
3 原子軌道とそのエネルギー準位を支配する因子:電子に は住所が割り振られていて同じ番地は2つない
4 炭素原子の電子配置とsp3混成軌道:カルベンかメタンか 5 sp2混成、sp混成とエチレン、アセチレン: 二重結合と 三重結合はどのようなかたち
6 極性共有結合と酸・塩基の概念:電気陰性度と酸性度定 数
7 共鳴構造の意味:カルボン酸やフェノールはなぜ酸性を 示すのか
8 中間テスト
9 反応機構の考え方:化学反応の地図は曲がった矢印で 描く
10 アルカンとハロゲンのラジカル連鎖反応:ラジカルと はなにか
11 アルケンの求電子付加反応 :求電子付加反応の法則の 本質は中間体の安定性
12 アルキンの求電子付加反応とアルキンの酸性:末端ア ルキンは酸性を示す
13 共役ジエンと1,4−付加:共役とは何か、共役すること でなにがかわる
14 ベンゼンと芳香族性:共鳴安定化とはなにか
15 芳香族化合物の求電子置換反応:求電子付加ではなく
てなぜ求電子置換なのか
2019-6020000591-02 化学B「ナノサイエンスコース」
塩路 幸生
◎物理ナノサ:A-2
1.化学結合を理解し、正しく説明できる。 (A-2)
2.有機化合物の構造からその化合物の混成軌道の様子を正しく説明できる。
(A-2)
3.有機化合物の構造からその化合物の性質や反応性を推測できる。 (A-2) 4.有機化学のいくつかの反応機構を正しく説明できる。 (A-2)
◎ ナノサイエンス・インスティテュート(物理) ディプロマ・ポリシー(DP)
A 【知識・理解】
A-1 人文科学・社会科学・自然科学についての基本的な知識を身につけ ているとともに、社会と理学との関わりを理解している。
A-2 物理学および化学の基本的・専門的知識を持ち、それらを説明する ことができる。
A-3 ナノサイエンスに関連する分野における基礎的な知識を持ち、その 研究内容を理解している。
B 【技能】
B-1 物理学・化学ならびにそれらを基礎としたナノサイエンスに関連す る実験を実践できる。
B-2 実験結果や調査結果などを整理・分析し、発表・議論することがで きる。
B-3 科学英語を含む基礎的な英語を理解し活用することができる。
C 【態度・志向性】
C-1 自然科学・ナノサイエンスに関する知識と理解を自ら深化・発展さ せようとする姿勢をもっている。
C-2 ナノサイエンスの基礎知識を基盤とし、科学的知識をわかりやすく 人に伝える能力を養う姿勢をもっている。
C-3 研究や実験・実習等を通して集団における自己の役割を理解し、協
調的に行動しようとする姿勢をもっている。
2019-6020000686-01 基礎電磁気学Ⅰ
期別:後期 単位数:2 開講年次: 1 授業形態:講義 実務経験: 科目水準:入門 試験実施:有り 授業時間割:後期:月・1時限 試験時間割:後日発表
平松 信康
◎−−− 概要 −−−◎
電磁気学は、電気的磁気的な現象を取り扱う時の基本的な考え 方を提供する学問です。よって、物理学を学ぶ時に必要なだけで なく、化学や材料科学、生物学、地球科学などほとんどのサイエ ンスを理解するために必要であり重要な科目の一つです。
この講義では、私たちの周りにある電磁気現象について、まず 現象そのものについての詳細な分析を行う。基本概念と物理量の 正確な定義から出発する。帯電して電荷を持つとはどのようなこ とかから出発して、電荷同士に働く力を定式化し、クーロンの法 則を導く。さらに、「場」の考え方を導入して力が「場」によっ て生じると考えることから「電場」を理解する。物理現象を式で 表現するまでの過程を自分で理解できるようになることに重点を おく。
講義の後半では、電場束、ガウス面、面積ベクトルを導入し て、ガウスの法則を理解する。また、ガウスの法則とクーロンの 法則は同じ事を表現していることを理解する。さらに、保存力と ポテンシャルの考え方を復習し、クーロン力も保存力であること から、電気力のポテンシャルが定義でき、「電位」の物理的な概 念を確立する。
静電気学の基礎全般について、学生諸君は統一的な考え方が理 解できるようになってほしい。講義では、取り扱う項目を出来る だけ少なくして、高等学校の授業から大学レベルの授業にスムー スにつながるように配慮するので、学生諸君は、公式などの表面 的な知識の習得にとどまらず,概念や論理などについて、各人が 独自に考えた、手を動かして理解することが大切である。丁寧に 時間をかけて内容をフォローすることが期待される。
◎−−− 到達目標 −−−◎
電荷の基本概念、電場の概念、電位の物理的概念について理解し ている(知識・理解)
クーロンの法則のベクトル表示について理解している(知識・理 解)
クーロンの法則について、問題設定を定式化でき、問題を解くこ とができる(技能)
ガウスの法則について理解している(知識・理解)
ガウスの法則について、問題設定を定式化でき、問題を解くとが できる(技能)
電場から電位を計算できる(技能)
◎−−− 授業時間外の学習(予習・復習) −−−◎
高等学校の物理の教科書を手元におき、高等学校でやったこと を思い出すようにして予習する(90分)。復習では、授業終了後 のできるだけ早い時期に、授業内容をプリントやノートをもと に、学生諸君各人が、講義内容の道筋をもう一度確認し理解する 事につとめる(90分)。別科目である基礎電磁気学演習Ⅰの時の 問題も復習に役立つ。
◎−−− 成績評価基準および方法 −−−◎
基本的には、期末の試験で評価する。到達目標に挙げた項目の 到達度により評価する。
◎−−− テキスト −−−◎
テキスト:D. Halliday, R.Resnick, and J.Walker著、野崎 光 昭 監訳「物理学の基礎 3.電磁気学」培風館
◎−−− 履修上の留意点 −−−◎
基礎電磁気学演習Ⅰとセットになっている。単位は講義 と演習は別である。物理科学コースでは、必ず講義と演習 を受ける(登録し、出席して)こと。講義の進め方は、学 生諸君が理解することに重点を置く。「理解」できるため には、「出席」することが必要条件である。さらに積極性 が求められる。また、授業に出席するだけでなく、上記の テキストを使って、自らの予習や復習に力を入れてほし い。
◎−−− 授業計画 −−−◎
1 電荷の基本概念や歴史的な認識を知る。導体と絶縁体の 定義を知る
2 クーロンの法則について、基本的な性質を知り、数学的 な表記を理解する
3 電荷は量子化されていて、その正味の電荷量は保存され ることを知る
4 電場の基本概念と定義を知り、電気力線を描くことがで きる
5 点電荷を例にとって、電場の計算ができるようになり、
電気力線を描くことができる
6 電気双極子や線電荷、面電荷による電場の計算ができる 7 電場の中におかれた各種電荷に働く力を計算することが できる
8 電場束(フラックス)と面積ベクトルの概念を理解でき る
9 ガウスの法則について、その物理的な意味を理解するこ とができる
10 ガウスの法則からクーロンの法則を求めることができ て、これら2法則が同一のことを意味していることがわか る
11 ガウスの法則を対称性のある場合に応用して、電場の 大きさを計算できる
12 電気ポテンシャルエネルギーと電位の関係を理解する 13 電場から積分を使って電位を計算することができる 14 電位から微分を使って電場計算することができるよう になる
15 まとめ
2019-6020000686-01 基礎電磁気学Ⅰ
平松 信康
◎物理物理科:A-1,B-1
1.電荷の基本概念、電場の概念、電位の物理的概念について理解している (A-1)
2.クーロンの法則のベクトル表示について理解している (A-1)
3.クーロンの法則について、問題設定を定式化でき、問題を解くことができる (B-1)
4.ガウスの法則について理解している (A-1)
5.ガウスの法則について、問題設定を定式化でき、問題を解くとができる (B-1)
6.電場から電位を計算できる (B-1)
◎ 物理科学科 ディプロマ・ポリシー(DP)
A 【知識・理解】
A-1 物理学の基礎的な知識とその基盤となる数学の知識をもち、科学技 術の中での物理学の位置付けを理解している。
A-2 人文科学、社会科学、自然科学などの基本的な知識をもち、外国語 の基本的な理解力をもっている。
A-3 心身ともに健康であるための知識をもっている。
B 【技能】
B-1 物理学の論理的思考方法を身に付けている。
B-2 物理現象に関する基本的な実験技術と、情報リテラシーとして基本 となる技術を身に付けている。
B-3 基本的なコミュニケーションや、プレゼンテーション技術を身に付 けている。
C 【態度・志向性】
C-1 物理学をはじめ、様々な学問を自ら学習しようとする態度をもって いる。
C-2 物理学の知識をはじめ、学んだ知識を社会で活用しようとする志向 性をもっている。
C-3 学んだ知識を活用して、科学技術や教育など、様々な分野で貢献し ようとする姿勢をもっている。
◎物理ナノサ:A-2
1.電荷の基本概念、電場の概念、電位の物理的概念について理解している (A-2)
2.クーロンの法則のベクトル表示について理解している (A-2)
3.クーロンの法則について、問題設定を定式化でき、問題を解くことができる (A-2)
4.ガウスの法則について理解している (A-2)
5.ガウスの法則について、問題設定を定式化でき、問題を解くとができる (A-2)
6.電場から電位を計算できる (A-2)
◎ ナノサイエンス・インスティテュート(物理) ディプロマ・ポリシー(DP)
A 【知識・理解】
A-1 人文科学・社会科学・自然科学についての基本的な知識を身につけ ているとともに、社会と理学との関わりを理解している。
A-2 物理学および化学の基本的・専門的知識を持ち、それらを説明する ことができる。
A-3 ナノサイエンスに関連する分野における基礎的な知識を持ち、その 研究内容を理解している。
B 【技能】
B-1 物理学・化学ならびにそれらを基礎としたナノサイエンスに関連す る実験を実践できる。
B-2 実験結果や調査結果などを整理・分析し、発表・議論することがで きる。
B-3 科学英語を含む基礎的な英語を理解し活用することができる。
C 【態度・志向性】
C-1 自然科学・ナノサイエンスに関する知識と理解を自ら深化・発展さ せようとする姿勢をもっている。
C-2 ナノサイエンスの基礎知識を基盤とし、科学的知識をわかりやすく 人に伝える能力を養う姿勢をもっている。
C-3 研究や実験・実習等を通して集団における自己の役割を理解し、協
調的に行動しようとする姿勢をもっている。
2019-6020000686-01 基礎電磁気学Ⅰ
平松 信康
◎化学ナノサ:A-2
1.電荷の基本概念、電場の概念、電位の物理的概念について理解している (A-2)
2.クーロンの法則のベクトル表示について理解している (A-2)
3.クーロンの法則について、問題設定を定式化でき、問題を解くことができる (A-2)
4.ガウスの法則について理解している (A-2)
5.ガウスの法則について、問題設定を定式化でき、問題を解くとができる (A-2)
6.電場から電位を計算できる (A-2)
◎ ナノサイエンス・インスティテュート(化学) ディプロマ・ポリシー(DP)
A 【知識・理解】
A-1 人文科学・社会科学・自然科学についての基本的な知識を身につけ ているとともに、社会と理学との関わりを理解している。
A-2 物理学および化学の基本的・専門的知識を持ち、それらを説明する ことができる。
A-3 ナノサイエンスに関連する分野における基礎的な知識を持ち、その 研究内容を理解している。
B 【技能】
B-1 物理学・化学ならびにそれらを基礎としたナノサイエンスに関連す る実験を実践できる。
B-2 実験結果や調査結果などを整理・分析し、発表・議論することがで きる。
B-3 科学英語を含む基礎的な英語を理解し活用することができる。
C 【態度・志向性】
C-1 自然科学・ナノサイエンスに関する知識と理解を自ら深化・発展さ せようとする姿勢をもっている。
C-2 ナノサイエンスの基礎知識を基盤とし、科学的知識をわかりやすく 人に伝える能力を養う姿勢をもっている。
C-3 研究や実験・実習等を通して集団における自己の役割を理解し、協
調的に行動しようとする姿勢をもっている。
2019-6020000687-01 基礎電磁気学演習Ⅰ
期別:後期 単位数:2 開講年次: 1 授業形態:演習 実務経験: 科目水準:入門 試験実施:無し 授業時間割:後期:月・2時限 試験時間割:定期試験なし
平松 信康、西村 秀紀
◎−−− 概要 −−−◎
演習という科目は高校の授業ではなじみの薄いものかも知れ ません。大学では、講義についてより深い理解が得られるよう に、講義の前後に講義の内容に沿った問題を学生自らの力で解 いてみる時間として演習が設けられています。 数人の指導の 先生およびTA(Teaching Assistant)が手助けをすることになって います。
高校時代に勉強した物理学は、物理の本質的な部分の理解よ りも,数多くの例題や問題を個々別々の問題として解き,その 解き方を記憶するというやり方に傾きがちであったように思い ます。基礎電磁気学演習Ⅰでは,問題を解くにあたっては現象 の充分な解析と論理の展開に重点を置くことにします。問題の プリントと解答用の用紙を配布するので,演習時間内に解答用 紙に,論理的に考え文章と式を用いて解答を作成します。文章 なしの式や数字だけの解答は認められません。解答を得るため の途中の過程を重視して文章を作らねばなりません。演習時間 中は講義時間とは違って学生同士で問題の考え方について話 合ってよいし,もちろん,指導の先生にどんどん質問をしてく ださい。また、時間中に終わらなかった場合は、必ず復習の時 間を各自が設けて下さい。演習問題の全部を理解することが必 要です。なお到達度を見るため小テストを行ないます。テスト の内容はそれまでにやった問題に似た適当な問題を選び出して 出題します。
◎−−− 到達目標 −−−◎
電荷の基礎的概念を理解している(知識・理解)
クーロンの法則のベクトル表示について理解している(知識・
理解)
電場の基本概念を理解している(知識・理解)
電荷に働く力や電場について、クーロンの法則を使い問題設定 を定式化でき、解くことができる(態度・志向性)
ガウスの法則について理解している(知識・理解)
電場について、ガウスの法則を使い問題設定を定式化でき、解 くことができる(態度・志向性)
電場から電位を計算できる(技能)
◎−−− 授業時間外の学習(予習・復習) −−−◎
予習は、基礎電磁気学Ⅰの講義の内容を十分に理解すること に力点を置くとよい(90分)。また、時間内に終わらなかった 問題については、できるだけ早い時期に自宅等で終わらせるこ と。その過程で分からない事があれば、次の時間や機会を捉え て質問をするように。復習(90分)。
◎−−− 成績評価基準および方法 −−−◎
提出した各演習時間に作成した解答,受講態度や積極性によ り評価される。演習科目なので、出席状況、受講態度を重視す る。実験科目と同様、全回出席することが要請される。
◎−−− テキスト −−−◎
特にテキストは用いない。各演習時間に用意した問題を 手渡す。
◎−−− 履修上の留意点 −−−◎
基礎電磁気学Ⅰの講義とセットになっているが、単位は 別々に出る。演習は実験科目と同じように、出席していな ければ単位は出ない。
◎−−− 授業計画 −−−◎
1 電荷の基本概念や歴史的な認識を知る。導体と絶縁体の 定義を知る
2 クーロンの法則について、基本的な性質を知り、数学的 な表記を理解する
3 電荷は量子化されていて、その正味の電荷量は保存され ることを知る
4 電場の基本概念と定義を知り、電気力線を描くことがで きる
5 点電荷を例にとって、電場の計算ができるようになり、
電気力線を描くことができる
6 電気双極子や線電荷、面電荷による電場の計算ができる 7 電場の中におかれた各種電荷に働く力を計算することが できる
8 中間小テスト
9 電場束(フラックス)と面積ベクトルの概念を理解でき る
10 ガウスの法則について、その物理的な意味を理解する ことができる
11 ガウスの法則からクーロンの法則を求めることができ て、これら2法則が同一のことを意味していることがわか る
12 ガウスの法則を対称性のある場合に応用して、電場の 大きさを計算できる
13 電気ポテンシャルエネルギーと電位の関係を理解する 14 電場から電位あるいは電位から電場を計算することが できる
15 期末小テスト
2019-6020000687-01 基礎電磁気学演習Ⅰ
平松 信康、西村 秀紀
◎物理物理科:A-1,B-1,C-1
1.電荷の基礎的概念を理解している (A-1)
2.クーロンの法則のベクトル表示について理解している (A-1) 3.電場の基本概念を理解している (A-1)
4.電荷に働く力や電場について、クーロンの法則を使い問題設定を定式化で き、解くことができる (C-1)
5.ガウスの法則について理解している (A-1)
6.電場について、ガウスの法則を使い問題設定を定式化でき、解くことができ る (C-1)
7.電場から電位を計算できる (B-1)
◎ 物理科学科 ディプロマ・ポリシー(DP)
A 【知識・理解】
A-1 物理学の基礎的な知識とその基盤となる数学の知識をもち、科学技 術の中での物理学の位置付けを理解している。
A-2 人文科学、社会科学、自然科学などの基本的な知識をもち、外国語 の基本的な理解力をもっている。
A-3 心身ともに健康であるための知識をもっている。
B 【技能】
B-1 物理学の論理的思考方法を身に付けている。
B-2 物理現象に関する基本的な実験技術と、情報リテラシーとして基本 となる技術を身に付けている。
B-3 基本的なコミュニケーションや、プレゼンテーション技術を身に付 けている。
C 【態度・志向性】
C-1 物理学をはじめ、様々な学問を自ら学習しようとする態度をもって いる。
C-2 物理学の知識をはじめ、学んだ知識を社会で活用しようとする志向 性をもっている。
C-3 学んだ知識を活用して、科学技術や教育など、様々な分野で貢献し ようとする姿勢をもっている。
◎物理ナノサ:A-2,C-1
1.電荷の基礎的概念を理解している (A-2)
2.クーロンの法則のベクトル表示について理解している (A-2) 3.電場の基本概念を理解している (A-2)
4.電荷に働く力や電場について、クーロンの法則を使い問題設定を定式化で き、解くことができる (C-1)
5.ガウスの法則について理解している (A-2)
6.電場について、ガウスの法則を使い問題設定を定式化でき、解くことができ る (C-1)
7.電場から電位を計算できる (A-2)
◎ ナノサイエンス・インスティテュート(物理) ディプロマ・ポリシー(DP)
A 【知識・理解】
A-1 人文科学・社会科学・自然科学についての基本的な知識を身につけ ているとともに、社会と理学との関わりを理解している。
A-2 物理学および化学の基本的・専門的知識を持ち、それらを説明する ことができる。
A-3 ナノサイエンスに関連する分野における基礎的な知識を持ち、その 研究内容を理解している。
B 【技能】
B-1 物理学・化学ならびにそれらを基礎としたナノサイエンスに関連す る実験を実践できる。
B-2 実験結果や調査結果などを整理・分析し、発表・議論することがで きる。
B-3 科学英語を含む基礎的な英語を理解し活用することができる。
C 【態度・志向性】
C-1 自然科学・ナノサイエンスに関する知識と理解を自ら深化・発展さ せようとする姿勢をもっている。
C-2 ナノサイエンスの基礎知識を基盤とし、科学的知識をわかりやすく 人に伝える能力を養う姿勢をもっている。
C-3 研究や実験・実習等を通して集団における自己の役割を理解し、協
調的に行動しようとする姿勢をもっている。
2019-6020000687-01 基礎電磁気学演習Ⅰ
平松 信康、西村 秀紀