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Academic year: 2021

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2021.1.29. no.300

継続と変化

令和2年度特許庁技術懇話会 代表幹事  稲垣 良一

 今年度の特技懇代表幹事を務めております稲垣良一 と申します。特技懇誌は、今号で300号を迎えること になりました。この記念すべき節目の号に、僭越なが ら一筆寄せさせていただきます。

 特技懇誌の歴史を少し振り返ってみます1)2)と、「特許 庁技術懇話会々報」として昭和33年(1958年)に復 刊第1号が発行されました。「復刊」と称しているとお り、同会報の第1号は、昭和25年(1950年)に発行 されています。この最初の発行から現在に至るまで約 70年、特技懇誌は、戦後の知的財産行政と共に、その 歩みを進めてきたものといえるのではないでしょうか。

歴代の執筆者、編集者の御尽力、そして、当誌を手に 取っていただいている読者の皆様の御支援により築か れてきた歩みを止めることなく、読者のニーズや時事 に即した、知的財産に係る情報発信を継続していくこ とができればと思います。

 特技懇誌が 300号というマイルストーンに到達する 一方で、今年度のその他の当会の活動においては、国 内外の新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受けて、

感染拡大を予防する観点を念頭に進めていくこととな りました。特に、例年、夏季に開催させていただいて いる当会の懇親会については、残念ながら中止とさせ ていただきました。懇親会は、特許庁に入庁し、当会 に入会いただいた知財行政の未来を担う新入会員の皆 様を、会員並びに産業財産権の創出・保護・活用等に携 わる来賓の皆様に御紹介させていただく機会であると 共に、新入会員の皆様にとっても、普段の業務から離

れた場で先輩会員や来賓の皆様との親睦を深めていた だく貴重な機会でもありました。当会では、昨今の状 況下において、懇親会に替えて、新入会員の皆様にとっ て少しでも先輩会員との親睦の機会を提供できないか 検討を進め、2020年の年末に少人数での座談会を開 催させていただきました。今号ではその模様も紹介し ておりますのでご覧いただけますと幸いです。

 新型コロナウイルス感染症の感染拡大は、働き方を 含めた生活様式だけでなく、社会の在り方そのものの 変化を、我々がこれまで経験していなかったスピード 感で強いているようにも感じています。この一年あま りの間に、これまでの当たり前が通用しないことを数 多く体感してきた中で、変化を恐れずいろいろ考えを 巡らせてみること、そして、まずは何事も試してみる、

というのが社会の中でより求められていくのではない かとも感じています。

 今回、開催した座談会も1つの変化の形かもしれな いですが、当会の活動においても、会員の皆様の親睦 や研さんに資する活動とは何かを常に考えながら、特 技懇誌のように継続すべきものは着実に継続しつつ、

そして、必要な変化に柔軟に対応しながら取り組んで まいりたいと思います。

 最後までお読みいただきありがとうございました。

それでは、今号の特技懇誌をお楽しみください。

1)特技懇誌の歴史, 特技懇, 2008.8.22, No.250, pp.11−21 2) 「特技懇」誌、60年を振り返る, 特技懇, 2010.11.24, No.259,

pp.2−7

参照

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