研究要旨:
地表水を 水源とす 一回の頻度で計 紫外線処理 を調査した 特に台風
を含むすべての試料で水質が安定し、変動幅は凝集沈澱水、浄水の順に った。
要件(濁度 澱水では 浄水では
とする浄水場に紫外線処理を導入する場合、紫外線設備を凝集沈澱ろ過後に設置すれば、
突発的な水質変動を考慮しても紫外線処理が有効である可能性が示唆された。
A. 研究目的 地表水を 理を
べて との懸念 ら、
の紫外線適用 カとカナダで 浄水施設
地表水(地表水の影響を受ける地下水を 含む)を原水とする施設が
占め 入件数
平成26年度厚生労働科学研究費補助金(
地表水を対象とした浄水処理の濁度管理技術を補完する
研究要旨:
地表水を原水とする浄水場への紫外線処理導入 とする浄水
一回の頻度で計 紫外線処理への影響が を調査した。その結果、
台風や降雨
を含むすべての試料で水質が安定し、変動幅は凝集沈澱水、浄水の順に った。得られた水質データを
要件(濁度2度以下、色度 水では色度5.5
浄水では台風直後を含む
とする浄水場に紫外線処理を導入する場合、紫外線設備を凝集沈澱ろ過後に設置すれば、
突発的な水質変動を考慮しても紫外線処理が有効である可能性が示唆された。
研究目的 地表水を原水 を導入する場合、
べて濁質等の水質変動 懸念が指摘されている ら、北米では地表水を原水 の紫外線適用が
カとカナダで紫外線処理を導入している 浄水施設123箇所
地表水(地表水の影響を受ける地下水を 含む)を原水とする施設が
占め、地下水を原水とする施設よりも 入件数が多かった
平成26年度厚生労働科学研究費補助金(
地表水を対象とした浄水処理の濁度管理技術を補完する 紫外線処理の適用に関する研究
研究分担者
とする浄水場への紫外線処理導入 る浄水場2箇所において
一回の頻度で計7回採水し、
への影響が大きいとされる その結果、原水
や降雨直後の試料で
を含むすべての試料で水質が安定し、変動幅は凝集沈澱水、浄水の順に 得られた水質データを
度以下、色度 5.5度を示した 台風直後を含む14
とする浄水場に紫外線処理を導入する場合、紫外線設備を凝集沈澱ろ過後に設置すれば、
突発的な水質変動を考慮しても紫外線処理が有効である可能性が示唆された。
原水とする浄水場に
する場合、地表水は地下水に比 水質変動の度合いが大きい、
が指摘されている 北米では地表水を原水
が認められており、
紫外線処理を導入している 箇所を調査した事例
地表水(地表水の影響を受ける地下水を 含む)を原水とする施設が
を原水とする施設よりも が多かった(表1)。
平成26年度厚生労働科学研究費補助金(
分担研究報告書
地表水を対象とした浄水処理の濁度管理技術を補完する 紫外線処理の適用に関する研究
研究分担者 小熊久美子
とする浄水場への紫外線処理導入 において、原水、凝集 採水し、総計全42
大きいとされる
原水試料の濁度、色度、紫外 試料で突発的に
を含むすべての試料で水質が安定し、変動幅は凝集沈澱水、浄水の順に 得られた水質データを現行指針の
度以下、色度5度以下、紫外線透過率 を示した1試料を除
14試料すべて
とする浄水場に紫外線処理を導入する場合、紫外線設備を凝集沈澱ろ過後に設置すれば、
突発的な水質変動を考慮しても紫外線処理が有効である可能性が示唆された。
とする浄水場に紫外線処 地表水は地下水に比
の度合いが大きい、
が指摘されている1)。しかしなが 北米では地表水を原水とする施設へ ており、アメリ 紫外線処理を導入している を調査した事例2)では 地表水(地表水の影響を受ける地下水を 含む)を原水とする施設が全体の76%を
を原水とする施設よりも
(表1)。
‑ 1 ‑
平成26年度厚生労働科学研究費補助金(健康安全・危機管理対策総合研究事業 分担研究報告書
地表水を対象とした浄水処理の濁度管理技術を補完する 紫外線処理の適用に関する研究
小熊久美子 東京大学大学院工学系研究科
とする浄水場への紫外線処理導入 原水、凝集沈澱 42試料について 大きいとされる濁度、色度、
濁度、色度、紫外 突発的に変動した。
を含むすべての試料で水質が安定し、変動幅は凝集沈澱水、浄水の順に
指針の示す地表水以外に対する紫外線処理適用の水質 度以下、紫外線透過率
試料を除く13試料が水質要件を満たし すべてが水質要件を満足した
とする浄水場に紫外線処理を導入する場合、紫外線設備を凝集沈澱ろ過後に設置すれば、
突発的な水質変動を考慮しても紫外線処理が有効である可能性が示唆された。
紫外線処 地表水は地下水に比
の度合いが大きい、
。しかしなが とする施設へ アメリ 紫外線処理を導入している では、
地表水(地表水の影響を受ける地下水を
%を を原水とする施設よりも導
表1.北米
健康安全・危機管理対策総合研究事業 分担研究報告書
地表水を対象とした浄水処理の濁度管理技術を補完する 紫外線処理の適用に関する研究
東京大学大学院工学系研究科
とする浄水場への紫外線処理導入の可能性を検討する 沈澱水(砂ろ過前)、浄水の 試料について水質を分析
色度、紫外線透過率 濁度、色度、紫外線透過率
。一方、凝集
を含むすべての試料で水質が安定し、変動幅は凝集沈澱水、浄水の順に
地表水以外に対する紫外線処理適用の水質 度以下、紫外線透過率75%以上)と比較すると、
試料が水質要件を満たし が水質要件を満足した
とする浄水場に紫外線処理を導入する場合、紫外線設備を凝集沈澱ろ過後に設置すれば、
突発的な水質変動を考慮しても紫外線処理が有効である可能性が示唆された。
表1.北米における 浄水施設
(文献
健康安全・危機管理対策総合研究事業
地表水を対象とした浄水処理の濁度管理技術を補完する 紫外線処理の適用に関する研究
東京大学大学院工学系研究科
を検討するため、都市河川を 水(砂ろ過前)、浄水の
分析した。分析項目として、
紫外線透過率に着目し、その変動幅 透過率はいずれも変動が大きく、
一方、凝集沈澱水、浄水 を含むすべての試料で水質が安定し、変動幅は凝集沈澱水、浄水の順に
地表水以外に対する紫外線処理適用の水質
%以上)と比較すると、
試料が水質要件を満たし( が水質要件を満足した。よって、
とする浄水場に紫外線処理を導入する場合、紫外線設備を凝集沈澱ろ過後に設置すれば、
突発的な水質変動を考慮しても紫外線処理が有効である可能性が示唆された。
における紫外線 浄水施設の原水構成
(文献2)より筆者作成)
健康安全・危機管理対策総合研究事業
地表水を対象とした浄水処理の濁度管理技術を補完する
東京大学大学院工学系研究科
ため、都市河川を 水(砂ろ過前)、浄水の3試料を
分析項目として、
に着目し、その変動幅 も変動が大きく、
浄水では台風直後 を含むすべての試料で水質が安定し、変動幅は凝集沈澱水、浄水の順に次第に小さくな 地表水以外に対する紫外線処理適用の水質
%以上)と比較すると、凝集
(適合率約93 よって、地表水を原水 とする浄水場に紫外線処理を導入する場合、紫外線設備を凝集沈澱ろ過後に設置すれば、
突発的な水質変動を考慮しても紫外線処理が有効である可能性が示唆された。
紫外線処理を備えた 原水構成
より筆者作成)
健康安全・危機管理対策総合研究事業)
ため、都市河川を 試料を月 分析項目として、
に着目し、その変動幅 も変動が大きく、
では台風直後 小さくな 地表水以外に対する紫外線処理適用の水質 凝集沈 93%)、 地表水を原水 とする浄水場に紫外線処理を導入する場合、紫外線設備を凝集沈澱ろ過後に設置すれば、
処理を備えた
‑ 2 ‑ これら北米の施設では、原水水質が極め て良好な特例を除き、地表水を原水とす る浄水場では凝集、沈殿、ろ過処理の後 段に紫外線照射槽を設置することが一般 的であり、台風や豪雨等に伴う原水濁度 の急上昇など地表水に特徴的な水質変動 は、紫外線照射に至る前の処理工程で対 応する設計思想が見られる。一方、日本 の地表水を水源とする浄水場では、原水 および工程水(凝集沈澱後および凝集沈 澱ろ過後)の水質変動について、紫外線 処理の適用可能性という観点から整理さ れた知見は乏しい。
そこで本研究では、研究期間全体を通 じた最終目標として、以下を設定する。
(1) 地表水への紫外線処理適用において 鍵となる水質項目の抽出とその変動 幅の整理
(2) (1)の変動幅における紫外線処理の安 定性、すなわち、日々の水質変動に 対する紫外線処理の頑健性の評価 (3) (1)(2)をふまえた装置設計や運転管
理方法など実務に資する提言
本年度は、上記(1)を研究目的とした。
すなわち、地表水を原水とする国内浄水 場への紫外線処理導入の可能性を検討す るため、注目すべき水質項目を抽出し、
それら項目の浄水場原水および処理工程 水における変動幅を調査した。
B. 研究方法
1.注目すべき水質項目の選定
2007年3月に通知された「水道におけ るクリプトスポリジウム等対策指針」改 訂 版 3)では、水道原水に係るクリプトス ポリジウムによる汚染の可能性の程度を レベル1(汚染の可能性は低い)からレ ベル4(汚染のおそれが高い)の四段階 に分類し、各レベルに応じた施設整備、
原水等の検査、運転管理、施設整備中の 管理等の措置を示している。このうち、
現行の指針で紫外線処理の適用が認めら れているのは、原水中に指標菌(大腸菌 又は嫌気性芽胞菌)が検出され、かつ、
地表水以外を原水とする場合(レベル3)
である。レベル3に該当する施設では、
ろ過池出口濁度を 0.1 度以下に維持する か、紫外線設備を導入することが有効な 措置とされている。
同指針では、レベル3に該当する施設に おいて紫外線処理を適用する場合、処理 対象とする水が以下 a)〜c)の水質を満た すものであることとしている。
a) 濁度2度以下 b) 色度5度以下
c) 紫外線透過率(253.7nm付近)が75%
を 超 え る こ と ( 紫 外 線 吸 光 度 は 0.125abs./10mmを下回ること)
さらに、 鉄分、 マンガン、 硬度成分 によるランプスリーブ表面へのスケール 付着を低減する観点から、以下d)〜f)の水 質を満たすものが好ましいとされている.
d) 鉄0.1 mg/L以下 e) 硬度140 mg/L以下 f) マンガン0.05 mg/L以下
これらの情報を踏まえ、本研究では、
地表水への紫外線適用に際し注目すべき
‑ 3 ‑ 水質項目として、現行指針で「水質を満 たすこと」とされた濁度、色度、紫外線 透過率の3項目を重視し、その変動幅を 調査することとした。また、現行指針で
「水質を満たすことが好ましい」とされ た鉄、硬度、マンガンについて、一部の 試料について独自に分析したほか、各浄 水場の定期水質分析結果の公表値を参照 した。
2.試料採取
都市河川を水源とする浄水場A、Bの 2施設において、原水、凝集沈澱水(砂 ろ過前)、浄水の3試料を2014年9月か ら2015年3月の7ヶ月間、毎月1 回の 頻度で計7回採水し、水質分析に供した。
浄水場 A、B とも取水位置における水源 河川は A 類型に指定されている。また、
両浄水場とも前塩素処理を実施し、その 残留塩素が砂ろ過池出口でも検出されて いることから、凝集沈澱砂ろ過水(後塩 素添加前)と浄水の水質的な違いは実質 的に残留塩素濃度の差のみと考えられた。
そこで本研究では、凝集沈澱砂ろ過水と 同等の水質を示す試料として採取の容易 な浄水を対象試料とした。
濁度、色度、紫外線透過率、粒径分布、
大腸菌(群)、鉄およびマンガンの測定に は、採水試料そのままを供した。溶存有 機 炭 素 (Dissolved Organic Carbon, DOC)、 三次 元 励 起蛍光 マ ト リック ス
(Excitation Emission Matrix, EEM)の 測定には、採水直後にオンサイトで膜ろ 過除菌(孔径0.45μm精密ろ過膜、PTFE 製)した試料を供した。試料はそれぞれ 滅菌済みプラスチックボトルに満水を保
って封入し、4℃に保冷して実験室に輸送 し、分析した。
3.分析項目と方法
濁度および色度は透過光測定法を原理 とするデジタル濁色度計(AQUA Doctor
WA-PT-4DG、共立理化学研究所)を用い、
濁度は870nm透過率、色度は390nm透 過率として定量した。すなわち、単位は 濁度、色度とも[度]であった。紫外線透過 率は、分光光度計(UH5300、HITACHI) による 254nm 吸光度(A254[cm-1])を用 いて以下の計算式に従い算出した。
透過率
溶存有機炭素は全有機炭素計(TOC-L CSH/CPH,Shimadzu)で定量した。溶 存有機物組成は励起蛍光マトリックスか ら推定することとし、蛍光分光光度計
(Agilent Cary Eclipse,Agilent)を用 い て励 起 波 長 220-450nm、 蛍 光 波 長 230-600nm において測定した。微粒子の粒 径分布は、動的光散乱式ナノトラック粒 度分析計(UPA-EX150、日機装、公称定 量範囲0.8nm‐6.54μm)により測定した。
鉄およびマンガンの分析には、ポータブ ル吸光光度計(DR809, HACH)を用いた。
原水中の大腸菌(群)濃度は、クロモカ ルト寒天培地(Merk)を用い、37℃で一 晩培養後に形成した青いコロニーを大腸 菌、赤いコロニーと青いコロニーの和を 大腸菌群として試験水 1mL あたりのコ ロニー数(Colony forming unit, CFU) を算定した。
(倫理面への配慮)
‑ 4 ‑ 本研究は地表水およびその浄水工程水 中に含まれる天然の水質成分を分析した ものであるため、倫理面の問題はない。
C. 研究結果 1.降水量
浄水場上流に位置する最寄りのアメダ ス観測所を選定し、採水期間中の降水量 データ4)と採水日の関係を整理した。
[浄水場A]
[浄水場B]
図1.浄水場上流のアメダス観測所にお ける日降水量と採水日
(気象庁データ4)より筆者作成)
10月の採水では、浄水場Aでは採水前 日から当日にかけて、浄水場Bでは採水 2日前から当日にかけて、それぞれ台風が 到来し、ともに水源河川流域に強い降雨 があった。また、3 月は、採水 2 日前か ら前日にかけていずれの浄水場でも上流 域でまとまった降雨があった(3 月 1 日 の 降 水 量 は 浄 水 場 A 上 流 の 観 測 所 で 37mm/日 、 浄 水 場 B 上 流 の 観 測 所 で
22mm/日)。その他の採水月にも散発的な
降水はあったが、採水 2 日前から当日に かけて10月や3月に匹敵する降水はなか った。
2.濁度と色度
濁度と色度の全測定データを表2(巻末)
に、濁度の月ごとの変化を図2に、色度 の月ごとの変化を図3に示す。原水の水 質変動が大きく、特に台風と降雨の影響 があった10月と3月に濁度・色度とも著 しく高い値を示した。よって、試料ごと の平均値と標準偏差を用いた評価は不適 切と判断し、データの分布型に依存しな い記述統計量として、最大値・中央値・最 小値に注目した。測定値の変動範囲を図 4および図5に示す。なお、図4、5に おける外れ値とは、四分位区間(全測定 値の25%値から75%値までの範囲、すな わち図中の箱の示す範囲)の 1.5 倍を 75%値に加算、または25%値から減算し た値を超過する値または下回る値として 統計学的に定義される5)。この結果、浄水 場Aにおける台風直後の10月原水試料の 濁度と色度、および浄水場Bの12月の凝 集沈澱水の色度は外れ値に該当し、特異 的な水質と判定された。いずれの浄水場 でも、原水の濁度および色度は大きく変
0 50 100 150 200
2014/9/20 2014/11/19 2015/1/18 2015/3/19
降水量mm/日
2014/9/2510/7
11/4 12/1
2015/1/6 2/2 3/2
0 50 100 150 200
2014/9/20 2014/11/19 2015/1/18 2015/3/19
降水量mm/日
2014/9/2910/16
11/412/2
2015/1/62/3 3/3 採水日
採水日
動したものの、凝集沈澱水、浄水と処理 工程を経るごとに変動幅が減少し、次第 に水質が安定した。
色度が外れ値(
Bの
および全ての浄水が、紫外線適用が認め られる濁度、色度の要件を満足した。な お、色度が外れ値となった凝集沈澱水に ついては、同日の原水色度が他試料に比 べてやや高い傾向にあったものの突出し た特徴はなく、色度が平時に比べて高か った理由は不明である。なお、同日に採 水した浄水の色度は
線処理適用の観点からは十分に低い値で あった。
動したものの、凝集沈澱水、浄水と処理 工程を経るごとに変動幅が減少し、次第 に水質が安定した。
色度が外れ値(
の12月の凝集沈澱水を除く凝集沈澱水、
および全ての浄水が、紫外線適用が認め られる濁度、色度の要件を満足した。な お、色度が外れ値となった凝集沈澱水に ついては、同日の原水色度が他試料に比 べてやや高い傾向にあったものの突出し た特徴はなく、色度が平時に比べて高か った理由は不明である。なお、同日に採 水した浄水の色度は
線処理適用の観点からは十分に低い値で あった。
動したものの、凝集沈澱水、浄水と処理 工程を経るごとに変動幅が減少し、次第 に水質が安定した。
色度が外れ値(5.5度)となった浄水場 月の凝集沈澱水を除く凝集沈澱水、
および全ての浄水が、紫外線適用が認め られる濁度、色度の要件を満足した。な お、色度が外れ値となった凝集沈澱水に ついては、同日の原水色度が他試料に比 べてやや高い傾向にあったものの突出し た特徴はなく、色度が平時に比べて高か った理由は不明である。なお、同日に採 水した浄水の色度は 0.5 度であり、紫外 線処理適用の観点からは十分に低い値で 動したものの、凝集沈澱水、浄水と処理 工程を経るごとに変動幅が減少し、次第
度)となった浄水場 月の凝集沈澱水を除く凝集沈澱水、
および全ての浄水が、紫外線適用が認め られる濁度、色度の要件を満足した。な お、色度が外れ値となった凝集沈澱水に ついては、同日の原水色度が他試料に比 べてやや高い傾向にあったものの突出し た特徴はなく、色度が平時に比べて高か った理由は不明である。なお、同日に採 度であり、紫外 線処理適用の観点からは十分に低い値で
‑ 5 ‑ 動したものの、凝集沈澱水、浄水と処理 工程を経るごとに変動幅が減少し、次第
度)となった浄水場 月の凝集沈澱水を除く凝集沈澱水、
および全ての浄水が、紫外線適用が認め られる濁度、色度の要件を満足した。な お、色度が外れ値となった凝集沈澱水に ついては、同日の原水色度が他試料に比 べてやや高い傾向にあったものの突出し た特徴はなく、色度が平時に比べて高か った理由は不明である。なお、同日に採 度であり、紫外 線処理適用の観点からは十分に低い値で
[浄水場
[浄水場
図
(括弧内は濁度
浄水場A]
浄水場B]
図2.浄水場
括弧内は濁度
値、浄水は全試料において 原水
.浄水場A、 Bにおける濁度 経月変化
括弧内は濁度10度を超過した試料の測定 値、浄水は全試料において
凝集沈澱
における濁度 経月変化
度を超過した試料の測定 値、浄水は全試料において0.0度)
凝集沈澱水 浄水 における濁度の
度を超過した試料の測定
)
[浄水場
[浄水場
図3.浄水場
(括弧内は色度 浄水場A]
浄水場B]
.浄水場 A、
化
括弧内は色度10 原水
、B における色度
10度を超過した試料の測定 値)
凝集沈澱水
における色度の経月変
度を超過した試料の測定 水 浄水
‑ 6 ‑ の経月変
度を超過した試料の測定
(試料ごとのデータ数
( 濁度(度)色度(度)
図
(試料ごとのデータ数
図5
(n=7、数値は外れ値、
0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 35.0 40.0 45.0
原水
濁度(度)
0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0
原水
色度(度)
図4.濁度の変動
(試料ごとのデータ数n=7
図5.色度の変動
、数値は外れ値、凡例 42.1
原水 凝集沈澱水 浄水
浄水場A
54.7
原水 凝集沈澱水 浄水
浄水場A
.濁度の変動
n=7、数値は外れ値
.色度の変動 凡例は図4に
原水 凝集沈澱水 浄水
浄水場B 最大値 75%
中央値 25%
最小値 外れ値 凡例:
5.5
原水 凝集沈澱水 浄水
浄水場B
、数値は外れ値)
に同じ)
浄水
最大値
%値 中央値
%値 最小値 外れ値
5.5
浄水
‑ 7 ‑ 3.紫外線透過率
紫外線透過率の全測定結果を表3(巻末)
に、月ごとの変化を図6に、変動範囲を 図7に示す。
[浄水場A]
[浄水場B]
図6.浄水場A、 Bにおける紫外線透過
率の経月変化
濁度・色度と同様、原水における変動は 大きく特に台風直後の10月や降雨後の3 月の試料で著しく低い透過率を示した。
一方、凝集沈澱水および浄水はすべての 試料において透過率 93.6%以上を保ち、
安定して良好な水質を維持した。紫外線 適用可能な水質要件の観点では、すべて の試料で紫外線透過率75%以上を満足し、
濁度 2度、色度5度の指針値に比べて、
紫外線透過率75%以上は比較的達成しや すい項目であることが示唆された。
図7.紫外線透過率の変動
(n=7、数値は外れ値、凡例は図4に同じ)
60.0 70.0 80.0 90.0 100.0
9月 10 月
11 月
12 月
1月 2月 3月
紫外線透過率(%)
原水 凝集沈澱水 浄水
63.1
93.6 97.7
60.0 70.0 80.0 90.0 100.0
原水 凝集沈澱水 浄水 原水 凝集沈澱水 浄水
紫外線透過率(%)
浄水場A 浄水場B
60.0 70.0 80.0 90.0 100.0
9月 10 月
11 月
12 月
1月 2月 3月
紫外線透過率(%)
4.
図8
月変化を示す。いずれの浄水場でも台風 直後の
に伴い低減したが、濁度や色度にくらべ て低減率は小さかった。
[浄水場
[浄水場
.溶存有機炭素 8に溶存有機炭素(
月変化を示す。いずれの浄水場でも台風 直後の10月に高い値を示した。
に伴い低減したが、濁度や色度にくらべ て低減率は小さかった。
浄水場A]
浄水場B]
図8.浄水場 DOC
原水
溶存有機炭素と溶存有機物組成 に溶存有機炭素(DOC
月変化を示す。いずれの浄水場でも台風 月に高い値を示した。
に伴い低減したが、濁度や色度にくらべ て低減率は小さかった。
浄水場A、 B
DOCの経月変化
凝集沈澱
と溶存有機物組成 DOC)濃度の経 月変化を示す。いずれの浄水場でも台風 月に高い値を示した。浄水処理 に伴い低減したが、濁度や色度にくらべ
Bにおける の経月変化
凝集沈澱水 浄水
‑ 8 ‑
)濃度の経 月変化を示す。いずれの浄水場でも台風 処理 に伴い低減したが、濁度や色度にくらべ
溶存有機物の質的特性を把握するため 起蛍光マトリクス(
EEM 図9
例として、図 月の
凡例は任意単位(
すべての試料についてスケールを固定して おり、強度の相対的な大小について試料間 の相互比較が可能である。
では、フルボ酸様物質、トリプトファン関 連物質
10月
月には凝集沈殿処理によって、溶存有機物 の多くが除去されたことが分かった。
月によって浄水工程における除去のタイミ ングに違いがあったことについて、詳細は 不明であるが、凝
違いが影響したことから、粒子表面に吸着 していた有機物の挙動
性が推察される。
I:チロシン関連物質 III:
V:
溶存有機物の質的特性を把握するため 起蛍光マトリクス(
EEMの領域ごとの成分は既報 9に従うことが知られている。
例として、図10
月のEEM分析結果を示す。
凡例は任意単位(
すべての試料についてスケールを固定して おり、強度の相対的な大小について試料間 の相互比較が可能である。
では、フルボ酸様物質、トリプトファン関 連物質、フミン酸様物質が卓越していたが、
月11月にはろ過処理によって
月には凝集沈殿処理によって、溶存有機物 の多くが除去されたことが分かった。
月によって浄水工程における除去のタイミ ングに違いがあったことについて、詳細は 不明であるが、凝
違いが影響したことから、粒子表面に吸着 していた有機物の挙動
が推察される。
チロシン関連物質 III:フルボ酸様物質 V:フミン酸様物質
図9.溶存物質
溶存有機物の質的特性を把握するため 起蛍光マトリクス(EEM)
の領域ごとの成分は既報 に従うことが知られている。
10に浄水場
分析結果を示す。
凡例は任意単位(arbitrary unit,
すべての試料についてスケールを固定して おり、強度の相対的な大小について試料間 の相互比較が可能である。
では、フルボ酸様物質、トリプトファン関 フミン酸様物質が卓越していたが、
月にはろ過処理によって
月には凝集沈殿処理によって、溶存有機物 の多くが除去されたことが分かった。
月によって浄水工程における除去のタイミ ングに違いがあったことについて、詳細は 不明であるが、凝集沈澱処理での除去率の 違いが影響したことから、粒子表面に吸着 していた有機物の挙動が関与していた可能
が推察される。
チロシン関連物質, II:トリプトシン関連物質 フルボ酸様物質, IV: 溶存微生物産生物質 フミン酸様物質
溶存物質のEEM
溶存有機物の質的特性を把握するため
) 測定を行った。
の領域ごとの成分は既報6)により概ね に従うことが知られている。結果の一
に浄水場Bの10月から 分析結果を示す。なお、図
arbitrary unit, au)であるが、
すべての試料についてスケールを固定して おり、強度の相対的な大小について試料間 の相互比較が可能である。浄水場Bの では、フルボ酸様物質、トリプトファン関
フミン酸様物質が卓越していたが、
月にはろ過処理によって、 12 月には凝集沈殿処理によって、溶存有機物 の多くが除去されたことが分かった。
月によって浄水工程における除去のタイミ ングに違いがあったことについて、詳細は 集沈澱処理での除去率の 違いが影響したことから、粒子表面に吸着 が関与していた可能
トリプトシン関連物質 溶存微生物産生物質
EEM出現領域
溶存有機物の質的特性を把握するため、励 測定を行った。
により概ね 結果の一 月から1 なお、図10の
)であるが、
すべての試料についてスケールを固定して おり、強度の相対的な大小について試料間 の原水 では、フルボ酸様物質、トリプトファン関
フミン酸様物質が卓越していたが、
12月1 月には凝集沈殿処理によって、溶存有機物 の多くが除去されたことが分かった。採水 月によって浄水工程における除去のタイミ ングに違いがあったことについて、詳細は 集沈澱処理での除去率の 違いが影響したことから、粒子表面に吸着 が関与していた可能
トリプトシン関連物質, 溶存微生物産生物質,
出現領域6)
図
DOC は同等でも 料が確認された。
凝集沈澱水の EEM
別の浄水を比較すると 他月に比べて高かったが
強度はむしろ他月よりも低かった。
わち、
程に伴う溶存有機物の質の変化を視覚的 に捉えることができた。溶存有機物組成 による紫外線処理性への影響
討課題であるが
分析方法となりうること 5.粒径分布
およそ
粒子の粒径分布測定を試みたが、凝集沈 澱水および浄水では試料中の粒子総数が 少なく
水試料でも
る粒子の存在量は少なく、粒径の 移を明確に捉えることは困難であった。
図10.浄水場
DOCとEEMを比較すると は同等でも EEM
が確認された。
凝集沈澱水の DOC
EEM強度は11月で大きかった。また、
浄水を比較すると 他月に比べて高かったが
強度はむしろ他月よりも低かった。
わち、EEM測定
程に伴う溶存有機物の質の変化を視覚的 に捉えることができた。溶存有機物組成 による紫外線処理性への影響
課題であるが
分析方法となりうること
.粒径分布 およそ0.8nm〜
粒子の粒径分布測定を試みたが、凝集沈 澱水および浄水では試料中の粒子総数が 少なく、検出に
水試料でも測定対象範囲
粒子の存在量は少なく、粒径の 移を明確に捉えることは困難であった。
.浄水場Bにおける
を比較すると EEM 強度が著しく が確認された。例えば、11
DOC は同等であったが 月で大きかった。また、
浄水を比較すると、10 他月に比べて高かったが、
強度はむしろ他月よりも低かった。
測定により、浄水場の処理工 程に伴う溶存有機物の質の変化を視覚的 に捉えることができた。溶存有機物組成 による紫外線処理性への影響
課題であるが、EEM測定が 分析方法となりうることが示された
〜6.54mの粒径をもつ微 粒子の粒径分布測定を試みたが、凝集沈 澱水および浄水では試料中の粒子総数が
、検出に至らなかった。
測定対象範囲の
粒子の存在量は少なく、粒径の 移を明確に捉えることは困難であった。
におけるEEM変化
を比較すると、 DOC濃度 著しく異なる
11月と12月の は同等であったが 月で大きかった。また、
10 月の DOC
、 10 月の EEM 強度はむしろ他月よりも低かった。すな 浄水場の処理工 程に伴う溶存有機物の質の変化を視覚的 に捉えることができた。溶存有機物組成 による紫外線処理性への影響は今後の
測定がその有用な が示された。
の粒径をもつ微 粒子の粒径分布測定を試みたが、凝集沈 澱水および浄水では試料中の粒子総数が
なかった。また、
の粒径に該当す 粒子の存在量は少なく、粒径の経月推 移を明確に捉えることは困難であった。
‑ 9 ‑ 変化
濃度 異なる試 月の は同等であったが、
月で大きかった。また、月 DOC は EEM すな 浄水場の処理工 程に伴う溶存有機物の質の変化を視覚的 に捉えることができた。溶存有機物組成 は今後の検 有用な
。
の粒径をもつ微 粒子の粒径分布測定を試みたが、凝集沈 澱水および浄水では試料中の粒子総数が また、原 に該当す 経月推 移を明確に捉えることは困難であった。
定性的には、
の原水のほうが粒子径
ノスケール粒子)を多く含む傾向が見ら れた。
台風直後の試料は 粒子へシフトする
一般に、粒子による紫外線処理への影響 を検討した先行研究
から り7
処理性への影響は不明な点が多
スケール粒子は、微生物を光子から保護 し紫外線処理効率を低下させる「遮蔽効 果(
れるが、紫外線の散乱や反射、微生物の 凝集性への影響などを介して間接的に紫 外線処理効率に影響する可能性がある。
よって、
よる
究で調査する 果から
ケール 用いた
とが判明した。
川中の
の添加など、実験設計 考えられた
6.
原水中の大腸菌 11
原水試料
スポリジウム等対策指針
ベル4(原水中に指標菌を検出し地表水 を原水とする施設
出口濁度を
定性的には、浄水場 原水のほうが粒子径
ノスケール粒子)を多く含む傾向が見ら れた。また、いずれの浄水場でも
台風直後の試料は 粒子へシフトする
一般に、粒子による紫外線処理への影響 を検討した先行研究
から数十 μm
7-10)、ナノスケール微粒子による紫外線
処理性への影響は不明な点が多
スケール粒子は、微生物を光子から保護 し紫外線処理効率を低下させる「遮蔽効 果(shielding effects
れるが、紫外線の散乱や反射、微生物の 凝集性への影響などを介して間接的に紫 外線処理効率に影響する可能性がある。
よって、ナノスケール粒子の粒径分布 よる紫外線処理性
で調査する余地は 果から、自然河川
ケール粒子は存在量が少なく、それら 用いた微生物不活化実験
とが判明した。
川中の微粒子成分の濃縮、
の添加など、実験設計 考えられた。
.その他の 原水中の大腸菌
1に示す。いずれの浄水場
原水試料で大腸菌陽性であり、クリプト スポリジウム等対策指針
ベル4(原水中に指標菌を検出し地表水 を原水とする施設
出口濁度を 0.1
浄水場Bに比べて 原水のほうが粒子径の小さい
ノスケール粒子)を多く含む傾向が見ら また、いずれの浄水場でも
台風直後の試料は粒径分布が 粒子へシフトする傾向が見られた。
一般に、粒子による紫外線処理への影響 を検討した先行研究の多く
m の粒子について調査してお ナノスケール微粒子による紫外線 処理性への影響は不明な点が多
スケール粒子は、微生物を光子から保護 し紫外線処理効率を低下させる「遮蔽効 effects)」は小さいと推察さ れるが、紫外線の散乱や反射、微生物の 凝集性への影響などを介して間接的に紫 外線処理効率に影響する可能性がある。
ナノスケール粒子の粒径分布 紫外線処理性への影響
余地はあるが、
自然河川水中に含まれる は存在量が少なく、それら 微生物不活化実験
とが判明した。今後の研究では 微粒子成分の濃縮、
の添加など、実験設計上の工夫が必要
その他の水質項目
原水中の大腸菌および大腸菌 に示す。いずれの浄水場
大腸菌陽性であり、クリプト スポリジウム等対策指針
ベル4(原水中に指標菌を検出し地表水 を原水とする施設、現行指針ではろ過
0.1 度以下に維持することが に比べて浄水場 の小さい濁質(ナ ノスケール粒子)を多く含む傾向が見ら
また、いずれの浄水場でも10 粒径分布が径の大き 傾向が見られた。
一般に、粒子による紫外線処理への影響 の多くは粒径数 の粒子について調査してお ナノスケール微粒子による紫外線 処理性への影響は不明な点が多い。
スケール粒子は、微生物を光子から保護 し紫外線処理効率を低下させる「遮蔽効
)」は小さいと推察さ れるが、紫外線の散乱や反射、微生物の 凝集性への影響などを介して間接的に紫 外線処理効率に影響する可能性がある。
ナノスケール粒子の粒径分布 影響について あるが、本年度の 水中に含まれるナノス は存在量が少なく、それら 微生物不活化実験は困難であ
今後の研究では、自然 微粒子成分の濃縮、モデル微
上の工夫が必要
および大腸菌群数 に示す。いずれの浄水場でもすべての
大腸菌陽性であり、クリプト スポリジウム等対策指針 3)の定義するレ ベル4(原水中に指標菌を検出し地表水
現行指針ではろ過 度以下に維持することが
浄水場A 濁質(ナ ノスケール粒子)を多く含む傾向が見ら 10月の 大きい 傾向が見られた。
一般に、粒子による紫外線処理への影響 数 μm の粒子について調査してお ナノスケール微粒子による紫外線 い。ナノ スケール粒子は、微生物を光子から保護 し紫外線処理効率を低下させる「遮蔽効
)」は小さいと推察さ れるが、紫外線の散乱や反射、微生物の 凝集性への影響などを介して間接的に紫 外線処理効率に影響する可能性がある。
ナノスケール粒子の粒径分布に について本研 年度の結 ナノス は存在量が少なく、それらを であるこ 自然河 微粒子 上の工夫が必要と
群数を図 すべての 大腸菌陽性であり、クリプト の定義するレ ベル4(原水中に指標菌を検出し地表水 現行指針ではろ過池 度以下に維持することが
求められる)に該当することが確認され た。大腸菌
台風直後の
で高くなる傾向がみられた。
[浄水場
[浄水場
図1
鉄およびマンガンについて、いずれの浄 水場でも台風直後に採水した
水試料で紫外線適用において好ましいと される推奨値(鉄
求められる)に該当することが確認され た。大腸菌および大腸菌群
台風直後の10月や降雨直後の で高くなる傾向がみられた。
浄水場A]
浄水場B]
11.浄水場 よび
鉄およびマンガンについて、いずれの浄 水場でも台風直後に採水した
水試料で紫外線適用において好ましいと される推奨値(鉄
大腸菌群数
求められる)に該当することが確認され および大腸菌群
月や降雨直後の で高くなる傾向がみられた。
浄水場A、 B原水中の大腸菌 よび大腸菌群数
鉄およびマンガンについて、いずれの浄 水場でも台風直後に採水した
水試料で紫外線適用において好ましいと される推奨値(鉄 0.1mg/L
大腸菌群数
求められる)に該当することが確認され および大腸菌群濃度は、特に 月や降雨直後の3月の試料 で高くなる傾向がみられた。
原水中の大腸菌 数
鉄およびマンガンについて、いずれの浄 水場でも台風直後に採水した 10 月の原 水試料で紫外線適用において好ましいと 0.1mg/L、 マンガン
大腸菌
‑ 10 ‑ 求められる)に該当することが確認され
濃度は、特に 月の試料
原水中の大腸菌お
鉄およびマンガンについて、いずれの浄 月の原 水試料で紫外線適用において好ましいと マンガン
0.05mg/L
水、浄水の全試料で推奨値を下回り、定 量 下 限 値 ( 鉄
0.02mg/L 的に推移した。
硬度 63mg/L 86mg/L
一定の値を示した。また、浄水処理工程 を経ても原水とほぼ同じ値を示し、
線適用における推奨値 下回った。
D.
総じて、
台風や降雨の後に特異的な水質が観察さ れることが多かった。一方、
浄水と処理が進むに従い水質変動の幅が 小さくなり、
定して良好な水質を維持
が示した紫外線処理適用の水質要件 2度以下、色度
以上)と比較すると、凝集沈澱水では色度 5.5
要件を満たし(適合率約 台風直後を含む
を満たした(適合率 紫外線透過率 色度、
いて、
た(表4)。
原水、凝集沈澱水とも 関が最も高いのは
度は、原水試料では紫外線透過率と高い相 関を示したものの、凝集沈澱水では相関は
0.05mg/L)を超過したものの、凝集沈澱
水、浄水の全試料で推奨値を下回り、定 量 下 限 値 ( 鉄
0.02mg/L)と同等またはそれ以下で安定
的に推移した。
硬度は、浄水場 63mg/L、浄水場 86mg/Lであり、
一定の値を示した。また、浄水処理工程 を経ても原水とほぼ同じ値を示し、
線適用における推奨値 下回った。
D. 考察
総じて、原水水質は変動
台風や降雨の後に特異的な水質が観察さ れることが多かった。一方、
浄水と処理が進むに従い水質変動の幅が 小さくなり、台風や降雨の直後を含めて 定して良好な水質を維持
が示した紫外線処理適用の水質要件 度以下、色度
以上)と比較すると、凝集沈澱水では色度 5.5度を示した
要件を満たし(適合率約 台風直後を含む
を満たした(適合率 紫外線透過率
色度、DOC、鉄、マンガン いて、ピアソンの積率相関係数
(表4)。いずれの浄水場 原水、凝集沈澱水とも
が最も高いのは
度は、原水試料では紫外線透過率と高い相 関を示したものの、凝集沈澱水では相関は
)を超過したものの、凝集沈澱 水、浄水の全試料で推奨値を下回り、定 量 下 限 値 ( 鉄 0.03mg/L
)と同等またはそれ以下で安定 的に推移した。
浄水場 A の原水試料で最大値 浄水場 B の原水試料で最大値 であり、台風や降雨の後でもほぼ 一定の値を示した。また、浄水処理工程 を経ても原水とほぼ同じ値を示し、
線適用における推奨値 140 mg/L
原水水質は変動
台風や降雨の後に特異的な水質が観察さ れることが多かった。一方、
浄水と処理が進むに従い水質変動の幅が 台風や降雨の直後を含めて 定して良好な水質を維持し
が示した紫外線処理適用の水質要件 度以下、色度5度以下、紫外線透過率 以上)と比較すると、凝集沈澱水では色度
度を示した1試料を除く 要件を満たし(適合率約93
台風直後を含む14試料すべてが水質要件 を満たした(適合率100%)。
紫外線透過率とその他水質項目(
、鉄、マンガン ピアソンの積率相関係数
いずれの浄水場
原水、凝集沈澱水とも、紫外線透過率 が最も高いのは色度であった。一方 度は、原水試料では紫外線透過率と高い相 関を示したものの、凝集沈澱水では相関は
)を超過したものの、凝集沈澱 水、浄水の全試料で推奨値を下回り、定 0.03mg/L、 マ ン ガ ン
)と同等またはそれ以下で安定
の原水試料で最大値 の原水試料で最大値 台風や降雨の後でもほぼ 一定の値を示した。また、浄水処理工程 を経ても原水とほぼ同じ値を示し、
140 mg/L を常に
原水水質は変動が大きく、特に 台風や降雨の後に特異的な水質が観察さ れることが多かった。一方、凝集沈澱水、
浄水と処理が進むに従い水質変動の幅が 台風や降雨の直後を含めて
した。現行の指針 が示した紫外線処理適用の水質要件(
度以下、紫外線透過率 以上)と比較すると、凝集沈澱水では色度
試料を除く13試料が水質 93%)、浄水では 試料すべてが水質要件
%)。
水質項目(濁度、
、鉄、マンガン)との関連につ ピアソンの積率相関係数rを算出し いずれの浄水場でも、また、
紫外線透過率 であった。一方 度は、原水試料では紫外線透過率と高い相 関を示したものの、凝集沈澱水では相関は
)を超過したものの、凝集沈澱 水、浄水の全試料で推奨値を下回り、定 マ ン ガ ン
)と同等またはそれ以下で安定
の原水試料で最大値 の原水試料で最大値 台風や降雨の後でもほぼ 一定の値を示した。また、浄水処理工程 を経ても原水とほぼ同じ値を示し、紫外 を常に
が大きく、特に 台風や降雨の後に特異的な水質が観察さ 凝集沈澱水、
浄水と処理が進むに従い水質変動の幅が 台風や降雨の直後を含めて安 現行の指針 が示した紫外線処理適用の水質要件(濁度 度以下、紫外線透過率75% 以上)と比較すると、凝集沈澱水では色度 試料が水質
%)、浄水では 試料すべてが水質要件
濁度、
との関連につ を算出し また、
紫外線透過率と相 であった。一方、濁 度は、原水試料では紫外線透過率と高い相 関を示したものの、凝集沈澱水では相関は
低かった。また、
項目間に強い れは
低下し、水質が均質化したためと推察され た。
表4.紫外線透過率との相関係数
紫外線透過率と
高くなかったが、既述の通り、
でも有機物組成の異なる 水場原水中に卓越していた トリプトファン関連物質
のうち、特にフミン質は紫外線吸収率が高い ことが知られており、
成)と紫外線透過率の関係につい 検討が望まれる。
粒径と紫外線処理性の関係 径の
とする研究 る研究 響が異な 研究では、
粒子が増加する まえ、
理性に及ぼす影響について がある
低かった。また、
間に強い相関は見られなかったが、こ れはいずれの項目も
低下し、水質が均質化したためと推察され
表4.紫外線透過率との相関係数
(試料ごとのデータ数
n.a.: 算出不可能
紫外線透過率と
高くなかったが、既述の通り、
でも有機物組成の異なる 原水中に卓越していた トリプトファン関連物質
のうち、特にフミン質は紫外線吸収率が高い ことが知られており、
と紫外線透過率の関係につい 検討が望まれる。
粒径と紫外線処理性の関係 径の小さいほうが
とする研究8)、大きい
る研究9)、紫外線照射量によって粒径の影 響が異なったとする研究
研究では、台風や降雨の後に 粒子が増加する
まえ、降雨等に伴う粒径の変化が紫外線処 理性に及ぼす影響について
がある。
低かった。また、浄水試料では特定の水質 相関は見られなかったが、こ
項目も浄水処理に伴い 低下し、水質が均質化したためと推察され
表4.紫外線透過率との相関係数 試料ごとのデータ数
算出不可能(全測定値
紫外線透過率とDOCの相関は必ずしも 高くなかったが、既述の通り、
でも有機物組成の異なる場合 原水中に卓越していた トリプトファン関連物質、
のうち、特にフミン質は紫外線吸収率が高い ことが知られており、溶存有機物
と紫外線透過率の関係につい 検討が望まれる。
粒径と紫外線処理性の関係 ほうが紫外線処理を
大きいほうが阻害
紫外線照射量によって粒径の影 とする研究10)
台風や降雨の後に
粒子が増加する傾向を確認したことを踏 降雨等に伴う粒径の変化が紫外線処 理性に及ぼす影響について
浄水試料では特定の水質 相関は見られなかったが、こ 浄水処理に伴い値が 低下し、水質が均質化したためと推察され
表4.紫外線透過率との相関係数 試料ごとのデータ数n=7)
全測定値が0のため
の相関は必ずしも 高くなかったが、既述の通り、DOCは同等
場合があった 原水中に卓越していたフルボ酸様物質、
フミン酸様物質 のうち、特にフミン質は紫外線吸収率が高い 溶存有機物の質(組 と紫外線透過率の関係について詳細な
粒径と紫外線処理性の関係について、粒 紫外線処理を阻害した ほうが阻害したとす 紫外線照射量によって粒径の影
10)が混在する。本 台風や降雨の後に粒径の大きい 確認したことを踏 降雨等に伴う粒径の変化が紫外線処 理性に及ぼす影響について検討する余地
‑ 11 ‑ 浄水試料では特定の水質 相関は見られなかったが、こ 値が 低下し、水質が均質化したためと推察され
表4.紫外線透過率との相関係数
のため)
の相関は必ずしも は同等 あった。浄 フルボ酸様物質、
フミン酸様物質 のうち、特にフミン質は紫外線吸収率が高い の質(組 て詳細な
について、粒 した とす 紫外線照射量によって粒径の影 が混在する。本 粒径の大きい 確認したことを踏 降雨等に伴う粒径の変化が紫外線処 検討する余地
E.
地表水を原水とする
いて、原水、凝集沈澱水(砂ろ過前)、浄 水を
の結論を得た。
以上より、
おいて 設置
ても紫外線処理 唆された。
1) 厚生労働省パブリックコメント「水道施 設の技術的基準を定める省令」の一部改 正等に関する意見募集の結果について 平成
http://search.e
KENTYPE=3&CLASSNAME=Pcm1090&
KID=495060159&OBJCD=&GROUP
E. 結論
地表水を原水とする
いて、原水、凝集沈澱水(砂ろ過前)、浄 を採水し、水質を分析した
の結論を得た。
(1) 原水試料の濁度、色度、紫外線透過 率はいずれも変動が大きく、特に台 風や降雨直後
が大きかった。
(2) 凝集沈澱水、浄水では台風直後を含 むすべての試料で水質が安定し、変 動幅は凝集沈澱水、浄水の順に次第 に小さくなった。
(3) 現行指針の示す地表水以外に対す る紫外線処理適用の水質要件(濁度 2度以下、色度
過率 75
集沈澱水では色度 試料を除く たし、適合率 また、浄水では
試料すべてが水質要件を満たした 以上より、地表水を
おいて、紫外線
設置すれば、突発的な水質変動を考慮し ても紫外線処理
唆された。
(参考文献
厚生労働省パブリックコメント「水道施 設の技術的基準を定める省令」の一部改 正等に関する意見募集の結果について 平成19年4
http://search.e
KENTYPE=3&CLASSNAME=Pcm1090&
KID=495060159&OBJCD=&GROUP 地表水を原水とする浄水場
いて、原水、凝集沈澱水(砂ろ過前)、浄 し、水質を分析した
の結論を得た。
原水試料の濁度、色度、紫外線透過 率はいずれも変動が大きく、特に台 風や降雨直後の試料で水質
が大きかった。
凝集沈澱水、浄水では台風直後を含 むすべての試料で水質が安定し、変 動幅は凝集沈澱水、浄水の順に次第 に小さくなった。
現行指針の示す地表水以外に対す る紫外線処理適用の水質要件(濁度 度以下、色度5度以下、紫外線透 75%以上)と比較すると、凝 集沈澱水では色度5.5
試料を除く13 試料が水質要件を満 適合率は約
、浄水では台風直後を含む 試料すべてが水質要件を満たした
地表水を原水
、紫外線設備を凝集沈澱ろ過後に すれば、突発的な水質変動を考慮し ても紫外線処理が有効である
参考文献)
厚生労働省パブリックコメント「水道施 設の技術的基準を定める省令」の一部改 正等に関する意見募集の結果について
4月.
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?AN KENTYPE=3&CLASSNAME=Pcm1090&
KID=495060159&OBJCD=&GROUP 浄水場二箇所 いて、原水、凝集沈澱水(砂ろ過前)、浄
し、水質を分析した結果、
原水試料の濁度、色度、紫外線透過 率はいずれも変動が大きく、特に台
の試料で水質変動
凝集沈澱水、浄水では台風直後を含 むすべての試料で水質が安定し、変 動幅は凝集沈澱水、浄水の順に次第
現行指針の示す地表水以外に対す る紫外線処理適用の水質要件(濁度 度以下、紫外線透
%以上)と比較すると、凝 5.5度を示した 試料が水質要件を満
約 93%であった 台風直後を含む 試料すべてが水質要件を満たした
原水とする浄水場 を凝集沈澱ろ過後に すれば、突発的な水質変動を考慮し が有効である可能性が示
厚生労働省パブリックコメント「水道施 設の技術的基準を定める省令」の一部改 正等に関する意見募集の結果について
gov.go.jp/servlet/Public?AN KENTYPE=3&CLASSNAME=Pcm1090&
KID=495060159&OBJCD=&GROUP 二箇所にお いて、原水、凝集沈澱水(砂ろ過前)、浄 結果、以下
原水試料の濁度、色度、紫外線透過 率はいずれも変動が大きく、特に台 変動幅
凝集沈澱水、浄水では台風直後を含 むすべての試料で水質が安定し、変 動幅は凝集沈澱水、浄水の順に次第
現行指針の示す地表水以外に対す る紫外線処理適用の水質要件(濁度 度以下、紫外線透
%以上)と比較すると、凝 度を示した1 試料が水質要件を満 であった。
台風直後を含む 14 試料すべてが水質要件を満たした。
とする浄水場に を凝集沈澱ろ過後に すれば、突発的な水質変動を考慮し 可能性が示
厚生労働省パブリックコメント「水道施 設の技術的基準を定める省令」の一部改 正等に関する意見募集の結果について、
gov.go.jp/servlet/Public?AN KENTYPE=3&CLASSNAME=Pcm1090&
KID=495060159&OBJCD=&GROUP
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G. 研究発表
1. 論文発表 該当なし 2. 学会発表
Mika Koshio, Kumiko Oguma and Satoshi Takizawa, Effects of turbid and dissolved matters in surface water on UV treatment. The 11th International
Symposium on Southeast Asian Water Environment. November 26-28, 2014.
Asian Institute of Technology, Bangkok, Thailand.
H.知的財産権の出願・登録状況 1. 特許取得
該当なし
2. 実用新案登録 該当なし
3. その他 該当なし
‑ 13 ‑ 表2.濁度と色度
濁度(度) 色度(度)
浄水場 A 浄水場 B 浄水場 A 浄水場 B
原水 沈殿水凝集 浄水 原水 沈殿水凝集 浄水 原水 沈殿水凝集 浄水 原水 沈殿水凝集 浄水
9 月 2.5 0.1 0.0 2.0 0.1 0.0 4.0 1.2 0.0 5.5 1.8 0.2
10 月 42.1 0.1 0.0 10.0 0.1 0.0 54.7 0.8 0.0 25.2 2.3 0.0
11 月 1.6 0.4 0.0 3.8 0.3 0.0 7.3 2.0 0.5 9.8 2.0 0.0
12 月 0.7 0.0 0.0 4.7 0.2 0.0 4.8 0.8 0.0 14.7 5.5 0.5
1 月 2.0 0.1 0.0 2.7 0.9 0.0 3.2 0.3 0.0 9.3 2.5 0.0
2 月 1.0 0.1 0.0 1.8 0.3 0.0 3.2 1.0 0.0 10.5 3.0 0.2
3 月 15.7 0.3 0.0 8.0 0.4 0.0 27.3 1.0 0.0 22.7 2.7 0.5
平均値 9.4 0.2 0.0 4.7 0.3 0.0 14.9 1.0 0.1 14.0 2.8 0.2
標準偏差 15.4 0.2 0.0 3.2 0.3 0.0 19.5 0.5 0.2 7.4 1.2 0.2
最大値 42.1 0.4 0.0 10.0 0.9 0.0 54.7 2.0 0.5 25.2 5.5 0.5
中央値 2.0 0.1 0.0 3.8 0.3 0.0 4.8 1.0 0.0 10.5 2.5 0.2
最小値 0.7 0.0 0.0 1.8 0.1 0.0 3.2 0.3 0.0 5.5 1.8 0.0
表3.紫外線透過率(%)
浄水場 A 浄水場 B
原水 凝集
沈殿水 浄水 原水 凝集
沈殿水 浄水
9 月 96.0 96.9 97.1 91.6 95.0 96.2
10 月 63.1 97.4 97.6 78.2 95.1 96.5
11 月 92.6 97.1 97.7 87.1 95.0 96.4
12 月 96.2 97.8 97.9 83.7 93.6 96.3
1 月 95.5 98.1 98.3 87.5 96.2 97.7
2 月 95.1 97.6 98.2 88.6 95.8 96.9
3 月 72.9 97.5 98.2 77.9 95.0 96.3
平均値 87.3 97.5 97.9 84.9 95.1 96.6
標準偏差 13.6 0.4 0.4 5.3 0.8 0.5
最大値 96.2 98.1 98.3 91.6 96.2 97.7
中央値 95.1 97.5 97.9 87.1 95.0 96.4
最小値 63.1 96.9 97.1 77.9 93.6 96.2