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翻訳関連文献の集成について(2)

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<資料>

翻訳関連文献の集成について(2)

長沼美香子

『日本の翻訳論』 (法政大学出版局、 2010 年)の巻末に、 「文献案内 さらなる研究のた めに―日本における翻訳論への水脈」として、翻訳関連文献の集成を試みた。特に雑誌の 翻訳特集に注目した直接の理由は、「エピテクスト」(翻訳テクストの外側にあるパラテク スト)としての価値に注目したからであるが、と同時に単行本よりも文献収集が相対的に 困難でもあるからだ。主要なものを手作業で整理するという方法を用いたが、今後ともこ の方向で作業を継続して一層の充実を図りたいと考えている。そこで、ウェブ版『翻訳研 究への招待』に「文献案内 補遺」を随時掲載する。文献の基本項目は、『日本の翻訳論』

の「文献案内」にできるだけ倣うが、 「誌名、巻・号、特集名、出版社、目次、編集後記な ど」以外にも、特筆すべき点があれば追加する。

文献案内 補遺『日本の翻訳論』以後の追加情報 (2)

『日本児童文学』第 57 号第 5 号(通巻 595 号) 、小峰書店、2010 年 10 月

「特集 翻訳の舞台裏」

「日本語でしか本を読めなくても、世界中の物語を享受できる。ひとえに翻訳のおかげだ。すっかり日 本語になったその結果を私たちはあたりまえとして楽しんでいるわけだが、その舞台裏には、客席から は見えない難問が山とあるようだ――そう思わせるきっかけは、故後藤竜二氏のひとつの投稿だった。

件の投稿と、それに対する古田足日氏の応答を再録した。まずはそこを入り口に、翻訳という行為の舞台バツクヤ

裏巡りー ド ツ ア ーバツクヤードツアーのはじまりである」

《再録》― 日本児童文学者協会・会報60号 翻訳倫理は?/後藤竜二

《再録》― 日本児童文学者協会・会報65号

外国に翻訳される場合の作中固有名詞の改変について/古田足日

翻訳ってなんだ?/さくまゆみこ 「翻訳出版」事情 本作りの現場から/細江幸世

マイノリティーの叫び-スペイン語圏/宇野和美 韓国語のオノマトペに魅了されて/大竹聖美 世界文学の一端を担う/酒寄進一 溝をのぞきこんで/野坂悦子

翻訳に「正解」はないのです/灰島かり 絵本『はらぺこあおむし』制作の舞台裏 当時の日本絵 本作り出版事情など/森比左志

本として翻訳されるもの/鈴木出版・今西大 流麗な文章を求めて/てらいんく・佐相伊佐雄

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『翻訳研究への招待』7 号

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〈翻訳時評〉翻訳児童文学の多様性を求めて/岸野あき恵

[編集後記] 小川英子

「わかりやすさって、何だろう、わからないことを何故恐れなければならないのだろうか。とげのよ うな違和感を抱えて、これはなんだろうと考えることも読書の楽しみの1つではないだろうか。外国 語で書かれた本を母国語で読める幸せ。あまりに当たり前すぎて翻訳者の苦労を忘れてしまいそう。

そして外国語を母国語としなければならなかった歴史も日本にはなかったのだということも。『自由太 刀余波鋭鋒』(じゆうのたちなごりのきれあじ)はシェイクスピアの『ジュリアス・シーザー』の訳。

訳した明治の先人も当時の読者も、自由とは何かわかっていただろうか。いや、私もわかっているの か……それが疑問だ!」

以上

参照

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