中 学 校
平 成13年 度
教 育 研 究 員 研 究 報 告 書
総 合 的 な学 習 の 時 間
東 京 都 教 職 員 研 修 セ ン タ ー
平 成13年 度
教 育 研 究 員 名 簿(総 合 的 な 学 習 の 時 間)
地 区 学 校 名 氏 名
中 央 区 銀 座 中 学 校 加 藤 正 浩
目 黒 区 第 五 中 学 校 久 保 田 啓 介
中 野 区 中 央 中 学 校 櫻 井 匡 佐
板 橋 区 上 板 橋 第 三 中 学 校 ○ 益 子 文 彦
荒 川 区 第 七 中 学 校 笠 さわ 子
足 立 区 入 谷 南 中 学 校 大 澤 隆 志
江 戸 川 区 鹿 本 中 学 校 安 田 昭 仁
立 川 市 立 川 第 七 中 学 校 齋 藤 久
三 鷹 市 第 七 中 学 校 ◎ 清 水 実
多 摩 市 聖 ヶ 丘 中 学 校 飯 村 東 毅
◎ 世 話 人 ○ 副 世 話 人
担 当 東 京 都 教 職 員 研 修 セ ン ター 指 導 主事 村 上 み な 子
目 次
1主 題設定の理由 2
ll研 究 の 概 要 1仮 説 の 設 定 2
3研 究 の 構 想 図 研 究 の 内 容 ・方 法
3334
iii「 総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 に 関 す る 実 態 調 査
1234
各学校の実施状況 教師の実態 生徒の実態 考察
55667
IYr総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 の カ リ キ ュ ラ ム デ ザ イ ン の 考 え 方 1柔 軟 な カ リキュラム づ くり
2単 元 計 画 と柔 軟 な学 習 計 画 の 構 想
888
vr総 合 的な学習の時間」の流れ と3つ の研究の視点
123
課題設 定の工夫 発表 の工夫 評価 の工夫
9012111
Vl実 践 例
123
課題設 定の工夫 発表の工夫 評価の工夫
資 料1(自 己 評 価 カ ー ド・相 互 評 価 カー ド・教 師 の 補 助 簿) 資 料2(自 己 評 価 カ ー ド)
336801111122
VI(成 果 と 課 題 1成 果 2課 題 3提 案
22342222
題
一人一 人 が学 習意欲 に支 え られ 楽 しく取 り組む 「総 合 的 な学習 の時 間」 の創造
一課 題 設 定 ・発 表、 評 価 の工 夫 を通 して 一
1主 題 設 定 の 理 由
近 年 、 教 育 改 革 が 積 極 的 に 推 進 さ れ 、 学 校 教 育 は 大 き な 転 換 期 を 迎 え て い る。 そ し て 、 い よ い よ平 成14年 度 か ら学 校 週5日 制 が 実 施 さ れ 、 各 学 校 で は 、 新 学 習 指 導 要 領 の も と に 子 ど も た ち 一 人 一 人 に 「ゆ と り」 の 中 で 「生 き る 力 」 を は ぐ くむ こ と を ね ら い と し て 、 特 色 あ る 教 育 活 動 が 展 開 さ れ よ う と して い る。 今 回 の 改 訂 の特 色 と して 、 従 来 の 教 科 等 の 学 習 に 加 え て 「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 が 創 設 され た こ と で あ る。 「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 の ね ら い は 、 「自 ら課 題 を 見 付 け 、 自 ら 学 び 、 自 ら 考 え 、 主 体 的 に 判 断 し 、 よ り よ く 問 題 を解 決 す る 資 質 や 能 力 を 育 て る こ と。 学 び 方 や も の の 考 え 方 を 身 に 付 け 、 問 題 の 解 決 や 探 究 活 動 に 主 体 的 、 創 造 的 に 取 り 組 む 態 度 を 育 て 、 自 己 の 生 き 方 を考 え る こ と が で き る よ う にす る こ と 。」 で あ る。 これ は 、 「生 き る 力 」 を は ぐ くむ こ と を 直 接 的 に ね らい と して お り、 各 学 校 は 「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 の 趣 旨 、 ね ら い を 十 分 に 理 解 し実 践 して い か な け れ ば な ら な い 。 しか し な が ら 、 移 行 期2年 目 を 迎 え た 各 学 校 に は 、 学 校 、 教 師 、 生 徒 が そ れ ぞ れ の 立 場 で の 課 題 を 抱 え て 実 施 し て い る 状 況 が あ る 。 そ の 要 因 は 、 目標 や 内 容 が 各 学 校 に 任 せ られ て い る こ と 、 生 徒 の 体 験 を 重 視 した 課 題 解 決 型 の 学 習 が 求 め られ て い る こ と 、 学 習 活 動 の 範 囲 が 学 校 外 へ と広 域 と な る こ と、 家 庭 、 地 域 と の 連 携 強 化 が 不 可 欠 と な る こ と な ど が あ げ られ る。 こ の よ う に 、 教 師 の 専 門 的 な 教 科 指 導 だ け で は な く 、 学 校 あ る い は 学 年 み ん な で 取 り組 む 指 導 形 態 へ の 対 応 や 学 習 内 容 の 大 き な 広 が り、
体 験 ・交 流 ・調 べ 学 習 に 対 す る経 験 が 不 足 して い る こ と が 、 「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 の 円 滑 な 実 施 に 課 題 を 投 げ か け て い る と 推 察 で き る。 今 回 実 施 し た 実 態 調 査 か ら、 学 校 は 評 価 や カ リキ ュ ラ ム 作 り に 、 教 師 は 指 導 方 法 に 、 生 徒 は 学 習 活 動 に そ れ ぞ れ 戸 惑 い を 感 じて い る こ と が 伺 え る 。
本 年 度 の 研 究 員 月 例 会 に お い て 、 「生 徒 がr総 合 的 な 学 習 の 時 間 』 は っ ま ら な い と言 っ て い る。」 と い う 発 言 が あ っ た 。 そ して 、 そ の 発 言 に 対 す る説 明 が 瞬 時 に は 出 な い 状 況 か ら 、 本 研 究 は ス タ ー ト し た 。 教 師 は これ ま で も、 意 欲 を も っ て 生 き 生 き と学 習 す る 生 徒 の 姿 を 求 め て 、 日 々 授 業 を 実 践 して き た 。 しか し、 授 業 で の 生 徒 の 実 態 を 振 り返 っ て み る と 、 教 師 の 願 い と 実 際 の 生 徒 の 活 動 に は ず れ が あ る こ と に 気 付 く こ と が あ る。 「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 の 実 施 に っ い て も 、 趣 旨 ・ね らい を理 解 し、 実 践 を 工 夫 して も 思 う よ う な 成 果 が 得 ら れ な い 状 況 が あ る こ と か ら、 問 題 意 識 を も っ て 、 こ れ ま で の 取 り組 み と の ず れ の 修 正 を 図 る 必 要 が あ る。 そ の た め に解 決 す べ き課 題 を 明 ら か に す る た め に 、 実 施 状 況 に 関 す る ア ン ケ ー トを 行 っ た 。 そ の 結 果 、
「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 の 活 動 に お い て 「課 題 が 決 ま ら な い 。 発 表 す る の が き ら い 。」 な ど の 生 徒 の つ ぶ や き が 聞 こ え て き た 。 そ こ で 、 こ の よ う な 問 題 を 解 消 し 、 生 徒 が 楽 し く学 習 に 取 り
組 む た め の 教 師 の 支 援 の 工 夫 ・改 善 に 努 め る こ と が 課 穎 で あ る と考 え 、 生 徒 一 人 一 人 が 学 習 意 欲 に 支 え ら れ 楽 し く取 り組 む 「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 の 創 造 を 目指 し、 課 題 設 定 ・発 表 、 評 価 の 工 夫 を 視 点 と して 研 究 を 進 め る こ と と した 。
II研 究 の 概 要 1仮 説 の 設 定
研 究 を 進 め る に 当 た り、 学 校 ・教 師 ・生 徒 を 対 象 に ア ン ケ ー ト調 査 を 実 施 し、 「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 の 各 学 校 の 実 施 状 況 を 把 握 す る こ と で 、 生 徒 の 学 習 過 程 に お け る 具 体 的 な 課 題 が 明
らか に な っ た 。 そ の 中 で 、 特 に 工 夫 を要 す る 場 面 を 検 討 し、 次 の よ う な仮 説 を 立 て た 。 一 仮 説
「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 に お い て 、 課 題 設 定 、 発 表 、 評 価 の 工 夫 を 行 う こ と に よ り、 生 徒 の 学 習 意 欲 は 高 ま り、 生 徒 一 人 一 人 は 、 楽 し く体 験 的 な 学 習 や 問 題 解 決 的 な 学 習 に 取 り 組 む こ と が で き る で あ ろ う。
2研 究 の 内 容 ・方 法 (1)実 態 調 査 の 実 施
「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 の 各 学 校 の 取 り組 み 状 況 を 把 握 す る た め に 、 学 校 、 教 師 、 生 徒 を 対 象 に し た ア ン ケ ー ト調 査 を 行 っ た 。 「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 の 実 施 に つ い て 、 学 校 の 実 施 状 況 、 教 師 の 意 識 、 指 導 上 の 課 題 、 生 徒 の 意 識 、 学 習 活 動 上 の 課 題 な ど 、 学 校 、 教 師 、 生 徒 の そ れ ぞ れ の 視 点 で 「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 の 実 施 上 の 問 題 点 を 明 らか に した 。
(2)課 題 設 定 の 工 夫
生 徒 が 、 自 己 の 学 習 計 画 を も と に ま と ま った 時 間 を 継 続 して 学 習 で き る 課 題 と は ど の よ う な 課 題 な の か を 、 指 導 者 側 か ら検 討 した 。 ま た 、 そ の よ う な 課 題 を ど の よ う に 発 見 し 、 ど の よ う に 決 定 して い く の か な ど 、 教 師 の 効 果 的 な 支 援 ・指 導 に つ い て 、 課 題 設 定 か ら 課 題 決 定 ま で の 過 程 で 具 体 的 に 示 した 。
(3)発 表 の 工 夫
「発 表 と は 」 「な ぜ 発 表 す る の か 」 な ど 発 表 の 意 義 ・ね らい を 明 確 に 示 し、 発 表 が 生 徒 に ど の よ う な 学 習 効 果 を も た らす の か を 明 らか に し た 。 ま た 、 生 徒 一 人 一 人 の 学 習 過 程 に お け る 効 果 的 な 発 表 の 場 面 設 定 の 仕 方 や 発 表 の 準 備 や 多 様 な 発 表 形 態 な ど 、 教 師 が 配 慮 す べ き こ と や 具 体 的 な 支 援 ・指 導 に つ い て 研 究 した 。
(4)評 価 の 工 夫
「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 は 、 生 徒 一 人 一 人 が 自 己 の 決 定 し た 課 題 の 解 決 に 向 け て 、 自 ら の 学 習 計 画 の も と に 活 動 を 展 開 す る た め 、 生 徒 は 自 己 の 学 習 活 動 を 常 に 振 り返 り 、 自 己 評 価 を す る こ と で 自 己 の 学 習 活 動 を 意 識 し改 善 して い く必 要 が あ る 。 そ こで 、 自 己 の 学 習 過 程 の 記 録 を 蓄 積 して い く ポ ー トフ ォ リオ を 活 用 した 評 価 を取 り上 げ 、生 徒 の 自 己 評 価 活 動 を 中 心 に 、 相 互 評 価 、 教 師 の 評 価 を 工 夫 し、 検 証 授 業 の 中 で 有 効 性 を 検 証 した 。
3
3研 究 の 構 想 図
学 習 指 導 要 領 改 訂 の 基 本 方 針
豊 か な 人 間 性 ・社 会 性 ・国 際 性 自 ら 学 び 自 ら 考 え る 力 基 礎 ・基 本 の 定 着 と 個 性 化 特 色 あ る 教 育 ・学 校 づ く り
a子 ど も の 雲 鹸 》
・ い じ め 、 不 登 校 な ど の 問 題
・ 人 間 関 係 の 希 薄 化
・ 耐 性 の 欠 如
・ 社 会 性 、 規 範 意 識 の 希 薄 化
・ 体 力 の 低 下
ゆ と り の 中 で 生 き る カ を 育 む
自 ら 学 び 自 ら 考 え る 力
豊 か な
人 間 性 囲
《 家 麗 ・塊 域 の 纈 い 》
・心 身 と も に 健 や か な 成 長
・基 礎 学 力 の 定 着
・地 域 の 中 の 信 頼 で き る 学 校
《 社 会 の 甕 化 ・ 要 舗 》
・科 学 技 術 の 進 展
・情 報 ネ ッ ト ワ ー ク 社 会
・経 済、 社 会 の グ ロ ー バ ル 化
・地 球 環 境 問 題
・ 少 子 高 齢 化 ・男 女 共 同 参 画 社 会
「総 合 的 な 学 習 時 間 」 の 創 造
ね ら い
く解能てよをる育り題すをよ問決力る や考身る方のをけびの方付
学もえに ︑にむ身的的組を悌体造り度梱主創取態に 生考とる
のをこき己方るで自きえが
《新 し い 掌 綾 ● 瀞
・地 域 に 開 か れ た 学 校
・特 色 あ る 教 育 活 動 が 実 践 さ れ る 学 校
・地 域 の コ ミ ュ ニ テ ィ の 中 心 と な る 学 校
︑ちもを心関 徒生るきでの 徒生るらすが習な学・と徒い味こ生合興ぶるめに徒学け認会生︑続︑社るてしし
︑て立究ま︾然もを追励●自を画を︑縫の題計題力生り課習課協す回の学のと擢の分ら分間目身自自自仲︽☆☆☆☆ 徒徒生生るるきれで図がをとンこ徒ヨる生シめる一つきケ見で二を現ユ長表ミ成をコや分とさ自人良にでのかん分豊進自☆☆☆
《或 め ら れ る 鍛 闘 ■ 》
1豊 か な 人 間 性1[璽 至亜 コ[亜 コ
☆ 深 い 子 ど も 理 解
☆ 豊 か な 発 想 と 柔 軟 な 思 考 力
☆ 広 い 視 野 と 創 造 力
☆ 多 様 な 学 習 に 対 応 で き る 支 援 ・指 導 技 術
☆ 学 習 の 全 体 像 を 把 握 ・予 測 ・見 通 す 力
☆ 地 域 と の コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 能 力
☆ 情 報 収 集 、 活 用 、 発 信 す る 力
☆ 絶 え 間 な い 授 業 改 善
☆ 外 部 協 力 者 の 有 効 活 用 能 力
☆ 教 材 開 発 能 力
ーー婁
《研 究 主 題 》
0人 一入が学習意欲に支えられ楽しく取り組む1総合的な学習の時間}の創造
一 課 題 設 定 ・発 表 、 評 価 の 工 夫 を 通 し て 一
曳櫨.・=̀蝋転穂燃 一'一 蟻毎織証聡部蟻燃 繊 罫蹄顎一 琴.辮え異、蕪現'孤砺老ジ7ノー'. '彪塚一 雛 襯ぴ諏」帝繍¥鱒 盗 欝 猟 瓦猟'争 「、、
《仮 醗 》
「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 に お い て 、 課 題 設 定 、 発 表 、 評 価 の 工 夫 を 行 う こ と に よ っ て 、 生 徒 の 学 習 意 欲 は 高 ま り 、 生 徒 一 人 一 人 は 、 楽 し く 体 験 的 な 学 習 や 問 題 解 決 的 な 学 習 に 取 り 組 む こ と が で き る で あ ろ う 。
研 究 の 方 法 ・ 内 容
<視 点1>一
・テ ー マ 設 定 か ら 課 題 決 定 の 過 程 に お け る 教 師 の 支 援 の 工 夫 。
<視 点2>
・ 発 表 す る こ と の 意 義 の 明 確 化 、 発 表 ま で の 過 程 へ の 支 援 、 多 様 な 発 表 方 法 の 提 示 。
<視 点3>
・ ポ ー ト フ ォ リ オ 評 価 の 開 発 と 自 己 評 価 、 相 互 評 価 、 教 師 の 評 価 の 効 果 的 方 法 の 検 討 、 考 案 。
検 証 授 業
第2学 年
学 校 共 通 テ ー マ:「 自 ら 切 り 開 く 進 路 学 習 」 単 元 名:「 商 品 開 発 」
第3学 年
学 校 共 通 テ ー マ:「 生 き 方 を 考 え る 」 単 元 名 「職 場 体 験 」
第2学 年
学 校 共 通 テ ー マ:「 地 域 に 生 き る 」 単 元 名:「 銀 座 を 知 ろ う 」
《研 究 の ま と め と 騨 価 》
成 果 と 課 題 、 提 案
川r総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 の 実 態 調 査
研 究 を進 め る に 当 た り、 「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 に 関 す る ア ン ケ ー ト調 査 を 学 校 ・教 師 ・生 徒 を 対 象 と し て 、 都 内61校 の 中 学 校 の 協 力 に よ り実 施 した 。 対 象 人 数 は 教 師104人 、 生 徒1664 人 、 実 施 期 間 は9月 に 行 っ た。 「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 は 「総 合 」 と した 。
1各 学 校 の 実 施 状 況
(1)平 成13年 度 の 学 習 テ ー マ の 実 施 状 況 に つ い て(複 数 回 答 可)
進鋳 学校地域の特性を生かしたもの 生使の興味・関心によるもの 瑚壇 福祉
■瞭堰飾 共生 甑 その値
檎瓠
0 10 so 30 40 50 eo 70 80 90(人 〕
(2)平 成13年 度 ・14年 度 の 週 時 程 に つ い て
エ アとイの嶺
型瓢含4
ウ,時 期 集 中 33%
オ その値
ア・霧 型
帯 吠継続 型 az
オ・蕊?他
エ7と イの観撹
餅合1
圓定型
瑠鱒 担
平 成13年 度 平 成14年 度
(3)平 成14年 度 の 学 習 テ ー マ の 実 施 予 定 に つ い て(複 数 回 答 可)
違隠 学校地域の特性を生かしたもの 生後の貝瞭・闘心によるもの 瑠壇 福裡 国蘭 ■儒 甑 挑生 そのa 傭報
0 io ⑳ 30 覗 50 eo 70 30 go(人 〕
(4)「 総 合 」 の 実 施 上 の 課 題 に つ い て(複 数 回 答 可)
酔価の方法 カリキュラム作り
教師の童識 教師の共通環堺や逼鳩 敏青課程の●嘆(時■割) 敵師の櫓導(支擾)の方法 予算 校内外の総蝕活用 敏村の闘Ω。停虞 地域との運揃 生捷櫓導上の悶■
生佳 ・録護者の量繊 その蝕
0 5 is 15 20 25 30 35 w
(人 〕
2教 師 の 実 態
(1)「 総 合 」 に よ り 身 に 付 け さ せ た い 力 に つ い て(複 数 回 答 可)
考 える力 衰現す るカ 情 轍を活 用 ・収集 ・免信す る力 学 び方 調ぺるカ コミュニケーションの力 目楓 に向かってやり抜く力 人を思いやる心 仲 間と協力する力 礼儀 やマナー その他
0 10 za 30 as 50 60 70(人)
(2)「 総 合 」 の 実 施 上 の 課 題 に つ い て(複 数 回 答 可)
敏師の共通瑚解 や通撹 騨鎖の方珪 教飾の指導(支撞)の方法 カリキュラム体り 教膏課稜の編緩【蒔闘劇) 教材の,髭 ・作霞 教師の意識 予算 校内外の施蝕 地域との連携 生捷指環上の問煽 生徒・保護者の意鎌 その他
a
(3)「 総 合 」 の 実 施 上 の 疑 問 や 不 安 の 有 無 に つ い て
ア.あ る(96%)イ.な い(4%)
3生 徒 の 実 態 (1)「 総 合 」
10 20 30
を ど の よ う に 考 え て い る か に つ い て(複 数 回 答 可)
いろいろな体験をする学■
仲間と一緒に考えたりAぺ たりする学■
自分で課顯を決めて隅ぺる学■
先生以外の人から学ぺる学■
醜績(5・4・3・2・1)が付かない学冒 調べたことを艶衰する学■
その値
w 50 60
0
(2)「 総 合 」 に よ り 身 に つ い て(複 数 回 答 可)
闘べる力 脅えるカ コミュニケーションの力 惰細を活用。収集。艶信する力 協力する心 目標に向かってやり抜く力 衰現する力 礼儀やマナー 人を思いやる心 学び方 その弛
zoo
付 く 力 に
樹
0 200 aoo soo 800 10001200
eoo
(3)
eoo
「総 合 」
エ.つ ま ら織
ウ.ど ちら とも言 えな
い 39%
η(人)
1…isao(人)
の 考 え に つ い て
ア.と て も 楽 しい
11%
イ.楽 しい 38%
(人)
(4) (3)で ア ・イ を 選 ん だ 人 の 理 由 に つ い て(複 数 回 答 可)
いろいろなことが鉾融 で倉る 友 運 と一緒 に学 習「cfる 貝 味 ・圏 心 のあることを溺ぺ ることができる 教 窟 以外で学 冒 がで倉る 自分 で決め た課 ■につ いて学 習で奮る 自分 で学習 方法 を決め ることがでさる 学召 した ことを免 表す ることが できる そ の仙
0 ioo zoo aoo aoo soo ooo(人)
(5)(3)で ウ ・ エ を 選 ん だ 人 の 理 由 に つ.い て(複 数 回 答 可)
箆衰するのが嫌い ,瘤 が見つからない 学冒の意味が分からない 学習のやり方が分からない 何をやっているかが分からない その蝕 小学校と目じようなことをしている
a ,00 期 鋤 欄 soo eoo(人)
(6)「 総 合 」 の 学 習 を 進 め る 上 で 、 先 生 に ア ド バ イ ス を 求 め る 場 面 に つ い て(複 数 回 答 可)
●■憲見付1,るとe 学冒をまとeaると蓼 決めた謀■について■ぺ学口壱遊めるとき
■■をあらためて身え盧すとき 縢鍾を決めると倉 館衰†ると倉 学冒したことから斬たに課題を盈見寸●ると音 自分の学冒を自分で脚価すると妻 仲閥閃士でお互いに学習活動をe価 しあうと妻 その倍
0 ioo sw 300 欄 SOO 600 700(人 〕
4考 察
0学 校 の 実 施 状 況
ア(1)、(3)か らの 今 年 度 の 学 習 テ ー マ の 実 施 状 況 は 、進 路 が最 も多 く、 次 に 学 校 ・地 域 の 特 性 を 生 か した 学 習 内容 、 生 徒 の 興 味 ・関 心 に よ る も の な どが続 く。 来 年 度 も 引 き続 き 同 じ よ
うな傾 向 が 見 られ る。
イ(2)か ら今 年 度 の 週 時 程 は 実 施 時 数 の 関係 か ら固 定 型 が 多 く、来 年 度 は 固 定 型 、期 間 集 中 型 が と もに 減 り、 そ の 他 が増 え て お り、 そ の 内 訳 は 、 固 定 型 と期 間 集 中型 の 混 合 型 を 考 え て い
る学 校 が 出 て きて い る。
ウ(4)か ら学 校 の 課 題 と して 、評 価 の方 法 、カ リキ ュ ラム 作 り、教 師 の 意 識 、教 師 の 共 通 理 解 や 連 携 が あ る。 各 学校 と して 学 習 テー マ につ い て は決 ま っ て い る が 、カ リキ ュ ラ ム づ く りや 評 価 に 対 す る取 り組 み が課 題 とな っ て い る。
0教 師 の 実 態
ア(2)、(3)か ら課題 は 、 教 師 の 共 通 理 解 や 連 携 、評 価 の方 法 、 教 師 の 指 導(支 援)の 方 法 な ど を あ げ て い る。 多 くの教 師 が 「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 に 不安 や 戸 惑 い を抱 い て い るの は 、移 行 期2年 目で あ り 「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 の 指 導 経 験 が 浅 い こ と が考 え られ る。
イ(1)か ら教 師 は 、考 え る力 、表 現 す る力 、情 報 を収 集 ・活 用 ・発 信 す る力 な どを身 に付 け さ せ た い と考 えて い る。
○ 生 徒 の 実 態
ア(1)、(2)、(4)か ら生 徒 は 、 「総 合 的 な学 習 の 時 間 」 を 体 験 的 学 習 や 仲 間 と考 えた り調 べ た りす る学 習 、 自分 自身 で課 題 を決 め て 調 べ る学 習 と考 え て い る。生 徒 は 、 「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 の ね らい をつ か ん で お り、調 べ る力 、考 え る力 が 身 に付 く と感 じて い る。 ま た 、 「友 達 と 学 習 に取 り組 む こ と」、 「体 験 をす る こ と」、 「興 味 ・関 心 の あ る こ と」 にっ い て学 習 す る こ と に楽 しさ を見 出 して い る。
イ(3)、(5)、(6)か ら とて も楽 しい と感 じて い る 生徒 が47パ ー セ ン トい る。 どち ら とも言 え な い とい う生 徒 が38パ ー セ ン トで あ る。楽 し くな い と き の要 因 と して 、発 表 す る とき が 多 く、
次 に課 題 が 見付 か らな い こ とを あ げ て い る。 ま た 、 生徒 は 課 題 を見 付 け る と き、 学 習 を進 め る とき 、 ま とめ る とき 、 発 表 す る とき に 教 師 の 支 援 を求 め て い る こ とが 分 か る。
以 上 の こ とか ら、研 究 内容 を 閾 蹴 定 ・鯛 ・騨6に 視 点 を置 い て本 研 究 を進 め る こ と と した。
lvr総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 の カ リ キ ュ ラ ム デ ザ イ ン の 考 え 方 1柔 軟 な カ リ キ ュ ラ ム づ く り
「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 は 、 「ア よ り よ く問 題 を 解 決 す る 能 力 を 育 て る。 イ 学 び 方 や も の の 考 え 方 を 身 に 付 け させ る 。 ウ 主 体 的 ・創 造 的 に 取 り組 む 態 度 を 育 て る 。 工 自 己 の 生 き 方 を 考 え さ せ る 。」 を ね ら い と して 行 わ れ る も の で あ り、 必 修 教 科 と は 異 な る 特 性 を もつ 。 そ の 違 い を 明 確 に した 上 で(表1参 照)総 合 的 な 学 習 の 時 間 を 実 施 す る こ と が 大 切 で あ る 。
ま た 「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 に お い て は 、 表1教 科学習とr総合的な学習の時間」の違い 体 験 的 な 活 動 を 学 習 に 積 極 的 に 取 り入 れ
る こ と が 、 総 則 第1章 第4の5に 配 慮 事 項 と して 示 さ れ て い る。 生 徒 が 実 際 に 体 験 や 活 動 を 行 う と 、 今 ま で 気 付 か な か っ た 発 見 や 、 予 想 し な か っ た よ う な 出 来 事 が あ り、 そ れ が 新 た な 課 題 へ と 発 展 し た り、 設 定 した 課 題 を 修 正 す る こ と が 必 要 に な る こ と が あ る 。 こ の よ う な 場 合 を 想 定 し、 計 画 で あ る 単 元 計 画 と 、 生 徒 の 活 動 の 結 果 修 正 さ れ る 計 画 で あ る 学 習 計 画 と い う2段 構 え で 、 下 図 に 示 した よ う に
学 習指導 要領 に 示 され た、各 教科 固有 の 目標 を達成 する。
学 習指導 要個 に 規 定 され て い る各 教 科 ごとの学 習 内 容を学習する.
各学校 が学校や地域 の特 性 を生 か した特 色ある学習を通 して、
ア.自 ら課題を見つけ、 自ら学び、 自ら考 え、主体的 に判断 し、 よりよ く問題 を 解決 する資質や能力を育てる 学び方やものの考え方 を身に付け、 問 題 の解決や探究活動に主体的、創造 的 に取 り組 む態度を育て、 自己の生き方 を考 えることができるようにする 各 学校 が 創 意 工 夫 を こ ら して 、国 際 理 解 、 情報 、環 境 、福 祉 ・健 康 、生 徒 の 興 味 関 心 、 地 域 や 学 校 の 特 色 等 に つ い て 、 自 ら テ ー マ を設 定 し、自 ら学 習 計 画 を 立 て て 学 習 す る。
各教科の教科書 各教科で身にっけた基碗的な知識や技能 等の教材を使用 し を生か し、自然体験、社会体験、観察 ・実 て、各教科の特性 験、見学や調査、発表、討論、物づくり等 に応 じた多様 な学 の生産活勤等の体験的な学習や問題解決的 柔 軟 な カ リ キ ュ ラ ム を 考 え る 必 要 が あ る 。 習活動を工夫するoな 学習を行う0
2単 元 計 画 と 柔 軟 な 学 習 計 画 の 構 想
単 元 計 画 と 学 習 計 画 の2段 構 え に よ る 柔 軟 な カ リ キ ュ ラ ム づ く り の 流 れ
(=璽=)(=垂=)
﹁Ill
単 元 計 画
lllL
教 師 の 願 い
・学 習 の ね ら い
・育 て よ う と す る 能 力
テ ー マ 設 定
学 習 環 境 の 見 直 し 社 会 的機 関 との連 携 学 習 形 態(個人 ・グループ) 時 間 編 成
学校 外 の 人 材 の 活 用 学 習 場 所 の 提 供 地 域 との 関 連 等
支 援 ・評 価
⇒
生 徒 の 思 い
課題設定
学習活動計画
体 験 ・調 査 ・観 察 ・実 験
追 究 ・深 化 ・発 展 卒
学 習 計 画
i i
ま と め ・発i麦 i i 課 題 再 発 見I
i
vr総 合的 な学習の時間 」の流 れ と3つ の研究 の視点
視 点1
題 設 定 の 工 1テ ー マ 検 討
I
lテ ー マ 決 定
ガイダンス 課題発見 課題の決定
ζ 一学習活動計画
ζ 体̲動
ζ(体 験 ・調 査課 題 の 追 究 ・深 化
ζ
・発 展
ま と め
一
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視 点2ゴ̲
発 表 の 工 夫
一 一"一 一 一i
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視点3
評価 の工夫 評価計画
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・観察・実験)<一 二深化
新たな課題の発見 く一==コ
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ぐ=LI=r藤 修正1
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ポートフォリオ評価の有効活用
評 価 カ ー ド 自己 ・相 互 ・教
自 己 ・教 師
1諜 教う 自己'相互'聖 ∋
自 己 ・教 師II
:∵>
1 自 己 ・相 互 ・教
自 己 ・教 師
̲̲̲̲̲」
◇ 「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 の テ ー マ の 役 割 と は
テ ー マ は 、 「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 の ね ら い に 即 し た も の で な け れ ば な ら な い 。 ま た 、 テ ー マ に は 、 次 の よ う な 役 割 が あ る 。
一 ・・一 ・テ ー マ は
0 生 徒 が 、 調 査 や 体 験 活 動 を 通 し て 発 見 した こ と や 、 考 え た こ と を ま と め 、 各 自 の 課 題 を 解 決 して い く と き のiと な る。
○ 生 徒 が そ れ ぞ れ に 展 開 す る 課 題 追 究 の 活 動 に お い て 、 共 通 の 問 題 な ど を 相 互 に 関 連 さ
せ る こ と で 、 一 さ せ る。
○ 教 科 の 枠 を 越 え た 教 師 集 団 や 、 外 部 の 人 材(ゲ ス トテ ィ ー チ ャー や 地 域 の 人)な ど 、 多 くの 人 か か わ り な が ら多 様 な 学 習 活 動 が 予 想 さ れ る 中 で 、 生 徒 を 含 め 、 学 習 に か か わ
る 全 て の 人 に灘 …を 示 す 。
こ の よ う に 、 テ ー マ 設 定 は 、 「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 の 一 人 一 人 の 学 習 内 容 や 周 り の 人 々 の 支 援 な ど 、 全 体 を 通 じて 学 習 の 方 向 性 を 示 す 重 要 な 役 割 が あ る 。
「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 の テ ー マ を 学 校 の 共 通 の テ ー マ と して 設 け る か 、 学 年 か 、 学 級 か 、 生 徒 が 設 け る か は 、 各 学 校 の 裁 量 に よ る と こ ろ で あ る 。 今 回 は 、 教 師 の 指 導 経 験 や 生 徒 の 学 習 経 験 が ま だ 浅 い た め 、 学 校 ま た は 学 年 単 位 で 共 通 テ ー マ を 設 定 す る こ と を 想 定 して 研 究 を 進 め て い く
こ と と した 。
1課 題 設 定 の 工 夫
「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 に お い て 、 生 徒 が 課 題 を 設 定 し学 習 を 始 め る ま で の 段 階 は 、 そ れ 以 後 の 学 習 意 欲 を 支 え 、 学 習 の 見 通 しを もつ 上 で 大 切 で あ る 。 しか し、 生 徒 が 課 題 を 見 付 け ら れ な い 時 に 、 教 師 は ど の よ う な 支 援 を した ら よ い か 戸 惑 っ て い る 状 況 が あ る 。 そ こ で 、 課 題 設 定 の 工 夫 と して 、 テ ー マ 検 討 か ら課 題 決 定 ま で の 間 に 行 う 教 師 の 支 援 に つ い て 考 え て み た 。
図1課 題設定の概念図 テ ー マ の 検 討
*学 校の教育 目標
*教 師の顧い
*地 域の実態
*保 護者 の実態
*生 徒 のこれ までの学習経験(含:小 学校)
*生 捷 の與味 ・関心
亀*生 徒 の 実 態(ア ン ケ ー ト調 査 の 実 施) ,
テ ー マ 決 定
'
ガ イ ダ ン ス [興味 ・関 心 の 醸 成]
*VTR教 材 の活用
*ゲ ス ト テ ィ ー チ ≪ 一 の 活 用'
1課 題の発見1
*テ ーマに闘した資料 を集 めさせ る
*テ ー マ に つ い て 「な ぜ?」 「ど う して?
を見つけさせる
*自 分が取 り組む課題を探させる 'ブ レイ ン ス トー ミ ン グ
、 ウ ェ ビ ン グ等
*自 分が思いっいた課題 を記録 させておく W
i課 題の検討1
*KJ法 等 による課題 の構成
*チ ェ ッ ク シー トの 活 用
・テ ー マ との 整 合 性 ■■5・
・調査研究方法 の確認
・課題解決 までの見通 し
・達 成 感 、成 就 感 が ▽
ありそ うか 試
*教 師の支援 の重妻性 行
・予測 される問題 点を指摘 錯
・生徒 の意欲を尊重 誤
・生捷 自身が納得 して に
取捨選択をす るよう よ
十分配慮す る る
9 v 課
題
課題 の決 定 設
↓ 罷
障 習活動計画の作成 i 力の
↓ 皇
課題解 決の学習始
[課 題 の 追 究]
畢 課題の変更扁
(1)テ ー マ 設 定 の 工 夫
各 学 校 ・学 年 で 統 一 した テ ー マ を 設 定 す る 時 に は 、 生 徒 へ の ア ン ケ ー ト調 査 の 実 施 な ど 、 生 徒 の 興 味 ・関 心 、 そ れ ま で の 学 習 経 験(小 学 校 で の 学 習 を 含 め て)な ど を ふ ま え 、 テ ー マ を 検 討 し決 定 す る よ う にす る 。
(2)ガ イ ダ ン ス の 工 夫(課 題 追 究 へ の 動 機 付 け)
生 徒 へ の ガ イ ダ ン ス で は 、 テ ー マ に つ い て 興 味 ・関 心 を 醸 成 さ せ る た め 、 テ ー マ に 関 連 したVTR教 材 の 活 用 、 ゲ ス ト テ ィー チ ャー の 招 へ い な ど、 生 徒 の 内 発 的 動 機 付 け を 心 が け る 。
(3)課 題 の 発 見
共 通 テ ー マ か ら 、 生 徒 が 自 由 な 発 想 で 課 題 に つ い て の ア イ デ ィ ア を 出 し合 う よ う に 、 ブ レイ ン ス トー ミ ン グ や ウ ェ ビ ン
グ な ど を活 用 し、 生 徒 の 創 造 性 を 開 発 す る。
(4)課 題 決 定 ま で の 工 夫
生 徒 が 発 想 し た 課 題 の 中 か ら 、 実 際 に 学 習 して い く課 題 を 選 択 す る に あ た っ て 、 生 徒 が 項 目を 選 ん だ り記 入 した り して い くだ け で 容 易 に 考 え を ま とめ られ る よ う な 「チ ェ ッ ク シ ー ト」を 活 用 し、生 徒 が 主 体 的 に 考 え検 討 で き る よ う工 夫 す る 。 (5)課 題 の 途 中 変 更 も 認 め る ゆ と りが 大 切
実 際 に 学 習 に 取 り組 ん で み る と、 事 前 に よ く考 え て 選 ん だ は ず の 課 題 で も、 様 々 な 困 難 に よ り行 き 詰 ま っ て し ま う こ と が あ る。 そ の よ う な と き に 、 教 師 の 温 か い 励 ま し の 言 葉 や 、 一 緒 に 課 題 に つ い て 考 え る な ど の 支 援 に よ り、 課題 に再 挑 戦 し て い くか 、 あ る い は 思 い 切 って 課 題 の 変 更 を す る な ど、 心 に ゆ と りを も っ て 課 題 に 取 り組 む こ と が で き る よ う に す る 必 要 が あ る 。ま た 、こ の よ う な 試 行 錯 誤 を繰 り返 す こ と に よ り、
生 徒 は 適 切 な 課 題 を設 定 す る能 力 が 向 上 して い く も の と考 え る 。
2発 表 の 工 夫
(1)ア ン ケ ー ト調 査 の 結 果
本 研 究 の ア ン ケ ー ト調 査 に よ る と 、 「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 が つ ま らな い と感 じて い る 生 徒 は14%あ っ た が 、 そ の 理 由 と し て 、 「発 表 す る の が 嫌 い だ か ら 」 と答 え た 生 徒 が 多 か っ た 。 ま た 、 発 表 す る と き に 教 師 の 支 援 を 求 め て い る 生 徒 が 多 い 実 態 も 明 ら か に な っ た 。
(2)発 表 の ね ら い
「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 に お け る 発 表 は 、 「ア 発 表 す る こ と に よ り新 た な 課 題 を と ら え 直 す イ 学 習 成 果 の 共 有 化 を 図 る ウ 豊 か な 自己 表 現 力 を 身 に 付 け る 」 こ と を ね ら い と し て 行 う も の と考 え る 。 よ っ て 、 多 様 な 発 表 場 面 や 生 徒 の 学 習 状 況 に 応 じて 発 表 の 機 会 を 設 定 す る 必 要 が あ る 。 ま た 、 発 表 す る こ とで 、 表 現 す る 楽 し さ や 伝 え る こ と の 楽 し さ 、 認 め ら れ る 喜 び な ど を 実 感 し 、 そ の こ と が 自 信 と な り、 学 習 意 欲 の 高 ま りが 期 待 で き る も の と考 え る 。
(3)具 体 的 な 工 夫
① 多 様 な 発 表 場 面 の 設 定
課 題 設 定 の 段 階 で は 「決 定 した 課 題 の 発 表 」、 課 題 追 究 の 段 階 で は 「中 間 発 表 」、 ま と め の 段 階 で は 「ま と め の 発 表 」 の 場 面 を 設 定 し 、 意 欲 の 高 揚 ・継 続 を 図 る 。
② 主 体 的 に 発 表 で き る よ う に す る た め の方 法 の 工 夫
い ろ い ろ な 発 表 方 法(表1)を 紹 介 し、 そ れ ら を ヒ ン トに 自 分 の 課 題 に 適 した 発 表 の 方 法 を 選 択 さ せ 、 意 欲 的 に 取 り組 ま せ る 。
③ ゆ と り あ る 時 間 設 定
見 通 し を も っ て 計 画 的 に 発 表 準 備 や 発 表 が で き る よ う な 時 間 設 定 を 配 慮 す る 。
④ 外 部 の 人 材 活 用
◇ 発 表 す る側 と し て … パ ネ ル デ ィ ス カ ッ シ ョ ン(実 践 事 例)な ど 発 表 内 容 に 応 じて 、 外 部 の 人 材 を 活 用 す る
◇ 発 表 を 聞 く 側 と し て ・ ・保 護 者 、 地 域 、 関 係 者 な ど を 発 表 会 に招 待 す る 。
⑤ 参 加 者 が 選 択 す る 発 表 会
発 表 者 は 、 い く つ か の パ ー トに 分 か れ て 同 時 に 発 表 を行 い 、 聞 く側 が 、 興 味 ・関 心 の あ る 発 表 を 選 択 して 参 加 す る 。
表1発 表方法の例
文 字=模 造 紙 資 料 製 本 論 文 作 品(造 形 ・音 楽):模 型 工 作
ポ ス タ ー 写 真 作 曲 機 器:OHCOHPVTR
コ ン ピ ュ ー タ デ ジ タ ル カ メ ラ 形 態:ス ピ ー チ デ ィ ベ ー ト
パ ネ ル デ ィ ス カ ッ シ ョ ン
響
︑鞘 μ 嵐
海ダ磯鍵
網妬齪疑
ヒ購玉N
郵鷹嘩
3評 価 の 工 夫
研 究 主 題 の キ ー ワ ー ドと な って い る 「楽 しさ 」 を 支 え る 学 習 意 欲 は 、 生 徒 の 学 び の 欲 求 と学 ぶ 意 志 で あ り、 学 習 活 動 を 引 き 起 こ す 原 動 力 で あ る。 よ っ て 、 学 習 意 欲 を 高 め 、 継 続 さ せ る た め に は 、 生 徒 の 学 習 活 動 に お い て 自 己 評 価 を 計 画 的 に行 い 、 そ れ を 効 果 的 に機 能 さ せ る 必 要 が あ る 。 そ こ で 、 「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 の 学 習 内 容 ・方 法 の 特 性 か ら ポ ー トフ ォ リ オ を 取 り入 れ た 効 果 的 な 評 価 の 方 法 を 追 究 す る こ と と した 。
〈 ポ ー トフ ォ リ オ 評 価 と評 価 カ ー ド 〉
辞 書 に よ る と 、 ポ ー トフ ォ リオ(Portfolio)は 「紙 ば さ み ・書 類 を 入 れ る ケ ー ス 」 と あ り、
元 来 、 書 類 な ど を入 れ る も の と 示 さ れ て い る。 学 校 に お い て は 「生 徒 が 学 習 活 動 に 関 す る 情 報 や 資 料 を 収 集 し編 集 す る 」 い わ ゆ る生 徒 が 学 習 過 程 で 蓄 積 した 学 習 フ ァ イ ル の こ と を い う。 た だ し、 無 作 為 に 収 集 した 資 料 や 情 報 な ど を フ ァ イ ル す る の で は な く、 自 己 の 学 習 過 程 で 蓄 積 し た も の を 、 自 己 評 価 や 相 互 評 価 を 行 い 、 生 徒 が 改 め て 編 集 し直 して い く こ と が 大 切 で あ る。 そ の 結 果 、 ポ ー トフ ォ リオ は 評 価 の た め の 資 料 と して 有 効 に 機 能 す る の で あ る。 教 育 課 程 審 議 会 の 答 申 で は 「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 の 評 価 に つ い て 、 「生 徒 の 活 動 や 学 習 の 過 程 、 発 表 、 討 論 な ど に 見 られ る学 習 の 状 況 や 成 果 な ど に つ い て 生 徒 の 良 い 点 、 学 習 に 対 す る 意 欲 や 態 度 、 進 歩 の 状 況 や 態 度 を 踏 ま え て 適 切 に評 価 す る こ と。 」 と して い る 。 こ の こ と か ら も 「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 に お い て は 、 学 習 過 程 で の 生 徒 の 評 価 活 動 は 重 要 か つ 不 可 欠 で あ る 。 そ こ で 、 生 徒 の 評 価 活 動 を よ り効 果 的 に 実 施 す る た め に 、 自 己 評 価 カ ー ド、 相 互 評 価 カ ー ド、 ア ドバ イ ス カ ー ドな ど を 作 成 し活 用 した 。 活 用 に あ た って は 、 全 学 習 計 画 を 通 し て 継 続 的 に 自己 評 価 を繰 り返 し行 っ た り、 発 表 な ど学 習 活 動 の 節 目 と な る時 間 に 、 当 該 の 学 習 活 動 に 合 わ せ た カ ー ドで 評 価 活 動 を 計 画 的 に 実 施 した 。 こ の よ う に 生 徒 は 評 価 活 動 を 意 図 的 に 実 施 す る 中 で 、 自己 評 価 能 力 が 身 に つ く と と も に 自己 の 学 習 状 況 を 客 観 的 に 判 断 した り、 自 己 を 見 つ め 、 よ さや 可 能 性 を 発 見 す る な ど 自 己 理 解 を 深 め る こ とが 期 待 で き る。
図1ポ ー トフ ォ リオ 評 価 の 活 用 図
國 く⇒
囲 ⇔
團 く1⇒
回 ⇔ ・
ポ ー ト フ ォ リ オ
・ガ イ ダ ン ス 資 料
・課 題 設 定 チェックシート
・学 習 計 画 表
・話 合 い の 記 録
・行 動 表
・インタビ ューの 記 録
・インターネットか ら の 情 報
・文 献 か ら の 情 報
・写 真 ・地 図
・訪 問 マ ニ ュ ア ル
・訪 問 先 の 資 料
・礼 状(自 分⇔訪問 先)
・発 表 の 記 録
・ア ドバ イ ス カ ー ド
・ 自 己 評 価 カ ー ド
・相 互 評 価 カ ー ド
・地 域 の 人 の アドバイス
・先 生 の 助 言 ・評 価
・訪 問 先 か ら の メッセージ
・保 護 者 の こ と ば
・感 想 文
生 徒 自 身
再編集
学習意欲
学びの形成
自己 の 成 長
VI実 践 例
1r課 題 設 定 の 工 夫 」 指 導 案 ①
(1)学 校 共 通 テ ー マ 「自ら切 り拓 く進 路 学 習 」(2)単 元 「商 品 開 発 」 (3)単 元 設 定 理 由
第2学 年 は 、 これ ま で の 「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 の 学 習 の 深 ま り の 中 で 、 生 徒 か ら 出 さ れ た 「商 品 開 発 案 」 を 学 年 と して 取 り上 げ た 。 「商 品 開 発 」 の 単 元 構 成 を 身 の 回 り の 商 品 に 着 目 し 、 「消 費 者 の 側 に 立 っ た 商 品 の 見 直 し 」 「消 費 者 の ニ ー ズ に応 じ た 商 品 開 発 」 「開 発 商 品 の 実 現 の 可 能 性 」 「商 品 開 発 のCM作 成 ・発 表 」 と し て 考 え た 。 生 徒 は 、 こ れ ま で の 学 習 経 験 や 生 活 体 験 を 基 盤 に 、 開 発 商 品(課 題)を 決 め 、 消 費 者(生 徒 、 保 護 者 、 地 域 の 人 、 高 齢 者 な ど)と の か か わ り を 大 切 に し な が ら 、 課 題 探 究 に 向 け て 主 体 的 な 学 習 を 展 開 す る こ と が 期 待 で き る 。 ま た 、 「商 品 開 発 」 と い う特 性 か ら、 グ ル ー プ を 企 業 に 置 き 換 え た り、 デ ル フ ァ イ 法(資 料 参 照)を 参 考 に し た 調 査 ・評 価 方 法 の 活 用 、 開 発 商 品 のCM 発 表 な ど の 工 夫 に よ り 、 生 徒 が 楽 し く意 欲 的 に 「商 品 開 発 」 に 取 り組 め る よ う に し た 。
(4)指 導 計 画(O数 字 は 学 期 内 の 授 業 時 数 小 計)
学期 時間数 学 習 計 画 学 習 活 動 意 欲を支 える指導法の工夫 生徒 の興 味関心を引き出す 工夫 備 考
1
⑩
1 実態調査 飴 学習に関するアンケート実施 、鏑 懸 ド礁 往)聾
3 動機付 け ビデ オ ・ゲ ストティー チ ャー
1 全 体説 明 学習計画説明 技 術 予 測 調 査 ・ヒット商 品 1 商品考案 アイデ ィア 考 案 ブ レインス トー ミング等 商品企画書
1 グ ル ー プ 編 成 方向性重視のグループ編成 ティー ムテ ィー チ ング 繊 灘懲i隷 繊 本 時
1 発表・評価・助言 アイディア発表棚 価 1糠 難翻 消費者の気持ち
1 商 品の再思考 集 団 会 議 バ ー ジョンァ ップ ヵ一 ド 1 課題の設 定 商品再発表 発表形式 灘 鱒噸 灘 総 黍
2
3 調 査 ・分 析 商 品 調 査 ・分 析 纐 調査・調べ学習
2 商 品決定 商品最終決定 発表 形式 灘 灘灘 灘
3 宣伝企画調査 宣伝方法研究と㈱ 方法の探索 集 団会議 宣伝企画書
6 宣伝作成 CM等 作成活動 取 材 ・撮 影 等 ビ デ オ ・新 聞 広 告 等 3
⑪
5 最終プレゼンテーション 商品の提案 リハ ー サ ル 等 CM・ 広 告 ・実 演 等
6 まとめ 自己課題再発見 発表形式 自 己 ・相 互 評 価 (5)課 題 設 定 の 工 夫
ら 生徒の購.恥 について泓一
実態 把 握 ア ンケー ト■
俗 ビデオ視聴 、
学習の見通 しと
庵 効 果 的 グル....:プ編 成 、
、
学びの方向性を重視した
達 徒主体のグルr轍 誠 ㈹2、,
内発 的動機付け
■一
㌔醤3昌 』 」
1 1
騨 蒙騨
課 題 設 定
0相 互評価カー ド 、
デ ル フ ァイ 法 を 参 考 と 口 L.し た 課 題 の 軌 道 修 正 ノ
偽 〉塗合学習諜題設定支擾シート ー 教師の支援 を受 けた L学 習の流れの確認 」
¶ 一