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教 育 研 究 員 研 究 報 告 書

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(1)

中 学 校

成13年

教 育 研 究 員 研 究 報 告 書

総 合 的 な学 習 の 時 間

東 京 都 教 職 員 研 修 セ ン タ ー

(2)

成13年

簿(総 合 的 な 学 習 の 時 間)

久 保 田

上 板 橋 第 三 中 学 校 ○ 益

さわ 子

入 谷 南 中 学 校

江 戸 川 区 鹿

立 川 第 七 中 学 校

◎ 清

ヶ 丘

◎ 世 話 人 ○ 副 世 話 人

担 当 東 京 都 教 職 員 研 修 セ ン ター 指 導 主事 み な 子

(3)

1主 題設定の理由 2

ll研 究 の 概 要 1仮 説 の 設 定 2

3研 究 の 構 想 図 研 究 の 内 容 ・方 法

3334

iii「 総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 に 関 す る 実 態 調 査

1234

各学校の実施状況 教師の実態 生徒の実態 考察

55667

IYr総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 の カ リ キ ュ ラ ム デ ザ イ ン の 考 え 方 1柔 軟 な カ リキュラム づ くり

2単 元 計 画 と柔 軟 な学 習 計 画 の 構 想

888

vr総 合 的な学習の時間」の流れ と3つ の研究の視点

123

課題設 定の工夫 発表 の工夫 評価 の工夫

9012111

Vl実 践 例

123

課題設 定の工夫 発表の工夫 評価の工夫

資 料1(自 己 評 価 カ ー ド・相 互 評 価 カー ド・教 師 の 補 助 簿) 資 料2(自 己 評 価 カ ー ド)

336801111122

VI(成 果 と 課 題 1成 2課 3提

22342222

(4)

一人一 人 が学 習意欲 に支 え られ 楽 しく取 り組む 「総 合 的 な学習 の時 間」 の創造

一課 題 設 定 ・発 表、 評 価 の工 夫 を通 して 一

1主 題 設 定 の 理 由

近 年 、 教 育 改 革 が 積 極 的 に 推 進 さ れ 、 学 校 教 育 は 大 き な 転 換 期 を 迎 え て い る。 そ し て 、 い よ い よ平 成14年 度 か ら学 校 週5日 制 が 実 施 さ れ 、 各 学 校 で は 、 新 学 習 指 導 要 領 の も と に 子 ど も た ち 一 人 一 人 に 「ゆ と り」 の 中 で 「生 き る 力 」 を は ぐ くむ こ と を ね ら い と し て 、 特 色 あ る 教 育 活 動 が 展 開 さ れ よ う と して い る。 今 回 の 改 訂 の特 色 と して 、 従 来 の 教 科 等 の 学 習 に 加 え て 「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 が 創 設 され た こ と で あ る。 「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 の ね ら い は 、 「自 ら課 題 を 見 付 け 、 自 ら 学 び 、 自 ら 考 え 、 主 体 的 に 判 断 し 、 よ り よ く 問 題 を解 決 す る 資 質 や 能 力 を 育 て る こ と。 学 び 方 や も の の 考 え 方 を 身 に 付 け 、 問 題 の 解 決 や 探 究 活 動 に 主 体 的 、 創 造 的 に 取 り 組 む 態 度 を 育 て 、 自 己 の 生 き 方 を考 え る こ と が で き る よ う にす る こ と 。」 で あ る。 これ は 、 「 き る 力 」 を は ぐ くむ こ と を 直 接 的 に ね らい と して お り、 各 学 校 は 「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 の 趣 旨 、 ね ら い を 十 分 に 理 解 し実 践 して い か な け れ ば な ら な い 。 しか し な が ら 、 移 行 期2年 目 を 迎 え た 各 学 校 に は 、 学 校 、 教 師 、 生 徒 が そ れ ぞ れ の 立 場 で の 課 題 を 抱 え て 実 施 し て い る 状 況 が あ る 。 そ の 要 因 は 、 目標 や 内 容 が 各 学 校 に 任 せ られ て い る こ と 、 生 徒 の 体 験 を 重 視 した 課 題 解 決 型 の 学 習 が 求 め られ て い る こ と 、 学 習 活 動 の 範 囲 が 学 校 外 へ と広 域 と な る こ と、 家 庭 、 地 域 と の 連 携 強 化 が 不 可 欠 と な る こ と な ど が あ げ られ る。 こ の よ う に 、 教 師 の 専 門 的 な 教 科 指 導 だ け で は な く 、 学 校 あ る い は 学 年 み ん な で 取 り組 む 指 導 形 態 へ の 対 応 や 学 習 内 容 の 大 き な 広 が り、

体 験 ・交 流 ・調 べ 学 習 に 対 す る経 験 が 不 足 して い る こ と が 、 「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 の 円 滑 な 実 施 に 課 題 を 投 げ か け て い る と 推 察 で き る。 今 回 実 施 し た 実 態 調 査 か ら、 学 校 は 評 価 や カ リキ ュ ラ ム 作 り に 、 教 師 は 指 導 方 法 に 、 生 徒 は 学 習 活 動 に そ れ ぞ れ 戸 惑 い を 感 じて い る こ と が 伺 え る 。

本 年 度 の 研 究 員 月 例 会 に お い て 、 「生 徒 がr総 合 的 な 学 習 の 時 間 』 は っ ま ら な い と言 っ て い る。」 と い う 発 言 が あ っ た 。 そ して 、 そ の 発 言 に 対 す る説 明 が 瞬 時 に は 出 な い 状 況 か ら 、 本 研 究 は ス タ ー ト し た 。 教 師 は これ ま で も、 意 欲 を も っ て 生 き 生 き と学 習 す る 生 徒 の 姿 を 求 め て 、 日 々 授 業 を 実 践 して き た 。 しか し、 授 業 で の 生 徒 の 実 態 を 振 り返 っ て み る と 、 教 師 の 願 い と 実 際 の 生 徒 の 活 動 に は ず れ が あ る こ と に 気 付 く こ と が あ る。 「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 の 実 施 に っ い て も 、 趣 旨 ・ね らい を理 解 し、 実 践 を 工 夫 して も 思 う よ う な 成 果 が 得 ら れ な い 状 況 が あ る こ と か ら、 問 題 意 識 を も っ て 、 こ れ ま で の 取 り組 み と の ず れ の 修 正 を 図 る 必 要 が あ る。 そ の た め に解 決 す べ き課 題 を 明 ら か に す る た め に 、 実 施 状 況 に 関 す る ア ン ケ ー トを 行 っ た 。 そ の 結 果 、

総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 の 活 動 に お い て 「課 題 が 決 ま ら な い 。 発 表 す る の が き ら い 。」 な ど の 生 徒 の つ ぶ や き が 聞 こ え て き た 。 そ こ で 、 こ の よ う な 問 題 を 解 消 し 、 生 徒 が 楽 し く学 習 に 取 り

(5)

組 む た め の 教 師 の 支 援 の 工 夫 ・改 善 に 努 め る こ と が 課 穎 で あ る と考 え 、 生 徒 一 人 一 人 が 学 習 意 欲 に 支 え ら れ 楽 し く取 り組 む 「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 の 創 造 を 目指 し、 課 題 設 定 ・発 表 、 評 価 の 工 夫 を 視 点 と して 研 究 を 進 め る こ と と した 。

II研 究 の 概 要 1仮 説 の 設 定

研 究 を 進 め る に 当 た り、 学 校 ・教 師 ・生 徒 を 対 象 に ア ン ケ ー ト調 査 を 実 施 し、 「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 の 各 学 校 の 実 施 状 況 を 把 握 す る こ と で 、 生 徒 の 学 習 過 程 に お け る 具 体 的 な 課 題 が 明

らか に な っ た 。 そ の 中 で 、 特 に 工 夫 を要 す る 場 面 を 検 討 し、 次 の よ う な仮 説 を 立 て た 。 一 仮

「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 に お い て 、 課 題 設 定 、 発 表 、 評 価 の 工 夫 を 行 う こ と に よ り、 生 徒 の 学 習 意 欲 は 高 ま り、 生 徒 一 人 一 人 は 、 楽 し く体 験 的 な 学 習 や 問 題 解 決 的 な 学 習 に 取 り 組 む こ と が で き る で あ ろ う。

2研 究 の 内 容 ・方 法 (1)実 態 調 査 の 実 施

総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 の 各 学 校 の 取 り組 み 状 況 を 把 握 す る た め に 、 学 校 、 教 師 、 生 徒 を 対 象 に し た ア ン ケ ー ト調 査 を 行 っ た 。 「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 の 実 施 に つ い て 、 学 校 の 実 施 状 況 、 教 師 の 意 識 、 指 導 上 の 課 題 、 生 徒 の 意 識 、 学 習 活 動 上 の 課 題 な ど 、 学 校 、 教 師 、 生 徒 の そ れ ぞ れ の 視 点 で 「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 の 実 施 上 の 問 題 点 を 明 らか に した 。

(2)課 題 設 定 の 工 夫

生 徒 が 、 自 己 の 学 習 計 画 を も と に ま と ま った 時 間 を 継 続 して 学 習 で き る 課 題 と は ど の よ う な 課 題 な の か を 、 指 導 者 側 か ら検 討 した 。 ま た 、 そ の よ う な 課 題 を ど の よ う に 発 見 し 、 ど の よ う に 決 定 して い く の か な ど 、 教 師 の 効 果 的 な 支 援 ・指 導 に つ い て 、 課 題 設 定 か ら 課 題 決 定 ま で の 過 程 で 具 体 的 に 示 した 。

(3)発 表 の 工 夫

「発 表 と は 」 「な ぜ 発 表 す る の か 」 な ど 発 表 の 意 義 ・ね らい を 明 確 に 示 し、 発 表 が 生 徒 に ど の よ う な 学 習 効 果 を も た らす の か を 明 らか に し た 。 ま た 、 生 徒 一 人 一 人 の 学 習 過 程 に お け る 効 果 的 な 発 表 の 場 面 設 定 の 仕 方 や 発 表 の 準 備 や 多 様 な 発 表 形 態 な ど 、 教 師 が 配 慮 す べ き こ と や 具 体 的 な 支 援 ・指 導 に つ い て 研 究 した 。

(4)評 価 の 工 夫

「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 は 、 生 徒 一 人 一 人 が 自 己 の 決 定 し た 課 題 の 解 決 に 向 け て 、 自 ら の 学 習 計 画 の も と に 活 動 を 展 開 す る た め 、 生 徒 は 自 己 の 学 習 活 動 を 常 に 振 り返 り 、 自 己 評 価 を す る こ と で 自 己 の 学 習 活 動 を 意 識 し改 善 して い く必 要 が あ る 。 そ こで 、 自 己 の 学 習 過 程 の 記 録 を 蓄 積 して い く ポ ー トフ ォ リオ を 活 用 した 評 価 を取 り上 げ 、生 徒 の 自 己 評 価 活 動 を 中 心 に 、 相 互 評 価 、 教 師 の 評 価 を 工 夫 し、 検 証 授 業 の 中 で 有 効 性 を 検 証 した 。

3

(6)

3研 究 の 構 想 図

豊 か な 人 間 性 ・社 会 性 ・国 際 性 自 ら 学 び 自 ら 考 え る 力 基 礎 ・基 本 の 定 着 と 個 性 化 特 色 あ る 教 育 ・学 校 づ く り

a子 ど も の 雲 鹸 》

・ い じ め 、 不 登 校 な ど の 問 題

・ 人 間 関 係 の 希 薄 化

・ 耐 性 の 欠 如

・ 社 会 性 、 規 範 意 識 の 希 薄 化

・ 体 力 の 低 下

ゆ と り の 中 で 生 き る カ を 育 む

自 ら 学 び 自 ら 考 え る 力

豊 か な

人 間 性

《 家 麗 ・塊 域 の 纈 い 》

・心 身 と も に 健 や か な 成 長

・基 礎 学 力 の 定 着

・地 域 の 中 の 信 頼 で き る 学 校

《 社 会 の 甕 化 ・ 要 舗 》

・科 学 技 術 の 進 展

・情 報 ネ ッ ト ワ ー ク 社 会

・経 済、 社 会 の グ ロ ー バ ル 化

・地 球 環 境 問 題

・ 少 子 高 齢 化 ・男 女 共 同 参 画 社 会

「総 合 的 な 学 習 時 間 」 の 創 造

ね ら い

《新 し い 掌 綾 ● 瀞

・地 域 に 開 か れ た 学 校

・特 色 あ る 教 育 活 動 が 実 践 さ れ る 学 校

・地 域 の コ ミ ュ ニ テ ィ の 中 心 と な る 学 校

《或 め ら れ る 鍛 闘 ■ 》

1豊 か な 人 間 性1[璽 至亜 コ[亜

☆ 深 い 子 ど も 理 解

☆ 豊 か な 発 想 と 柔 軟 な 思 考 力

☆ 広 い 視 野 と 創 造 力

☆ 多 様 な 学 習 に 対 応 で き る 支 援 ・指 導 技 術

☆ 学 習 の 全 体 像 を 把 握 ・予 測 ・見 通 す 力

☆ 地 域 と の コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 能 力

☆ 情 報 収 集 、 活 用 、 発 信 す る 力

☆ 絶 え 間 な い 授 業 改 善

☆ 外 部 協 力 者 の 有 効 活 用 能 力

☆ 教 材 開 発 能 力

《研 究 主 題 》

0人 一入が学習意欲に支えられ楽しく取り組む1総合的な学習の時間}の創造

一 課 題 設 定 ・発 表 、 評 価 の 工 夫 を 通 し て 一

櫨.・=̀蝋転穂燃 一'一 蟻毎織証蟻燃 繊 罫蹄顎一 琴.辮異、現'孤砺老ジ7ノー'. '彪塚一 雛 襯ぴ諏」帝繍¥鱒 盗 欝 猟 瓦猟'争 「、

《仮 醗 》

「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 に お い て 、 課 題 設 定 、 発 表 、 評 価 の 工 夫 を 行 う こ と に よ っ て 、 生 徒 の 学 習 意 欲 は 高 ま り 、 生 徒 一 人 一 人 は 、 楽 し く 体 験 的 な 学 習 や 問 題 解 決 的 な 学 習 に 取 り 組 む こ と が で き る で あ ろ う 。

<視 点1>

・テ ー マ 設 定 か ら 課 題 決 定 の 過 程 に お け る 教 師 の 支 援 の 工 夫 。

<視 点2>

・ 発 表 す る こ と の 意 義 の 明 確 化 、 発 表 ま で の 過 程 へ の 支 援 、 多 様 な 発 表 方 法 の 提 示 。

<視 点3>

・ ポ ー ト フ ォ リ オ 評 価 の 開 発 と 自 己 評 価 、 相 互 評 価 、 教 師 の 評 価 の 効 果 的 方 法 の 検 討 、 考 案 。

第2学

学 校 共 通 テ ー マ:「 自 ら 切 り 開 く 進 路 学 習 」 単 元 名:「 商 品 開 発 」

第3学

学 校 共 通 テ ー マ:「 生 き 方 を 考 え る 」 単 元 名 「職 場 体 験 」

第2学

学 校 共 通 テ ー マ:「 地 域 に 生 き る 」 単 元 名:「 銀 座 を 知 ろ う 」

《研 究 の ま と め と 騨 価 》

題 、

(7)

川r総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 の 実 態 調

研 究 を進 め る に 当 た り、 「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 に 関 す る ア ン ケ ー ト調 査 を 学 校 ・教 師 ・生 徒 を 対 象 と し て 、 都 内61校 の 中 学 校 の 協 力 に よ り実 施 した 。 対 象 人 数 は 教 師104人 、 生 徒1664 人 、 実 施 期 間 は9月 に 行 っ た。 総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 は 「総 合 」 と した 。

1各 学 校 の 実 施 状 況

(1)平 成13年 度 の 学 習 テ ー マ の 実 施 状 況 に つ い て(複 数 回 答 可)

進鋳 学校地域の特性を生かしたもの 生使の興味・関心によるもの 瑚壇 福祉

■瞭堰飾 共生 その値

檎瓠

0 10 so 30 40 50 eo 70 80 90(人 〕

(2)平 成13年 度 ・14年 度 の 週 時 程 に つ い て

エ アとイの嶺

4

ウ,時 期 集 中 33%

オ その値

ア・霧 型

帯 吠継続 az

オ・蕊?他

エ7と イの観

1

圓定型

瑠鱒 担

平 成13年 平 成14年

(3)平 成14年 度 の 学 習 テ ー マ の 実 施 予 定 に つ い て(複 数 回 答 可)

違隠 学校地域の特性を生かしたもの 生後の貝瞭・闘心によるもの 瑠壇 福裡 国蘭 ■儒 挑生 そのa 傭報

0 io 30 50 eo 70 30 go(人

(4)「 総 合 」 の 実 施 上 の 課 題 に つ い て(複 数 回 答 可)

酔価の方法 カリキュラム作り

教師の童識 教師の共通環堺や逼鳩 敏青課程の●嘆(時■割) 敵師の櫓導(支擾)の方法 予算 校内外の総蝕活用 敏村の闘Ω。停虞 地域との運揃 生捷櫓導上の悶■

生佳 ・録護者の量繊 その蝕

0 5 is 15 20 25 30 35 w

(人 〕

(8)

2教 師 の 実 態

(1)「 総 合 」 に よ り 身 に 付 け さ せ た い 力 に つ い て(複 数 回 答 可)

考 える力 衰現す るカ 情 轍を活 用 ・収集 ・免信す る力 学 び方 調ぺるカ コミュニケーションの力 目楓 に向かってやり抜く力 人を思いやる心 仲 間と協力する力 礼儀 やマナー その他

0 10 za 30 as 50 60 70(人)

(2)「 総 合 」 の 実 施 上 の 課 題 に つ い て(複 数 回 答 可)

敏師の共通瑚解 や通撹 騨鎖の方珪 教飾の指導(支撞)の方法 カリキュラム体り 教膏課稜の編緩【蒔闘劇) 教材の,髭 ・作霞 教師の意識 予算 校内外の施蝕 地域との連携 生捷指環上の問煽 生徒・保護者の意鎌 その他

a

(3)「 総 合 」 の 実 施 上 の 疑 問 や 不 安 の 有 無 に つ い て

ア.あ る(96%)イ.な い(4%)

3生 徒 の 実 態 (1)「 総 合 」

10 20 30

を ど の よ う に 考 え て い る か に つ い て(複 数 回 答 可)

いろいろな体験をする学■

仲間と一緒に考えたりAぺ たりする学■

自分で課顯を決めて隅ぺる学■

先生以外の人から学ぺる学■

醜績(5・4・3・2・1)が付かない学冒 調べたことを艶衰する学■

その値

w 50 60

0

(2)「 総 合 」 に よ り 身 に つ い て(複 数 回 答 可)

闘べる力 脅えるカ コミュニケーションの力 惰細を活用。収集。艶信する力 協力する心 目標に向かってやり抜く力 衰現する力 礼儀やマナー 人を思いやる心 学び方 その弛

zoo

付 く 力 に

0 200 aoo soo 800 10001200

eoo

(3)

eoo

「総 合 」

エ.つ ま ら

ウ.ど ちら とも言 えな

39%

η(人)

1…isao(人)

の 考 え に つ い て

ア.と て も 楽 しい

11%

イ.楽 しい 38%

(人)

(4) (3)で ア ・イ を 選 ん だ 人 の 理 由 に つ い て(複 数 回 答 可)

いろいろなことが鉾融 で倉る 友 運 と一緒 に学 習「cfる 貝 味 ・圏 心 のあることを溺ぺ ることができる 教 窟 以外で学 冒 がで倉る 自分 で決め た課 ■につ いて学 習で奮る 自分 で学習 方法 を決め ることがでさる 学召 した ことを免 表す ることが できる そ の仙

0 ioo zoo aoo aoo soo ooo(人)

(9)

(5)(3)で ウ ・ エ を 選 ん だ 人 の 理 由 に つ.い て(複 数 回 答 可)

箆衰するのが嫌い ,瘤 が見つからない 学冒の意味が分からない 学習のやり方が分からない 何をやっているかが分からない その蝕 小学校と目じようなことをしている

a ,00 soo eoo(人)

(6)「 総 合 」 の 学 習 を 進 め る 上 で 、 先 生 に ア ド バ イ ス を 求 め る 場 面 に つ い て(複 数 回 答 可)

●■憲見付1,るとe 学冒をまとeaると蓼 決めた謀■について■ぺ学口壱遊めるとき

■■をあらためて身え盧すとき 縢鍾を決めると倉 館衰†ると倉 学冒したことから斬たに課題を盈見寸●ると音 自分の学冒を自分で脚価すると妻 仲閥閃士でお互いに学習活動をe価 しあうと妻 その倍

0 ioo sw 300 SOO 600 700(人 〕

4考

0学 校 の 実 施 状 況

ア(1)、(3)か らの 今 年 度 の 学 習 テ ー マ の 実 施 状 況 は 、進 路 が最 も多 く、 次 に 学 校 ・地 域 の 特 性 を 生 か した 学 習 内容 、 生 徒 の 興 味 ・関 心 に よ る も の な どが続 く。 来 年 度 も 引 き続 き 同 じ よ

うな傾 向 が 見 られ る。

イ(2)か ら今 年 度 の 週 時 程 は 実 施 時 数 の 関係 か ら固 定 型 が 多 く、来 年 度 は 固 定 型 、期 間 集 中 型 が と もに 減 り、 そ の 他 が増 え て お り、 そ の 内 訳 は 、 固 定 型 と期 間 集 中型 の 混 合 型 を 考 え て い

る学 校 が 出 て きて い る。

ウ(4)か ら学 校 の 課 題 と して 、評 価 の方 法 、カ リキ ュ ラム 作 り、教 師 の 意 識 、教 師 の 共 通 理 解 や 連 携 が あ る。 各 学校 と して 学 習 テー マ につ い て は決 ま っ て い る が 、カ リキ ュ ラ ム づ く りや 評 価 に 対 す る取 り組 み が課 題 とな っ て い る。

0教 師 の 実 態

ア(2)、(3)か ら課題 は 、 教 師 の 共 通 理 解 や 連 携 、評 価 の方 法 、 教 師 の 指 導(支 援)の 方 法 な ど を あ げ て い る。 多 くの教 師 が 「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 に 不安 や 戸 惑 い を抱 い て い るの は 、移 行 期2年 目で あ り 「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 の 指 導 経 験 が 浅 い こ と が考 え られ る。

イ(1)か ら教 師 は 、考 え る力 、表 現 す る力 、情 報 を収 集 ・活 用 ・発 信 す る力 な どを身 に付 け さ せ た い と考 えて い る。

生 徒 の 実 態

ア(1)、(2)、(4)か ら生 徒 は 、 「総 合 的 な学 習 の 時 間 」 を 体 験 的 学 習 や 仲 間 と考 えた り調 べ た りす る学 習 、 自分 自身 で課 題 を決 め て 調 べ る学 習 と考 え て い る。生 徒 は 、 「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 の ね らい をつ か ん で お り、調 べ る力 、考 え る力 が 身 に付 く と感 じて い る。 ま た 、 「友 達 と 学 習 に取 り組 む こ と」、 「体 験 をす る こ と」、 「興 味 ・関 心 の あ る こ と」 にっ い て学 習 す る こ と に楽 しさ を見 出 して い る。

イ(3)、(5)、(6)か ら とて も楽 しい と感 じて い る 生徒 が47パ ー セ ン トい る。 どち ら とも言 え な い とい う生 徒 が38パ ー セ ン トで あ る。楽 し くな い と き の要 因 と して 、発 表 す る とき が 多 く、

次 に課 題 が 見付 か らな い こ とを あ げ て い る。 ま た 、 生徒 は 課 題 を見 付 け る と き、 学 習 を進 め る とき 、 ま とめ る とき 、 発 表 す る とき に 教 師 の 支 援 を求 め て い る こ とが 分 か る。

以 上 の こ とか ら、研 究 内容 を 閾 蹴 定 ・鯛 ・騨6に 視 点 を置 い て本 研 究 を進 め る こ と と した。

(10)

lvr総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 の カ リ キ ュ ラ ム デ ザ イ ン の 考 え 方 1柔 軟 な カ リ キ ュ ラ ム づ く り

「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 は 、 「ア よ り よ く問 題 を 解 決 す る 能 力 を 育 て る。 イ 学 び 方 や も の の 考 え 方 を 身 に 付 け させ る 。 ウ 主 体 的 ・創 造 的 に 取 り組 む 態 度 を 育 て る 。 工 自 己 の 生 き 方 を 考 え さ せ る 。」 を ね ら い と して 行 わ れ る も の で あ り、 必 修 教 科 と は 異 な る 特 性 を もつ 。 そ の 違 い を 明 確 に した 上 で(表1参 照)総 合 的 な 学 習 の 時 間 を 実 施 す る こ と が 大 切 で あ る 。

ま た 「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 に お い て は 、 表1教 科学習とr総合的な学習の時間」の違い 体 験 的 な 活 動 を 学 習 に 積 極 的 に 取 り入 れ

る こ と が 、 総 則 第1章 第4の5に 配 慮 事 項 と して 示 さ れ て い る。 生 徒 が 実 際 に 体 験 や 活 動 を 行 う と 、 今 ま で 気 付 か な か っ た 発 見 や 、 予 想 し な か っ た よ う な 出 来 事 が あ り、 そ れ が 新 た な 課 題 へ と 発 展 し た り、 設 定 した 課 題 を 修 正 す る こ と が 必 要 に な る こ と が あ る 。 こ の よ う な 場 合 を 想 定 し、 計 画 で あ る 単 元 計 画 と 、 生 徒 の 活 動 の 結 果 修 正 さ れ る 計 画 で あ る 学 習 計 画 と い う2段 構 え で 、 下 図 に 示 した よ う に

学 習指導 要領 に 示 され た、各 教科 固有 の 目標 を達成 する。

学 習指導 要個 に 規 定 され て い る各 教 科 ごとの学 習 内 容を学習する.

各学校 が学校や地域 の特 性 を生 か した特 色ある学習を通 して、

ア.自 ら課題を見つけ、 自ら学び、 自ら考 え、主体的 に判断 し、 よりよ く問題 を 解決 する資質や能力を育てる 学び方やものの考え方 を身に付け、 問 題 の解決や探究活動に主体的、創造 的 に取 り組 む態度を育て、 自己の生き方 を考 えることができるようにする 各 学校 が 創 意 工 夫 を こ ら して 、国 際 理 解 、 情報 、環 境 、福 祉 ・健 康 、生 徒 の 興 味 関 心 、 地 域 や 学 校 の 特 色 等 に つ い て 、 自 ら テ ー マ を設 定 し、自 ら学 習 計 画 を 立 て て 学 習 す る。

各教科の教科書 各教科で身にっけた基碗的な知識や技能 等の教材を使用 し を生か し、自然体験、社会体験、観察 ・ て、各教科の特性 験、見学や調査、発表、討論、物づくり等 に応 じた多様 な学 の生産活勤等の体験的な学習や問題解決的 柔 軟 な カ リ キ ュ ラ ム を 考 え る 必 要 が あ る 。 習活動を工夫するoな 学習を行う0

2単 元 計 画 と 柔 軟 な 学 習 計 画 の 構 想

単 元 計 画 と 学 習 計 画 の2段 構 え に よ る 柔 軟 な カ リ キ ュ ラ ム づ く り の 流 れ

(=璽=)(=垂=)

Ill

lllL

教 師 の 願 い

・学 習 の ね ら い

・育 て よ う と す る 能 力

テ ー マ 設 定

学 習 環 境 の 見 直 し 社 会 的機 関 との連 携 学 習 形 態(個人 ・グループ) 時 間 編 成

学校 外 の 人 材 の 活 用 学 習 場 所 の 提 供 地 域 との 関 連

支 援 ・評 価

生 徒 の 思 い

課題設定

学習活動計画

体 験 ・調 査 ・観 察 ・実 験

追 究 ・深 化 ・発 展

i i

ま と め ・発i麦 i i 課 題 再 発 見I

i

(11)

vr総 合的 な学習の時間 」の流 れ と3つ の研究 の視点

視 点1

題 設 定 の 工 1テ ー マ 検 討

I

lテ ー マ 決 定

ガイダンス 課題発見 課題の決定

ζ 一学習活動計画

ζ 体̲動

ζ(体 験 ・調 査課 題 の 追 究 ・深 化

ζ

・発 展

ま と め

i i i

視 点2ゴ̲

発 表 の 工 夫

一 一"一 一 一i

lII ii ii

1⇒1爽

視点3

評価 の工夫 評価計画

I

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観察・実験)<一 二深化

新たな課題の発見 く一==コ

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評 価 カ ー ド 自己 ・相 互 ・教

自 己 ・教 師

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自 己 ・教 師II

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1 自 己 ・相 互 ・教

自 己 ・教 師

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◇ 「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 の テ ー マ の 役 割 と は

テ ー マ は 、 「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 の ね ら い に 即 し た も の で な け れ ば な ら な い 。 ま た 、 テ ー マ に は 、 次 の よ う な 役 割 が あ る 。

一 ・一 ・テ ー マ は

0 生 徒 が 、 調 査 や 体 験 活 動 を 通 し て 発 見 した こ と や 、 考 え た こ と を ま と め 、 各 自 の 課 題 を 解 決 して い く と き のiと な る。

生 徒 が そ れ ぞ れ に 展 開 す る 課 題 追 究 の 活 動 に お い て 、 共 通 の 問 題 な ど を 相 互 に 関 連 さ

せ る こ と で 、 一 さ せ る。

教 科 の 枠 を 越 え た 教 師 集 団 や 、 外 部 の 人 材(ゲ ス トテ ィ ー チ ャー や 地 域 の 人)な ど 、 多 くの 人 か か わ り な が ら多 様 な 学 習 活 動 が 予 想 さ れ る 中 で 、 生 徒 を 含 め 、 学 習 に か か わ

る 全 て の 人 に灘 …を 示 す 。

こ の よ う に 、 テ ー マ 設 定 は 、 「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 の 一 人 一 人 の 学 習 内 容 や 周 り の 人 々 の 支 援 な ど 、 全 体 を 通 じて 学 習 の 方 向 性 を 示 す 重 要 な 役 割 が あ る 。

「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 の テ ー マ を 学 校 の 共 通 の テ ー マ と して 設 け る か 、 学 年 か 、 学 級 か 、 生 徒 が 設 け る か は 、 各 学 校 の 裁 量 に よ る と こ ろ で あ る 。 今 回 は 、 教 師 の 指 導 経 験 や 生 徒 の 学 習 経 験 が ま だ 浅 い た め 、 学 校 ま た は 学 年 単 位 で 共 通 テ ー マ を 設 定 す る こ と を 想 定 して 研 究 を 進 め て い く

こ と と した 。

(12)

1課 題 設 定 の 工 夫

「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 に お い て 、 生 徒 が 課 題 を 設 定 し学 習 を 始 め る ま で の 段 階 は 、 そ れ 以 後 の 学 習 意 欲 を 支 え 、 学 習 の 見 通 しを もつ 上 で 大 切 で あ る 。 しか し、 生 徒 が 課 題 を 見 付 け ら れ な い 時 に 、 教 師 は ど の よ う な 支 援 を した ら よ い か 戸 惑 っ て い る 状 況 が あ る 。 そ こ で 、 課 題 設 定 の 工 夫 と して 、 テ ー マ 検 討 か ら課 題 決 定 ま で の 間 に 行 う 教 師 の 支 援 に つ い て 考 え て み た 。

図1課 題設定の概念図 テ ー マ の 検 討

*学 校の教育 目標

*教 師の顧い

*地 域の実態

*保 護者 の実態

*生 徒 のこれ までの学習経験(含:小 学校)

*生 捷 の與味 ・関心

*生 徒 の 実 態(ア ン ケ ー ト調 査 の 実 施) ,

テ ー マ 決 定

'

ガ イ ダ ン ス [興味 ・関 心 の 醸 成]

*VTR教 材 の活用

*ゲ ス ト テ ィ ー チ ≪ 一 の 活 用'

1課 題の発見1

*テ ーマに闘した資料 を集 めさせ る

*テ ー マ に つ い て 「な ぜ?」 「ど う して?

を見つけさせる

*自 分が取 り組む課題を探させる 'ブ レイ ン ス トー ミ ン グ

、 ウ ェ ビ ン グ等

*自 分が思いっいた課題 を記録 させておく W

i課 題の検討1

*KJ法 等 による課題 の構成

*チ ェ ッ ク シー トの 活 用

・テ ー マ との 整 合 性 ■■5・

調査研究方法 の確認

課題解決 までの見通 し

・達 成 感 、成 就 感 が

ありそ うか

*教 師の支援 の重妻性

・予測 される問題 点を指摘

・生徒 の意欲を尊重

・生捷 自身が納得 して

取捨選択をす るよう

十分配慮す る

9 v

課題 の決 定

障 習活動計画の作成 i

課題解 決の学習始

[課 題 の 追 究]

課題の変更

(1)テ ー マ 設 定 の 工 夫

各 学 校 ・学 年 で 統 一 した テ ー マ を 設 定 す る 時 に は 、 生 徒 へ の ア ン ケ ー ト調 査 の 実 施 な ど 、 生 徒 の 興 味 ・関 心 、 そ れ ま で の 学 習 経 験(小 学 校 で の 学 習 を 含 め て)な ど を ふ ま え 、 テ ー マ を 検 討 し決 定 す る よ う にす る 。

(2)ガ イ ダ ン ス の 工 夫(課 題 追 究 へ の 動 機 付 け)

生 徒 へ の ガ イ ダ ン ス で は 、 テ ー マ に つ い て 興 味 ・関 心 を 醸 成 さ せ る た め 、 テ ー マ に 関 連 したVTR教 材 の 活 用 、 ゲ ス ト テ ィー チ ャー の 招 へ い な ど、 生 徒 の 内 発 的 動 機 付 け を 心 が け る 。

(3)課 題 の 発 見

共 通 テ ー マ か ら 、 生 徒 が 自 由 な 発 想 で 課 題 に つ い て の ア イ デ ィ ア を 出 し合 う よ う に 、 ブ レイ ン ス トー ミ ン グ や ウ ェ ビ ン

グ な ど を活 用 し、 生 徒 の 創 造 性 を 開 発 す る。

(4)課 題 決 定 ま で の 工 夫

生 徒 が 発 想 し た 課 題 の 中 か ら 、 実 際 に 学 習 して い く課 題 を 選 択 す る に あ た っ て 、 生 徒 が 項 目を 選 ん だ り記 入 した り して い くだ け で 容 易 に 考 え を ま とめ られ る よ う な 「チ ェ ッ ク シ ー ト」を 活 用 し、生 徒 が 主 体 的 に 考 え検 討 で き る よ う工 夫 す る 。 (5)課 題 の 途 中 変 更 も 認 め る ゆ と りが 大 切

実 際 に 学 習 に 取 り組 ん で み る と、 事 前 に よ く考 え て 選 ん だ は ず の 課 題 で も、 様 々 な 困 難 に よ り行 き 詰 ま っ て し ま う こ と が あ る。 そ の よ う な と き に 、 教 師 の 温 か い 励 ま し の 言 葉 や 、 一 緒 に 課 題 に つ い て 考 え る な ど の 支 援 に よ り、 課題 に再 挑 戦 し て い くか 、 あ る い は 思 い 切 って 課 題 の 変 更 を す る な ど、 心 に ゆ と りを も っ て 課 題 に 取 り組 む こ と が で き る よ う に す る 必 要 が あ る 。ま た 、こ の よ う な 試 行 錯 誤 を繰 り返 す こ と に よ り、

生 徒 は 適 切 な 課 題 を設 定 す る能 力 が 向 上 して い く も の と考 え る 。

(13)

2発 表 の 工 夫

(1)ア ン ケ ー ト調 査 の 結 果

本 研 究 の ア ン ケ ー ト調 査 に よ る と 、 「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 が つ ま らな い と感 じて い る 生 徒 は14%あ っ た が 、 そ の 理 由 と し て 、 「発 表 す る の が 嫌 い だ か ら 」 と答 え た 生 徒 が 多 か っ た 。 ま た 、 発 表 す る と き に 教 師 の 支 援 を 求 め て い る 生 徒 が 多 い 実 態 も 明 ら か に な っ た 。

(2)発 表 の ね ら い

「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 に お け る 発 表 は 、 「ア 発 表 す る こ と に よ り新 た な 課 題 を と ら え 直 学 習 成 果 の 共 有 化 を 図 る 豊 か な 自己 表 現 力 を 身 に 付 け る 」 こ と を ね ら い と し て 行 う も の と考 え る 。 よ っ て 、 多 様 な 発 表 場 面 や 生 徒 の 学 習 状 況 に 応 じて 発 表 の 機 会 を 設 定 す る 必 要 が あ る 。 ま た 、 発 表 す る こ とで 、 表 現 す る 楽 し さ や 伝 え る こ と の 楽 し さ 、 認 め ら れ る 喜 び な ど を 実 感 し 、 そ の こ と が 自 信 と な り、 学 習 意 欲 の 高 ま りが 期 待 で き る も の と考 え る 。

(3)具 体 的 な 工 夫

① 多 様 な 発 表 場 面 の 設 定

課 題 設 定 の 段 階 で は 「決 定 した 課 題 の 発 表 」、 課 題 追 究 の 段 階 で は 「中 間 発 表 」、 ま と め の 段 階 で は 「ま と め の 発 表 」 の 場 面 を 設 定 し 、 意 欲 の 高 揚 ・継 続 を 図 る 。

② 主 体 的 に 発 表 で き る よ う に す る た め の方 法 の 工 夫

い ろ い ろ な 発 表 方 法(表1)を 紹 介 し、 そ れ ら を ヒ ン トに 自 分 の 課 題 に 適 した 発 表 の 方 法 を 選 択 さ せ 、 意 欲 的 に 取 り組 ま せ る 。

③ ゆ と り あ る 時 間 設 定

見 通 し を も っ て 計 画 的 に 発 表 準 備 や 発 表 が で き る よ う な 時 間 設 定 を 配 慮 す る 。

④ 外 部 の 人 材 活 用

◇ 発 表 す る側 と し て … パ ネ ル デ ィ ス カ ッ シ ョ ン(実 践 事 例)な ど 発 表 内 容 に 応 じて 、 外 部 の 人 材 を 活 用 す る

◇ 発 表 を 聞 く 側 と し て ・ ・保 護 者 、 地 域 、 関 係 者 な ど を 発 表 会 に招 待 す る 。

⑤ 参 加 者 が 選 択 す る 発 表 会

発 表 者 は 、 い く つ か の パ ー トに 分 か れ て 同 時 に 発 表 を行 い 、 聞 く側 が 、 興 味 ・関 心 の あ る 発 表 を 選 択 して 参 加 す る 。

表1発 表方法の例

文 字=模 造 紙 資 料 製 本 論 文 作 品(造 形 ・音 楽):模 型 工 作

ポ ス タ ー 写 真 作 曲 機 器:OHCOHPVTR

コ ン ピ ュ ー タ デ ジ タ ル カ メ ラ 形 態:ス ピ ー チ デ ィ ベ ー ト

パ ネ ル デ ィ ス カ ッ シ ョ ン

μ

ヒ購N

(14)

3評 価 の 工 夫

研 究 主 題 の キ ー ワ ー ドと な って い る 「楽 しさ 」 を 支 え る 学 習 意 欲 は 、 生 徒 の 学 び の 欲 求 と学 ぶ 意 志 で あ り、 学 習 活 動 を 引 き 起 こ す 原 動 力 で あ る。 よ っ て 、 学 習 意 欲 を 高 め 、 継 続 さ せ る た め に は 、 生 徒 の 学 習 活 動 に お い て 自 己 評 価 を 計 画 的 に行 い 、 そ れ を 効 果 的 に機 能 さ せ る 必 要 が あ る 。 そ こ で 、 「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 の 学 習 内 容 ・方 法 の 特 性 か ら ポ ー トフ ォ リ オ を 取 り入 れ た 効 果 的 な 評 価 の 方 法 を 追 究 す る こ と と した 。

ポ ー トフ ォ リ オ 評 価 と評 価 カ ー ド

辞 書 に よ る と 、 ポ ー トフ ォ リオ(Portfolio)は 「紙 ば さ み ・書 類 を 入 れ る ケ ー ス 」 と あ り、

元 来 、 書 類 な ど を入 れ る も の と 示 さ れ て い る。 学 校 に お い て は 「生 徒 が 学 習 活 動 に 関 す る 情 報 や 資 料 を 収 集 し編 集 す る 」 い わ ゆ る生 徒 が 学 習 過 程 で 蓄 積 した 学 習 フ ァ イ ル の こ と を い う。 た だ し、 無 作 為 に 収 集 した 資 料 や 情 報 な ど を フ ァ イ ル す る の で は な く、 自 己 の 学 習 過 程 で 蓄 積 し た も の を 、 自 己 評 価 や 相 互 評 価 を 行 い 、 生 徒 が 改 め て 編 集 し直 して い く こ と が 大 切 で あ る。 そ の 結 果 、 ポ ー トフ ォ リオ は 評 価 の た め の 資 料 と して 有 効 に 機 能 す る の で あ る。 教 育 課 程 審 議 会 の 答 申 で は 「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 の 評 価 に つ い て 、 「生 徒 の 活 動 や 学 習 の 過 程 、 発 表 、 討 論 な ど に 見 られ る学 習 の 状 況 や 成 果 な ど に つ い て 生 徒 の 良 い 点 、 学 習 に 対 す る 意 欲 や 態 度 、 進 歩 の 状 況 や 態 度 を 踏 ま え て 適 切 に評 価 す る こ と。 」 と して い る 。 こ の こ と か ら も 「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 に お い て は 、 学 習 過 程 で の 生 徒 の 評 価 活 動 は 重 要 か つ 不 可 欠 で あ る 。 そ こ で 、 生 徒 の 評 価 活 動 を よ り効 果 的 に 実 施 す る た め に 、 自 己 評 価 カ ー ド、 相 互 評 価 カ ー ド、 ア ドバ イ ス カ ー ドな ど を 作 成 し活 用 した 。 活 用 に あ た って は 、 全 学 習 計 画 を 通 し て 継 続 的 に 自己 評 価 を繰 り返 し行 っ た り、 発 表 な ど学 習 活 動 の 節 目 と な る時 間 に 、 当 該 の 学 習 活 動 に 合 わ せ た カ ー ドで 評 価 活 動 を 計 画 的 に 実 施 した 。 こ の よ う に 生 徒 は 評 価 活 動 を 意 図 的 に 実 施 す る 中 で 、 自己 評 価 能 力 が 身 に つ く と と も に 自己 の 学 習 状 況 を 客 観 的 に 判 断 した り、 自 己 を 見 つ め 、 よ さや 可 能 性 を 発 見 す る な ど 自 己 理 解 を 深 め る こ とが 期 待 で き る。

図1ポ ー トフ ォ リオ 評 価 の 活 用 図

國 く

囲 ⇔

團 く1⇒

回 ⇔ ・

ポ ー ト フ ォ リ オ

・ガ イ ダ ン ス 資 料

・課 題 設 定 チェックシート

・学 習 計 画 表

・話 合 い の 記 録

・行 動 表

・インタビ ューの 記 録

インターネットか ら の 情 報

・文 献 か ら の 情 報

・写 真 ・地 図

・訪 問 マ ニ ュ ア ル

・訪 問 先 の 資 料

・礼 状(自 分⇔訪問 先)

・発 表 の 記 録

・ア ドバ イ ス カ ー ド

・ 自 己 評 価 カ ー ド

・相 互 評 価 カ ー ド

・地 域 の 人 の アドバイス

・先 生 の 助 言 ・評 価

・訪 問 先 か ら の メッセージ

・保 護 者 の こ と ば

・感 想 文

生 徒 自 身

再編集

学習意欲

学びの形成

自己 の 成 長

(15)

VI実 践 例

1r課 題 設 定 の 工 夫 」 指 導 案 ①

(1)学 校 共 通 テ ー マ 「自ら切 り拓 く進 路 学 習 」(2)単 商 品 開 発 」 (3)単 元 設 定 理 由

第2学 年 は 、 これ ま で の 「総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 の 学 習 の 深 ま り の 中 で 、 生 徒 か ら 出 さ れ た 「商 品 開 発 案 」 を 学 年 と して 取 り上 げ た 。 「商 品 開 発 」 の 単 元 構 成 を 身 の 回 り の 商 品 に 着 目 し 、 「消 費 者 の 側 に 立 っ た 商 品 の 見 直 し 」 「消 費 者 の ニ ー ズ に応 じ た 商 品 開 発 」 「開 発 商 品 の 実 現 の 可 能 性 」 「商 品 開 発 のCM作 成 ・発 表 」 と し て 考 え た 。 生 徒 は 、 こ れ ま で の 学 習 経 験 や 生 活 体 験 を 基 盤 に 、 開 発 商 品(課 題)を 決 め 、 消 費 者(生 徒 、 保 護 者 、 地 域 の 人 、 高 齢 者 な ど)と の か か わ り を 大 切 に し な が ら 、 課 題 探 究 に 向 け て 主 体 的 な 学 習 を 展 開 す る こ と が 期 待 で き る 。 ま た 、 「商 品 開 発 」 と い う特 性 か ら、 グ ル ー プ を 企 業 に 置 き 換 え た り、 デ ル フ ァ イ 法(資 料 参 照)を 参 考 に し た 調 査 ・評 価 方 法 の 活 用 、 開 発 商 品 のCM 発 表 な ど の 工 夫 に よ り 、 生 徒 が 楽 し く意 欲 的 に 「商 品 開 発 」 に 取 り組 め る よ う に し た 。

(4)指 導 計 画(O数 字 は 学 期 内 の 授 業 時 数 小 計)

学期 時間数 学 習 計 画 学 習 活 動 意 欲を支 える指導法の工夫 生徒 の興 味関心を引き出す 工夫 備 考

1

1 実態調査 飴 学習に関するアンケート実施 鏑 懸 ド礁 往)聾

3 動機付 け ビデ オ ・ゲ ストティー チ ャー

1 全 体説 明 学習計画説明 技 術 予 測 調 査 ・ヒット商 品 1 商品考案 アイデ ィア 考 案 ブ レインス トー ミング等 商品企画書

1 グ ル ー プ 編 成 方向性重視のグループ編成 ティー ムテ ィー チ ング 繊 灘懲i隷 繊 本 時

1 発表・評価・助言 棚 価 1糠 難翻 消費者の気持ち

1 商 品の再思考 集 団 会 議 バ ー ジョンァ ップ ヵ一 ド 1 課題の設 定 商品再発表 発表形式 灘 鱒噸 灘 総 黍

2

3 調 査 ・分 析 商 品 調 査 ・分 析 纐 調査・調べ学習

2 商 品決定 商品最終決定 発表 形式 灘灘 灘

3 宣伝企画調査 宣伝方法研究と㈱ 方法の探索 集 団会議 宣伝企画書

6 宣伝作成 CM等 作成活動 取 材 ・撮 影 等 ビ デ オ ・新 聞 広 告 等 3

5 最終プレゼンテーション 商品の提案 リハ ー サ ル 等 CM・ 広 告 ・実 演 等

6 まとめ 自己課題再発見 発表形式 自 己 ・相 互 評 価 (5)課 題 設 定 の 工 夫

ら 生徒の購.恥 について泓

実態 把 握 ア ンケー ト■

俗 ビデオ視聴

学習の見通 しと

庵 効 果 的 グル....:プ編 成

学びの方向性を重視した

達 徒主体のグルr轍 誠 ㈹2、,

内発 的動機付け

■一

㌔醤3昌 』 」

1 1

騨 蒙騨

課 題 設 定

0相 互評価カー ド 、

デ ル フ ァイ 法 を 参 考 と L.し た 課 題 の 軌 道 修 正 ノ

偽 〉塗合学習諜題設定支擾シート 教師の支援 を受 けた L学 習の流れの確認

参照

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