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教 育 研 究 員 研 究 報 告 書

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Academic year: 2021

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(1)

高等学校

成12年

教 育 研 究 員 研 究 報 告 書

特 別 活 動

東 京 都 教 育 委 員 会

(2)

平 成12年 度

教 育 研 究 員 名 簿(特 別 活 動)

No.

1 1 都 立 城 南 高 等 学 校

2 1 都 立 八 潮 高 等 学 校 副世 話人

3 2 都 立 青 山 高 等 学 校(定 時 制) 世 話 人

4 2 都 立 世 田 谷 工 業 高 等 学 校

5 5 都 立 青 井 高 等 学 校

6 5 都 立 足 立 新 田 高 等 学 校

7 5 都 立 足 立 工 業 高 等 学 校

8 6 都 立 篠 崎 高 等 学 校

9 7 都 立 南 平 高 等 学 校

(担当)教 育庁指導部高等学 校教育指導課 指導主事

(3)

1は じ め に

研 究 の 背 景 と主 題 設 定 の 理 由

Q

研 究 の ね ら い 研 究 の 方 法

433

II先 行 研 究 の 成 果 と都 立 高 校 生 の 意 識 調 査 の 結 果 及 び 分 析

4

高 校 生 の 適 応 感 に 関 す る 調 査 都立高校生 の意識調査

4

実践事例

実 践 事 例1生 徒 一 人 一 人 が 積 極 的 に 仲 間 と か か わ る こ と に よ っ て 集 団 の 一 員 と して の 自 覚 を深 め る 指 導 の 工 夫

ホ ー ム ル ー ム 活 動 を 通 じて 文 化 祭 演 劇 企 画 へ の 挑 戦 一

実 践 事 例2面 接 週 間 を 利 用 した 遅 刻 指 導

8

12 遅 刻 に 対 す る 意 識 を 高 め 、 学 校 生 活 の 適 応 を 図 る 指 導 の 工 夫

実践事例3

実 践 事 例4

生 徒 の リ ー ダ ー シ ッ プ と 集 団 の 一 員 と し て の 自 覚 を 深 め る 指 導 の 工 夫 … …16 2年 間 に わ た る 体 育 祭 応 援 団 の 指 導 を 通 し て

IVま と め

連 続 した 学 校 行 事 を 活 用 し、 集 団 の 一 員 と して の 自 覚 を深 め る 指 導 各 行 事 の つ な が り を 大 切 に す る ホ ー ム ル ー ム 指 導

...20

24

(4)

研 究 主 題 】

学 校 生 活 へ の 適 応 を図 り、集 団の 一 員 と して の 自覚 を深 め る指 導 の 工 夫

1は じ め に

1研 究 の 背 景 と 主 題 設 定 の 理 由

平 成11年3月 、 高 等 学 校 学 習 指 導 要 領 が 改 訂 さ れ た 。 今 回 の 特 別 活 動 の 改 訂 の 要 点 は 、 国 際 化 、 情 報 化 や 科 学 技 術 の 発 展 な ど に 伴 い 、 社 会 が 大 き く変 化 す る 中 で 、 「特 別 活 動 の 特 質 を 生 か し、 好 ま しい 人 間 関 係 の 醸 成 、 基 本 的 な モ ラ ル や 社 会 生 活 上 の ル ー ル の 習 得 、 協 力 し て よ り よ い 生 活 を 築 こ う と す る 自主 的 、 実 践 的 な態 度 の 育 成 、 ガ イ ダ ン ス の 機 能 の 充 実 な ど を 重 視 す る 観 点 に 立 ち 」 行 わ れ た も の で あ る 。

私 た ち は 、 勤 務 校 で 接 して い る 生 徒 の 実 態 や 教 員(学 校)の 実 態 を 以 下 の よ う に と ら え 、 そ れ を 踏 ま え て 課 題 を 設 定 す る こ と と した 。

【生 徒 の 実 態 】

学 校 に 魅 力 を 感 じ な い 生 徒 が い る 。

目の 前 の 安 易 さ に 目 を 奪 わ れ て 、 不 登 校 に 陥 る 生 徒 も い る 。

学 校 行 事 に 対 す る 積 極 性 に 欠 け 、 教 員 の 動 機 付 け に 対 し生 徒 が 引 い て し ま う 。 目立 っ た り 、 浮 い て し ま う こ と を極 度 に 嫌 が る 生 徒 が 多 い 。

ホ ー ム ル ー ム 内 に 名 前 を 知 ら な い 生 徒 が い る 。

他 校 や 出 身 中 学 校 の 友 人 関 係 が 主 で 、 学 校 内 で 友 人 を作 ろ う と しな い 生 徒 が い る 。 人 と の か か わ りが 苦 手 な 生 徒 が 多 い 。

目標 を も っ て 生 活 し て い る 生 徒 は 生 き生 き して い る 。 学 校 を辞 め て 、 表 情 が 明 る く な っ た 生 徒 が い る 。

教 員(学 校)の 状 況1

生 徒 の 自 主 性 を 引 き 出 す 「教 員 と生 徒 」 や 、 「担 任 と生 徒 」 の 関 係 が 希 薄 で あ る 。 目 立 た な い 生 徒 へ の 対 応 が 不 足 して い る 。

学 校 行 事 に 取 り組 ま な い(取 り組 め な い)生 徒 へ の 対 応 に 苦 慮 して い る 。

自 分 の 個 性 が 発 揮 で き な い と感 じて い る 生 徒 に 、 学 校 と して ど の よ う に組 織 的 に 取 り 組 ん だ ら よ い の か 悩 ん で い る 。

ホ ー ム ル ー ム 活 動 に 計 画 性 が 乏 し く、 事 務 連 絡 や 行 事 指 導 の 時 間 に な っ て い る 。 学 校 行 事 の 指 導 が 教 員 主 導 型 か ら抜 け 切 れ て い な い 。

以 上 の よ う な 実 態 を 踏 ま え 、 以 下 の4点 に 課 題 を 設 定 し た 。 (1)生 徒 の 学 校 へ の 適 応 感 を ど う 高 め る か 。

(2>集 団 の 一 員 と し て の 自 覚 を 意 図 的 、 計 画 的 に 深 め 、 人 間 関 係 を 育 て る に は ど う し た ら よ い か 。

(3)生 徒 に 基 本 的 な 生 活 習 慣 や 社 会 規 範 を 身 に 付 け さ せ る に は ど う し た ら よ い か 。

(5)

(4)特 別 活 動 へ の 教 員 の か か わ り は ど う あ っ た ら よ酔 の か 。

こ う し た 課 題 を 解 決 す る た め 、 私 た ち は 次 の 仮 説 を 立 て 、 研 究 を 進 め る こ と と した 。

【研 究 の 仮 説 】

(1)生 徒 自 身 が 、 集 団 の 中 で 「一 番 」 で な く て も 、 「唯 一 」 で あ る 事 を 相 互 に 認 め 合 う こ と に よ り 、 集 団 内 で 自 分 の 位 置 付 け を 確 認 で き る の で は な い か 。

(2)生 徒 一 人 一 人 が 明 確 な 役 割 分 担 を も ち 、 そ の 任 務 を 実 行 し 成 果 を 上 げ る こ と で 、 集 団 のOと し て の 自 覚 を 得 る こ と が で き る の で は な い か 。

(3)学 校 行 事 を 行 う 際 に は 、 教 員 が 生 徒 と と も に 、 意 図 的 ・計 画 的 に 取 り組 む こ と に よ り 、 生 徒 が 集 団 の 一 員 と し て の 自 覚 を 深 め る こ と が で き る の で は な い か 。

(4)教 員 が 意 図 的 ・計 画 的 に 生 徒 指 導 を 行 う こ と で 、 学 校 生 活 の 充 実 と 向 上 に 関 す る 生 徒 の 自 覚 が 深 ま り 、 不 登 校 や 遅 刻 問 題 へ の 指 導 効 果 が 現 れ る の で は な い か 。

以上 の仮 説 を実証 するために、

学 校 生 活 へ の適 応 を図 り、集 団 の 一 員 と しての 自覚 を深 め る指 導 の 工夫 」 を研究 主題 とした。

2研 究 の ね ら い

(1)ホ ー ム ル ー ム 活 動 に お い て 、 生 徒 相 互 の 協 力 の 大 切 さ を 学 ぶ 。

(2)一 人 一 人 を 大 切 に し た ホ ー ム ル ー ム 活 動 で 、 人 間 関 係 を 広 げ た り 、 学 校 生 活 へ の 適 応 を 図 る 。

(3)自 分 の 考 え を 相 手 に 伝 え 、 ま た 相 手 を 理 解 す る こ と で 集 団 の 中 の 自 分 を 実 感 さ せ る 。 (4)目 的 達 成 の 喜 び を 他 人 と 共 有 す る こ と で 、 集 団 の 一 員 と し て の 自 覚 を う な が す 。

3研 究 の 方 法

(1)勤 務 校 の 生 徒 の 実 態 を 出 し合 う と と も に 、 適 応 感 等 に 関 す る 先 行 研 究 を収 集 し 、高 校 生 の 現 状 を 把 握 す る 。

(2)高 校 生 の 現 状 を 改 善 す る た め の 指 導 法 を 工 夫 し、 実 践 を 通 して 検 証 す る 。

(3)実 践 研 究 を 下 記 の 内 容 と す る こ と と し 、 生 徒 の 学 校 へ の 適 応 を 図 る 指 導 と集 団 の 一 員 と し て の 自 覚 を 深 め る 指 導 内 容 や 方 法 を 工 夫 し、 そ の 実 証 を 試 み る 。

実 践 事 例1 実 践 事 例2 実 践 事 例3 実 践 事 例4

ホ ー ム ル ー ム 活 動 を 通 じて 文 化 祭 演 劇 企 画 へ の 取 組 み 面 接 週 間 を 活 用 し た 遅 刻 指 導

体 育 祭 に 向 け た 応 援 団 指 導

各 行 事 の つ な が り を 大 切 に す る ホ ー ム ル ー ム 指 導

(4)特 別 活 動 の 取 組 み に よ る 生 徒 の 意 識 の 変 化 を 知 る た め 、 取 組 み 前 後 に 意 識 調 査 を 行 い 、 そ の 結 果 を 分 析 ・考 察 す る 。

(5)ホ ー ム ル ー ム 活 動 な ど を 通 し て 取 り組 ん だ 特 別 活 動 に つ い て 「自 己 評 価 」 を 行 い 、 学 校 生 活 へ の 適 応 や 集 団 の 一 員 と し て の 自 覚 が 深 ま っ た か ど う か の 、 実 証 授 業 を 行 う 。

(6)

II先 行 研 究 の 成 果 と ア ン ケ ー ト調 査 の 結 果 及 び 分 析 1高 校 生 の 適 応 感 に 関 す る 調 査

(1)潜 在 的 な 不 適 応 感

本 研 究 を 進 め る に 当 た っ て 私 た ち は 、 高 校 生 の 適 応 に 関 す る 先 行 研 究 を調 べ る こ と と し、

私 た ち の 研 究 構 想 に 誤 りが な い か を 検 証 した 。

様 々 な 先 行 研 究 を 調 べ る と 、 学 校 不 適 応 の 最 大 の 原 因 が 学 校 に お け る 教 員 や 友 人 と の 人 間 関 係 で あ る こ と が 指 摘 さ れ て い た 。 生 徒 は 人 間 関 係 で つ まず き な が ら も 、 人 間 関 係 で 支 援 さ れ 、 援 助 さ れ て 生 き る力 を つ け て い く と思 わ れ る 。 生 徒 が 学 校 を 続 け て 行 く た め の 重 要 な 要 素 で あ る 。

平 成9年 度 東 京 都 教 員 研 究 生 研 究 報 告 書 の 「高 校 生 の 学 校 適 応 と学 校 生 活 に お け る 人 間 関 係 と の 関 連 に つ い て 」(都 立 池 袋 商 業 高 等 学 校 教 諭 由 紀 子)の 研 究 に よ る と 、 生 活 の 乱 れ や 無 気 力 か ら 欠 席 や 欠 時 と な り単 位 修 得 困 難 な生 徒 が 存 在 す る 。 彼 ら は 教 員 に と っ て 手 が か か る と 感 じる 生 徒 で あ る 。 し か し 、 彼 ら は 周 囲 と の か か わ りの 意 識 や 自 分 に つ い て の 意 識 が 必 ず し も 強 い 否 定 で は な い 。 他 方 、 教 員 に と っ て 手 が か か らず 、 欠 席 も 少 な く、 成 績 も悪 くな い 生 徒 の 方 が 周 囲 と の か か わ りの 意 識 や 自分 に つ い て の 意 識 が 否 定 的 で あ り、 自 己 肯 定 感 が 低 い 傾 向 が あ る 。

ま た 、 「青 年 期 の 不 適 応 徴 候 を 示 す 生 徒 の 発 見 と対 応 」(沖 縄 県 立 美 里 工 業 高 校 教 諭 新 垣 ひ ろ み1999)の 研 究 の 中 に も 、 入 試 の 倍 率 も高 く 、優 秀 で 、 出 席 状 況 も 良 く問 題 な

ど あ る は ず も な い と 思 わ れ る 生 徒 ほ ど実 際 内 面 に 深 い 悩 み が あ り 、 不 適 応 感 を も っ て い る 生 徒 が 多 い と い う指 摘 が あ る 。

岩 手 大 学 教 育 学 部 研 究 年 報(1990)研 究 論 文 の 中 に は 、 「精 神 病 を 伴 わ な い 、 長 期 に 及 ぶ 無 気 力 ・社 会 的 引 き こ も り状 態 の 研 究 に 、 初 発 症 状 と し て 不 登 校 な どの 割 合 が 高 い と 指 摘 さ れ る な ど 、 学 校 不 適 応 が そ の 後 の 社 会 的 不 適 応 に つ な が る サ イ ン で あ る 。」 と し て い る 。 さ ら に 、 同 年 報 の 研 究 論 文(中 学 生 の 学 校 不 適 応 に お け る 状 態 の 検 討1999)の 中 で 、

学 校 回 避 感 情 を 持 っ て い る 不 登 校 潜 在 群 は 欠 席 群 と同 様 に約40%の 生 徒 が 学 校 で の 集 団 と の か か わ り や 友 人 関 係 な ど に 問 題 が あ る 」 と して い る 。 「集 団 体 験 の 不 足 が 指 摘 さ れ て い る 現 在 、 生 徒 同 士 の 相 互 作 用 を 活 用 し た 介 入 が 求 め ら れ て い る 」 と 指 摘 して い る 。

以 上 の こ とか ら欠 席 群 と同 様 に 不 登 校 潜 在 群 の 生 徒 及 び 教 員 に と っ て 手 間 が か か らず 、 学 習 に 問 題 の な い 生 徒 に も予 想 以 上 に不 適 応 感 が あ る こ とが 分 か る 。 こ れ は 私 た ち 教 員 が 実 際 に 指 導 す る 際 に 忘 れ て は な ら な い 視 点 の ひ と つ で あ る 。 問 題 行 動 が 表 面 化 して い る 生 徒 に だ け 目が 奪 わ れ が ち で あ る が 、 生 徒 一 人 一 人 に 関 心 を 示 し 、 授 業 ・学 校 生 活 の 場 、 そ して 特 別 活 動 の 諸 活 動 な ど に お い て 、 将 来 の 社 会 的 不 適 応 を 防 ぐた め に も意 図 的 ・計 画 的 に 教 員 か ら働 き か け て い く指 導 の 工 夫 が 大 切 で あ る 。

(2)都 立 高 校 の 中 途 退 学 者(全 日 制 課 程)

平 成11年 度 に お け る 都 立 高 等 学 校 中 途 退 学 者 等 の 調 査 結 果 に よ る と 、 退 学 者 は4,530人 で あ る 。 こ れ はi校 当 た り の 平 均 退 学 者 数 で21.8人 、 対 生 徒 比 率(退 学 率)で は3.2%に る 。 前 年 度 と 比 較 す る と 、 退 学 者 数 は689人 の 減 少 、1校 当 た り平 均 退 学 者 が3.3人 、 退 学

(7)

率 は0.4%の 減 少 と な っ て い る 。

過 去5年 間 の 都 立 高 等 学 校 の 中 途 退 学 率 を 見 る と 、 平 成7年 度3.3%、 平 成8年 度3.6%、

平 成9年 度3.6%、 平 成10年 度3.6%、 平 成11年 度3.2%と 、 平 均 ほ ぼ3.5%前 後 で あ る 。 こ の 中 で 特 に 平 成11年 度 都 立 高 等 学 校 中 途 退 学 者 の 理 由 別 内 訳 を 見 る と 、 進 路 変 更1,798人 学 校 生 活 ・学 業 不 適 応1,591人 に な る 。 両 者 合 わ せ て 中 途 退 学 者 全 体 の 約75%に も な る 。

過 去5年 間 の 都 立 高 等 学 校 の 中 途 退 学 理 由 「学 校 生 活 ・学 業 不 適 応 」 の 占 め る 割 合 は 次 の 資 料1・2の よ う に な る 。

こ の 資 料 か ら読 み と れ る こ と は 、 中 途 退 学 者 の 人 数 は 年 度 に よ り増 減 は あ る も の の 、

「学 校 生 活 ・学 業 不 適 応 」 の 理 由 に よ る 中 途 退 学 者 の 占 め る 割 合 が 平 成8年 度 以 降 年 々 増 加 して い る 。 今 後 さ ら に 、 高 校 生 活 に 不 適 応 を 起 こ し、 中 途 退 学 す る 生 徒 の構 成 比 が 増 加 す る こ と が 予 想 さ れ る 。 こ う した 状 況 を 打 開 して い くた め に 、 そ の 要 因 に な っ て い る 「集 団 体 験 の 不 足 」 を 学 校 生 活 の 中 で 意 図 的 ・計 画 的 に補 っ て い く必 要 が あ る 。 本 部 会 で は 特 別 活 動 を 通 じて 、 生 徒 相 互 の 関 係 や 社 会 性 の 向 上 を め ざ した 指 導 が 更 に 重 要 視 さ れ る よ う

に 思 わ れ る 。

資 料1資 料2

過去5年間における中途退学者理由「学校生活・学業不適応」の占める劉合 平成7年 平成8年 平成9年 平成10年 平X11年 退学者数 5,316 5,430 5,31A x,219 4.53

の理由の欝 鰍 1,687 1,558 1,111 1,791 1,591

退学率 33 3.6 3.6 3.6 3.2

構成比(%) 31.7 28.7 32.3 343 35.1

2都 立 高 校 生 の 意 識 調 査 (1)目

特 別 活 動 の 取 組 み に よ る 、 高 校 生 の 「学 校 生 活 へ の 適 応 」 と 「集 団 の 一 員 と し て の 自 覚 」 の 変 化 を 調 べ る 。

(2)方

高 校 生 の 学 校 生 活 へ の 適 応 」 と 「集 団 の 一 員 と し て の 自 覚 」 が 、 特 別 活 動 の 前 後 で ど の よ う に 変 化 す る か 、 ア ン ケ ー ト を 用 い て 調 べ た 。 質 問 項 目 の 種 類 と 項 目 数 は 以 下 の 通 り で あ る 。

「学 校 生 活 へ の 適 応 」 に 関 す る 質 問21項

「集 団 の 一 員 と し て の 自 覚 」 に 関 す る 質 問 ・… … ・・16項 目 合 計43項

そ の 他 の 質 問6項

(8)

乎成L2{「.月 教 育研究 員特別活 動部 会一・

高校生 の意 識調査 に関す る ア ンケー ト」 のお 願 い

私達,特 別活動 郎会は,「 学校 生活へ の適応 を図 り,集 団 の一 員 として の自覚 を深め る指導 の工 夫」 を主贈 と して研究 してい ます。このア ンケー トは.HR活 動 や学即 事 等を 通じて.み な さんの 意繊 の変化 を層査 し, 今後 の有asなHR活 動や 学校 行事 づく りに役立て てい く為 のもの です.回 答に御 協力 くだ さい.

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学校に行くのが嫁になることがありますか?

①よくある ②時々ある ③あまりない ④全くない ズル休みをし」ヒいとaうことがありますか?

①よくある ②時々ある ③あまりない ④全くない 学校に迎剣することがありますか?

①よくある ②時々ある ③あまりない ④全くない 時同を守ることは大切だとaいますか?

①思う ②少し思う ③あまり思わない ④全然思わない 授婁をサポリたいと思うことがありますか?,

①よくある ②時々ある ③あまりない ④全 くない 勉強酉に不安を̀じることがありますか?

①よくある ②時々ある ③あまりない ④全くない 学校に来ても,早く鰺りたいと恩うことがありますか?

①よくある ②時々ある ③あまりない ④全くない 休み時閃など.軟室にいるのがつらいと恩うこteaり ますか?

①よくある ②時々ある ③あまりない ④全 くない 友達闘価に不安を̀じてい:rm?

①すごく感じている ②少しffiじている ③あまり感じていない ④全然感じていない クラス響えをしたいとrう ことがありますか?

①よくある ②時々ある ③あまりない ④全 くない 一人になりたいと墨うζとがめりますか?

①よくある ②時々ある ③atorcい ④全くない 鴫んだり,輌を壌したりしたくなることがありますか?

①よくbる ②時々ある ③あまりない ④全くない 勉強するのが鯨にな6こ とがありますか?

①よくある ②崎々ある ③あまりない ④全く)」 何 もしたくないと量うことがあり家すか〒

①よくある ②時々ある ③あ表りない ④全 くない 盲毯を瀞めたいと5う ことaありますか?

①よくある ②時々ある ②あまりない ④全くない 飯 もなくムカックことがありますか?

①よくある ②時々ある ⑳あまりない ④全くaい

学披行事(遺足・文化爺 。体育集郷}に参加するのが百僻だと厘うことがありますか?

①よくある ②時々ある ③あまりない ④全くない 挙繋で8な くてもいいと墨うことがあり敦すかY

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①よくある ②時々ある ③あまりない ④全くない あなたは縄棄の夢について考えることがありまずか?

①よくある ②時々ある ③あまりない ④全くない アルバイトをしたいとaうことがありますか?

①よくあるY!あ ③あまりない ④全くない

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中学較生濤の方が.高校生活よりも良かったと思いますか㌣

①すごく思う ②少しaう ③あまり思わない ④全然思わない 高使生が化臆をしたり.髪を乗めた り風色することは,悪 いことだと塁いますか?

①思う ②少しEう ③あまり思わない ④全然思わない 高佼生の敷画 ・喫望は轟いことだと5いますか?

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①よくある ②時々ある ③あまntcい ④全くない 友達に会ったと倉に,換擾をレ震すか?

①必ずする ②時々する ③あまりしない ④膣 くしない 友逢との隔わりの中で,自分臼身壱素直に衰環で君ないことがありますか?

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①よくある ②時々ある ③あまりない ④全 くない 自分の居G所がないように̀じることがあり褒すか?

①よくある ②晦々ある ③あまりない ④全くない 自分に自億がもてなくなることがあり蜜すか?

①よくある ㈱ 々ある ③あまりない ④全くない 人に昌力を.6・るいたくなることがあり裳すか?

①よくある ②時々ある ③あまりない ④全くない 伺か聖壊めなくてはならないと壷に,自分で嘱断で豊ないことがあり衷すか?

①よくある ②時々ある ③あまりない ④全くない 今の自分が,asし いとOじることがありますか?

①よくある ②晴々ある ③あまウない ④全くない 友連が繭彊っているのを見て,瞳動することがあり衷すか?

①よくある ②時々ある ③あまりない ④全くない 高較に入学してで書た友適と一緬 に,何 かやっていることがありますか?

①鯵蜘ある ②ゆしある ③あまりない ④全くない 高校吟代にやっておさたいと畢っていること炉.弼かめり2i†か?

①たくさんある ②少しある ③あまりない ④全くない 何か価み事があったとεに,桐綾する友人がいますか7

①紹構いる ②欧名いる ③あまりいない ④いない 人 との約東聖eったと倉に."の 瀧臓を̀じ衷すか7

①よく懸じる ②少し感じる ③あまり感じない ④全然感じない 人が園っているのE見て,助Kて あげたいと駈いtrか?

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①おくれa② 少しおくれる ③あまりおくれない ④4く おくrillい

ア ン ケ ー ト用 紙 に は 、 「学 校 生 活 へ の 適 応 」 に 関 す る 質 問 と 「集 団 の 一 員 と し て の 自 覚 」 に 関 す る 質 問 が 順 不 同 に 並 べ て あ る 。 ま た 、 「学 校 生 活 へ の 適 応 」 ま た は 「集 団 の 一 員 と

し て の 自 覚 」 に は 直 接 関 係 は な い が 、 ホ ー ム ル ー ム 担 任 と し て ホ ー ム ル ー ム 運 営 上 、 参 考 と な る 質 問 を6項 目 付 け 加 え た 。

(3)実 施 方 法

1校 に つ き1ク ラ ス を 対 象 に 、2度 ア ン ケ ー ト を 実 施 し た 。1度 目 の ア ン ケ ー トは 特 別 活 動 の 前 に 、 そ し て2度 目 の ア ン ケ ー ト は 特 別 活 動 の 後 に 実 施 し た 。 ア ン ケ ー ト は2度 も 同 じ も の を 使 っ た 。 ア ン ケ ー ト 実 施 該 当 校 は3校(全 日 制 課 程)で あ る 。 そ れ ぞ れ の 学 校 の 特 別 活 動 内 容 と ア ン ケ ー トの 実 施 時 期 は 下 記 の と お り で あ る 。

学校 生徒数 ア ン ケ ー ト① 特別活動内容 ア ン ケ ー ト②

A校 35名 9月 文化祭の演劇指導 11月

B校 29名 9月 面 接 週 間 を利 用 した遅 刻 指 導 11月

D校 41名 9月 水 泳 大 会 、体 育 祭 、 文化 祭 11月

(4) 点 数 化

1つ の 質 問 事 項 に 対 し て4つ の 答 え (選 択 肢)を 用 意 し 、 点 数 化 し た 。 (例)学 校 に 行 く の が 嫌 に な る こ と が あ り ま す か?

① よ く あ る(0)② 時 々 あ る(1)③ あ ま り な い(2) ④ 全 く な い(3) こ の よ う な 点 数 化 に よ っ て 、 ホ ー ム ル ー ム で の 「学 校 生 活 へ の 適 応 」

し て の 自 覚 」 の 達 成 度 を 、 そ れ ぞ れ 百 分 率 で 算 出 し た 。

と 「集 団 の 一 員 と

(9)

「学 校 生 活 へ の 適 応 」 に 関 す る 質 問 項 目例

QO1学 校 に 行 く の が 嫌 に な る こ と が あ り ま す か?

QO2ズ ル 休 み を し た い と 思 う こ と が あ り ま す か?

「集 団 の 一 員 と し て の 自覚 」 に 関 す る 質 問 項 目例 QO4時 間 を 守 る こ と は 大 切 だ と 思 い ま す か?

QO9友 達 関 係 に 不 安 を 感 じ て い ま す か?

そ の 他 の 質 問 項 目例

QO6勉 強 面 に不 安 を感 じ る こ とが あ り ま す か つ

3考

(1)ア ン ケ ー ト結 果

適応 ・自覚 の達 成度c%)

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集 団 の 一 員 としての 自覚 」 二 灘 笏伽 轍 鵜 伽 鵜 灘523631

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学校 生 活へ の適 応 」 慨 拗 勇伽 吻灘 灘%"9.9illi

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.4

Cホ ー ム ルー ム 活動 前 ■ホー ム ルー ム 活 動後1

(2)ア ン ケ ー ト結 果 の 分 析

夏 休 み 明 け の2学 期 は 、 ど の 学 年 で も 中 だ る み の 時 期 と 言 わ れ て い る 。 こ の 時 期 の 特 徴 と し て 、 学 習 意 欲 の 低 下 や 基 本 的 生 活 習 慣 の 乱 れ な ど が 、 時 間 と と も に 増 加 す る 傾 向 に あ る 。 そ の 結 果 と し て 、 生 徒 の 学 校 へ の 適 応 感 が 低 下 し た り 、 集 団 の 一 員 と し て の 自 覚 が 薄 れ て き た り す る 。 そ こ で 、 意 図 的 に 学 校 行 事 や ホ ー ム ル ー ム 活 動 を 行 う こ と で 、 学 校 生 活 の 充 実 と 向 上 に 関 す る 生 徒 の 自 覚 が 深 ま り 、 集 団 の 一 員 と し て の 存 在 感 を 得 る こ と が で き

る の で は な い か と 、 研 究 の 仮 説 を 立 て 実 践 し た 。

そ の 結 果 、 上 記 の グ ラ フ の 数 値 か ら 、 各 校 と も ホ ー ム ル ー ム 活 動 の 前 と 後 と で の 「学 校 生 活 へ の 適 応 」 と 「集 団 の 一 員 と し て の 自 覚 」 の 達 成 度 は ほ と ん ど 変 わ っ て い な い 。 本 部 会 で は 、 こ の こ と に つ い て 特 別 活 動 の 取 組 み に よ っ て 、 学 校 へ の 適 応 が 図 ら れ 、 集 団 の 一 員 と し て の 自 覚 を 維 持 す る こ と が で き た と 考 え て よ い の か 、 議 論 と な っ た 。

研 究 の 仮 説 が 甘 か っ た の で は な い か 。 調 査 の 時 期 に 問 題 は な か っ た か 。2学 期 と い う 時 期 を 考 え る と 、 十 分 で は な い に せ よ 一 定 程 度 の 効 果 が あ っ た と 見 る こ と が で き る の で は な い か 。 等 々 で あ る 。 今 後 更 に 研 究 を 深 め て い く 必 要 が あ る 。

(10)

実 践 事 例

実 践 事 例1生 徒 一 人 一 人 が 積 極 的 に仲 間 と か か わ る こ と に よ っ て 集 団 の 一 員 と し て の 自 覚 を 深 め る 指 導 の 工 夫

ホ ー ム ル ー ム 活 動 を 通 じて 文 化 祭 演 劇 企 画 へ の 挑 戦 一 一 1学 校 の 実 態

A校 は 今 年 度 で 創 立24年 目 を 迎 え 、 こ こ 数 年 は 中 学 生 の 減 少 の 影 響 を 受 け て 、 受 験 生 の ほ ぼ 全 員 が 入 学 して お り、 様 々 な 悩 み を 抱 え て い る 。 そ ん な 中 で"再 生"を か け て 、2年 前 に は 制 服 を 一 新 し 、 学 校 行 事 な ど を 通 して 生 徒 一 人 一 人 が 学 校 に 対 す る 帰 属 意 識 を 持 ち 、 生 き 生 き と し た 学 校 生 活 を 送 れ る よ う に 生 徒 と 教 員 が と も に 努 力 を し て い る と こ ろ で あ る 。 2生 徒 の 実 態 と 指 導 の ね ら い

A校 の1年3組 に は 、 明 る い 生 徒 が 多 い が 、 仲 良 く な っ た 一 部 の 仲 間 以 外 に は 積 極 的 に か か わ ろ う と し な い 傾 向 が あ る 。 ま た 、 少 々 面 倒 だ っ た り困 難 な こ と に 対 して 、 果 敢 に 立 ち 向 か う チ ャ レ ン ジ 精 神 も や や 乏 し い 。 こ の よ う な 実 態 を 少 しで も打 開 す る た め に 、 文 化 祭 に 臨 む に 当 た っ て 、 下 記 の よ う な 目標 を 設 定 した 。

① 積 極 的 に 多 く の 仲 間 と か か わ り協 力 し 合 え る 。

② 各 自 が 自 分 を 生 か せ る 場 で 責 任 を 全 う す る 。

③ 臆 す る こ と な く 、 自 分 の 力 を 発 揮 で き る(自 己 表 現 で き る)。

④ リ ー ダ ー シ ッ プ が と れ る よ う に な る 。 3ホ ー ム ル ー ム 担 任 の 文 化 祭 に 対 す る 思 い

や る か ら に は 全 員 参 加 で 臨 ん で 感 動 し て 終 わ り た い 。 全 員 で 協 力 し 合 い な が ら 、 思 い 出 に 残 る も の に し た い 。 そ し て 、 上 記 の よ う な 目 標 も 達 成 し た い 。 そ れ に は 「演 劇 」 が よ い の で は な い か 思 っ た 。 た だ し 、 ホ ー ム ル ー ム 担 任(以 下 、 「担 任 」 と す る)の 一 方 的 な 押 し 付 け に な ら な い よ う に 配 慮 を 心 掛 け 、 ア ン ケ ー ト と そ の 結 果 を ホ ー ム ル ー ム 通 信 に 載 せ て 発 表 し な が ら 慎 重 に 提 案 ま で こ ぎ つ け て い っ た 。

4取 組 み

(1)文 化 祭 へ の 取 組 み"フ ァ ー ス ト ス テ ー ジ"ス タ ー ト1ど ん な 文 化 祭 に し た い?

ま ず 第 一 段 階 の ア ン ケ ー ト で 、 文 化 祭 に 対 す る 抱 負 や 期 待 感 、 成 功 さ せ る た め に 必 要 な こ と な ど を 調 査 し た 。 結 果 は 担 任 の ほ ぼ 願 い ど お り で 、 比 較 的 多 く の 生 徒 が 文 化 祭 に 対 す る し っ か り し た 自 覚 と 意 識 を も っ て い る こ と が 分 か っ た 。 ま さ に 「演 劇 」 を 提 案 し や す い 結 果 が 得 ら れ た の で あ る 。 担 任 が 自 ら 提 案 す る こ と に つ い て は 、 実 行 委 員 や ク ラ ス 文 化 祭 係 の 生 徒 に 事 前 に 伝 え た 上 で 行 っ た 。 提 案 に 当 た っ て 、 「演 劇 」 は 一 人 一 人 が 確 実 に 役 割 分 担 が で き て 、 各 自 が そ の 役 割 を 遂 行 し て 成 功 を 遂 げ ら れ る も の で あ る こ と を 精 一 杯 強 調 し た 。

《ア ン ケ ー トの 質 問 項 目 》

Q1中 学 の 文 化 祭 は ど ん な だ っ た?(中 学 時 代 を 振 り 返 っ て み る)

Q2高 校 で 初 め て の 文 化 祭 を ど ん な も の に し た い?(文 化 祭 へ の 抱 負 ・期 待) Q3Q2の 回 答 を 達 成 す る た め に 、 ま た3組 の 企 画 を 成 功 さ せ る た め に 、 ど ん な 努

力 が 必 要 か?(文 化 祭 に 臨 む に 当 た っ て の 自 覚 、 責 任 へ の 意 識) Q4や っ て み た い 企 画 は?(具 体 的 な 企 画 案)

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《多 数 あ っ た 回 答 》

Q2み ん な で 協 力 し 、 楽 く て 思 い 出 に 残 る 文 化 祭 に し た い 。 Q3一 人 一 人 が 責 任 を も っ て 努 力 し て 、 団 結 ・協 力 し て が ん ば る 。

(Q1、Q4の 回 答 は 省 略)

(2)つ い に1年3組 の 企 画 は 「演 劇 」 に 決 定1あ と は 前 進 あ る の み … …

企 画 の 決 定 に 向 け て 、 最 終 ア ン ケ ー ト を と っ た 。 そ の 結 果 は 、 次 の と お り で あ る 。 Q.文 化 祭 に 関 す る ク ラ ス メ ー ト の 考 え や ホ ー ム ル ー ム 担 任 の 意 見 、 提 案 を 踏 ま え て 、

1年 生 の 文 化 祭 で や っ て み た い 企 画 案 は?

演 劇16人 パ ラパ ラ ダ ン ス6人 な ん で も い い3人 そ の 他7人

心 理 テ ス ト屋 さ ん3人

過 半 数 に 届 い て い な か っ た が 、 企 画 は 「演 劇 」 に 決 定 し た 。 そ し て 、 合 い 言 葉 を 、 『自 分 の 役 割 に 責 任 を も ち 、 み ん な で 協 力 し 合 う 文 化 祭 』 に 決 定 し た 。

(3)い よ い よ 「演 劇 」 企 画 の 準 備 ス タ ー ト1ど う な る こ と や ら … …

ど ん な 台 本 に す る か 、 ど ん な 役 割 が 必 要 か 、 練 習 や 準 備 を ど の よ う に 進 め て い く か な ど を 考 え て い く 「相 談 役 」 を 募 集 し た 。 そ の 結 果 、4人 「相 談 役 」 が 決 ま っ た 。 早 速 、 こ の4人 で 手 分 け を し て 、 台 本 選 び に は い っ た 。 当 初 の 予 定 だ と 、1学 期 中 に 台 本 も 役 割 分 担 も 決 定 し て お く は ず だ っ た が 、 実 現 で き ず に 夏 休 み に 突 入 し 、7月 下 旬 に 台 本 が 『AL oveStory〜 あ る 愛 の 物 語 〜 』 に 決 ま っ た 。 同 時 に 係 り 分 担(監 督 兼 演 出 、 キ ャ ス ト 、 照 明 、 音 響 、 衣 装 メ イ ク 、 大 道 具 、 小 道 具 、 プ ロ ン プ タ ー 、 ナ レ ー タ ー の9つ)と そ れ ぞ れ の 割 当 人 数 も 決 ま っ た 。

(4)8月7日 、 急 き ょ 決 ま っ た1年3組 集 合 の 日1さ て 、 何 人 集 ま る の だ ろ う か1

突 然 相 談 役 の 生 徒 か ら 「こ の ま ま で は 先 行 き が 不 安 。 キ ャ ス ト の 中 に は 、 セ リ フ の 多 い も の も あ る の で 、 そ れ だ け で も 決 め て お い て 夏 休 み 中 に セ リ フ を 覚 え た 方 が い い 。」 な ど の 意 見 が 出 て 、 急 き ょ 集 合 す る こ と に な っ た 。 早 速 手 分 け を し て ク ラ ス メ ー ト に 電 話 連 絡 を し た 。 そ し て 、 当 日 が や っ て き た 。 な ん と 、24人 が 出 席 し た 。 出 席 者 に 諮 っ た と こ ろ 、 全 員 出 席 し て い な い が や む を 得 な い と い う 判 断 の も と に 、 決 め ら れ る だ け 決 め よ う と い う こ と に な っ た 。 監 督 兼 演 出 、 キ ャ ス ト11人 中4人(無 事 セ リ フ の 多 い も の は 決 ま っ た)、

ナ レ ー タ ー は 比 較 的 簡 単 に 決 ま っ た 。 あ と は 、2学 期 の 始 業 式 に 持 ち 越 し 、 決 ま っ た キ ャ ス ト は 夏 休 み の 残 り を 使 っ て 各 自 セ リ フ を 覚 え る こ と を 確 認 し て 解 散 し た 。

(5)文 化 祭 の 取 り 組 み"セ カ ン ド ス テ ー ジ"ス タ ー ト1キ ャ ス ト決 ま ら ず 大 ピ ン チ1

始 業 式 の 日 に 、 夏 休 み 中 の 決 定 事 項 を 報 告 し て 、 残 りの 分 担 を 決 定 し た 。 そ の 後 、 各 パ ー ト ご と に ス ケ ジ ュ ー ル 表 を 作 成 し 、 拡 大 し た も の を 教 室 の 後 ろ の 壁 に 掲 示 し て 、 お 互 い の 進 み 具 合 を 確 認 し な が ら 進 め て い く こ と に し た 。 し か し 、 ど う し て も キ ャ ス ト5人 分 が 決 ま ら な か っ た 。 相 談 役 、 監 督 、 キ ャ ス トで 悩 ん だ 結 果 、 物 語 の 演 出 上 省 い て も 差 し 支 え な い セ リ フ は す べ て 省 き 、 あ と は 他 の キ ャ ス ト に セ リ フ を 振 り 分 け た 。 そ し て 、 監 督 を 担 当

し て い る 生 徒 と 担 任 も キ ャ ス ト の 一 員 に 加 わ る こ と に な っ た … 。 (6)文 化 祭 本 番 直 前 に 迫 る1ク ラ ス 総 動 員 で ラ ス トス パ ー ト1

キ ャ ス ト 以 外 は 、 ど こ の 部 署 も 動 き だ し が 遅 か っ た が 、 さ す が に 文 化 祭 が あ る 週 に は み

(12)

ん な 力 が 入 り 始 め 、 前 日 の 準 備 日 に は 、 そ の 盛 り上 が り も ほ ぼ ピ ー ク に 達 し た 。 か な づ ち を た た く 者 、 ペ ン キ を 塗 る 者 、 買 い 出 し に 走 る 者 、 み ん な 大 忙 し で 、 会 場 と な る 剣 道 場 で は 、 キ ャ ス ト た ち が 真 剣 な 眼 差 し で 通 し 練 習 に 励 ん で い た 。 そ の 傍 ら で 、BGMを か け る タ イ ミ ン グ や ス ポ ッ トを あ て る タ イ ミ ン グ な ど 、 音 響 係 や 照 明 係 との 入 念 な 打 合 せ も行 わ れ た 。

こ う し て 、 前 日 準 備 は 無 事 に 終 了 し 、 あ と は 本 番 を 迎 え る だ け と な っ た 。 キ ャ ス ト は 若 干 疲 れ が 出 て い る よ う だ っ た が 、 同 時 に や る だ け の こ と は や っ た と い う 充 実 感 も あ っ た 。 (7)つ い に や っ て き た 文 化 祭 当 日 そ の1(第1日 目 は 校 内 発 表)思 い 切 っ て や る だ け1

文 化 祭 本 番 の2日 間 は 緊 張 感 を 高 め た い と い う こ と で 、 キ ャ ス ト は 自 発 的 に 早 朝 練 習 を 行 っ た 。 そ し て 、 文 化 祭 が 始 ま り 、 誰 も が 心 配 だ っ た こ と は 、 観 客 が 入 る か ど う か で あ っ た 。 本 番 を 前 に キ ャ ス ト 、 ナ レ ー タ ー 、 プ ロ ン プ タ ー 、 音 響 係 、 照 明 係 は 緊 張 感 と 観 客 の 心 配 が 入 り 混 じ っ た 複 雑 な 表 情 だ っ た 。 し か し 、 案 ず る こ と な く 開 演 寸 前 に は ほ ぼ 満 員 と な っ た 。 セ リ フ が す ぐ に 出 な か っ た り 、 か ん で し ま っ た り と 細 か い ミ ス は あ っ た が 大 成 功 に 終 わ っ た 。

(8)文 化 祭 当 日 そ の2(第2日 目 は 一 般 公 開)目 指 せ 完 全 燃 焼1悔 い を 残 す な1

こ の 日 も 同 じ く 緊 張 感 が 高 ま っ て い い と 言 っ て 早 朝 練 習 を1回 し た 。2日 目 は 一 般 公 開 だ っ た の で 、1日 目 と は 違 っ た 緊 張 感 が あ っ た 。 開 演 直 前 に は 、 保 護 者 や 他 校 の 友 達 、 中 学 生 な ど で い っ ぱ い に な っ

た 。 演 技 も 心 な し か 迫 力 が 増 し 、 細 か い ミ ス は あ っ た も の の 大 成 功 に 終 わ っ た 。 観 客 か ら は 連 日 大 き な 歓 声 と 拍 手 を い た だ い た 。 何 よ り も 終 わ っ た と き の 達 成 感 、 充 実 感 、 感 動 に あ ふ れ た 表 情 は 今 も 全 員 の 脳 裏 に 焼 き 付 い て い る こ と だ ろ う 。

写真 は本番風景

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5結 果 と 考 察 及 び 反 省

文 化 祭 が 行 わ れ た 翌 週 の ロ ン グ ホ ー ム ル ー ム の 時 間 で 総 括 を 行 い 、 文 化 祭 は ひ と ま ず 完 結 す る こ と に し た 。 そ の 内 容 は 、 担 任 が 各 係 へ の メ ッ セ ー ジ を 綴 っ た ホ ー ム ル ー ム 通 信 を 基 に 感 想 を 述 べ 、 各 係 の チ ー フ も 代 表 で 一 言 ず つ 感 想 を 言 い 、 最 後 に 全 員 で 副 担 任 の 先 生 に お 礼 を 言 っ て 終 わ る と い う も の だ っ た 。 突 然 、 そ こ へ 思 わ ぬ 朗 報 が 舞 い 込 ん だ 。 何 と1年3組 演 劇 が 「文 化 祭 大 賞 」 を 受 賞 し た の だ 。 そ の 時 の 生 徒 の 感 動 と 喜 び は 言 う ま で も な い 。

担 任 が 途 中 で キ ャ ス ト に 加 わ る 事 態 に な っ て し ま っ た が 、 副 担 任 の 協 力 を 得 な が ら 担 任 と し て で き る 限 り 全 般 に わ た っ て 目 を 配 る よ う に 心 掛 け 、 必 要 に 応 じ て ア ドバ イ ス を し て き た 。 各 係 の チ ー フ は 予 想 以 上 に リ ー ダ ー シ ッ プ を 発 揮 し 、 そ の 指 揮 の も と に 生 徒 一 人 一 人 が ホ ー ム ル ー ム の 仲 間 と か か わ る 中 で 、 そ れ ま で 以 上 に 友 好 を 深 め た こ と も 多 く の 感 想 文 か ら 読 み

(13)

取 れ る 。 そ の 結 果 と し て 、 大 賞 を 受 賞 す る と い う 感 動 の 閉 幕 と な っ た 。 し か し 、 一 方 で は 本 格 的 に 活 動 し た20日 余 り 、 ほ と ん ど 参 加 し な か っ た 生 徒 も わ ず か な が ら い た こ と が 、 と て も 残 念 で 仕 方 が な い 。 今 後 は 、 是 非 と も そ の よ う な 生 徒 へ の 適 切 な 指 導 方 法 に つ い て 時 間 を か け な が ら 学 ん で い き た い 。

6生 徒 の 感 想 文 よ り

大 賞 を と っ て み ん な で 喜 び 合 っ た と き、 劇 を や っ て 本 当 に よ か っ た と 思 っ た 。

終 わ っ た 瞬 間 み ん な も お 客 も 笑 顔 だ っ た。 や れ ば で き る ん だ な あ 。 や っ て よ か っ た 。

裏 方 だ っ た け ど 、 本 番 を み て 、 物 語 の 内 容 に も 友 達 の 演 技 に もあ ら た め て 感 動 した 。

演 劇 を や っ た の は 小 学 校 以 来。 練 習 が 楽 し か っ た し 、 達 成 感 を 味 わ う こ と が で き た 。

最 初 は 嫌 だ っ た け ど 終 わ っ て み た ら、 や っ ぱ り や っ て よ か っ た と つ く づ く 思 っ た 。

み ん な で 協 力 し て す ご い も の が で き た

疲 れ た け ど、 も う 一 回 や り た い 。

劇 が 大 変 だ っ た 分 友 達 の 仲 が 深 ま っ た 。

多 く の 人 と 話 せ る よ う に な れ て よ か っ た 。

泣 い て く れ た お 客 さ ん を 見 て 感 激 し た 。

こ の 数 日 間、 「み ん な で や っ て い る ん だ な あ 。」

と 実 感 し た し 、 帰 り が 遅 く て も 楽 し か っ た 。 7最 後 に

今 回 ビ デ オ の 収 録 な ど 副 担 任 に は 、 か な り協 力 し て い た だ い た 。 そ れ だ け の 協 力 が 得 ら れ た の も 、 こ れ ま で 連 絡 を 密 に し な が ら 、 連 携 を と っ て き た か ら だ と い え よ う 。 文 化 祭 の よ う な 大 行 事 に は 副 担 任 と の 協 力 体 制 が 必 要 不 可 欠 で あ る こ と を 改 め て 感 じ た 。

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(14)

実 践 事 例2面 接 週 間 を 活 用 し た 遅 刻 指 導 一遅 刻 に 対 す る 意 識 を 高 め

、 学 校 生 活 の 適 応 を 図 る 指 導 の 工 夫 一 1学 校 、 生 徒 の 実 態

B校 は 創 立22年 の 学 校 で 、 生 徒 の 約6割 が 自 転 車 通 学 、 約3割 が バ ス 通 学 で あ る 。 こ の 状 況 か ら も 天 候 や 交 通 事 情 に よ っ て 登 校 に 影 響 を 来 す こ と が わ か る が 、 そ れ に し て も 実 態 と し て 遅 刻 や 欠 席 、 早 退 な ど を 繰 り 返 す 生 徒 が 多 い 。 生 徒 自 体 は と て も 素 直 で あ ど け な い 者 が 多 く 、 特 に 反 抗 的 な 態 度 を と る よ う な こ と も 少 な い 。

対 象 と す る2学 年 の こ の ク ラ ス(在 籍29名)は ク ラ ス 替 え に よ っ て 、 ホ ー ム ル ー ム 担 任(以 下 、 「担 任 」 と す る)と ク ラ ス メ ー トが 変 わ り 、 新 た な 気 持 ち と 緊 張 感 を も っ て ス タ ー ト し た 。

し か し 、1か 月 も た つ と 緊 張 感 も 消 え 、 遅 刻 や 欠 席 が 目 立 つ よ う に な っ た 。 シ ョ ー トや ロ ン グ の ホ ー ム ル ー ム の 時 間 を 通 し て 何 度 も 注 意 を 促 し た が 生 徒 の 意 識 は あ ま り 変 わ ら ず 、 そ の 数 は ま す ま す 増 え る ば か り だ っ た 。 実 態 と し て 、 概 ね ク ラ ス の ①1/3は 遅 刻 ・欠 席 が ほ と ん ど な い 生 徒 、 ②1/3は 時 々 遅 刻 ・欠 席 の あ る 生 徒 、 ③1/3は 毎 日 の よ う に 遅 刻 あ る い は 欠 席 を す る 生 徒 と 、 分 類 す る こ と が で き る 。 担 任 と し て は 、 特 に ③ に 当 た る 生 徒 に つ い て 、 こ の ま ま で は 進 級 や 卒 業 が 非 常 に 厳 し い 状 態 に な る と 心 配 し て い る 。

2指 導 の ね ら い

1学 期 は 、 遅 刻 や 欠 席 の 多 い 生 徒 に十 分 な 個 別 指 導 が で きず に い た た め 、 そ の 改 善 が 見 ら れ な か っ た 。2学 期 当 初 に は 、1週 間 の 個 人 面 接 週 間 が 設 定 さ れ て い た の で 、 そ れ を う ま く活 用 して2学 期 か ら遅 刻 や 欠 席 に 対 す る 意 識 を 高 め 改 善 を 図 ろ う と考 え た 。 特 に 遅 刻 や 欠 席 の あ る 2/3の 生 徒 を 重 点 に 面 接 を し、 改 善 策 を 話 し合 い 遅 刻 や 欠 席 を 減 らす こ と で 学 校 生 活 の 適 応 を 図 る こ と を 目的 と し た 。

3取 組 み

(1)面 接 週 間 前 の 取 組 み(9月1日 始 業 式 後 の ロ ン グ ホ ー ム ル ー ム 活 動)

意 識 調 査 の ア ン ケ ー トを 行 っ た 。

遅 刻 に 対 す る 考 え 方 な どの 話 を し、9月 は 遅 刻 防 止 月 間 に し よ う と強 調 し た 。

個 人 面 接 の 資 料 と し て1学 期 の 学 校 生 活 の 取 組 み に つ い て の 反 省 と2学 期 の 目標 に つ い て 記 入 し提 出 させ た 。

〜 面 接 資 料 の 一 部 抜 粋 〜

〈1学 期 の 反 省 〉

①100点 満 点 で 採 点 す る と!学 期 の 充 実 度 は 何 点?

② 自 分 と して よ く頑 張 っ た 点 は 何 か

③ 自 分 と して あ ま り頑 張 れ な か っ た 点 は 何 か

〈2学 期 の 目標 〉

① 一 番 頑 張 ろ う と思 う こ と は何 か

② ま ず9月 の1か 月 間 何 か 具 体 的 な 目標 を 立 て て 取 り組 も う

③ 目標 が 達 成 で き な か っ た ら何 か 自 分 に ペ ナ ル テ ィ ー を科 そ う

参照

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