抄録 西松建設技報VOJlO
企業先:片倉チッカリン株式会社 設 計:西松建設抹式台社 構 造:SRC造 規 模:地下1階地上9階
PCF板施工面積:1,100m2 2.施エ
2−1発注
a)PCF板施工業者
PCF板施工業者は,PCF板製作と二次ファスナー取
付を担当するため,コンクリートプラント設備,ストックヤード設備,品質管理及び実績を考慮して選定した.
b)タイルメーカー
タイルメーカーには,PCF板製作工程に合せた納入が
可能となるように見本焼を完了させるように指示した.
C)鉄骨施工業者
PCF板取付一次ファスナーは,鉄骨に工場i封妾させる ように鉄骨製作作業者に指示した.
2−2仮設計画 a)揚重設備
外装タイル打込みPCF板工法に
よる施エ
北村 森維*
Morio Kitamura
片倉チッカリン渋谷ビル新築工事において,外装タイ ル打込みPCF栃(PrecastConcreteForm)工法(以
下PCF板工法)を採用した.
この工法には,外装故障の防止,外部無足場による仮 設賓の低減,PCF板先行付けによる躯体工期短縮及び躯
体工事中の飛散落下防止等のメリットがある.そこで,
繁華街に位置する本工事で採用することになった.以下
にその施工概要を報告する.
1.エ事概要
工事名:(仮称)片倉チッカリン渋谷ビル新築工事
⑧ ⑧ ⑥
♯東京建築(支)渋谷(出)主任 Fig.1仮設揚重計画及びストックヤード
2d2
抄録 西松建設技報VOL,10
クレーンはパワーリーチE−40にし,鉄骨上に設置し
たまた,建万一日分のPCF板ストックヤードを屋上に
設置した.
b)PCF板取付用足場
PCF板下部のコンクリートスラブでの作業であり,
PCF板上部のはり配筋施工後となるため,単管パイプで
作業通路を作製し順次上階に架替える計画とした.
3.PCF板の作製
PCF板作艶上の注意事項を以下に示す.
a)PCF板は現場打ちコンクリートと一体化するの
で,PCF板の組立トラスなどと柱・はりの後粗鉄筋
との関係を確認した.
b)PCF板の形状はできるだけ同一にして型枠作製を 簡素化した.
C)セパレーター用金物の形状及び間隔はコンクリー
ト打説時の側圧を考慮して決定した.
d)タイルの接着強度確保のために,タイルの厚さ,
材質及び形状を確認した.
e)目地部のバックアップ材の形状及び材質はコンク
リート打設時の側圧及びPCF根の取付作菓性を考 慮し決定した.
f)PCF板の工場製作にあたって,日本建築学会の「壁
式プレキャスト鉄筋コンクリート部材の製造基準」
を参考にした工場製作要領書を作成し,品質管理を 徹底した.
4.PCF板の取付
根の取付は,スラブ型枠完了時点で行うのが「舟如勺で
あるが,本工事では作菓性,連込み精度に問題があった ため,スラブコンクリート打設後にPCF栃を取り付け た.取付を行うにあたっては,一日の取付数量を屋上の ストックヤードに仮置した.また,取付には,クレーン
と微調整用のチェーンブロックを使用した.クレーンの 運搬台は,屋上ストックヤード付近に設置し,オペレー
ターと取付作業主任者との連絡は有線を使用した.
取付精度のチェックは,地墨から上げた水糸を基準に
行い,特に上下のPCF取合段差には細心の注意を行っ
た.
5.まとめ
① PCF枚工法を採用したことにより,施工精度向上,
圧着の確実性及び短工期化が可能となった.
② PCF板仮置用の屋上ストックヤードは,他の工種に
も大いに役立ち有効に利用できた.
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