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「放射線教育の現状と課題」開催報告

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<報 告>

日本放射線影響学会第 60 回大会ワークショップ

「放射線教育の現状と課題」開催報告

量⼦科学技術研究開発機構 高崎量子応用研究所 放射線生物応用研究部1、 産業医科大学 産業生態科学研究所 放射線健康医学2

茨城大学 理学部 生物科学3、福井大学 医学系部門 放射線基礎医学分野4、 東京大学大学院医学系研究科 疾患生命工学センター 放射線分子医学部門5

舟山 知夫1*、岡﨑 龍史2、田内 広3、中村 麻子3、立花 章3、 松本 英樹4、小林 泰彦1、細谷 紀子5

Report of the Workshop

“Current Status and Issues of Education on Radiation Sciences”

Held at the 60th Annual Meeting of The Japanese Radiation Research Society

1Department of Radiation-Applied Biology Research, Takasaki Advanced Radiation Research Institute, National Institutes for Quantum and Radiological Science and Technology,

2Department of Radiological Health Science, Institute of Industrial Ecological Sciences, University of Occupational and Environmental Health, Japan,

3Department of Biological Sciences, Faculty of Science, Ibaraki University,

4Department of Experimental Radiology and Health Physics, Faculty of Medical Sciences, University of Fukui,

5Laboratoryof Molecular Radiology, Center for Disease Biology and Integrative Medicine, Graduate School of Medicine, The University of Tokyo

Tomoo Funayama1*, Ryuji Okazaki2, Hiroshi Tauchi3, Asako Nakamura3, Akira Tachibana3, Hideki Matsumoto4, Yasuhiko Kobayashi1, Noriko Hosoya5

*〒370-1292 群馬県高崎市綿貫町 1233 1233 Watanuki, Takasaki, Gunma 370-1292 Japan

TEL: +81-27-346-9107, FAX: +81-27-346-9353, E-mail: [email protected]

(2)

日本放射線影響学会では、全国の放射線基礎医学講座数の減少に伴う放射線教育の担い手の減 少に対する危機感を踏まえ、放射線教育を主題とするワークショップを年次大会において継続的 に開催してきた。平成29年度の第60回大会では、今後の放射線教育のあり方を模索するために、

大学における放射線教育の現状や新たな試みや、市民向け啓蒙教育における現状と課題について 4 名の演者による講演を行い、その後の総合討論において、放射線教育全般の現状における課題 と今後の展開の可能性について議論を行った。本稿では、各演者の講演内容を集約し、ワークシ ョップに参加できなかった読者にもこれらの講演で提示された放射線教育の現状と課題に関わる 情報を共有する。

キーワード:放射線教育、医学教育モデル・コア・カリキュラム、量子線科学、放射線リテラシ ー、リスクコミュニケーション

The number of departments of radiation sciences in medical schools has been decreasing in Japan, resulting in decrease in the human resources and hours of teaching for education on radiation sciences. Based on a sense of crisis over this issue, workshops on the themes of education on radiation sciences have been continuously held at the annual meetings of The Japanese Radiation Research Society. In the workshop at the 60th annual meeting, four speakers gave lectures about education on radiation sciences at their universities or their radiation education activities for citizens, and current issues and future possibilities for improvement were discussed. Through this report summarizing the contents of the lectures written by the speakers, we would like to share the information on the current status and issues of education on radiation sciences with readers who could not participate in the workshop.

Key words: education on radiation sciences, Model Core Curriculum for medical education, quantum beam science, radiation literacy, risk communication

1 ワークショップ「放射線教育の現状と課題」(放射線教育 WS)開催の趣旨

放射線に関する教育は、従来、専門家養成を主眼とした大学における教育が中心であったが、

福島第一原子力発電所事故(福島原発事故)を契機に、一般市民からも放射線に関する知識を求 める声が強くなり、そのあり方が変容してきている。

日本放射線影響学会では、全国の放射線基礎医学講座数の減少に伴う放射線基礎教育の担い手 の減少に対する危機感を踏まえ、放射線教育を主題とするワークショップを年次大会において継 続的に開催してきた。直近においては、平成 28 年度の第 59 回大会におけるワークショップの概 要が續氏らによって取りまとめられ、放射線生物研究において総説として公表された (1)。

平成 29 年度の第 60 回大会において放射線教育に関するワークショップを企画するにあたり、

本節筆者は、これまでの大会において主に取り上げられてきた医学部教育カリキュラムにおける

(3)

放射線教育の課題を中心とした観点を踏まえつつ、医学部はもちろん、医学系以外の大学院ある いは一般に向けた放射線教育の望ましい形も模索していくことが、放射線に対する正しい知識の 普及、ひいては放射線影響研究の継続的な発展において重要となると考えた。そのため、第 60 回大会では、医学教育における放射線教育の現状と試みにとどまらず、医学系以外の大学院にお ける放射線教育の取組み、さらには一般に向けた放射線啓蒙活動の現状についての事例も提示し、

現状における課題と今後の展開の可能性を総合討論において模索するワークショップを企画する こととした。

放射線教育 WS では、今後の放射線教育のあり方を模索するために、大学における放射線教育 の現状や新たな試み、また、市民向け啓蒙教育における現状と課題を 4 名の演者の講演で明確化 し、将来に向けた問題の提起を試みた。医学部教育における新しい切り口としては、産業医大・

岡﨑龍史氏と福井大・松本英樹氏が、それぞれの大学・医学部における放射線教育の取組につい て講演した。また、医学系以外の大学院における放射線教育の新たな事例として、茨城大・田内 広氏が、同大学の大学院理工学研究科量子線科学専攻の理念や現状について講演した。また、一 般に向けた放射線啓蒙教育のあり方の一例として、量研高崎研の小林泰彦氏が、これまで取り組 んできた一般市民向けの取組について実例を交えた講演した。

本稿は、放射線教育 WS に参加できなかった読者にも、これらの講演で提示された放射線教育 の現状と課題に関わる情報を共有するため、各演者が自身の講演内容をまとめた原稿を集約する ことで、放射線教育 WS の趣旨である、放射線教育における現状の問題点の提示と、今後求めら れる展開についての議論の発端とすることを目的とした。本節以下の 2~5 節は、各演者が執筆 した講演内容のまとめとなる。最後に、本節筆者で、放射線教育 WS で座長を務めた舟山・細谷 両氏による総括をもって、ワークショップ開催報告としたい。 (舟山 知夫、細谷 紀子)

2 産業医大医学部における放射線教育ならびに放射線教育と不安アンケート調査について 福島原発事故当時、医療機関では放射線知識が乏しいまま治療がなされ、また放射線の専門家 は住民に対して放射線情報をきちんと発信することができなかった。一時的に放射線に対する関 心が高まったとはいえ、全国的には関心が薄れている傾向にあると感じる。全国 82 医学部医学 科のうち、放射線の基礎医学あるいは生物学講座のある大学は 8 大学である。研究所あるいはセ ンターが教育を担う医学部が 7 大学である。放射線基礎医学を学べる医学部が非常に乏しい。平 成 16~17 年度に日本放射線影響学会の将来計画委員会が行った調査では、放射線基礎医学講座 がある放射線学に関連した講義時間は、講座ありが平均 37.3 時間、講座なしが平均 7.4 時間で あり、医師の中でも放射線基礎医学を十分に共有できていないと考えられる (1)。その必要性と して、1. 放射線の利用の拡大、2. 診断・治療の高度、3. 被曝の問題:過少・過剰照射の問題、

4. 健康診断における胸部X線撮影の問題、5. 放射線生物学の進歩・高度化、6. 医療人(国

(4)

民)として、安全・安心のための放射線教育などが挙げられる。国立大学医学部長会議の取組み として、「放射線の健康リスク教育の必修化検討ワーキンググループ」では、放射線健康リスク 科学として 8 コマ(放射線健康影響と放射線防護(4 コマ)、医療放射線と人体影響(2 コマ)、

放射線リスクコミュニケーション(1 コマ)、原子力災害医療(1 コマ))を必修化することが 決められた (1)。

産業医大医学部では、1988 年開学当初より 3 年生前期に、放射線衛生学の講義 15 コマ(1 コ マ 90 分)および実習を行ってきた。現在は 2 年生の前期に講義は 9 コマと実習となっている。

しだいにコマ数と実習内容を短縮してきた。講義項目は、1. 放射線衛生学概論(放射線の種類 と性質、線量単位)、2. 放射線の基本的作用的機序(物質との相互作用、分子レベル)、3. 放 射線の細胞に対する基本的作用機序、4. 細胞・臓器による放射線感受性の差異、5. 放射線の人 体影響 1(早期障害、胎児障害)6. その 2(晩発障害、継世代影響)7. 放射線診断・治療の基 礎、8. 放射線防護・医療被曝、9. 放射線管理である。さらに実習は 4 週間に渡って、RI 研究セ ンターにおいて、1. X(γ)線の線量測定と散乱線の X 線像に及ぼす影響、2. γ 線全身照射に よる造血組織の変化、3. 細胞の増殖能に対する放射線の影響、4. 放射性元素の測定法(GM 計数 管)、5. 非密封 RI の安全取り扱い、6. 放射線の種類による測定法の違いを半日かけて行って いる。実習 1、2、3 を 2 週で、実習 4、5 を 1 週で、実習 6 を 1 週で行う。4 年生では 15 コマ放 射線科の授業があり、5 年生の救急医学の臨床実習の際に、当教室が緊急被ばく医療の講義を約 2 時間行う。

さて、我々は、福島原発事故後放射線に対する不安調査を、福島県内外の一般市民、医師およ び産業医大医学生を対象に、2011 年 (2)と 2013 年 (3)に行なった。教育を受けたばかりの医学 生、医師、一般市民の順に不安が高くなる傾向があり、放射線の知識が高ければ、不安が軽減す る傾向があると考えられた。福島県内外の医師において、「不安なし」は 21%と 28%であり、必 ずしも医師は放射線不安が低いとは言い切れなかった。2013 年では、福島県外市民と福島県内医 師の「不安なし」の程度がともに約 40%となり、2011 年と比べ増加していた。さらに、平成 29 年 1 月に福島小児科医会を通じて一般市民の放射線不安に関するアンケートを行った。「甲状腺 がん」「子供への健康影響」「将来生まれてくる子や孫への影響」「食物汚染」「土壌汚染」に 対する不安度は高く、いまだに不安は残る (4)。しかしながら、同時期に行った福島原発事故後 の廃炉作業者はほとんど不安なく作業していることがわかった。作業前に放射線教育を受け、線 量の高い中で作業することによって、放射線と向き合うために不安がほとんど無いと考えられる。

福島原発事故から7年が過ぎ、国民の放射線不安はいまだに残る。医学部における放射線教育 の充実を図り、さらに一般市民に対しての放射線リテラシーならびにリスクコミニュケーション が重要であると考えられる。 (岡﨑 龍史)

(5)

3 福井大学医学部における放射線基礎医学の新たなコア・カリキュラム ―生体と放射線・電磁 波・超音波―

3-1 医学部での放射線教育の変遷

生命科学および科学技術の著しい進歩が学問領域の細分化や新たな学術分野の創生をもたらし、

医学の知識・技術は膨大なものとなってきている。そのような背景の中で医学教育の質を向上さ せるために教育内容を再編成して多様化を図る必要性が指摘され、各医学部・医科大学の教育理 念・特色に基づいたカリキュラム編成が可能であり、医学教育の抜本的改善を目指して教育内容 を精選した「医学教育モデル・コア・カリキュラム (コア・カリキュラム)」が 2001 年(平成 13 年)3 月に文部科学省から公表された。この時の教育内容ガイドラインでは、カテゴリーB 医学一般、2.個体の反応、(3)「生体と放射線・電磁波・超音波」として基礎的な放射線教 育の指針が示された。

2007 年(平成 19 年)に教育内容ガイドラインの改訂が行われたが、「生体と放射線・電磁 波・超音波」に関しては改訂されなかった (5)。2010 年(平成 22 年)にも教育内容ガイドライ ンの改訂が行われ、この時には「生体と放射線・電磁波・超音波」の教育内容ガイドラインも改 訂され、参照項目として、E4(3)②「環境要因による疾患」に含まれる、4)「放射線によ る障害の原因や対処等概説できる」、F2(7)「放射線等を用いる診断と治療」、F2(9)

「超音波を用いる診断と治療」が加えられた (6)。そして翌年(2011 年、平成 23 年)の 3 月 11 日、東日本大震災が起こり、巨大津波によって福島原発事故が勃発した。この時、本来であれば 放射線の知識を身に着

けている医師が混乱の 中でリーダーシップを 発揮して放射線災害時 のリスクコミュニケー ションの中心にいなけ ればならなかったが、

近隣住民の求めに応じ て適切で統一的な対応 ができず、余計な混乱 を招いてしまった場面 も少なからずあった。

このことを受けて、日 本学術会議は「医学教 育における必修化をは

年度 2001年

(平成13年)

B 医学⼀般 2.個体の反応 (3) ⽣体と放射線・電磁波・超⾳波 として講義開始

2007年

(平成19年)

B 医学⼀般 2.個体の反応 (3) ⽣体と放射線・電磁波・超⾳波 2010年

(平成22年)

C 医学⼀般 3.個体の反応 ※参照項⽬として、

(3) ⽣体と放射線・電磁波・超⾳波 E4(3)② 環境要因による疾患 F2(7) 放射線等を⽤いる診断と治療 F2(9) 超⾳波を⽤いる診断と治療 が加えられた。

2016年

(平成28年)

E 全⾝に及ぶ⽣理的変化。病態、

  診断、治療

6.放射線の⽣体影響と放射線障害 E-6-1) ⽣体と放射線 E-6-2) 医療放射線と⽣体影響 E-6-1) 放射線リスクコミュニケーション E-6-1) 放射線災害医療

⽂部科学省による医学教育モデル・コア・カリキュラムの策定と改訂 医学教育モデル・コア・カリキュラムの策定(⽂部科学省)

医学教育モデル・コア・カリキュラム 教育内容ガイドラインの改訂(平成19年度改訂版)

医学教育モデル・コア・カリキュラム 教育内容ガイドラインの改訂(平成28年度改訂版)

医学教育モデル・コア・カリキュラム 教育内容ガイドラインの改訂(平成22年度改訂版)

表 1 文部科学省による医学教育モデル・コア・カリキュラムの変遷

(6)

じめとする放射線の健康リスク科学教育の充実」という提言を 2014 年(平成 26 年)に発表した (7)。この中には、「医学部での放射線健康リスク教育・8 コマ(16 時間)・1 単位の必修化」が 唱えられ、全国医学部長会議において放射線の健康リスク科学教育の必修化ワーキンググループ が発足した。さらに日本の医学教育を世界水準まで向上させる目的で 2015 年 (平成 27 年)に一 般 社 団 法 人 日本 医 学 教育 評 価 機構 ( Japan Accreditation Council for Medical Education, JACME)が設立され、各医学部・医科大学の教育評価が開始されることとなった。

このような流れの中で、2016 年(平成 28 年)にコア・カリキュラムの教育内容ガイドライン も大きく改訂され、「生体と放射線・電磁波・超音波」も根本的に改訂された。より専門的な内 容となるカテゴリーE 全身に及ぶ生理的変化、病態、診断、治療の「6.放射線の生体影響と 放射線障害」に位置付けられ、E-6-1)生体と放射線、E-6-2)医療放射線と生体影響、E -6-3)放射線リスクコミュニケーション、E-6-4)放射線災害医療という項目で到達目標が 掲げられている (8)(表 1)。またこの年に

は、コア・カリキュラム教育内容ガイド ラインに準拠して編纂されたが絶版とな っていた「放射線医科学 -生体と放射 線・電磁波・超音波」が昨年ご逝去され た大西武雄先生を監修として「新版 放 射線医科学 -生体と放射線・電磁波・

超音波」が医療科学社から発刊された。

3-2 福井大学医学部での放射線教育 福井大学医学部では、2001 年(平成 13 年)にコア・カリキュラムが導入される までは、「放射線基礎医学」の講義が通 年で 31 コマ(62 時間、試験を含む)・4 単位として開講されていが、コア・カリ キュラムの導入により「生体と放射線・

電磁波・超音波」は半期で 8 コマ(16 時 間、試験を含む)・1 単位に縮小された

(表 2)。しかしながら、コア・カリキュ ラムの導入に係わらず、「放射線基礎医 学」を講義していた医学部・医科大学は 限られており、ほとんどの医学部・医科

講義

回数 講 義 内 容

1 概論と放射線・放射性物質の基礎知識 2 放射線障害の防⽌・予防に関する法令 3 放射線による健康影響

4 放射線・放射能の測定技術 5 放射線によるがん治療

6 医学研究における放射性同位元素・放射線発⽣装置の利⽤

7 医療現場における放射性同位元素・放射線発⽣装置の利⽤

8 試 験

表 2 福井大学医学部におけるコア・カリキュラム導入時の 講義内容

講義

回数 講 義 内 容

1 概論と放射線・放射性物質の基礎知識 2 放射線・放射性同位元素の管理技術 3 放射線・放射能の測定技術 4 放射線による健康影響 (1)

5 放射線障害の防⽌・予防に関する法令 (1) 6 放射線障害の防⽌・予防に関する法令 (2) 7 放射線による健康影響 (2)

8 低線量放射線による⽣体影響 9 福島第⼀原発事故の概要 10 緊急被ばく医療の基礎

11 放射線事故時のリスクコミュニケーション (1) 12 放射線事故時のリスクコミュニケーション (2)

13 医学研究における放射性同位元素・放射線発⽣装置の利⽤

14 医療現場における放射性同位元素・放射線発⽣装置の利⽤

15 放射線がん治療の基礎 16 試 験

表 3 福井大学医学部における現在の講義内容

(7)

大学で「放射線基礎医学」が開講されていなかったのが実状である。

2015 年(平成 27 年)に一般社団法人日本医学教育評価機構(JACME)が設立され、2016 年(平 成 28 年)にコア・カリキュラムの教育内容ガイドラインも大きく改訂され、全国の医学部・医 科大学ではカリキュラムの大改革が行われた。当大学においてもカリキュラムの編成会議が頻繁 に行われ、その中で 2014 年(平成 26 年)の日本学術会議の提言を理由として「生体と放射線・

電磁波・超音波」の半期で 16 コマ(32 時間、試験を含む)・2 単位を要求して認められ、2017 年(平成 29 年)から開講している (表 3)。つまり福井大学では、本来 2018 年(平成 30 年)度 入学生から適用される文部科学省「医学教育モデル・コア・カリキュラム 平成 28 年度改訂版」

を前倒しして 2016 年(平成 28 年)度入学生から適用している。

3-3 今後の医学部での放射線教育の課題

一番問題となるのは、全国の医学部は 82 校にあり、全ての医学部・医科大学において、コ ア・カリキュラムE「6.放射線の生体影響と放射線障害」の、E-6-1)生体と放射線、E- 6-2)医療放射線と生体影響、E-6-3)放射線リスクコミュニケーション、E-6-4)放射 線災害医療が 8 コマ・1 単位必修が開講されるかである。そもそも少なかった医学部・医科大学 の「放射線基礎医学講座」が一気に削減されてきた中での「6.放射線の生体影響と放射線障 害」の 8 コマ・1 単位必修は叶わないであろう。この問題を解決するには、中期的視野での人材 育成と「放射線基礎医学講座」の再建である。これが実現できない限り、「6.放射線の生体影 響と放射線障害」の 8 コマ・1 単位必修化は机上の空論となってしまうであろう。

また医学部・医科大学を卒業して医師免許を取得した場合には勤務先で必ず「放射線業務従事 者」として登録しなければ診療活動ができない。その登録のために義務付けられているのが「放 射線業務従事者の教育訓練」である。この「放射線業務従事者の教育訓練」は卒後教育として非 常に役立つのであるが、規制緩和の波に押されて受講時間の削減が法律上は決定し、今後実施さ れることになる。ただ単に受講時間が短くなるだけではなく、「放射線業務従事者の教育訓練」

が形骸化していく可能性を危惧するばかりである。 (松本 英樹)

4 茨城大学大学院の取り組み:量子線科学専攻・環境放射線科学コースにおける人材養成 茨城大学大学院理工学研究科は平成 28 年度(2016 年度)に改組し、新たに量子線科学専攻を 設置した。この専攻は、「量子線」をキーワードに、加速器ビームの扱い、放射線科学、ビーム を利用した物性・化学分析、材料工学、さらにはビームの基礎となる素粒子物理までを幅広くカ バーする理工融合型の専攻である。学生定員は博士前期課程が 1 学年 102 名、博士後期課程が 1 学年 20 名の設定となっており、理工学研究科で最大の専攻として位置づけられている。本節で は、放射線科学人材を担う新たな専攻設置の背景と現状・課題について報告する。

(8)

4-1 専攻設置の背景

茨城大学に量子線科学専攻が設置された背景には、茨城県の地域特性と、理学部および工学部 で行ってきた人材養成の積み上げがある。茨城県は日本で最初の原子力の灯がともった場所であ り、東海村およびその周辺の日本原子力研究開発機構(JAEA)や量子科学技術研究開発機構

(QST)のほか、つくば市の高エネルギ加速器研究機構(KEK)や産業技術総合研究所(産総研)

といった先端的な研究機関が集積している。茨城大学では、特に茨城県の中央部から北部にかけ た地域における放射線利用技術人材養成を担うため、2004 年 4 月に大学院理工学研究科に修士学 生定員 25 名(1 学年)の応用粒子線科学専攻(独立専攻)を増設した。その後、東海村に JAEA および KEK の共同による大強度陽子加速器(J-PARC)が建設され、産学官共同利用に供する 2 本 のビームラインを茨城県が設置することとなった。茨城大学は、このビームラインの管理運用を 茨城県から委託され、独立専攻教員が関わる新たなセンターとして「フロンティア応用原子科学 研究センター」を設置したことが今回の改組の伏線となっている。また、理工学研究科では従前 より JAEA や放医研(現 QST)、産総研、日立化成などとの連携協定に基づく連携教員制度を設け ており、「量子ビーム科学」および周辺分野の人材養成に取り組んできた。これに加えて、2011 年の福島原発事故の際に、茨城県内の環境調査や市民との科学コミュニケーション、福島県での 一時帰宅スクリーニングに多くの研究科所属教員が自主的に参加したことで、学内における放射 線科学への認知が広がるとともに、継続的な人材養成を支持する機運も出てきた。このような背 景のもと、国立大学法人第 3 期にあたって実施されたミッション再定義では理工学研究科の強 み・特色として「量子ビーム科学と関連分野」が明記されることとなり、研究科改組の目玉とし て応用粒子線科学専攻を発展させた理工融合による大規模専攻の設置が実現した。

4-2 教育課程および今後の課題

専攻の教育プログラムは、博士前期課程から後期課程まで一貫した 4 つのコースからなってい る。その内訳は、放射線の生体影響や放射性物質の環境動態を扱う「環境放射線科学コース」、

物性・材料科学および素粒子物理を扱う「物質量子科学コース」、量子線を活用した物質分析お よび機能性材料開発を目指す「化学・生命コース」、そしてビームライン技術の開発を扱う「ビ ームライン科学コース」である。これら 4 コースの中でも、福島原発事故を受けて注目が高まっ た放射線の生体影響、放射性物質の環境動態に関わる人材養成を見据えた環境放射線科学コース と、J-PARC をはじめとする加速器施設で発生した中性子を制御するビームライン技術の開発や放 射線に関わる基盤技術を担う人材育成を見据えたビームライン科学コースは、専攻の特徴的なコ ースとして位置付けられている。

日本放射線影響学会にも深く関わる環境放射線科学コースは、放射線の生体影響を中心としつ つ、放射性物質の環境動態や管理・測定に関する講義と演習を揃えており、医学を除く放射線科

(9)

学を幅広くカバーするカリキュラムを通じて、環境レベル放射線の測定と放射線の生体影響・が んリスクに関する専門人材養成を目標としている。先に述べたように、専攻における目玉コース の一つと位置付けられてはいるものの、実態としては厳しい面もある。もっとも大きな問題とし て、専攻全体の専任教員 57 名のうち、環境放射線科学コースの専任教員はわずか 4 名(放射線 生物学関連 3 名、放射線化学工学 1 名)しかいないことがあげられる。そのためスタート当初よ り、カリキュラム運営に QST および JAEA からの連携大学院方式による研究指導教員 3 名(放射 線生体影響 2 名、放射線計測 1 名)ならびに非常勤講師 2 名の参画をお願いしている。また、放 射線医科学に関わる他大学からの非常勤講師の協力も得ながらカリキュラム充実をはかっている が、運営費交付金が厳しい現状とも相まって、完成年度以降も継続できる保証がないのが実情で ある。

決して洋々とは言えない実情も踏まえ、今後われわれ関係者が取り組むべき課題としては、

1)研究室単位での対応関係はあるものの、同じ教員組織による学士課程が存在しないことから、

学部に設定している「量子線科学プログラム」とうまく連動して進学者を確保し続けるとともに、

他大学からの進学者の増員をはかること、2)大学の運営費交付金が減る中で専任教員を確保あ るいは増員するために働きかけを継続すること、の 2 点があげられる。また、目標に掲げる有為 な人材の輩出という観点では、修了生の進路先として、放射線科学とその関連分野に継続的に就 くことを可能にする人材ポスト確保も大きな課題である。この点については、関連学会をはじめ とする科学技術コミュニティーとの連携がますます重要になってくるものと思われる。

全国の医学・医療系学部において放射線基礎を担う講座が消えるなか、多くの解決すべき課題 を抱えているとはいえ、放射線基礎分野の人材養成課程が設立できたことの意義は大きい。理工 系での新たな放射線基礎課程の設置が、未来の放射線科学人材養成を発展させるきっかけになれ ばと願いつつ、今後の教育体制の充実に努めたいと考えている。

(田内 広、中村 麻子、立花 章)

5 放射線利用の現場からの情報発信

放射線は医療、農業、工業など多くの分野で利用されているにもかかわらず、その実態は一般 にはほとんど知られていない。学校教育における放射線学習の欠如のためであるが、放射線利用 の現場からの情報発信の不足も否めない。

多くの児童・生徒は、学校で理科の時間に放射線を学ぶ前に、残念ながら社会科などで原爆の 悲惨なイメージによる恐怖感や間違った先入観を植えつけられている。その嫌悪感を和らげるク ッションとして、身近に放射線が使われて役立っている実例を学ぶことは有効であろう。しかし、

患者への説明が必要な医療現場は別として、工業製品の製造加工や農業・食品などの多くの分野 では、放射線利用による高品質を誇るどころかむしろ消費者の目から隠そうとしているのではな

(10)

いだろうか。

たとえば食品照射は、公衆衛生や地球環境の保全に寄与する有効な手段として国際的に認めら れた技術であり、世界各国でスパイス・ハーブ類や食肉・魚介類の殺菌、熱帯果実や柑橘類の検 疫殺虫処理などが実用化され、処理量も年々増加している。しかし日本では、その事実はほとん ど知られておらず、ジャガイモの照射芽止め以外の実用化はまったく進展していない。その原因 は、安全性・利便性についての消費者の知識不足や放射線に対する漠然とした不安だけではなく、

人々の偏見や風評被害の怖さを知る事業者の打算と沈黙によって本来のニーズが見えなくなって いること、および、そのような状況を放置して有用な技術の社会実装を怠ってきた行政の不作為 にあると言えよう。

国のリスク管理機関とリスク評価機関、研究者、事業者、そして一般市民の間でのリスクコミ ュニケーションが機能していないため、一般市民のみならず行政関係者や政府の審議会の委員で あっても、ほとんどの人は放射線照射された農産物や食品の実物を見る機会もなく、海外の実情 も照射の現場も知らない。その結果、一部の市民団体や運動家の偏った主張や不安を煽るメディ アの間違った情報ばかりが幅を利かせている。

このような中で、一般市民・消費者にとっては、どんな時に「放射線利用の有用性」が感じら れ、感覚的に許容できるのか?科学的な理解が難しい放射線処理について、「自分達が選択した、

自分達のための技術」と納得できるためには、何をどこまで「知っている」「理解している」と 思えれば良いのか?

そんな問題意識の下で筆者は、食の安全と安心に関心をもつ一般市民と様々な職種の専門家か らなる『食のコミュニケーション円卓会議』 (9)のメンバーに呼びかけ、好奇心に基づく「消費 者目線での」食品照射の体験実験を試みた。

食のコミュニケーション円卓会議は、2005 年に内閣府原子力委員会に設置された食品照射専門 部会に消費者代表の委員として参加した消費生活コンサルタントの市川まりこ氏が、「消費者は あまりにも食品照射のことを知らな過ぎる、情報の共有ができなければ議論もままならない!」

との思いから結成した消費者団体である。主婦、事業者、研究者、教師、メディア、行政など 様々な立場のメンバーが、互いに学びあうという精神で、食品照射に限らず遺伝子組換え食品や 食品表示など「食」に関する諸問題について、科学的な視点からの実りあるコミュニケーション のあり方を探り、得られた成果を意見や提案・提言などの形で社会に向けて発信している。

その会員の中で特に食品照射に興味を持ったメンバーを中心に高崎研の Co-60 照射施設を見学 するとともに、専ら好奇心から提案された食品群を対象として、照射後の外観や食味の変化と品 質への影響について、また照射処理による日持ち向上効果や殺菌効果について、照射のメリット とデメリットを実感するために数々の体験実験を実施した。その一例を以下に示す。

(11)

l 諸外国での実用化例に照らして適正な線量または必要以上に高線量のガンマ線を照射した 食品の品質への影響、外観や食味の変化、照射臭の有無、照射時の温度の影響、脱酸素剤 の効果などの検討(じゃがいも、かまぼこ、ツナ缶、牛乳、チーズ、ベーコン、うどん、

豆腐、ごはん、空豆、ちりめんじゃこ、イカ薫製、ナッツ、ドライフルーツ、鰹節、椎茸、

筍、浅漬け、蜂蜜、パン、餅、茶葉、ワイン、日本酒、ウイスキー、ブランデーなど)

l 家庭で傷みやすい野菜類の品質への照射の影響と日持ち向上効果(キュウリ、ブロッコリ ー、ショウガ、グリーンピースなど)

l 照射によるニンニクの発芽・発根抑制効果 (10, 11)

l 国際基準を参考に検疫殺虫線量を照射した果実類の品質への影響(イチゴ、桃、ブドウ、

梨、洋梨、リンゴ、イチジク、マンゴー、ラズベリー、ビワ、メロン、ミカン、柿、栗な ど)(12)

l 放射線殺菌処理した香辛料と加熱殺菌処理した香辛料の風味の比較およびそれぞれを用い て調理したカレーなどの味比べ (12-14)

l 冷蔵または冷凍状態で殺菌線量を照射した牛生レバーの色や匂いの変化 (15)

参加者は、まず「照射室のドアの厚さと重さ」に驚き、次いで「照射が終わるとすぐに照射室 の中に入れた!」「照射直後の試料を触っても何ともなかった!」「照射によって、食品の外観 は変わらないのに硬さや匂いが変化した!」ことに驚き、実験を重ねるにつれて、「低温のまま 殺菌などの処理ができるメリットがある」「どんな食品にも使える訳ではなく、向き不向きがあ る」「線量は多過ぎても少な過ぎてもダメである」などのことを実感として理解できたようであ った。「なるほど!食品照射って、おおよそこういうことなんだ!」

そして、これらの実験結果とそこから得られた素朴な実感をミニ冊子“ガーリック通信”

(2017 年 11 月末現在、第 57 号まで発行)で公開するとともに、論文投稿 (11, 12, 14, 16)や 学会発表 (17)、公開講座・公開討論会 (18)などを通して社会に発信し続けている。学んで知っ た新鮮な驚きは、まだそれを知らない他の人にも伝えたくなるのである。

これは、従来の広報活動にありがちな「知らせたいことを伝える」やり方を大きく転換し、

「知りたいことに丁寧に答える」を基本として、消費者の好奇心と、主体的に学ぶ楽しさ、科学 に触れるわくわく感、その感動を仲間と共有する喜びなどの力を最大限に生かしたものであり、

一般の消費者だけでなく食の安全に関わる行政や事業者あるいは教師やマスメディアなどのオピ ニオンリーダー層に向けての科学的かつ建設的なメッセージの発信を目指すものである。

(小林 泰彦)

(12)

6 まとめ

放射線教育 WS では、4 名の講演の後に、総合討論の時間を設けた。大会プログラムにおいて、

放射線教育 WS 直前に同一会場において、ワークショップ「放射線リテラシーの構築に向けて」

(放射線リテラシーWS)が開催され、この放射線リテラシーWS における演者を含めた多くの参加 者が放射線教育 WS にも引き続いて参加した。放射線リテラシーWS では、放射線リテラシー構築 の観点から、1)義務教育における試み、2)原子核・原子力理工学分野における放射線生物教育、

3)看護師養成課程における放射線教育、そして、4)公衆を対象としたリスクコミュニケーショ ンの概論に関する 4 つの講演が行われた。これらの内容が、放射線教育 WS で取り上げた 4 講演 の内容を補完するものであったことから、総合討論においては、両ワークショップの内容を踏ま えた議論が行われた。

総合討論では、産業医大で実施された放射線不安調査、福井大学・医学部における新しいカリ キュラムの詳細や茨城大学・量子線科学専攻について質問と意見が寄せられた。また、量研高崎 研で実施された体験型情報発信の試みについては、研究者が市民参加型企画に協力者として関わ る形でのリスクコミュニケーション構築のモデルとして、放射線リテラシーWS の講演者を含む多 数の参加者から積極的な意見が寄せられた。

今後、今回のワークショップで提示された課題を踏まえ、学会として放射線教育の充実へ向け た方策について検討を進めていきたい。 (舟山 知夫、細谷 紀子)

謝辞

本稿の執筆に際し、国立大学医学部長会議「放射線の健康リスク科学教育の必修化ワーキング グループ」の情報をいただきました福岡歯科大学・先端科学研究センターの續輝久先生(前九州 大学大学院医学研究院基礎放射線医学分野)に深謝申し上げます。

参考文献

1. 續 輝久, 細井 義夫, 松田 尚樹, 神田 玲子, 細谷 紀子, 宮川 清, 栗井 和夫, 近藤 隆.

医学部における“放射線健康リスク科学”教育の推進の現状と課題. 放射線生物研究, 2017:

52(2): 129-148.

2. 岡﨑 龍史, 大津山 彰, 阿部 利明, 久保 達彦. 福島県内外の一般市民と医師の福島第一原 発事故後の放射線に対する意識の違い (アンケート調査結果から), J UOEH (産業医科大学 雑誌). 2012: 34(1): 91-105.

3. Kohzaki M, Ootsuyama A, Moritake T, Abe T, Kubo T, Okazaki R. What have we learned from a questionnaire survey of citizens and doctors both inside and outside Fukushima? –Survey comparison between 2011 and 2013-. J Radiol Prot. 2015: 35(1):

(13)

N1-N17.

4. 岡﨑龍史, 太神和廣, 横尾誠, 香﨑正宙. 福島県における原発事故の放射線影響並びに県民 健康調査についてのアンケート調査. J UOEH (産業医科大学雑誌). 2017: 39(4): 277-290.

5. 文 部 科 学 省 「 医 学 教 育 モ デ ル ・ コ ア ・ カ リ キ ュ ラ ム ( 平 成 19 年 度 改 訂 版 ) 」 (http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/033/toushin/1217987_1703.html) 6. 文部科学省「医学教育モデル・コア・カリキュラム-教育内容ガイドライン-平成 22 年度改

訂版」

(http://www.mext.go.jp/component/b_menu/shingi/toushin/__icsFiles/afieldfile/2011/06 /03/1304433_1.pdf)

7. 日本学術会議「提言 医学教育における必修化をはじめとする放射線の健康リスク科学教育の 充実」 (http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-22-t197-3.pdf)

8. 文部科学省「医学教育モデル・コア・カリキュラム 平成 28 年度改訂版」

(http://www.mext.go.jp/component/b_menu/shingi/toushin/__icsFiles/afieldfile/2017/06 /28/1383961_01.pdf)

9. 食のコミュニケーション円卓会議 (http://food-entaku.org/) 10. 食のコミュニケーション円卓会議 「ガーリック通信 第 11 号」

(http://food-entaku.org/garlicweb/garlic-11.pdf)

11. 小林泰彦, 菊地正博, 等々力節子, 齊藤希巳江, 桂洋子, 亀谷宏美, 市川まりこ, 飯塚友子, 千葉悦子, 鵜飼光子, 放射線照射によるニンニクの萌芽発根抑制効果. 食品照射 2010:

45(1-2): 26-33.

12. 千葉悦子, 飯塚友子, 市川まりこ, 鵜飼光子, 菊地正博, 小林泰彦, 照射が向きそうな食品、

向きそうにない食品. 放射線と産業, 2014: 137: 29-32.

13. 食のコミュニケーション円卓会議 「ガーリック通信 第 5 号」

(http://food-entaku.org/garlicweb/garlic-5.pdf)

14. 千葉悦子, 飯塚友子, 市川まりこ, 鵜飼光子, 菊地正博, 小林泰彦, 放射線照射香辛料に関 する官能検査. 食品照射, 2016: 51 (1): 23-36.

15. 産経新聞:2012 年 7 月 12 日 (木)「色、においの差なし」確認 牛の生レバー 消費者グル ープが放射線照射テスト (平沢裕子)

16. 千葉悦子, 食品照射の体験実験と私の行っている家庭科教育. 放射線と産業, 2017: 142:

13-16.

17. 食のコミュニケーション円卓会議 「外部発表」 (http://food-entaku.org/gaibu.htm#2014) 18. 食のコミュニケーション円卓会議 「公開講座」

(http://food-entaku.org/katsudou.htm#koukaikouza)

参照

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