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第5回研究実践奨励賞

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Academic year: 2021

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153 第5回「研究実践奨励賞」、通称「まなびあい賞」は以下の2作品に決定致しました。

1)楢府憲太氏(コミュニティ福祉学科 2005 年卒業、ふじみ野市役所障がい福祉課)

 「ケースワーカーの8年間を振り返る」〔実践記録・実践報告〕

2)大木彩氏(スポーツウエルネス学科 2015 年卒業、NPO 法人早川エコファーム)

 「『人はどうしたら健康でい続けられるのか?』を求めて~日本一人口が少ない町での 実践~」〔エッセイ〕

 

以下、同賞の趣旨を再確認した上で、今回の選考体制及び選考過程、受賞作品の講評 などを報告致します。

1.「研究実践奨励賞」の趣旨

「研究実践奨励賞」(まなびあい賞)は、コミュニティ福祉学会の学会誌である『まな びあい』に掲載された作品のうち、在学生(学部生・大学院生)、卒業生、修了生に執筆 されたものの中から特に優れた作品を選び、表彰して奨励するものです。またそのこと を通じて、『まなびあい』を多くの人に読んで頂き、卒業生、修了生と在学生の交流をよ り一層深めるために設けられたものです。

2.選考体制及び選考過程

2019 年5月 18 日(土)に開催された「まなびあい運営委員会」と、6月 22 日(土)

に開催された「選考委員会」において、選考対象となる作品(第 11 号掲載の9作品)に ついて真摯な検討がなされました。選考の詳細は以下の通りです。

【選考基準】

まずは、例年の選考基準を参考としました。第一に、研究論文については、学術論 文としての完成度に囚われるのではなく、多少粗削りな作品であったとしても、潜在 的な発展可能性を実感させるものであること。第二に、実践記録・報告やエッセイな どについては、「コミュニティ福祉学部のマインド」を実践していることについて、支 持や共感ができるものであること。また今回は、「多くの人に読んでもらいたい」「感 動した、共感が持てた」「コミ福らしい」といったことも選考基準としました。

立教大学コミュニティ福祉学会 第5回「研究実践奨励賞」選考報告

研究実践奨励賞選考委員会

第5回研究実践奨励賞

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154

【選考体制】

選考委員会の構成者は、まなびあい運営委員メンバーと、選考の公平性を担保する ために招聘された外部選考委員1名です。外部選考委員は、福祉学科の岡桃子先生に 依頼しました。

【選考対象作品と結果】

学会の規定により選考の対象となった作品は、『まなびあい』第 11 号(2018 年 10 月 19 日発行)に掲載されているうちの9作品(=学部生や院生、卒業生が執筆した論文・

研究ノート・実践記録・実践報告・エッセイ・現場からの声・活動報告・リレーメッセー ジ)です。選考委員会の開催に先立って教員を通じて配布していた「推薦書」(在学生 や卒業生に依頼し堤出されたもの)を集計して、結果をふまえて議論をしました。

まず、各選考委員が受賞にふさわしいと考える作品と理由を報告して候補作を絞り、

次に、自由に意見を出し合いながら議論をしていきました。今回は多数決ではなく、

議論をする中で、楢府氏と大木氏の2作品を受賞作とすることが決定致しました。

3.受賞作品の講評

1)楢府憲太氏著「ケースワーカーの8年間を振り返る」について。制度と人間、組織 と個人の間で葛藤するケースワーカーの仕事の難しさと大切さが伝わる作品です。特 に、福祉関係の仕事をする際の振り返り的なことや、生と死に関わることまで含めた具 体的な悩みが臨場感ある形式で書かれており、大学のテキストとは違う観点から重要 な点を伝えていることが評価されました。また、推薦書においては、評価項目の中で は「テーマ」が特に高く評価されており、ソーシャルワークという仕事の大切さと難し さを同時に知ることができて大変参考になったという意見も見られました。

2)大木彩氏著「『人はどうしたら健康でい続けられるのか?』を求めて~日本一人口が 少ない町での実践~」について。この作品は、山梨県の山間部にある早川町の NPO で 働く著者が、その様子と、そこへと至る経緯について、ときに哲学的な考察を含めな がらも非常に平明な文章で綴ったものです。特に、コミ福でのまなびが大いに生かさ れていることや、学生にとって参考になる点が多いことが評価されました。また、推 薦書においては、評価項目の中では「テーマ」、「ユニークさ」や「感動・共感」といっ た点が高く評価されており、入学したばかりの1年生でも共感でき、見習うべきこと が多かったという意見も見られました。

4.まとめ

今回は、実践記録・報告とエッセイが1つずつ受賞することになりました。選考委員会 では、対象になった全作品が非常に読み応えがあり、何らかの点て優れているという声が 多く挙がりました。この点は喜ばしい限りですが、研究論文からエッセイに至るまで、質が 異なる作品を評価する難しさもありました。また、前回と同様に研究論文からの受賞作はな かったのですが、今回の受賞作を評価する際には、「学生に読んでほしい」という観点から 出された意見が多かったという印象です。楢府さん、大木さん、受賞おめでとうございます。

参照

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