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ま え が き 富 山 県 の 象 徴 である 北 アルプス 立 山 連 峰 深 くきざまれた 渓 谷 そびえ 立 つ 鋭 鋒 憧 れを 抱 かせる 剱 岳 多 彩 な 自 然 環 境 とすばらしい 大 パノラマ ですべての 人 に 感 動 を 約 束 する 雄 大 な 立 山 郷 里 の 山 々は

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シェア "ま え が き 富 山 県 の 象 徴 である 北 アルプス 立 山 連 峰 深 くきざまれた 渓 谷 そびえ 立 つ 鋭 鋒 憧 れを 抱 かせる 剱 岳 多 彩 な 自 然 環 境 とすばらしい 大 パノラマ ですべての 人 に 感 動 を 約 束 する 雄 大 な 立 山 郷 里 の 山 々は"

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(2)

ま え が き

富 山 県 の 象 徴 で あ る 北 ア ル プ ス 立 山 連 峰 。 深 く き ざ ま れ た 渓 谷 、 そ び え

立 つ 鋭 鋒 、 憧 れ を 抱 か せ る 剱 岳 。 多 彩 な 自 然 環 境 と す ば ら し い 大 パ ノ ラ マ

で す べ て の 人 に 感 動 を 約 束 す る 雄 大 な 立 山 。 郷 里 の 山 々 は 私 た ち の 誇 り で

あ り 、 宝 で あ り ま す 。

し か し 、 こ の す ば ら し い 大 自 然 は 時 に は 私 た ち 人 間 に 過 酷 な 試 練 を 与 え

ま す 。

昨 年 2 月 2 8 日 、 剱 岳 で 積 雪 期 山 岳 遭 難 救 助 訓 練 を 行 っ て い た 富 山 県 警 察

山 岳 警 備 隊 員 が 池 ノ 谷 ガ リ ー で 雪 崩 に 巻 き 込 ま れ て 殉 職 す る と い う 大 変 痛

ま し い 事 故 が 発 生 し ま し た 。 亡 く な ら れ た 丸 山 政 寿 隊 員 の ご 冥 福 を 心 よ り

お 祈 り す る と と も に 、 遭 難 救 助 に 携 わ る 私 た ち は 、 改 め て 安 全 確 保 最 優 先

で 引 き 続 き 厳 し い 任 務 に 取 り 組 ん で い く こ と を 強 く 決 意 し て お り ま す 。

平 成 23年 の 立 山 ・ 剱 岳 一 帯 に お け る 入 山 者 は 東 日 本 大 震 災 の 影 響 も あ り 、

82万 人 余 り と 昨 年 と 比 べ 大 幅 に 減 少 し ま し た 。 し か し 、 山 岳 遭 難 の 発 生 件

数 は 79件 、 遭 難 者 数 は 86人 と 依 然 と し て 多 く の 遭 難 事 故 が 発 生 し 、 特 に 死

者 数 は 、 昭 和 51年 以 降 最 多 の 15人 で 大 変 厳 し い 情 勢 と な り ま し た 。

近 年 の 山 岳 遭 難 事 故 の 特 徴 と し て 、 年 代 別 で は 中 高 年 者 の 割 合 が 高 い こ

と 、 原 因 別 で は 道 迷 い や 疲 労 に よ る 行 動 不 能 な ど 初 歩 的 ミ ス が 原 因 の 遭 難

が 多 い こ と な ど が あ げ ら れ ま す 。 ま た 、 病 気 に よ る 救 助 要 請 も 少 な く あ り

ま せ ん 。 こ れ ら の 多 く は 、 体 力 ト レ ー ニ ン グ や ル ー ト 研 究 な ど 周 到 な 事 前

準 備 で 防 止 で き る も の で あ り 、 登 山 者 の 皆 さ ん に は 体 力 と 経 験 に 応 じ た 安

全 な 登 山 に 留 意 し て い た だ き た い の で あ り ま す 。

こ の 白 書 が 、 山 を 愛 す る す べ て の 方 々 に 立 山 ・ 剱 岳 方 面 の 山 岳 遭 難 事 故

の 発 生 状 況 を 知 っ て い た だ き 、 事 故 が 少 し で も 減 少 す る こ と に 役 立 ち ま す

と と も に 、 今 後 の 山 岳 救 助 活 動 に 対 し て 多 く の ご 支 援 ご 協 力 を 賜 り ま す こ

と を 心 か ら お 願 い 申 し 上 げ る も の で あ り ま す 。

平 成 24年 3 月

立 山 ・ 剱 岳 方 面 遭 難 対 策 協 議 会 会 長

上 市 町 長

伊 東 尚 志

(3)

目 次

第 1 入 山 者 と 山 岳 遭 難 の 概 況 1 入 山 者 の 趨 勢 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 1 2 山 岳 遭 難 の 概 況 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 2 第 2 平 成 23年 の 山 岳 遭 難 状 況 1 過 去 15年 間 の 発 生 状 況 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 3 2 月 別 発 生 状 況 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 4 3 場 所 別 発 生 状 況 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 4 4 山 岳 別 発 生 状 況 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 5 5 態 様 別 発 生 状 況 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 6 6 原 因 別 発 生 状 況 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 6 7 年 代 別 ・ 男 女 別 発 生 状 況 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 7 8 遭 難 者 数 に 占 め る 登 山 届 提 出 の 有 無 別 状 況 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 8 9 山 岳 会 等 所 属 別 発 生 状 況 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 8 10 パ ー テ ィ 構 成 人 数 別 発 生 状 況 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 8 第 3 山 岳 警 備 活 動 状 況 1 救 助 活 動 状 況 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 9 2 山 岳 遭 難 に お け る ヘ リ コ プ タ ー 出 動 状 況 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 9 3 救 助 訓 練 状 況 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 10 4 遭 難 防 止 対 策 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 10 第 4 積 雪 期 に お け る 剱 岳 周 辺 の 危 険 地 帯 1 富 山 県 登 山 届 出 条 例 関 係 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 11 ⑴ 富 山 県 登 山 届 出 条 例 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 11 ⑵ 富 山 県 登 山 届 出 条 例 施 行 規 則 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 13 ⑶ 勧 告 の 基 準 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 14 ⑷ 危 険 地 区 及 び 特 別 危 険 地 区 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 15 2 積 雪 期 に お け る 剱 岳 の 危 険 箇 所 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 16 ⑴ 早 月 尾 根 上 部 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 16 ⑵ 小 窓 尾 根 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 17 ⑶ 赤 谷 尾 根 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 18 ⑷ 北 方 稜 線 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 19 3 年 度 別 登 山 届 出 状 況 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 20 第 5 富 山 県 山 岳 遭 難 救 助 組 織 図 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 21 第 6 平 成 23年 の 山 岳 遭 難 を 振 り 返 っ て ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 22 1 平 成 23年 に 発 生 し た 山 岳 遭 難 の う ち の 特 徴 的 な 事 故 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 22 2 そ の 他 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 23

(4)

第 1 入 山 者 と 山 岳 遭 難 の 概 況

入 山 者 の 趨 勢

す う せ い

(立山黒部貫光株式会社資料から)

平成

23 年の立山黒部アルペンルートは、前年と同じく、扇沢から室堂ま

での間及び立山駅から弥陀ヶ原までの間は4月

10 日に、全線は4月 16 日

に開通し、開通期間は

11 月 30 日までであった。

入山者数は、約

17 パーセント減少し、82 万 7,418 人であった。

0 20 40 60 80 100 120

14年 15年 16年 17年 18年 19年 20年 21年 22年 23年

万 入 り 込 み 者 数 ( 人 ) 富山県側入り込み者数 長野県側入り込み者数 区分 年別 富 山 県 側 入り込み者数 長 野 県 側 入り込み者数 入り込み者数 合 計 平成 14 年

550,581

511,644

1,062,225

平成 15 年

594,511

551,818

1,146,329

平成 16 年

561,927

496,848

1,058,775

平成 17 年

540,652

498,138

1,038,790

平成 18 年

516,969

505,649

1,022,618

平成 19 年

486,617

468,259

954,876

平成 20 年

529,066

486,451

1,015,517

平成 21 年

483,698

553,275

1,036,973

平成 22 年

487,681

513,722

1,001,403

平成 23 年

388,835

438,583

827,418

‐1‐

(5)

2 山 岳 遭 難 の 概 況

平成

23 年の山岳遭難は、

遭難件数

79 件(前年比 ± 0 件)

遭難者数

86 人(前年比 -13 人)

で、遭難件数は昨年と同数で、遭難者数は減少したものの、死者数は

15 人で、

昭和

51 年以降最多の人数であった。

特徴として、

死者 15 人の態様別では、登山道からの転滑落が9人、雪崩が2人、落

石が1人、病気(低体温症を含む)が2人、その他が1人であった。

○ 全遭難者数の年代別では、

40 歳以上の中高年者が 65 人で、全体の 76

パーセントを占め、体力不足による一般登山道での転倒、転落、滑落が

増加した。

○ 登山届を提出していない遭難者は

70 人で、全体の 81 パーセントであっ

た。

○ 山岳会など未加入者は

58 人で、全体の 67 パーセントであった。

○ 行方不明者は

2 人で、いずれも単独登山で登山届を提出していなかった。

立山及び室堂周辺においては、体力不足や不十分な装備による転倒と、

体調不良のまま入山し高山病などを発症する遭難者が多かった。

などが挙げられる。

(剱岳早月尾根にて訓練中の山岳警備隊員) ‐2‐

(6)

第2 平成

23 年の山岳遭難状況

1 過去

15 年間の発生状況

0 20 40 60 80 100 120 140 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 平成9年~平成23年 遭 難 者 数 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 遭 難 件 数 遭難者数 遭難件数 (人) (件) 年別(平成) 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 遭 難 件 数 47 44 73 62 65 69 61 61 73 81 81 94 88 79 79 遭 難 者 数 51 52 80 66 86 79 66 65 79 85 95 120 93 99 86 死 亡 2 5 8 8 9 4 8 7 6 4 9 7 10 7 15 行方不明 4 2 0 0 1 0 0 1 0 2 1 0 2 0 2 重 傷 17 8 24 14 16 15 18 19 27 19 23 24 24 22 18 軽 傷 15 15 19 22 23 28 11 22 16 27 19 20 17 18 25 病 気 7 9 17 15 13 15 20 11 18 29 23 30 26 26 17 ( 遭難者の内訳 ) 無事救助 6 13 12 7 24 17 9 5 12 4 20 39 14 26 9 ‐3‐

(7)

2 月別発生状況

1 2 1 1 6 1 3 2 2 2 3 4 3 3 1 2 7 11 3 1 1 2 5 5 3 1 1 1 3 1 1 2 3 4 5 17 27 11 10 3 1 6 0 5 10 15 20 25 30 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 遭難者数 死亡 行方不明 重傷 軽傷 病気 無事救助

3 場所別発生状況

9 2 2 2 1 1 10 6 2 18 1 2 3 1 8 9 3 3 1 2 12 11 8 2 4 49 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 50 55 登山道 雪渓・雪面 山小屋・テント 沢・谷・川 岩場 稜線 その他 遭難者数 死亡 行方不明 重傷 軽傷 病気 無事救助 ‐4‐

(8)

4 山 岳 別 発 生 状 況

1 2 2 3 2 1 1 1 1 1 1 4 1 1 2 1 1 4 1 2 1 2 2 2 6 9 4 1 2 1 12 1 1 1 1 1 5 1 7 6 6 2 5 1 11 12 5 2 3 25 1 0 5 10 15 20 25 30 別山尾根 早月尾根 剱  沢 長次郎谷 池ノ谷・小窓 剱岳その他 立山稜線 室堂・雷鳥沢 大 日 岳 立山その他 黒 部 湖 下ノ廊下 そ の 他 死亡 行方不明 重傷 軽傷 病気 無事救助 遭難者数 場 所 の 詳 細 別山尾根 剱御前~一服剱~前剱~剱岳 早月尾根 馬場島~剱岳 剱沢 剱御前~剱沢二股 長次郎谷 八ッ峰、長次郎谷、源次郎尾根、平蔵谷 池ノ谷・小窓 池ノ谷、剱尾根、三ノ窓、チンネ、小窓尾根、小窓 馬場島 ブナクラ谷、赤谷山、猫又山、中山 剱 岳 方 面 剱岳その他 立山川、東大谷、池の平山、中仙人谷等 立山稜線 室堂山~浄土山~雄山~別山乗越 室堂・雷鳥沢 室堂平、天狗平、雷鳥沢、室堂乗越 大日岳 奥大日岳~大日岳~大日平~称名滝 立 山 方 面 立山その他 龍王岳、五色ヶ原、弥陀ヶ原 黒部湖 黒部湖、タンボ沢、御山谷、上ノ廊下 下の廊下 旧日電歩道、丸山、内蔵助谷、黒部別山 黒部川 方 面 後立山稜線 蓮華岳~針の木岳~鹿島槍ヶ岳 そ の 他 大辻山、雑穀谷等 ‐5‐

(9)

5 態様別発生状況

2 7 2 1 2 1 2 8 3 4 3 14 2 2 4 1 2 15 1 1 6 3 22 17 8 6 4 4 12 5 8 0 5 10 15 20 25 転倒 病気 転落 滑落 落石 道迷い 疲労 雪崩 不明・その他 遭難者数 死亡 行方不明 重傷 軽傷 病気 無事救助

6 原因別発生状況

3 3 1 1 2 1 4 1 1 7 5 4 4 2 3 8 3 6 6 3 4 6 7 1 15 1 3 3 4 5 7 8 9 14 17 0 5 10 15 20 スリップ バランス崩し 浮石・落石 高山病 地理不案内 つまずき 雪崩 体力不足 持病 凍死 不明・その他 遭難者数 死亡 行方不明 重傷 軽傷 病気 無事救助 ‐6‐

(10)

7 年代別・男女別発生状況

1 1 5 1 5 2 1 1 3 1 10 3 1 1 2 1 4 5 7 4 1 1 1 1 1 1 6 2 2 4 4 1 1 8 10 8 28 11 4 2 14 2 0 5 10 15 20 25 30 10歳未満 10-19歳 20-29歳 30-39歳 40-49歳 50-59歳 60-69歳 70-79歳 80歳以上 遭難者数 死亡 行方不明 重傷 軽傷 病気 無事救助 1 1 6 5 12 8 13 9 4 1 2 5 2 15 2 男性 女性

70歳代 13% 60歳代 33% 50歳代 9% 80歳以上 5% 10歳未満 1% 10歳代 2% 20歳代 9% 30歳 12%

年齢別構 成比

代 40歳代 16% ‐7‐

(11)

8 遭 難 者 数 に 占 め る 登 山 届 提 出 の 有 無 別 状 況

3 12 2 6 3 22 2 15 2 7 16 70 12 0 10 20 30 40 50 60 70 80 提出あり 提出なし 遭難者数 死  亡 行方不明 重  傷 軽  傷 病  気 無事救助

9 山 岳 会 等 所 属 別 発 生 状 況

58 12 2 11 16 9 8 13 2 5 3 2 1 10 1 5 4 4 2 1 7 3 3 2 2 3 5 4 2 4 2 6 2 4 4 7 2 4 1 2 2 5 4 1 4 20 19 7 12 8 18 1 2 0 5 10 15 20 25 単独 2人 3人 4人 5人 6~9人 10人以上 遭難者数 死亡 行方不明 重傷 軽傷 病気 無事救助

10 パ ー テ ィ 構 成 人 数 別 発 生 状 況

1 1 1 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 50 55 60 65 未加入・未組織 社会人山岳会 その他の団体 ツアー登山 ガイド登山 大学山岳部 遭難者数 死亡 行方不明 重傷 軽傷 病気 無事救助 ‐8‐

(12)

第3 山岳警備活動状況

1 救助活動状況

救 助 出 動 延 べ 人 数

区分

年別

遭難件数

警備隊等

民間救助隊

そ の 他

出動日数

平成19年

81 349

48

392

789

95

平成20年

94 356

47

260

663 102

平成21年

88 504

37

336

877 106

平成22年

79 406

22

228

656 89

平成23年

79 766

43

295

1104 132

・「警備隊等」は富山県警察山岳警備隊、富山県警察航空隊等警察関係者、 「民間救助隊」は立山・剱岳方面遭難対策協議会救助隊を表す。以下同じ。 ・その他には、消防関係者等が含まれる。

2 山岳遭難におけるヘリコプター出動状況

消 防 防 災 ヘ リ 等

区分 年別

遭難件数

件 数

回 数 出動率

(%)

件 数

回 数 出動率

(%)

件 数

回 数 出動率

(%)

平成

19 年

81

14 25 17.3

33

39 40.7

47 64

58.0

平成

20 年

94

9 15

9.6

36

36 38.3

42 51

44.7

平成

21 年

88

23 35 26.1

31

35 35.2

51 70

58.0

平成

22 年

79

16 23 20.3

24

30 30.4

40 53

50.6

平成

23 年

79

16 31 20.3

22

34 27.8

38 65

48.1

(注)・消防防災ヘリ等の出動回数には、自衛隊ヘリ、民間ヘリを含む。 ・出動率は遭難発生件数に対するヘリコプターの出動件数 ・同一の遭難において複数のヘリコプターが出動することもあるため、合計の件数は 必ずしも一致しない。 民間救助隊と山岳警備隊員の 合同訓練 平成 23 年 2 月 14 日 ‐9‐

(13)

3 救助訓練状況

区 別 種 別 期 間 場 所 延べ人員 積雪期救助訓練 2月 25 日~3月1日 5日間 剱岳・早月尾根 小窓尾根、赤谷山 140 人 夏 山 救 助 訓 練 7月8日~7月 14 日 7月 15 日~7月 21 日 14 日間(2組に分けて実施) 国立登山研修所 剱岳・剱沢 175 人 秋 山 救 助 訓 練 9月 30 日~10 月7日 8日間 国立登山研修所 剱岳・剱沢 200 人 警 備 隊 定 期 訓 練 延べ 18 日間 剱 沢 、 室 堂 平 雑穀谷、鍬崎山等 318 人 民間救助隊 及び警備隊 積雪期合同訓練 2月 14 日 国立登山研修所 45 人

4 遭難防止対策

種 別 月 日 場 所 内 容 山 岳 遭 難 白 書 「 試 練 と 憧 れ 」 発 行 3 月 下 旬 遭対協事務局 立山・剱岳方面の平成23 年にお ける山岳遭難白書(vol.27)の発行 剱 岳 山 開 き 剱 岳 鎮 魂 祭 6 月 1 日 上市町馬場島 鎮 魂 の 社 剱岳登山の安全祈願 剱岳一帯における遭難者の慰霊 立 山 ・ 剱 岳 方 面 遭 対 協 総 会 7 月 4 日 上 市 町 役 場 平成 23 年度総会を開催し、各事 業、決算、予算について協議 第52 回長野・岐阜・富山 三 県 遭 対 協 連 絡 会 議 11 月8・9 日 富山県富山市 山岳遭難防止について協議 馬 場 島 警 備 派 出 所 開 所 式 12 月 1日 上市町馬場島 馬場島警備派出所を開所し、冬期 山岳遭難に備える 広 報 活 動 通 年 山 小 屋 等 遭難防止ポスターの作成・掲示、遭 難防止講話「チームケルン」の実施 ‐10‐

(14)

- 11-

第 4 積 雪 期 に お け る 剱 岳 周 辺 の 危 険 地 帯

1 富 山 県 登 山 届 出 条 例 関 係

1) 富 山 県 登 山 届 出 条 例

昭和41 年 3 月 26 日 富山県条例第22 号 改正 昭和44 年 2 月 17 日条例第 1 号 昭和 44 年 10 月 6 日条例第 40 号 平成4 年 3 月 27 日条例第 1 号 平成 15 年 12 月 18 日条例第 55 号 (目的) 第1条 この条例は、富山県の区域内にある山岳のうち、特に危険な地区及び期間に登山しようとする 者に対し、登山届を提出させることにより、山岳遭難の防止及び遭難時の対策に資することを目的とす る。 (昭44条例40・一部改正) (定義) 第1条の2 この条例において「危険地区」とは、別表第1に掲げる地区をいう。 2 この条例において「特別危険地区」とは、危険地区のうち別表第2に掲げる地区をいう。 3 この条例において「登山」とは、12月1日から翌年5月15日までの間に危険地区に立ち入ること をいう。 4 この条例において「登山者」とは、登山する者をいう。 (昭44条例40・追加) (登山者の心構え) 第2条 登山者は、適正な登山計画を作成し、その計画に基づいて装備、食糧等を整え、登山しなければ ならない。 (特別危険地区に対する登山者の心構え) 第3条 登山者は、12月1日から翌年4月15日までの間は、特別危険地区に立ち入らないように努め なければならない。 (昭44条例40・全改) (登山届の提出) 第4条 登山者は、次の各号に掲げる事項を記載した登山届を知事に提出しなければならない。この場合 において、登山者が集団で登山するときは、代表者が提出することができる。 (1) 住所、氏名、性別及び年齢 (2) 登山歴(山岳団体に所属している登山者にあつては、登山歴についての当該山岳団体の代表者の確 認のあるもの) (3) 行程及び日程 (4) 日程中の行動の概要 (5) 装備及び食糧 (6) 緊急時における連絡先 (7) 緊急時の救助体制 (8) 山岳遭難捜索費用に充てるための保険の加入又は未加入の別 2 前項の届出は、登山する日の20日前までにしなければならない。 3 登山者は、登山前に第1項の登山届の記載事項を変更したときは、遅滞なくその旨を知事に届け出な ければならない。 4 遭難救助に従事する者その他知事が特に認める者については、第2項の規定は、適用しない。 (昭44条例40・平15条例55・一部改正) (登山届済書の交付) 第5条 知事は、前条第1項の規定により提出された登山届を受理したときは、登山届済書(以下「届済

(15)

- 12- 書」という。)を登山者に交付するものとする。 2 知事は、登山届の内容が不適当と認めたときは、届済書を交付する前に、登山者に必要な勧告をする ことができる。 (届済書の提示) 第6条 登山者は、常に届済書を携行し、知事の指定する登山指導員(以下「指導員」という。)からそ の提示を求められたときは、これを提示しなければならない。 2 指導員は、登山者の装備等が届済書の記載事項と相違すると認めたときは、必要な勧告をすることが できる。 3 指導員は、前2項の規定により、届済書の提示を求め、又は必要な勧告をするときは、その身分を示 す証票を携帯し、関係者の請求があつたときは、これを提示しなければならない。 (審議会の設置) 第7条 第5条第2項に規定する知事の勧告の基準その他必要な事項を調査審議するため、富山県山岳遭 難防止対策審議会(以下「審議会」という。)を置く。 (昭44条例40・一部改正) (組織) 第8条 審議会は、委員20人以内で組織する。 2 特別の事項を調査研究するため、必要があるときは、臨時の委員を置くことができる。 3 委員及び臨時の委員は、学識経験のある者及び関係行政機関の職員のうちから知事が任命する。 (昭44条例1・一部改正) (会長) 第9条 審議会に会長を置く。 2 会長は、委員が互選する。 3 会長は、会務を総理し、審議会を代表する。 4 会長に事故があるとき、又は会長が欠けたときは、あらかじめ、会長の指名する委員がその職務を代 理する。 (任期) 第10条 委員の任期は、2年とする。ただし、補欠委員の任期は、前任者の残任期間とする。 2 臨時の委員は、特別の調査研究が終了したときは、解任するものとする。 (罰則) 第11条 次の各号のいずれかに該当する者は、5万円以下の罰金又は科料に処する。 (1) 登山届を提出しないで登山をした者 (2) 虚偽の登山届を提出して登山をした者 (3) 第6条の届済書の提示を拒んだ登山者 (昭44条例40・平4条例1・一部改正) (委任) 第12条 この条例の施行に関し必要な事項は、規則で定める。 (昭44条例40・追加) 附 則 この条例は、公布の日から施行する。 附 則(昭和44年条例第1号) この条例は、公布の日から施行する。 附 則(昭和44年条例第40号) この条例は、公布の日から施行する。

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- 13- 附 則(平成4年条例第1号) この条例は、平成4年5月1日から施行する。 附 則(平成15年条例第55号) この条例は、富山県行政手続等における情報通信の技術の利用に関する条例(平成15年富山県条例第 54号)の施行の日から施行する。(施行の日=平成16年4月1日) 別表第1 (昭44条例40・追加) 劔岳及び「早月尾根を中心とした区域で、馬場島からブナクラ乗越に至る白萩川及びブナクラ谷、ブナク ラ乗越から赤谷山、白萩山、赤ハゲ、白ハゲ及び池平山を経て仙人山に至るりよう線、北股、劔沢、武蔵 谷、武蔵のコルから劔御前、別山乗越、室堂乗越、西大谷山、クズバ山を経て中山に至るりよう線並びに 中山と馬場島を結ぶ線に囲まれた区域 別表第2 (昭44条例40・追加) 1 東大谷を中心とした区域で、東大谷出合、左尾根、早月尾根2,600、早月尾根、別山尾根及び右尾根 に囲まれた区域(当該尾根から内側に向かつてそれぞれ50 メートル以内の区域を除く。) 2 池の谷を中心とした区域で、池の谷出合、小窓尾根、三の窓、池の谷乗越、劔岳、早月尾根及び早月 尾根1,920 に囲まれた区域(当該尾根から内側に向ってそれぞれ 50 メートル以内の区域及び劔尾根両 側50 メートル以内の区域を除く。)

( 2 ) 富 山 県 登 山 届 出 条 例 施 行 規 則

昭和44 年 11 月 1 日 富山県規則第55 号 改正 平成4 年 4 月 30 日規則第 34 号 平成 11 年 3 月 26 日規則第 4 号 平成13 年 1 月 5 日規則第 2 号 平成 16 年 11 月 8 日規則第 72 号 (趣旨) 第1 条 この規則は、富山県登山届出条例(昭和 41 年富山県条例第 22 号。以下「条例」という。)の 施行に関し必要な事項を定めるものとする。 (登山届の様式) 第2 条 条例第 4 条第 1 項に規定する登山届は、登山届(様式第 1 号)によるものとする。 (平16 規則 72・一部改正) (勧告の基準) 第3 条 条例第 5 条第 2 項の規定により行う知事の勧告は、次に掲げる事項を検討して行うものとする。 (1) 技術経験に関する基準 12 月 1 日から翌年 5 月 15 日まで(以下「積雪期」という。)の登山者の危険地区における登山 経験、積雪期における危険地区と同程度の危険性があると認められる山岳における登山経験その他 の登山経験の有無による登山技術上の危険性の有無及びパーティーの構成の適否 (2) 行程及び日程に関する基準 行程における登山コース、日程の余裕等の判断による登山計画の適否 (3) 装備等に関する基準 パーティーの構成、行程、登山の方法等に対する装備及び食料の適否 (4) 緊急時の対策に関する基準 緊急時に必要とするトランシーバー等の携行の有無及び山岳遭難捜索費用に充てるための保険 の加入の有無による緊急時の対策の適否 (平16 規則 72・一部改正) (登山指導員の証票) 第4 条 条例第 6 条第 3 項に規定する指導員の身分を示す証票は、登山指導員の証票(様式第 2 号)に よるものとする。 (平16 規則 72・一部改正)

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- 14- (登山届を登山する20 日前までにしなくてもよい者) 第5 条 条例第 4 条第 4 項に規定するその他知事が特に認める者とは、森林管理署の職員、電力会社の 職員その他これに類する者で、業務に従事するため危険地区に立ち入る者とする。 (平13 規則 2・一部改正) 附 則 この条例は、公布の日から施行する。 附 則(平成4年規則第34 号) この規則は、平成4 年 5 月 1 日から施行する。 附 則(平成11 年規則第4号) (施行期日) 1 この規則は、公布の日から施行する。 (経過措置) 2 この規則による改正前のそれぞれの規則に定める様式による用紙は、当分の間、所要の調整をして使 用することができる。 附 則(平成13 年規則第2号) この規則は、平成13 年1月6日から施行する。 附 則(平成16 年規則第 72 号) この規則は、公布の日から施行する。

( 3 ) 勧 告 の 基 準

(昭和41 年 9 月 16 日) 改正 昭和42 年 2 月 25 日 昭和 44 年 8 月 1 日 昭和 62 年 12 月 9 日 条例第5 条第 2 項の規定により、知事が行う勧告の基準は次のとおりとする。 (1) 12 月 1 日から 4 月 15 日まで ア 単独登山に対しては、中止を求める。 イ パーティーの構成メンバーには、原則として2 分の 1 以上の積雪期登山の経験者で構成され、且 つリーダーは積雪期登山経験の豊富な者を求める。 ウ 特別危険地区に登山することを計画した届出は、中止又はコースの変更を求める。 エ 登山方式、パーティー編成、行動計画などから判断して日程が少ない時は再検討を求める。 なお、予備日は、12 月 1 日から 2 月末日までは少なくとも 7 日以上、3 月 1 日から 4 月 15 日ま では少なくとも5 日以上を求める。 オ 登山方式、パーティー編成、行動計画などから判断し、装備及び食糧が積雪期登山に対しあきら かに不備とみとめられる場合は、再検討及び必要なものの携行を求める。 カ パーティー間及び基地との連絡のため、とくにトランシーバーの携行を求める。 (昭和44 年 8 月 1 日・一部改正及び追加 昭和 62 年 12 月 9 日・一部改正) (2) 4 月 16 日から 5 月 15 日まで ア 積雪期登山の経験、コース及び日程等から判断して、明らかに危険とみなされる単独登山者につ いては、中止又は計画の変更を求める。 イ パーティーの構成メンバーには、出来るだけ多くの積雪期登山の経験者を求める。 ウ 登山方式、パーティー構成、行動計画などから判断して日程が少ない時は再検討を求める。 (昭和42 年 2 月 25 日・追加 昭和 44 年 8 月 1 日・追加 昭和 62 年 12 月 9 日・一部改正) (3) その他 ア 山岳団体に所属していない者については、既存の山岳団体に加入するか、又は新たに山岳団体を 組織するよう勧奨する。 イ 山岳遭難対策費用に充てるための保険に加入していない者については、加入するよう勧奨する。 (昭和44 年 8 月 1 日・追加)

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2 積 雪 期 に お け る 剱 岳 の 危 険 箇 所 ( 1 ) 早 月 尾 根 上 部 ( 標 高 2600m~剱岳頂上) S53.10 落雷 死亡1 剱岳(2999m) S44.1 吹雪孤立 死亡1、軽傷 1、無事 1 スリップ死亡 1 急な下り カニノハサミ スリップ注意 S44.1 転落 死亡 2 S46.11 人工雪崩 不明 1 S47.4 S55.1 スリップ 死亡 1 S49.3 S53.3 S61.3 スリップ 死亡各1 H22.5 雪崩 死亡 1 H2.3 雪崩 死亡 1 H3.3 スリップ 死亡2、軽傷 1 H19.5 滑落 軽傷1 シシ頭 H9.12 雪庇踏抜き 死亡 5 中尾根 2800m スリップ注意 S44.1 雪崩 死亡 1 二本槍ルンゼ エボシ岩 2700m H4.12 雪庇踏抜き 死亡1 30m の急斜面 登下降注意 2600m H13.1 凍傷1、疲労2 ●ほぼ全域にわたってクラストするので スリップに注意 ●ドカ雪の後、人工雪崩に注意

下りの際、早月尾根分岐点 を見失うことあり注意 視界不良時、中尾根に 迷い込みやすい

雪の状況により人工雪崩に注意 - 16 -

(20)

( 2 ) 小 窓 尾 根 小窓王 剱尾根の頭 S46.4 人工雪崩 死亡1 小窓頭 小窓のコル H3.3 吹雪孤立 3 剱 尾 根 マッチ箱 急な雪壁 左俣 ドーム 右 俣 S53.1 凍傷 3 H20.4 転落 死亡 1 ニードル 白 S42.12 雪庇踏抜き 萩 死亡1 雪庇注意 二股 川 2100m 池 ノ 雪庇注意 谷 S53.1 雪庇踏抜き 死亡1 S44.1 雪崩 死亡 1 1600m 雪崩注意 S63.1 滑落 死亡1 H15.5 落石 死亡1 雪崩注意 取入口 三ノ窓 ●急峻な雪稜や岩稜が続き、 アプローチの雪崩、雪庇の 踏抜き、転滑落に注意 - 17 -

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( 3 ) 赤 谷 尾 根 赤谷山 2258m 最後の急登は幅広い斜面のため 天候不良時は方向を見失わないように。 また降雪時は雪崩に注意 1900m~急登手前までは、やせ尾根 でありブナクラ谷側の雪庇に注意 1863m ピーク テント場 ブ ナ やせ尾根 白萩川の雪庇に注意 ク 1563m ピーク この先テント場 ラ 白萩川側の雪庇に注意 白 萩 谷 S55.12 雪庇踏抜き 死亡 2 川 取入口 ●尾根全体にわたって雪庇に注意 - 18 -

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( 4 ) 北 方 稜 線 ( 赤 谷 山 ~ 剱 岳 ) 赤谷山 ● 北方稜線は 2500m 以上の 赤谷尾根 稜線を行動するため、強い 風と寒さに注意 赤谷山から赤ハゲ までは広い稜線 白萩山 ● ルートが長いため充分な 食糧と余裕のある日程に 心掛ける S44.1 吹雪孤立 15 赤ハゲ 雪と岩がミックスしたやせ尾根 小黒部谷側の雪庇注意 H14.3 スリップ 軽傷1 白ハゲ2387m 白ハゲの下り急斜面、スリップ注意 大窓 S55.3 転落 死亡 1 S62.12 死亡3 大窓の頭 小 窓 S41.1 雪崩 死亡 4 2561m ピーク 尾 S46.3 雪崩 死亡 1、軽傷 1 根 池ノ平山 マッチ箱 小窓ノ王から三ノ窓への 下りはロープが必要 小窓 池ノ平山からの下 り急峻ロープ必要 小窓の頭 S56.11 小窓から小窓の頭までは 池ノ谷ガリー 降雪時の表層雪崩に注意 早 剱 雪崩 死亡3 小窓ノ王 月 尾 H23.2 尾 根 雪崩 死亡 1 三ノ窓 根 軽傷 2 剱岳 H6.1 チンネ 転落 死亡1 別山 S63.1 転落 死亡1 尾根 源次郎尾根 八ツ峰 (前剱)H20.5 転落 重傷 1、軽傷 3 - 19 -

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3 年 度 別 登 山 届 出 状 況 (富 山 県 自 然 保 護 課 資 料 か ら )

12/ 1~ 2/28 3/1~ 4/15 4/1 6~ 5/15 計 期 別 年 度 件数 人 員 う ち 女 性 件数 人 員 う ち 女 性 件数 人 員 う ち 女 性 件数 人 員 う ち 女 性 平 成 8 年 58 261 17 16 46 3 145 592 105 219 899 125 平 成 9 年 60 245 24 11 37 1 159 648 112 230 930 137 平 成 10年 50 221 19 6 20 1 147 681 117 203 922 137 平 成 11年 38 172 17 6 16 1 175 689 126 219 877 144 平 成 12年 41 180 19 2 2 0 143 555 100 186 737 119 平 成 13年 31 131 20 15 42 2 171 637 146 217 810 168 平 成 14年 39 183 22 7 14 0 121 400 77 167 597 99 平 成 15年 28 126 24 7 40 8 160 625 119 195 791 151 平 成 16年 28 109 13 7 47 2 143 589 118 178 745 133 平 成 17年 22 83 13 12 66 5 143 528 116 177 677 134 平 成 18年 21 98 13 7 44 1 147 569 165 175 711 179 平 成 19年 35 174 20 10 37 2 157 596 130 202 807 152 平 成 20年 36 153 23 13 47 5 157 601 142 206 801 170 平 成 21年 28 117 15 7 24 1 168 568 100 203 709 116 平 成 22年 21 112 19 1 3 1 141 462 89 163 577 109 ( 注 ) ・ 平 成 2 0 年 度 か ら 、 期 別 を 12/1~ 2/28(冬 山 )、 3/1~ 4/15(春 山 前 半 )、 4/1 6~ 5/15(春 山 後 半 )に 変 更 し た 。 ・ 各 年 度 の 集 計 は 5 月 1 5 日 ま で で あ り 、 平 成 2 3 年 度 は 来 シ ー ズ ン に 計 上 。 0 100 200 300 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 年度 届 出 件 数 300 400 500 600 700 800 900 1000 1100 1200 届 出 人 数 件数 人数 ‐ 20‐

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第5

富 山 県 山 岳 遭 難 救 助 組 織 図

航空自衛隊 小松救難隊 富 山 県 富山県山岳遭難対策協議会 会長 富山県知事 富山県警察本部 消 防 課 生活安全部 地 域 室 各地域 消防署・消防団 消防防災航空隊 各方面遭難対策協議会 富山県警察 山岳警備協力隊 山 岳 警 備 隊 航 空 隊 朝日岳方面遭対協 会長 朝日町長 選抜 警察本部長委嘱 立山消防団 山岳救助協力隊 宇奈月方面遭対協 会長 黒部市長 立山・剱岳方面遭対協 会長 上市町長 薬師岳方面遭対協 会長 大山総合行政センター長 医王山方面遭対協 会長 福光行政センター長 立山町消防団長任命

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第6 平成23 年の山岳遭難を振り返って 1 平成23 年に発生した山岳遭難のうちの特徴的な事故 ⑴ 2月 28 日、剱岳で訓練中の富山県警山岳警備隊6人パーティのうち3人が、 池ノ谷ガリーを登高中に上部からの雪崩に巻き込まれる。1人が死亡し、2 人が軽傷。 ⑵ アルペンルート全線開通後の4月 18 日、単独男性登山者が富士の折立の稜 線から室堂側に約 400m滑落し死亡。 ⑶ 4月 30 日、荒天の中、剱沢を登高中の3人パーティのうち1人が、風雨に より低体温症で行動不能となり凍死。 ⑷ 5月 11 日、単独登山者が雄山~大汝間で山崎カールに滑落し死亡。 ⑸ 6月5日、剱岳頂上直下で手がかりにした岩が崩れて下敷きとなり1人が 重傷。 ⑹ 6月 18 日、雄山山頂から御前谷へ誤って滑り込んだスノーボーダー3人を 無事救助。 ⑺ 7月 18 日、剱岳早月尾根エボシ岩付近で、女性登山者1人が登山道から池 ノ谷側に転落し死亡。 ⑻ 8月8日から体調悪化のためハシゴ谷乗越付近で行動不能に陥っていた単 独登山者を7日ぶりに救助。 ⑼ 8月に死亡事故多発 ・ 8月7日、黒部川上ノ廊下、下の黒ビンガ付近で男性1人が溺死体で発見 ・ 8月7日、剱岳チンネにて男性1名が雪のブロック崩落に巻き込まれ死亡 ・ 8月9日、ロッククライミングゲレンデ雑穀谷で、単独登山者が転落死 ・ 8月 11 日、大日岳牛ノ首付近で、女性登山者1人が転落死 ・ 8月 24 日、剱岳前剱の門付近にて女性登山者1人が転落死 ・ 8月 28 日、剱岳頂上付近で、男性登山者 1 人が池ノ谷側へ転落死 ⑽ 9月に行方不明が2件発生 ・ 9月2日、単独男性登山者が読売新道赤牛岳付近で消息を絶つ。 ・ 9月 20 日、剱岳方面に向かった単独男性登山者が消息を絶つ。 ⑾ 9月7日、剱岳北方稜線縦走中の登山者2人が道を誤り長次郎谷で転落、 1名が重傷。 ⑿ 9月 16 日、剱岳小窓谷鉱山道を池ノ平に向けて歩行中の男性登山者1人が、 約 80m転落し死亡。 ⒀ 10 月7日、黒部川下ノ廊下、旧日電歩道の新越沢出合付近で地震のため落 石が発生し、女性登山者2人のうち1人が死亡、1人が重傷。 ⒁ 10 月6日、剱沢で単独登山者が疲労による急性循環不全で死亡。 ⒂ 10 月 21 日、龍王岳東尾根基部において単独男性登山者の遺体を発見。10 月9日に転落したものと認められる。 - 22 -

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2 その他 本年の特徴として ○ 一般登山道における転倒、転落などの遭難事故の多発(全体の半数) ○ 死亡事故の約半数が単独登山者 ○ 遭難者の 81%が登山計画書を未提出 等、登山全体の計画性や体力強化をも含めた事前準備の不足と認められる遭難 事故が目立った。自分の経験・技術レベルに適した山域やルート選択がのぞまれ る。 登山の際には、日程や行動等を十分に検討して登山計画書を作成し、無理な 行動を控え、家族や関係者に行き先、下山日を確実に伝えるとともに、警察や 山小屋等にも登山計画書を提出してください。 (黒部丸山東壁にて訓練中の山岳警備隊員) - 23 -

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表紙について

漫画本「立山縁起絵巻」原画

富山市の日本画家で特別支援学校教諭の米田昌功さんによる漫画本の

原画。

「立山縁起絵巻」は立山曼荼羅に描かれた立山の開山伝説を現代人にも

親しみやすい物語として書き直した作品。立山曼荼羅は江戸時代に立山

を地獄と浄土に見立てた立山信仰の布教に用いられた。

山岳遭難白書 試練と憧れ

28 号

平成

24 年3月発行

発 行 立山・剱岳方面遭難対策協議会

〒930-0393 富山県中新川郡上市町法音寺1 上市町産業課 ℡076-472-1111(代表)

編 集 富山県上市警察署

〒930-0354 富山県中新川郡上市町大坪5-1 上市警察署地域課 ℡076-472-0110(代表)

印 刷 有限会社ミスギ印刷

24

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