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Microsoft Word - 00.常陸那珂GT表紙.doc

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常陸那珂火力発電所敷地内に設置する緊急設置電源

環境影響への配慮について

平成 23 年 8 月

(2)
(3)

目 次

第1章 事業の内容 ··· 1 1.1 事業の内容 ··· 1 1.2 事業の名称 ··· 1 1.3 設置される電源の原動力の種類 ··· 1 1.4 発電設備の概要 ··· 2 1.5 ばい煙に関する事項 ··· 3 1.6 騒音発生源に関する事項 ··· 4 1.7 主要な設備等の配置計画 ··· 4 1.8 排水に関する事項 ··· 8 1.9 発電用燃料の種類・使用量・性状・供給方法··· 8 1.10 設置工事に関する事項 ··· 9 1.10.1 工事概要 ··· 9 1.10.2 工事期間及び工事工程 ··· 9 1.10.3 工事用資材等の運搬の方法 ··· 10 1.10.4 騒音及び振動の主要な発生源となる機器の種類及び容量··· 11 第2章 発電設備の供用方法に関する方針··· 12 2.1 予定される供用開始時期 ··· 12 2.2 予定される運用年数並びに将来の運転停止及び撤去の方針··· 12 2.3 供用方法 ··· 12 2.4 供用開始後に行う施設の改良計画··· 12 第3章 予測される環境影響 ··· 13 3.1 大気汚染物質 ··· 13 3.1.1 事業実施中 ··· 13 (1)工事用資材等の搬出入 ··· 13 (2)建設機械の稼働 ··· 13 3.1.2 供用開始後 ··· 14

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(1)短期拡散予測(1 時間値) ··· 19 (2)年平均値予測 ··· 21 3.2 騒音 ··· 24 3.2.1 事業実施中 ··· 24 (1)工事用資材等の搬出入 ··· 24 (2)建設機械の稼働 ··· 24 3.2.2 供用開始後 ··· 25 第4章 講じる予定の環境保全措置 ··· 27 4.1 事業実施中及び供用開始後に講じる予定の環境保全措置··· 27 4.1.1 事業実施中 ··· 27 4.1.2 供用開始後 ··· 27 第5章 環境影響調査(モニタリング)の計画··· 28 5.1 事業実施中における環境影響調査(モニタリング)計画··· 28 5.1.1 調査項目 ··· 28 5.1.2 調査方法(調査地点・調査時期・調査頻度及び測定方法)··· 28 5.2 供用開始後における環境影響調査(モニタリング)計画··· 30 5.2.1 調査項目 ··· 30 5.2.2 調査方法(測定項目・測定頻度及び測定場所)··· 30 5.2.3 調査期間 ··· 30 5.3 調査結果の公表方法 ··· 30

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第 1 章 事業の内容

1.1 事業の内容 本事業は、平成 23 年 3 月 11 日に発生した東日本大震災の影響により原形に復旧する ことが不可能となった自社の発電設備の電気供給力を補うために、早期に供給力を確保 する観点から、設置可能なスペースが確保できること、燃料のインフラが整っているこ と、送電線に送電余力があることなどの条件を総合的に勘案し、災害復旧の事業として 常陸那珂火力発電所敷地内に新規電源を緊急的に設置するものである。 本事業は環境影響評価法の手続の適用除外の対象となるが、事業実施の際には、環境 影響評価法の趣旨に則り、周辺環境へ与える影響に関するシミュレーション等を実施す るなど、可能な限りの措置を講じ、環境影響を最小化するための配慮を行う。 1.2 事業の名称 常陸那珂火力発電所敷地内への緊急電源の設置 1.3 設置される電源の原動力の種類 原動力の種類:ガスタービン、ディーゼル 発電設備の概念は、第 1.3-1 図のとおりである。

第 1.3-1 図(1) ガスタービン発電設備の概念図

燃料

空気

排気ガス

発電機

空気圧縮機

ガスタービン

電気

燃焼器

煙突

燃料

空気

排気ガス

発電機

空気圧縮機

ガスタービン

電気

燃焼器

煙突

空気 電気 燃料 排気ガス タービン 煙突 空気圧縮機 発電機 燃焼器 水

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第 1.3-1 図(2) ディーゼル発電設備の概念図

1.4 発電設備の概要 緊急設置される発電設備の定格出力、台数等の概要は、第 1.4-1 表のとおりである。 なお、既設 1 号機の出力は 100 万 kW である。

第 1.4-1 表 発電設備の概要(1 台あたり)

項目 単位 数値等 原動力の種類 - ガスタービン ディーゼル 1ディーゼル 2 ディーゼル 3 2.57 0.15 0.103 0.085 定格出力 万 kW 総出力:25.323※ 2 2 64 26 93 台数 台 総台数:185 熱効率 (低位発熱量基準)※ 1 % 34.0 33.8 35.8 35.1 kg-CO2/kWh 0.762 0.683 0.696 0.712 ※1.発電端での設計ベース 2.総出力は、ガスタービン定格出力×台数と各ディーゼル定格出力×各台数の総合計 値である。 発電電力量あたりの 二酸化炭素排出量 (CO2排出原単位)※ 1 ディーゼル発電機 (パッケージ型) 煙突 排気ガス 電気 燃料 脱硝装置

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1.5 ばい煙に関する事項 排出されるばい煙の代表諸元は、第 1.5-1 表のとおりである。

第 1.5-1 表 ばい煙に関する諸元(1 台あたり)

数値等 項目 単位 ガス タービン ディーゼル 1 ディーゼル 2 ディーゼル 3 (参考) 既設 1 号機 煙突高さ m 10.4※ 1 25 25 230 煙突の種類 - 直上型 直上型 直上型 直上型 2 缶集合型※ 4 煙突口径 m 3.1 1.488 1.388 1.388 7.3 排出ガス量(湿り) 103m3 Nh 331 8.61 5.72 4.82 3,400 排出ガス量(乾き) 103m3 Nh 312 8.01 5.33 4.49 3,060 排出ガス温度 ℃ 374 495 500 500 90 排出ガス速度 m/s 28.6 15.6※ 2 13.5~16.0※ 2 31.5 窒素酸化物排出濃度※ 3 ppm 45 90 90 90 34 窒素酸化物排出量 m3 N/h 15.2 1.00 0.7 0.6 108 硫黄酸化物排出濃度 ppm 0.14 0.25 0.25 0.25 39 硫黄酸化物排出量 m3 N/h 0.045 0.00262 0.00170 0.00143 122 ばいじん濃度※ 3 mg/m3 N 20 28 71 51 8 ばいじん排出量 kg/h 7.0 0.3 0.5 0.3 25 ※1.3.1.2 における供用開始後(運転開始後)の窒素酸化物及び浮遊粒子状物質の各予測は、 煙突高さ 9.4m で実施。予測後、設計の詳細検討により、煙突高さが 9.4m から 10.4m と変 更となった。 なお、煙突高さ 10.4m における各予測の最大着地点濃度は、煙突高さ 9.4m における最大 着地点濃度に比べ低い値となることから、煙突高さ 10.4m での再予測は実施していない。 2. 煙突集合化時の値。 煙突組合せ:ディーゼル 1(4 台×16set)、[ディーゼル 2+ディーゼル 3]×set 数([2 台+4 台]×5set、[1 台+5 台]×14set、[2 台+3 台]×1set)

3.窒素酸化物濃度及びはいじん濃度は、定格出力時、ガスタービンは O2=16%換算値、

ディーゼルは O2=13%換算値、既設 1 号機は O2=6%換算値を示す。

4.現在、常陸那珂火力発電所 2 号機を建設中であり、1 号機及び 2 号機の煙突で 2 缶集合 型となる。

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1.6 騒音発生源に関する事項 主な騒音発生源の諸元は、第 1.6-1 表のとおりである。

第 1.6-1 表 主な騒音発生源の諸元(1 台あたり)

種類 台数 (台) 音の大きさ※ (デシベル) ガスタービン 2 100 吸気フィルタ室 2 89 発電機 2 102 ガス タービ ン 排気ダクト 2 92 ディーゼル 1 64 106 ディーゼル 2 26 106 ディーゼル ディーゼル 3 93 106 変圧器 1 3 113 変圧器 2 7 113 ※音の大きさは、音響パワーレベルを示す。 1.7 主要な設備等の配置計画 事業実施区域は、都市計画用途地域の工業専用地域に指定されている常陸那珂火力発 電所敷地内(茨城県那珂郡東海村照沼 768-23)であり、JR東海駅から南東約 5.2km に 位置する。周囲の状況は第 1.7-1 図、主要設備の配置計画は第 1.7-2 図、発電設備の配 置計画は第 1.7-3 図のとおりである。

第 1.7-1 図 事業実施区域の位置及び周囲の状況

常陸那珂火力発電所 JR東海駅

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第 1.7-2 図(1) 主要設備の配置計画

第 1.7-2 図(2) 主要設備の配置計画(平面図)

設置予定場所

既設

発電設備設置場所 既設常陸那珂火力発電所 1号機 既設常陸那珂火力発電所 1 号機 発電設備設置場所

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約 200m

第 1.7-3 図(1) 発電設備の配置計画(全体 平面図)

第 1.7-3 図(2) 発電設備の配置計画(ガスタービン 立面図)

ディーゼル 2:0.103 万 kW(26 台) ディーゼル 3:0.085 万 kW(93 台) ディーゼル 1:0.15 万 kW(64 台) ガスタービン :2.57 万 kW(2 台) 煙突高さ:10.4m 吸 気 フ ィ ル タ ー 室 ガ ス タ ー ビ ン 発 電 機 約 300m 排 気 ダ ク ト ( サ イ レ ン サ 付 ) ガ ス タ ー ビ ン パ ッ ケ ー ジ 高 さ :3.3m

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第 1.7-3 図(3) 発電設備の配置計画(ディーゼル 1 立面図)

第 1.7-3 図(4) 発電設備の配置計画(ディーゼル 2,3 立面図)

デ ィ ー ゼ ル デ ィ ー ゼ ル 煙突高さ:25m 脱 硝 装 置 脱 硝 装 置 煙突高さ:25m 脱 硝 装 置

デ ィ ー ゼ ル デ ィ ー ゼ ル ディーゼル 1 パッケージ高さ :3.1m ディーゼル 2,3 パッケージ高さ :3.1m 脱 硝 装 置

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1.8 排水に関する事項 今回設置する設備では、温排水等は発生しない。 また、工事排水(雨水含む)は、既設設備等にて適切に処理する。 1.9 発電用燃料の種類・使用量・性状・供給方法 発電用燃料は、常陸那珂火力発電所の既設の軽油供給ラインを用いて供給する。発 電用燃料の種類・使用量・性状・供給方法は、第 1.9-1 表のとおりである。

第 1.9-1 表 発電用燃料の種類・使用量・性状・供給方法

数値等 項目 単位 ガスタービン ディーゼル 1 ディーゼル 2 ディーゼル 3 燃料の種類 - 軽油 燃料使用量 (1 台あたり) t/h 6.36 0.374 0.242 0.204 発熱量※ 1 kJ/kg 42,700 硫黄分 %( 重 量 比 ) 0.001 以下 窒素分 %( 重 量 比 ) 0.005 燃 料 の 成 分 灰分 %( 重 量 比 ) 0.0 供給方法 常陸那珂火力発電所の既設の軽油供給ラインを用いて供給する。 ※1. 低位発熱量を示す。 2. 使用予定の軽油の標準的な成分の値を示す。 ※ 2

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1.10 設置工事に関する事項 1.10.1 工事概要 緊急電源の設置工事は、主に基礎工事、機器据付工事、試運転の三つに区分される。 基 礎 工 事 で は 、 鉄 筋 コ ン ク リ ー ト 造 の 基 礎 を 構 築 す る ( コ ン ク リ ー ト 基 礎 面 積 : 約 47,000m2)。 ま た 、 機 器 据 付 工 事 で は 、 ガ ス タ ー ビ ン 発 電 設 備 、 変 圧 器 等 の 大 型 機 器 は 海上輸送により搬入、ディーゼル発電設備は陸上輸送により搬入し据付を行う。試運転 では、各設備を稼働し、検査・調整を行う。 1.10.2 工事期間及び工事工程 工事期間及び工事工程の概要は、第 1.10-1 表のとおりである。

第 1.10-1 表 工事期間及び工事工程の概要

平成 23 年度 工程 5 月 6 月 7 月 総括工程 基礎工事 土木・建築工事 ガスタービン ・発電機設置工事 ディーゼルエンジン ・発電機設置工事 機器据付 工事 電気関係工事 (主変圧器、遮断器等) 試運転 着 工 ▼ 運 開 ▼ 初 点 火 ▼

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1.10.3 工事用資材等の運搬の方法 大型機器(ガスタービン発電設備、変圧器等)は、海上輸送にて運搬する。 ディーゼル発電設備やその他資機材等の運搬については、渋滞となる時間帯を極力回 避し、主要国道(主に国道 245 号線)を利用して運搬を行う。主要な交通ルート図は、 第 1.10-1 図のとおりである。

第 1.10-1 図 主要な交通ルート

常陸那珂火力発電所 JR東海駅 国道 245 号線 海上輸送ルート 主な陸上輸送ルート

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1.10.4 騒音及び振動の主要な発生源となる機器の種類及び容量 工事に使用する騒音及び振動の主要な発生源となる機器は、第 1.10-2 表のとおりで ある。

第 1.10-2 表 工事に使用する騒音及び振動の主要な発生源となる機器

主要機器 容 量 用 途 ブルドーザ 3~15t 埋戻、掘削土敷均 バックホウ 0.06~0.7m3 掘 削 、 埋 戻 、 発 生 土 土 砂 積 込 、 基 礎 砕 石 敷 均 、 コ ン ク リ ー トこわし・積込、地盤改良 ダンプトラック 4~11t 掘削土砂・発生土・埋戻土運搬 トラック 4~10t 鉄筋・型枠・足場運搬 トレーラ 15~32t 鋼管杭・仮設構台・鉄筋・鉄骨運搬 トラッククレーン 20~500t 鉄 筋 組 立 、 型 枠 組 立 解 体 、 足 場 組 立 、 綱 矢 板 打 設 ・ 引 抜 ・ 切断・撤去、保護桁設置・切断・撤去、鉄骨建方 ラフタークレーン 10~50t 配 水 管 設 置 、 鋼 材 組 立 ・ 設 置 、 デ ッ キ 材 組 立 ・ 設 置 、 鉄骨建方 トラックミキサー車 4.4m3 コンクリート運搬 コンクリートポンプ車 45m3/h コンクリート打設 発電機 75~450kVA 管据付、鋼管矢板打設・引抜・切断・撤去、地盤改良

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第 2 章 発電設備の供用方法に関する方針

2.1 予定される供用開始時期 供用開始時期(運転開始時期)は、ガスタービン及びディーゼル発電設備共に平成 23 年 7 月を予定している。 2.2 予定される運用年数並びに将来の運転停止及び撤去の方針 今回設置するガスタービン及びディーゼル発電設備は、リースであるため、原則とし て電力の需要が緩和した段階で、設備の撤去を判断する。 2.3 供用方法 法律及び条例を遵守しながら、電力の需給が逼迫した時に運転を実施する。 2.4 供用開始後に行う施設の改良計画 今回設置する発電設備については、リースであるため、供用開始後(運転開始後)に 改良を行う予定はない。

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第 3 章 予測される環境影響

3.1 大気汚染物質 3.1.1 事業実施中 事業実施中(工事中)における大気環境への影響は、工事用資材等の搬出入及び建設 機械の稼働による大気汚染物質の発生が考えられる。 (1)工事用資材等の搬出入 大 型 機 器 (ガ ス タ ー ビ ン 発 電 設 備 、 変 圧 器 等 )以 外 の 資 機 材 は 、 渋 滞 と な る 時 間 帯 を 極力回避し、主要国道(主に国道 245 号)を利用して運搬を行う。また、工事中の車 両台数は、最大で工事開始後 1 ヶ月の時点での約 600 台/日(往復)であり、主要な走 行ルートである国道 245 号の交通量(約 11,900~18,500 台/日)※に対する比率が約 3.2% ~ 5.0%と 小 さ い こ と か ら 、 工 事 用 資 材 等 の 搬 出 入 に 伴 う 大 気 汚 染 物 質 の 影 響 は 少 な い ものと考えられる。 な お 、 大 型 機 器 (ガ ス タ ー ビ ン 発 電 設 備 、 変 圧 器 等 )の 資 機 材 は 、 海 上 輸 送 に よ り 常 陸那珂港北埠頭より搬入する。 ※「平成 17 年度道路交通量センサス一般交通量調査(国土交通省)」より (2)建設機械の稼働 発電設備設置場所は、都市計画用途地域の工業専用地域に指定され、最寄りの住居系 用途地域まで約 1.6km の距離があるため、建設機械の稼働に伴う大気汚染物質の影響 は少ないものと考えられる。

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3.1.2 供用開始後 供用開始後(運転開始後)における大気環境への影響は、発電設備からの排出ガスの 影 響 が 考 え ら れ る 。 発 電 設 備 の 燃 料 に は 、 硫 黄 分 の 少 な い 軽 油 ( 硫 黄 分 : 0.001%以 下 [重量比])を用いることから、排ガス中の硫黄酸化物濃度は極めて低くなるため、環 境影響予測については窒素酸化物と浮遊粒子状物質を対象に実施した。 Ⅰ 窒素酸化物による環境影響評価 (1)短期拡散予測(1 時間値) イ.予測方法 窒素酸化物の短期拡散予測として、平均的な気象条件下における風下方向の窒素酸 化物寄与濃度を「窒素酸化物総量規制マニュアル[新版](平成 12 年 12 月公害研究 対策センター)」(以下「NOxマニュアル」という。)の方法により計算した。なお、 計算にあたり、窒素酸化物全量が二酸化窒素に変換されるものとして取り扱った。予 測のための条件等は、第 3.1-1 表のとおりである。

第 3.1-1 表 予測のための気象条件等

風速※ 1 ガスタービン:4.0 m/s( 地 上 高 さ 10m) 各ディーゼル:4.5 m/s( 地 上 高 さ 25m) 気象条件 大気安定度 C(中立)※ 2 有効煙突高さ CONCAWE式 有効煙突高さ計算値 ガスタービン:207.4m ディーゼル 1:92.6m※ 3 ディーゼル 2,3:83.9~89.2m※ 3 拡散式 プルーム式 計算式 拡散パラメータ パスキル・ギフォード図の近似関数 ※1. ガス タ ー ビ ン に つ い て は 、 平 成 21 年 度 に 常 陸 那 珂 火 力 発 電 所 で 測 定 し た 地 上 風 ( 高 さ 10m)の年平均値約 4.0m/s をそのまま適用した。また、各ディーゼルについては、 平 成 21 年 度 に 常 陸 那 珂 火 力 発 電 所 で 測 定 し た 地 上 風 ( 高 さ 10m ) の 年 平 均 値 約 4.0m/s を煙突高さ 25m の値に補正した 4.5 m/s を適用した。 2. 大気安定度については、平均的な気象条件である「中立」時のうち、地上着地濃度が 高くなる条件として、安定度「C」を選択した。 3. 集合煙突化時の値。 ロ.予測結果 予測計算による風下方向の地上濃度(寄与濃度)は第 3.1-1 図、最大着地濃度及び 最大着地濃度出現距離は第 3.1-2 表のとおりである。

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第 3.1-1 図 風下方向の地上濃度(1時間値、寄与濃度)

第 3.1-2 表 最大着地濃度及び最大着地濃度出現距離

ハ.評価結果 平均的な気象条件下における風下方向の最大着地濃度は 0.07816ppm であり、二 酸化窒素の短期暴露指針値(1時間暴露として 0.1~0.2ppm(昭和 53 年 中央公害 対 策 審 議 会 の 答 申 に よ る 短 期 暴 露 の 指 針 値 )) に 適 合 し て い る こ と か ら 、 環 境 保 全 の基準等の確保に支障を及ぼすものではないと評価する。 最大着地濃度 0.07816ppm 最大着地濃度出現距離(風下方向) 1,100m 0.00 0.01 0.02 0.03 0.04 0.05 0.06 0.07 0.08 0.09 0.10 0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 3,500 4,000 4,500 5,000 距離(m) 二酸化窒素濃度( pp m )

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(2)年平均値予測 イ.予測方法 窒素酸化物 の年平均値 予測は、「NOxマニ ュアル」に 基づき予測 計算を行っ た。 計算条件は第 3.1-3 表のとおりであり、運転条件としては、運転時間の想定が困難で あることから、定格出力にて毎日 24 時間連続運転を行った場合について計算を行っ た。 予測にあたっては、発電所周辺 5km 圏内(陸域)を 100m 毎のメッシュに区分し、 年間の気象データを用いて、各メッシュ(の中心点)における窒素酸化物寄与濃度の 年平均値を計算により求めた。 また、予測にあたっての考え方は、第 3.1-2 図のとおりである。

第 3.1-3 表 年平均値予測のための計算条件等

項 目 諸 元 風向・風速 ガスタービン :東海田向気象観測所 地上 10m の観測結果(平成 10 年度)を そのまま適用した 各ディーゼル :東海田向気象観測所 地上 10m の観測結果(平成 10 年度)を 煙突高さ(25m)に補正した 気象 条件 大気安定度 東海田向気象観測所の日射・放射収支量観測結果(平成 10 年 度)と地上 10m の風速の観測結果から大気安定度を設定した 計算 条件 窒素酸化物 窒素酸化物全量が二酸化窒素に変換されるものとした 運転 条件 運転時間 定格出力にて、毎日 24 時間連続運転とした

第 3.1-2 図 年平均値予測の考え方

発 電 設 備 の 稼 働 に 伴 う 影響(濃度) 大 気 中 の 二 酸 化 窒 素 の 状況(濃度) 予測 測定 合成 将来の 二酸化窒素 濃度

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ロ.予測結果 常陸那珂火力発電所周辺の年平均値寄与濃度の分布は、第 3.1-3 図のとおりである。 寄与濃度分布のうち、最大着地濃度および出現位置は第 3.1-4 表のとおりであり、常 陸那珂火力発電所の西南西約 0.9km の位置で 0.00511ppm である。 また、常陸那珂火力発電所周辺にある一般環境大気測定局(以下「一般局」とい う。)の常陸那珂東海における将来環境濃度予測値は第 3.1-5 表のとおりであり、寄与 濃度は 0.00105ppm、将来環境濃度は 0.00905ppm である。

第 3.1-3 図 年平均寄与濃度分布図(地上濃度)

第 3.1-4 表 年平均寄与濃度の最大値

常陸那珂火力発電所 最大着地濃度出現位置 ◎ 常 陸 那 珂 火 力 発 電 所 ● 一 般 局 ▲ 最 大 着 地 濃 度 出 現 位 置 0 2km

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第 3.1-5 表 年平均値予測結果と将来環境濃度予測値

局 番 号 一般局名 寄与濃度 <予 測 値> (ppm) A バックグラウンド 濃度 <一 般 局 測 定 値 > (ppm) B 合計値 <将 来 環 境 濃 度 > (ppm) C=A+B 環境基準の 年平均 相当値 (ppm) 寄与率(%) A/C 1 常陸那珂東海 0.00105 0.008 0.00905 0.031 11.6 注:1.既存設備の窒素酸化物の寄与濃度については、バックグラウンド濃度に含まれるものとした。 2.表中番号は第 3.1-3 図に対応する。 3.対象測定局は、煙源から半径 5km 以内の一般局とした。 4.バックグラウンド濃度は、平成 20 年度における二酸化窒素濃度の年平均値を用いた。 5.表中の各数値は、表記数値の 1 つ下の位にて四捨五入した値である。 6.環境 基 準の 年 平均 相 当値 に つい て は、 対 象測 定 局( 常 陸那 珂 東海 ) の平 成 16~20 年 度の 測 定 値を基に作成した以下の式により求めた。 y=0.52272・x-0.00070 y:年平均値相当値(ppm)、x:日平均の年間 98%値(ppm) ハ.評価結果 発電設備稼働に伴う二酸化窒素の寄与濃度の最大は 0.00511ppm であり、また、一 般局の常陸那珂東海における将来環境濃度は 0.00905ppm となり、二酸化窒素の環境 基準(1時間値の1日平均値が 0.04ppm から 0.06ppm のゾーン内またはそれ以下で あること(昭和 53 年 環境庁告示第 38 号))の年平均値相当値(0.031ppm)に適合 し て い る こ と か ら 、 環 境 保 全 の 基 準 等 の 確 保 に 支 障 を 及 ぼ す も の で は な い と 評 価 す る。

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Ⅱ 浮遊粒子状物質による環境影響評価 (1)短期拡散予測(1 時間値) イ.予測方法 浮遊粒子状物質の短期拡散予測は、窒素酸化物と同様に「NOxマニュアル」の方 法により計算を行った。予測のための条件等は、第 3.1-6 表のとおりである。

第 3.1-6 表 予測のための気象条件等

風速※ 1 ガスタービン:4.0 m/s( 地 上 高 さ 10m) 各ディーゼル:4.5 m/s( 地 上 高 さ 25m) 気象条件 大気安定度 C(中立)※ 2 有効煙突高さ CONCAWE式 有効煙突高さ計算値 ガスタービン:207.4m ディーゼル 1:92.6m※ 3 ディーゼル 2,3:83.9~89.2m※ 3 拡散式 プルーム式 計算式 拡散パラメータ パスキル・ギフォード図の近似関数 ※1. ガス タ ー ビ ン に つ い て は 、 平 成 21 年 度 に 常 陸 那 珂 火 力 発 電 所 で 測 定 し た 地 上 風 ( 高 さ 10m)の年平均値約 4.0m/s をそのまま適用した。また、各ディーゼルについては、 平 成 21 年 度 に 常 陸 那 珂 火 力 発 電 所 で 測 定 し た 地 上 風 ( 高 さ 10m ) の 年 平 均 値 約 4.0m/s を煙突高さ 25m の値に補正した 4.5 m/s を適用した。 2. 大気安定度については、平均的な気象条件である「中立」時のうち、地上着地濃度が 高くなる条件として、安定度「C」を選択した。 3. 集合煙突化時の値。 ロ.予測結果 予測計算による風下方向の地上濃度(寄与濃度)は第 3.1-4 図、最大着地濃度及び 最大着地濃度出現距離は第 3.1-7 表のとおりである。

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第 3.1-4 図 風下方向の地上濃度(1時間値、寄与濃度)

第 3.1-7 表 最大着地濃度及び最大着地濃度出現距離

ハ.評価結果 平均的な気象条件下における風下方向の最大着地濃度は 0.03451mg/m3であり、浮 遊粒子状物質の環境基準(1時間が 0.2 mg/m3以下であること(昭和 48 年 環境庁 告示第 25 号))に適合していることから、環境保全の基準等の確保に支障を及ぼす ものではないと評価する。 最大着地濃度 0.03451mg/m3 最大着地濃度出現距離(風下方向) 1,050m 0.00 0.01 0.02 0.03 0.04 0.05 0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 3,500 4,000 4,500 5,000 距離(m) 浮遊粒子 状物質濃度( mg/ m 3 )

(25)

(2)年平均値予測 イ.予測方法 浮遊粒子状物質の年平均値予測は、窒素酸化物と同様に「NOxマニュアル」に基 づき予測計算を行った。計算条件は第 3.1-8 表のとおりであり、運転条件としては、 運転時間の想定が困難であることから、定格出力にて毎日 24 時間連続運転を行った 場合について計算を行った。 予測にあたっては、発電所周辺 5km 圏内(陸域)を 100m 毎のメッシュに区分し、 年間の気象データを用いて、各メッシュ(の中心点)における浮遊粒子状物質寄与濃 度の年平均値を計算により求めた。 また、予測にあたっての考え方は、第 3.1-5 図のとおりである。

第 3.1-8 表 年平均値予測のための計算条件等

項 目 諸 元 風向・風速 ガスタービン :東海田向気象観測所 地上 10m の観測結果(平成 10 年度)を そのまま適用した 各ディーゼル :東海田向気象観測所 地上 10m の観測結果(平成 10 年度)を 煙突高さ(25m)に補正した 気象 条件 大気安定度 東海田向気象観測所の日射・放射収支量観測結果(平成 10 年度) と地上 10m の風速の観測結果から大気安定度を設定した 運転 条件 運転時間 定格出力にて、毎日 24 時間連続運転とした

第 3.1-5 図 年平均値予測の考え方

発 電 設 備 の 稼 働 に 伴 う 影響(濃度) 大 気 中 の 浮 遊 粒 子 状 物 質の状況(濃度) 予測 測定 合成 将来の 浮遊粒子状 物質濃度

(26)

ロ.予測結果 常陸那珂火力発電所周辺の年平均値寄与濃度の分布は、第 3.1-6 図のとおりである。 寄与濃度分布のうち、最大着地濃度および出現位置は第 3.1-9 表のとおりであり、常 陸那珂火力発電所の西南西約 0.9km の位置で 0.00226mg/m3である。 また、常陸那珂火力発電所周辺にある一般局の常陸那珂東海における将来環境濃度 予測値は第 3.1-10 表のとおりであり、寄与濃度は 0.00046mg/m3、将来環境濃度は 0.01846mg/m3である。

第 3.1-6 図 年平均寄与濃度分布図(地上濃度)

第 3.1-9 表 年平均寄与濃度の最大値

項目 予測結果 最大着地濃度 0.00226mg/m3 最大着地濃度出現位置 ◎ 常 陸 那 珂 火 力 発 電 所 ● 一 般 局 ▲ 最 大 着 地 濃 度 出 現 位 置 常陸那珂火力発電所 0 2km

(27)

第 3.1-10 表 年平均値予測結果と将来環境濃度予測値

局 番 号 一般局名 寄与濃度 <予 測 値> (mg/m3) A バックグラウンド 濃度 <一 般 局 測 定 値 > (mg/m3) B 合計値 <将 来 環 境 濃 度 > (mg/m3) C=A+B 環境基準の 年平均 相当値 (mg/m3) 寄与率 (%) A/C 1 常陸那珂東海 0.00046 0.018 0.01846 0.028 2.5 注:1.既存設備の浮遊粒子状物質の寄与濃度については、バックグラウンド濃度に含まれるものとした。 2.表中番号は第 3.1-6 図に対応する。 3.対象測定局は、煙源から半径 5km 以内の一般局とした。 4.バックグラウンド濃度は、平成 20 年度における浮遊粒子状物質濃度の年平均値を用いた。 5.表中の各数値は、表記数値の 1 つ下の位にて四捨五入した値である。 6.環境 基 準の 年 平均 相 当値 に つい て は、 対 象測 定 局( 常 陸那 珂 東海 ) の平 成 16~20 年 度の 測 定 値を基に作成した以下の式により求めた。 y=0.19162・x+0.00887 y:年平均値相当値(mg/m3)、x:日平均の 2%除外値(mg/m3) ハ.評価結果 発電設備の稼働に伴う浮遊粒子状物質の寄与濃度の最大は 0.00226 mg/m3であり、 また、一般局の常陸那珂東海における将来環境濃度は 0.01846 mg/m3となり、浮遊粒 子状物質の環境基準(1時間値の 1 日平均値が 0.10mg/m3以下であること(昭和 48 年 環境庁告示第 25 号))の年平均値相当値(0.028mg/m3)に適合していることから、 環境保全の基準等の確保に支障を及ぼすものではないと評価する。

(28)

3.2 騒音 3.2.1 事業実施中 事業実施中(工事中)における騒音への影響は、工事用資材等の搬出入及び建設機械 の稼働に伴う騒音が考えられる。 (1)工事用資材等の搬出入 大 型 機 器 (ガ ス タ ー ビ ン 発 電 設 備 、 変 圧 器 等 )以 外 の 資 機 材 は 、 渋 滞 と な る 時 間 帯 を 極力回避し、主要国道(主に国道 245 号)を利用して運搬を行う。工事中の車両台数 は、最大で工事開始後 1 ヶ月の時点での約 600 台/日(往復)であり、主要な走行ルー トである国道 245 号の交通量(約 11,900~18,500 台/日)※に対する比率が約 3.2%~5.0% と 小 さ い こ と か ら 、 工 事 用 資 材 等 の 搬 出 入 に 伴 う 騒 音 の 影 響 は 少 な い も の と 考 え ら れ る。 な お 、 大 型 機 器 (ガ ス タ ー ビ ン 発 電 設 備 、 変 圧 器 等 )の 資 機 材 は 、 海 上 輸 送 に よ り 常 陸那珂港北埠頭より搬入する。 ※「平成 17 年度道路交通量センサス一般交通量調査(国土交通省)」より (2)建設機械の稼働 発 電 設 備 設 置 場 所 は 、 都 市 計 画 用 途 地 域 の 工 業 専 用 地 域 に 指 定 さ れ 、 ま た 、 最 寄 り の住居系用途地域まで約 1.6km の距離があるため、建設機械の稼働に伴う騒音の影 響 は少ないものと考えられる。

(29)

3.2.2 供用開始後 イ.予測方法 供用開始後(運転開始後)における発電設備の稼働に伴う騒音の影響予測は、音源 の形状及び騒音レベル等を設定し、距離減衰、空気吸収等による減衰を考慮した騒音 の伝搬理論式により、第 3.2-1 図に示す地点(①~④)の騒音レベルの予測を行った。 なお、騒音予測に使用する主な騒音発生源の諸元は、第 1.6-1 表のとおりである。 また、予測にあたっての考え方は、第 3.2-2 図のとおりである。

第 3.2-1 図 騒音予測地点

第 3.2-2 図 騒音の予測の考え方

発 電 設 備 の 稼 働 に 伴 う 影響(騒音) 現状の騒音の状況 < 当 社 調 査 結 果 ( 平 成 22 年 度 )> 予測 測定 合成 騒音レベル 将来の 発電設備設置場所 ① ② ③ ④ 既設常陸那珂火力発電所 1 号機 予測地点(4 地点)

(30)

ロ.予測結果 常陸那珂火力発電所敷地境界付近における予測結果は、朝が 46~58 デシベル、 昼間が 46~56 デシベル、夕が 47~58 デシベル、夜間が 48~58 デシベルである。 各予測地点における時間帯区分毎の騒音予測結果は、第 3.2-1 表のとおりである。

第 3.2-1 表 騒音の予測結果

(単位:デシベル) 朝(午前 6 時~午前 8 時) 昼間(午前 8 時~午後 6 時) 予測 地点 予測値 現況実測値※ 1 合成値 規制基準※ 2 現況実測値※ 1 合成値 規制基準※ 2 1 45 58 58 56 56 2 45 51 52 51 52 3 42 53 53 50 51 4 37 45 46 75 45 46 75 夕(午後 6 時~午後 9 時) 夜間(午後 9 時~午前 6 時) 予測 地点 予測値 現況実測値※ 1 合成値 規制基準※ 2 現況実測値※ 1 合成値 規制基準※ 2 1 45 58 58 58 58 2 45 50 51 50 51 3 42 52 52 53 53 4 37 46 47 75 48 48 65 ※1.現況実測値は、平成 22 年 12 月 21 日に当社が実施した調査結果を用いた。 2.規制基準は、「茨城県生活環境の保全に関する条例」の規制基準値。 ハ.評価結果 発 電 設 備 の 稼 働 に 伴 う 常 陸 那 珂 火 力 発 電 所 敷 地 境 界 付 近 に お け る 騒 音 の 予 測 結 果 は、「茨城県生活環境の保全に関する条例」に規定された規制基準値を満たしている ことから、環境保全の基準等の確保に支障を及ぼすものではないと評価する。

(31)

第 4 章 講じる予定の環境保全措置

4.1 事業実施中及び供用開始後に講じる予定の環境保全措置 4.1.1 事業実施中 事業実施中(工事中)に講じる予定の環境保全措置は、以下のとおりである。 ・ 工事用車両の通行に伴う排ガスの発生、騒音・振動の発生を抑制するため、大 型 機器(ガスタービン発電設備、変圧器等)は海上輸送にて運搬する。 ・ 大型機器以外の資機材等の運搬については、主要国道(主に国道 245 号)を利用 し、渋滞となる時間帯を極力回避する。 ・ 急発進、急加速の禁止及び車両停止時のアイドリングストップ等運転上の対策 を 図 る と と も に 、 自 動 車 N Ox・ P M 法 適 合 車 や 低 公 害 ・ 低 燃 費 車 の 使 用 に 努 め る 。 ・ 建設機械は可能な限り最新の排出ガス対策型建設機械を採用するよう配慮する と ともに、省エネ運転ならびに適切な整備の励行に努める。 ・ 可能な限り低騒音・低振動型機械及び低騒音・低振動工法を選定する。 ・ 大気環境(二酸化窒素、二酸化硫黄、浮遊粒子状物質)並びに騒音・振動の環 境 影響調査(モニタリング)を実施し、規制値等を超えないよう工事工程を調整 す る。 4.1.2 供用開始後 供用開始後(運転開始後)に講じる予定の環境保全措置は、以下のとおりである。 ・ 発電用燃料として、硫黄分が少ない軽油を使用し、硫黄酸化物及びばいじんの 排 出量の低減を図る。 ・ ディーゼル発電設備に脱硝装置を追設することで、窒素酸化物の排出量の低減 を 図る。 ・ ディーゼル発電設備の煙突については、数台単位で集合化を行い、排ガスの拡 散 効果を高める。 ・ ガ ス タ ー ビ ン 発 電 設 備 に つ い て は 、 リ ー ス で あ る た め 、 供 用 開 始 後 ( 運 転 開 始 後)に設備改良を行う計画はないが、発電設備の稼働に伴う窒素酸化物の影響 を 低減することを目的として、燃焼器への水噴霧を行う。 ・ 排出ガス中の窒素酸化物、硫黄酸化物、ばいじんの濃度を確認し、最適な状態 で 運転が続けられるよう努める。 ・ 設置する発電設備は防音効果のあるパッケージの中に設置する。 ・ ガスタービン吸気ダクト、排気ダクトにサイレンサーを設置する。 ・ 設置する煙突の色は周辺の環境に配慮した色とする。

(32)

第 5 章 環境影響調査(モニタリング)の計画

5.1 事業実施中における環境影響調査(モニタリング)計画 事 業 実 施 中 ( 工 事 中 ) に お け る 環 境 影 響 調 査 ( モ ニ タ リ ン グ ) は 、 火 力 発 電 所 で の 実 績等を勘案して、以下のとおり実施する。 5.1.1 調査項目  大気質(二酸化窒素、二酸化硫黄、浮遊粒子状物質)  気象(風向、風速)  騒音・振動 5.1.2 調査方法(調査地点・調査時期・調査頻度及び測定方法) 事業実施中(工事中)において、環境影響が最も大きいと想定される工程毎に調査を 実施する。大気質・気象の調査方法は第 5.1-1 表、騒音・振動の調査方法は第 5.1-2 表 のとおりである。

第 5.1-1 表 大気質・気象の調査方法

大気質 第 5.1-1 図に示す 1 地点(東海田向気象観測所) 調査地点 気象 同上 調査時期 東海田向気象観測所にて連続測定 [事業実施中(工事中)] 二酸化窒素 JIS B 7953「紫外線蛍光法」に準拠 二酸化硫黄 JIS B 7952「化学発光法」に準拠 大 気 質 浮遊粒子状物質 JIS B 7954「ベータ線吸収法」に準拠 測定方法 気 象 風向・風速 「発電用原子炉施設の安全解析に関する気象指針につい て」(原子力安全委員会)及び「地上気象観測指針」(気象 庁)に定める方法に準拠

第 5.1-1 図 大気質及び気象の測定点

常陸那珂火力発電所 東海田向気象観測所

(33)

第 5.1-2 表 騒音・振動の調査方法

基礎工事 コンクリート打設時 1 回 機器据付工事 機器据付工事時 1 回 調査時期 調査頻度 試運転 試運転実施時 1 回 調査地点 第 5.1-2 図に示す 4 地点 測定機器持ち回りにて測定 測定方法 騒音:「環境騒音の表示・測定方法」(JIS Z 8731)に準拠 振動:「振動レベル測定方法」(JIS Z 8735)に準拠

第 5.1-2 図 騒音・振動調査地点

発電設備設置場所 ① ② ③ ④ 既設常陸那珂火力発電所 1 号機 調査地点(4 地点)

(34)

5.2 供用開始後における環境影響調査(モニタリング)計画 供 用 開 始 後 ( 運 転 開 始 後 ) に お け る 環 境 影 響 調 査 ( モ ニ タ リ ン グ ) は 、 関 係 自 治 体 と 締結した「常陸那珂火力発電所における災害復旧のための緊急発電設備の設置等の事業に 係る環境保全のための確認書」等に基づき、以下のとおり実施する。 5.2.1 調査項目  燃料(硫黄分)  大気質(窒素酸化物、浮遊粒子状物質)  低周波振動・騒音・振動  二酸化炭素 5.2.2 調査方法(測定項目・測定頻度及び測定場所) 供用開始後(運転開始後)における環境影響調査(モニタリング)方法(二酸化炭素 を除く)は、第 5.2-1 表のとおりである。なお、二酸化炭素については、緊急設置電源 の運転に伴い発生する二酸化炭素排出量を算出する。

第 5.2-1 表 環境影響調査(モニタリング)方法

測定項目 測定頻度 測定場所 燃料※ 硫黄分 1 回/月 貯槽 連続 東海田向気象観測所 大気質 窒 素 酸 化 物 及 び 浮 遊 粒 子状物質 4 回/年 ( 夏 季 ・ 秋 季 ・ 冬 季 ・ 春 季 ) 最大着地濃度予測 地点付近 1 点 低周波振動 騒音 騒音 振動 振動 2 回/年 ( 夏 季 及 び 冬 季 の 電 力 需 要 が 多 い 時 期 ) 第 5.1-2 図に示す 4 地点

※燃料供給者の発行する分析書により行うことができる。 5.2.3 調査期間 供用開始後(運転開始後)における調査期間は、発電設備の運転期間中とする。 5.3 調査結果の公表方法 調査結果は、原則年に 2 回、当社ホームページにて公表する。 【本事業に関する問い合わせ窓口】 東京電力株式会社 中央火力事業所

参照

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