口腔顎顔面領域の組織発生における細胞増殖因子お よび転写因子の役割に関する研究
著者 天野 修
著者別表示 Amano Osamu
雑誌名 平成8(1996)年度 科学研究費補助金 奨励研究(A) 研究概要
巻 1996
ページ 2p.
発行年 2016‑04‑21
URL http://doi.org/10.24517/00065828
Creative Commons : 表示 ‑ 非営利 ‑ 改変禁止 http://creativecommons.org/licenses/by‑nc‑nd/3.0/deed.ja
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⼝腔顎顔⾯領域の組織発⽣における細胞増殖因⼦および転写因⼦の役割に 関する研究
Research Project
Project/Area Number
08771566
Research Category
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
Allocation Type
Single-year Grants
Research Field
Morphological basic dentistry
Research Institution
Kanazawa University
Principal Investigator
天野 修 ⾦沢⼤学, 医学部, 講師 (60193025)
Project Period (FY)
1996
Project Status
Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount
*help¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Keywords
肝細胞増殖因⼦ / 分化 / 器官培養 / 下顎 / ⾻形成
Research Abstract
肝細胞増殖因⼦(HGF)は肝再⽣因⼦として働く以外に多くの組織の発⽣分化に関わることが知られている。発⽣初期の下顎においてもHGFおよびそのmRNAが存在するこ とから、下顎の初期発⽣にも関わる可能性が⽰唆されたが、その役割については全く知られていなかった。
胎齢10⽇のマウス胎仔の下顎を摘出して無⾎清培地で10⽇間、Slavkinらの⽅法に従って器官培養を⾏った。培養は5%⼆酸化炭素供給下で⾏い、培地にはGibco-BRL社 のBGJb培地を⽤い、1⽇おきに培地を交換した。
All
Search Research Projects How to Use
Published: 1996-03-31 Modified: 2016-04-21
Report
(1 results)1996
Annual Research Report
URL: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-08771566/
培養前の下顎は薄い上⽪層に囲まれた粗な神経冠由来間葉組織から構成されていたが、培養後の組織をパラフィン包埋の連続切⽚でヘマトキシリンエオジン染⾊を施して 観察してみると、⾆、初期の⻭胚、メッケル⽒軟⾻が認められた。HGF添加群ではエオジンに好染する⾻様組織の発⽣を認めた。この⾻様組織はメッケル⽒軟⾻の周囲に 帯状に認められた。添加するHGFの濃度を変えてみたところ、⾼濃度添加群は低濃度添加群に⽐べてより多くの⾻組織が形成されているようであった。
HGFはその標的細胞内でその細胞内伝達機構を機能させるためには特異的受容体(HGF受容体)に結合することで知られている。⾻形成がHGFの効果であることを確認する
⽬的で、HGF受容体のmRNAのアンチセンスオリゴヌクレオチドをHGFと同時に添加して、HGF受容体のmRNAからの翻訳を阻害してHGFの効果を減弱させる実験を試 みたところ、HGF添加群に⽐べ⾻形成が抑制された。逆転写PCR法でHGF受容体の発現を培養組織で調べたところ、HGF受容体の遺伝⼦発現が認められた。
以上のことから、下顎の初期発⽣においてHGFおよびその受容体が下顎⾻の発⽣に関わっているとが⽰された。