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<論文>企業の統合モデル(2) : 生産・投資・財務・市場価格統合の経営経済学上の意味 利用統計を見る

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(1)

市場価格統合の経営経済学上の意味

著者

亀川 俊雄

著者別名

Kamekawa Toshio

雑誌名

経営論集

30

ページ

53-80

発行年

1988-03-14

URL

http://id.nii.ac.jp/1060/00005755/

Creative Commons : 表示 - 非営利 - 改変禁止 http://creativecommons.org/licenses/by-nc-nd/3.0/deed.ja

(2)

企 業 の 統 合 モ デ ル (2 ) 一 生産・投資・財務・市場価格統合 の経営経済学上の意味 亀 川 俊 雄 目 は1 I 1 は し 力 次 き ラーナーとカールトンの財務モデルにおけ る生 産胞関数 の導 入LC のデ ュポン・ システ ムに対 する批判 53 2LC モデ ルへ のLc 関数 の導入HG ・エ リクソンの統合モデル1 エリクソンの基 礎モデル2 企業経済変数( 経営指標)のフロ ―・チ ャートm エリ クソンのモデルと筆者に よる「 全体経営指標のシステ ム・モデ ル」1 全体経営指標(TKSM )のフロ ―チャート2 エリ クソン・モデ ルとTKsM の「 経済変数比較」 お わ り に は し が き 小稿は, 前号 (『経 営論 集 』草28 号,1987 年3 月) にお け る「 企業 の統合 モ デ ル」 の続編で あ る。 既 に 前 号で 述 べた よ うに, 小稿 の テ ーマは √一 方 にお い て, 企業経営 の全 領域 の活動 を反 映 さ せる経 済変 数を 統 合的 に 体系 化を 図 るこ とと, 他方にお い て, 経営(経 済)学に 属する各論を , 経 済的 観点 か ら, 各論 で取 り扱 う経営 経 済 事象を 統 一的 に把 握する こ とに よっ て,一 般理論 の 構 築を試 みたも ので あ る。 こ の よ うな課題 は, 筆者 に とって は大 変 過大 な テ ―マではあ るが, 永年 の問 題 意 識 と思索 の結果であ る ので, い ささ か身 分不 相 応 のそし りを 免 がれ ない が, 問 題 提起 の意味を含 めて 小 稿を 書い た もので ある。 こ か「 第2 部」 にお い ては, 筆者 の試案 に も と づ く〈経 営分 析 の体系 〉 (TKSM ) とG. エ リ クソン (G.Eriksosn ) の企業 成長 の モデ ル の体系 が大 変 酷 似し てい るこ と が判 明し たい エ リ クソンの モデ ルが,〈 経 営財 務論〉 ま

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たは〈企業理論〉におけ る行動方程式の形態を とっているのに対し,TKSM は〈経営分析〉 の体系化を図るとい う目的で, 恒等式 の方法をとっている, とい う差があるが,企業経営の経済変数の統合の方法はかな り共通している ものと解される。そこで,エ リクソンの提示せる企業 行動のモデルを集約せ る図式と, それに対応するTKSM の図式を比較対照 することによって,両 モデルについての相異点を追求し,経営(経済)学の共通的基礎理論構築 の足 がかりとすることとしたい。 なお,前号で用いた記号は小稿でもそのまま用いたので,便宜上「統一記 号 として,巻末に添付することとした。 以上の問題意識にもとづいて,小稿での研究は前記の目次にしたがって追 究することとする。 I ラ ーナ ーと カー ルトンの財 務モ デ ルにお け る生 産性関数 の導入1.LC のデゴポン・システムに対する批判 ラ ーナ ーとカ ーノレトソ (E.M.Lerner&w.T.Carleton ,以 下LC と略 称 する。) は, 経 営 ない しは 財務統 制 システ ムとし て, 経 営学系譜 の諸学 にお い て, 理 論 と実 践 の両面に わた り, 古 くか ら広 く取 り上げ られて きたデ ュポ ン ・ システ ムにつ いて批 判を加 え, そ の欠 陥を 指 摘し た1)。 周知 のよ うに, デ ュポ ンの統 制 システ ムは, 資産利 益 率r (returnoninvestedassets )す な わ ち総 資本 利益 率(dieRentabilitatdesGesamtkapitals ) ないし は経 営資 本 利 益 率(dieRentabilitatdesBetriebskapitals)は, 売上 利益 率m と資産(本) 回 転 率V の積 とし て, 会計 厄等 式 とし て 次式 の形 態 で 抽象的 に示 されてい る。 す な わ ち, (1.1) (1.2) (1.3) v =TR/A m は売上と営業利益との比率である。したがって,資金(本)の調達源泉の資 本市場 の価格である負債の利子率や 自已資本コスト のいずれにも無関連な比 率であ る。V は本来経営すなわち営業領域に投入された資産回転率であ り, それぞれの逆数は名種の資産の回転期間を示し,経営内に資産 としてスト ッ クされる期間の加重:平均値を示し ている。 このシステ ムは,理論的には次式 で示される。

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T- ―■

G

ベ: !TR

−CoQ

百)( て7

ゴ ア ブ ブ

μ

={p  ̄Co) スん)じ … …… ……T…… …… … 企 業 の 統合 モ デル(2)55 ‥(1.4) m が マ ージン率 であ る のに対し,(p −co )\%業 務部門 (販 売・製 造・ 仕入・ 労 務・管 理 部門) の平均 マ ージ ン額を 示 す。 率で あ るか額 であ るかは別 とし て, 総営業 部門 す なわ ち生産 部門 の総括的 利 巾を示 し た 指 標であ る点 には変 りない。(T.4 )式 のQ/A 乱 且 の要因 であ る か と λ に ょ って 決定される。 もし , 市場価 格 か が一 定 と仮 定され れば,Q/A は, 物 的 スト ッ ク生産性 の/A に よ って 決定 される ことはい うまで もない。 あ るい は物 量 の資産回転 期 間A /Q に よっ て決定 される といい代 え て も よい。 経 営 分析 な どで用 い ら れ る,会 計情 報か ら求 め られ る資産回 転 率TRIA は, 本 質的 にはQ/A と 戸 お よび か か ら決 定され るこ とは い うまで も ない。 実 際上 で は,A は多 種 の資産 から構成 され る。 コスト関連 の「 棚卸資 産」・「固 定 資産」 や 売上高関 連 の「現・ 預 金」・「売上 債権上 が混在し てお り, 比 率測 定 の困 難 なため, 大 寸 かみな近 似価 とし てTR/A が利用 され る。 し かし, 理論 干 デル では, 生産量 =販 売量 の仮定 の も とに,Q /A もし く は,Q/ かÅ が用 い られ る≒ 理 論 モデルであ れ 実 践 モデ ルであ れ,(1.1)も (1.4 )乱 本質的 には, デ ュポ ンの財 務統制式 と同一 の意 味を 含 んでい るも の と思 われ る。 後 で示 す よ うに,LC はデ ュポン シス テ ムを 否定し ているに もか かわらず,LC 関数を 開発し て,LC の株 価 モデ ル0 制 約式 とし てい る。 す な わち, デ ュポン・ シス テ ムの 川 よ, 各 種 の理 由で, 財 務の コ ントa ール シス テ ムとし ては不 適 であ る, とい う。 何 故 なら ば,r の うち には, 利 子率f や財 務レ バレ ッジ ん が 含 まれてい ない ため,〈 資本 調達 〉 の効果 が反映 さ れ ない こと となる。 資 本 の運用 と調達 の総合的 効 果 (株式 市場 の利 回 り, 自 已 資本 コスト 恥 を 一 定 とする 条件にお い て) を示 す 自已 資 本利益 率n の方 が 優 れてい るこ とを 主 張す る3)。 筆者 もか ねてか ら,r を「 企業経 営 目的 」 もし くは 企業 経営 の総 合業 績の 尺 度 すなわ ち総合 指 標 とす るこ とは不 適切・不 十分で あ り, むし ろTe の方 が 企業経営 の目的 であ る「 株主 の富」 に近い尺 度 に なる と い う立 場 の下 にre 説を とって きた4)。 ただ, 筆 者はr を 否定 する ので は な く,r はT 。の説明 変 数 の立場 にあ る とい う意味で 使用し てい る。 理 論的 な モデ ルを 構築 せる

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LC も同様な設計を 試みてい ると解釈している。 また,re と 八 の比較につ いても同様である。re は 八 の説 明変数と考え, 経済的には,八 を上位に おいている。さきに指摘した, 株式市場の利回り 島 が 耳 には含まれてい るからである。しか 乱Pr を動学化することに より,「株主 の純富」が導び かれるからである。 2.LC モデルへのLC 関数の導入LC の株価モデルの基本的 体系は, 制約条件付の行動方程式とし て(1.5) 式以降のごとく要約され うる。 P =P(r,b , (1.5) (1.7) (1.8) とし,P は4 変数の関数の形態で示される。 この行動方程式に対し,生産お よび要素市場に課せられる制約式 として,LC はLC 関数のモデルを開発し た。すなわち, LC(r,b,i,h) =O …‥ … … ………(1.6) として制約式を設計し た, また, 金融市場 の制約式 とし て, つぎのFC 関数 のモデルを設計している。 FC(i丿) =0 LC のモデルを研究するこ とは,当論攻の目的では ない。ただ,一般経営( 経済)学の体系化を図る基礎理論を明らかにするとい う観点から,つ ぎの4 点を指摘しておきたい。(1)LC は,デュポン・ システ ムの欠点を指摘して,独自のモデルを設計 しているが, 株価の説明変数とし てre を用い, さらに,re の説明変数 としてr を用いている。し かも, このr について,次の(3)のLC 関数で 述べるように,r についてのデュポン・システムを変形し て,株価モデ ルを構築し ている。し たがって,LC はデ ュポン・ システムを排除した ものではなく,そ の財務統制式の解釈が正しくなかったこ とを批判した ものと解される。(2)(1.4) 式 の右辺第1 項は,生産物の価格 夕 と平均生産( 業務) 費Co の 差 として利巾の差額を示している。 TR −a。/Q=p ーco であ る。 こ の(1.8 )式 は,「短期 静態費用 関数 」 とし て 応用 す るな らば ( 平均 収 入p 」 と「平 均 生 産費 ら 」 の差額 の誘 導過程 を 示し てい る。 こ

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企業 の 統合 モ デル(2)57 のモデルは, 短期 分析 のCVP(cost-volume-profitrelationship )分 析あ るいはBEP 分 析に応用 され る。「株 価 モデ ル」 は 本 来 長期理 論であ るか ら, 短期 理 論であ るCVP の論理 と「株 価 モデ ル土 の 論理 との関連を追 究 するた め には, 両理 論 のパ ラメ ータ ーを 明らか にし, パ ラメ ータ ーの 転換を 図 る必要 があ る。 す なわ ち, 短期 利 潤関 数 にお い ては,長期的 要 因であ る「 規 模」「技 術」「組 織」「製 品多 様 化 率」 を所 与 とし,短期的 要 因 とし ての「 市場 価 格」「操業 率」「能 率」 の うち,「操業変化」 を 独 立変 数 とし て「 総 コスト」・「平 均 コス ト」・「利 益」 を 従 属変 数 とするが, これ に対し 〈株 価論〉 や< 企業 評 価論〉 におい て は, 長期的 な「規 模」 に焦点を あ て, 従 属変 数や 独立 変数 が 選択 さ れる。 し たが って,長期理 論 の立場 か ら, 短期 の利 潤関数を 明 らか にす るた め に は, 将来 各期 の現 金(利 益)フ ロ ーの背後 にあ る, 短 期的 要因 とし て の「 操業 率」・「能率」 等は パ ラメ ータ ーとみ なされ る。 デ ュポ ン・ システ ムにおけ るr は, 本 来 短期 の財務 統制 の道具 とし て の〈会 計資 産利 益率〉にほか な らない。 し たが っ て,(1.4)式 のr は,本 来短期 的 な モデルに ほか ならない 。 もし, (1.4)式 を 長期 の理 論モデル に利用 す るため には,(1.4)を長期 の独立 変 数 (た とえ ば,「規 模」・「製 品多 様 化 率」・「技術 投資」 等 の長期 的変 数) を用 い, 短期的要 因 (だと えば,「操業 率」・「能 率」 等)を パ ラ メ ータ ーとみな し て,r を 概念づ け るこ とが必要 とな る。 (3)(1.4)式 に おけ る(戸−c, )は, 生 産 物 の価 格 戸 とCo の背後 にある要 素0 市場 価 格pa.Pi お よび生産 性 λ に よって左 右 さ れ る。LC モデル では, これ らの市場 価 格を 制約 条件 とするLC 関 数を 設 計し てい る。以 下, 小 稿 の問題 意識 に もとづ き, 要約 す る こ と とす る。 p =ao + αiQ じo= み0+ みlQ ただし,αi<0,bi >0 とする。 この(1.9)および(1.10)式を(1.4)式に代入すれば

r- {(αo十aiQ) −(bo 十£iQ)}普 ………・

(1.9) (1.10)

(1.11)

が えら れ る。

(7)

へと転換するため,Q を「予想正常産出量」と定義し,つぎのよ うな体 系のもとで システム化する6)。 すなわち,Q は 独立変数 としての短期的 な「操業量」ではなく,時間の経過にしたがい変動する「生産規模」す なわち「生産能力」 尺 ならびに, 尺 に対するQ の比 としての一 定の 「操業率」9 にしたがって 産出される 予想正常産出量とみなされる。す なわち。Q =qK ………・‥………`●…………(1.12) で示される。 また,生産能力 尺 は,そのときときの Å の水準に対し一 定値 雨 に よって決定されるものと仮定される。すなわち, 尺 = 加 醤

Q =(q

(1.13) となる。し たがって,Q は,各年次において,一定 のスト ック生産性 λ に より,A の関数として次式のように示される≒ ‥ 以上の4 点からみて,LC 関数は,デュポン・システムを長期的な理論 モ デルに転化した ものとみるのが妥当 と考え,筆者ぱ そのように理解すること とした。 このことは,後に述べる筆者のシステムズ・ モデルと基 本的には同 一のモデルの性格を もつものと考えている。筆者にとっては,デュポン・シ ステムとLc 関数の関係的性格の内容ぱ重要なものと解釈してい る。 さて,・Lc 関数を 展開するために,(1.11) 式に(1.14)式を 代入すると,(1.15) 式を うる。

r ={(ao 十αiQ) −(bo十biQ)} λ さ らに,(1.15) 式 を整 理 す る と,r ={(ao 一如))λ十(a に ㈲ λ2困 い ま,( 叫−bo)λ= 釦( αl一勾 λ^=八 とおい て,(1.16) 式 を 整 理す ると, r=ro 十八八 …‥(1.15) … …… ………(1.16) … … ………(1.17) LC は「企業 の利 益機 会 は時 間に関し て一定で ある 。」 とい う 前 提を お くこ とに よって, (1.17 )式 のLC 関数 のモデ ルを 企業成 長 率 (dA/A ) の関数に 置 き換 え, 短期 的 モ デ ルを長 期的 モデル へと書 き換 える。 そ れ に応じ,fo,fi の値は変 化す る こ とと な る。

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す なわ ち,r = か十戸 dA -A r =7o十figr =fo十fibr 企業 の 統合 モ デル(2)59 (1.18) … ……(1.19) (1.20) LC 関,数(1.20) 式 とFC 関 数を 株価 モデル代 入す ること に よって, 株 価 モデ ル か ら かパ を 消去し て,LC は,r,h につい ての最 適解を 求 める 条件を 提示 し ている。 さて,LC 関 数では, 生産 性 関数を デ ュポン・ シス テ ムの モデ ル と結合 す る ことに よっ てr を 求 め る方式 を とって いる ところ に,1 つ の特 色 が見い 出 され る。r は 市場 の環 境 すな わ ち, 国 民所 得 の水準・競争 企業 や 補完 企業 の 諸 要囚に よって も変 化 す る。 これ は, 一 面 におい て生 産 お よび要 素 の市場 価 格P,pa,Pb 等 と, 企業 経 営 の内 部的 意思 決定要因で あ る, 資 産( 本) の投入 量 人 技術的 関 係等を示 す生 産 性 λ との諸 変化 の総合的 結果 であ る こ とを,LC 関数は物 語 って くれ る。 デ ュポン・ シス テ ム(1.1) 式 にお け る右辺 第2 項V は, 伝統的 経営( 経済) 学 における「 資産( 本) 回転 率土 に は か な らないが, そ0 本質 は< 資産( 本) の スト ック生産 性〉水 準 に よっ て 決定 さ れる ことが(1.14) 式 に よる λ=4/ λ とい う恒等式 に よって 明確 に 明 らかに さ れる。 ただ,(1.11) 式 にお け る,Co も〈物的 フロ ー生産 性〉と関連づ け られるは ずで あるが,LC 関数 の モデ ルで は, 明示 的 に示 されて はい ない。λ が所 与 と仮 定されてい るため,LC 関 数 では,この前提 のも とで は,<物的 フp ―生 産 性〉 も所与 とみな され る もの と解 され る。し たが って,LC 関 数 の(1.17)

式 におけ る 加<o であ る こ とは, もっ ぱ ら,3P/ ∂A <Q, ∂pf/dA >0 とい う条件か ら導 びか れた モデ ルで あ る ことが 分る。 nG .エ リク ソンの 統合 モデ ル1. エリクソンの「基礎モデル」G. エ リ クソン(GoranEriksson )は, 財務報 告書の分 析を 体系 的 に 行 う基 礎理 論 とし て,LC や そ の先 駆 と なっ た諸 モデルを 発展 させた 独 自の理 論的 モデルを 開発し,「生産」・「投 資」・「財 務」 の理論を 統合 せる モデ ルを 開発 し た8)。 こ のモデルは 財 務 モデ ル に 生 産 関数を 含 め るこ とに よって, 経営

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(経 済)学 の体系的 理論を構 築す る上で きわ めて 重要 な役 割を 七つ ものと思 わ れ るム シス テ ムの中 に生産 関数を含 める こ とに よっ て,「価 格決定論」や「 市 場 価 格論」を 経営経済学 や経営 財 務論 の うち に シス テ マテ ィ ッタに関連づけ る こ とを 可 能 とす るか らである。 エ リ クソン の モデ ル も, この意味で, 経営 のす べて の領域 の活動 水準を 示 す基本的 経 済変 数を 含 む統 合 モデルを用 いて 表2.1G. エ リ ク ソ ン 「 基 礎 モ デ ル 」 (生 産お よび 価格の領域) −A £= £ぷ+ £ 疋ニル々 i =i( ん) (2.1) (2.2) (2.3) at ―ItAt ・‥‥ Qt =Ft( 函,λ 占,? 一L t =hEt ・… −u も ̄ バUTtt  ̄ λΓe £む Ag へ 八Jr = 夕Ft/ph ん 一pa,a.t/phAt 一 心 … … …( 財 務 と 投 資 の 領 域) r,=(l −ta;){r十{r −i) ん} 6r^=(l 一u)re こbre ‥‥‥‥

?=gA =gE =gA =g £ ke=ke(u )… … …… ( 目 的 関 数 ) (2.5) (2.6) (2.7) (2.8) (2.9) (2.10) (2.11) (2.12) − 几 =ureEt ( 辰 −g )-^ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥(2.13 ) ( 注 ) (1) エ リ ク ソ ン の 「 基 礎 モ デ ル 」 は 別 稿 で 一 部 紹 介 済 み で あ る が , エ リ ク ソ ンの 「 フロ ー ・ チ ャ ード 」 と の 比 較 の た め , 参 考 上 掲 載 し た 。 (2) モ デ ル 中 特 に 特 記 す べ き 事 項 は 次 の 通 り。 (a)E は 自己 資 が 一 定 で あ る こ と を示 す 。(b ) ͡ 印 は , 金 額 的 数 値 で は な く , 物 量 又 は 物 的 容 量 の 数 値 を 示 す 。(c)(2.4 )式 の 生 産 関 教 は , エ リ ク ソ ン 独 自 の モ デ ル で あ り, フ ロ ー ら と ス ト ッ ク 率 が 要 素 投 入 量 と み な さ れ て い る 。 こ の よ う な 要 素 投 入 量 に よ る 生 産 関 数 は 他 に も 用い ら れ る が , エ リ ク ソ ンは , 動 学 的 見 地 か ら ,∂ を 含 め て い る。 (d)(2.11 )式 は , こ の モ デ ル が均 衡 成 長 率(equilibriumgrowth ) で あ る こ と を示 し てい る10)。 (e)(2.5) 式 の 物 的 概 念 と し て の 償 却 率 励 は , 次 式 か ら 導 び か れ た も の で あ る。dv =♪φ/ 夕汐 し た が っ て ,At は 固 定 資 産 の 物 量 概 念 を 意 味 し て い る。 (3) そ の 他 の 諸 記 号 は , 小 稿 末 尾 の ( 統 一 記 号 ) の 記 号 を 用 い た 。

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企業の統合モデル(2)61 分 析 することは,「経 営分 析論」 の立 場か らみれば,〈全 体 的 経 営指 体系〉O 構 造に もとづい て, 分 析評価を 行 うことを 意味 する。 エ リクソンの(2.1 図)の〔ブロ ー・チ ャ ート〕 の前 提 とな る「基 礎 モデル」 を(2.1表)にか かげ る9)。 ダ こ の基礎 モデ ルに つい て, 「経 営(経済)学」的立 場 か ら重要 とみ られ る企 業 の〈経済変 数〉 す な わち〈経営 指標〉を 個条 書に よ り要 約 す る と次 のとお りとなる。 (1)(2.4)式 に示 され る よ うに, エ リクソン・ モデ ル の中 に< 生 産 関数F 〉 が含 まれ てい る。 この生産関 数 の導 入に よコ貼 記 述 論的 経 営(経済)学に おけ る 〔投 入(inputs)と産 出(outputs)〕 の物 量 的 関 連を 示 す く物 的生 産 性〉 の基 礎 とし て の計量的 関 連を モデル の中 に 含 め た。 換 言す れば, モデルの うち に,〈生 産単位〉・〈 技術 単位〉 の活 動 (販売 ・ 仕入 ・製造・ 投資 ・管 理 等 の非 貨 幣 単位とし ての活動)を 抽 象的 に含 め た こ と。 (2)(2.3)式 が示 す よ うに, 生産要 素 の結合条 件を示 す 〈資 本集 約 度Z 〉を モデ ルに含 め,物 量的 な労働投 入量a と資 本(産 )投 入 量 Å との結 合比 率 の最適 解を 求 める 方式を 呈示 し てい る。 現実 の企 業 経営 にお いては, この結合比 率を 決 定す る問 題 は膨 大 な量 にのぼ る と思 われ る。 た とえ ば, 質を 含め て, 土 地 の面積 ・工 場 や店 舗 の面積・ 種類を 異 に する多 数 の商 品・材料等 の購 人 量 等々 の組 み合 わせ 決定問 題は 枚 挙に い と まが ないであろ う。 それ ら の組 み合 わせ の基 本原 理を 抽象的 に 説 明す る基準力-1I決定 の問 題であ る。 こ の 意味 で, 記号 と しては, わづ かT つ の記号に 過 ぎないZ のあ り方 を, モデ ル 内に 位置づ げる問 題は, ド イ ツ経 営経済学 におけ る〈財 務〉 と〈生 産 〉 の関 連を抽 象的 に説 明し た もの と考え られ る。 (3)(2.5)式 に よ って,F と企業 資産 の投資効 率を 示 すr の 説 明は必 ずし も明確 では な く, 記 述論的 経営(経 済)学におい て も管 理 会 計学 に おいて も,r とF の関 係 す なわち〈資 産 への投資〉と〈生 産 〉 の概 念 と関連は 必 ずし も明確 に されて い ない。 現 実 の経 営は, い う まで も な く相互 に依 存し, い ずれ の 領域 の決 定 乱 将 来へ の見通しを 含 め た 決 定が 下 される のであ るか ら, モデル におい て も, 同時 決定 の基 礎 を 提供 す べ きであ る。 エ リ クソン・ モデ ルは こ の要 請に応 えてい る と思 わ れ る。 (4)F をr に含 まし め るこ とは, ミク1==・経済 学(企 業経 済論)の生産 関数・

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費 用関 数・利 潤関数 の説 明が示 し てい る よ うに, 生産 お よび要 素 市場 価 格P,pa, か が 区分 さ れ, 明 らか にさ れる。 こ の ような 体系 を エ,リ クソ ン・ モデルが導 入し てい るこ とは , 何等 特別な アイデ ィアで もない。 む しろ, 記述 論的 経営(経 済)学 は こ の体系 を 取 り入れて, 経営 学個 有 の論 理を 樹立す べ きで は ない だろ うか。 ただ, エ リ クソン・モ デル等が ,『 とF を 結合し てい る モデ ルを 構築 して い るこ とは,〈長期理 論〉 と く短 期 理 論〉 とを 経 済的 に結 合し た ところ に特 色が 見出 される。 ㈲ 生産 物お よび要 素 の市 場価 格 と同様, 金融市 場 の利 子 率i , 正常 株 式 資本利 益 率(資 コス ト)恥 が,(2.7)・(2.8)・(2.12)式 におい て 明示 的 に示 されてい る。 こ の結果 , エ リ クソン・ モデ ルにお いては, 全市 場 の 価 格が 外生変数 とし て 含 まれ る こ ととな り,「経営 分析」 に この モデ ル を使 用 するさい には, あ らゆ る市 場価 格お よびそ の背後 の市場 環境 の変 化を 評 価すべ きであ る こ とを ,理 論的 に 明らか にし てい る。 て6) 資 本 供給源泉 の指 標で あ る 配 当 性向u が 自已 資 本利益 率re と ともに, 企業 成長 率9 の内生変 数 とし て用 い られてい る1‰ ・.I (7)「経営 分析」 で用 い られ る〈 経営 指標〉 のす べては, 企業 目的 で あ る 〈株 価〉 に統合 され る。 こ れ らの経 営 指標(経済 変数)は ,そ れぞ れ く企 業 経営 の個有 の領域 〉 の活 動を反 映し てい るので ある から, 株価 ? も し くは,〈株式 資 本時 価総 額〉 の推 移は企業 経営 の 全領 域 の 経 済的業 績 を総 合的 に反映 せ る尺度 とみな さ れ る。 ・・ か くて エi; クソンの モデ ルは, 企 業 経営 の諸 領域 の経済変 数は,「変 数 の 変 数」 の体系 とした 総合 モデ ルを 構 築し てい るよ これは, 経営 の全 領域 の諸 活 動 が高 度に 依存関 係に ある 事 実を 考 え ると, 長期 経営 計画 の基礎理 論 のあ り方を 示し た もの と解 さ れる。 もちろ ん, エ リ クソン・ モ デルは, エ リク ソン自身が紹 介し てい る よ うに, 企業 の一般 モデ ルの構築 を 目 指す, 経 済 学・経 営学 ・会計 学研究 の先人 のモ デ ル に, 若 干 の特 色あ る変 数 た とえ ば,(2,2)・(2.3)式 を 追加し, 経営 分 析 の ため の基 礎理論を 提 供し た も のと考 え られ る。 こ の ようなモデ ルの研 究 は,「経 営(経 済)学」お よび その系譜 の関 連学 科 の基 礎理 論 の構築 のあ り方 に対 す る重 要 な指針を 与 える も のと思 われ る。 ま た, 経営(経 済)学領 域に おい て 論 争 の絶 えない問 題 に対 し て,問 題解 決 の糸 口を与 え る も のと思 わ れ る。 た とえば,ド イ ツ経営 経済 学 の方 法論争 中,く企

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企業の統合モデル(2)63 業〉 と〈経 営〉 を対立 概 念とし て 捉え, 企業 は,〔 法律的 単位・ 財 務的 単位・ 利 潤追求単 位〕 とし て捉 え, 経営は 〔生 産的 単 位 ・ 技術 的 単 位・経 済性追求 単 位〕 とし て捉 え るとい う論 述が なされ て きた12)。 この よ うな概 念・関 連はエ リ クソン モデ ル等 とは 全 く対 照的で あ る。 すな わち, 株 価(企業 レ ベル で は『 財 務』 領域) の うちに, 価格・平均 コスト (「経 営の経済 性」 に相当)・生産 性 ・生 産 技術 が含 まれ, 明らかに固 有 の< 経 営 〉 領域 が有機 的 に統合 されるレ し たが って, エ リ クソ ン・モデ ル等では, 〈 財務〉 の うち に< 生産〉 もし くは< 経営 〉 が含 まれ, 両 者は 並列的 に関連 づけ られ てい ない。 また, 物的 生 産 性間題 の前提 となる 〈生産 関数〉 の導入 は, 小稿 の第1 号 で取 り上げ た よ うに 〈組織 の生 産性 〉 と結合 す る。 この結 果,「経 営組 織論」 との学問 領域 の境界線 のあ り方, 場 合に よっては , 経 済的 観点 か ら「 経営組 織論 」を 「経 営経 済学」 の体系 の中 に含 め る ことを 可 能 とす る ように 思われ る。 さ らに, 関 連 領域であ る「管理 会 計学」 や 「経 営 分 析」 の方法 論 の体系的 あ り方 につい て も重 要 な示 唆が与 え られ るし, と くに重 要 なこ とは, 市場 競 争 原理 のも とで は,企業 の生産性 向上 は, 市 場 の価 格 メ カ ニズムに よる 飾い を とおし て, す な わち利 潤原理に より, 原 則 とし て全 体経 済( マ タp 経済) の生 産性 向上 に連 結する とみられ,合理的〈利 潤追 求〉と マ ク│==1に対 す るく社 会的 責任論〉 が 統一 された 研究対象 とか力 うる と思 われ る。 こ のこ とは, モ デ ルに含 まれる 株価論や 〈企業 成長 率9 〉 と マ クロ の国民 経済 の成長 とが密 接 に関 連す る と思 われ るか らであ る。 こ の 意味 で, 国民 経 済学 と経営経 済学 も また関 連す る もの と理 解さ れる。 なお, エ リ クソンの モデルでは, 目的 関数 ? に つい て, 生産 の結 合条件I, 財務条 件 ん, 配当 性向u (し たがっ て, 利 益 留保 率 み) につ いて の最適 条件 を 求める シス テ ムを 追究し てい る1几 こ の よう な事 実 か ら 乱 〈財 務〉とく生 産〉 は並列的 で は ない こ とが理解 され, 企業 経営 のレ ベ ル におい ては, 後者 の領 域ぱ前 者 の領域 に包含 される。 国 民経 済的 レ ベ ルで は, 事態は逆 となる と思 われる。 2。 企業経済変数(経営指標)のフロー・チャート エリクソンは,「基礎モデル」を(2.1図卜 のごとく, フロー・チャートの

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〔 領 域1 〕( 生 産) −I

溜 息)│

〔 領 域3借 入 り〕i( 〔領 域4 〕( 投 資) ︲ I 〔 領 域5 〕( 評 価) I I I ll ∩ ○ ⑤ \r

。 匹re, 一二ヒトこSkiu ,l 二舅u' 十丿 二Pi

バ ゾ +-ドj °o九( サ 大 ヅ)l ☆ ☆ ペ ペll +1ll = 期間 = 十 十 …一 一一 → 図2.1 企 業 の 主 要 変 数 間 の フ □ ー チ ャ ー ト (G.Eriksson) ( 出 所)Eriksson,Goran,GrowthandFinanceoftheFirm (Stockholm,1978 )p.20. (m ) 外生 変 数 は四 角 で囲 ま れ, 企業 の 統制変数 は丸で 囲ま れてい る。 計 画 期 間が単 期 間 をこ えて拡 張 して い るなら ,与 えら れた期 間に とってSt は 前 期か ら 決定 さ れた も の であ る から,St は 外生 変数 とな る。 統制変 数と 外制変 数 が与 えら れた なら ば, 矢印 は変 数 間 の原 因 の方向 を示 してい る。 関 連 が正 であ れば〈 十〉 で, 最初 に正 つ ぎに 負 の と きは〈 士〉 で, 負 のと きは〈 −〉 の記 号が付 さ れてい る。 な 執St はt 期 の〈 規 模〉 を,Ot は< 制 度要因〉,ft は〈諸 要 素投 入量 〉,Pd は〈製 品多 様化 率〉 を示 す。 他 の記 号は, 小稿 末尾 の「 統一 記 号」に もとづい て 示 さ れてい る。 形 態 で 図 示 し て い る 。 こ の フpa ー ・ チ 十 一 卜 で は , 企 業 経 営 の 諸 活 動 を5 つ の 「 領 域 」 に 分 け て , 関 連 す る 経 済 変 数( 経 営 指 標 )を 分 類 し て い る 。 す な わ ち ,〈 生 産 〉・〈 購 買 と 販 売 〉・〈 負 債 資 金 の 調 達 〉・〈 株 主 に よ る 株 式「 投 資 」〉・ 〈 評 価 〉の5 領 域 で あ る1 ≒ い ま , こ の チ ャ ー ト の 特 色 を 要 約 す る こ と と す る 。 (1) 領 域(1 )−(4)ま で に お け る 変 数 に は , 添 数Z が つ け ら れ て い る 。 そ れ ぞ れ の 変 数 の 水 準 力り 期 に お け る 水 準 で あ る こ と を 示 し て い る 。 そ れ に 対 し ,「 企 業 目 的 」 ま た は 「 業 績 の 総 合 尺 度 」 と 仮 定 さ れ て い るZ 期 始 の 株 価 八 は ,t 期 以 降 の 配 当 金Ut+jU →oo ) の 期 待 値 と , 割 引 率 で あ る 自 已 資 本 コ ス ト 恥 か ら 導 び か れ る 。Z 期 始 の1 株 当 り 簿 価 £ は 一 定 , ま た 株 式 数y も 一 定 と 仮 定 さ れ る か ら ,p の 極 大 化 を 図 る こ と は , (PN −E ニS −E 〕 の 極 大 化 を 図 る こ と を 意 味 す る16)。 さ て , 将 来 のUt+j を 見 積 る こ と は , そ の 背 後 に あ る 領 域(1)∼(4)ま で の 経 済 変 数 す べ て に つ い て , し か 乱 時 間 の 経 過 に し た が い , 時 間 的 な 経 済 的 因 果 の 関 連 を も つ 各 期 の 経 済 変 数 を 分 析 す る こ と に ほ か な ら な い 。 (2) し た が っ て , 配 当 政 策 ( 配 当 性 何u ) の 決 定 は , た ん にZ 期 の π の み

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企業の統合モデル(2)65 を 考慮し て決定 され る べ きで なく, 将 来 の配 当金0 成 長問 題 (正お よび 負の配当お よび利 益を 含 め)を 評 価し なけ れば な らない こ とを 意味し て いる。 将来 の配当 金 の成 長 を 評価 分析 する ことは,(1)で 述 べた よ うに,u の 背後 にあ る経済変 数 の うち実数 (売 上・費用 ・利益 ・資 産 ・資 本…等) の成 長 状況を 時 間的 に 評価 し なけ れば ならない ことを 意味す る。 理 論的 には,u の成長 を予 測 す るこ とはす べて の経済変 数 の成長 を予 測す る必要 が生じ, そ のた めに は, 将 来 の各期 の〈経 営比 率〉 の評価 が 必要 となる。 理 論的 モデ ルであ る エ リ ク ソ ン の均 衡 成長 率 (balancedgrowth )のも と懲は, 将 来 の経 営比 率は一定 と仮定 され る。 し か も, こ二 リクソソ・ モデルで も均 衡 成 長 率を 前 提 とする モデ ルであ るか ら, 経 営 比率は一 定 とみな され る。 し か 乱 〈比 率分析 の体系 化〉 に よ り, 均 衡 成長率9 の前提 とし て の経 営比 率一 定 性は, 自已 資本 利益 率 ら と利 益 留 保率b (ないし は増 資率) の一 定 性に収 斂され てい る。 か とn が期 間に わた って一 定で あ るこ とは, 他 の経営比 率 のす べ てが, 原則 とし て 将来 の期間 にわ たっ て一 定で あ るこ とを 前 提とす るこ とと なる17)。 (3)「領域3 」 にお け るr バま, 伝統 的経 営学や会 計学で は,し ばし ば企業 家(株主)の立場 から のROl で あ り, 企業 もし くは経 営者 の立 場 か らのROl すな わちr と区別 され る とい う主張 があ った1‰ し かし, 経 済的 にみ れば, 企業 は 株主 の所 有 体で ある か ら, 企業 と企業 家 とは 区分 され るべ きで はない。 企 業 に とっ て も企業家 に とっ て 乱 た もr も同等 に 重要 であ る。 モ デル はそ の よ うな思 想を 計量的関 連を とおし て物 語 って くれ る。た とえ ば,re の うち には利子 率i が含 まれて い るこ とは,(2.1 図) の「領域3 」 で示 され る。 経 営 者 も資 本主 も,経 営の経 済的 諸問 題 の意思 決定に さいし て, 金融 市場 におけ る利 子率 の動 向 に大 きく左 右 さ れる ことは周知 の 事実 であ る。 経 営者 が, あ らゆる経 営政 策 の 決定に さ いし,r とf 牛 島 を 長 期的 視野 か ら考 慮にい れる こ とは 経験 的 事実で ある。 この意味で ,〈生産 〉 に関 連 するr と,〈 財務〉 に 関連す る 卜 や 恥 を 区分し て理 論化 す れば,現実 へ の説 明力は著 じ るし く減殺 される こ ととな る。 こ の意味 で, 両 領域を 統合 せる モデ ル化は 重要 な 役割を 果す ものと思 われる ○:4 )「領域2 」 におけ るn は, ふ の将来 にわたるGt+j の割 引 率 (た だ

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し成 長 率は除か れる。) にほか な らない 。 し た がっ て,rt は各期 の く経 済的 営業 利益〉 と〈経済的 資産 簿価〉 と の比 率 を 意味 す る。 なお, 既 に 指的し た よ うに, 営業利 益 は 〔売上 高 一 総営 業 費用 〕であ り, 売上 高 ぱ,p とQ の相 乗積 とな るか ら,r の うちに生 産関 数 が含 まれ るこ と と なる19)。 また, 市場価格 戸 と か の水 準 も こ の領域 の分析対 象 とな る。 ㈲ 「領域1 」は, 領域2 に送 られる産 出 量Q の 水準 決定 の領域であ る。 す なわ ち,t 期 におけ る〔要素 投 入量プt ―→ 産 出量 亀 〕 の関連す なわ ち生 産 関数を 分析対 象とせる 領域で あ る。 エ リ クソンは,Q の水準を 決 定 する 代表的 要因 とし て, 〈規模 β〉, く組織O (variousinstitutionalfactors ≫,< プ ロダ クト・ ミッ クスpd (themixofproducts)) を 挙げ てい る。 ㈲ 以上 のフp ー・ チ ャ ートに よって, 領 域1 ∼4 は,t 期 におけ る企業 の経 済変数 の水準 と直接 の影 響 の方向 (矢 印) が 描 かれ てい る。 エ リ ク ソン の指摘す る よ うに20) 「企業 成長 の過程 は 図 に示 され ていない こ と に注 意す る必 要があ る。 つ ぎの(^+1 期 )の始 め におい て, 自已 資本 瓦 ぱ 瓦 。1へ と変 化す る。 そ の額は,Sec ―の厩 だけ 成長 す る。 事業 が 順 調 に 推移 すれば, こ の より大 きな資 本 ス ト ックを ベ ースにし て, 同様 の 関 連力≒t 期 間のため に描か れた諸 経済 変 数 の流 れ と同じ循環 の もとに, (^+1)期 におい て も同 じ経路を辿 る。 … …」 い わ ば, 動 学論 に こでは, 時 間的 循環理 論)は, た んに時間 の関数 とし て の株 価を形 式的 に考え る べ きで はな く, 政 策決定 のさいには , モ デ ルに示 されてい る「全 領域」 に わた り,t (什1 )(t+2 )・‥・・・と繰 り返 えし 関 連づ け られて将来 の期 待値 を予 想す べ きで あるこ とを(2.1図)は示 し て い る。 Ⅲ エ リ クソン のモ デルと 筆 者の「 全 体経 営指 標 」 のシ ステ ム・モデ ル1. 全体経営指標(TKSM )のフロー・チ ャート ト か ねて か ら, 筆 者はす べて の企業 経 営 の経済的 活 動 を 包含す る「 経営比 率 分 析 の体系 的 モデ ル」(TotalesKennzahlensystemmodell: 略 称TKSM ) の 構築 を 試 みて きた21)。 こ のモデルは, 応 用経 営 経済 学 もし くは技術 論的経 営 経 済学 におけ る基 礎理論 を構築 す るため の “企 業 経 営 の統 合的・体系的 意思 決 定 ないし 統 制 シス テ ムのため の モデル ”に相 当 す る ものであ った。 この よ

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企業の統合モデル(2)67 うな基礎理 論が 確 立さ れれば,〈長期 経営(利益)計 画〉 や 〈複数 目標〉 を 企 業 目的に も とづ く 〈単 一 目標 に よるヒエ ラル シこ 化 〉形 成 のあ り方を 指示し, また,経 済的 な総 合尺 度変化 の原因を理 論的 に追求 す る た め め足 が か りを指 示 す るな ど, 多 方 面 へ応用す るこ とが可能 とな ると思 わ れ る。 「企業 経営 目的 」 が何 であ るかは, 学問 の方法 論 とか ら んで, 多 く の議論 の輩 出す る ところ であ るが,筆 者は企業 の経 測的 側面 か らの経 営経 済学を前 提 とした 上 で, 広 い 意 味 の 「営利 経済 原理 」(daserwerbswirtschaftlichePrinzip )お よび「 営利 性(収益性)原理」(dasRentabilitatsprinzip) を 肯定 す るに いた った。 し かし, これら の原理 も多 様 な 内容を もち, また, 営利(性) 諸指 標の関 連 性 の研究 も複雑を 極 めている。 こ の種 の問 題 は, 小稿 の課題で は ないが, 筆者 の立場 と結論を要 約す る と, 企業 レ ベルで は, 動 学 論的観点 か ら,「株主 の富 」 の追 求を 頂点 にお き, 短期的 には ,く経 済利 潤バeconomicprofit )ないし は,< 残 余利潤〉(residualprofit)を 最 高 目 標 とみ なす。 そ の他 の性益性 ・ コス ト・生産 性指標 等を従 属指標 とせ る 目標 ヒ エ ラル シ ーの構築 を 図 るこ ととし て いる。 こ のこ とは, 企業理 論 のこ とば を 借 りれば,「株主 の富極大化 原理 」(shareholders'wealthmaximizationprinciple )の説 を支持 す ることを 意味 す る。 こ の原理を 支 持 する こ とは,現 在株主 の利益 を擁 護 す る とい うイデ オ1==・ギ ーを もつ こと とは 全 く異なる。 市場経 済体制(Marktwirtschatssystem )のも とにあっては, 公正 な 市場 の秩 序が維持 され るか ぎ 呪 企 業 の合理的 ・経済 利 潤 の追求行 為は ,多 数 の利害関 係者 の競 争 の結果, 不当 な利 潤は排 除され, 市場 の価格 メ カ ニズ ムに より,有 効な社 会的分業 と協業 に よっ て, 社 会的 資 源 の適正 な配 分が 行 な われる とみな される のが, 自由主 義 経済 体制 すなわち 資 本主義 経済 体 制 の原理 となっ てい るか らであ る。 筆 者に とっては , こ の種 の研究 は専 閣外であ り, これ以 上 立 入る こ とはで き ないが,〈株価 極大 化原理 〉・〈利潤 極大 化原理 〉 等 の営 利 経 済原理 の本質 ぱ, 市場 経 済体 制 とは何 か, とい う研 究が必要 と思 われ る。 い わば,〈利 潤〉 の社会的 意義 の追求 が必 要 と思 われ る。 株主 の富極 大 化原理 は, 技術 的 には,“現 在株主 が 受 取 る期 待年 金系 列に つい ての純制 引 現 在価値(netdiscountedpresentvalue )を 最大 化 する” こ とにあ る。 よ り具 体的 にい えば, 企業は 現在 株主 の キ ャピ タル ・ ダ インを最 大化 するこ とにあ るとい える2≒ 企業利 潤 の社会 的 意味 を 肯定 した 上で, こ

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の企業 利 潤 のも とに, 企業 経営 におけ る「業 務(生産 )」・「投 資(資 本需要 )」・ 「財 務(資本 供給)」・「生産 ・要 素・資 本 市場 の価格」 の 諸 経 営指標 の 統 合を 意図 した 分 析体系 が,TKSM で あ る。 2. エリクソン・モデルとTKSM の「経済変数」比較 ヘエリ クソンの図示し たフ1==・−・チ ャ ートにおけ る経 済変 数 乱「生 産」・「財 務」・「投 資」・「市場価 格」 の経 済変 数 のフl==・−の関係を 体系 的 に総 合 表示 し た もので あ る。 そ の意味 で,TKSM と殆ん ど同 様 なシス テ ム化が 図 られ て い る。 い ま,TKSM の フp ー・チ ャ ートを, エーリ クソソの シス テ ムと比 較 対 照 す るた めに, エ リ クソ ンと同 じ型 の図型 で再構 成し て図示 す ると,(3.1 図) の図 表が え られ る。 い ま。 エリ クソンのチ ャ ート(2.1 図)とTKSM のチ ャ ート(3.1図)を 用 い て, 両者を 比較し つ つ, 経 済変 数 の種類 と流 れにつ いて の特 色を 比較 対 照 し て要約 す ると, つ ぎめ とお りであ る。 い ま, 便宜上, 両 図表 の流れ の逆 な 方向にし たが って, そ れぞれ の特 色を 取 り上げ るこ ととす る。 (1)「領域5 」 にお け る(評価)は, 企業 経営 の全体 経済 目的 に該 当 す る。 X X 「  ̄  ̄ − − ︲ 領 域1 〕i 〔 領 域 帽 〔 領 域 釧 〔 領 域4 〕 ; 〔 領 域5 〕 総 合 評 価 −−−一一一一一一づこ こ 二一丿J--- こ ― 十一_ −ニ ー___ て≪.こ-_−冊 −−−−−−−.i −−−−−・ 生 産i i 調達(仕入・I企業資産i 財 務 ( 企 業 側 )1 ふ 業 ・ 出 ` 雇用)と販刻 への投則 投 資 ( 出 資 者)I 征二 資 -1 I I I 「- 四皿心

1 −1 ︲IJ − ︲111 ト ー ー11 −1111 . プ □01 由 ’ − −111111 μ1 − −1111111jI 図3.1 企 業 主 要 変 数 間 の フ ロ ー チ ャー ト (TKSM ) ( 出所) 亀川 俊 雄『 体 系 経営 分析論 』(白 桃書 房, 昭和41年)pp.47 ∼48.

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企業の統合モデル(2)69 したがって, こ の< 評 価〉 は,「企業 目的」 であ り, かっ そ れに 対応 す る〈 総合 尺 度〉 もし くはよ〈 総 合指 標〉 に 相当 す る。 エリ クソン ・モ デ ルでは, 総合 評価 の尺度は〈 株価 〉 であ る のに対し ,TKSM は 総株 価 ぶ か ら経 済的 自已資 本の簿 価 £ を 控 除し た差 〔& 一 石 〕であ る。 この価 はz 期始 に おけ る“総 キ ャピタル ・ ゲ イン” にほ か ならない2几 た だし , 理 論的 に は, 総合評 価に さい し, 各年 時末 の予 想 配当 金と実降 配当 額 の差を 加 え なけ れば ならないし, また, キ 申ピ クル・ ゲインの時間 比較 が分 析 評価上 重 要 となる。 に もか か わらず, キ ャピタ ル・ ゲインを 測 定す るさ い の £ は, 一 且期末 に特 価 に換 算 す る必要 が ある。 た とえ ば,(^+1 期) にお いては,〔St+iータソ1 〕が キ ャピ タ ル・ ゲイ ソとなる べき もの と思 われ る。 ただし, ダ≒i は (z+1 ) 期 始 におけ る 新 投資政 策 前の時 価 とす る。 なお, 時価・ 簿価 の概念 はさ らな る研 究課題 であ り, 今後 の研 究を期し たい。 し かし,〔心丿 −S^t+i〕も〔& 一石 〕 乱 実 務上 では, 客観的 証拠に も とづ く測 定値を うる こ とは 困難 で あ るため, 実 践的 尺 度をし て用 い るこ とは困難 と思 われ る。 むし ろ,AIS に も とづ く,Pr やre を , 上 記 の理 論に もとづき〈 評価〉 またぱ 〈 解釈〉 す る方法に よっ て, 評価 す る方が 効果的 と思 われ る。 なお, エ リ クソ ン等 の株価 モ デルを理 解す るさい には, 一 般 にっ ぎ の2 条件 が前提 とさ れ る。 ①企業 はz 期始 の自已 資本 の簿 価は,前期(t− −1 )期 か ら引き継 が れて お り,t 期 の分析 のためには, 自已 資 本 £ は所与 とみな される。 ②し た がっ て,1 株当 りの株式 の簿 価 £ 屯所 与で あ る から,t 期 始 におけ る, 株価p , 総 株価 & =PtNt , キ ャピタ ル ・ ゲイ ソ〔& 一瓦 〕 の数学 的 極大 化 条 件は すべて等し くなる。 そ のた め, 理論 的 な企 業 の行動方 程 式 では, 株 価P のモデ ル の研究 が 行 なわ れ るのが ふっ うで ある。 なお, 現実 の株 価や 配当 金を め ぐ る証券市場 の制度 は それ な りに法 律 上・ 慣行 上 複雑 であ る か ら, 理 論的 株価を 現実 の株価 に翻 訳す るこ とは, それな りに両者 の構 造を 知悉 し てお か なけ れば なら ない と思 われ る。単 純に翻 訳 する こと に よっ て, 思 わ ざ る誤診を 犯 す可能 性が あ る。 た とえ ば〈安 定 配当政 策〉 の概 念- そ れ 自体概 念上曖 昧 な面が あ る な ど

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は, 現 実 の配当慣行 に対す る誤 解か ら尊 びか ね た結 論 と思われ る。 そ の 意 味で, 理 論的 株価 モデルを 理 解す る上 で も, 証券 市場 の制度や 慣行 の 理 解が 重要 と思われ る。 (2) エ リ クソン・モデ ル の「 領域4 」 は (投 資) とい う領 域 とし捉 え られ てい る。< 投資〉 の概 念 乱 他 の多 く の概 念 と 同様 に カ メレ オンの よ う に変 化 する。 それはti 観 点 ”や“立場 ≒ こよっ て概 念は 異なる ので あ る か ら, 理 の当然 であ る。 エ リクソソ のい う〈投 資〉は, この図で は, 株 主 が 行 な う〈証 券投資〉 の意味 であ る か ら, 株 主 の立 場か ら,新 株式 皿 利 益留 保 率(l −≪), 配 当額u , 株式 利 回 り 恥 が, こ の領域に含 まれ る。 し かし, 企業 の立場 から みれば, 企業 資 産 への 投資 とい う意味で用 い られ る。 そ の意味で は,「 領域4 」 は「 領 域3 」 にお け る 金融 市場 にお け る資 本(金)の調達 とと もに, 株式 市 場 におけ る株式( 自已)資本 の調達 を 表 わす 領域であ る。 そ の意味で, 企業 の立場 か らみれ ば,「領域3 」と 「領 域4 」 は 〈財 務〉(finacing) の概 念 で 統一 され うる。 そ の意味で,TKSM のフロ ー・チ ャ ―トで は,c 領域4 〕〈 財 務〉 の うちに, 。エリ ク ソソ の「 領域3,4 」を 統合し て含 め る方 法を とっ た。 こ の領域 におけ る経 済変 数 の モデ ル化 は, 既 に, 取 り上げ た,M.J. ゴ ード ン,R. マ リス,LC,G. 二リ クソン同様 であ る。TKSM も同様 のモデ ル化を 試 みて きた。 し たが って, この 内 容は 他 の稿に譲る こ とと す る。 犬 (3) エ リ クソン・ モデ ルの「 領 域2 」 は (購 買 と販 売) の領域 の行動を 集 約 せ る経済 変数 とし て,ROl す なわ ちr を 中 軸 とし て, 外生 変数 とし て, 市 場価 格p , 要素 価格 叛 を 配し てい る。TKSM の(3.1 図)では, 購 入さ れた 資産 へ の投資 た とえば商品 ・材 料 ・仕 掛品 ・設備 等経 営内に ス ト ッ クさ れた資 本(産)の効率ROl,r の 領域 を 〈購買 〉 と区分し て, 要 素 の購入 か ら使 用 まで の資 本(産)のスト ッ ク〈 投資〉 の効 率を 〔領域3 〕 で 独立 し て示 し た。 こ のさい,TKSM で は,r を 〈経 営資 本利 益 率r ・〉 と く経 営外資 本 利 益 率 り 〉 たとえば,他企業 への有価証巻投 資利益等- の加重平 均値としてのr を 想定している25)。り は理論的 にも実践的にも,重要 な経済変数である。最近しばしば話題となっている〈財テク〉といわれ

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企業の統合モデル(2)71 るポ ート フ ォリオ選択につい て の投 資効 率}t.rja::)測 定尺 度 とし て位置 づけ られ る。 … … (4) エ リ クソ ン・モデ ルの「領 域2 」は,TKSM では ,r .につ いて, デ ュポ ン・ システ ムの分 解恒等式 の体系を とう てい る。 ただ, デ ュポ ン・ シス テ ムでは ,r を 財務分析 の範囲 に とどめ てい る の に対し,TKSM で は, フロ ーのラ ージ ン率 とスト ッ クの資 本(産)回転 率 が, 生 産お よび要 素 め市場価 格P,Pf,Pb 等か らの影 響関 係を示 し た。 モデル では 「 領域2 」 で示さ れてい る。 r =G /λ G =ノ必−(戸μ 十戸丿) − −r 一 一 一 Å -- 1 − TR

1p 謳+pi,by

r=(p ーco) 4 −A 、エ リ ク ソ ン ・ (3.1) … … …… …(3.2) … … ………(3.5) この市場価 格p ,)fについて。 エリクソン・モデルとTKSM を比 較し てレ そ の位置づけを対照し てみる6 ヽエリクソン・モデルでは, とい うモデルを考えているのに対し,TKSM では,GTR 一(戸丿 十Pnb)‥TR '` 且PbA ………(3.3) とい うモ デルを 想定してい る。(3.3)式は 右 辺 の 戸を 消去 し て

r °U 一 戸

平J わみ}

芦1- ………・

・…・(3.4)

(3.4)式を 簡略化すると,LC の原形 として利用 された(3.5)式を うるこ とができる。 実務の応用を意図したTKSM では,(3.3) 式の利用を 前提としている が,し かし, 理論的母胎は(3.4)式であるか ら,r の水準を実務的に解 釈するさい には,(3.3)式にもとづいて評価することが効果的と思われる。 実務上(3.3) 式の利用が前提とされるのは, ①殆んどの企業は,相当 規模の多品種生産・販売を行なってお り, 物量的営業量Q を合算測定 することは困難であること。塵 資本(産)の需要量 Å は, これまた多数j の要素a,b, ……,と多品種 口, それらの価格pa,)b. ……,p に依存

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し てい る。 た とえば, 給 料支 給 準 備金は, 九a に対応 す るし,多 く の在 庫品や 設備投 資 額は, 現在 お よび将 来 のQ お よびTR に 依 存す る。 い わば, 特定期 日におけ る貸借 対 照表上 のA に つい てい えば, 究局 的 に はQ もし くはTR に 結 合 され る とし ても, 投 入要 素中 の ため のA に は, コスト 関連 の もの (財や サ ービス の支払資 金, 材 料 ・製品 な ど) とQ 関 連 (たとえ ば, 生 産設 備 ・土地 など) が混 入し てい る。 ③ さ らに,TR 関 連では あ るが, 投 入要 素 関連で はな く, 販 売実 現後 のA (た とえ ば,「売 掛金上「受 取 手形 」 の ご とき) が, 貸借 対 照表 上に 計上 さ れる。 慣 行的 財務諸 表 の数 値は, 継 続事業を 前提 とし てお り,多 品種 が連 続的 に生産 ・販 売 され る「期 間 損益 計 算」 を 目的 とし てい る のであ る か ら, 理 論 モデ ルの よ うに, 多 くの 前提 条件 のも とに 単純化 さ れた 性格を もつ 数値で は ない。 (3.6)式 は, 単一 製 品 の モデ ルあ るい は抽 象的 な概 念の も とに,Co の 本質を 究 明す る上で は 優 れてい るが, 複雑な要 因が か らんで いる 実 務上 の「経 営統 制 の道具 」 とし て は, 分母 子の対応 関 係が比 較的 保た れ うる とみられ る(3.3)式 が使 われ る26)。(5 )「領域1 」 にお い ては, エ リ クソンの モデルで は, 生産関 数 の形態 で, 要素投 入量ft − → 産 出量Q の関連を示し , 内生変 数 とし て,「製品多 様化 率 加 」, 外 生 産数 とし て 「規 模 別 ・「組織0 」 との関 連を示 し て い る。 これ に対し,TKSM では(3.3)式 を うけ て,「領域2 」 に おげ るm は ♪ とCo に よって 決定 される こ とは 明らかであ るが, ら を 展 開す れば, (3.6)式 の よ うに,「要 素 価格 粉 」 と「 生産1生− フl=・一生産 性−?.」 と の 関連で, モデ ル化 さ れ る。 しc 。=(P μ 十ノ)丿 )/必 一 一 拓 一心 ●●● ● (3.6) ただし,la =Q/a ,ん 出Q/b である。 一方,(3.3)お よび(3.5)式 の右辺第2 項のうち,LC 関数で指摘され ているように,Q /A は生産性の一種である。筆者は, この生産性γを< ストック・生産性〉と名づげ,λと区別するこ ととしている。い うまで もなく,m と り は相互に依存し 合っているのであるから,λも γも相

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企業の統合モデル(2)73 互 に 依 存 関 係 に あ る 。TKSM で は ,λ・γ と も共 通 の 要 因 で 決 定 さ れ る と 仮 定 し て い る。 す なわ ち , 長 期 要 因 とし て,「 規 模 」・「 技 術 」・「 組 織」・「 製 品 多 様 化 率」を , 短 期 要 因 と し て,「 操業 率」・「能 率 」 もし く は 「 効 率 」 を と りあ げ る こ とと し た 。 そ れぞ れ の要 因 の 背 後 に は , さ ら に 重 要 か つ 広 範 な 要 因 が 相 互 に 依 存 し 合 い な が ら, 生 産 水 準 を 決 定 す る も の と 思 わ れ る。a::. リ クソ ソ ・ モ デ ル とTKSM の 基 本 的 な 食 い 違 い は,TKSM で は , デ ュ ポ ン ・ シ ス テ ムを 導 入 す る と と も に, こ の デ ュ ポ ン ・ シ ス テ ムを さ ら に 発 展 せ し め て,〈 市 場 価 格 〉 と 〈 生 産 性 〉 概 念 を 明示 的 に 導 入し た こ と で あ る 。 も と も と, エ リ ク ソ ン ・ モ デ ル は , 企 業 の 経 済 的 計 量 モ デ ル の発 展 過 程 の1 つ の形 態 で あ る の に対 し,TKSM は , 経 営(経 済)学 の一 般 理 論 構 築 のた め の 基 礎 理 論 を 追 究 す る , と い う認 識 目標 の 食 い 違 い が あ る こ と か ら, 両 者 に 食 い 違 い が 生 ず る のは 当 然 の 帰 結 と 思 わ れ る 。 な お 。 エ リ ク ソ ン ・ モ デ ル 等 と 同 様,TKSM も時 間 経 過 を 含 め た 分 析 シ ス テ ムを 前 提 とし た モ デ ル で あ る 。 し た が っ て √〔領 域1 〕か ら( 領 域5 ) ま で は , 時 間 の経 過 と と も に ,t 期 か ら(Z+1 )期 ,(£+2 )期 … … と 繰 り返 え し 成 長( プ ラ ス ・ マ イ ナ スを 含 め )す る も の と 考 え ,く意 思 決 定 〉 ま た は 〈 業 績 評 価〉 に さ い し て は , 総 合 的 状 況 判 断 と 将 来 に わた る 時 問 の 変 化 を 同 時 に 〈 解 釈 〉 ま た は 〈 評 価 〉 を す べ き も の で あ り, 如 上 の モ デ ル は , こ れ ら の職 務を 遂 行 す る さ い, 何 を 考 え , い か か る 関 係を 考 え , 同 時 に 時 間 的 経 過 に つ い て い か な る 経 過 を 辿 る か の要 因 を 評 価 す る 基 準 を 与 え る 役 割 を 果 す も の と 考 え ら れ る 。 お わ り に 筆者は永い間,企業経営における全経営領域の経済活動を動学的立場から 統一して, 経営(経済)学の統合理論が構築で きないかを模索してきた。その ための方法とし て,〈経営比率分析の体系化〉の追究を試 みた。 現在のこと ばでいえば,企業経営の主要な経済変数の相互依存関係を統合することによ って,経済的観点から〈 システムズ・モデル〉を構築することを 目標とした ものである。 このような認識目標と認識対象は,伝統的・記述論的経営(経済)学や管理 会計学・経営分析論の方法論では取 り入れられていなかった。 また,取り入

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れられた とし て 乱 理論 的 な 検証は 十分検 討され てこ なか っ た。 そ れ に対 し, 同 じ研究対 象で あ る に もかか わ らず,1960 年 代以後 「 企業 理論 」や 「 経営 財 務論」 の一 角 に, 計量的 モデ ル の方法に よって, 企 業 経営 の 全活動 を動 学 的 に統一す る とい う体系 化を 目指し た研究が すす めら れて きた。ノ両 学間 の方 法 論 上 の差 の結 果, 経営 経 済学 上重 要な問題 につい てし ばし ば逆 な結論 が導 び かれ る。 そ の最大 の 矛盾 は, 企業 目的論 におけ る「利 潤 最大 化原 理」 に対 す る認識につ い て の正反 対 の結 論す な わち肯 定論 と否 定論 であ る。 い ま1 つ は, 方法論上「 ∼ か∼ 」 とい う認 識 方法 と「∼ と∼ゴ とい う認 識 方法 であ る。 伝 統的・記 述論的 経 営 学 の系 譜 では, 利 潤否定論 と「∼ か ∼」 とい った 方 法 が とら れる研究 が多 く, 計 量的 経 営学系 譜では, 原則的 に, 利 潤肯 定論 と「 ∼ と∼」 の方法を と る。 た とえ ば,「利 潤・収 益性・ 経済 性 ・生産 性 ・財 務 安 全性」 の取 扱い につ い て, 記 述 論的 径営(経 済)学に おい ては, こ れら の変 数 を 対立 概念 とし て捉 え てい る のに対し, 計量 分析的 モデ ルで は, これ ら の変 数は, 被説 明変 数 と説 明変 数 とし て一 組 の変 数 シス テ ムとし て捉 えら れ るこ とが多 い。こ の よ うな 方法 論上 の差 が逆 な結論を も たらし た も のと思 われ る。 記 述論的 経営(経 済)学ば か りで な く, よ り技術的 な「 管 理 会計 学」や 「 経 営分 析」 など も同 様 の方法 論 が とられるこ とが多い 。 こ れら の学問的 体系 も, 計量 分析 のシ ス テ ムズ・ モデ ル の思 考を取 り入 れるこ とに よって, よ り効 果 的 な理論 が構築 され る ので は ない だろ うか。 一 方, 計量的 モデ ル の欠 点 は,多 くの主 要 な変数 が与 件 (parameters ) と みなされ てい る とい う, 方 法論上 の限 界があ るこ とであ る。 経 営者 に とって は それ らの与 件 とそ の背 後 の膨大 な要因 とそ の相互 関連 性 の追究 が重 要 な意 味 を もってい る。 記 述論的 経営(経 済)学が これら の間題 を 研究 対象 とし てい るこ とは理 の当然 とい え よ う。し かし, これ らの研究 乱 計量 モデル に対 応す る基 礎理論が 構築 され れば, より適格な〈 解釈〉を 下 すこ とを 可能 とし よ う。 前 述の〔禾U潤 … …生 産 性⊃ の関 連が 明らかに され れば,「企 業 の社 会径 済 的 責 任 と利潤 追 求」・「企 業 の利 潤 追求 と企業 成長」・「企業 の利 潤追 求 と財 務 安全 性」・「国民 経 済 の成 長 と企業 成長」 … … の課題 に対し て も,対 立 立概 念 で はな く, 調和 概 念 とし て捉 え る理論的 基礎 試 計 量 モデ ルに よ づて 構築 さ れ る。 小稿に おい ては, こ れ ら の 計 量的理論 モデル と より技術的 なTKSM (す べて の与 件を 組 み入 れ て〈 解釈〉 可能で あ るとい う意味 で 技術的 ・ 応用 論的

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企業の統合モデル(2)75 色彩 を 七つ 。) と比 較対 照し,両 理論 と くに応 用論 的 な「 企業 の統合 モデ ル」 を 吟 味す る ことにあ っ た。 筆 者の永 年 にわ たる問題 意識に もか かわ らず, 研 究対 象 も広 く, アプp ー チ も多様 な領域を 含 んでお り, この研究テ ーマは 筆 者に とって かな りの重 荷 で はあ るが, ゴ ード ン, ヴィ ッカ ーズ, ラ ーナ ー/ カ ールト ン, こ二リクソ ン 等 々 によ り, 理論的 行動方程式 のモデル と応用 論的 経営(会 計)恒 等式 のモデ ル の方法的 差 があ る とし て 乱 企業経 営 システ ムに対 す る考え方 は共 通し て や る と思 わ れ る。 今後 もこの よ うな〈 シス テ ム化〉 に よ る研究開 発が 次第 に 発 展する も の と期待 される。 筆者の 研究 につ いては, 日本経 営学 会 ・ 日本 会 計研究 学会等 でし ばしば 発= 表 の機会を え て検 証し て きたが,問 題 の性格上, 方 法論 上 の問題 点や 誤まち が 含 まれ てい る と思 われるが, 叱声を え てご さ らに研究 をす すめ る ことが で きれば幸い であ る。 (昭和62 年3 月記) ざ 表1 統 一 記 号1 株式資本時価総額 ? 株価,N 発行株式数 Wn び 総 配 当 金 ( 期 待 値 )Q 包 配 当 金 成 長 率 ( 期 待 値 ) g 恥 町 Pt £ £ re み u 八 『 ro ^ /Z 揖 ツ 企業( の一 般的)成長率 自己資本 コストj 期税引利益( 期待値) 残 余( 経済)利 潤 負債( 簿価・時ii ) 自己 資本の簿価 税引 自己資 本利益率 利 益留保率( 期待値 ) 配当 性向( 期待値) 財 務レバ レッジL/E 総資本( 産)利 益率 経 営資 本( 産)利益 率 経営外資本( 産)利益率 負債利子率 利帽 率( 外割) 総( 経営)資本( 産)回転率

(25)

TR

G

G

A

Co

Qy

α

b

λ λ γ & Te O Mx Be Ef 表2 統 一 記 号2 売上 高 総業 務(生 産)費 総費用( 生産費 十利子 費 十税金) 資産 生産物( 商品) の価格 生 産要 素の価格( 各要素を総括) 労働の 価格(賃 率) 資本( 固定資 産)の 価格 減価償却 率(貨 幣) 減 価償却率(物量) 平均業 務(生 産)費 平均総費用 〈「生産 費 十利 子費 十税金」の平均費用〉 産出量(物量) 要素投 入量( 各要 素投 入量を 総括) 労働投 入量(物 量) 資本( 固定資産等) の投 入量( 物量) 資産の有高( 物量) 物的生 産性( フ1==・−) 物的生 産性( ストッ ク) 〈生 産性要因〉 規模( 量的 ) 技術 組織product-mix 〈製 品多 様化 率〉 操業 率 能率・効率 j j j 1 2 3 ぐ ぐ ぐ 小 稿 の論 文 では 原 則 として 〈統一 記 号〉 を用 い る。 〈 統一 記 号〉以 外に 必要 な記 号の さい に は,そ の場で 指示 す る。 や む を えな い と きに 変更す ると きは ,そ の場 で指示 す る。 注 1 )EugeneM.LernerandWilliardT.Carleton,ATheoryofFinancialAnaly-sis (Harcourt ,Brace&World,Inc ・,1966),pp.15-20. ( 石 黒 隆 司 ・ 宮 川 公 男 共 訳 『 財 務 分 析 の 理 論 』 東 洋 経 済 新 報 社 , 昭 和47 年 ),pp.17-23.2 ) Å =μA と い う 計 算 分 析 シ ス テ ム は , エ リ ク ソ ン の モ デ ル に お い て も 用 い ら れ て い る 。 ま た ,同 モ デ ル の 生 産 関 数 は ,生 産 要 素 の フp ― と し て の 労 働 投 入 量( コ

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企 業 の 統 合 モ デ ル (2 )77 ス ト 関 連 )と , ス ト ッ ク と し て の 資 本( 産 )の 有 高 量0 利 用 と し て の 生 産 関 数Qt=F

( 山 ;At ) が 用 い ら れ て い る 。 し た が っ て , 同 モ デ ル の 営 業 利 益Gt =r ム =A

Å Å.A, ÅA

かb ん = 夕Qt 一paO-t 一phd ん ( た だ し,d は 物 量 的 償 却 率.A は 固 定 資 本( 産 )の 物 的 ス ト ッ ク の 利 用 量 と 仮 定 す るo ) し た が っ て,Co む= 加 尚 十 八dAt と い う 方 程 式 が 仮 定 さ れ る 。 生 産 関 数 を フ ロ ― の 要 素 投 入 量 と ス ト ッ ク の 要 素 利 用 量 の 関 数 と し て 取 り 扱 う シ ス テ ム は , 次 の 論 攻 で 取 り 上 げ た 。 亀 川 俊 雄 「 経 済 的 富 の 最 大 化 と 経 済 利 潤 の 最 大 化 」 ( 東 洋 大 学 経 営 学 部 , 経 営 論 集,14 ・15 号 )pp.10-16.3 )Eriksson,op.cit.,pp.20-33. 邦 訳pp.23-36.4 ) 亀 井 辰 雄 ・ 亀 川 俊 雄 『 経 営 指 標 』( 日 本 経 済 新 聞 社 , 昭 和35 年 )p.258. 亀 川 俊 雄 『 体 系 経 営 分 析 論 』( 白 桃 書 房 , 昭 和41 年 )p ,61 ,pp.71-73.5 )LC は , 短 期 静 能 利 潤 関 数 を 長 期 動 学 的 キ 十 ッ シ ュ ・ ブ ロ ー分 析 の モ デ ル に 転 換 す る た め , 資 本( 産 )利 益 率r を 時 間 の 関 数 と し て ,LC 関 数 の モ デ ル を 開 発 し た 。Lerner-Carleton,op.cij.,84-88, 邦 訳 ,pp.95-99.6 )Ibid.,pp.79-80 ・, 邦 訳pp.89-90.7 ) こ こ で 用 い ら れ る 記 号 ヌ は 原 著 で は γ が 用 い ら れ て い る が , 小 稿 で は , γ, λ は 別 な 意 味 に 用 い ら れ て い る 。( す な わ ち, れ よ フpt ― 生 産 性 を ,r は ス ト ッ ク 生 産 性 を 表 わ す こ と と し て い る 。 一 統 一 記 号 参 照 ) そ の た め , 混 同 を 避 け る た め λ を 用 い た 。8 ) 以 上 の 系 譜 の 研 究 者 と し て , 小 稿 で は , つ ぎ の 諸 文 献 を 取 り 上 げ る こ と す る 。 (a ) エ リ ク ソ ン の 業 績 に つ い て は , 次 の 著 述 が 克 明 な 紹 介 と 解 説 を 行 な っ て い る 。 道 明 義 弘 『 ス ウ ェ ー デ ン 企 業 の 行 動 分 析 』( 愛 知 大 学 経 営 会 計 研 究 所 叢 書1 ・,1983 ). (b )MyronJ.Gordon,TheInvestment,Financing,andValuationoftheCorporation (Homewood,III ・,1962 ),( 阪 本 安 一 監 訳 ・ 後 藤 幸 男 ・ 野 村 健 太 郎 訳 ,『 投 資 と 企 業 評 価 』 中 央 経 済 社 , 昭 和47 年 )。 (c )RobinMarris, “AnIntroductiontoTheoriesofCorporateGrowth,"inMariss,R.andWood,A.,ed.,TheCorporateEconomy (London,1971 )。 (d )DouglesVikers,TheTheoryoftheFirm:Production,Capital,andFinance (NewYork,1968 ).

(e )StephenJ.Turnovskie, “FinancialStructureandtheTheoryofProduc-tion, ”JournalofFinance (December1970).9 )Eriksson,op,cit.,p.25. 亀 川 俊 雄 「 経 営 経 済 学 と 経 営 ( 財 務 ) 分 析 の 比 較 研 究 「( 東 洋 大 学 経 営 学 部 , 経 営 論 集 , 第24 号.1985 年3 月,pp.22-26.10 ) 〈 均 衡 成 長 率 〉 あ る い は< 恒 常 成 長 率 〉 の 概 念 成 立 の 前 提 条 件 は , マ リ ス に よ り 体 系 的 な 追 究 が な さ れ た 。 こ の 条 件( 経 営 比 率 一 定 性 )は ,〈 経 営 比 率 分 析 〉 と

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全 く 対 応 す る 性 格 の も の で あ る 。 亀 川 俊 雄 「 企 業 均 衡 成 長 の 概 念 を め ぐ る 諸 問 題 −t3 ヒツ ・ マ リ ス の 不 変 状 態 シ ス テ ムに お け る 企 業 成 長 論 と の 関 連 に お い て ー 」(東 洋 大 学 経 営 研 究 所 報 告 , 第9 号,1984 ),pp.167-213. 上11 ) 〈 経 営 資 本 利 益 率 〉r バ ま。 別 名 〈 資 本 の 生 産 性 〉(productivityofcapital) と も 名 づ け ら れ る 。 も 脳 市 場 価 格 が 変 化 し な け れ ば,r は 正 に 〈 物 的 生 産 性 〉 の 反 映 と な る 。〈 資 本 生 産 性 〉 の 概 念 が 適 正 で あ る か 否 か は さ ら に 検 討 を 要 す る と し て も, パ も し く は ,ROl と 生 産 性 と の 関 連 の 研 究 は , 経 営 (経 済 )学 上 重 要 な 課 題 で は な い だ ろ う か 。 \JoelDean,ManagerialEconomics, (Prentice-Hall,Inc.,1951 ),pp.562-565.12 ) 小 島 三 郎 『 戦 後 西 下 イ ッ 経 営 経 済 学 の 展 開 』( 慶 応 通 信 , 昭 和43 年),p.384. 中 村 常 次 郎 『 西 ド イ ツ経 営 経 済 学J (東 京 大 学 出 版 会 ,1982 ),p.594.13 ) エ ・リ ク ソ ソ の モ デ ル で は,ke は [ に つ い て 負 の 関 数 で あ る と 仮 定 し ,./,み と は 独 立 と み な さ れ て い る 。 し た 力し て, 臨 = 厩 ㈲ ,∂厩/∂uく0, で は あ る 鶴 ∂恥/ ∂昆 ∂恥/∂八=O , ま た , 成 長 費 用 が な け れ ば ,r お よ び 几 はg と 独 立 と み な さ

れ ,∂r/∂tに ∂re/恥 =O , と 仮 定 さ れ て い る 。Eriksson,op.cit ・-p.17.14 ) 「 基 礎 モ デ ル」(2.13 ) で 示 し た よ うに , ‥ ?=ureEt(恥 − び)-'^ < ニ い ま,Pt の 極 大 化 の た め , 生 産 条 件/ ,財 務 条 件h,u の 最 適 解 を 求 め る,た め , そ れ ら の 必 要 条 件 と し て , つ ぎ の 偏 微 分 方 程 式 の 成 立 を 必 要 と す る 。 几-K 恥−○ 十(1−u) 言

==(恥−9)-2urJ4 ⑤re-1( 、ke−g) 十(1−m)箭

=O …………(1) =0 ,,‥ ‥ ‥‥ 。I'(2) (3) (1)∼く3)まで の十分条件は,I,h,u について, 必p むか 負であ る場合を ,エV クソ ソはつぎの行列式 が満たされ る条件で示している。 D = ∂2? 竺. dldh ∂2? ∂ ん2 ∂2? 竺 didu 屏P <0 ,)ss = ∂2? >0 di∂hd^ ?-∂が dhdu gz )-du 賎)-dupp.66-67.169-170.2 脇p -{ ∂l^ ∂^p 一Adh ∂z ∂/2 誤p 一 ∂ ん∂z 誤p 一 気 ∂z Eriksson,op.cit., 道 明,前掲書,pp ・

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