楽器音に対する仮想音源のパラメータ推定
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(2) 情報処理学会研究報告. Vol.2013-MUS-100 No.5 2013/8/31. IPSJ SIG Technical Report. るあらゆる仮想楽器音源を収集することができれば,その 中には任意の楽曲で使われている楽器音に十分に類似した 音を演奏できるものがあると言える.これらの仮想楽器音 源で演奏される楽器音には音源分離 [1–5] に起因する歪み やノイズが全く含まれない.したがって,仮想楽器音源を 用いた分離音や混合音に対する音源パラメータを推定でき れば,分離歪みやノイズの除去が実現できる.手法の概要 を図 1 に示す.提案法は 2 つの特徴をもつ.. ( 1 ) 任意の音源を対象とする.すなわち,内部構造がブ ラックボックス化されており,音源パラメータと音響. 図 1. Overview of the proposed method.. 信号やその特徴との関係性が未知であることを仮定 する.. や 0–1 (VSTi) といった,ある範囲内の値として表現され. ( 2 ) 分離歪みやノイズを含む分離音を入力とし,入力音か. る.本稿では単純のため全てのパラメータの範囲を 0–1 に. ら歪みやノイズを取り除いた楽器音を合成可能な音源. 正規化して扱う.各パラメータは,その設定方式から大き. パラメータを出力する.. く 2 つに分けられる.. 提案法は以下の 2 ステップからなる.. ( 1 ) 学習ステップ.学習用パラメータをランダムに生成 し,そのパラメータから楽器音を合成する.楽器音を 短時間フレームに分割してフレームごとに音響特徴抽 出し,時間差分,集約,次元圧縮を行う.音響特徴空. ( 1 ) 連続パラメータ.音量や残響の長さなど,上限と下限 の間で作用が連続的に変化するもの.生成される楽器 音に連続的に影響を及ぼす.. ( 2 ) 選択パラメータ.波形生成器の種類を正弦波,三角波, ノコギリ波,矩形波などから一つを選択するなどの,. 間でのパラメータの直交性を仮定し,音響特徴量-音源. 離散集合から一つを選択するもの.生成される楽器音. パラメータ間の重線形回帰モデルの回帰係数を反復推. に離散的に影響を及ぼす.パラメータ x の範囲を以下. 定する.. ( 2 ) 推定ステップ.入力楽器音を学習ステップと同様にフ レーム分割し,音響特徴を抽出する.重線形回帰モデ ルを用いて,音響特徴に対する最適な音源パラメータ を計算する.. のように分割することで実装されることが多い.. • 0 ≤ x < 0.25 のとき正弦波, • 0.25 ≤ x < 0.5 のとき三角波, • 0.5 ≤ x < 0.75 のときノコギリ波, • 0.75 ≤ x ≤ 1 のとき矩形波.. 類似の研究として,楽器の物理モデルパラメータ推定が. 本研究では音源パラメータは音響特徴に線型に影響を及ぼ. 挙げられる.多くは特定の楽器,例えばギターなどの撥弦. すと仮定する.音響特徴と連続パラメータとの関係の表現. 楽器 [6, 7] やバイオリンなどの擦弦楽器 [8] に特化してい. にこの仮定は適しているが,選択パラメータには向かない.. る.弦などの振動を微分方程式で陽にモデル化し,入力楽. そこで,選択パラメータを線型モデルに適したものに以下. 器音に対して最適な弦の太さや張力などの物理パラメータ. のように拡張・圧縮する.. を推定する.もう一つの類似研究として,Vocaloid*4 のパ. パラメータ拡張 パラメータの次元を選択対象である集合. ラメータを推定する VocaListener [9,10] が挙げられる.歌 声の音量や音高と,Vocaloid の音源パラメータとの対応関 係に基づき,入力歌声に対して最適なパラメータを反復推 定する.これらの研究の問題点は,(1) ノイズや歪みを含 まないクリーンな楽器音や歌声を対象とすること,(2) 特 定の楽器や音源を前提としており,任意の音源を対象とで きる汎用性に欠けることである.. の大きさに増やす.それぞれの要素を以下のような. 1-of-K 表現で表す. • 正弦波のとき (1, 0, 0, 0), • 三角波のとき (0, 1, 0, 0), • ノコギリ波のとき (0, 0, 1, 0), • 矩形波のとき (0, 0, 0, 1).. パラメータ圧縮 拡張されたパラメータの中での最大値に. 2. 回帰モデル. 対応する,元の集合中の要素を用いる.上記の例を用. 2.1 楽器音源のパラメータ. ギリ波となる.. いると,(1, 0, 0, 0) は正弦波,(0.3, 0.5, 0.8, 0.2) はノコ. MIDI や VSTi などの楽器音源は,その楽器の形態や演奏 方法に依存するものとしないものの両方を含んだ,様々なパ ラメータをもつ.各パラメータは基本的に,0–127 (MIDI). 2.2 回帰モデル学習 重線形回帰モデルで音源パラメータと音響特徴との関係 を学習する.学習に用いる n 個の楽器音から抽出された. *4. http://www.vocaloid.com/. ⓒ 2013 Information Processing Society of Japan. 音響特徴を x1 , . . . , xn ,それぞれに対応する音源パラメー. 2.
(3) 情報処理学会研究報告. Vol.2013-MUS-100 No.5 2013/8/31. IPSJ SIG Technical Report. タを y1 , . . . , yn とする.回帰係数行列 A および a0 を用い. スペクトル重心 振幅スペクトルの周波数重心.. m. て,回帰モデルは以下で表される.. i=1. y = a0 + Ax. (1). 最適な回帰係数 A および a0 は,以下の目的関数の最小化 で得る. 2. yi − a0 − Axi + λ. i=1. . ai · aj. m. i=j. 表す.ai は A の各行ベクトルである.目的関数の第 2 項. は,定数 λ のもとで A の各行の直交性を得るためのもので. ある. この目的関数を各行ベクトルに関して解くと,以下を. a0m. i=1. (2). x と x · y は,それぞれベクトルの L2 ノルムと内積を. akm. fi はスペクトル yi に対応する周波数.. スペクトル幅 スペクトル重心を中心とした,振幅スペク トルの重み付き 2 乗誤差.. n . 得る.. yi fi. m. ynk xnm − m =m akm n xnm xnm 2 = n xnm + λ k =k ak m n xnm − m =m a0m n xnm xnm 2 = n xnm. f¯ はスペクトル重心.. スペクトルロールオフ 振幅スペクトルの 95 パーセンタ イル点. スペクトルフラックス 振幅スペクトルの隣接フレーム間 の差の L2 ノルム. スペクトルピーク 振幅スペクトルの,振幅の大きい 5%の 周波数における平均振幅.. . n. yi (f¯ − fi )2 m. (3). スペクトルバレー 振幅スペクトルの,振幅の小さい 5%の. (4). スペクトルコントラスト スペクトルピークとスペクトル. 各行ベクトルにこれを反復的に適用することで,目的関数 を最小化する係数行列を得る.. 周波数における平均振幅. バレーの差. メル周波数ケプストラム係数 (MFCC). 信号全体の音色. を表現する.本研究では 12 次元の MFCC を用いた. 高調波成分の振幅 調波構造成分の音色を表現する.本研. 3. 音響特徴抽出. 究では 10 次までの高調波成分を用いた.この特徴は. PreFEst [13] を用いて抽出する.. 音響特徴の抽出は 4 ステップからなる.. フレームごとに抽出された低次の音響特徴は,楽器音の. ( 1 ) フレームごとに低次の特徴を抽出する. ( 2 ) 隣接する数フレームでの特徴量の変化量を求める. ( 3 ) 特徴量ごとに値を集約し固定長のベクトルを得る.. 瞬間的な特徴を表現するものであり,時間的な変動を表 さない.特徴の時間変動成分をとらえるため,特徴に対し. ( 4 ) 主成分分析を用いて次元を圧縮する.. て 3 種類の時間微分を計算する.隣接フレームの差分,近. 3.1 Low-level Features. 似直線の傾き.さらに隣接フレームの差分からは,2 次の. 傍 50ms での近似直線の傾き,および近傍 100ms での近. 主に楽器音の音色を表現する音響特徴を,楽器同定およ び音楽ムード推定の従来研究 [11, 12] を参考に設計した. 楽器音から短時間フレームを切り出し,各フレームをフー. 時間微分も同様に計算する.結果として,各フレームから. 32 × (1 + 3 + 3) = 224 次元の特徴ベクトルが得られる.. リエ変換して振幅スペクトルを得る.信号 x1 , . . . , xn とス. 3.2 集約と次元圧縮. 出する.. 各楽器音からフレームごとに抽出された特徴ベクトルの数. ペクトル y1 , . . . , ym から,合計 32 次元の以下の特徴を抽 信号の二乗平均平方根 信号全体のエネルギー.. n. i=1. n. x2i. 小さいエネルギーを持つ周波数の割合.. m s.t.. y¯ =. ゼロ交差数 信号が軸と交差する回数.. #{xi | xi xi+1 < 0} ⓒ 2013 Information Processing Society of Japan. は楽器音の長さに応じて異なる.回帰モデルを用いて音源 パラメータと特徴量の関係を学習するためには,各楽器音 から得られる特徴ベクトルの長さは全て等しい必要があ. エネルギー分布の偏り 各周波数の平均エネルギーよりも. #{yi | yi < y¯} m. 各楽器音の長さはパラメータによって様々であるため,. i=1. m. る.このステップでは,フレームごとに抽出された特徴量 の時系列を様々な統計量へと集約することで,あらゆる長 さの楽器音から画一の次元の特徴ベクトルを得る.. yi. 25 の統計量を特徴量の要素ごとに計算する. 総和,平均,分散,歪度,尖度 これらの統計量は特徴量 の分布の性質を表現する. 最小値,最大値,中央値,10/90 パーセンタイル値 こ れらの統計量は特徴量の分布の性質を表現する.中央. 3.
(4) 情報処理学会研究報告. Vol.2013-MUS-100 No.5 2013/8/31. IPSJ SIG Technical Report. 数のパラメータをランダムに選択し,さらに実験 1 では 10,. 100, 1000 の,実験 2 では 1000 のパラメータをランダムに 生成する.パラメータ選択から生成までのプロセスは 10 回繰り返し,特定のパラメータによって評価が偏ることを 避ける.ランダム生成したパラメータを 10 グループに分 図 2 19 temporal subregions.. け,交差検定を行う.なお,楽器音の音高は MIDI ノート ナンバー 69 (440Hz),音長は 1 秒に固定する.. 値と 10/90 パーセンタイル値は平均や最大値,最小値. 推定された音源パラメータと元の音源パラメータとの誤. よりも外れ値の影響を受けにくい.さらに,これらの. 差の大きさで評価する.誤差 e は,連続パラメータと選択. 値の位置(時刻)も計算する.. パラメータでそれぞれ以下のように定義する.. 離散コサイン変換係数 この統計量は,特徴量の楽器音全 体にわたる時間変化を表現する.本研究では 10 次ま での係数を用いた. 振幅エンベロープの ADSR(アタック,ディケイ,サス テイン,リリース)に代表されるように,楽器音は異なる 特徴をもついくつかの区間の組み合わせからなるものがあ る.このような区間的な特徴を捉えるため,音響信号に対. e= ec =. ec + es , パラメータ数. . |pest,i − pref,i |. i. ⎧ ⎨0 推定されたパラメータが正しい場合 es = ⎩1 推定されたパラメータが正しくない場合 i. して 3 つの区間を設定する.(1) 音響信号全体,(2) 励振区. pref,i と pest,i はそれぞれランダム生成されたパラメータと. 間(MIDI ノートオンからノートオフまで) ,(3) 残響区間. 回帰モデルから推定されたパラメータである.. (MIDI ノートオフから無音まで).さらに,これらの区間 に対してさらに細かい部分区間を設定する.(a) 開始から. 4.1 音源. 終了まで,(b) 開始から区間の {20, 40, 60, 80} パーセント. 実験 1 では表 1 に示す音源を用いた.実験 2 では,表 1 に. 点まで,(c) 区間の {20, 40, 60, 80} パーセント点から終了. 用いた音源のうち,4Front R-Piano, DSK Strings, Synth1. まで,(d) 区間開始から {200, 400, 600, 800, 1000}ms の. の 3 音源を用いた.. 間,(e) 区間終了までの {200, 400, 600, 800, 1000}ms の間 (図 2) . 集約ステップまでで,各楽器音から 224 × 7 × 3 × 19 =. 4.2 結果 実験 1 の結果を表 2 に,実験 2 の結果を表 3 に示す.. 319200 次元の特徴ベクトルが得られる.このままの特徴. 実験 1 の結果より,推定すべきパラメータの数を増やすと. ベクトルを用いても回帰モデルを学習することは可能であ. 推定誤差が増加し,学習データの数を増やすと推定誤差が. るが,特徴ベクトルの冗長性とモデル学習に要する計算コ. 減少していることが分かる.また,Spicy Guitar など,他. ストを削減するため,主成分分析で特徴量の次元を圧縮す. よりも大幅に推定誤差が大きい音源があることが分かる.. る.本研究では累積寄与率の閾値を 0.99 とした.ただし. この原因は今後調査を進める必要がある.実験 2 の結果よ. モデルパラメータの推定のためには,特徴ベクトルの次元. り,パラメータ数を増やすと推定誤差が増加し,また雑音. は音源パラメータの次元よりも大きくなければならないこ. の音量が増加すると推定誤差も増加することが分かる.. とに注意する.. 4. 評価実験 提案法を評価するため,2 つの実験を行った.実験 1 は,. 多くの MIDI 音源は 0-127 の 7bit 整数でパラメータを制 御する.VSTi もこれに準ずると仮定すると,1.0 / 128 =. 0.008 よりも小さい誤差はゼロと見なしてもよいといえる. パラメータが音響信号や音響特徴に与える影響はパラメー. ランダムに生成するパラメータの数によって,パラメータ. タによって異なるので,今後は BSS Eval [14] などで音響. 推定精度がどのように変化するか調査する.実験 2 は,提. 的な推定誤差を測定することも必要である.. 案法の雑音への頑健性を調査する.多数の音源パラメータ をランダムに生成し,楽器音合成,特徴量抽出,回帰モデ. 5. 結論. ル学習を行う.別に用意したテスト用音源パラメータから. 本稿では,VSTi などの仮想楽器音源のパラメータを推. 楽器音合成と特徴量抽出を行い,その特徴量から回帰モデ. 定する手法について述べた.音源パラメータと音響特徴の. ルを用いて音源パラメータを再推定する.実験 2 では楽器. 関係を重線形回帰モデルで学習する.評価実験では,提案. 音生成の際に雑音を付与し,雑音の含まれた音響特徴から. 法は一部の条件では良い精度でパラメータを推定したが,. 元の(すなわち,雑音を含まない)音源パラメータを推定. 雑音の増加と推定すべきパラメータ数の増加に応じて推定. する.推定するパラメータの数は 1, 2, 4, 8 とした.この. 精度が劣化することが明らかになった.今後は,雑音への. ⓒ 2013 Information Processing Society of Japan. 4.
(5) 情報処理学会研究報告. Vol.2013-MUS-100 No.5 2013/8/31. IPSJ SIG Technical Report. 名前. 楽器. 表 1 実験に用いた音源 パラメータ数 URL. 4Front R-Piano. electric piano. 13. http://www.yohng.com/software/rpiano.html. DSK AkoustiK KeyZ. pianoforte. 18. http://www.dskmusic.com/dsk-akoustik-keyz/. DSK ChoirZ. choir/pad. 81. http://www.dskmusic.com/dsk-choirz/. DSK Darkness Theory. PCM synthesizer. 61. http://www.dskmusic.com/dsk-darkness-theory/. DSK Electrik GuitarZ. electric guitar. 35. http://www.dskmusic.com/dsk-electrik-guitarz/. DSK Elektrik Keys. electric keyboard. 36. http://www.dskmusic.com/dsk-elektrik-keys/. DSK RhodeZ. rhodes. 23. http://www.dskmusic.com/dsk-rhodez/. DSK SaxophoneZ. saxophone. 19. http://www.dskmusic.com/dsk-saxophonez/ http://www.dskmusic.com/dsk-strings/. DSK Strings. strings. 41. ファミシンセ II. 8bit. 16. http://www.geocities.jp/mu station/vstlabo/famisynth.html. neon. subtractive synthesizer. 14. http://japan.steinberg.net/jp/support. Phat Bass. bass guitar. 9. http://www.dreamvortex.co.uk/instruments/. Spicy Guitar. guitar. 22. http://www.spicyguitar.com/. /unsupported products/vst classics vol 2.html. Synth1. subtractive synthesizer. 99. http://www.geocities.jp/daichi1969/softsynth/. Transcender SE. subtractive synthesizer. 20. http://www.dreamvortex.co.uk/instruments/. # of parameters. 表 2 実験 1 の結果 2. 1. 4. 8. # of training sounds. 9. 90. 900. 9. 90. 900. 9. 90. 900. 9. 90. 900. 4Front R-Piano. 0.047. 0.008. 0.005. 0.149. 0.017. 0.012. 0.185. 0.062. 0.042. 0.251. 0.131. 0.098. DSK AkoustiK KeyZ. 0.102. 0.011. 0.005. 0.196. 0.076. 0.061. 0.282. 0.107. 0.078. 0.291. 0.194. 0.170. DSK ChoirZ. 0.124. 0.022. 0.008. 0.184. 0.069. 0.024. 0.306. 0.141. 0.107. 0.353. 0.218. 0.200. DSK Darkness Theory. 0.153. 0.091. 0.077. 0.248. 0.035. 0.011. 0.239. 0.152. 0.106. 0.266. 0.200. 0.192. DSK Electrik GuitarZ. 0.019. 0.004. 0.002. 0.101. 0.015. 0.008. 0.216. 0.068. 0.042. 0.328. 0.188. 0.142. DSK Elektrik Keys. 0.177. 0.021. 0.010. 0.256. 0.116. 0.045. 0.208. 0.151. 0.103. 0.263. 0.200. 0.171. DSK RhodeZ. 0.081. 0.009. 0.004. 0.238. 0.065. 0.030. 0.260. 0.152. 0.093. 0.334. 0.200. 0.170. DSK SaxophoneZ. 0.089. 0.006. 0.003. 0.305. 0.113. 0.104. 0.222. 0.091. 0.076. 0.247. 0.173. 0.149 0.128. DSK Strings. 0.100. 0.028. 0.014. 0.162. 0.048. 0.034. 0.195. 0.085. 0.044. 0.249. 0.172. ファミシンセ II. 0.250. 0.150. 0.037. 0.250. 0.125. 0.125. 0.250. 0.250. 0.250. 0.375. 0.333. 0.250. neon. 0.071. 0.007. 0.004. 0.112. 0.021. 0.010. 0.203. 0.067. 0.036. 0.262. 0.142. 0.114. Phat Bass. 0.102. 0.010. 0.006. 0.106. 0.022. 0.010. 0.174. 0.057. 0.032. 0.257. 0.155. 0.107. Spicy Guitar. 0.246. 0.244. 0.243. 0.273. 0.210. 0.244. 0.239. 0.173. 0.139. 0.272. 0.228. 0.209. Synth1. 0.191. 0.059. 0.031. 0.200. 0.233. 0.250. 0.168. 0.086. 0.057. 0.253. 0.156. 0.131. Transcender SE. 0.039. 0.006. 0.002. 0.086. 0.012. 0.005. 0.165. 0.045. 0.017. 0.255. 0.105. 0.061. Average. 0.119. 0.045. 0.030. 0.191. 0.078. 0.065. 0.221. 0.112. 0.081. 0.284. 0.186. 0.153. 表 3 実験 2 の結果 −∞. noise level [dB]. −20. # of parameters. 1. 2. 4. 8. 1. 2. 4. 8. 4Front R-Piano. 0.047. 0.091. 0.183. 0.256. 0.065. 0.099. 0.172. 0.354. DSK Strings. 0.015. 0.025. 0.034. 0.076. 0.019. 0.029. 0.061. 0.124. Synth1. 0.018. 0.021. 0.050. 0.177. 0.025. 0.037. 0.074. 0.191. # of parameters. 1. 2. 4. 8. 1. 2. 4. 8. 4Front R-Piano. 0.093. 0.114. 0.236. 0.377. 0.107. 0.113. 0.254. 0.402. DSK Strings. 0.037. 0.048. 0.102. 0.180. 0.060. 0.071. 0.167. 0.272. Synth1. 0.053. 0.092. 0.123. 0.222. 0.071. 0.098. 0.144. 0.315. −10. noise level [dB]. ⓒ 2013 Information Processing Society of Japan. 0. 5.
(6) 情報処理学会研究報告 IPSJ SIG Technical Report. Vol.2013-MUS-100 No.5 2013/8/31. 頑健性の向上,パラメータ数への頑健性の向上,およびよ り多くの楽器音源を用いた評価を行う予定である. 謝辞. 本研究の一部は,科研費 基盤 (S) No.24220006 およ び科研費 若手 (B) No.24700168 の支援を受けた.. 参考文献 [1]. [2]. [3]. [4]. [5]. [6]. [7]. [8]. [9]. [10]. [11]. [12]. [13]. [14]. Casey, M. A. and Westner, A.: Separation of Mixed Audio Sources by Independent Subspace Analysis, ICMC2000, pp. 154–161 (2000). Virtanen, T. and Klapuri, A.: Separation of Harmonic Sounds Using Linear Models for the Overtone Series, ICASSP2002, pp. 1757–1760 (2002). Every, M. R. and Szymanski, J. E.: A Spectral-filtering Approach to Music Signal Separation, DAFx-04, pp. 197–200 (2004). Woodruff, J., Pardo, B. and Dannenberg, R.: Remixing Stereo Music with Score-informed Source Separation, ISMIR2006, pp. 314–319 (2006). Viste, H. and Evangelista, G.: A Method for Separation of Overlapping Partials Based on Similarity of Temporal Envelopes in Multichannel Mixtures, IEEE Trans. Audio, Speech and Lang. Process., Vol. 14, No. 3, pp. 1051–1061 (2006). Su, A. W. Y. and Liang, S.-F.: A Class of Physical Modeling Recurrent Networks for Analysis/Synthesis of Plucked String Instruments, IEEE Trans. Neural Netw., Vol. 13, No. 5, pp. 1137–1148 (online), DOI: 10.1109/TNN.2002.1031945 (2002). Riionheimo, J. and V¨alim¨ aki, V.: Parameter Estimation of a Plucked String Synthesis Model Using a Genetic Algorithm with Perceptual Fitness Calculation, EURASIP J. Adv. Signal Process., Vol. 2003, No. 8, pp. 791–805 (online), DOI: 10.1155/S1110865703302100 (2003). Sterling, M. and Bocko, M.: Empirical Physical Modeling for Bowed String Instruments, ICASSP2010, pp. 433–436 (online), DOI: 10.1109/ICASSP.2010.5495754 (2010). Nakano, T. and Goto, M.: VocaListener: A Singing-toSinging Synthesis System Based on Iterative Parameter Estimation, SMC2009, pp. 343–348 (2009). Goto, M., Nakano, T., Kajita, S., Matsusaka, Y., Nakaoka, S. and Yokoi, K.: VocaListener and VocaWatcher: Imitating a Human Singer by Using Signal Processing, ICASSP2012, pp. 5393–5396 (online), DOI: 10.1109/ICASSP.2012.6289140 (2012). Kitahara, T.: Computational Musical Instrument Recognition and Its Application to Content-based Music Information Retrieval, PhD Thesis, Kyoto University (2007). Lu, L., Liu, D. and Zhang, H.-J.: Automatic Mood Detection and Tracking of Music Audio Signals, IEEE Trans. Audio, Speech and Lang. Process., Vol. 14, No. 1, pp. 5–18 (2006). Goto, M.: A Real-time Music-scene-analysis System: Predominant-F0 Estimation for Detecting Melody and Bass Lines in Real-world Audio Signals, Speech Communication, Vol. 43, No. 4, pp. 311–329 (2004). Vincent, E., Gribonval, R. and F´evotte, C.: Performance Measurement in Blind Audio Source Separation, IEEE Trans. Audio, Speech and Lang. Process., Vol. 14, No. 4, pp. 1462–1469 (2006).. ⓒ 2013 Information Processing Society of Japan. 6.
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