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Prevention of radiation esophagitis by polaprezinc (zinc L-carnosine) in patients with non-small cell lung cancer who received chemoradiotherapy

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Academic year: 2021

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(1)

Title

Prevention of radiation esophagitis by polaprezinc (zinc L-

carnosine) in patients with non-small cell lung cancer who

received chemoradiotherapy( 要約版(Digest) )

Author(s)

柳瀬, 恒明

Report No.(Doctoral

Degree)

博士(医学) 甲第1004号

Issue Date

2016-01-20

Type

博士論文

Version

none

URL

http://hdl.handle.net/20.500.12099/54355

※この資料の著作権は、各資料の著者・学協会・出版社等に帰属します。

(2)

リポジトリ関係(別紙4)/

Repository(Form4)

学位論文要約

Extended Summary in Lieu of the Full Text of a Doctoral Thesis

甲第

1004 号

氏 名:

Full Name

柳 瀬 恒 明

Komei Yanase

学位論文題目

非小細胞肺癌の化学放射線療法に伴う放射線食道炎予防に対するポラプレジンク の効果

Thesis Title Prevention of radiation esophagitis by polaprezinc (zinc L- carnosine) in patients with non-small cell lung cancer who received chemoradiotherapy

学位論文要約:

Summary of Thesis 非小細胞肺癌の集学的治療において化学放射線同時併用療法(concurrent chemoradiotherapy: CCRT)は重 要な役割を果たしているが,合併症として高頻度に発現する食道炎は治療遅延の原因となるだけでなく患者 の QOL を低下させる。当院では胃潰瘍治療薬のポラプレジンク(Polaprezinc:PZ)が頭頸部癌に対する放射線 治療による口内炎に対して顕著な予防効果を示すことを既に報告しており,本研究では非小細胞肺癌に対す る CCRT による食道炎の発現に対する PZ の効果を検討した。 【対象と方法】 2012 年 1 月から 2015 年 5 月に当院呼吸器内科にて,カルボプラチン+パクリタキセルによる化学療法に 胸部放射線療法を同時併用された患者を対象とした。食道炎の予防として,対照群ではアルギン酸ナトリウ ム(AG)液を毎食前,水酸化アルミニウムゲル+水酸化マグネシウム配合液を食間に,PZ 群では AG 液に PZ を 懸濁し毎食前,水酸化アルミニウムゲル+水酸化マグネシウム配合液を食間に投与した。

両群間において Grade2 以上の食道炎の発現日,40Gy および 60Gy 照射時点での食道炎の発現率,CCRT の奏 効率, 有害事象の発現率について評価した。 【結果】 対象群は 19 例,PZ 群は 19 例であった。Grade2 以上の食道炎の発現日中央値は対照群では 21.0 日であっ たが PZ 群では未到達であり,PZ 群ではその発現時期を有意に延長させた[HR 0.397 (95% CI: 0.160-0.99 P=0.047)]。また 40Gy 照射時点での Grade2 以上の食道炎の発現率は,対照群で 63.2%,PZ 群で 26.3%と有 意な減少を認めた(P=0.05)。60Gy 照射時点での Grade2 以上の食道炎の発現率および CCRT の奏効率,食道炎 以外の有害事象の発現率については,両群間に有意な差は認められなかった。 【考察】 PZ は亜鉛と L‐カルノシンの錯体であり,胃潰瘍治療薬として用いられる。PZ は胃粘膜においては胃粘膜 損傷部位に直接作用し,酸分泌機能に関与することなく,抗酸化作用・膜安定化作用により直接細胞保護作 用を示し,さらに創傷治癒促進作用により組織修復作用をもたらすと推察されており,本研究においても同 様の機序で食道粘膜の障害が抑制された可能性が考えられた。化学放射線療法による粘膜障害の発症過程に ついては,1.活性酸素(Reactive Oxygen Species)の発生,2.NF-κBの活性化に続いて TNF-α・IL-1β・IL-6 といった炎症性サイトカインの産生,3.TNF-αによってもたらされる細胞をアポトーシスに誘導する ceramide や caspase 活性の産生,4.潰瘍・炎症,5.治癒の 5 つの過程が報告されている。PZ は TNF-αなど のサイトカインや活性酸素を抑制することが報告されており,本研究においても食道炎の抑制効果を示した 可能性が示唆される。また PZ と併用したアルギン酸ナトリウム(AG)が高い粘稠性を有するために長時間食道

(3)

粘膜に薬剤を付着させられることで食道炎に対する効果を高めることが期待される。

【結論】

非小細胞肺癌の CCRT において従来の支持療法に PZ を併用することで,治療効果・副作用には影響を与え ず,Grade2 以上の食道炎の発現時期および 40Gy 照射時点での Grade2 以上の食道炎の発現率を有意に延長さ せることが明らかとなった。これは肺癌の治療経過および患者の QOL の改善に貢献できるものと考えられる。

参照

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