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液体変速機用速度比および回転検出装置

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(1)

∪・D.C・53l.77.08〔る2ト585.22〕

液体変速機用速度比および回転検出装置

Speed

Ratio

Detecting&Speed

Checking

Device

for Hydraulic

Transmission

志津郎*

征*

Sizuo Kariya TadasbiTakaoka

大出ノJの液体式ディーゼル機関単においては複数個の特性の異なったトルクコンバータを堵載し,入出力軸 の回転速度比を検出して,走行中各速度比において最も効率のよいトルクコンノニータを選択し,運転効率の向 Lをはかっている。従来は油圧式あるいは機械式の検出装置により変速枚の自動切り換えが行なわれてきた が,検出部分に損耗があり,保守上に問題があった。今回,これに代わるものとして全トランジスタ化したデ ィジタル方式の速度比回転および検出装置を開発し,保す、干上の問題をなくすとともに検出装置の精度向上をも 実現することができた。本装置は,日本国有鉄道Dl)51形およびDD20形液体式デで肌-ゼ′レ機関申に採用さ れすでに営業運転に使用されているて

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口 液体変速機の効率は入力軸と出ノJ軸との速度比に従っ て変化し,ある点で最大となりその前後でほ低下する。 したがって高出力の液体式ディーゼ′し機関車におけるよ うに,入出力軸の回転比が大幅に変化L,しかも全体と して特に効率向上を必要とする系においては卜′しクコン バータを複数個そなえ,機関側入力軸と,車軸側出力軸 との回転速度比に最も適した変速依を選択使用する方式 (〓し nU `U イ 一ヰ 轟 がとられている。弟1図はこの関係を示すもので,供軸 に変速機速度比(人力軸に比例する1,2速コン′ミ一夕 ごβ 柵と出力軸に比例する中間軸との回転比,以後1,2速 コンバータ軸を【一次軸,中間軸を二次軸という),縦軸 β 〃ノ 一 連

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顎hq=ミ竿 \ \ 、\ \ ∼\\\ に効率をとっている。図においては三つの特性の異なる トルクコンバータを有する例を示しており,この3段を 速度比によって適宜選択使用すれば全負荷運転であると 部分負荷運転であるとにかかわらず高効率運転することができる。 この動作を自動的に行なうため,切り換え点に図示のようなヒステ リシスを設ける。 従来は油圧式または機械式検出装置が用いられてきたが,特に機 械式検出装 ̄掛ま連続使用されるため,機構部品に損耗があF),保寸 上問題となってくる。本装置ほこの問題を解決するため全トランジ スタ化ディジタル方式を採用して,Lゆう動部を有する機械的部品 を全廃し,あわせて精度の向上をはかF)装置の小形化をも実現せん としたもので,検閲車塔我という過酷な使用条件にも耐えうるよう 幾多の試験を経て実用化されたものである。 本装掛も 出力軸発生パルスを利用して列車の絶対速度をも検出 し,車速が十分に低いときにの人道転機の切り換えができ,誤操作 による機器の損傷を防止している。第2図に本装置の外観を示す〔

2.仕様および構成

本装置の概略仕様は下記のとおりである。 検 出 段 数 検出速度比 低速回転検出 電 源 電 圧 許容電源電圧変動 許容周囲温度 3段 幕l表にホす。 正転軸が10rpm以卜であることを検出す る。 DC26V ±6V Oヘノ50℃ 日立製作所水戸工場 β/ βご βJ βイ 即 〃∂ β7 ロ∂ 速 度 比 (々) 第1囲 締体変速機効率曲線と切換点 第2図 速度比および回転検出装置外観 第1表 検 出 速 度 比 β∫ /β

検出→…約聖

………¶ 段一速達速達 検【 出

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虔 比■ 消 費 電 力 約20W 本装揮の構味は第3図のとおりで,液体変速機の入出力軸回転速

(2)

-30-液体変速

速 度比

お よ び 回

転検

装置

1625

り細波農:

液 休 変 沫 磯 饅闇 し丁ップア1∫ノ ̄増β 出力軸速度 ピック7・ソプ部 定 電上l 電 源 部 液体変速侵 入 刀 軸

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鴨 一旨 →い取付絡部 論甥ヰ曽且路部 且 転 繚、出 部 第3図 装 置 の 「 ̄ ̄▼ ̄▼■ ̄ ̄ ̄ ̄■ ̄ ̄1 歯卓 近積スイッチ /速コンバータ 2速:+ンバータ J遠コンノし夕 車 両 制 御 E 蕗 装置の指令に妃こじて選択制御される最適なコンバータにより伝達さ れるわけである。トルクはさらに逆転機を経て出力軸から申輪へ伝 えられるが,正転の場合と逆転の場合とでほ逆転機により切り換え られて回転方向が逆になる〔この切り換えは十分低速になった後行 なわれねばならないが,本装置の回転検出部は高速回転中に誤って 乗務員により切換指令が出された場合でも直ちに逆転機切換操作を 行なうことなく,・肝一応その指令を記憶しておき正転軸回転数が10 rpm以下に低下したことを検出確認したのち,はじめて切換操作を 行なわせるためのものである。

3,基本回路とその動作

3.1フリップフロップ回路とバイナリ回路の動作 ここでフリップフロップ回路とは,セットとリセットのトリガ回 路を持つ記憶的使用法のものを指し,/ミイナリ回路はフリップフロ

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車両制 キ知回路 逆転押ボタン (出力軸回転速度) 第4挟l液 体 変 速 機 系 統 図 (わ1  ̄ ̄ ̄1ト ̄一  ̄ ロケ

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′ノし rノ 丁 第5図 フリップフロップ回路およびバイナリ回路 度に比例した周波数の方形波信号を発生する一次軸速度ピックアッ プ部および二次軸速度ピックアップ弧 二次軸パルスを二進計数し て,液体変速機二次軸パルス1パ′レスに対する二次軸パ′レス数をカ ウントする計数回路部,その結果によF)いかなる変速比にあるかを 判断し,与えられたヒステリシス特性をもって液体変速切換指令を 出す論理演筒回路部,液体変速機正転軸回転数が10rpm以下であ ることを検知する回転検出部および電源回路部よりなっている。こ のような構成をもつ本装置は第4図に示されるように液体変速機の 動力および指令伝達回路を制御している。ディーゼ′レ機関によって 入力軸に与えられたトルクは並設された3台のコンバータのうち本 (逆い払指令) 流体変速機出力軸 輪 毒十 ップ回路のセットとりセット入力を結 合した計数的使用法のものを指してい る。また/ミイナリ回路の二進計数を行 なわせるものと単に分周作用を行なわ せるものとに分けている。策5図(a) はフリッププロップ回路,(b)は二進 計数用バイナリ回路,(c)は分周用バ イナリ回路の回路図とその略号であ る。ここでSをセット人力,Rをリセ ット入九 0,6を出力とする。ここ で出力端子にあらわれる電圧-12V を"1”,0Vを"0”とすると以下の すべての基本回路入出力は"1''と "0”で表わされる。今,フリッブフロ ップの出力6="1”,0="0”でセッ ト入力Sに正パルスを入れるとフリッ プフロップは反転L()="0”,0= "1”となるが,0="0”,0="1”でセットに正パルス がはいっても反転しない。また6="1,,,0="0”でリ セット入力Rに正パルスがはいっても反転しないが, 6="0”,0="1”でRにリセットパルスがはいるとフ リップフロップは反転する。第5図(b)の二進計数用バ イナリはこれと異なり,セット入力Sに正パルスがはい るたびに出力ほ反転する。しかしリセット入力がはいる と6="1”となるのはフリップフロップと同じである。 弟5図(c)の分周用バイナリはリセット人力Rがなく, セット入力Sに正パルスがはいるたびに刑力ほ反転し, この動作をくり返す。 3.2 モノステーブルマルチ回路の動作 モノステーブルマルチ回路ほCとRより成る時定数回 路を持ち,トリガパルスが与えられるとこの時定数回路 で定まる-・定時間幅の出力パルスを発生する。 3.3 シュミットトリガ回路の動作 シュミットトリガ回路は人力波形の瞬時レベルがある一定値より 高いか低いかによって出力トランジスタがonと 0庁になる二進的 振幅判別動作を行なう波形変換回路である。出力波形ほ常に方形披 であり,本装置でほ近接スイッチから得られた波形を整形し計数回 路を駆動している。 3.4 その他の基本回路 以上の基本回路以外に本装置では,インノミ一夕回路,AND恒l路, エミッタホP・7回路,スイッチング回路の4回路を使用している。 これら基本回路の設計にあたっては特に回路の温度特性に留意し,

(3)

叩31-1626 昭和38年10月 第2表 基 本 回 ⊥と 名 称 略 回 蕗 国 磯 琵 モマ ノル スチ テ回 l、、蕗 フ jし †β†β 占

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・下.1息・ケ ∠川次ル ウ\〓ル 、ノイ ′「+ 第45巻 第10号 馴港 那E 電′り曽偏 凹 路 高周波 発振回路

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「 第7図 近接スイ ッチ原理図 4.l一次,二次軸速度ピックアップ部 一次,二次軸の回転速度を検知するピックアップほ二次軸の最低 検出回転数(正転軸が10rpm)で計数回路を十分動作させうる出力 を発生せねばならないし,一方最高3,000rpm以上の高速回転にも 追従し速度パルスを発生しうるものでなくてはならない。アナログ 的速度比および低速回転検出を行なうには上記の範囲で直線的な特 性を持つ検出器が必要なわけで,このような検出器に適当なものが ないことがディジタル方式を採用した大きな理由の一つとなってい る。また,可能なら軸の回転速度に無関係に一定の出力を発生する ピックアップが望ましく,液体変速機の側面に取り付けるため振動 や温度に対して安定で小形のものでなくてはならない。本装置にお いてはこれらの要求を満足させるため無接点近接スイッチを入出力 軸速度ピックアップとして採用した。弟7図はそのブロック図であ る。本スイッチは一種の差動変圧器で常時一次側より高周波にて励 振され,近傍にその誘起磁束を乱すものがないときには出力が平衡 汁+丁_1附加回旅

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一 「■■■■1 7Tイ三弓喜†敷喜F ++ 第6図 速度比検出装置ブロック図 周囲温度50℃以l二まで使用可能なものとした。その他部山ノ・よ数を 極力少なくして装置の信焼直をあげるとともに,各所に雑音対策が ほどこしてある。

1.各部の動作

第る図に本装置全体のブロック図をホす。以下葬る図を入出Jノ軸 速度ピックアップ乱 入力信号計数部,論理演算回路了弘 回転検出 部およぴその他の回路に分けて説明する。 l(.1 リさ.ィ′い十β ご斤 一-(〉1一一一▲く、・ l して二次側には出力を誘起しない。ここで 金属体が検出コイルに近づくと金属内に渦 電流が流れ磁界が乱されるため,検出コイ ルの誘起電圧の平衡が破れ出力電圧が発生 する。この出力電圧を整流し増幅波形整形 をして負荷に信号を供給する。回路はすべ てシリコントランジスタを使用して構成さ れ全体が樹脂モールドされている。一方被 検出体となる金属体は各金属中最も感度の よいアルミ製の歯車を用いており,変速機 一次軸には歯数1の歯車を使用し,二次軸 には歯数15の歯車を使用している。した がって回転速度信号として,一次軸1回転 につき1パルス,二次軸1回転につき15 パルスを発生する。 4.2 入力信号計数部 速度比は原理的にほ人力軸回転数に比例 した繰返し周波数に対応する時間でゲート を作り,そのゲートを通過した出力軸のパ ルス数があらかじめ定められた一定数にな るか否かによって検出している。ここでゲートを一次軸パルス1パ ルスの時間とすれば,一次軸歯車の歯数は1,二次軸は15であるか ら,速度比1のときゲートを通過するパルス数は15となるほずで ある。ゲート通過パルス15ということは実際には15パルスと16 パルスの間にあるということになり最悪1パルスの誤差があるはず である。すなわち通過した15パ/レスに対し1ハ/レスミスカウント する可能性がある。言いかえれば一次軸パルス1パルスのゲートを 通過するノミルス数が15であると,検出精度は1/15=0.066以内.とな

(4)

ー32-液 体変

用 速

お よ び 回

転検

出 装置

第3表 通過パルス数と速度比との関係

基準速度比l検出速度比l∈話題抗

ルス数 トの セット数) 検 出 誤 差 (土0.008以内) 1速→2速 2速一1速 2速→3速 3速一2速 過速標示0Il 過速標示0ぼ 306277531480醐納 -0.006 +0.006 十0.002 +0.003 +0.007 r′ rり 「「 「-り ハい rLり 「′ 「-り G G ち (ゲートパルス) 石β ん 伝 (〃分間凹路 第8図 計数回路部原 理国 祝 池 `挽 軸.〃 欠7 、′ク 二払 一次軸 ピックアップ しゎ 烏 (ゲートパルス) 什〃右

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第9図 計数回路部タイムチャート る。さらに精度を上げるにはゲート時間内に通過するパルス数を多 くすればよい。すなわち一次軸歯車の歯数1に対する二次軸歯数15 をさらに多くし,たとえば歯数60とすれば検出精度は1/60=0.016 となり歯数15の場合の4倍の精度が得られることになる。しかし 歯車の歯数を増すことは歯車の直径を大きくすることであって好ま しくないので,等価的には一次軸パルスを1/4に分周しこれをゲー トとしてもよい。ただし過度に分周すると回路の複雑化をまねくこ とにもなるので,本装置においてほ要求精度の仕様とあわせて1/4 に分周している。第3表は一次軸歯車の歯数1,二次軸歯数15と し,さらに一次軸発生パルスを1/4に分周した系において,一次軸 ′くルス1パルスのゲートを通過する通過パルス数と速度比との関係 を示したものである。 弟8図に計数回路部の原理図を示す。本国において機関車が停止 時にほ二次軸′くルスほ発生せず一次軸パルスのみがはいってくる。 すなわち一次軸パルスはフリップフロップ2段より成る1/4分周回 路で分周された後さらにFF16で1/2にされ,FF4以下6段のフ リップフロップ回路のリセット入力となる。このFF16は分周が 臼的ではなく計数回路のゲートの開閉と,論理演算回路のリセット とを半サイクルずつ行なわせるためのもので,半サイクルの間ゲー トを開き,計数し終わると後の半サイクルはゲートを閉じ 論理演 算回路のリセットを行なう。したがってFF15の1サイクル間にゲ ートを通過するパルス数を計数することはFF16の半サイクルのゲ ートを通過する数と同じはずである。さてここで主幹制御器を力行 ノッチに操作するとその瞬間速度比は零であるから1速コンバータ に油が満たされ,列車は動きだす。すると二次軸パルスが出はじめ 二次軸 ピソクアップ 一次軸 ピックアップ (三十数入力) rゲ 子分周 回路 喜十数回路 ト入力) 伝 β (2速指令) /7 f f((?)月∧切Jゲート `挽指令) り速指令) ゐ ち へ∽月〃皿旦ケート しF〝2 ∫〝/ 月脚 (ワニト開聞指令J 吼 指 A 7コ 第10図 論理演算回路原理図 fF∬左 事※/

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(∽リヒット人力) 1627 几′ 2諌什.刀 斤)ノ′ /漣出力 第11図 ゲート信号,リセット信号の関係 計数回路の入力となる。しだいに車速が速くなるとゲートを通過す るパルス数が多くなり,入力計数回路の次段に接続されている論理 演算回路にプリセットされている数になると信号を附して演算が行 なわれ,コンバータの切F)換えが行なわれることになる。弟9図に 入力計数回路部のタイムシーケンスを示す。 4.3 論理演算回路部 論理演算回路部にほ一定のパルス数にプリセットされたANDゲ ート回路が6個ある。これほ第3表の第1速→第2速,第2速一第 1速などの切換点に対応している。弟10図は1速こ2速の検出段 を1段だけ取り出し,論理演算回路を中心に描いた原理囲である。 ANDlおよびAND2の右上の数字ほプリセットされた数字でそれ 以上のパルスが計数回路のゲートを通過したとき出力を出すもので ある。FF7,FF8はともに記憶用フリップフロップ回路である。 さてAND回路のプリセット数より少ないパルスしか計数回路のゲ ートを通過しないときはANDl,AND2の出力ほともに出ず,入 力軸パルスが分周されてFF16右よりの出力だけが論理演算回路 部にはいる。この出力はリセット入力とAND9ゲート"開”指令で あってFF7にAND9ゲート"開”を指令し,FF7にAND9ゲ ート"開''を記憶させた後第1速入力としてAND9にはいる。ゲー トは開かれたからAND9出力は出て1速指令となり FF8を記憶 させリレーを働らかせる。これによってANDゲートのプリセット 数を越えない場合に1速がはいるわけである。出力軸k可転数が上昇 し計数回路部のゲート通過パルス数がANDlのプリセット数17を 越えると,ANDl出力が出てFF7に"AND9ゲート閉指令”がは いる。このときの"AND9ゲート閉指令”と"AND9ゲート開指令' "リセット入力”の時間関係ほ弟11図に示されるとおりで心ゲー ト開指令,②ゲート閉指令,および③1速入力の順序でほいるため, ゲート出力は得られない。ANDl出力が出るまで存在したFF8 への1速指令ほAND9ゲートが閉じられるためなくなり,一方い ままでの指令はFF8に記憶され1速指令を出し続けている。ここ でさらに出力軸回転数が上った場合を考えよう。するとANDlだ けでなくこんどはAND2からも出力が得られる。このAND2出プJ はFF8をトリガし,ここで,初めて1速から2速への切り換えが

(5)

ー33-1628 昭和38年10月

第45巻 第10号 ち (低速蒐令) (高速指令) (ゲート間括令) (ゲ十閤才旨令) 仁 ′ 仁, /7 ′ ∫〝∫ リレ「 斤/7右 ℃, -わ. ℃ノ′ 顎′ 拉,

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第13図 高速回転時タイムチャート 二次.軸 ピックアップ 第12図 回転検出部原理図 行なわれることになる。 このようにして2速に切り換わった後に,出力軸の回転速度が次 第に下ってきた場合を考えよう。このとき出力軸回転速度が下りヒ ステリシスで定められた価よりも低下するとANDl出力が出なく なり常にAND9は"開''となる。したがってFF8へは1速指令が はいり,リレーは2速より1速へ切り換わる。本装置は,かかる簡 単な回路で,指令にヒステリシス特性を持たせ,その上,これと同 様な検出段3段を一つの計数回路と一つのリセット回路で制御して いる。 4.4 回転検出部 この回転検出部は速度比検出部とは別回路であるが,ただ入力信 号は速度比検出部の二次軸ピックアップより受けている。基本的な 動作方式としてはピックアップより得られた方形波と,モノステー ブルマルチがトリガを受けて再びもとの状態へ戻るまでの時限とを 比較し正転軸が10rpm以下の低速であるか,それ以上の高速であ るかを判別し指令を出している。弟12図は低速回転検出部の原理

図を示し,正転軸回転速度が10rpm以下のときリレーをonにす

る。弟13図は正転軸が10rpm以上の高速回転時においてAND7 ゲートが開き高速指令が出ている状態を示し,第14図は低速回転 時のそれを示す。なお,時限Tが正転軸10rpmのときの方形波と 同じ時限となっている。またFF18はFlの分解能のため高速回 転中に誤まって低速指令が出るのを防ぐためのものであるっ 4.5 その他の回路 以上のように,速度比検出部からは速度比にしたがって液体変速 機の切換指令を,回転検出部からは低速になったことを検知して逆 転機操作許可指令を出しているが,変速横切換指令はいったん凍結 回路を通ってから車両制御回路へ出されている。この凍結回路は主 幹制御器を操作した場合,速度比のいかんを問わず一定時間,その ときの変速機の状態(何速にあるかと言う状態)を維持する回路で あり,主幹制御器の操作により急激にディーゼルエンジン回転数が 変化し,このため不必要に変速機が切り換えられるのを防ぐための ものである。 ノア/7右

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第14図 低速回転時タイムチャート 定電圧電源回路には直列制御形トランジスタ定電圧回路を使用し ている。負荷電流は約1A,出力電圧12V,入力電圧変動20∼32V 出力電圧変動は負荷変動,入力変動,温度ドリフトも含めて±0.5V となっている。特に入力電圧変動が20∼32Vとかなり大きいため, パワートランジスタにはかなりの電力が消費され,ゲルマニウムト ランジスタでは周囲温度上昇に対して余裕がないためシリコントラ ンジスタを使用している。また外来雑音防止のため電源入力回路に フィルタをそう入している。

5.結

口 全トランジスタ化ディジタル方式による液体変速機切換用速度比 および回転検出装置は従来の油圧式や機械式のものに代わる無しゅ う動無接点方式で,高精度,高信頼度を実現し保守点検の簡易化を はかるものとして製作された。しかも十分な定置試験および現車試 験を重ねた結果,車両用制御機器として,過酷な振動,温度,電気的 雑音などの条件にも耐えうるように設計してあり,国鉄DD51形液 体式ディーゼル機関車に採用されすでに営業運転に使用されてい るし 今後車両用制御機器としてこの種の無接点機器が採用され電子 化されていくすう勢にあるが,その先べんをつけたものとして本装 置の実用化は画期的な意味を持つものと考える。 終わりに当たり,終始懇切なるご指導をいただいた日本国有鉄道 臨時車両設計事務所近藤次長をほじめ関係各位に深じんなる謝意を 表する次第である。

-34一

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第9図 非正社員を活用している理由

第7回 第8回 第9回 第10回

用できます (Figure 2 および 60 参照 ) 。この回路は優れ た効率を示します (Figure 58 および 59 参照 ) 。そのよ うなアプリケーションの代表例として、 Vbulk