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大学キャンパスの施設維持管理とエネルギー消費管理に関する研究 利用統計を見る

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(1)

大学キャンパスの施設維持管理とエネルギー消費管

理に関する研究

著者

永峯 章

学位授与大学

東洋大学

取得学位

博士

学位の分野

工学

報告番号

乙第194号

学位授与年月日

2011-02-25

URL

http://id.nii.ac.jp/1060/00003939/

Creative Commons : 表示 - 非営利 - 改変禁止 http://creativecommons.org/licenses/by-nc-nd/3.0/deed.ja

(2)

烏琿司大学キャンパスの施設維持管理とエネルギー消費管理に関する研究

1 . 研 究 の 背 景 と 目 的 温 暖 化 問 題 に 対 す る 低 炭 素 化 や 居 住 環 境 の 快 適 性 確保、また経済性の向上などのために、建築物には 建 設 か ら 除 却 ま で の ラ イ フ サ イ ク ル に わ た る 総 合 的 管理が求められるようになりつつある。 大 学 キ ャ ン パ ス の 大 方 は 、 同 一 敷 地 内 に 多 く の 建 物が建つ大規模施設であり、周辺環境保護への取り 組 み や 低 炭 素 化 へ の 対 応 が 問 わ れ て い る 。 大 規 模 な キ ャ ン パ ス 内 施 設 は 社 会 資 本 と し て 位 腫 付 け ら れ る べきであり、建築物の長寿命化、省エネルギー・省 資源化の推進などにより環境負荷の小さい社会ス1、 ツクとして維持管理することが重要な課題である。 更に最近の大学キャンパスは、快適性、信頼性、 利便性、品格性等の要求水準が高まり、施設を活か す総合戦lll各としてのキャンパス・ファシリティマネ ジメント(以下キャンパスFM)に強い関心が寄せ られるようになってきている。 FM一般は、組織がその理念を具現化するために、 その組織が現有する、あるいは、これから整備しよ うとする施設環境(ニファシリティ;土地・建物. 設備等)を、統括的に管理する経営手法であるとさ れる。キャンパスFMは、キャンパス施設環境のラ イフサイクルを対象とし、教育・研究に関わる理念 を念頭に、統括的に展開されるマネジメントである。 これは、社会的課題としての環境問題への対応と、 大学経営方針との整合性を確保したうえで、学生や 教職員に快適な施設環境を提供することを基本的な 目的とするものである。 キャンパスFMは、その業務施囲が広施にわたり、 未だその実態が十分に把握されているとは言い難い。 今 後 、 そ の 業 務 の 効 果 を 定 量 的 に 把 握 し 、 施 設 迩 営.維持がより良好に行われるようなFMの在り方 について、実証的に研究してゆく必要がある。 以上のような認識により、当面の重要な具体的研 究課題として、 ① 運 営 費 の 管 理 に 関 わ る 課 題 ②エネルギー消費の管理に関わる課題 ③経年を異にする建物の混在と劣化の問題、 及 び こ れ に 対 処 す る 保 全 体 制 と 管 理 情 報 に 関 わ る 課 題 が挙げられる。 大学施設の利用者(学生・教職員)、および経営者 の満足度を高めるためには、これらの課題に関わる 実態を把握し、施設管理者が大学キャンパスを合理

永 峯

章 的 に 、 か つ 高 品 質 に 運 営 ・ 維 持 す る た め の 管 理 方 法 を 実 証 的 に 示 す こ と が 求 め ら れ て い る 。 こ れ を 本 研 究は主な目的としている。 2.本論文の椛成 以 下 に 本 論 文 の 全 体 榊 成 を 示 す 。 本 論 文 は 全 7 章 で榊成されている。 第1章は既往研究と論文の位置づけである。 前 述 の 研 究 目 的 に 対 し 、 大 学 キ ャ ン パ ス に お け る 建 物 運 営 ・ 維 持 管 理 に 関 し て 、 先 ず 、 多 数 の 大 学 へ の ア ン ケ ー ト 等 に よ り 総 合 的 な 実 態 調 査 研 究 を 行 っ た(第2章、第3章)。次に、施設運用霧の管理、 及びエネルギー消薇戯管理について、更なるアンケ ート調査や保全記録の調査等によりデータを得て、(

その分析を行い、キャンパスFMの高度化のための、ー

基 礎 資 料 を 提 供 し た ( 第 4 章 、 第 5 章 ) 。 ま た 、 劣 化 や 故 障 に つ い て は 、 保 全 体 制 の 不 足 に よ り 現 状 の 大学キャンパスの保全現場からは十分なデータ(保 全 記 録 ) が 得 ら れ な い が 、 管 理 品 質 に お い て 先 進 的 な 大 規 模 事 務 所 ピ ル の 充 実 し た 保 全 記 録 か ら 建 築 設 備 に 発 生 す る 故 障 ・ 不 具 合 に つ い て 分 析 し 、 今 後 の 事務所ピルの管理に有用な資料を提供するとともに、 大学キャンパスの施設維持柵'1とエネルギー消伽,tの梼理にIWする研究構成 第1:唯既往研究と論文の位悩付け 大学キャンパスの施設維持管理の総合的な実態把握 第2:'、if 節3章

… ] 「 癒 天 孝 司

キャンパスのファシリテイ・マネジメントの課鼬の明確化

「---」│ーー,

第 4 章 第 5 章 鋪6章

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第 7 章 総 括 結 論 と 展 望 図 1 研 究 項 目 の 構 成 と そ の 関 係 . ・ 一 V

(3)

そ の 成 果 を 敷 術 し 、 大 学 キ ャ ン パ ス の 保 全 体 制 や 管 理情報のあり方に対する提言をまとめた(第6章)。 第7章は総括結論と展望である。 3.各章の梗概 以 下 に 本 論 文 の ボ デ ィ を 成 す 第 2 章 ∼ 第 6 章 、 及 び第7章の「総括結論と展望」の梗概を記述する。 第 1 章 で は 、 「 既 往 研 究 と 論 文 の 位 置 付 け 」 と 題 し 、 研 究 の 背 景 と 目 的 を 述 べ た 上 で 、 文 献 に よ る 既 往 研 究 の 調 査 を 行 っ て い る 。 そ の 結 果 、 大 学 キ ャ ン パ ス の 施 設 管 理 の 実 態 と 維 持 管 理 業 務 を 行 う 上 で 必 要 と な る 管 理 方 法 の 在 り 方 に 関 し て 、 既 往 研 究 が 不 足 し て い る こ と を 指 摘 し 、 こ の 分 野 に お け る 研 究 の 必要性と本研究の位置付けを示している。 第 2 章 、 第 3 章 は 、 大 学 キ ャ ン パ ス の 施 設 維 持 管 理 に つ い て の 総 合 的 な 実 態 の 把 握 を 目 的 と し た 研 究 である。

ープ第2章では、「国公立大学の施設.維持管理の総

合 的 実 態 調 査 」 と 題 し て 、 国 公 立 大 に 対 す る ア ン ケ ート(有効回答数123キャンパス)とヒアリングに よる実態調査から、施設維持管理の実態と施設管理 者が問題点として捉えている事象を調査・分析した。 この調査で得られた主な知見は以下の様である。 1)キャンパス内棟数は、開設時期や学部構成、規 模によって異なり、開設時期が古い(1869∼1918年) キ ャ ン パ ス で は 高 経 年 化 し て い る 建 築 物 が 1 キ ャ ン パス当たり46.7棟にも及ぶ。学部構成別では複合 系キャンパスの密度が高く8.7棟、総延床面秋別で は10万㎡以上のキャンパスが12.2棟であった。 築後30年以上を経過し高経年化している建築物 が多数存在している。更新時期に到達しているもの が多くあり、また経年の異なる建物が混在すること

'割話朔らかになった。

w2)建蔽率、容積率については、開設時期別では伝 統的な大学のキャンパスが、一番高い値を示してい る 。 学 部 構 成 別 で は 医 歯 薬 系 キ ャ ン パ ス が 建 蔽 率 18%、容積率62%等で最も高い密度である。また、 大規模キャンパスでは建蔽率、容積率とも大きい。 3)エネルギー消費管理については、施設担当職員 の最も重要な業務の一つであるが、キャンパスへの

省エネルギー策導入の事例は少ない。照明の省エネ

ルギー策導入が77キャンパスで実施されていた。 4)施設担当職員数(y)と延床面積(x)の関係はy== 8.5×lO-5x+4.5である。また、大学の歴史が浅い ほど施設担当職員数は少ない。多くのキャンパスで、

維持管理業務の清掃・警備・運転保守・廃棄物処理

を業務委託している。 5)国公立大学の大規模なキャンパスでは、施設の 企画から設計、維持管理まで学内部局で実施してい る。小規模のキャンパスは、各地域の工事事務所に 主要な企画や設計等の業務を委託しており、中。長 期 維 持 管 理 計 画 に 沿 っ て 維 持 管 理 し て い る キ ャ ン パ スは少ない。 6)電算機利用に関して、100,000㎡以上のキャン パスが施設維持管理業務への電算化率28%、CAD化 率44%であった。全キャンパスで、建物情報管理によ るデータベースの構築は遅れている。 第3章では、「私立大学の施設。維持管理の総合 的実態調査」と題して、第2章でおこなった調査内 容と同様の調査を、私立大学を対象として行い(有 効回答数243キャンパス)、同様の調査・分析を行 った。この調査で得られた主な知見は以下の様であ る。 1)開設時期が古いキャンパスに、経年30年以上 の建築物が数多くみられる。学部構成別では、複合 系キャンパスに、経年の長い建築物が数多くあり、 経年30年以上の建築物も5.l棟となっている。現 在、識義棟や研究施設の高経年化がみられ、特に維 持 管 理 上 の 対 応 が 求 め ら れ て い る こ と が 明 ら か に な った。 2)建蔽率、容秋率については、開設時期別では最 も古い(1877∼1918年)キャンパスが建蔽率38%、容 積率169%、及び棟数密度5,6棟/10000㎡で一番高い。 新しいキャンパス程、低い値になる。学部構成別 では、医歯薬系キャンパスが建蔽率、容積率、棟数 密度等で高い値を示し、容積率では158%になってい る。 3)夏のデマンド制御は、代表的な省エネルギー策 の一つであり、若干の導入事例がみられる。全体的 に照明の消灯による省エネルギー策がllOキャンパス で実施されていた。

4)キャンパスの延床面頼(x)と施設担当職員数(y)

との関係は、回帰式y=8.1XlO-5x+2.3となる。 複合系キャンパスや医歯薬系キャンパスに施設担当 職員数は多く配属している。開設時期が近年になる 程、施設担当職員数は少ない傾向があり、維持管理 業務の一部を委託している。 5)私立大学の施設担当職員は施設管理の企画や設 計について業務施囲としていないが、運転保守、清 掃、秤備まで実施しているキャンパスもある。私立 大学キャンパスにおいても、清掃・秤備・廃棄物処 理は業務委託しているケースが多い。 6)電算機利用については、開設時期別では、施設 管理業務に電算化を導入している割合は、開設時期 が古いキャンパスほど高いが45%程度である。図面 の C A D 化 は 電 算 化 以 上 に 遅 れ て お り 、 全 般 的 に 10%以下である。全キャンパスで建物情報管理によ るデータベースの榊築は遅れている。

(4)

国 公 立 、 私 立 大 学 と も 、 大 学 キ ャ ン パ ス は 同 一 敷 地 内 に 立 つ 建 物 群 と 捉 え ら れ 、 経 年 の 異 な る 建 物 の 混 在 な ど に 起 因 す る 劣 化 管 理 の 問 題 、 エ ネ ル ギ ー 管 理 に 関 わ る 問 題 、 保 全 体 制 の 問 題 な ど が 明 確 に な っ た。 以 上 よ り 、 国 公 立 大 学 、 私 立 大 学 キ ャ ン パ ス に お け る 施 設 維 持 管 理 上 対 応 す べ き 問 題 点 が 総 合 的 に 明 らかになり、次章以降の研究課題が導かれた。 お こ な っ て い る こ と が 明 ら か に な っ た 。 こ の 章 の 成 果 は 、 今 後 の 大 学 キ ャ ン パ ス 運 営 の 財 務計画などにとって意義があると考えられる” 表 1 調 査 対 象 施 設 運 営 費 の 拙 成 第 4 章 は 、 「 私 立 大 学 の 施 設 運 営 費 管 理 に 関 す る 調査研究」と題して、施設運用時の施設運営費(そ の 構 成 を 表 1 に 示 す ) の 管 理 手 法 確 立 に 向 け た 基 礎 資料の提供を目的とした研究を行った。 大 学 キ ャ ン パ ス に お い て 、 資 産 の 有 効 な 活 用 と 合 理 的 な 施 設 運 営 費 の 削 減 、 施 設 整 備 へ の 効 果 的 な 投 資 は 重 要 な 課 題 で あ る 。 私 学 に お い て は 帰 属 収 入 に ー対して、施設運営費は人件費に次ぐ支出項目である。 ,6設運営費の過乗ll支出は、特に避けねばならないこ

ーとである。施設運用時において考えられるコストの

諸問題に対し、施設管理者が適切に施設運営費を把 握して対応することは、良質なファシリティマネジ メントの基本と考えられる“ こ の よ う な 認 識 の 下 、 こ こ で は 、 私 立 大 学 9 5 キ ャンパスの財務、品質等について調査研究を行った。 大 学 キ ャ ン パ ス の 施 設 運 営 費 や 光 熱 水 費 の 実 態 デ ータにより、管理基準を探ることなどを目的に回帰 分析を行った。また、キャンパス間での施設運営費 や光熱水費の比較を加え、施設運営費管理について の 定 量 的 評 価 基 準 と し て 示 し た 。 こ の 調 査 研 究 で 得 ら れ た 主 な 知 見 は 以 下 の よ う に まとめられる。 1)キャンパスFMの財務では、施設管理を行うに あたり、施設運営費や光熱水費等がキャンパスの学

/ 長稲構成によって大きな金額の差が生じることが定量

画ヨ勺に明らかになった。 2)施設運営費は、医歯薬系キャンパスが他の系と 比較すると大きな金額差が生じている。建物の高層

化や設備機器の維持管理に多くの費用を支出してい

るものと考えられる。学部構成別の延床面積あたり の施設運営費の比較(図2)でも明らかである。 また、多くのキャンパスで、施設管理者が施設運

営費とエネルギー消費を問題度と重要度で指摘し、

施設管理上の問題点となっている。 3)学部構成別の延床面積と施設運営費の回帰式を

表2に示す。いずれの系においても単相関での決定

係数は高い。 4)品質に関しては、大学設置基準に従って設置さ

れており、施設的な問題は少ないが、人文社会系キ

ャンパスがユニバーサルデザイン化等に積極的に取

り組み、施設の特色のある教育・研究施設づくりを

万 円 / ㎡ 35 m )局 10 15 13 05 03 施設運営費 人 文 社 会 系 理 工 j 側 系 医 歯 薬 系 複 合 系 そ の 他 系 図 2 延 床 面 稲 あ た り の 施 設 迎 営 強 の 比 較 表 2 学 部 柵 成 別 の 延 床 面 秋 と 施 設 運 営 篭 の 回 帰 式 y:施設運営費(円)、x:延床面利(㎡) 第5章は、「東洋大学の4箇所のキャンパスにお けるFMの観点からのエネルギー消費量に関する調 査研究」と題して、東洋大学の4箇所のキャンパス のエネルギー消費量に関する長期の記録を調査し分 析している。 東洋大学の4箇所のキャンパス(白山、川越、朝 霞、板倉)の電気、ガス、重油、灯油のエネルギー 消費量を1次エネルギーに換算し合計した月間1次 エネルギー消費量の変動を図3に示す。 エネルギー消費量に影響を与える要因を検討して 冬期・夏期月間エネルギー消費量、および冬期・夏 期各6ヶ月間のエネルギー消費量を目的変数とする 重回帰分析を行った。 3 施設運営費 施設維持管理費 光熱水費 点検保守・運転監視 修繕・更新費 清 掃 委 託 警 備 委 託 緑 地 管 理 廃 棄 物 処 理 賃貸料 減価償却ハ’ 税 金 保 険 料 電 力 使 用 料 ガ ス 使 用 料 給 排 水 使 用 料 そ の 他 使 用 料 学 部 椛 成回 帰 式決 定 係 数 回 答 数 医 歯 薬 系 キ ャ ン パ ス y=0.730x+6854 R2=0.594 16 理 工 農 系 キ ャ ン パ ス y=0.858x-5395 R2=0.512 7 人 文 社 会 系 キ ャ ン パ ス y=0.737x-2435 R2=0.767 28 そ の 他 系 キ ャ ン パ ス y=0.7247x-3457R2=0.748 16 複 合 系 キ ャ ン パ ス y=0.349x+2115 R2=0.863 17

(5)

0 て行った。 重回帰の結果の一例(夏期の月間消費量)を表3に 示す。 各説明変数の標準偏回帰係数の比較を図4に示す。 また、冬期・夏期月別重回帰及び冬期・夏期6ヶ月 の 重 回 帰 に お い て 、 有 効 と し て 得 ら れ た 重 回 帰 式 の 調整済み決定係数を図5に示す。白山、板倉の重油 消費量と川越、朝霞の6ヶ月のガス消費量以外では、 高い値となっており、今後のエネルギー管理の基準 値と'して有用と考えられる。 106MJ/月

42086420

111 月間一次エネルギー消費量 叶 叶 叶 叶 叶 叶 叶 叶 叶 叶 叶 叶 t ∼ ” 。 〕 つ 房 司 C , 0 〈 v フ 可 4 L O 〔 O t − め づ ) O 、 0 , つ 。 。 。 く つ 。 く つ く つ 〔 。 。 , 0 コ 0 コ こ 〕 0 つ つ く 。 く つ く つ 〔 つ o r 司 一 言 C 、 ] E 可 国 悶 一 G J 困 画 一。一白山一・一ノ││越一金一朝霞一←板倉 各 キ ャ ン パ ス の 月 間 1 次 エ ネ ル ギ ー 消 澱 昂 の 変 動 図 3 218642024 ①●●① O■

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標罐偏回帰係数 表 3 有 意 な 説 明 変 数 の み に よ る 亜 回 帰 の 結 果 ( 夏 期 月 別 ) ( ) 内 は デ ー タ 数 , 上 段 : 標 郡 偏 回 帰 係 数 下 段 : 偏 回 帰 係 数

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学 生 数 建物延床面硝

夏 期 月 別 電 気 閲 白 山 目 川 越 [ ] 朝 霞 田 板 倉 図4各説明変数の標準偏回帰係数の比較(夏期月別)

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標準偏回帰係数

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日日日日ヨ白目自ヨヨヨヨヨ重油

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ガス i I( 気 ' 1 1 〔 気 ガス /了琴 ,│ ー 冬 期 月 別 夏 期 月 目 川 越 冬 期 6 夏 期 6 關 白 山 目 川 越 ロ 朝 霞 團 板 倉 図 5 自 由 度 調 整 済 み 決 定 係 数 建物延床面積、学生数、各月開講日数(月間消費 量のみ)、平均外気温度を説明変数とし、エネルギ ー消費量を目的変数とする重回帰分析に関して、次 の知見を得た。 1)本研究の重回帰分析では、データの少ない朝霞 キャンパスと、消費量割合の小さいガス消費量の一 部に成立しない場合や適合度の低い場合があったが、 他 は 概 ね 説 明 力 の 高 い 絞 ら れ た 説 明 変 数 に よ り 適 合 度の高い重回帰式が得られた。 2)標準偏回帰係数から見た各説明変数の、目的変 数との関係の強さは、共通性はほとんど見られない。 開講日数は月間電気消費量において共通的に有意な エネルギー消費量は月間の消費量を対象とし、こ れを目的変数としたとき、説明変数として、キャン パス内建物延床面積、学生数、開講日数、平均外気 温度が考えられる。 調査対象期間中、延床面積には少なからず変化が あったため延床面積を説明変数の一つとした。 空調設備の運用では、大学キャンパスは明確に冷 房と暖房とが切り替えられている。従って、分析は

夏期(4月∼10月)と冬期(ll月∼3月)とに分け

白山(65) 川越(72) 朝霞(24) 板倉(72) 建 物 延 床 面 積 **0.5601 10.63891 **0.3994 14.32621 **0.4192 94.19238 **0.8629 14.34828 学 生 数 **0.3017 16.67764 **0.2992 188.2474 一 開 講 日 数 平 均 外 気 温 度 **0.4136 6079.608 **0.4034 18448.09 **0.5249 5434.958 **0.8776 27279.86 **0.7239 1868.742 **0.9570 7510.425 **0.3372 2177.308 **0.3784 7189.693 定 数 項 **−959218.9 **-−1800788 **−5017462 **−318161.5 調査済みR, **0.9043 **0.8412 **0.8319 **0.8636 以 期 月 別 ガ ス 汁 一−=−−−‐−−‐ '側'IIIcMJ/月 白山(54) ノ11越(51) 朝霞(24) 板倉(72) 建 物 延 床 面 積 開 講 日 数 一 76 48 30 32 ①● 07 ’5 *4 *一 **0.3885 37.57478 一 一 ■ ■ 寺 ← → = ' 一 一 **0.8615 14.32481 − 平 均 外 気 温 度 **0.4678 1951.806 **0.7133 208.0481 **0.9026 378.9117 **0.2151 4086.371 定 数 項 −7381.791 −279.3627 **−5186.743 **−210607.6 訓li'i;済みR2 **0.4712 **0.3349 **0.8062 **0.7760 以期月別重油(ノ││越)/灯油(朝霞)消費量Q/月 白 山 川 越 朝霞(8) 板 倉 開 講 日 数 定 数 項 一一 訓査済みR2 重 油 使 用 な し 旦 期 使 用 な し **0.9773 300.7423 -22.11985 **0.9475 重 油 使 用 な し 旦 期 月 別 1 次 エ ネ ル ギ ー 消 費 量 M J / 月 白山(54) 川越(51) 朝霞(23) 板倉(72) 建 物 延 床 面 積 **0.3279 107.6991 一 **0.8287 152.6895 学 生 数 **0.7528 461.3633 **0.3205 1772.391 開 講 日 数 **0.2113 36878.43 **0.5271 51089.35 **0.6208 27856.79 **0.3071 21974.11 平 均 外 気 温 度 **0.4974 265142.3 **0.9246 270219.1 **1.0427 142244.1 **0.4929 103779.5 定 数 項 **−6071511 **−1486787 **−1714867 **−3867922 illM査済みR, **0.8184 **0.8031 **0.7557 **0.8599

(6)

3 ル:1,795日,Bビル:3,910日)から、空調設備 と給排水衛生設備に発生した故障・不具合のデータ を抜き出した。 データ数は、Aピル:空調537件,衛生562件, Bビル:空調1913件,衛生2736件である。 これに基づき、故障.不具合の発生の特徴として、 発生件数の原単位をまとめ、また、ビル管理担当へ の居住者からの通報の状況、原因と現象、発生の場 所と時間等について基礎的分析を行った。 得られた知見は以下のようにまとめられる。 ’)故障・不具合発生件数の原単位として、lOOOm2.日 あたり件数を求めた。図7は、延床面積1000m2あた り1日あたりの空調設備の細分類別の故障.不具合 件数をAピル、Bピルで比較したものである。 説明変数であるが、標準偏回帰係数(説明力)は大 きくない。説明力の最も大きい説明変数は平均外気 温度、学生数、延床面積のいずれかであることが多 い。 3)重回帰式から求められるエネルギー消費量は、 当該キャンパスの諸事情(説明変数の値)に対して 標準的な値であると考えられ、管理基準値として今 後のエネルギー管理に有効と考えられる。 一方、延床面積あたり原単位と学生数あたり原単

位で、キャンパス間のエネルギー消費量比較を行っ

た。2002年度から2006年度の延床面積あたり、お よび学生1人あたりの月間1次エネルギー消費量の 平均値、最大値、最小値を、データの少ない朝霞を 除き、白山、川越、板倉について比較すると図6の ようになった。 空 気 調 和 機

- ' i W : ,

ダクト 送 風 機 ・ 排 風 柵 配 管 制 御 盤 そ の 他 1.36 〆 一 較 72↓ 一 ・一4− ● ︵唖尺、︶毛11▲一申一 t 89↑2 上 51’8| |鵬伽

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2211

野 平均一次エネルギー消費量

│頚1

0 0.5 1.5 2 [件/(1000m2・日)] 空調設{術の細分類別故肺・不具合件数 2.5 XlO-3 図 7 2)故障・不具合発生は、居住者からの「申告」に よってビル管理者に知らされる割合が大きい。特に 衛生設備において顕著である。 3)空調・衛生設備の故障・不具合の原因区分別や、 曜日別・時間帯別、また階別の発生割合を示し、原 因と現象、および発生の場所と時間という観点から の特徴を明らかにした。 また、空調・衛生設備の故障・不具合データに信 頼性解析を適用した結果、以下のような結果が得ら れた。 1)事務室部の階別、および事務室部の間隔デー タ全体により故障・不具合発生間隔のワイブル分 析を行い、2件のビルとも、空調設備、衛生設備

以上の研究により、キャンパスにおけるエネルギ

ー消費構造を明らかにするとともに、その管理の基

準値を与える手法を確立した。 /ごi斑: ー

第6章は、「大規模事務所ピルにおける保全記録

データにもとづく空調・衛生設備の故障・不具合に

関する研究」と題して、劣化をはじめ様々な理由で

発生する故障・不具合について調査研究を行った。

大学キャンパスの保全記録からは、劣化などによ

り発生する様々な不具合の発生とこれに対する修理

などに関し、分析を行うに足る十分な情報は得られ

ていない。このような情報が詳細に記録されている

のは、ごく一部の大規模事務所ビルなどである。こ

のため、本章の研究は、大規模事務所ビルの保全記

録データの提供を受け、建築設備の管理に関する調

査研究を補完的に行ったものである。

大学キャンパスの総延床面積にも匹敵する大規模

事務所ビル2件(延床面積Aビル:74,827m2,BE

ル:142,759m2)の保全記録データ(記録期間Aビ

0.4 0.35 0.3 0.25 0.2 0.15 0.1 0.05 0 嶽辻睡皿雪裡掲函日g三 −0.09041、(t)+0.3298 3−6833 巴二二号二二豆−6 -o 可 ’ 8 月 ’ 9 月 岸 1 1 ワ 巴 0月’11月 1996名 図 8 空 調 設 備 初 期 故 障 期 の 月 次 の 平 均 故 障 率 と 回 帰 曲 線

(7)

9 それぞれによくあてはまるワイブル分布が得られ た。 2)Bビルでは竣工以来の故障・不具合のデータに

より、初期1年間の月単位の平均故障率[件/(月・

1000㎡)]について、対数関数による回帰式(決定

係数は、空調では、0.6833、衛生では0.6975)が得 られた。初期故障期の故障率変化が数式で捉えられ た。例として空調の場合を図8に示す。 3)Aビル、Bビルの故障・不具合について、修復 に要した日数の度数分布を示した。当日に修復が修 了する割合が、いずれの場合も80%を超えている。 平均修復日数はAビル、Bビルとも空調設備のほう が長い。 この成果は、今後の事務所ビルの管理に有用な資 料を提供するものである。更に、これを敷術し、大 学キャンパスの保全体制や管理情報のあり方に対す る提言をまとめた。主な論点を以下に示す。

wl)保全サービスの品質保証などのために英国で生

Agreement/KeyPerformancelndicator)が近年F Mの観点からも注目を集めている。大学キャンパス でも英国において適用例が報告されている(LEEDS 大学)。保全品質の定量化が必要であり、そのため

には、本章の調査研究を大学キャンパスにおいても

行う必要がある。そのためには保全データの蓄積が

重要である。

2)保全担当者の人数や個々のスキルについて適切

な計画が必要である。現状では根拠となるデータが

不足している。このためにも保全記録が重要である。

3)日々の保全記録を定期的に分析することによっ

て、保全の作業に関する改善点を見出すことができ

る。これによって経済的な負担無くして居住者が得

る快適感を向上させることができる。

第7章は、「総括結論と展望」と題して、各章の

結論を要約した上で、今後の施設維持管理、施設運

営費管理、エネルギー消費管理のあり方について展

望した。 まれ発展したSLA/KPI(SerViceLevel

〆︶

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