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FXウィークリー・レポート

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Academic year: 2021

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この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する

米ファンダメンタルズに市場の関心が回帰するか

先週のドル円相場は1年4ヵ月ぶりの104円台でスタートしたが、その後値を戻す展開 となった。 トランプ大統領による中国に対する課税措置発表を受け、3/26(月)のドル円は104円 台と約1年4ヵ月ぶりの安値圏でスタート。しかし、ムニューシン米財務長官が中国との通 商交渉を進めていることを示唆したことや、NYダウの反発、発表された米10-12月期 GDPの強い数字といった米国サイドの材料に加え、本邦サイドでは警戒されていた森 友問題に絡んだ佐川前国税庁長官の証人喚問が特段のサプライズなく終えたこと、加 えて北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が非核化への意欲を示したことが報じられたこ と、などを材料に反発に転じると、28日(水)には一時1ドル=107.01円まで反発する場面 が見られた。その後は、週末金曜日が四半期末(本邦年度末)であったことや、海外市 場がイースターに絡む連休になる市場が多かったことなどから、106円台を中心としたも み合いとなり、そのまま106円台前半で週の取引を終えた。 ユーロは対ドルで高値圏でのもみ合いが続いた。週半ばにかけてはバイトマン独 連銀総裁の「金融政策の早期正常化が必要」との発言や上記米中通商交渉への期 待などから1ユーロ=1.24ドル台後半まで上昇したが、その後発表されたユーロ圏3月 景況指数や2月マネーサプライ、独2月輸入物価指数などがさえない数字となり、上 値を押さえられると、結局1.23ドル台前半にて週の取引を終えた。 新興国・資源国通貨では、メキシコペソやトルコリラが上昇。メキシコペソは北米自 由貿易協定(NAFTA)再交渉に向けて米国がより柔軟な姿勢を示すとの期待、トル コリラは同国の17年10-12月期GDPが予想を上回ったことが買い材料視された。

(先週のレビュー)

ドル円は104円台まで

下落後、反発

FXウィークリー

投資情報部 チーフ FX ストラテジスト 鈴木 健吾

2018/

4/2

出所:ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成 1.89 0.70 0.18 0.06 ▲ 0.07 ▲ 0.23 ▲ 0.26 ▲ 0.69 ▲ 0.79 ▲ 0.83 ▲ 1.45 ▲ 2.0 ▲ 1.0 0.0 1.0 2.0 メキシコペソ トルコリラ ブラジルレアル NZドル ロシアルーブル ユーロ 豪ドル スイスフラン 南アランド 英ポンド 円 (%) 主要通貨の対ドルレート騰落率 ( 2018/3/23→2018/3/30) ド ル 安 ↑ ↓ ド ル 高 3.39 2.18 1.65 1.53 1.47 1.40 1.23 1.21 0.77 0.67 0.63 0.0 1.0 2.0 3.0 4.0 メキシコペソ トルコリラ ブラジルレアル NZドル 米ドル ロシアルーブル ユーロ 豪ドル スイスフラン 南アランド 英ポンド (%) 主要通貨の対円レート騰落率 (2018/3/23→2018/3/30) 円 安 ↑ ↓ 円 高

(2)

今週の為替市場では、106円台を中心とした値動きを予想。週末金曜日に米雇用 統計とパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演という米国の重要イベントを 控える一方、週初月曜日はイースター・マンデーで海外市場の休場が多いこと、本 邦勢にとっては年度スタートとなることから、週半ばにかけては動意が薄く、週後半 に経済指標や要人発言を受けて動意が強まる展開を予想。 また、通商問題を巡る緊張が高い状態であることにも一定の注意が必要。4/1 (日)には中国が、米国による貿易制裁措置に対する報復措置として、米国からの 輸入品128品目について高関税を課すと発表した。中国の知財問題や北米自由貿 易協定(NAFTA)交渉、鉄鋼・アルミ製品に対する関税など、米国の通商問題が同 時並行で進行中であるなか、新たな材料が飛び出すリスクには要注意。 3月の米雇用統計(4/6)は非農業部門雇用者数が大幅に上振れとなった2月の前 月比+31万3千人から同+18万9千人程度に鈍化予想。暖冬などの一時要因がはく 落し、基調的な増加ペースである同+20万人前後に回帰するとみられる。また、平均 時給は前月比+0.3%程度(2月は同+0.1%)に加速する見込み。失業率が4%近辺とい う低水準のなかで、雇用者数の鈍化よりも時給が上昇するかどうかの方がより重要。 時給が予想通り上昇傾向を示せば、市場ではドル上昇要因となる見込み。 また、今週は多くの要人発言が予定されている。FRB関連では、4/2(月)と4/3 (火)にカシュカリ・ミネアポリス連銀総裁、4/3(火)にブレイナードFRB理事、4/4 (水)にブラード・セントルイス連銀総裁およびメスター・クリーブランド連銀総裁、4/5 (木)にボスティック・アトランタ連銀総裁、4/6(金)にパウエルFRB議長が発言予定。 2018年に入り、1月は「国債購入額減少による日銀の緩和縮小観測(後に否定)」 や「中国による米国債購入減額報道(後に否定)」などがドル売り材料となった。2月 は米国株が一時急落するなど市場の緊張が高まったことが、リスク回避の円買いに つながった。さらに3月は、トランプ政権の強硬な通商政策に対する懸念や政権中 枢で辞任や更迭が相次いだことが、ドル売りとリスク回避の円買いにつながった。こ の間、経済指標や金融政策はほぼ材料視されず、「リスク」が市場のドライバーと なった。今週は、米重要指標の発表や要人発言が多く、市場の関心を集めるとみら れるものの、米通商政策に対する緊張感も依然として高く、為替市場が引き続き通 商政策を巡る「リスク」に反応するのか、それともこれまで無視してきたファンダメンタ ルズに回帰する動きをみせるのか、4-6月期のドル円の動向を占ううえでも注目。そ ろそろ、ファンダメンタルズを重視する傾向が強まり、ドル円は底堅さを増すと予想。

(今週の見通し)

市場の関心が米ファ

ンダメンタルズに回

帰するか、注目

85 90 95 100 105 110 115 120 16/12/30 17/2/24 17/4/21 17/6/16 17/8/11 17/10/6 17/12/1 18/1/26 18/3/23 (2016/12/30=100) 主要通貨の対ドルレート推移 (日次:2016/12/30~2018/3/30) 円 豪ドル 南アランド NZドル ユーロ ブラジルレアル 英ポンド メキシコペソ トルコリラ ドル安 ↑ ↓ ドル高

(3)

この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する (注)枚数を契約金額により、当該通貨に換算。ドル指数は主要通貨に対するドルの価値を示し、米インターコンチネンタル取引所(ICE)にてリアルタイムで算出される。 米ドルはユーロ、英ポンド、豪ドル、NZドル、スイスフラン、カナダドル、メキシコペソ、円の差し引きから算出 出所:米商品先物取引委員会(CFTC)、ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成 (注)米ドルはユーロ、英ポンド、豪ドル、NZドル、スイスフラン、カナダドル、メキシコペソ、円の差し引きから算出 出所:米商品先物取引委員会(CFTC)、ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成 ○円のネットショートポジションは大幅に縮小。6週続けて縮小し2016年11月29日以来の低水準となった ○ユーロのネットロングポジションは2週ぶりに拡大 ○豪ドルは2週連続のネットロングポジション(買い越し)となったが、買い越し幅は前週から縮小 ○ドルの対主要8通貨のネットショートポジションは255億ドルと前週の252億ドルから拡大 0.95 1.00 1.05 1.10 1.15 1.20 1.25 1.30 1.35 1.40 1.45 ▲ 300 ▲ 250 ▲ 200 ▲ 150 ▲ 100 ▲ 50 0 50 100 150 200 14/1 14/7 15/1 15/7 16/1 16/7 17/1 17/7 18/1 ユーロ(EUR) ネットポジション(金額、左目盛) ユーロドル為替レート(右目盛) (年/月) (億ユーロ) (1ユーロ=ドル) EUR LONG EUR SHORT 95 100 105 110 115 120 125 130 ▲ 2.0 ▲ 1.5 ▲ 1.0 ▲ 0.5 0.0 0.5 1.0 1.5 14/1 14/7 15/1 15/7 16/1 16/7 17/1 17/7 18/1 円(JPY) ネットポジション(金額、左目盛) ドル円為替レート(右逆目盛) (年/月) (兆円) (1ドル=円) JPY LONG JPY SHORT 0.65 0.70 0.75 0.80 0.85 0.90 0.95 1.00 1.05 ▲ 80 ▲ 60 ▲ 40 ▲ 20 0 20 40 60 80 14/1 14/7 15/1 15/7 16/1 16/7 17/1 17/7 18/1 豪ドル(AUD) ネットポジション(金額、左目盛) 豪ドルドル為替レート(右目盛) (億豪ドル) (1豪ドル=ドル) AUD LONG AUD SHORT (年/月) ▲ 40 ▲ 20 0 20 40 60 80 ユーロ 英ポンド 豪ドル NZドル スイスフラン カナダドル メキシコペソ 円 米ドル 対前週比 (億ドル) LONG SHORT ▲ 300 ▲ 200 ▲ 100 0 100 200 300 ユーロ 英ポンド 豪ドル NZドル スイスフラン カナダドル メキシコペソ 円 米ドル (億ドル) 2018/3/27現在のポジション(ドルベース) LONG SHORT IMM通貨先物 非商業(投機筋)のポジション(週次:2014/1/7~2018/3/27)

IMM通貨先物ポジション動向(2018年3月27日時点)

≪主なポジション動向≫ 75 80 85 90 95 100 105 ▲ 400 ▲ 200 0 200 400 600 800 14/1 14/7 15/1 15/7 16/1 16/7 17/1 17/7 18/1 米ドル(USD) ドル合成ポジション(億ドル、左目盛) ドル指数(右目盛) (年/月) (億ドル) USD LONG USD SHORT (1973/3=100)

(4)

103 105 107 109 111 113 115 103 105 107 109 111 113 115 2018/05 2018/03 2018/01 2017/11 2017/09 2017/07 (1ドル=円) (日次:2017/6/23~2018/3/30)

ドル円 一目均衡表

(1ドル=円) (年/月) 出所:各種資料よりみずほ証券作成 1.07 1.09 1.11 1.13

1.15

1.17 1.19 1.21 1.23 1.25 1.27 1.07 1.09 1.11 1.13

1.15

1.17 1.19 1.21 1.23 1.25 1.27 2018/05 2018/03 2018/01 2017/11 2017/09 2017/07 (1ユーロ=ドル) (1ユーロ=ドル)

ユーロドル 一目均衡表

(日次:2017/6/23~2018/3/30) (年/月) 出所:各種資料よりみずほ証券作成

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この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する

金融商品取引法に係る重要事項

商 号 等 : みずほ証券株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第 94 号 加入協会 : 日本証券業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、 一般社団法人第二種金融商品取引業協会 広告審査番号 : MG5690-180402-11

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