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特別支援学校と小中学校等の音楽科教育課程の関係性 : 特別支援学校(知的障害教育)音楽科器楽領域における指導内容の分析をとおして

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Academic year: 2021

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(1)特別支援学校と小中学校等の音楽科教育課程の関係性 ―特別支援学校 (知的障害教育) 音楽科器楽領域における 指導内容の分析をとおして―   .

(2)      

(3).  .     .   

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(13). !  ―. 藤 原 志 帆1・福 島 さやか2 

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(16)  はじめに. めに妥当性の高い指導目標・内容が設定され、 有効な 手だてが講じられている実践が非常に少ないことが指. 年1月、 日本は国連で採択された 「障害者の権 利条約」 を批准した。 年7月には、 中央教育審議. 摘されている3)。 このような状況を受けて筆者らは、 「交流及び共同. 会初等中等教育分科会が 「共生社会の形成に向けたイ. 学習」 が最も多く実施されている音楽科4)において、. ンクルーシブ教育システム構築のための特別支援教育. 障害のある子どもと障害のない子どもが共に学び、 一. の推進 (報告)」 を示し、 「障害のある子どもと障害の. 人一人が各自の能力に即した学習内容にアクセスし、. ない子どもが、 できるだけ同じ場で共に学ぶことを目. 学習成果をあげるための具体的な方策を講じることが. 指すべきであること、 そしてそこでは、 それぞれの子. 急務であると考えた。. どもが、 授業内容が分かり学習活動に参加している実. 障害のある子どもの教科指導は、 特別支援学校の学. 感・達成感を持ちながら、 充実した時間を過ごしつつ、. 習指導要領 (小・中学校の特別支援学級も教育課程編. 生きる力を身に付けていけるかどうかが、 最も本質的. 成時に参考にする。) において、 知的障害のある子ど. な視点であり、 そのための環境整備が必要である」 と. もを対象とする場合については、 独自の目標・内容が. 1). 設定されている5)。 そのため、 「交流及び共同学習」. 述べている 。 現行の学校システムでは、 特別支援学校と小・中学. で知的障害のある子どもが含まれる場合には、 教科の. 校における学校間、 小・中学校の特別支援学級と通常. 目標・内容も異なる子どもたちが学習を共にする状況. の学級における学級間等で 「交流及び共同学習」 が実. も生じる。 ここに、 障害のある子どもと障害のない子. 施され、 障害のある子どもと障害のない子どもの学習. どもが、 教科等のねらいの達成を目的として学習を共. に関する実践が積み重ねられている状況である。. にする場合の難しさがあると考える。 特別支援教育総. 「交流及び共同学習」 は、 豊かな人間性をはぐくむ. 合研究所も、 インクルーシブ教育システム構築に取り. ことが目的の 「交流」 の側面と、 教科等のねらいの達. 組む際に着手すべき課題の一つとして、 「特別支援学. 2). 成を目的とする 「共同学習」 の側面を併せ持つ とさ. 校と小・中学校の教育課程の連続性の確保」 をあげて. れているが、 教科に関する双方の学びを成立させるた. いる6)。. 1 2. 熊本大学教育学部 福岡女学院大学人間関係学部. そこで筆者らは、 インクルーシブ教育システムの構 築に向けて、 特別支援学校 (知的障害教育) と小中学. .

(17) 藤. 原. 志. 帆・福. 校等 (本稿では、 幼稚園、 保育所、 小学校、 中学校、. 島. さやか. 特別支援学校 (知的障害教育) の音楽科器楽領域. 高等学校を総称して 「小中学校等」 とする。) との音. (小学部1段階は 「音楽遊び」 のため、 器楽に関わる. 楽科教育課程の関係性を明らかにした上で、 障害のあ. 内容) の内容を表2に示した。. る子どもと障害のない子どもの音楽科学習の共有化に 表2:特別支援学校 (知的障害教育) 音楽科器楽領域の内容. ついて実践的に検証する必要があると考えた。 本稿は、 この研究の第一段階を担うものであり、 発. 㖸ߩ಴ࠆ߅߽ߜ߾ߢㆆࠎߛࠅ‫ޔ‬. 達段階に焦点を当てて、 特別支援学校 (知的障害教育). 㧝Ბ㓏. と小中学校等の音楽科教育課程の関係性を明らかにす ることを目的とする。. ޿ࠈߥ㖸ࠍ㡆ࠄߒߡᭉߒ߻‫ޕ‬ ዊቇㇱ. これまでに、 特別支援学校 (知的障害教育) 音楽科. 㧞Ბ㓏. の教育課程における発達段階の設定や特別支援学校 㧟Ბ㓏. (知的障害教育) と小中学校等の音楽科教育課程の関 係性について検討した研究はみられない。. 1. 特別支援学校 (知的障害教育) 音楽科の. ߮߿◲නߥวᄼࠍߔࠆ‫ޕ‬ ᣓᓞᭉེߦⷫߒߺ‫ޔ‬ ◲නߥᭉ⼆ ࠍ⷗ߥ߇ࠄ࡝࠭ࡓวᄼࠍߔࠆ‫ޕ‬. ߡ‫ߦ↱⥄ޔ‬Ṷᄼߒߚࠅ‫ޔ‬วᄼ߿ ⁛ᄼࠍߒߚࠅߔࠆ‫ޕ‬. 教育課程. ᛂᭉེ߿ᣓᓞᭉེߥߤߦⷫߒ 㧝Ბ㓏. 前述したように、 特別支援学校 (知的障害教育) の. ᜬߜࠍㄟ߼ߡวᄼ߿⁛ᄼࠍߔ. ᛂᭉེ‫ޔ‬ ᣓᓞᭉེߥߤߩṶᄼߩ 㧞Ბ㓏. 表1:特別支援学校 (知的障害教育) 音楽科の目標. ߺ‫ߩߘޔ‬Ṷᄼߩ઀ᣇߦᘠࠇ‫ޔ‬᳇. ࠆ‫ޕ‬. 㜞╬ㇱ. 別支援学校 (知的障害教育) の音楽科の目標を示した。. ઀ᣇߦᘠࠇ‫ޔ‬ ᭉེߩ․⦡߿㖸⦡ ࠍ↢߆ߒߥ߇ࠄวᄼ߿⁛ᄼࠍ ߔࠆ‫ޕ‬. ⴫⃻෸߮㐓⾨ߩᵴേࠍㅢߒߡ‫ޔ‬㖸ᭉߦߟ޿ ዊቇㇱ. ᛂᭉེߥߤࠍ૶ߞߡ࡝࠭ࡓㆆ. ᛂᭉེ߿ᣓᓞᭉེߥߤࠍ૶ߞ ਛቇㇱ. 音楽科は、 独自の目標と内容を有している。 表1に特. ᛒ޿߿ߔ޿ᛂᭉེߥߤߢ޿ࠈ. ߡߩ⥝๧߿㑐ᔃࠍ߽ߜ‫߿ߐߒ⟤ߩߘޔ‬ᭉߒ ߐࠍ๧ࠊ߁ࠃ߁ߦߔࠆ‫ޕ‬. 2. 分析の方法. ⴫⃻෸߮㐓⾨ߩ⢻ജࠍၭ޿‫ޔ‬㖸ᭉߦߟ޿ߡ ਛቇㇱ. ߩ⥝๧߿㑐ᔃࠍᷓ߼‫↢ޔ‬ᵴࠍ᣿ࠆߊᭉߒ޿ ߽ߩߦߔࠆᘒᐲߣ⠌ᘠࠍ⢒ߡࠆ‫ޕ‬ ⴫⃻෸߮㐓⾨ߩ⢻ജࠍિ߫ߒ‫ޔ‬㖸ᭉߦߟ޿. 㜞╬ㇱ. ߡߩ⥝๧߿㑐ᔃࠍᷓ߼‫↢ޔ‬ᵴࠍ᣿ࠆߊᭉߒ ޿߽ߩߦߔࠆᘒᐲߣ⠌ᘠࠍ⢒ߡࠆ‫ޕ‬. 本稿では、 発達に関する指標 (音楽的発達に焦点を 当てたもの)、 就学前の保育や教育に関する指標、 初 等教育段階の教育に関する指標における記述をもとに、 特別支援学校 (知的障害教育) 音楽科器楽領域の指導 内容を発達段階に着目して分析する。. 音楽科の内容は、 学年別ではなく、 小学部3段階、. 1) 分析の対象. 中学部1段階、 高等部2段階の発達段階別に示されて. 特別支援学校 (知的障害教育) 音楽科の教育課程は、. いる (対象生徒の生活年齢が歳であっても、 音楽活. 対象とする子どもの実態が多様であることから概括的. 動に関わる発達の年齢が5歳程度であれば、 発達段階. に示されており、 学習指導要領から内容の詳細を読み. に即した小学部の指導内容を選択することもある。)。. 取ることは難しい。 そのため、 本稿では 「知的障害特. また、 小学部1段階は 「音楽遊び」、 小学部2段階以. 別支援学校における各教科の具体的な内容の例4. 音. 上は 「鑑賞」、 「身体表現」、 「器楽」、 「歌唱」 領域で構. 楽」7) に示された器楽領域に関する項目を分析の対象. 成されている。 本稿では発達段階に焦点を当てた分析. とした。. を行うため、 手の操作性等の発達段階が捉えやすい 「器楽」 領域をとりあげることとした。. . 「知的障害特別支援学校における各教科の具体的な 内容の例4. 音楽」 の器楽領域に関する指導内容は、.

(18) 特別支援学校と小中学校等の音楽科教育課程の関係性. 6段階に分けて項目示されている。 「段階1」 は学. 與座らは、 各種発達理論、 発達検査 (デンバー式発. 習指導要領上の小学部1段階に対応し、 器楽領域に関. 達スクリーニング検査ほか)、 教育実践プログラム. する内容は9項目設定されている (項目番号 から 。. (

(19) ほか)、 「カリキュラムガイド」 (   ら)、. 項目番号は各段階の通し番号。 「段階1」 を例にする. 乳幼児の発達に関わる文献などを検討し、 「歌唱」 「器. と、 項目番号1から5が鑑賞、 6からが身体表現、. 楽」 「身体表現」 「鑑賞」 の4領域 (各領域は大項目・. ・が歌唱領域に関する内容になっている。)。 「段. 中項目・小項目に分類) からなる 「子どもの音楽の発. 階2」 は小学部2段階に対応し、 器楽領域に関する内. 達に関わる評価に関するツール」 の 「チェックリスト」. 容は6項目 (項目番号から) 設定されている。. (発達年齢0∼6歳まで) を作成している)。 また、. 「段階3」 は小学部3段階に対応し、 器楽領域に関す. この 「チェックリスト」 を用いて、 6年間にわたり. る内容は6項目 (項目番号 から) 設定されている。. 名の健常乳幼児を対象に評価を実施し、 信頼性お. 「段階4」 は中学部に対応し、 器楽領域に関する内容. よび妥当性を検証している)。. は6項目 (項目番号から) 設定されている。 「段. 本稿では、 この 「チェックリスト」 から器楽の中項. 階5」 は高等部1段階に対応し、 器楽領域に関する内. 目 (①から⑪) を抜粋したものを分析の指標として用. 容は9項目 (項目番号から ) 設定されている。. いた。. 「段階6」 は高等部2段階に対応し、 器楽領域に関す. 4) 分析の指標3:幼稚園教育要領・保育所保育指針. る内容は3項目 (項目番号9から) 設定されている。. 就学前の保育や教育に関する指標として、 「幼稚園. 2) 分析の指標1: 「発達の4層からみた音楽療法の. 教育要領」 および 「保育所保育指針」 が考えられる。 幼稚園教育要領に関しては、 年制定、  年改. 配慮点 (宇佐川, )」 発達に関する指標 (音楽的発達に焦点を当てたもの). 訂の幼稚園教育要領における 「音楽リズム」 などでも. として、 「発達の4層からみた音楽療法の配慮点 (宇. 音楽に関する内容が記されているが、 今回は 「特別支. 佐川, )」 を用いた。. 援学校 (知的障害教育) 音楽科の指導内容例」 (以下. 宇佐川は、 約年間にわたる名を越す障害児の. 「特別支援学校指導内容例」 とする) が年に改訂. 乳幼児期における療育事例の詳細な検討によって集積. された学習指導要領にもとづくものであるため、 これ. された資料をもとに、 感覚と運動の高次化による発達. に近い年代のものを対象とすることを検討した。. 水準やその全体的理解の枠組みを精緻化し、 「感覚と. 本稿では、 発達段階に焦点を当てて検討を行うこと. 運動の高次化理論」 ( 「Ⅰ層:初期感覚の世界」 「Ⅱ層:. から、 発達過程区分ごとの記述が詳細である 「〈平成. 知覚の世界」 「Ⅲ層:象徴化の世界」 「Ⅳ層:概念化の. 年改訂〉保育所保育指針」) を分析の指標として用. 世界」) を構築している8)。. いた)。. 「発達の4層からみた音楽療法の配慮点 (宇佐川, )」 は、 この 「感覚と運動の高次化理論」 に基づ. 5) 分析の指標4:小学校学習指導要領 初等教育段階の教育に関連する指標として、 現行の. き、 障害児の音楽療法を整理したものである 。 本稿. 「小学校学習指導要領」 ) を用いる。 今回は、 小学校. では、 器楽領域に関する項目 (「発達的な目標」、 「活. 学習指導要領. 第2章. 各教科. 第6節. 動・楽器類」、 「手の操作性」) を抜粋したものを分析. 各学年の目標及び内容. 2内容.  表現 () 器楽の. の指標として用いた。. 活動について記された箇所を中心に検討を行っている。. 9). 音楽. 第2. 3) 分析の指標2: 「子どもの音楽の発達に関わる評 価に関するツール」 の 「チェックリスト (與座ら,. 3. 分析の結果. )」 発達 (音楽的発達に焦点を当てたもの) に関する指 標として、 「子どもの音楽の発達に関わる評価に関す るツール」 の 「チェックリスト (與座ら,  )」 を 用いた。. 1) 「発達の4層からみた音楽療法の配慮点 (宇佐川, )」 との対応 「特別支援学校指導内容例」 と 「発達の4層からみ た音楽療法の配慮点 (宇佐川, )」 (以下 「音楽療. .

(20) 藤. 原. 志. 帆・福. 島. さやか. 法の配慮点」 とする。) の対応に関する分析結果を、. 達に関わる評価に関するツール」 の 「チェックリスト. 表3に示した。 表3における2桁の数字は、 「特別支. (與座ら, )」 (以下 「チェックリスト」 とする。). 援学校指導内容例」 の項目番号を示している。 英数字. の対応に関する分析結果を、 表4に示した。 表4にお. は、 その項目に対応する 「音楽療法の配慮点」 の項目. ける2桁の数字は、 「特別支援学校指導内容例」 の項. が含まれる層を示している。. 目番号を示している。 丸数字は、 その項目に対応する. 分析結果の詳細は表5から8に示した。 表の下線を 付した部分が、 両者の対応を判断した記述である。 表3: 「特別支援学校指導内容例」 と 「音楽療法の配慮点」 との対応. Ბ㓏㧝. Ბ㓏㧞. Ბ㓏㧟. 「チェックリスト」 の項目番号を示している。 分析結果の詳細は表9からに示した。 下線の表記 は表5から8と同様である。 表4: 「特別支援学校指導内容例」 と 「チェックリスト」 との対応. Ბ㓏㧠. Ბ㓏㧝. Ბ㓏㧞. Ბ㓏㧟 Ბ㓏㧠. Σ. Υ. Φ. Φ. Σ. Υ. Φ. Φ. Ԙԙ. ԝԞ. ԟ. Ԣ. Ԝ. Ԡ. ԡ. Τ. Τ. Φ. Φ. Ԛ. Τ. Τ࡮Υ Φ. Φ. ԛ. ԡ. 「特別支援学校指導内容例」 の 「段階1」 (小学部. 「特別支援学校指導内容例」 の 「段階1」 (小学部. 1段階) には、 「音楽療法の配慮点」 のⅠ層およびⅡ. 1段階) には、 「チェックリスト」 の①から④に対応. 層に対応する内容が含まれていた。 「特別支援学校指. する内容が含まれていた。 「特別支援学校指導内容例」. 導内容例」 の 「段階2」 (小学部2段階) には、 「音楽. の 「段階2」 (小学部2段階) には、 「チェックリスト」. 療法の配慮点」 のⅡ層およびⅢ層に対応する内容が含. の⑤から⑦に対応する内容が含まれていた。 「特別支. まれていた。 「特別支援学校指導内容例」 の 「段階3」. 援学校指導内容例」 の 「段階3」 (小学部3段階) に. と 「段階4」 (小学部3段階と中学部) には、 「音楽療. は、 「チェックリスト」 の⑧および⑨に対応する内容. 法の配慮点」 のⅣ層に対応する内容が含まれていた。. が含まれていた。 「特別支援学校指導内容例」 の 「段. 2) 「子どもの音楽の発達に関わる評価に関するツー. 階4」 (中学部) には、 「チェックリスト」 の⑩および. ル」 の 「チェックリスト (與座ら, )」 との対応. ⑪に対応する内容が含まれていた。. 「特別支援学校指導内容例」 と 「子どもの音楽の発. 表5: 「特別支援学校指導内容例 (段階1)」 と 「音楽療法の配慮点」 の対応 ․೎ᡰេቇᩞᜰዉౝኈ଀ ᭉེࠍ⷗ߚࠅ⸅ߞߚࠅߒߡᒻ߿㖸⦡‫ޔ‬ᝄേߥߤࠍᭉߒ߻‫ޕ‬ ࠷࡝࡯࠴ࡖࠗࡓ߿ࠞࡃࠨߥߤࠍߎߔߞߚࠅ‫߆ߟޔࠅߚߒࠄំޔ‬ ࠎߢ㔌ߒߚࠅߒߡ‫ޔ‬㖸ࠍ಴ߒߡᭉߒ߻‫ޕ‬ ࠦࡦࠟ‫ޔࠧࡦࡏޔ‬ᄢᄥ㥏‫ޔ‬ዊᄥ㥏‫ޔ࡯࠾ࡄࡦࠖ࠹ޔ‬๺ᄥ㥏‫ࠪޔ‬ ࡦࡃ࡞‫ࠍߤߥࡓ࡜࠼ޔ‬ᚻ߿ࡃ࠴ߢ⥄↱ߦᛂߞߚࠅߔࠆ‫ޕ‬ ᢎᏧߣ߿ࠅߣࠅߒߥ߇ࠄ‫ޔ‬ᛂᭉེ߿ᒏᭉེ‫ߊ็ޔ‬ᭉེߥߤߢ޿ ࠈ޿ࠈ㖸ࠍ㡆ࠄߒߡᭉߒ߻‫ޕ‬. . 㖸ᭉ≮ᴺߩ㈩ᘦὐ ࡮⸅ࠇࠆ‫ާߊ߆ߞ߭ޔ‬Σ㧦ᚻߩᠲ૞ᕈި ࡮ីࠆ‫ޔ‬᡼ߔާΣ㧦ᚻߩᠲ૞ᕈި  ࡮࠼࡜ࡓ╬ߩᄢ߈޿㕙ࠍࡃ࠴ߢᛂߟᵴേ ާΤ㧦ᵴേ࡮ᭉེ㘃ި ࡮㖸‫ޔ‬㖸ᭉࠍㅢߒߚ߿ࠅߣࠅ㧔ਃ㗄㑐ଥߩᚑ ┙㧕 ާΤ㧦⊒㆐⊛ߥ⋡ᮡި.

(21) 特別支援学校と小中学校等の音楽科教育課程の関係性. 表6: 「特別支援学校指導内容例 (段階2)」 と 「音楽療法の配慮点」 の対応 ․೎ᡰេቇᩞᜰዉౝኈ଀ 㧚࠲ࡦࡉ࡝ࡦ‫ࠣࡦࠕࠗ࡜࠻ޔ࠻࠶ࡀ࠲ࠬࠞޔࠢ࠶ࡠࡉ࠼࠶࠙ޔ‬ ࡞‫ߢߤߥ࡞ࡃࡦࠪ࠼ࡦࡂޔࡠࠡޔ‬㖸޽ߡㆆ߮ࠍߔࠆ‫ޕ‬ 㧚ᄢ߈ߥ㖸‫ޔ‬ዊߐߥ㖸ߦ᳇ߠ߈‫ޔ‬ᒝᒙ߿ㅦᐲࠍวࠊߖߡᭉེࠍ 㡆ࠄߔ‫ޕ‬Υ ว࿑ߦวࠊߖߡᭉེࠍ㡆ࠄߒߚࠅ‫ޔ‬ᱛ߼ߚࠅߔࠆ‫ޕ‬  ᅢ߈ߥ᱌߿ᦛߥߤߦวࠊߖߡ‫ޔ‬ᛂᭉེ߿็ߊᭉེߥߤߢ⥄↱Ṷ ᄼߔࠆ‫ޕ‬. 㖸ᭉ≮ᴺߩ㈩ᘦὐ  ࡮ਔᚻᠲ૞ߩᭉེާΥ㧦ᵴേ࡮ᭉེ㘃ި  ࡮࠹ࡦࡐ߿ᒝᒙࠍᗧ⼂ߒߡวࠊߖࠃ߁ߣߔࠆ ᵴേާΥ㧦ᵴേ࡮ᭉེ㘃ި ࡮วࠊߖߡᭉߒ߻ᆫ൓ߩᒻᚑ ާΤ㧦⊒㆐⊛ߥ⋡ᮡި ާΥ㧦⊒㆐⊛ߥ⋡ᮡި ࡮⥄Ꮖ⺞ᢛജࠍ㜞߼ࠆ‫ޕ‬ . 表7: 「特別支援学校指導内容例 (段階3)」 と 「音楽療法の配慮点」 の対応 ≉ูᨭ᥼Ꮫᰯᣦᑟෆᐜ౛ ᩍᖌࡢᢿᏊᡴࡕࡸࣜࢬ࣒ᡴࡕࢆᶍೌࡍࡿࠋ 㸬⡆༢࡞ࣜࢬ࣒⤮㆕ࡸᩥᏐ㆕ࢆぢ࡚ࠊᴦჾࢆᡴࡗࡓࡾࠊࣜࢬ࣒ ྜዌࡋࡓࡾࡍࡿࠋ ᪕ᚊᴦჾ㸦ࣁ࣮ࣔࢽ࢝ࠊ➜ࠊᮌ⍆ࠊ࢜ࣝ࢞ࣥࠊ㘽┙ࣁ࣮ࣔࢽ࢝ࠊ ࢔ࢥ࣮ࢹ࢕࢜ࣥ࡞࡝㸧࡟ぶࡋࡳࠊ⡆༢࡞ࡉࡄࡾ྿ࡁࡸࡉࡄࡾᙎࡁ ࢆࡍࡿࠋ ࣆ࢔ࣀࡸ㹁㹂ࠊ㹋㹂ࠊࢸ࣮ࣉࣞࢥ࣮ࢲ࣮࡞࡝ࡢ₇ዌ࡟ྜࢃࡏ࡚ ྜዌࡸ㒊ศዌࢆࡍࡿࠋ. 㡢ᴦ⒪ἲࡢ㓄៖Ⅼ ࣭ࣜࢬ࣒ࢆ࡜ࡗ࡚ᡴࡘࠝϫ㸸ᡭࡢ᧯సᛶࠞ ࣭Ⰽ㡢➢➼ࡶ౑⏝ྍ⬟ࠝϫ㸸άື࣭ᴦჾ㢮ࠞ ࣭⡆༢࡞ྜዌ ࠝϫ㸸άື࣭ᴦჾ㢮ࠞ ࣭┠࡛ࢥࣥࢺ࣮ࣟࣝࡋ࡞ࡀࡽ㡢㝵ᴦჾࢆᙎ࠸ࡓ ࡾᡴࡘ ࠝϫ㸸ᡭࡢ᧯సᛶࠞ  ࣭⡆༢࡞ྜዌ ࠝϫ㸸άື࣭ᴦჾ㢮ࠞ . 表8: 「特別支援学校指導内容例 (段階4)」 と 「音楽療法の配慮点」 の対応 ․೎ᡰេቇᩞᜰዉౝኈ଀ 㖸ᭉ≮ᴺߩ㈩ᘦὐ ᦭㖸⒟ߩᛂᭉེ߿╍ߥߤߢ‫৻ੱ৻ޔ‬㖸ߕߟᜂᒰߒ‫ޔ‬㗅ߦᛂߞߚ ࡮㖸ᭉࠍㅢߒߚઁఽߣߩදหᵴേߩ⊒ዷ ࠅ‫ޔ‬ᝄߞߚࠅ‫ޔߡߒࠅߚ޿็ޔ‬ᣓᓞ߿๺㖸ߩ৻ㇱࠍṶᄼߔࠆ‫ޕ‬ ާΦ㧦⊒㆐⊛ߥ⋡ᮡި  ࡮◲නߥวᄼާΦ㧦ᵴേ࡮ᭉེ㘃ި 㧚ࡂ࡯ࡕ࠾ࠞ‫ᧁޔ╍ޔ‬ℙ‫ޔ‬㋕ℙ‫ࠄ߇ߥߒ࡞࡯ࡠ࠻ࡦࠦߢ⋡࡮ ޔࡦࠝࠖ࠺࡯ࠦࠕޔࡦࠟ࡞ࠝޔ‬㖸㓏ᭉེࠍᒢ޿ߚ ࡇࠕࡁߥߤࠍ૶ߞߡ⁛ᄼ߿วᄼࠍߔࠆ‫ޕ‬ ࠅᛂߟާΦ㧦ᚻߩᠲ૞ᕈި  ࡮◲නߥวᄼާΦ㧦ᵴേ࡮ᭉེ㘃ި ⛗⼆߿ᢥሼ⼆ࠍ⷗ߚࠅ‫ࠅߋߐޔ‬ᒢ߈ࠍߒߚࠅߒߡ‫৻ߩᦛޔ‬ㇱ߿ ࡮⦡㖸╓╬߽૶↪น⢻ާΦ㧦ᵴേ࡮ᭉེ㘃ި ◲නߥᦛࠍṶᄼߔࠆ‫ޕ‬  ᒝᒙ‫ࠍߤߥ࠻ࡦ࠮ࠢࠕޔ‬ᗧ⼂ߒߚࠅ‫ޔ‬ജࠍࠦࡦ࠻ࡠ࡯࡞ߒߚࠅ ࡮◲නߥวᄼާΦ㧦ᵴേ࡮ᭉེ㘃ި  ߒߡ‫ޔ‬෹㆐ߣදജߒߡวᄼߔࠆ‫ޕ‬. 表9: 「特別支援学校指導内容例 (段階1)」 と 「チェックリスト」 の対応 ≉ูᨭ᥼Ꮫᰯᣦᑟෆᐜ౛ ᴦჾࢆぢࡓࡾゐࡗࡓࡾࡋ࡚ᙧࡸ㡢Ⰽࠊ᣺ື࡞࡝ࢆᴦࡋ ࡴࠋձղ   㕥ࠊ࣐ࣛ࢝ࢫࠊ㬆Ꮚࠊࣁࣥࢻ࣋ࣝࠊࡀࡽࡀࡽ࡞࡝ࡢ᣺ࡿ ᴦჾ࡛㡢ࢆ㬆ࡽࡋ࡚ᴦࡋࡴࠋճ ࢱࣥࣈࣜࣥࠊ࢘ࢵࢻࣈࣟࢵࢡࠊ࢝ࢫࢱࢿࢵࢺࠊࢺࣛ࢖࢔ ࣥࢢࣝࠊ୧㠃ᙇࡾ᯶௜ኴ㰘ࠊࣦ࢕ࣈࣛࢫࣛࢵࣉࠊࢳࣕࢵࣃ ࡞࡝ࢆ⮬⏤࡟㬆ࡽࡋ࡚ᴦࡋࡴࠋմ. ࢳ࢙ࢵࢡࣜࢫࢺ ձᴦჾࡸ⋵ල㸦࢞ࣛ࢞ࣛࠊ࡟ࡂࡾ㍯࡞࡝㸧࡟ᡭࢆఙࡤ ࡍࡇ࡜ࡀ࡛ࡁࡿࠋ ࠝ㹼ࠞ ղᡭࡢ㏆ࡃ࡟ᴦჾࡸ⋵ලࢆᣢࡗ࡚࠸ࡁゐࢀࡉࡏࡿ࡜ࠊ ୧ᡭࢆྜࢃࡏ࡚ࡑࢀࢆᣢࡘࡇ࡜ࡀ࡛ࡁࡿࠋ ࠝ㹼ࠞ ճ㌟యࡢࡑࡤ࡟࠶ࡿᴦჾࡸ⋵ල࡟ᡭࢆఙࡤࡋ࡚ࡘ࠿ ࠝ㹼ࠞ ࡳࠊ᣺ࡗ࡚㡢ࢆฟࡍࡇ࡜ࡀ࡛ࡁࡿࠋ մ㡢ࡀฟࡿࡶࡢࢆ⮬ศ࡛᥈ࡋࠊ⮬⏤࡟ゐࢀ㡢ࢆฟࡍࡇ ࡜ࡀ࡛ࡁࡿࠋ ࠝ㹼ࠞ. .

(22) 藤. 原. 志. 帆・福. 島. さやか. 表10: 「特別支援学校指導内容例 (段階2)」 と 「チェックリスト」 の対応 ․೎ᡰេቇᩞᜰዉౝኈ଀ 㧚ᛂᭉེࠍ૶ߞߡ‫ޔ‬ᜉሶᛂߜ‫ࡓ࠭࡝ޔ‬ㆆ߮߿࡝࠭ࡓวᄼ ࠍߔࠆ‫ޕ‬ԝԞ   ᅢ߈ߥ᱌߿ᦛߥߤߦวࠊߖߡ‫ޔ‬ᛂᭉེ߿็ߊᭉེߥߤߢ ⥄↱Ṷᄼߔࠆ‫ޕ‬Ԝ. ࠴ࠚ࠶ࠢ࡝ࠬ࠻ ԝ⥄↱ߦ⥄ಽߥࠅߩ࡝࠭ࡓߢᛂᭉེࠍᛂߟߎߣ߇ߢ ߈ࠆ‫ޕ‬ ާ㨪ި Ԟᦛࠍ⡬߈ߥ߇ࠄᜉࠍᗵߓ‫ޔ‬ᱜ⏕ߢߪߥ޿߇ᜉሶࠍข ࠆߎߣ߇ߢ߈ࠆ‫ޕ‬ ާ㨪ި Ԝᦛࠍ⡬߈ߥ߇ࠄ‫ޔ‬ᅢ߈ߥᭉེߦ⥄↱ߦ⸅ࠇ㖸ࠍ಴ߔ ߎߣ߇ߢ߈ࠆ‫ޕ‬ ާ㨪ި. 表11: 「特別支援学校指導内容例 (段階3)」 と 「チェックリスト」 の対応 ․೎ᡰេቇᩞᜰዉౝኈ଀ ᢎᏧߩᜉሶᛂߜ߿࡝࠭ࡓᛂߜࠍᮨ୮ߔࠆ‫ޕ‬ԟ   㧚◲නߥ࡝࠭ࡓ⛗⼆߿ᢥሼ⼆ࠍ⷗ߡ‫ޔ‬ᭉེࠍᛂߞߚࠅ‫ޔ‬ ࡝࠭ࡓวᄼߒߚࠅߔࠆ‫ޕ‬ԟ. ࠴ࠚ࠶ࠢ࡝ࠬ࠻ ԟᢎᏧߩ␜ߔᚻᧄࠍ⷗ߡ‫⼆⛗ࡓ࠭࡝ޔ‬㧔⍴޿ߎߣ߫ߩ ࡝࠭ࡓࠍ⛗ߣ㖸╓ߢ␜ߒߚ߽ߩ㧕ߦวࠊߖߡ࡝࠭ࡓᛂ ߜࠍߔࠆߎߣ߇ߢ߈ࠆ‫ޕ‬ ާ㨪ި ԟᢎᏧߩ␜ߔᚻᧄࠍ⷗ߡ‫⼆⛗ࡓ࠭࡝ޔ‬㧔⍴޿ߎߣ߫ߩ ࡝࠭ࡓࠍ⛗ߣ㖸╓ߢ␜ߒߚ߽ߩ㧕ߦวࠊߖߡ࡝࠭ࡓᛂ ߜࠍߔࠆߎߣ߇ߢ߈ࠆ‫ޕ‬ ާ㨪ި ԠᢎᏧߩ␜ߔᚻᧄࠍ⷗ߡ‫ߦࠇߘޔ‬วࠊߖߡ㧞‫ޔ‬㧠ᜉሶ‫ޔ‬ ާ㨪ި 㧟ᜉሶߩ࡝࠭ࡓᄼࠍߔࠆߎߣ߇ߢ߈ࠆ‫ޕ‬. 表12: 「特別支援学校指導内容例 (段階4)」 と 「チェックリスト」 の対応 ≉ูᨭ᥼Ꮫᰯᣦᑟෆᐜ౛ ᭷㡢⛬ࡢᡴᴦჾࡸ➜࡞࡝࡛ࠊ୍ே୍㡢ࡎࡘᢸᙜࡋࠊ㡰࡟ ᡴࡗࡓࡾࠊ᣺ࡗࡓࡾࠊ྿࠸ࡓࡾࡋ࡚ࠊ᪕ᚊࡸ࿴㡢ࡢ୍㒊ࢆ ₇ዌࡍࡿࠋպ  ࣁ࣮ࣔࢽ࢝ࠊ➜ࠊᮌ⍆ࠊ㕲⍆ࠊ࢜ࣝ࢞ࣥࠊ࢔ࢥ࣮ࢹ࢕࢜ ࣥࠊࣆ࢔ࣀ࡞࡝ࢆ౑ࡗ࡚⊂ዌࡸྜዌࢆࡍࡿࠋջ ᙉᙅࠊ࢔ࢡࢭࣥࢺ࡞࡝ࢆព㆑ࡋࡓࡾࠊຊࢆࢥࣥࢺ࣮ࣟࣝ ࡋࡓࡾࡋ࡚ࠊ཭㐩࡜༠ຊࡋ࡚ྜዌࡍࡿࠋպ  . 3) 「〈平成年改訂〉保育所保育指針」 との対応 「特別支援学校指導内容例」 と 「〈平成年改訂〉 保育所保育指針」 (以下 「保育所保育指針」 とする) の対応に関する分析結果を、 表に示した。 表にお ける括弧を付していない2桁の数字は、 「特別支援学 校指導内容例」 の項目番号を示している。 その後に、 その項目に対応する 「保育所保育指針」 の項目が含ま. ࢳ࢙ࢵࢡࣜࢫࢺ պ᭤ࡢ㏿ࡉࠊᙉᙅ࡟Ẽࢆ௜ࡅ࡚ᡴᴦჾࢆᡴࡘࡇ࡜ࡀ࡛ ࡁࡿࠋ ࠝ㹼ࠞ ջᡴᴦჾࡸ᪕ᚊᴦჾ࡛ᩧዌࠊศᢸዌࠊྜዌࢆࡍࡿࡇ࡜ ࡀ࡛ࡁࡿࠋࠝ㹼ࠞ ջᡴᴦჾࡸ᪕ᚊᴦჾ࡛ᩧዌࠊศᢸዌࠊྜዌࢆࡍࡿࡇ࡜ ࡀ࡛ࡁࡿࠋࠝ㹼ࠞ պ᭤ࡢ㏿ࡉࠊᙉᙅ࡟Ẽࢆ௜ࡅ࡚ᡴᴦჾࢆᡴࡘࡇ࡜ࡀ࡛ ࡁࡿࠋ ࠝ㹼ࠞ ջᡴᴦჾࡸ᪕ᚊᴦჾ࡛ᩧዌࠊศᢸዌࠊྜዌࢆࡍࡿࡇ࡜ ࡀ࡛ࡁࡿࠋࠝ㹼ࠞ 表13: 「保育所保育指針」 との対応 Ბ㓏    ߆᦬ᧂḩఽ ߩ଻⢒ߩౝኈ  ౝኈ㧔㧕     ߆᦬߆ ࠄ  ᱦ  ߆᦬ᧂḩ ఽߩ଻⢒ߩౝኈ ౝኈ㧔㧕. Ბ㓏   ᱦ  ߆᦬߆ࠄ  ᱦᧂḩఽߩ଻⢒ ߩ ౝ ኈ   ౝ ኈ 㧔㧕. Ბ㓏   ᱦఽߩ଻⢒ߩ ౝኈ ౝኈ㧔㧕   ᱦఽߩ଻⢒ߩ ౝኈ ౝኈ‫⴫ޟ‬ ⃻‫ޠ‬ 㧔㧕  ‫ ޔޔ‬ᱦ ఽߩ଻⢒ߩౝኈ ౝኈ‫ޠ⃻⴫ޟ‬ 㧔㧕. れる箇所を示している。 分析結果の詳細は、 表からに示した。 表の下線 を付した部分が、 両者の対応を判断した記述である。. 「特別支援学校指導内容例」 の 「段階1」 には、 「保育所保育指針」 の6か月未満児から1歳3か月未 満児の保育の内容に対応する内容が含まれていた。 ま た 「特別支援学校指導内容例」 の 「段階2」 には、 「保 育所保育指針」 の1歳3か月から2歳未満児の保育の. .

(23) 特別支援学校と小中学校等の音楽科教育課程の関係性. 内容に対応する内容が含まれていた。 さらに 「特別支 援学校指導内容例」 の 「段階3」 には、 「保育所保育 指針」 の2、 3、 4、 5、 6歳児の保育の内容に対応 する内容が含まれていた。 表14: 「特別支援学校指導内容例 (段階1)」 と 「保育所保育指針」 の対応 ․೎ᡰេቇᩞᜰዉౝኈ଀  ᭉེࠍ⷗ߚࠅ⸅ߞߚࠅ ߒߡᒻ߿㖸⦡‫ޔ‬ᝄേߥߤࠍᭉ ߒ߻‫ޕ‬. ଻⢒ᚲ଻⢒ᜰ㊎ 㧔㧕ఝߒߊ⸒⪲ࠍ߆ߌߡ ߽ࠄ޿ߥ߇ࠄ‫ޔ‬⡞޿ߚࠅ‫ޔ‬ ⷗ߚࠅ‫⃉ࠆ߈ߢࠅߚߞ⸅ޔ‬ ౕߥߤߢㆆ߮ࠍᭉߒ߻‫ޕ‬㧔 ߆᦬ᧂḩఽߩ଻⢒ߩౝኈ ౝኈ㧕 ㋈‫ޔࠬࠞ࡜ࡑޔ‬㡆ሶ‫ ࡂޔ‬㧔㧕଻⢒჻ߦ⷗቞ࠄࠇߡ‫ޔ‬ ࡦ࠼ࡌ࡞‫ߩߤߥࠄ߇ࠄ߇ޔ‬ᝄ ⃉ౕ߿りߩ࿁ࠅߩ߽ߩߢ৻ ࠆᭉེߢ㖸ࠍ㡆ࠄߒߡᭉߒ߻‫ੱ ޕ‬ㆆ߮ࠍචಽߦᭉߒ߻‫ޕ‬㧔 ࠝ࡯࠻ࡂ࡯ࡊ߿ࠡ࠲࡯ ߆᦬߆ࠄ  ᱦ  ߆᦬ᧂḩఽ ߥߤߩᒏᭉེߦⷫߒߺ‫ޔ‬ᒏࠍ ߩ଻⢒ߩౝኈ ౝኈ㧕 ߪߓ޿ߚࠅߒߡᭉߒ߻‫ޕ‬  ࠷࡝࡯࠴ࡖࠗࡓ߿ࠞࡃ ࠨߥߤࠍߎߔߞߚࠅ‫ߒࠄំޔ‬ ߚࠅ‫ߢࠎ߆ߟޔ‬㔌ߒߚࠅߒߡ‫ޔ‬ 㖸ࠍ಴ߒߡᭉߒ߻‫ޕ‬  ࠦࡦࠟ‫ޔࠧࡦࡏޔ‬ᄢᄥ㥏‫ޔ‬ ዊᄥ㥏‫ޔ࡯࠾ࡄࡦࠖ࠹ޔ‬๺ᄥ 㥏‫ࠍߤߥࡓ࡜࠼ޔ࡞ࡃࡦࠪޔ‬ ᚻ߿ࡃ࠴ߢ⥄↱ߦᛂߞߚࠅߔ ࠆ‫ޕ‬ ࠲ࡦࡉ࡝ࡦ‫ࡠࡉ࠼࠶࠙ޔ‬ ࠶ࠢ‫ࠗ࡜࠻ޔ࠻࠶ࡀ࠲ࠬࠞޔ‬ ࠕࡦࠣ࡞‫ޔ‬ਔ㕙ᒛࠅᨩઃ߈ᄥ 㥏‫ࡖ࠴ޔࡊ࠶࡜ࠬ࡜ࡉࠖࡧޔ‬ ࠶ࡄߥߤࠍ⥄↱ߦ㡆ࠄߒߡᭉ ߒ߻‫ޕ‬ ᳓╍‫ߩߤߥ╍߁ߎߞ߆ޔ‬ ᡆ㖸╍߿ࠝࠞ࡝࠽‫ࡐ࡯ࡘࡈޔ‬ ࡦ‫ޕߊ็ߦ↱⥄ࠍߤߥ࡯࠭ࠞޔ‬  ޿ࠈ޿ࠈߥᛂᭉེࠍᢎ 㧔㧕଻⢒჻ߦ⷗቞ࠄࠇߡ‫ޔ‬ Ꮷߣ৻✜ߦ‫ޔ‬ਔᚻᛂߜ‫ ޔ‬ᚻ ⃉ౕ߿りߩ࿁ࠅߩ߽ߩߢ৻ ᛂߜ‫ޔ‬੤੕ᛂߜߥߤߢᚻ߿ࡃ ੱㆆ߮ࠍචಽߦᭉߒ߻‫ޕ‬㧔 ࠴ࠍ૶ߞߡᭉߒ߻‫ޕ‬ ߆᦬߆ࠄ  ᱦ  ߆᦬ᧂḩఽ ߩ଻⢒ߩౝኈ ౝኈ㧕. 表16: 「特別支援学校指導内容例 (段階3)」 と 「保育所保育指針」 の対応. . ≉ูᨭ᥼Ꮫᰯᣦᑟෆᐜ౛. ಖ⫱ᡤಖ⫱ᣦ㔪. ⡆༢࡞ࣜࢬ࣒⤮㆕ࡸ ᩥᏐ㆕ࢆぢ࡚ࠊᴦჾࢆᡴࡗ ࡓࡾࣜࢬ࣒ྜዌࡋࡓࡾࡍ ࡿࠋ. 㸦㸧㡢ᴦ࡟ぶࡋࡳࠊ⪺࠸ࡓࡾࠊ ḷࡗࡓࡾࠊయࢆື࠿ࡋࡓࡾࠊ ⡆༢࡞ࣜࢬ࣒ᴦჾࢆ㬆ࡽࡋࡓ ࡾࡋ࡚ᴦࡋࡴࠋ㸦 ṓඣࡢಖ⫱ ࡢෆᐜ   ෆᐜ ࠕ⾲⌧ࠖ㸧. ᭷㡢⛬ࡢᡴᴦჾ㸦ࢧ࢘ ࣥࢻࣈࣟࢵࢡࠊࣁࣥࢻ࣋ࣝࠊ ࢺ࣮ࣥࢳࣕ࢖࣒ࠊ࣮ࣜࢻ௜ ࡁ➜࡞࡝㸧ࢆ౑ࡗ࡚᭤ࡸ᪕ ᚊࡢ୍㒊ࢆ₇ዌࡍࡿࠋ ᪕ᚊᴦჾ㸦ࣁ࣮ࣔࢽ ࢝ࠊ➜ࠊᮌ⍆ࠊ࢜ࣝ࢞ࣥࠊ 㘽┙ࣁ࣮ࣔࢽ࢝ࠊ࢔ࢥ࣮ࢹ ࢕࢜ࣥ࡞࡝㸧࡟ぶࡋࡳࠊ⡆ ༢࡞ࡉࡄࡾ྿ࡁࡸࡉࡄࡾᙎ ࡁࢆࡍࡿࠋ     . 㸦㸧཭㐩࡜୍⥴࡟㡢ᴦࢆ⫈࠸ ࡓࡾࠊḷࡗࡓࡾࠊయࢆື࠿ࡋ ࡓࡾࠊᴦჾࢆ㬆ࡽࡋࡓࡾࡋ࡚ ᴦࡋࡴࠋ 㸦 ṓඣࡢಖ⫱ࡢෆᐜ  ෆᐜ ࠕ⾲⌧ࠖ㸧 㸦㸧㡢ᴦ࡟ぶࡋࡳࠊࡳࢇ࡞࡜ ୍⥴࡟⫈࠸ࡓࡾࠊḷࡗࡓࡾࠊ ㋀ࡗࡓࡾࠊᴦჾࢆᙎ࠸ࡓࡾࡋ ࡚ࠊ㡢Ⰽࡢ⨾ࡋࡉࡸࣜࢬ࣒ࡢ ᴦࡋࡉࢆ࿡ࢃ࠺ࠋ 㸦 ṓඣࡢ ಖ⫱ࡢෆᐜ  ෆᐜࠕ⾲⌧ࠖ㸧 㸦㸧㡢ᴦ࡟ぶࡋࡳࠊࡳࢇ࡞࡜ ୍⥴࡟⫈࠸ࡓࡾࠊḷࡗࡓࡾࠊ ㋀ࡗࡓࡾࠊᴦჾࢆᙎ࠸ࡓࡾࡋ ࡚ࠊ㡢Ⰽࡸࣜࢬ࣒ࡢᴦࡋࡉࢆ ࿡ࢃ࠺ࠋ㸦 ṓඣࡢಖ⫱ࡢෆᐜ  ෆᐜࠕ⾲⌧ࠖ㸧  . &'ࠊ0' ࡢ㡢ᴦ࡞࡝࡟ྜ ࢃࡏ࡚ࠊᶍᨃᴦჾࢆ౑ࡗ࡚ ㌟య⾲⌧ࢆࡍࡿࠋ. 㸦㸧ಖ⫱ኈ࡜୍⥴࡟ḷࡗࡓ. . . ࡾ⡆༢࡞ᡭ㐟ࡧࢆࡋࡓࡾࠊࣜ ࢬ࣒࡟ྜࢃࡏ࡚ࠊయࢆື࠿ࡋ ࡓࡾࡋ࡚㐟ࡪࠋ㸦 ṓඣࡢಖ⫱. . ࡢෆᐜ ෆᐜ㸧. 4) 「小学校学習指導要領」 との対応 「特別支援学校指導内容例」 と 「小学校学習指導要 領」 の対応に関する分析結果を、 表に示した。 表 における2桁の数字は、 「特別支援学校指導内容例」 の項目番号を示している。 その後に、 その項目に対応 する 「小学校学習指導要領」 の項目が含まれる箇所を 示している。 分析結果の詳細は、 表からに示している。 下線. 表15: 「特別支援学校指導内容例 (段階2)」 と 「保育所保育指針」 の対応. . ≉ูᨭ᥼Ꮫᰯᣦᑟෆᐜ౛. ಖ⫱ᡤಖ⫱ᣦ㔪. ᡴᴦჾࢆ౑ࡗ࡚ࠊᢿᏊ. 

(24) ಖ⫱ኈ࡜୍⥴࡟ḷࡗࡓࡾ. ᡴࡕࠊࣜࢬ࣒㐟ࡧࡸࣜࢬ࣒. ⡆༢࡞ᡭ㐟ࡧࢆࡋࡓࡾࠊࡲࡓࠊ. ྜዌࢆࡍࡿࠋ. యࢆື࠿ࡋࡓࡾࡋ࡚㐟ࡪࠋ㸦. . ṓ  ࠿᭶࠿ࡽ  ṓᮍ‶ඣࡢಖ. . ⫱ࡢෆᐜ ෆᐜ㸧. の表記は、 表からと同様である。 表17: 「小学校学習指導要領」 との対応 Ბ㓏  ૐቇᐕౝ ኈ #⴫⃻㧔㧕ࠕ . Ბ㓏  . Ბ㓏  . ਛቇᐕ ౝ  ኈ #⴫⃻㧔㧕ࠗ   㜞ቇᐕ ౝ ኈ #⴫⃻㧔㧕࠙  ૐቇᐕ    ౝኈ #⴫⃻㧔㧕 ࠛ. .

(25) 藤. 原. 志. 帆・福. 島. さやか. 表20: 「特別支援学校指導内容例 (段階6)」 と 「小学校学習指導要領」 の対応. 「特別支援学校指導内容例」 の 「段階4」 には、 「小学校学習指導要領」 低学年に対応する内容が含ま. ≉ูᨭ᥼Ꮫᰯᣦᑟෆᐜ౛. れていた。 また 「特別支援学校指導内容例」 の「段階 5」 には、 「小学校学習指導要領」 中学年に対応する 内容が含まれていた。 さらに 「特別支援学校指導内容. ᑠᏛᰯᏛ⩦ᣦᑟせ㡿. ᡴᴦჾࠊ᪕ᚊᴦჾࠊ. ࢘ᴦჾࡢ≉ᚩࢆ⏕࠿ࡋ࡚᪕ᚊ. ᘻᴦჾࠊ㟁Ꮚᴦჾ࡞࡝࡛. ᴦჾཬࡧᡴᴦჾࢆ₇ዌࡍࡿࡇ࡜ࠋ. ዲࡁ࡞ᴦჾࢆ㑅ࡧࠊዌἲ. 㸦㧗Ꮫᖺෆᐜ$⾲⌧㸦 㧕. ࢆᕤኵࡋࠊ⊂ዌࡋࡓࡾ‫ޔ‬. . 例」 の「段階6」 には、 「小学校学習指導要領」 高学年. วዌࡋࡓࡾࡍࡿࠋ. に対応する内容が含まれていた。 表18: 「特別支援学校指導内容例 (段階4)」 と 「小学校学習指導要領」 の対応. . 4. 特別支援学校 (知的障害教育) と小中学. . ․೎ᡰេቇᩞᜰዉౝኈ଀. 校等の音楽科教育課程の関係性. ዊቇᩞቇ⠌ᜰዉⷐ㗔. ⛗⼆߿ᢥሼ⼆ࠍ⷗ߚࠅ‫▸ ࠕ ޔ‬ᄼࠍ⡬޿ߚࠅ㧘࡝࠭ ߐߋࠅᒢ߈ࠍߒߚࠅߒߡ‫ᦛޔ‬. ࡓ⼆ߥߤࠍ⷗ߚࠅߒߡṶᄼ. ߩ৻ㇱ߿◲නߥᦛࠍṶᄼߔ. ߔࠆߎߣ‫ޕ‬㧔ૐቇᐕ ౝ. ࠆ‫ޕ‬. ኈ # ⴫⃻㧔㧕㧕. 障害教育) 音楽科器楽領域の指導内容は、 表に示す. ᦭㖸⒟ߩᛂᭉེ߿╍ߥ. ࠛ ੕޿ߩᭉེߩ㖸߿઻ᄼ. ような発達段階に対応していることが推定できる。. ߤߢ‫৻ੱ৻ޔ‬㖸ߕߟᜂᒰߒ‫ޔ‬. ࠍ⡬޿ߡ㧘㖸ࠍวࠊߖߡṶ. 㗅ߦᛂߞߚࠅ‫ޔ‬ᝄߞߚࠅ‫็ޔ‬. ᄼߔࠆߎߣ‫ޕ‬ 㧔ૐቇᐕ ౝ. ޿ߚࠅߒߡ‫ޔ‬ᣓᓞ߿๺㖸ߩ৻. ኈ # ⴫⃻㧔㧕㧕. . 以上の分析結果をまとめると、 特別支援学校 (知的. . このことから、 発達段階に焦点を当てた場合、 特別 支援学校 (知的障害教育) 音楽科器楽領域の指導内容 は、 小学部が主として幼稚園・保育所の 「表現」 等の. ㇱࠍṶᄼߔࠆ‫ޕ‬ . 内容を、 中学部・高等部が主として小学校 「音楽科」. ᒝᒙ‫ࠍߤߥ࠻ࡦ࠮ࠢࠕޔ‬. の内容を含んでいると考えられた。. ᗧ⼂ߒߚࠅ‫ޔ‬ജࠍࠦࡦ࠻ࡠ࡯ ࡞ߒߚࠅߒߡ‫ޔ‬෹㆐ߣදജߒ. また、 発達的な視点をもって特別支援学校 (知的障. ߡวᄼߔࠆ‫ޕ‬. 害教育) と小中学校等の音楽科教育課程の関係性を整. 表19: 「特別支援学校指導内容例 (段階5)」 と 「小学校学習指導要領」 の対応. 理することで、 発達段階の大きく異なる子どもが含ま れる音楽科の授業 (「交流及び共同学習」) において、. . ․೎ᡰេቇᩞᜰዉౝኈ଀. ዊቇᩞቇ⠌ᜰዉⷐ㗔. ᦛᗐࠍᗵߓขࠅ‫ޔ‬Ṷ. ࠗ ᦛᗐߦ߰ߐࠊߒ޿⴫⃻ࠍᎿ. ᄼߩ઀ᣇࠍᎿᄦߔࠆ‫ޕ‬. ᄦߒ㧘ᕁ޿߿ᗧ࿑ࠍ߽ߞߡṶᄼ. 学習の共有化を叶える指導内容の設定について、 手が. ߔࠆߎߣ‫ޕ‬ 㧔ਛቇᐕ ౝኈ#. かりを得ることができるのではないかと考えられた。. . 各児の能力に即した学習内容へのアクセスと全員での. . ⴫⃻㧔㧕㧕. もちろん、 障害のある子どもの指導にあたっては、 発. 表21:特別支援学校 (知的障害教育) 音楽科における発達段階の設定. 㡢ᴦ⒪ἲࡢ 㓄៖Ⅼ ࢳ࢙ࢵࢡࣜ ࢫࢺ ᗂ⛶ᅬᩍ⫱ せ㡿࣭ಖ⫱ ᡤಖ⫱ᣦ㔪 ᑠᏛᰯᏛ⩦ ᣦᑟせ㡿 Ⓨ㐩ẁ㝵ࡢ タᐃ. . ẁ㝵㸯 ᑠᏛ㒊㸯ẁ㝵 Ϩ㸦ឤぬ㸧 ϩ㸦▱ぬ㸧 ձ㸦㸫㸧  ղ㸦㸫㸧  ճ㸦㸫㸧  մ 㸦㸫㸧 . ẁ㝵㸰 ᑠᏛ㒊㸰ẁ㝵 ϩ㸦▱ぬ㸧 Ϫ㸦㇟ᚩ㸧. ẁ㝵㸱 ᑠᏛ㒊㸱ẁ㝵. ẁ㝵㸲 ୰Ꮫ㒊. ϫ㸦ᴫᛕ㸧. ϫ㸦ᴫᛕ㸧. յ㸦㸫㸧 ո 㸦㸫㸧 պ 㸦㸫㸧 ն 㸦㸫㸧 չ 㸦㸫㸧 ջ 㸦㸫㸧 շ 㸦㸫㸧. ẁ㝵㸳 㧗➼㒊㸯ẁ㝵. ẁ㝵㸴 㧗➼㒊㸰ẁ㝵. . . 㸫. 㸫. 㸫. . . . . . . పᏛᖺ. ୰Ꮫᖺ. 㧗Ꮫᖺ. 㸫. 㸫. 㸫. 㸫. 㸫. 㸫.

(26) 特別支援学校と小中学校等の音楽科教育課程の関係性. 達段階のみではなく、 生活年齢、 障害特性、 興味・関 心など様々な状況から多面的総合的に本人の教育的ニー ズを把握する必要がある。. おわりに 本稿では、 発達段階に焦点を当てて器楽領域の指導 内容を分析し、 特別支援学校 (知的障害教育) と小中 学校等の音楽科教育課程の関係性について考察した。 今後は、 音楽的発達に関する見解を広範囲に検討した 上で、 他領域の指導内容についても分析を進めたいと 考えている。 今回の分析では、 特別支援学校 (知的障害教育) 音 楽科と幼稚園・保育所の 「表現」 等、 小学校音楽科の 指導内容について、 発達段階に焦点を当てて対応する 部分のみをとりあげた。 しかし、 知的障害教育の教育 課程には、 発達年齢上の課題と生活年齢上の課題の両 方を達成するために、 通常では教科の範疇に収まらな いと考えられる内容 (機能的生活スキル) も含まれて いる)。 また、 幼稚園・保育所等で扱われる領域 「表 現」 は、 教科としての 「音楽科」 と異なる特質をもっ ている。 今後は、 指導内容について相違点もとりあげ、 各々の教育課程の独自性を踏まえた上で、 特別支援学 校 (知的障害教育) と小中学校等の音楽科教育課程の 関係性を明らかにする必要があると考えている。 そして、 実践的検証を重ねながら、 障害のある子ど もと障害のない子どもの音楽科学習の共有化を促す具 体的な方策について検討していく予定である。. 付記 本研究は、 科学研究費補助金 (課題番号) の助成を受けて行い、 日本音楽教育学会第回大会に おける発表をまとめたものである。. 注および引用 1) 文部科学省 (  ) 「共生社会の形成に向けたインクルー シブ教育システム構築のための特別支援教育の推進 (報 告)」.

(27)      

(28)  .   .  .  .  !!.  (  年1月 日閲覧) 2) 文部科学省 ( ) 特別支援学校学習指導要領解説総 則等編 (幼稚部・小学部・中学部) 教育出版. 3) 遠藤恵美子・佐藤愼二 (  ) 「小学校における交流及 び共同学習の現状と課題−A市の通常学級担任と特別支 援学級担任への質問紙調査を通して−」 植草学園短期大 学研究紀要 ,

(29)

(30)  " !. ほか。 4) 特別支援教育総合研究所が 年から 年に行った 調査では、 音楽科における 「交流及び共同学習」 の実施 率は# %であった。 5) 文部科学省 ( ) 前掲書

(31)

(32)   − ほか。 6) 特別支援教育総合研究所 ( #) プロジェクト研究成 果報告書 「交流及び共同学習」 の推進に関する実際的研 究

(33)   7) 東京都教育庁指導部義務教育特別支援教育課が作成し たものであるが、 全国的に多くの学校が参考にしている。 全国特別支援学校知的障害教育研究会編著 知的障害教 育における学習評価の方法と実際 ジアース教育新社な どに掲載されている。 8) 宇佐川浩 ( ) 感覚と運動の高次化からみた子ども 理解 学苑社,

(34)

(35)  ##" # 9) 宇佐川浩 ( ) 感覚と運動の高次化による発達臨床 の実際 学苑社,

(36)  ! ) 與座亜希子ほか ( !) 「音楽を活用した子どもの発達 と評価に関する方法論的研究:アセスメントツールと実 践ツールの開発」 琉球大学教育学部障害児教育実践セン ター紀要 7,

(37)

(38)  " # ) 大城典子ほか (  ) 「子どもの音楽における発達と評 価に関する研究−教育実践現場における活用をめざして−」 琉球大学教育学部発達支援センター紀要 3,

(39)

(40)  "   ) 厚生労働省 ( ) 保育所保育指針 フレーベル館 ) 民秋言 (  ) 幼稚園教育要領・保育所保育指針の成 立と変遷 萌文書林では、 今次の改訂で保育指針は大き く変化し、 制度的、 形式的に変更部分は多くあったが、 基本的にとくに発達論、 保育内容論についてはほとんど 変化していないとの見解が示されている。 ) 文部科学省 ( ) 小学校学習指導要領平成 年3月 告示 東京書籍 ) 米田宏樹 ( ) ∼ 年度科学研究費補助金研 究成果報告書 「特別支援教育におけるインクルーシブ・ カリキュラム開発のための歴史的研究」.

(41) .        

(42) 

(43) $%              

(44) $%( 年1月日閲覧). .

(45)

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